JP2021107750A - 換気装置 - Google Patents

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Shinji Kanesaka
真至 金坂
澄夫 蜂谷
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澄夫 蜂谷
一弘 横山
Kazuhiro Yokoyama
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利和 木多
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利和 木多
博通 岡崎
Hiromichi Okazaki
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Yuji Fujimoto
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和也 鋸本
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Koji Yamamoto
耕司 山本
和夫 西崎
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和夫 西崎
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久弥 藤井
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誠 福武
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Abstract

【課題】筐体内の減圧を回避しつつフィルタの目詰まりを解消し、さらにフィルタでは除去しきれない微小な塵埃を除去できる換気装置を提供する。【解決手段】換気装置1は、一端部が筐体101Aの外部で開口し、他端部が筐体101Aの内部で開口し、内部を通じて筐体101Aの外部と内部とを連通するダクト2と、ダクト2内に設置されるフィルタ10と、フィルタ10よりも他端部側に設置され正回転及び逆回転可能なファン11と、ファン11よりも他端部側に設置され、ファン11から供給された外気をダクト2の内周面に沿って周回させつつ他端部側に供給する渦流発生装置20と、渦流発生装置20よりも他端部側に配置され、開閉可能なシャッタ40と、を備え、ダクト2には、渦流発生装置20の外周側又は渦流発生装置20とシャッタ40との間で、開口してダクト2の内部と外部とを連通する塵埃放出口35が備えられている。【選択図】図3

Description

本発明は、換気装置に関する。
スイッチギヤは、主回路用機器(遮断器・断路器・主母線など)および保護制御装置を直方体の金属ボックス内に収容する単数又は複数の金属製の筐体と、を備える。筐体は、電気機器に塵埃が付着して絶縁性が低下する、ということを回避するためのものである。また、スイッチギヤは、換気装置を備える。これにより、外気を筐体の内部に供給し、電気機器を冷却している。
特許文献1の換気装置は、筐体の内部と外部とを連通するダクトと、外気を筐体の内部に供給するファンと、ダクトの内部に設置されたフィルタと、を備える。フィルタは、筐体の内部に塵埃が侵入することを防止している。一方で、フィルタが目詰まりを起こすと、筐体の内部に供給する外気の量が低減する。よって、特許文献1の換気装置は、ファンを逆回転させてフィルタに空気を供給し、フィルタに詰まった塵埃を除去している。
特開昭58−006228号公報
ファンが逆回転すると、筐体の内部が減圧する。よって、筐体の扉などの隙間から塵埃が侵入し、電気機器の絶縁性が低下する可能性がある。また、筐体の内部に供給される外気には、フィルタでは除去しきれない微小な塵埃が含まれる。よって、この微小な塵埃を除去したい、という要望がある。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたもので、筐体の内部の減圧を回避しつつフィルタの目詰まりを解消し、さらにフィルタでは除去しきれない微小な塵埃を除去できる換気装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様に係る換気装置は、一端部が筐体の外部で開口し、他端部が前記筐体の内部で開口し、内部を通じて前記筐体の外部と内部とを連通するダクトと、前記ダクトの内部に設置されるフィルタと、前記ダクトの内部であって前記フィルタよりも前記他端部側に設置され、正回転及び逆回転可能なファンと、前記ダクトの内部であって前記ファンよりも前記他端部側に設置され、前記ファンから供給された外気を前記ダクトの内周面に沿って周回させつつ前記他端部側に供給する渦流発生装置と、前記ダクトの内部であって前記渦流発生装置よりも前記他端部側に配置され、開閉可能なシャッタと、を備え、前記ダクトには、前記渦流発生装置の外周側で又は前記渦流発生装置と前記シャッタとの間で、開口して前記ダクトの内部と外部とを連通する塵埃放出口が形成されている。
シャッタが閉じた場合、ファンが逆回転しても筐体の内部が減圧しない。また、ファンの逆回転により、塵埃放出口からダクト内に外気が入り込み、その外気がフィルタに供給される。よって、フィルタの目詰まりが解消する。一方で、シャッタが開き、かつファンが正回転した場合、フィルタを通過した外気は、渦流発生装置によりダクトの内周面に沿って周回しつつ筐体の内部に供給される。また、ダクトの内周面に沿って周回する外気の一部は、塵埃放出口を介してダクト外に排出される。ここで、ダクトの内周面に沿って周回する外気には、遠心力が作用しており、空気よりも質量が大きい塵埃は外周側に移動する。この結果、塵埃放出口から排出される外気には、多くの微小な塵埃が含まれる。以上から、フィルタで除去しきれない微小な塵埃は、塵埃放出口から排出され、筐体の内部に流入する微小な塵埃が低減する。
一態様に係る換気装置の望ましい態様として、前記ダクトの内部には、前記渦流発生装置の外周側で又は前記渦流発生装置と前記シャッタとの間で、径方向外側に延出する環状空間が設けられ、前記塵埃放出口は、前記環状空間の外周側に位置し、前記環状空間内には、前記環状空間を内周側と外周側とに仕切るとともに、内周側と外周側とを連通する複数の孔が設けられた円筒部品が配置されている。これにより、塵埃放出口からダクトの内部に入り込んだ外気は、円筒部品の孔を通過しないと、ダクトのさらに内周側に移動できない。よって、塵埃放出口を介して入り込んだ塵埃が筐体の方に移動する可能性が低い。
一態様に係る換気装置の望ましい態様として、前記円筒部品の内周側に設置され、前記円筒部品の内周面に沿って周方向に流れる空気を前記円筒部品の孔を通じて前記円筒部品の外周側に案内する集塵プレートを備える。これによれば、円筒部品の内周面を周回する粉塵の多くが、円筒部品の孔に流入して塵埃放出口から排出される。よって、筐体に供給される外気には、微小な塵埃が含まれ難くなり、電気機器の絶縁性の低下を抑制できる。
一態様に係る換気装置の望ましい態様として、前記ファンと前記シャッタとの動作を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記シャッタを閉じ、前記ファンを逆回転させる。これにより、フィルタの目詰まりが解消されるとともに、筐体内の減圧が回避される。
一態様に係る換気装置の望ましい態様として、前記筐体の内部の温度を検出し、検出結果を前記制御部に送信するセンサを備え、前記制御部は、前記センサからの信号を受けて前記筐体の内部が所定温度を超えたと判断した場合、前記シャッタを開き、前記ファンを正回転させる。これにより、筐体の内部に外気が供給され、電気機器が冷却される。
一態様に係る換気装置の望ましい態様として、前記制御部は、前記センサからの信号を受けて前記筐体の内部が所定温度未満と判断した場合、前記シャッタを閉じ、前記ファンの回転を停止させる。これにより、筐体の内部の冷却が必要な場合に限り、外気が筐体の内部に供給される。よって、外気を継続して供給した場合よりも筐体の内部に流入する塵埃が低減し、電気機器の絶縁性の低下を抑制できる。
本開示の換気装置は、筐体の内部の減圧を回避しつつフィルタの目詰まりを解消できる。また、本開示の換気装置は、フィルタで除去しきれない微小な塵埃を除去することができる。
図1は、実施形態1のスイッチギヤを斜視した斜視図である。 図2は、図1のII−II線で切った断面図である。 図3は、図2の換気装置を拡大した拡大図である。 図4は、図3のIV−IV線の矢視断面図である。 図5は、ダクト及び環状部材の一部を抽出して斜視した斜視図である。 図6は、筐体内の温度が所定温度未満の場合における換気装置の動作例を示す断面図である。 図7は、筐体内の温度が所定温度を超えた場合における換気装置の動作例を示す断面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線の矢視断面図である。 図9は、フィルタを掃除する場合の換気装置の動作例を示す断面図である。 図10は、実施形態2の換気装置の拡大図である。 図11は、変形例1のスイッチギヤの断面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、実施形態1のスイッチギヤを正面から視た斜視図である。図2は、図1のII−II線で切った断面図である。図3は、図2の換気装置の拡大図である。図4は、図3のIV−IV線の矢視断面図である。図5は、ダクト及び環状部材の一部を抽出して斜視した斜視図である。
図1に示すように、スイッチギヤ100は、図示しない電気機器と、2つの筐体101A、101Bと、各筐体101A、101Bに設けられた換気装置1(図2参照)と、を備える。電気機器は、母線・遮断器・PT・CTおよび保護継電器等の電気を送るために必要な設備を全て配置された構造の配電盤などが含まれる。
2つの筐体101A、101Bは同じ形状をしているため、筐体101Aの方を例に挙げて説明し、筐体101Bの説明を省略する。筐体101Aは、直方体状の箱型に形成されている。よって、図2に示すように、筐体101Aは、底壁102aと、底壁102aの上方に配置される4つの周壁102b、102c、102d、102e(図1参照)と、周壁102b、102c、102d、102eの上方に配置された天壁102fと、を備える。
説明の都合上、対向する周壁102bと周壁102dとが配置される方向を前後方向と称する。また、筐体101Aの内部から視て、周壁102bが配置される方向を前方と称し、周壁102dが配置される方向を後方と称する。周壁102bの中央部には、中央孔103aが形成されている。周壁102bには、中央孔103aを閉塞する扉103bが設けられている。そして、扉103bを前方(図2の矢印Fを参照)に引くことで、中央孔103aが開放される。同様に、周壁102dの中央部には、中央孔103cが形成されている。周壁102dには、中央孔103cを閉塞する扉103dが設けられている。そして、扉103dを後方(図2の矢印Rを参照)に引くことで、中央孔103cが開放される。さらに、扉103dの下部には、換気装置1が取り付けられている。なお、扉103dの下部であって換気装置1が取り付けられる部位には、開口部104が形成されている。
天壁102fの前部は、周壁102bよりも前方に突出している。天壁102fの前部は、周壁102bと連続していない。よって、天壁102fの前部には、下方に向かって開口する排出口105が形成されている。これにより、筐体101Aの内部の気圧が上がると、筐体101の内部の空気は、排出口105を通過して筐体101Aの外部に排出する。
換気装置1は、周壁102dに固定されたダクト2と、フィルタ10と、ファン11と、渦流発生装置20と、環状部材30と、シャッタ40と、センサ50と、制御部60と、を備える。また、ダクト2には、塵埃放出口35が形成されている。
図3に示すように、ダクト2は、前後方向に延在する筒状の部品である。言い換えると、ダクト2は、後端部で開口する第1開口部7と、前端部で開口する第2開口部8と、が内部空間と介して連通する部品である。ダクト2の第2開口部8は、周壁102dの開口部104と連続している。これにより、筐体101Aの内部は、ダクト2を通じて筐体101Aの外部と連通する。
ダクト2は、外形が異なる部品を前後方向につなぎ合わせて形成されている。言い換えると、ダクト2は、後方から前方に向かって順に、円筒状の第1円筒部2aと、環状の第1段差壁2bと、円筒状の第2円筒部2cと、環状の第2段差壁2dと、円筒状の第3円筒部2eと、を備える。第1円筒部2aと第1段差壁2bと第2円筒部2cと第2段差壁2dと第3円筒部2eとのそれぞれの外形は、モータ13の出力軸の中心線Oを中心として円形に形成されている。第3円筒部2eは、第1円筒部2aよりも大径に形成されている。また、第2円筒部2cは、第1円筒部2a及び第3円筒部2eよりも大径に形成されている。よって、第2円筒部2cの内周側には、第1段差壁2bと第2段差壁2dとにより前後方向から挟まれるとともに、第3円筒部2eよりも径方向外側に延出した環状の環状空間4が形成されている。
フィルタ10は、線材が格子状に配列する部品であり、所定の大きさを超える固体が通過することが防止される。フィルタ10は、ダクト2の第1開口部7に設置される。つまり、フィルタ10は、ダクト2の第1円筒部2aの内部であって最後部に配置される。
ファン11は、複数の羽根を有する羽根車12と、モータ13と、を備える。モータ13は、第1円筒部2aの内周面から突出する複数の脚部15に支持されている。これにより、ファン11は、ダクト2の第1円筒部2aの内部であって、フィルタ10よりも第2開口部8側に配置されている。また、モータ13の出力軸は、中心線Oの右回り及び左回りの両方向に回転できる。つまり、ファン11は、モータ13の出力軸を正回転させて、ダクト2の第1開口部7から第1円筒部2aの内部に外気を吸い込むことができる。さらに、ファン11は、モータ13の出力軸を逆回転させて、第2円筒部2c内の空気をダクト2の第1開口部7から排出することができる。
渦流発生装置20は、第2円筒部2cの内部に配置され、ダクト2の第1開口部7から第2開口部8に向かう外気の流れを渦状に変える装置である。言い換えると、渦流発生装置20は、第1円筒部2aの内部から第2円筒部2cの内部に向かって直線状に流れてくる外気を、第2円筒部2c及び第3円筒部2eの内周面に沿って周回させつつ、第2開口部8に送り出す装置である。
本実施形態の渦流発生装置20は、複数の羽根21と、平板状の邪魔板22と、を備える。羽根21の後端は、第1段差壁2bの後面に固定されている。邪魔板22は、複数の羽根21の前面に固定されている。そして、邪魔板22は、第2円筒部2cの内部の中央部に配置されている。これにより、第1円筒部2aの内部を通過して第2円筒部2cの内部に流れてきた外気は、邪魔板22に当たり、邪魔板22に沿って径方向外側に案内される。
図4に示すように、邪魔板22は、中心線Oを中心とする円形状の板である。羽根21は、邪魔板22の中央部から径方向に延在する板材である。羽根21は、径方向外側に向かうにつれて、後方から視て中心線Oの左回り方向に位置するように傾斜している。詳細には、羽根21は、羽根21の径方向内端21aと中心線Oとを通る仮想線L1に対し、後方から視て中心線Oの左回り方向に角度θ1分だけ傾斜している。これにより、邪魔板22に沿って径方向外側に流れる外気は、後方から視て中心線Oの左回り方向に向きを変えて流れる(図8の矢印B2参照)。そして、外気は、第2円筒部2c及び第3円筒部2e内において、後方から視て中心線Oの左回りに周回しながら(図8の矢印B3参照)、第2開口部8に向かうようになる。
図3、図4、図5に示すように、環状部材30は、第2円筒部2cの環状空間4内に配置されている。環状部材30は、円筒部品31と、円筒部品31の内周面から径方向内側に延びる集塵プレート32と、を備える。
円筒部品31は、中心線Oを中心に円筒状に形成されている。円筒部品31は、第2円筒部2cの環状空間4に配置されて、第2円筒部2cの環状空間4を内周部4aと外周部4bとに区分けしている。円筒部品31には、複数の孔31aが形成されている。円筒部品31の孔31aは、フィルタ10の目の大きさよりも小さい。つまり、円筒部品31の孔31aは、フィルタ10を通過した微小な塵埃が通過可能な大きさに形成されている。また、この円筒部品31によれば、塵埃放出口35から侵入した塵埃は、円筒部品31の孔31aを通過し難い。よって、円筒部品31よりも内周側に塵埃が移動することを抑制できる。
集塵プレート32は、第2円筒部2cの内周部4aに配置され、径方向に延在する板材である。集塵プレート32は、径方向外側に向かうにつれて、後方から視て左回り方向に位置するように傾斜している。詳細には、図4に示すように、集塵プレート32は、集塵プレート32の径方向内端32aと中心線Oとを通る仮想線L2に対し、後方から視て左回り方向に角度θ2分だけ傾斜している。これにより、図5に示すように、第2円筒部2cの内周部4aに入り込んだ外気は、集塵プレート32によって径方向外側に案内される。この結果、外気が円筒部品31の内周面に沿って流れて円筒部品31の孔31a内に流入し易くなる。
塵埃放出口35は、環状空間4の外周側に設けられ、第2円筒部2cの外周部4bとダクト2の外部とを連通する孔である。塵埃放出口35は、第2円筒部2cに対し、中心線Oを中心に90度間隔で形成されている。つまり、本実施形態では、4つの塵埃放出口35が形成されている。なお、塵埃放出口35の数は、特に限定されるものでなく、例えば1つだけでもよい。
図3に示すように、シャッタ40は、第3円筒部2eの内部に配置され、第3円筒部2eの内部を閉塞したり、開放したりする装置である。シャッタ40は、支軸41と、支軸41から前後方向に延出する羽根42と、支軸41を回動させる図示しないモータと、を備える。支軸41が回動して羽根42が上下方向に延在した場合、各羽根42は、上下方向に隣り合う羽根42と当接し、第3円筒部2eの内部が閉塞される(図6参照)。
図2に示すように、センサ50は、筐体101Aの内部に設置され、筐体101Aの内部の温度を計測している。センサ50は、計測結果を制御部60に送信している。制御部60は、特に図示しないが、ドライバと、演算回路と、を備える。演算回路は、マイクロコンピュータ(マイコン)等のコンピュータであり、入力インターフェースと、出力インターフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、内部記憶部と、を含んでいる。演算回路は、ドライバを介してファン11のモータ13と、シャッタ40の図示しないモータとに供給する電流を調整し、ファン11のモータ13と、シャッタ40の図示しないモータの駆動を制御している。
図6は、筐体内の温度が所定温度未満の場合における換気装置の動作例を示す断面図である。図7は、筐体内の温度が所定温度を超えた場合における換気装置の動作例を示す断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線の矢視断面図である。図9は、フィルタを掃除する場合の換気装置の動作例を示す断面図である。
次に換気装置1の動作例を図6−図10を参照しながら説明する。制御部60は、センサ50から送信された検出温度が所定温度未満と判断した場合、図6に示すように、ファン11のモータ13に電流を供給せず、ファン11を停止状態とする。また、制御部60は、シャッタ40が閉じるように制御する。これにより、外気は、ダクト2内に吸い込まれない。また、シャッタ40が閉じているので、塵埃が筐体101Aの内部に侵入しない。さらに、塵埃放出口35からダクト2内に塵埃が侵入する可能性があるが、円筒部品31によりさらに内周側に侵入することが規制される(図6の矢印A1参照)。よって、塵埃は、自重により円筒部品31の外周面に沿って下方側に回り込み、4つの塵埃放出口35のうち最も下方に位置する塵埃放出口35から排出される(図6の矢印A2参照)。
次に、制御部60は、センサ50から送信された検出温度が所定温度を超えると判断した場合、図7に示すように、ファン11のモータ13に電流を供給し、モータ13を正回転させる。また、制御部60は、シャッタ40が開くように制御する。これにより、ダクト2の第1開口部7から第1円筒部2a内に外気が流入する(図7の矢印B1参照)。ここで、外気は、第1円筒部2a内に流入する際、フィルタ10を通過すため、フィルタ10の目の大きさ以上の塵埃がフィルタ10に引っ掛かる。よって、第1円筒部2a内には、フィルタ10の目の大きさ未満の塵埃、つまり微小な塵埃を含む外気が流入する。
そして、外気は、第1円筒部2aに沿って前方に流れ、渦流発生装置20を経て、第2円筒部2cの周回空間5に流入する。図8に示すように、外気は、渦流発生装置20を通過する際、邪魔板22に当たって羽根21に沿って流れる。よって、外気は、後方から視て中心線Oの左回り方向に曲がりながら第2円筒部2cの周回空間5に流入する(図8の矢印B2参照)。そして、第2円筒部2cの周回空間5において、外気は、後方から視て中心線Oの左回り方向に周回し(図8の矢印B3参照)、遠心力が作用するようになる。そして、空気より質量が大きい塵埃は、径方向外側に移動する。この結果、周回空間5を周回する外気のうち外周側を周回する外気には、多くの微小な塵埃が含まれるようになる。
また、第2円筒部2cの周回空間5の径方向外側は、円筒部品31の孔31aにより塵埃放出口35に向かって流れる流量が制限されている。よって、第2円筒部2cの周回空間5を周回する外気のうち外周側を流れる外気は、環状空間4の内周部4aに入り込む(図8の矢印B4参照)。そのほか、第2円筒部2cの周回空間5を周回する外気のうち内周側を流れる外気は、第3円筒部2eの方に流入する。
環状空間4の内周部4aに流入した外気は、集塵プレート32によって、径方向外側に案内されて円筒部品31の内周面に沿って流れる。外気は、円筒部品31の孔31aを通過するとともに、さらにダクト2の塵埃放出口35を通過し、ダクト2の外部に流出する(図7と図8の矢印B5参照)。ここで、塵埃放出口35から排出される外気は、周回空間5を周回する外気のうち外周側を周回する外気であり、多くの微小な塵埃が含んでいる。以上から、多くの微小な塵埃がダクト2の外部に排出される。
一方で、第2円筒部2cの周回空間5から第3円筒部2e内に流入した外気は、第3円筒部2eの内周面に沿って周回しつつ、第2開口部8に向かう。外気は、シャッタ40の各羽根42の間を通過し、筐体101Aの内部に流入する(図7の矢印B6参照)。これにより、筐体101Aに内部に外気が供給され、電気機器が冷却される。また、筐体101Aの内部の気圧が上昇し、筐体101Aの内部の空気の一部が排出口105から排出する。
次に、フィルタ10を清掃する動作について説明する。制御部60は、フィルタ10の清掃が必要と判断した場合、図9に示すように、ファン11のモータ13を逆回転させる。また、制御部60は、シャッタ40が閉じるように制御する。これにより、第2円筒部2c及び第3円筒部2eの内部が減圧するものの、シャッタ40が閉塞しているため、筐体101Aの内部は減圧しない。よって、塵埃放出口35から第2円筒部2c内に外気が入り込み、第1円筒部2aの内部に供給される(図9の矢印C1、C2、C3参照)。そして、フィルタ10に外気が供給され、フィルタ10に付着する異物が飛ばされ、フィルタ10の目詰まりが解消される。
また、塵埃放出口35を通過してダクト2内に流入した外気には、塵埃が含まれる可能性があるものの、円筒部品31の孔31aが微小に形成されているため、多くの塵埃が円筒部品31を通過しない。このため、フィルタ10に供給される外気には、塵埃が少ない。つまり、ファン11が供給する外気によってフィルタ10が汚れる、ということが抑制される。なお、制御部60がフィルタ10の清掃が必要と判断する場合とは、特に限定はない。例えば、定期的に実施したり、又はファン11を正回転させた後に実施したりしてもよい。
以上で説明したように、換気装置1は、ダクト2と、フィルタ10と、渦流発生装置20と、シャッタ40と、を備える。ダクト2は、一端部が筐体101Aの外部で開口し、他端部が筐体101Aの内部で開口し、内部を通じて筐体101Aの外部と内部とを連通する。フィルタ10は、ダクト2内に設置される。ファン11は、正回転及び逆回転可能であって、ダクト2内であってフィルタ10よりも他端部側に設置される。渦流発生装置20は、ダクト2内であってファン11よりも他端部側に設置され、ファン11から供給された外気をダクト2の内周面に沿って周回させつつ他端部側に供給する。シャッタ40は、開閉可能であって、ダクト2内であって渦流発生装置20よりも他端部側に配置される。ダクト2には、渦流発生装置20の外周側で開口してダクト2の内部と外部とを連通する塵埃放出口35が設けられている。
これにより、シャッタ40が閉じた場合、ファン11が逆回転しても筐体101A内が減圧しない。よって、筐体101Aにおける扉103bの隙間から筐体101A内に塵埃が侵入する、ということが回避される。一方でファン11の逆回転により、塵埃放出口35からダクト2内に外気が入り込み、その外気がフィルタ10に供給される。よって、フィルタ10の目詰まりが解消する。また、シャッタ40が開き、かつファン11が正回転すると、フィルタ10を通過した外気は、渦流発生装置20によりダクト2の内周面に沿って周回しつつ筐体101A内に供給される。ダクト2の内周面に沿って周回する外気の一部は、塵埃放出口35を介してダクト2外に排出される。ここで、ダクト2の内周面に沿って周回する外気には、遠心力が作用しており、空気よりも質量が大きい塵埃は外周側に移動する。この結果、塵埃放出口35から排出される外気には、多くの微小な塵埃が含まれる。以上から、フィルタ10で除去しきれない微小な塵埃は、塵埃放出口35から排出され、筐体101A内に移動する微小な塵埃が低減する。
また、換気装置1において、ダクト2の内部には、渦流発生装置20の外周側で又は渦流発生装置20とシャッタ40との間で、径方向外側に延出する環状空間4が設けられている。塵埃放出口35は、環状空間4の外周側に位置している。環状空間4内には、環状空間4を内周側と外周側とに仕切るとともに、内周側と外周側とを連通する複数の孔31aが設けられた円筒部品30が配置されている。これにより、塵埃放出口35からダクト2の内部に入り込んだ外気は、円筒部品31の孔31aを通過しないと、ダクト2のさらに内周側に移動できない。よって、塵埃放出口35を介して入り込んだ塵埃が筐体101Aの方に移動する可能性が低い。
また、換気装置1において、円筒部品31の内周側に設置され、円筒部品31の内周面に沿って周方向に流れる空気を円筒部品31の孔31aを通じて円筒部品31の外周側に案内する集塵プレート32を備える。これにより、円筒部品31の内周面を周回する外気の一部が円筒部品31の孔31aに流入し易くなり、筐体101A内に移動する微小な塵埃がさらに低減する。
また、換気装置1において、ファン11とシャッタ40との動作を制御する制御部60を備え、制御部60は、シャッタ40を閉じ、ファン11を逆回転させる。これにより、フィルタ10の目詰まりが解消される。また、筐体101A内の減圧が回避される。
また、換気装置1において、筐体101A内の温度を検出し、検出結果を制御部60に送信するセンサ50を備え、制御部60は、センサ50からの信号を受けて筐体101A内が所定温度を超えたと判断した場合、シャッタ40を開き、ファン11を正回転させる。これにより、筐体101Aの内部に外気が供給され、筐体101Aに収容される電気機器が冷却される。
また、換気装置1において、制御部60は、センサ50からの信号を受けて筐体101A内が所定温度未満と判断した場合、シャッタ40を閉じ、ファン11の回転を停止させる。これにより、筐体101Aの内部の冷却が必要な場合に限り、外気が筐体101Aの内部に供給される。よって、外気を継続して供給した場合よりも筐体101A内に移動する塵埃が低減し、電気機器の絶縁性が確保される。
(実施形態2)
図10は、実施形態2の換気装置の拡大図である。なお、以下の説明においては、上述した実施形態1で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図10に示すように、実施形態2に係る換気装置1Aは、ダクト2に代えてダクト2Aを備える点で、実施形態1に係る換気装置1と相違する。以下、相違点に絞って説明する。ダクト2Aは、第1円筒部2aと第2円筒部2cとの間に、第3円筒部2eと同径の第4円筒部2fが介在している。つまり、ダクト2Aは、後方から前方に向かって順に配置された、第1円筒部2aと、第1段差壁2b、第4円筒部2fと、第3段差壁2gと、第2円筒部2cと、第2段差壁2dと、第3円筒部2eと、を備える。つまり、実施形態2では、ダクト2Aの塵埃放出口35と、第2円筒部の環状空間4と、環状部材30は、渦流発生装置20よりも後方に配置される。
これによれば、ファン11のモータ13を正回転させた場合、渦流発生装置20から周回空間5に流入した外気は、第4円筒部2fの内周面に沿って周回し、その後に、外気の一部が第2円筒部の環状空間4の内周側に流入する。このため、外気は、第4円筒部2fの内周面で十分に周回した後に、第2円筒部の環状空間4の内周側に流れる。よって、外気に含まれる塵埃が遠心力によって径方向に移動する時間が確保されている。以上から、実施形態2によれば、実施形態1の場合よりも多くの塵埃が外周側に移動するようになり、より多くの塵埃がダクト2Aの塵埃放出口35から排出される。
以上で説明したように、換気装置1Aのダクト2Aには、渦流発生装置20とシャッタ40との間で開口してダクト2Aの内部と外部とを連通する塵埃放出口35が設けられている。これにより、実施形態1の換気装置1よりも多くの微小な塵埃が塵埃放出口35から排出され、筐体101A内の電気機器の絶縁性を確実に確保することができる。
以上、実施形態1及び実施形態2について説明したが、本実施形態は、実施形態1及び実施形態2に例示した構成に限定されない。渦流発生装置20の羽根21は、径方向に直線状に延びているが、円弧状に形成してもよい。また、仮想線L1に対する羽根21の傾斜角度θ1についても適宜設定してよい。同様に環状部材30の集塵プレート32についても、円弧状に形成してもよい。また、仮想線L2に対する集塵プレート32の傾斜角度θ2についても実施の形態に合わせて適宜設定してよい。
図11は、変形例1のスイッチギヤの断面図である。実施形態1の換気装置1は、スイッチギヤ100の扉103dに取り付けられているが、これに限定されない。図11に示す変形例1のように、スイッチギヤ100の扉103bに換気装置1を取り付けてもよい。若しくは、スイッチギヤ100の扉103bと扉103dの両方に換気装置1を取り付けてもよい。また、換気装置1は、扉103b、103dではなく、周壁102b、102c、102d、102eに取り付けてもよい。
1、1A 換気装置
2、2A ダクト
4 環状空間
5 周回空間
7 第1開口部
8 第2開口部
10 フィルタ
11 ファン
20 渦流発生装置
21 羽根
22 邪魔板
30 環状部材
31 円筒部品
32 集塵プレート
35 塵埃放出口
40 シャッタ
50 センサ
60 制御部
100 スイッチギヤ
101A、101B 筐体

Claims (6)

  1. 一端部が筐体の外部で開口し、他端部が前記筐体の内部で開口し、内部を通じて前記筐体の外部と内部とを連通するダクトと、
    前記ダクトの内部に設置されるフィルタと、
    前記ダクトの内部であって前記フィルタよりも前記他端部側に設置され、正回転及び逆回転可能なファンと、
    前記ダクトの内部であって前記ファンよりも前記他端部側に設置され、前記ファンから供給された外気を前記ダクトの内周面に沿って周回させつつ前記他端部側に供給する渦流発生装置と、
    前記ダクトの内部であって前記渦流発生装置よりも前記他端部側に配置され、開閉可能なシャッタと、
    を備え、
    前記ダクトには、前記渦流発生装置の外周側で又は前記渦流発生装置と前記シャッタとの間で、開口して前記ダクトの内部と外部とを連通する塵埃放出口が設けられている
    換気装置。
  2. 前記ダクトの内部には、前記渦流発生装置の外周側で又は前記渦流発生装置と前記シャッタとの間で、径方向外側に延出する環状空間が設けられ、
    前記塵埃放出口は、前記環状空間の外周側に位置し、
    前記環状空間内には、前記環状空間を内周側と外周側とに仕切るとともに、内周側と外周側とを連通する複数の孔が設けられた円筒部品が配置されている
    請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記円筒部品の内周側に設置され、前記円筒部品の内周面に沿って周方向に流れる空気を前記円筒部品の孔を通じて前記円筒部品の外周側に案内する集塵プレートを備える
    請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記ファンと前記シャッタとの動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記シャッタを閉じ、前記ファンを逆回転させる
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の換気装置。
  5. 前記筐体の内部の温度を検出し、検出結果を前記制御部に送信するセンサを備え、
    前記制御部は、前記センサからの信号を受けて前記筐体の内部が所定温度を超えたと判断した場合、前記シャッタを開き、前記ファンを正回転させる
    請求項4に記載の換気装置。
  6. 前記制御部は、前記センサからの信号を受けて前記筐体の内部が所定温度未満と判断した場合、前記シャッタを閉じ、前記ファンの回転を停止させる
    請求項5に記載の換気装置。
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