JP2021105848A - サーバ、通信装置、サーバのためのコンピュータプログラム、及び、通信装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信装置の不正利用を抑制するための技術を提供する。【解決手段】サーバは、外部装置から登録要求を受信し、登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、データ中継サービスは、サーバが第1の端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継するサービスである。サーバは、受信済みの登録要求が、第1の操作が通信装置に実行されたことを示す第1種の登録要求である場合に、データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報をメモリに登録することなく、利用情報をメモリに登録し、受信済みの登録要求が、第1の操作が通信装置に実行されていないことを示す第2種の登録要求である場合に、制限情報と利用情報とをメモリに登録する。制限情報と利用情報とがメモリに登録された後に、第1の端末装置から第1のデータが受信される場合に、制限情報に従った制限処理が実行される。【選択図】図2
Description
本明細書に開示の技術は、端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継することに関する。
特許文献1には、プリンタに割り当てられたメールアドレスに電子メールを送信することによって、電子メールの添付ファイルを印刷するクラウドコンピューティングシステムが開示されている。このシステムでは、メールアドレスをプリンタに割り当てる登録処理が実行される。登録処理では、管理者端末は、セットアップ開始要求をプリンタに送信する。プリンタは、セットアップ開始要求の受信に応じて、登録処理を起動し、登録要求をサーバに送信する。サーバは、登録要求の受信に応じて、メールアドレスをプリンタに割り当てる。
上記の技術では、プリンタとは異なる管理者端末が操作されることによって、プリンタにメールアドレスが割り当てられる。このため、管理者とは異なる第三者であって、プリンタを操作する権限を有しない第三者が管理者端末を操作すると、プリンタにメールアドレスが割り当てられ得る。この場合、第三者がプリンタを不正に利用し得る。
本明細書では、通信装置の不正利用を抑制するための技術を提供する。
本明細書によって開示されるサーバは、外部装置から登録要求を受信する登録要求受信部であって、前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継するサービスである、前記登録要求受信部と、受信済みの前記登録要求が、第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求である場合に、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録する第1の登録部と、受信済みの前記登録要求が、前記第1の操作が前記通信装置に実行されていないことを示す第2種の前記登録要求である場合に、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録する第2の登録部と、前記第1の端末装置から第1のデータを受信するデータ受信部と、前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを前記通信装置に送信するデータ送信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ送信部と、を備える。
上記の構成によれば、サーバは、第1の操作が通信装置に実行されることなく、外部装置から第2種の登録要求を受信する場合に、制限情報と利用情報とをメモリに登録する。そして、制限情報と利用情報とがメモリに登録された後に、端末装置から第1のデータが受信される場合に、制限処理が実行される。従って、第1の操作が通信装置に実行されることなく外部装置から第2種の登録要求が受信される場合、即ち、第三者が外部装置を不正に利用している可能性がある場合に、第1のデータを通信装置に中継することが制限される。このために、通信装置の不正利用を抑制することができる。
また、本明細書によって開示される通信装置は、登録要求をサーバに送信するための所定条件が満たされる場合に、前記登録要求を前記サーバに送信する登録要求送信部であって、前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継するサービスであり、第1種の前記所定条件であって、第1の操作が前記通信装置に実行されることである前記第1種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求が前記サーバに送信され、前記第1種の登録要求は、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録するための要求であり、第2種の前記所定条件であって、前記第1の操作が前記通信装置に実行されることなく、第2の端末装置から信号を受信することである前記第2種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されなかったことを示す第2種の前記登録要求が前記サーバに送信され、前記第2種の登録要求は、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録するための要求である、前記登録要求送信部と、前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から第1のデータを受信する場合に、前記サーバから、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを受信するデータ受信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から前記第1のデータを受信する場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ受信部と、を備える。
上記の構成によれば、通信装置は、第1の操作が通信装置に実行されることである第1種の所定条件が満たされる場合に、第1種の登録要求をサーバに送信する。これにより、制限情報がメモリに登録されることなく利用情報がメモリに登録される。一方、通信装置は、第1の操作が通信装置に実行されることなく、第2の端末装置から信号を受信することである第2種の所定条件が満たされる場合に、第2種の登録要求をサーバに送信する。これにより、制限情報と利用情報とがメモリに登録される。そして、制限情報と利用情報とがメモリに登録された後に、サーバが第1の端末装置から第1のデータを受信する場合に、制限処理が実行される。従って、第1の操作が通信装置に実行されることなく通信装置から第2種の登録要求が受信される場合、即ち、第三者が第2の端末装置を不正に利用している可能性がある場合に、第1のデータを通信装置に中継することが制限される。このために、通信装置の不正利用を抑制することができる。
上記のサーバを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のサーバ、上記の通信装置、及び、他の装置(例えば端末装置)を備える通信システムも、新規で有用である。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocolの略)サーバ10、APPサーバ100、多機能機200、PC(Personal Computerの略)300と、モバイル400と、を備える。なお、以下では、多機能機のことを「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocolの略)サーバ10、APPサーバ100、多機能機200、PC(Personal Computerの略)300と、モバイル400と、を備える。なお、以下では、多機能機のことを「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ。
XMPPサーバ10及びAPPサーバ100は、インターネット8に接続されている。XMPPサーバ10は、インターネット8を介して、APPサーバ100と通信可能である。また、MFP200、PC300、及び、モバイル400は、LAN(Local Area Network)4に接続されている。LAN4は、インターネット8に接続されている。例えば、PC300は、LAN4を介して、MFP200と通信可能である。また、各装置200、300、400は、LAN4及びインターネット8を介して、サーバ10、100と通信可能である。なお、LAN4は、有線LANでもいいし、無線LANでもいい。また、モバイル400は、LAN4に接続されていなくてもよい。この場合、モバイル400は、例えば、移動体通信(例えば、3G、4G、5G)のネットワークを介して、インターネット8と通信可能であってもよい。
PC300は、据置型のデスクトップPCである。モバイル400は、可搬型の端末装置(例えば、ノートPC、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、タブレットPC等)である。モバイル400には、印刷アプリケーションプログラム410(以下では、「印刷アプリ410」と記載)がインストールされている。印刷アプリ410は、MFP200のベンダによって提供されるプログラムであり、印刷データをMFP200に送信するためのプログラムである。印刷アプリ410は、例えば、ベンダによって提供されるインターネット8上のサーバ(図示省略)からモバイル400にインストールされてもよいし、MFP200と共に出荷されるメディアからモバイル400にインストールされてもよい。また、モバイル400には、モバイル400を識別するための端末ID「t01」が割り当てられている。なお、端末ID(Identifierの略)「t01」は、第2実施例で利用される。
(XMPPサーバ10の構成;図2)
XMPPサーバ10は、MFP(例えばMFP200)とのXMPPセッションを確立するためのサーバである。XMPPサーバ10は、MFP200等のベンダによってインターネット8上に設置される。
XMPPサーバ10は、MFP(例えばMFP200)とのXMPPセッションを確立するためのサーバである。XMPPサーバ10は、MFP200等のベンダによってインターネット8上に設置される。
XMPPセッションは、XMPPに従ったセッションである。XMPPサーバ10は、XMPPセッションを利用すれば、MFPから要求を受信しなくても、当該MFPが所属するLANのファイヤウォール(例えばルータによって形成されるファイヤウォール)を越えて、当該MFPに要求を送信することができる。即ち、XMPPセッションは、サーバプッシュ型の通信を実行可能なセッションである。XMPPセッションは、MFPの電源がOFFされるまで確立され続ける。なお、XMPPサーバ10からMFPに要求を送信する仕組み(即ち、サーバプッシュ型の通信を実行するための仕組み)は、XMPPセッションではなく、他の手法であってもよい。例えば、MFPとXMPPサーバ10との間にHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)に従ったセッションが確立されてもよい。
XMPPサーバ10は、ネットワークインターフェイス16と、制御部30と、を備える。各部16、30は、バス線(符号省略)に接続されている。なお、以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。ネットワークI/F16は、インターネット8を介した通信を実行するためのI/Fであり、インターネット8(図1参照)に接続されている。制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム40に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ34は、上記のプログラム40の他に、管理テーブル42を記憶する。
管理テーブル42は、MFPに関する情報を管理するためのテーブルである。管理テーブル42は、複数個のMFPのそれぞれについて、当該MFPを管理するための管理IDと、当該MFPから取得した識別情報であるUIDと、当該MFPのモデル情報と、当該MFPのアクセストークンと、を関連付けて記憶する。モデル情報は、対応するMFPのモデルに関する情報(例えば、モデル名、性能)を示す。アクセストークンは、対応するMFPとのXMPPセッションを確立するための認証情報である。
(APPサーバ100の構成)
APPサーバ100は、メール印刷のための通信をMFP(例えばMFP200)と実行するためのサーバである。メール印刷は、電子メールに含まれる画像データに対応する画像の印刷をMFPに実行させるサービスである。APPサーバ100は、MFP200等のベンダによってインターネット8上に設置される。
APPサーバ100は、メール印刷のための通信をMFP(例えばMFP200)と実行するためのサーバである。メール印刷は、電子メールに含まれる画像データに対応する画像の印刷をMFPに実行させるサービスである。APPサーバ100は、MFP200等のベンダによってインターネット8上に設置される。
APPサーバ100は、ネットワークI/F116と、制御部130と、を備える。各部116、130は、バス線(符号省略)に接続されている。ネットワークI/F116は、インターネット8(図1参照)に接続されている。制御部130は、CPU132と、メモリ134と、を備える。CPU132は、メモリ134に記憶されているプログラム140に従って、様々な処理を実行する。メモリ134は、上記のプログラム140の他に、デバイステーブル142と、ジョブテーブル144と、を記憶する。
デバイステーブル142は、MFPに関する情報を登録するテーブルである。デバイステーブル142は、複数個のMFPのそれぞれについて、当該MFPから取得したUIDと、XMPPサーバ10において当該UIDに関連付けて記憶されている管理IDと、メール印刷で利用されるメールアドレスと、印刷可能回数と、変更許可フラグと、印刷設定情報と、を関連付けて記憶する。当該印刷設定情報は、関連するメールアドレスを利用したメール印刷の印刷設定情報(例えば、サイズ、色数等)である。
印刷可能回数は、メール印刷による印刷を実行可能な回数である。例えば、メール印刷による印刷を無制限に実行可能である場合には、印刷可能回数は、「無制限」を示す。また、例えば、メール印刷による印刷の回数が制限される場合には、印刷可能回数は、単位時間当たりに印刷可能な具体的な回数(例えば「1日1回」)を示す。
変更許可フラグは、メール印刷に関する設定情報の変更を許可することを示す「OK」と、メール印刷に関する設定情報の変更を許可しないことを示す「NG」と、のうちのいずれかの値を示す。メール印刷に関する設定情報は、例えば、メール印刷による印刷の印刷設定情報、メール印刷で利用されるメールアドレス、及び、メール印刷で利用されるホワイトリスト(例えば電子メールの送信元として許可済みのメールアドレスのリスト)等である。
ジョブテーブル144は、複数個の印刷ジョブを管理するテーブルである。ジョブテーブル144は、複数個の印刷ジョブのそれぞれについて、UIDと、管理IDと、当該印刷ジョブを識別するジョブIDと、当該印刷ジョブの印刷対象に対応する画像データのファイル名と、当該印刷ジョブに対応する印刷URLと、を関連付けて記憶する。印刷URLについては後述する。
メール印刷では、APPサーバ100とXMPPサーバ10が連携して動作する。詳しくは後述するが、XMPPセッションを利用することによって、MFPから要求を受信することなく、電子メールに含まれている画像データに対応する画像の印刷をMFPに実行させることできる。また、ベンダは、APPサーバ100以外の他のAPPサーバをインターネット8上に設置する。他のAPPサーバは、メール印刷以外のインターネット8を利用した他の機能(例えば、インターネット8を介して設定値をMFPに送信する機能)のための通信をMFPと実行するためのサーバである。当該他の機能でも、他のAPPサーバとXMPPサーバ10が連携して動作する。即ち、1個のXMPPサーバ10と複数個のAPPサーバが連携して動作する。1個のXMPPサーバ10とMFPとの間にXMPPセッションが確立されることにより、インターネット8を利用した複数個の機能をMFPに実行させることができる。
(MFP200の構成)
MFP200は、印刷機能、スキャン機能、及び、ファクシミリ機能を含む多機能を実行可能な周辺装置(即ちLAN4に接続されている端末装置の周辺装置)である。MFP200は、操作部212と、表示部214と、LANI/F216と、印刷実行部218と、PSTN(Public Switched Telephone Networkの略)I/F220と、制御部230と、を含む。各部212〜230は、バス線(符号省略)に接続されている。操作部212は、複数のボタンを備える。ユーザは、操作部212を操作することによって、様々な指示をMFP200入力することができる。表示部214は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部214は、いわゆるタッチパネルであり、操作部212の一部としても機能する。LANI/F216は、LAN4(図1参照)に接続されている。印刷実行部218は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。PSTNI/F220は、ファクシミリ通信を実行するためのI/Fである。
MFP200は、印刷機能、スキャン機能、及び、ファクシミリ機能を含む多機能を実行可能な周辺装置(即ちLAN4に接続されている端末装置の周辺装置)である。MFP200は、操作部212と、表示部214と、LANI/F216と、印刷実行部218と、PSTN(Public Switched Telephone Networkの略)I/F220と、制御部230と、を含む。各部212〜230は、バス線(符号省略)に接続されている。操作部212は、複数のボタンを備える。ユーザは、操作部212を操作することによって、様々な指示をMFP200入力することができる。表示部214は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部214は、いわゆるタッチパネルであり、操作部212の一部としても機能する。LANI/F216は、LAN4(図1参照)に接続されている。印刷実行部218は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。PSTNI/F220は、ファクシミリ通信を実行するためのI/Fである。
制御部230は、CPU232と、メモリ234と、を備える。CPU232は、メモリ234に記憶されているプログラム240に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、さらに、MFP200のUID「u01」と、MFP200のモデル情報MIと、を記憶する。UIDは、MFP200を利用するユーザを識別する情報(例えばアカウント名)である。なお、変形例では、UIDは、MFP200を識別する情報(例えばシリアル番号)でもよい。
また、MFP200は、サーバとして動作可能である。例えば、PC300は、LAN4を介して、サーバとして動作するMFP200にログイン情報を送信する。ログイン情報は、MFP200がPC300を認証するための情報である。MFP200は、PC300から受信したログイン情報の認証が成功する場合に、メニュー画面に対応する画面データを送信する。メニュー画面は、MFP200の設定を変更するための様々な操作を受け付け可能な画面である。ユーザは、PC300を操作して、MFP200の設定を変更することができる。
(第1のセットアップ処理;図3)
図3を参照して、メール印刷を利用するためのメールアドレスをAPPサーバ100に登録して、さらに、XMPPセッションを確立する第1のセットアップ処理を説明する。ここで、メールアドレスをAPPサーバ100に登録する処理は、第1のセットアップ処理の他に、第2のセットアップ処理(図4、図5参照)及び第3のセットアップ処理(図10参照)が存在する。第2のセットアップ処理と第3のセットアップ処理の詳細については、後述する。なお、以下では、各デバイスの各CPU(例えばXMPPサーバ10のCPU32等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばXMPPサーバ10等)を主体として記載する。また、以下では、LAN4内の装置(例えばMFP200)と各サーバ10、100との間では、LAN4とインターネット8を介して、通信が実行される。また、XMPPサーバ10とAPPサーバ100との間では、インターネット8を介して、通信が実行される。以下では、特に言及しない限り、「LAN4を介して」及び「インターネット8を介して」という説明を省略する。
図3を参照して、メール印刷を利用するためのメールアドレスをAPPサーバ100に登録して、さらに、XMPPセッションを確立する第1のセットアップ処理を説明する。ここで、メールアドレスをAPPサーバ100に登録する処理は、第1のセットアップ処理の他に、第2のセットアップ処理(図4、図5参照)及び第3のセットアップ処理(図10参照)が存在する。第2のセットアップ処理と第3のセットアップ処理の詳細については、後述する。なお、以下では、各デバイスの各CPU(例えばXMPPサーバ10のCPU32等)が実行する処理について、理解の容易さの観点から、各CPUを主体として記載せずに、各デバイス(例えばXMPPサーバ10等)を主体として記載する。また、以下では、LAN4内の装置(例えばMFP200)と各サーバ10、100との間では、LAN4とインターネット8を介して、通信が実行される。また、XMPPサーバ10とAPPサーバ100との間では、インターネット8を介して、通信が実行される。以下では、特に言及しない限り、「LAN4を介して」及び「インターネット8を介して」という説明を省略する。
T5では、MFP200は、操作部212において、ユーザからメール印刷モードを「無効」から「有効」に変更するための操作を受け付ける。メール印刷モードは、メール印刷の実行を許容するのか否かのモードを示す。「無効」は、メール印刷の実行を禁止することを示し、「有効」は、メール印刷の実行を許容することを示す。メール印刷モードは、デフォルトでは、「無効」を示す。
MFP200は、T5において、メール印刷モードが「無効」から「有効」に変更されると、T10において、メール印刷の通信に利用される情報の登録を要求する登録要求をAPPサーバ100に送信する。即ち、MFP200は、外部装置(例えばPC300)との通信を実行することなく、登録要求をAPPサーバ100に送信する。登録要求は、UID「u01」と、MFP操作情報と、を含む。MFP操作情報は、メール印刷モードを「無効」から「有効」に変更するための操作がMFP200に実行されたことを示す情報である。
APPサーバ100は、T10において、MFP200から登録要求を受信すると、T12において、メールアドレスMA1を生成する。メールアドレスMA1は、ローカル部「mfp1」とAPPサーバ100のドメイン名「app.com」を含む。
T14では、APPサーバ100は、管理IDをXMPPサーバ10に要求する管理ID要求をXMPPサーバ10に送信する。
XMPPサーバ10は、T14において、APPサーバ100から管理ID要求を受信する場合に、T16において、管理ID「a01」を生成し、管理ID「a01」を管理テーブル42に記憶する。
T18では、XMPPサーバ10は、管理ID「a01」をAPPサーバ100に送信する。
APPサーバ100は、T18において、XMPPサーバ10から管理ID「a01」を受信すると、T20において、受信済み登録要求内に複数種類の操作情報のいずれかが含まれるのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T10で受信した登録要求内に、複数種類の操作情報のうちのMFP操作情報が含まれると判断する。この場合、APPサーバ100は、T22以降の処理を実行する。なお、受信済み登録要求内に複数種類の操作情報のうちの他の操作情報が含まれると判断されるケースは、図4、図10を参照して後述する。また、受信済み登録要求内に複数種類の操作情報のうちのいずれも含まれないと判断されるケースは、図5を参照して後述する。
T22では、APPサーバ100は、T10の登録要求内のUID「u01」と、T18で受信した管理ID「a01」と、T12で生成されたメールアドレスMA1と、制限可能回数「無制限」と、変更許可フラグ「OK」と、デフォルトの印刷設定情報(例えば、サイズ「A4」、色数「カラー」)と、を関連付けてデバイステーブル142に記憶する。これにより、メール印刷を利用するためのメールアドレスMA1がAPPサーバ100に登録される。本ケースでは、制限可能回数「無制限」と変更許可フラグ「OK」がデバイステーブル142に記憶される。即ち、メール印刷の利用が制限されない。
続くT30では、APPサーバ100は、PIN(Personal Identification Numberの略)コードを要求するPINコード要求をXMPPサーバ10に送信する。
XMPPサーバ10は、T30において、APPサーバ100からPINコード要求を受信すると、T32において、PINコードCを生成する。XMPPサーバ10は、管理ID「a01」とPINコードCとを関連付けてメモリ34に記憶する。
T34では、XMPPサーバ10は、PINコードCをAPPサーバ100に送信する。これにより、APPサーバ100は、T36において、XMPPサーバ10から受信したPINコードCをMFP200に送信する。
MFP200は、T36において、APPサーバ100からPINコードCを受信すると、T50において、XMPPセッションを確立することを要求する確立要求をXMPPサーバ10に送信する。確立要求は、UID「u01」と、モデル情報MIと、PINコードCと、を含む。
XMPPサーバ10は、T50において、MFP200から確立要求を受信すると、T52において、確立要求内のPINコードの認証を実行する。本ケースでは、確立要求内のPINコードCがXMPPサーバ10のメモリ34内のPINコードCと一致するので、PINコードの認証が成功する。そして、XMPPサーバ10は、T54以降の処理を実行する。仮に、PINコードの認証が失敗する場合に、XMPPサーバ10は、T54以降の処理を実行しない。
T54では、XMPPサーバ10は、アクセストークンATを生成する。XMPPサーバ10は、メモリ34から、PINコードCに関連付けて記憶されている管理ID「a01」を特定する。そして、XMPPサーバ10は、特定済みの管理ID「a01」と、確立要求内のUID「u01」と、確立要求内のモデル情報MIと、生成済みのアクセストークンATと、を関連付けて管理テーブル42に記憶する。
T58では、XMPPサーバ10は、アクセストークンATをMFP200に送信する。これにより、MFP200は、T70において、アクセストークンATを利用して、XMPPサーバ10とのXMPPセッションを確立する。
また、MFP200は、T80において、APPサーバ100のデバイステーブル142内の情報の閲覧を要求する閲覧要求をAPPサーバ100に送付する。閲覧要求は、UID「u01」を含む。
APPサーバ100は、T80において、MFP200から閲覧要求を受信すると、デバイステーブル142から、閲覧要求内のUID「u01」に関連付けて記憶されている情報(即ち、メールアドレスMA1、印刷可能回数「無制限」、変更許可フラグ「OK」)を特定する。そして、APPサーバ100は、T82において、特定済みの情報を閲覧するための閲覧画面に対応する閲覧画面データとアクセスURLとをMFP200に送信する。アクセスURLは、メールアドレスMA1を利用するメール印刷に関する設定情報を変更するための変更画面(図8参照)にアクセスするためのURLである。アクセスURLは、UID「u01」に関連付けられてメモリ134に記憶されている。
MFP200は、T82において、APPサーバ100から閲覧画面データとアクセスURLを受信すると、T84において、当該閲覧画面データに対応する閲覧画面を表示部214に表示し、アクセスURLをメモリ234に記憶する。閲覧画面を見たユーザは、メールアドレスMA1と、メールアドレスMA1を利用するメール印刷において印刷可能回数が「無制限」であることと、当該メール印刷に関する設定情報の変更が許可されていることと、を知ることができる。
(第2のセットアップ処理のケースA1;図4)
図4を参照して、第2のセットアップ処理のケースA1について説明する。本ケースの初期状態において、PC300は、MFP200にログイン情報を送信し、ログイン情報の認証が成功している。そして、PC300には、メニュー画面が表示されている。メニュー画面内には、メール印刷モードを「無効」から「有効」に変更するための「有効」ボタンが含まれる。
図4を参照して、第2のセットアップ処理のケースA1について説明する。本ケースの初期状態において、PC300は、MFP200にログイン情報を送信し、ログイン情報の認証が成功している。そして、PC300には、メニュー画面が表示されている。メニュー画面内には、メール印刷モードを「無効」から「有効」に変更するための「有効」ボタンが含まれる。
PC300は、メニュー画面内の「有効」ボタンが選択される場合に、T100において、メール印刷のサービルの利用を要求するサービス利用要求をMFP200に送信する。
MFP200は、T100において、PC300からサービス利用要求を受信すると、T102において、確認画面に対応する確認画面データをPC300に送信する。確認画面は、MFP200を操作するのか否かをユーザに確認するための画面である。
PC300は、T102において、MFP200から確認画面データを受信すると、T104において、確認画面を表示する。確認画面は、「表示」ボタンと、「スキップ」ボタンと、所定のメッセージと、を含む。「表示」ボタンは、後述する許可画面をMFP200に表示させるためのボタンである。「スキップ」ボタンは、許可画面の表示をスキップするためのボタンである。所定のメッセージは、「表示」ボタンの選択後にMFP200に表示される許可画面内の「OK」ボタンの選択をユーザに促すためのメッセージである。
本ケースでは、PC300は、T106において、ユーザから確認画面内の「表示」ボタンの選択を受け付ける。そして、PC300は、T107において、確認画面内の「表示」ボタンが選択されたことを示す表示通知をMFP200に送信する。
MFP200は、T107において、PC300から表示通知を受信すると、T108において、許可画面を表示する。許可画面は、メール印刷モードの「無効」から「有効」への変更を許可する「OK」ボタンを含む。
T109では、MFP200は、操作部212において、ユーザから許可画面内の「OK」ボタンの選択を受け付ける。T110では、MFP200は、「OK」ボタンの選択に応じて、登録要求をAPPサーバ100に送信する。当該登録要求は、複数種類の操作情報のうちのボタン操作情報が含まれる点を除いて、図3のT10の登録要求と同様である。ボタン操作情報は、許可画面内の「OK」ボタンの選択がMFP200に実行されたことを示す情報である。
APPサーバ100は、T110において、MFP200から登録要求を受信すると、T112において、メールアドレスMA1を生成する。そして、図3のT14〜T18と同様の処理が実行され、APPサーバ100は、XMPPサーバ10から管理ID「a01」を受信する。
APPサーバ100は、XMPPサーバ10から管理ID「a01」を受信すると、T120において、T110で受信した登録要求内に複数種類の操作情報のいずれかが含まれるのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T110で受信した登録要求内にボタン操作情報が含まれると判断し、T122以降の処理を実行する。T122は、図3のT22と同様である。即ち、本ケースでは、制限可能回数「無制限」等に関連付けてメールアドレスMA1がデバイステーブル142に登録され、メール印刷の利用が制限されない。そして、図3のT30からT70の処理が実行され、MFP200とXMPPサーバ10との間にXMPPセッションが確立される。
続くT124では、APPサーバ100は、デバイステーブル142に登録されたメールアドレスMA1、制限内容情報、及び、アクセスURLをMFP200に送信する。当該制限内容情報は、メールアドレスMA1に関連付けられている情報(即ち印刷可能回数「無制限」と変更許可フラグ「OK」)を含む。
MFP200は、T124において、APPサーバ100からメールアドレスMA1、制限内容情報、及び、アクセスURLを受信すると、T182において、メールアドレスMA1及び制限内容情報を閲覧するための閲覧画面に対応する閲覧画面データをPC300に送信する。さらに、MFP200は、アクセスURLをメモリ234に記憶する。
PC300は、T182において、MFP200から閲覧画面データを受信すると、T184において、当該閲覧画面データに対応する閲覧画面を表示する。これにより、ユーザは、メールアドレスMA1と、制限内容(即ち印刷可能回数が「無制限」であること及びメール印刷に関する設定情報の変更が許可されていること)を知ることができる。
(第2のセットアップ処理のケースA2;図5)
図5を参照して、第2のセットアップ処理のケースA2について説明する。本ケースの初期状態は、図4のケースA1と同様である。そして、T200からT204は、図4のT100からT104と同様である。
図5を参照して、第2のセットアップ処理のケースA2について説明する。本ケースの初期状態は、図4のケースA1と同様である。そして、T200からT204は、図4のT100からT104と同様である。
本ケースでは、PC300は、T206において、ユーザから確認画面内の「スキップ」ボタンの選択を受け付ける。そして、PC300は、T207において、「スキップ」ボタンが選択されたことを示すスキップ通知をMFP200に送信する。
MFP200は、T207において、PC300からスキップ通知が受信されると、T210において、許可画面(図4のT108参照)を表示させることなく、登録要求をAPPサーバ100に送信する。当該登録要求は、複数種類の操作情報のうちのいずれの操作情報も含まれない点を除いて、図3のT10の登録要求と同様である。
T212は、図4のT121と同様である。そして、図4のケースA1と同様に、図3のT14〜T18と同様の処理が実行される。
T220では、APPサーバ100は、T210で受信した登録要求内に複数種類の操作情報のいずれかが含まれるのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T210で受信した登録要求内に複数種類の操作情報のうちのいずれも含まれないと判断し、T222以降の処理を実行する。
T222は、制限可能回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」がデバイステーブル142に登録される点と、印刷設定情報の内容が異なる点を除いて、図4のT122と同様である。即ち、本ケースでは、メール印刷の利用が制限される。本ケースで登録される印刷設定情報の色数は、T122で登録される「カラー」と異なる「モノクロ」である。なお、変形例では、本ケースで登録される印刷設定情報と、T122で登録される印刷設定情報が同じであってもよい。
続いて、図4のケースA1と同様に、図3のT30〜T70と同様の処理が実行される。そして、T224において、APPサーバ100は、デバイステーブル142に登録されたメールアドレスMA1、制限内容情報、アクセスURL、及び、解除手順情報をMFP200に送信する。当該制限内容情報は、メールアドレスMA1に関連付けられている情報(即ち印刷可能回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」)を含む。
解除手順情報は、メール印刷の利用の制限を解除するための制限解除処理を実行する手順を示す情報である。ここで、本実施例では、3種類の制限解除処理が存在する。第1〜第3の制限解除処理は、それぞれ、図7〜図9で説明する。
MFP200は、T224において、APPサーバ100からメールアドレスMA1、制限内容情報、アクセスURL、及び、解除手順情報を受信すると、T282において、メールアドレスMA1、制限内容情報、及び、解除手順情報を閲覧するための閲覧画面に対応する閲覧画面データをPC300に送信する。さらに、MFP200は、アクセスURLをメモリ234に記憶する。
PC300は、T282において、MFP200から閲覧画面データを受信すると、T284において、当該閲覧画面データに対応する閲覧画面を表示する。これにより、ユーザは、メールアドレスMA1、制限内容(即ち印刷可能回数が「1日1回」であること及びメール印刷に関する設定情報の変更が許可されていないこと)、及び、解除手順を知ることができる。
(メール印刷を実行するための処理;図6)
図6を参照して、メール印刷を実行するための処理を説明する。T310では、モバイル400は、メールアドレスMA1を送信先アドレスとして含む電子メールEMをAPPサーバ100に送信する。電子メールEMには、印刷対象の画像に対応する画像データが含まれている。
図6を参照して、メール印刷を実行するための処理を説明する。T310では、モバイル400は、メールアドレスMA1を送信先アドレスとして含む電子メールEMをAPPサーバ100に送信する。電子メールEMには、印刷対象の画像に対応する画像データが含まれている。
APPサーバ100は、T310において、モバイル400から電子メールEMを受信すると、デバイステーブル142から電子メールEMに含まれるメールアドレスMA1に関連付けて記憶されている印刷可能回数を特定する。
T312では、APPサーバ100は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が、特定済みの印刷可能回数によって示される回数内であるのか否かを判断する。T312においてYESと判断される場合は、例えば、特定済みの印刷可能回数が「無制限」を示す場合、及び、特定済みの印刷可能回数が「1日1回」を示し、かつ、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が当日の1回目である場合である。また、T312でNOと判断される場合は、特定済みの印刷可能回数が「1日1回」を示し、かつ、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が当日の2回目以上である場合である。
APPサーバ100は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が、特定済みの印刷可能回数によって示される回数内でないと判断する場合(T312でNO)に、T314において、メール印刷の実行が許可されなかったことを示すエラーメールをモバイル400に送信する。エラーメールは、電子メールEMの送信元アドレスを送信先アドレスとして含む。
また、APPサーバ100は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が、特定済みの印刷可能回数によって示される回数内であると判断する場合(T312でYES)に、T320以降の処理を実行する。
T320では、APPサーバ100は、デバイステーブル142からのメールアドレスMA1に関連付けて記憶されている管理ID「a01」を特定する。そして、APPサーバ100は、モデル情報を要求するモデル情報要求をXMPPサーバ10に送信する。モデル情報要求は、特定済みの管理ID「a01」を含む。
XMPPサーバ10は、T320において、APPサーバ100からモデル情報要求を受信すると、T322において、モデル情報要求内の管理ID「a01」に関連付けて記憶されているモデル情報MIをAPPサーバ100に送信する。
T324では、APPサーバ100は、モデル情報MIを利用して、電子メールEMに含まれている画像データを変換してMFP200が解釈可能なデータ形式を有する印刷データPD1を生成する。ここで、APPサーバ100は、メールアドレスMA1に関連付けて記憶されている印刷設定情報に従って、印刷データPD1を生成する。なお、変形例では、APPサーバ100は、電子メールEMの本文に含まれる印刷設定情報に従って、印刷データPD1を生成してもよい。
T326では、APPサーバ100は、印刷データPD1に従って実行される印刷ジョブに関する情報をジョブテーブル144に記憶する。具体的には、APPサーバ100は、UID「u01」に関連付けて、管理ID「a01」と、新しいジョブID「j01」と、電子メールEMに含まれている画像データのファイル名「id1」と、印刷URL「http://app.com/pd1」と、をジョブテーブル144に記憶する。ここで、印刷URL「http://app.com/pd1」は、印刷データPD1が記憶されているAPPサーバ100内の位置を示し、文字列「pd1」は、印刷データPD1のファイル名である。
T328では、APPサーバ100は、印刷URL「http://app.com/pd1」をXMPPサーバ10に送信する。
XMPPサーバ10は、T328において、APPサーバ100から印刷URL「http://app.com/pd1」を受信すると、T330において、XMPPセッションを利用して、印刷URL「http://app.com/pd1」をMFP200に送信する。
MFP200は、T330において、XMPPサーバ10から印刷URL「http://app.com/pd1」を受信すると、T340において、印刷データを要求する
データ要求をAPPサーバ100に送信する。データ要求は、印刷URL「http://app.com/pd1」を含む。データ要求は、HTTPコマンドである。印刷URLを利用することで、汎用的なHTTPコマンドを利用して、APPサーバ100から印刷データを受信することができる。
データ要求をAPPサーバ100に送信する。データ要求は、印刷URL「http://app.com/pd1」を含む。データ要求は、HTTPコマンドである。印刷URLを利用することで、汎用的なHTTPコマンドを利用して、APPサーバ100から印刷データを受信することができる。
APPサーバ100は、T340において、MFP200からデータ要求を受信すると、印刷URL「http://app.com/pd1」によって示されるAPPサーバ100内の位置から印刷データPD1を取得する。
T342では、APPサーバ100は、印刷データPD1をMFP200に送信する。これにより、MFP200は、T344において、印刷データPD1に対応する画像の印刷を実行する。
図6に示すように、印刷可能回数「無制限」が登録される場合には、メール印刷の回数が制限されず、電子メールEMに含まれる画像データに対応する画像の印刷がMFP200で実行される(T312でYES、T344)。ここで、印刷可能回数「無制限」が登録されるケースは、第1のセットアップ処理が実行されるケース(図3参照)及び第2のセットアップ処理のケースA1(図4参照)である。上記したように、第1のセットアップ処理では、図3のT5において、メール印刷モードを「無効」から「有効」に変更するための操作がMFP200の操作部212に実行される。また、上記したように、第2のセットアップ処理のケースA1では、図4のT109において、許可画面内の「OK」ボタンの選択がMFP200の操作部212に実行される。即ち、図3及び図4のケースでは、ユーザがMFP200の操作部212を操作することができる状況である。別言すれば、当該ユーザは、MFP200を操作する権限を有するもの(例えば管理者)である。さらに、別言すれば、当該ユーザは、MFP200が設置されている部屋に入れる権限を有するものである。
これに対して、図6に示すように、印刷可能回数「1日1回」が登録される場合には、メール印刷の回数が制限され、電子メールEMに含まれる画像データに対応する画像の印刷が実行されない(T312でNO、T314)。ここで、印刷可能回数「1日1回」が登録されるケースは、第2のセットアップ処理のケースA2(図5参照)である。上記したように、第2のセットアップ処理のケースA2では、図5のT207において、PC300からスキップ信号が受信され、その後、ユーザによる操作がMFP200で実行されることなく、登録要求がAPPサーバ100に送信される(T210)。即ち、図5のケースでは、ユーザがMFP200を操作することができない状況である。別言すれば、当該ユーザは、MFP200が設置されている部屋に入れる権限を有しない第三者である可能性がある。
本実施例の構成によれば、APPサーバ100は、ユーザによる操作がMFP200に実行されることなく、MFP200から登録要求を受信する場合(図5のT210)に、印刷可能回数「1日1回」等とメールアドレスMA1とをデバイステーブル142に登録する(図5のT222)。そして、印刷可能回数「1日1回」等とメールアドレスMA1とがデバイステーブル142に登録された後に、メールアドレスMA1とモバイル400から印刷対象の画像に対応する画像データとを含む電子メールEMが受信される場合(図6のT310)に、T312の判断が実行されて、APPサーバ100は、エラーメールをモバイル400に送信する(T314)。従って、ユーザによる操作がMFP200に実行されることなくMFP200から登録要求が受信される場合、即ち、第三者がPC300を不正に利用している可能性がある場合に、電子メールEMに含まれる画像データを用いて得られる印刷データがMFP200に送信されることが制限される。このために、MFP200の不正利用を抑制することができる。また、APPサーバ100とXMPPサーバ10の間の通信及びXMPPサーバ10とMFP200の間の通信の負荷が増大することを抑制することができる。
また、MFP200は、MFP200の操作部212が操作される場合(図3のT5、図4のT109)に、操作情報(T10のMFP操作情報、T110のボタン操作情報)を含む登録要求をAPPサーバ100に送信する(T10、T110)。これにより、メール印刷の回数が制限されることなく、メールアドレスMA1がデバイステーブル142に登録される(T22、T122)。一方、MFP200は、PC300からスキップ信号が受信されて、MFP200の操作部212が操作されない場合(図5のケース)に、操作情報を含まない登録要求をAPPサーバ100に送信する(T210)。これにより、メール印刷の回数が制限されたメールアドレスMA1がデバイステーブル142に登録される(T222)。即ち、第三者がPC300を不正に利用している可能性がある場合には、メール印刷の回数が制限される。このために、MFP200の不正利用を抑制することができる。
(第1の制限解除処理;図7)
図7を参照して、第1の制限解除処理について説明する。図7の処理は、図5の第2のセットアップ処理のケースA2の続きである。本ケースの初期状態は、図5と同様なログイン状態である。そして、PC300には、メニュー画面が表示されている。メニュー画面は、メール印刷の制限を解除することを示す文字列「制限解除」を含む「制限解除」ボタンBT1と、メール印刷に関する設定情報を変更することを示す文字列「設定変更」を含む「設定変更」ボタンBT2と、を含む。
図7を参照して、第1の制限解除処理について説明する。図7の処理は、図5の第2のセットアップ処理のケースA2の続きである。本ケースの初期状態は、図5と同様なログイン状態である。そして、PC300には、メニュー画面が表示されている。メニュー画面は、メール印刷の制限を解除することを示す文字列「制限解除」を含む「制限解除」ボタンBT1と、メール印刷に関する設定情報を変更することを示す文字列「設定変更」を含む「設定変更」ボタンBT2と、を含む。
T400では、PC300は、メニュー画面内の「制限解除」ボタンBT1の選択を受け付ける。T402では、PC300は、「制限解除」ボタンBT1が選択されたことを示す解除選択通知をMFP200に送信する。
MFP200は、T402において、PC300から解除選択通知を受信すると、T404において、第1の案内画面に対応する第1の案内画面データをPC300に送信する。第1の案内画面は、MFP200の操作をユーザに案内するための画面である。
PC300は、T404において、MFP200から第1の案内画面データを受信すると、T406において、第1の案内画面データに対応する第1の案内画面を表示する。第1の案内画面は、「表示」ボタンと、所定のメッセージと、を含む。「表示」ボタンは、後述する解除画面をMFP200に表示させるためのボタンである。所定のメッセージは、「表示」ボタンの選択後にMFP200に表示される解除画面内の「OK」ボタンの選択をユーザに促すためのメッセージである。
本ケースでは、PC300は、T410において、ユーザから第1の案内画面内の「表示」ボタンの選択を受け付ける。そして、PC300は、T412において、第1の案内画面内の「表示」ボタンが選択されたことを示すボタン通知をMFP200に送信する。
MFP200は、T412において、PC300からボタン通知を受信すると、T414において、解除画面を表示する。解除画面は、メール印刷の制限を解除するための「OK」ボタンを含む。
T420では、MFP200は、操作部212において、ユーザから解除画面内の「OK」ボタンの選択を受け付ける。そして、MFP200は、T422において、メール印刷の制限の解除を要求する解除要求をAPPサーバ100に送信する。当該解除要求は、UID「u01」を含む。
APPサーバ100は、T422において、MFP200から解除要求を受信すると、T424において、デバイステーブル142から解除要求内のUID「u01」に関連付けて記憶されている情報(即ち印刷制限回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」)を特定する。そして、APPサーバ100は、特定済みの情報をデバイステーブル142から削除し、新たな印刷制限回数「無制限」と新たな変更許可フラグ「OK」をUID「u01」に関連付けてデバイステーブル142に登録する。これにより、メール印刷の制限が解除される。
本ケースによれば、メニュー画面内の「制限解除」ボタンBT1の選択をPC300で実行したユーザは、解除画面内の「OK」ボタンの選択をMFP200で実行する。即ち、本ケースのユーザは、MFP200が設置されている部屋に入れる権限を有するもの(例えば管理者)である。例えば、管理者が、MFP200が設置されている部屋とは異なる部屋に設置されているPCを操作して、図5の第2のセットアップ処理のケースA2によりメールアドレスMA1をAPPサーバ100に登録する状況が想定される。本ケースによれば、このような状況によってメール印刷が制限された後に、管理者がMFP200を操作して、メール印刷の制限を解除することができる。ユーザの利便性が向上する。
(第2の制限解除処理;図8)
図8を参照して、第2の制限解除処理について説明する。本ケースの初期状態は、図7の第1の制限解除処理の初期状態と同様であり、PC300には、メニュー画面が表示されている。本ケースでは、PC300は、メニュー画面内の「設定変更」ボタンBT2の選択を受け付ける。T502では、PC300は、「設定変更」ボタンBT2が選択されたことを示す変更選択通知をMFP200に送信する。
図8を参照して、第2の制限解除処理について説明する。本ケースの初期状態は、図7の第1の制限解除処理の初期状態と同様であり、PC300には、メニュー画面が表示されている。本ケースでは、PC300は、メニュー画面内の「設定変更」ボタンBT2の選択を受け付ける。T502では、PC300は、「設定変更」ボタンBT2が選択されたことを示す変更選択通知をMFP200に送信する。
MFP200は、T502において、PC300から変更選択通知を受信すると、T503において、解除画面を表示する。さらに、MFP200は、T504において、第2の案内画面に対応する第2の案内画面データをPC300に送信する。第2の案内画面は、MFP200に表示された解除画面内の「OK」ボタンの選択をユーザに案内するための画面である。
PC300は、T504において、MFP200から第2の案内画面データを受信すると、T506において、第2の案内画面データに対応する第2の案内画面を表示する。
(ケースB1)
ケースB1は、MFP200の操作部212において、解除画面内の「OK」ボタンが選択されるケースである。MFP200は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されると、T522において、図7のT422と同様に、解除要求をAPPサーバ100に送信する。APPサーバ100は、解除要求の受信に応じて、図7のT424と同様のT544の処理を実行する。
ケースB1は、MFP200の操作部212において、解除画面内の「OK」ボタンが選択されるケースである。MFP200は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されると、T522において、図7のT422と同様に、解除要求をAPPサーバ100に送信する。APPサーバ100は、解除要求の受信に応じて、図7のT424と同様のT544の処理を実行する。
また、MFP200は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されると、T526において、解除要求がAPPサーバ100に送信されたことを示す解除通知をPC300に送信する。
PC300は、T526において、MFP200から解除通知を受信すると、T528において、MFP200からアクセスURLを取得して、当該アクセスURLを含むHTTPコマンドをAPPサーバ100に送信する。
APPサーバ100は、T528において、PC300からHTTPコマンドを受信すると、当該HTTPコマンドに含まれるアクセスURLに関連付けられて記憶されているUID「u01」を特定する。そして、APPサーバ100は、デバイステーブル142において特定済みのUID「u01」に関連付けて記憶されている変更許可フラグが「ON」を示すのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T529において、変更許可フラグが「ON」を示すと判断する。
変更許可フラグが「ON」を示すと判断されると、APPサーバ100は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の設定情報を変更するための変更画面に対応する変更画面データを生成する。そして、APPサーバ100は、T530において、生成済みの変更画面データをPC300に送信する。これにより、PC300は、T532において、受信済みの変更画面データに対応する変更画面を表示する。ここで、変更画面は、メールアドレスMA1を変更するためのメール変更欄と、メールアドレスMA1に関連付けられている印刷設定情報(例えば、サイズ、色数)を変更するための設定変更欄と、メールアドレスのリストであるホワイトリストを編集するための編集ボタンと、を含む。ユーザは、新しいメールアドレスをメール変更欄に入力することによって、メールアドレスMA1を新しいメールアドレスに変更することができる。また、ユーザは、新しい印刷設定情報を設定変更欄に入力することによって、メールアドレスMA1に関連付けて記憶されている印刷設定情報を新しい印刷設定情報に変更することができる。また、ユーザは、編集ボタンを選択することによって、ホワイトリストの編集(例えばメールアドレスの追加及び削除)をすることができる。
ホワイトリストは、メールアドレスMA1に関連付けられてメモリ134に記憶されている。例えば、図6において、APPサーバ100は、電子メールEMの受信に応じて、電子メールEMの送信元アドレスがホワイトリストに含まれるのか否かを判断する。APPサーバ100は、送信元アドレスがホワイトリストに含まれると判断する場合に、T320以降の処理を実行する。一方、APPサーバ100は、送信元アドレスがホワイトリストに含まれないと判断する場合に、T314において、エラーメールを送信する。なお、変形例では、ホワイトリストに代えて、ブラックリストが利用されてもよい。
本ケースによれば、メニュー画面内の「設定変更」ボタンBT2の選択をPC300で実行したユーザは、解除画面内の「OK」ボタンの選択をMFP200で実行する。即ち、本ケースのユーザは、MFP200が設置されている部屋に入れる権限を有するもの(例えば管理者)である。本ケースでも、図7のケースと同様に、メール印刷が制限された後に、管理者がMFP200を操作して、メール印刷の制限を解除することができる。ユーザの利便性が向上する。特に、本ケースでは、設定変更を意図しているユーザに対しても制限解除を促すことができるので、図7のケースとは異なる制限解除の手順をユーザに提供することができる。ユーザの利便性がさらに向上する。
(ケースB2)
ケースB2は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されないケースである。PC300は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されないことに起因して、MFP200から解除通知を受信することなく所定の時間が経過する場合に、T538において、アクセスURLを含むHTTPコマンドをAPPサーバ100に送信する。
ケースB2は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されないケースである。PC300は、解除画面内の「OK」ボタンが選択されないことに起因して、MFP200から解除通知を受信することなく所定の時間が経過する場合に、T538において、アクセスURLを含むHTTPコマンドをAPPサーバ100に送信する。
APPサーバ100は、T538において、PC300からHTTPコマンドを受信すると、変更許可フラグが「ON」を示すのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T539において、変更許可フラグが「NG」を示すと判断する。
変更許可フラグが「NG」を示すと判断されると、APPサーバ100は、T540において、エラー画面に対応するエラー画面データをPC300に送信する。これにより、PC300は、エラー画面データに対応するエラー画面を表示する。エラー画面は、メール印刷に関する設定情報の変更が許可されていないことを示すメッセージを含む。本ケースによれば、MFP200が操作されない状況において、メール印刷に関する設定情報が不正に変更されることを抑制することができる。
(第3の制限解除処理;図9)
図9を参照して、第3の制限解除処理について説明する。本ケースでは、MFP200は、操作部212において、ユーザからアクセスURLを表示部214に表示させるための操作を受け付ける。T602では、MFP200は、アクセスURLを表示部214に表示する。
図9を参照して、第3の制限解除処理について説明する。本ケースでは、MFP200は、操作部212において、ユーザからアクセスURLを表示部214に表示させるための操作を受け付ける。T602では、MFP200は、アクセスURLを表示部214に表示する。
続くT622では、MFP200は、図8のT522と同様に、解除要求をAPPサーバ100に送信する。APPサーバ100は、解除要求の受信に応じて、図8のT524と同様のT644の処理を実行する。
また、ユーザは、T640において、モバイル400を操作して、MFP200の表示部214に表示されたアクセスURLをモバイル400に入力する。例えば、アクセスURLがコード化されたQRコード(登録商標)が表示部214に表示され、当該QRコードがモバイル400で撮影されることによって、アクセスURLがモバイル400に入力される。
モバイル400は、T640において、アクセスURLの入力を受け付けと、T648において、入力済みのアクセスURLを含むHTTPリクエストをAPPサーバ100に送信する。T649〜T652は、APP100の通信相手がPC300である点を除いて。図8のT529〜T532と同様である。
本ケースによれば、ユーザは、アクセスURLを表示するために、MFP200の操作部212を操作する。即ち、本ケースのユーザは、MFP200が設置されている部屋に入れる権限を有するもの(例えば管理者)である。本ケースでも、図7のケースと同様に、メール印刷が制限された後に、管理者がMFP200を操作して、メール印刷の制限を解除することができる。ユーザの利便性が向上する。また、上記したように、アクセスURLは、メールアドレスMA1を利用するメール印刷に関する設定情報を変更するための変更画面にアクセスするためのURLである。即ち、ユーザは、メールアドレスMA1を利用するメール印刷に関する設定情報の変更を意図している。設定変更を意図しているユーザに対しても制限解除を促すことができるので、図7のケースとは異なる制限解除の手順をユーザに提供することができる。ユーザの利便性がさらに向上する。
(第3のセットアップ処理;図10)
図10を参照して、第3のセットアップ処理について説明する。T700では、モバイル400は、ユーザの操作に応じて、印刷アプリ410を起動する。現時点では、モバイル400には、MFP200と連携するための情報が記憶されていない。
図10を参照して、第3のセットアップ処理について説明する。T700では、モバイル400は、ユーザの操作に応じて、印刷アプリ410を起動する。現時点では、モバイル400には、MFP200と連携するための情報が記憶されていない。
T702では、モバイル400は、印刷アプリ410に従って、LAN4に接続されている装置を検索するための検索信号をブロードキャストに送信する。これにより、モバイル400は、LAN4に接続されている1個以上の装置のそれぞれから、当該装置を識別するための識別情報を受信する。本ケースでは、LAN4には、MFP200が接続されている。このため、モバイル400は、T706において、MFP200からUID「u01」を受信する。
T708では、モバイル400は、検索信号に対する応答として受信した識別情報のリストを表示する。当該リストは、MFP200のUID「u01」を含む。
T710では、モバイル400は、リストの中からUID「u01」を選択する操作を受け付ける。そして、T712では、モバイル400は、印刷アプリ410との連携を要求する連携要求をMFP200に送信する。連携要求は、選択済みのUID「u01」を含む。
MFP200は、T712において、モバイル400から連携要求を受信すると、T714において、印刷アプリ410との連携をユーザに確認するための連携画面を表示部214に表示する。連携画面は、印刷アプリ410との連携を許可する「OK」ボタンを含む。
T716では、MFP200は、操作部212において、ユーザから連携画面内の「OK」ボタンの選択を受け付ける。T718では、MFP200は、「OK」ボタンが選択されたことを示すOK通知をモバイル400に送信する。これにより、モバイル400は、T720において、MFP200と連携するための情報としてUID「u01」をモバイル400のメモリ(図示省略)に登録する。
ここで、印刷アプリ410は、MFP200に代わって、メール印刷モードを「有効」に変更する機能を有する。T800では、モバイル400は、印刷アプリ410に従って、メール印刷モード「無効」から「有効」に変更するための操作を受け付ける。T810では、モバイル400は、MFP200が登録要求を送信することに代わって、登録要求をAPPサーバ100に送信する。当該登録要求は、T720で登録されたUID「u01」と、連携操作情報と、を含む。連携操作情報は、連携画面の「OK」ボタンの選択がMFP200に実行されたことを示す情報である。
APPサーバ100は、T810において、モバイル400から登録要求を受信すると、T812において、メールアドレスMA1を生成する。そして、図3のT14〜T18と同様の処理が実行される。
T820では、APPサーバ100は、T810で受信した登録要求内に複数種類の操作情報のいずれかが含まれるのか否かを判断する。本ケースでは、APPサーバ100は、T810で受信した登録要求内に連携操作情報が含まれると判断し、T822以降の処理を実行する。T822は、図3のT22と同様である。即ち、本ケースでは、制限可能回数「無制限」等に関連付けてメールアドレスMA1がデバイステーブル142に登録され、メール印刷の利用が制限されない。そして、図3のT30からT70の処理が実行される。
続くT824では、APPサーバ100は、デバイステーブル142に登録されたメールアドレスMA1、制限内容情報、及び、アクセスURLをモバイル400に送信する。T826は、動作主体がモバイル400である点を除いて、図3のT84と同様である。
図10に示すように、第3のセットアップ処理が実行されるケースでも、印刷可能回数「無制限」が登録される(T822)。上記したように、第3のセットアップ処理では、印刷アプリ410と連携するための操作がMFP200の操作部212に実行され(T716)、連携済みの印刷アプリ410(即ちモバイル400)から登録要求を受信する(T810)。即ち、図10のケースでは、印刷アプリ410のユーザは、MFP200の操作部212を操作することができる権限を有しているもの(例えば管理者)であると推定される。例えば、連携済みの印刷アプリ410から登録要求が受信される場合に、印刷可能回数「1日1回」を登録する比較例が想定される。この比較例では、印刷アプリ410のユーザが上記の管理者であると推定可能であるもの関わらず、メール印刷の回数が制限される。これに対して、本ケースでは、印刷アプリ410のユーザが上記の管理者であると推定可能である状況において、メール印刷の回数が制限されない。本ケースでは、メール印刷の利用が不当に制限されることを抑制することができる。なお、変形例では、上記の比較例が採用されてもよい。
(対応関係)
APPサーバ100、MFP200が、それぞれ、「サーバ」、「通信装置」の一例である。モバイル400が、「第1の端末装置及び第3の端末装置」の一例である。PC300が、「第2の端末装置及び第4の端末装置」の一例である。メモリ134が、「メモリ」の一例である。操作部212が、「操作部」の一例である。第1及び第2のセットアップ処理(図3〜図5)において、MFP200が、「外部装置」の一例である。第3のセットアップ処理(図10)において、モバイル400が、「外部装置」の一例である。メール印刷が、「データ中継サービス」の一例である。メールアドレスMA1が、「利用情報」の一例である。印刷可能回数「1日1回」及び変更許可フラグ「NG」が、「制限情報」の一例である。第1及び第2のセットアップ処理(図3〜図5)において、T5の操作及びT109の操作が、「第1の操作」の一例である。第3のセットアップ処理(図10)において、T716の操作が、「第1の操作」の一例である。図3の第1のセットアップ処理のT10の登録要求、図4の第2のセットアップ処理のT110の登録要求、及び、図10の第3のセットアップ処理のT810の登録要求が、「第1種の登録要求」の一例である。図4の許可画面、図10の連携画面が、それぞれ、「第1の画面」、「第2の画面」の一例である。図5の第2のセットアップ処理のT210の登録要求が、「第2種の登録要求」の一例である。図4のT107の表示通知、図5のT207のスキップ通知が、それぞれ、「第1種の所定信号」、「第2種の所定信号」の一例である。電子メールEMに含まれる画像データ、印刷データPD1が、それぞれ、「第1のデータ」、「第2のデータ」の一例である。図6のT312の処理が、「制限処理」の一例である。
APPサーバ100、MFP200が、それぞれ、「サーバ」、「通信装置」の一例である。モバイル400が、「第1の端末装置及び第3の端末装置」の一例である。PC300が、「第2の端末装置及び第4の端末装置」の一例である。メモリ134が、「メモリ」の一例である。操作部212が、「操作部」の一例である。第1及び第2のセットアップ処理(図3〜図5)において、MFP200が、「外部装置」の一例である。第3のセットアップ処理(図10)において、モバイル400が、「外部装置」の一例である。メール印刷が、「データ中継サービス」の一例である。メールアドレスMA1が、「利用情報」の一例である。印刷可能回数「1日1回」及び変更許可フラグ「NG」が、「制限情報」の一例である。第1及び第2のセットアップ処理(図3〜図5)において、T5の操作及びT109の操作が、「第1の操作」の一例である。第3のセットアップ処理(図10)において、T716の操作が、「第1の操作」の一例である。図3の第1のセットアップ処理のT10の登録要求、図4の第2のセットアップ処理のT110の登録要求、及び、図10の第3のセットアップ処理のT810の登録要求が、「第1種の登録要求」の一例である。図4の許可画面、図10の連携画面が、それぞれ、「第1の画面」、「第2の画面」の一例である。図5の第2のセットアップ処理のT210の登録要求が、「第2種の登録要求」の一例である。図4のT107の表示通知、図5のT207のスキップ通知が、それぞれ、「第1種の所定信号」、「第2種の所定信号」の一例である。電子メールEMに含まれる画像データ、印刷データPD1が、それぞれ、「第1のデータ」、「第2のデータ」の一例である。図6のT312の処理が、「制限処理」の一例である。
第1及び第2の制限解除処理において、解除画面内の「OK」ボタンを選択することが、「第2の操作」の一例である。第3の制限解除処理において、図9のT600の操作が、「第2の操作(及び特定の操作)」の一例である。図7のT402の解除選択通知及び図8のT502の変更選択通知が、「特定信号」の一例である。図7の「制限解除」ボタンBT1、図8の「設定変更」ボタンBT2が、それぞれ、「第1のボタン」、「第2のボタン」の一例である。解除画面が、「第3の画面」の一例である。
「サーバ」について、図3のT10、図4のT110、図5のT210、及び、図10のT810が、「登録要求受信部」によって実現される処理の一例である。図3のT22、図4のT122、及び、図10のT822が、「第1の登録部」によって実現される処理の一例である。図5のT222が、「第2の登録部」によって実現される処理の一例である。図6のT310が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。図6のT342が、「データ送信部」によって実現される処理の一例である。
「通信装置」について、図3のT10、図4のT110、及び、図5のT210が、「登録要求送信部」によって実現される処理の一例である。図6のT342が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。
(第2実施例)
第1実施例では、メール印刷が実行される。これに代えて、第2実施例では、アプリ印刷が実行される。アプリ印刷では、APPサーバ100は、画像データを含む電子メールに代えて、画像データを含むHTTPコマンドを受信する。これにより、APPサーバ100とXMPPサーバ10が連携して動作して、HTTPコマンドに含まれる画像データに対応する画像の印刷をMFP200に実行させることができる。
第1実施例では、メール印刷が実行される。これに代えて、第2実施例では、アプリ印刷が実行される。アプリ印刷では、APPサーバ100は、画像データを含む電子メールに代えて、画像データを含むHTTPコマンドを受信する。これにより、APPサーバ100とXMPPサーバ10が連携して動作して、HTTPコマンドに含まれる画像データに対応する画像の印刷をMFP200に実行させることができる。
(APPサーバ100の構成:図2)
本実施例のAPPサーバ100は、デバイステーブル142内の情報が異なる点を除いて、第1実施例のAPPサーバ100と同様である。具体的には、本実施例では、デバイステーブル142には、メールアドレスに代えて、端末IDが記憶される。
本実施例のAPPサーバ100は、デバイステーブル142内の情報が異なる点を除いて、第1実施例のAPPサーバ100と同様である。具体的には、本実施例では、デバイステーブル142には、メールアドレスに代えて、端末IDが記憶される。
(第1のセットアップ処理;図3)
図3を参照して、本実施例の第1のセットアップ処理を説明する。本実施例の第1のセットアップ処理は、T5、T10、及び、T22の内容が異なり、T12の処理が実行されない点を除いて、第1実施例の第1のセットアップ処理と同様である。
図3を参照して、本実施例の第1のセットアップ処理を説明する。本実施例の第1のセットアップ処理は、T5、T10、及び、T22の内容が異なり、T12の処理が実行されない点を除いて、第1実施例の第1のセットアップ処理と同様である。
T5では、MFP200は、端末ID「t01」を入力するための操作がMFP200に実行されることに応じて、メール印刷モードを「無効」から「有効」に変更する。そして、T10では、MFP200は、UID「u01」と、MFP操作情報と、端末ID「t01」と、を含む登録要求をAPPサーバ100に送信する。ここで、端末ID「t01」を入力するための操作は、例えば、操作部212において端末ID「t01」を入力する操作、近距離無線通信(例えばNFC(Near Field Communicationの略))を利用した端末ID「t01」の送信のためにモバイル400をMFP200に近づける操作である。
T22では、APPサーバ100は、端末ID「t01」と印刷可能回数「無制限」等とを関連付けて、デバイステーブル142に登録する。
(第3のセットアップ処理;図10)
図10を参照して、本実施例の第3のセットアップ処理を説明する。なお、本実施例では、第2のセットアップ処理は実行されない。
図10を参照して、本実施例の第3のセットアップ処理を説明する。なお、本実施例では、第2のセットアップ処理は実行されない。
本実施例の第3のセットアップ処理では、印刷アプリ410とMFP200との連携は、連携画面内の「OK」ボタンが選択されなくても可能である。具体的には、本実施例のセットアップ処理では、モバイル400は、リストの中からUID「u01」を選択する操作を受け付けることをトリガとして(T710)、MFP200と連携するための情報としてUID「u01」をモバイル400のメモリ(図示省略)に登録する(T720)。そして、モバイル400は、UID「u01」の登録後に、連携要求をMFP200に送信する。
本実施例では、連携画面内の「OK」ボタンが選択される場合と、連携画面内の「OK」ボタンが選択されない場合と、で異なる処理が実行される。
まず、連携画面内の「OK」ボタンが選択される場合には、T810、T822の内容が異なり、T812の処理が実行されない点を除いて、第1実施例と同様の処理が実行される。
T810では、MFP200は、UID「u01」と、連携操作情報と、端末ID「t01」と、を含む登録要求をAPPサーバ100に送信する。T822では、APPサーバ100は、端末ID「t01」と印刷可能回数「無制限」と変更許可フラグ「OK」等を関連付けて、デバイステーブル142に登録する。即ち、アプリ印刷の利用は制限されない。
これに対して、連携画面内の「OK」ボタンが選択されない場合には、T810、T820、T822、T824、T826の内容が異なり、T812の処理が実行されない点を除いて、第1実施例と同様の処理が実行される。
T810では、MFP200は、UID「u01」と、端末ID「t01」と、を含む登録要求をAPPサーバ100に送信する。T820では、APPサーバ100は、T810で受信した登録要求内に複数種類の操作情報のうちのいずれも含まれないと判断する。T822では、APPサーバ100は、端末ID「t01」と印刷可能回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」等を関連付けて、デバイステーブル142に登録する。即ち、アプリ印刷の利用が制限される。本ケースのT824、T826は、印刷可能回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」が制限内容情報に含まれる点を除いて、第1実施例と同様である。
(アプリ印刷;図11)
図11を参照して、アプリ印刷を実行するための処理を説明する。モバイル400は、T900において、ユーザの操作に応じて、印刷アプリ410を起動する。モバイル400は、印刷アプリに従って、印刷対象の画像を選択するための選択画面を表示する。
図11を参照して、アプリ印刷を実行するための処理を説明する。モバイル400は、T900において、ユーザの操作に応じて、印刷アプリ410を起動する。モバイル400は、印刷アプリに従って、印刷対象の画像を選択するための選択画面を表示する。
T902では、モバイル400は、選択画面において画像の選択を受け付ける。T910では、モバイル400は、選択済みの画像に対応する画像データと、端末ID「t01」と、を含むHTTPコマンドをAPPサーバ100に送信する。なお、変形例では、選択画面は、印刷設定を選択するための選択欄を含んでもよく、HTTPコマンドは、ユーザによって選択された印刷設定を示す情報を含んでもよい。
APPサーバ100は、T910において、HTTPコマンドを受信すると、デバイステーブル142からHTTPコマンドに含まれる端末ID「t01」に関連付けて記憶されている管理ID「a01」を特定する。T912〜T944は、T914の内容が異なる点を除いて、図6のT312〜T234と同様である。T914では、APPサーバ100は、アプリ印刷の実行が許可されなかったことを示すエラー通知をモバイル400に送信する。
(本実施例の効果)
本実施例でも、MFP200の操作部212が操作される場合(第1のセットアップ処理において端末ID「t01」を入力するための操作が実行される場合、又は、第3のセットアップ処理において連携画面内の「OK」ボタンが選択される場合)に、アプリ印刷の利用は制限されない。これに対して、MFP200の操作部212が操作されない場合、即ち、第3のセットアップ処理において連携画面内の「OK」ボタンが選択されない場合に、アプリ印刷の利用が制限される。従って、第1実施例と同様に、MFP200の不正利用を抑制することができる。
本実施例でも、MFP200の操作部212が操作される場合(第1のセットアップ処理において端末ID「t01」を入力するための操作が実行される場合、又は、第3のセットアップ処理において連携画面内の「OK」ボタンが選択される場合)に、アプリ印刷の利用は制限されない。これに対して、MFP200の操作部212が操作されない場合、即ち、第3のセットアップ処理において連携画面内の「OK」ボタンが選択されない場合に、アプリ印刷の利用が制限される。従って、第1実施例と同様に、MFP200の不正利用を抑制することができる。
(対応関係)
アプリ印刷、端末ID「t01」が、それぞれ、「データ中継サービス」、「利用情報」の一例である。「サーバ」について、図11のT910、図11のT942が、それぞれ、「データ受信部」、「データ送信部」によって実現される処理の一例である。「通信装置」について、図11のT942が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。
アプリ印刷、端末ID「t01」が、それぞれ、「データ中継サービス」、「利用情報」の一例である。「サーバ」について、図11のT910、図11のT942が、それぞれ、「データ受信部」、「データ送信部」によって実現される処理の一例である。「通信装置」について、図11のT942が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、メール印刷の回数が制限されているのか否かの判断(図6のT312参照)がMFP200によって実行される。通信システム2の構成は、第1実施例と同様である。
本実施例では、メール印刷の回数が制限されているのか否かの判断(図6のT312参照)がMFP200によって実行される。通信システム2の構成は、第1実施例と同様である。
(第1のセットアップ処理;図3)
図3を参照して、本実施例の第1のセットアップ処理を説明する。本実施例の第1のセットアップ処理では、MFP200は、T82の閲覧画面データの受信に応じて、閲覧画面データに含まれる情報、即ち、メールアドレスMA1と制限内容情報(即ち印刷可能回数「無制限」と変更許可フラグ「OK」)とを関連付けてメモリ234に記憶する。
図3を参照して、本実施例の第1のセットアップ処理を説明する。本実施例の第1のセットアップ処理では、MFP200は、T82の閲覧画面データの受信に応じて、閲覧画面データに含まれる情報、即ち、メールアドレスMA1と制限内容情報(即ち印刷可能回数「無制限」と変更許可フラグ「OK」)とを関連付けてメモリ234に記憶する。
(第2のセットアップ処理;図4、図5)
図4、図5を参照して、本実施例の第2のセットアップ処理を説明する。本実施例の第2のセットアップ処理では、MFP200は、図4のT124又は図5のT224のメールアドレスMA1と制限内容情報との受信に応じて、メールアドレスMA1と制限内容情報とを関連付けてメモリ234に記憶する。なお、本実施例では、第3のセットアップ処理は実行されない。
図4、図5を参照して、本実施例の第2のセットアップ処理を説明する。本実施例の第2のセットアップ処理では、MFP200は、図4のT124又は図5のT224のメールアドレスMA1と制限内容情報との受信に応じて、メールアドレスMA1と制限内容情報とを関連付けてメモリ234に記憶する。なお、本実施例では、第3のセットアップ処理は実行されない。
(メール印刷を実行するための処理;図12)
図12を参照して、本実施例においてメール印刷を実行するための処理を説明する。T950〜T968は、APPサーバ100においてT312の判断が実行されない点を除いて、第1実施例の図6のT310、T320〜328と同様である。
図12を参照して、本実施例においてメール印刷を実行するための処理を説明する。T950〜T968は、APPサーバ100においてT312の判断が実行されない点を除いて、第1実施例の図6のT310、T320〜328と同様である。
T970では、XMPPサーバ10は、XMPPセッションを利用して、印刷URL「http://app.com/pd1」と、メールアドレスMA1と、をMFP200に送信する。
T972では、MFP200は、メモリ234からメールアドレスMA1に関連付けて記憶されている印刷可能回数を特定する。そして、MFP200は、特定済みの印刷可能回数を利用して、図6のT312と同様の判断を実行する。MFP200は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が、特定済みの印刷可能回数によって示される回数内でないと判断する場合(T972でNO)に、T974において、エラーメール指示をAPPサーバ100に送信する。これにより、APPサーバ100は、T976において、エラーメール指示に従って、エラーメールをモバイル400に送信する。
一方、MFP200は、メールアドレスMA1を利用するメール印刷の回数が、特定済みの印刷可能回数によって示される回数内であると判断する場合(T972でYES)に、T980以降の処理を実行する。T980〜T984は、図6のT340〜T344と同様である。
(本実施例の効果)
本実施例でも、MFP200の操作部212が操作される場合(図3のT5、図4のT109)に、メール印刷の利用が制限されない(図12のT972でYES)。これに対して、MFP200の操作部212が操作されない場合(図5のケース)に、メール印刷の利用が制限される(図12のT972でNO)。従って、第1実施例と同様に、MFP200の不正利用を抑制することができる。
本実施例でも、MFP200の操作部212が操作される場合(図3のT5、図4のT109)に、メール印刷の利用が制限されない(図12のT972でYES)。これに対して、MFP200の操作部212が操作されない場合(図5のケース)に、メール印刷の利用が制限される(図12のT972でNO)。従って、第1実施例と同様に、MFP200の不正利用を抑制することができる。
(対応関係)
メモリ234、図12のT972が、それぞれ、「メモリ」、「制限処理」の一例である。「サーバ」について、図12のT950、図12のT982が、それぞれ、「データ受信部」、「データ送信部」によって実現される処理の一例である。「通信装置」について、図12のT982が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。
メモリ234、図12のT972が、それぞれ、「メモリ」、「制限処理」の一例である。「サーバ」について、図12のT950、図12のT982が、それぞれ、「データ受信部」、「データ送信部」によって実現される処理の一例である。「通信装置」について、図12のT982が、「データ受信部」によって実現される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1) 「通信装置」は、MFP200に限らず、例えば、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、PC、サーバ等であってもよい。
(変形例2) 「第1のデータ」は、画像データに限らず、例えば、MFP200の設定値であってもよい。この場合、「データ中継サービス」は、端末装置と通信装置との間で当該設定値を中継するサービスであってもよい。また、「第2のデータ」は、印刷データに限らず、例えば、画像データを含むファクシミリ情報であってもよい。この場合、MFP200は、APPサーバ100からファクシミリ情報を受信する場合に、ファクシミリ情報に含まれる画像データを変換してファクシミリデータを生成し、PSTNI/F220を介して、所定の宛先にファクシミリデータを送信してもよい。この場合、「データ中継サービス」は、端末装置と通信装置との間でファクシミリのための画像データを中継するサービスであってもよい。
(変形例3) 図5の第2のセットアップ処理のケースA2では、MFP200は、複数種類の操作情報のうちのいずれも含まない登録要求をAPPサーバ100に送信する(T210)。これに代えて、MFP200は、許可画面内のOKボタンが選択されなかったことを示す無操作情報を含む登録要求をAPPサーバ100に送信してもよい。この場合、図4の第2のセットアップ処理のケースA1では、MFP200は、許可画面内のOKボタンが選択される場合に、無操作情報を含まない登録要求をAPPサーバ100に送信してもよい。本変形例では、無操作情報を含む登録要求、無操作情報を含まない登録要求が、それぞれ、「第1種の登録要求」、「第2種の登録要求」の一例である。
(変形例4) 「制限情報」は、印刷可能回数「無制限」に限らず、例えば、メール印刷による印刷を実行可能な枚数(例えば「1日2枚」)、メール印刷を実行可能な期間(例えば「2019年12月20日から2019年12月21日」)、メール印刷による印刷を禁止することを示す情報等であってもよい。
(変形例5) 「データ中継サービスに関する設定情報の変更を制限」することは、図8に示すように、メール印刷に関する設定情報の全ての変更を禁止することに限らず、例えば、メール印刷に関する設定情報の一部の変更を禁止することであってもよい。この場合、例えば、印刷設定情報の変更は許可され、ホワイトリストの編集、ホワイトリストの有効と無効の設定変更、及び、メールアドレスの変更のうちの少なくとも1つは禁止されてもよい。
(変形例6) 「第2のデータ」は、印刷データPD1に限らず、例えば、電子メールEMに含まれている画像データであってもよい。一般的に言えば、「第2のデータ」は「第1のデータ」と同じであってもよい。
(変形例7) 上記の第1実施例では、図4の第2のセットアップ処理のケースA1において、表示通知に応じて、メール印刷の利用が制限されず、図5の第2のセットアップ処理のケースA2において、スキップ通知に応じて、メール印刷の利用が制限される。これに代えて、第2のセットアップ処理において、確認画面及び許可画面は表示されず、MFP200は、PC300からサービス利用要求を受信する場合に、複数種類の操作情報のうちのいずれも含まない登録要求をAPPサーバ100に送信してもよい。即ち、第2のセットアップ処理において、メール印刷の利用が常に制限されてもよい。本変形例では、「第1種の所定信号」と「第2種の所定信号」を省略可能である。
(変形例8) 図4の第2のセットアップ処理のケースA1において、MFP200は、許可画面を表示しなくてもよい。この場合、MFP200は、操作部212のうちのメール印刷モードの「無効」から「有効」への変更を許可する物理的なボタンが選択される場合に、登録要求をAPPサーバ100に送信してもよい。本変形例では、「第1の画面」を省略可能である。
(変形例9) 第1実施例において、図10の第3のセットアップ処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「所定通信」及び「第2の画面」を省略可能である。
(変形例10) 図10の第3のセットアップ処理では、モバイル400が、登録要求をAPPサーバ100に送信する。これに代えて、MFP200が、連携画面内の「OK」ボタンの選択に応じて、連携操作情報を含む登録要求をAPPサーバ100に送信してもよい。一般的言えば、「第1種の登録要求」は、所定の通信の後に、通信装置である外部装置から受信されてもよい。
(変形例11) 各実施例において、図3の第1のセットアップ処理は実行されなくてもよい。
(変形例12) 第1の制限解除処理、第2の制限解除処理、及び、第3の制限解除処理のいずれかは、実行されなくてもよい。本変形例では、「削除要求受信部」、「削除部」を省略可能である。
(変形例13) 上記の各実施例では、デバイステーブル142は、印刷制限回数「1日1回」と変更許可フラグ「NG」を登録する。これに代えて、デバイステーブル142は、変更許可フラグ「NG」のみを登録してもよい。この場合、ユーザは、ホワイトリストの編集ができず、ホワイトリストにメールアドレスを追加することができない。そして、APPサーバ100は、電子メールEMが受信される場合に、当該電子メールEMの送信元アドレスがホワイトリストに含まれないと判断して、エラーメールを送信する。即ち、メール印刷の利用が制限される。一般的に言えば、「制限情報」は、データ中継サービスに関する設定情報の変更を制限するための情報のみを含んでいてもよい。また、他の例では、「制限情報」は、第1のデータに対応する画像の印刷を制限するための情報(例えば印刷制限回数「1日1回」)のみを含んでいてもよい。
(変形例14)上記の各実施例では、図3〜図12の各処理がソフトウェア(例えばプログラム40、140、240)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、8:インターネット、10:XMPPサーバ、12:操作部、16:ネットワークI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、40:プログラム、42:管理テーブル、100:APPサーバ、116:ネットワークI/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、140:プログラム、142:デバイステーブル、144:ジョブテーブル、200:MFP、212:操作部、214:表示部、218:印刷実行部、220:PSTNI/F、230:制御部、232:CPU、234:メモリ、240:プログラム、300:PC、400:モバイル、410:印刷アプリ、AT:アクセストークン、BT1:「制限解除」ボタン、BT2:「設定変更」ボタン、C:PINコード、EM:電子メール、MA1:メールアドレス、MI:モデル情報、PD1:印刷データ
Claims (17)
- サーバであって、
外部装置から登録要求を受信する登録要求受信部であって、前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継するサービスである、前記登録要求受信部と、
受信済みの前記登録要求が、第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求である場合に、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録する第1の登録部と、
受信済みの前記登録要求が、前記第1の操作が前記通信装置に実行されていないことを示す第2種の前記登録要求である場合に、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録する第2の登録部と、
前記第1の端末装置から第1のデータを受信するデータ受信部と、
前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを前記通信装置に送信するデータ送信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ送信部と、
を備える、サーバ。 - 前記登録要求受信部は、前記通信装置が第2の端末装置から所定信号を受信する場合に、前記通信装置である前記外部装置から前記登録要求を受信し、
前記第1種の登録要求は、前記通信装置が前記第2の端末装置から第1種の前記所定信号を受信した後に、前記第1の操作が前記通信装置に実行される場合に、前記通信装置である前記外部装置から受信され、
前記第2種の登録要求は、前記通信装置が前記第2の端末装置から第2種の前記所定信号を受信する場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されることなく、前記通信装置である前記外部装置から受信される、請求項1に記載のサーバ。 - 前記通信装置は、前記第2の端末装置から前記第1種の所定信号を受信する場合に、前記通信装置の操作部の操作を促す第1の画面を表示し、
前記第1の操作は、前記第1の画面に従った前記操作部の操作を含む、請求項2に記載のサーバ。 - 前記第1種の登録要求は、前記通信装置が第3の端末装置との所定通信を実行した後に、前記利用情報を前記メモリに登録するための操作が前記第3の端末装置に実行される場合に、前記第3の端末装置である前記外部装置から受信され、
前記所定通信は、
前記第3の端末装置が、前記通信装置の操作部の操作を促す第2の画面を前記通信装置に表示させるための要求を前記通信装置に送信することと、
前記第2の画面に従って、前記操作部が操作される場合に、前記通信装置が、前記操作部が操作されたことを示す通知を前記第3の端末装置に送信することと、
を含み、
前記第1の操作は、前記第2の画面に従った前記操作部の操作を含む、請求項1に記載のサーバ。 - 前記第1種の登録要求は、前記通信装置が第3の端末装置との所定通信を実行した後に、前記利用情報を前記メモリに登録するための操作が前記第3の端末装置に実行される場合に、前記通信装置である前記外部装置から受信され、
前記所定通信は、
前記第3の端末装置が、前記通信装置の操作部の操作を促す第2の画面を前記通信装置に表示させるための要求を前記通信装置に送信することを含み、
前記第1の操作は、前記第2の画面に従った前記操作部の操作を含む、請求項1に記載のサーバ。 - 前記通信装置は、前記利用情報を前記メモリに登録するための操作である前記第1の操作を受け付け可能であり、
前記第1種の登録要求は前記第1の操作が前記通信装置に実行される場合に、前記通信装置である前記外部装置から受信される、請求項1に記載のサーバ。 - 前記サーバは、さらに、
前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、第2の操作が前記通信装置に実行される場合に、前記通信装置から削除要求を受信する削除要求受信部と、
前記通信装置から前記削除要求が受信される場合に、前記メモリから前記制限情報を削除する削除部と、
を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載のサーバ。 - 前記通信装置は、第4の端末装置から特定信号を受信する場合に、前記通信装置の操作部の操作を促す第3の画面を表示し、
前記第2の操作は、前記第3の画面に従った前記操作部の操作を含む、請求項7に記載のサーバ。 - 前記第4の端末装置は、前記メモリから前記制限情報を削除するための第1のボタンを含むメニュー画面を表示し、
前記特定信号は、前記メニュー画面内の前記第1のボタンが選択される場合に、前記第4の端末装置から前記通信装置に送信される、請求項8に記載のサーバ。 - 前記第4の端末装置は、前記データ中継サービスに関する設定情報を変更するための第2のボタンを含むメニュー画面を表示し、
前記特定信号は、前記メニュー画面内の前記第2のボタンが選択される場合に、前記第4の端末装置から前記通信装置に送信される、請求項8又は9に記載のサーバ。 - 前記通信装置は、前記データ中継サービスに関する設定情報を変更するための特定の操作を受け付け可能であり、
前記第2の操作は、前記特定の操作を含む、請求項7に記載のサーバ。 - 前記第1のデータは、印刷対象の画像を表わす画像データであり、
前記制限情報は、
前記第1のデータに対応する前記画像の印刷を制限するための情報と、
前記データ中継サービスに関する設定情報の変更を制限するための情報と、
のうちの少なくとも一方の情報を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のサーバ。 - 前記サーバは、さらに、
前記メモリと、
前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記制限情報に従った前記制限処理を実行する制限処理実行部と、を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載のサーバ。 - 通信装置であって、
登録要求をサーバに送信するための所定条件が満たされる場合に、前記登録要求を前記サーバに送信する登録要求送信部であって、
前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、
前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と前記通信装置との間のデータ通信を中継するサービスであり、
第1種の前記所定条件であって、第1の操作が前記通信装置に実行されることである前記第1種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求が前記サーバに送信され、
前記第1種の登録要求は、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録するための要求であり、
第2種の前記所定条件であって、前記第1の操作が前記通信装置に実行されることなく、第2の端末装置から信号を受信することである前記第2種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されなかったことを示す第2種の前記登録要求が前記サーバに送信され、
前記第2種の登録要求は、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録するための要求である、前記登録要求送信部と、
前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から第1のデータを受信する場合に、前記サーバから、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを受信するデータ受信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から前記第1のデータを受信する場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ受信部と、
を備える、通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、
前記メモリと、
前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から前記第1のデータを受信する場合に、前記制限情報に従った前記制限処理を実行する制限処理実行部と、を備える、請求項14に記載のサーバ。 - サーバのためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
外部装置から登録要求を受信する登録要求受信部であって、前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と通信装置との間のデータ通信を中継するサービスである、前記登録要求受信部と、
受信済みの前記登録要求が、第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求である場合に、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録する第1の登録部と、
受信済みの前記登録要求が、前記第1の操作が前記通信装置に実行されていないことを示す第2種の前記登録要求である場合に、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録する第2の登録部と、
前記第1の端末装置から第1のデータを受信するデータ受信部と、
前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを前記通信装置に送信するデータ送信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記第1の端末装置から前記第1のデータが受信される場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。 - 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
登録要求をサーバに送信するための所定条件が満たされる場合に、前記登録要求を前記サーバに送信する登録要求送信部であって、
前記登録要求は、データ中継サービスを利用するための利用情報をメモリに登録するための要求であり、
前記データ中継サービスは、前記サーバが第1の端末装置と前記通信装置との間のデータ通信を中継するサービスであり、
第1種の前記所定条件であって、第1の操作が前記通信装置に実行されることである前記第1種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されたことを示す第1種の前記登録要求が前記サーバに送信され、
前記第1種の登録要求は、前記データ中継サービスの利用が制限されることを示す制限情報を前記メモリに登録することなく、前記利用情報を前記メモリに登録するための要求であり、
第2種の前記所定条件であって、前記第1の操作が前記通信装置に実行されることなく、第2の端末装置から信号を受信することである前記第2種の所定条件が満たされる場合に、前記第1の操作が前記通信装置に実行されなかったことを示す第2種の前記登録要求が前記サーバに送信され、
前記第2種の登録要求は、前記制限情報と前記利用情報とを前記メモリに登録するための要求である、前記登録要求送信部と、
前記制限情報が前記メモリに登録されることなく前記利用情報が前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から第1のデータを受信する場合に、前記サーバから、前記第1のデータを用いて得られる第2のデータを受信するデータ受信部であって、前記制限情報と前記利用情報とが前記メモリに登録された後に、前記サーバが前記第1の端末装置から前記第1のデータを受信する場合に、前記制限情報に従った制限処理が実行される、前記データ受信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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