JP2021104636A - 射出ユニット、及び、射出成形機 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂が流れやすい開閉弁を備えた射出ユニット、射出ユニットを備えた射出成形機の提供。【解決手段】射出ユニットは、樹脂を射出する射出シリンダ10と、射出シリンダ10に設けられた材料供給ホルダ30と、射出シリンダ10と材料供給ホルダ30との間に設けられた逆流防止弁31と、を備え、射出シリンダ10の連通孔の内面と、材料供給ホルダ30の連通孔の内面とで樹脂の流路が形成され、逆流防止弁31は、射出シリンダ10と摺動する摺動部との間に凹部を有することを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、射出ユニット、及び、射出成形機に関するものである。
従来の射出成形機は、射出シリンダ内にプランジャまたはスクリューなどが設けられ、それらが前進することで、樹脂を射出している。また、射出時に樹脂が逆流しないように、逆流を防ぐ機構が設けられている。
特許文献1では、バネ力によって流路を常に塞ぎ、射出シリンダ内を流れる樹脂の圧力によって流路を開く逆流防止機構を備えている。
特許文献1のような構成では、樹脂が流れにくい場合があった。本発明によれば、樹脂が流れやすい開閉弁を備えた射出ユニット、射出ユニットを備えた射出成形機を提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明の射出ユニットは、樹脂を射出する射出シリンダと、前記射出シリンダに設けられた材料供給ホルダと、前記射出シリンダと前記材料供給ホルダとの間に設けられた逆流防止弁と、を備え、前記射出シリンダの連通孔の内面と、前記材料供給ホルダの連通孔の内面とで樹脂の流路が形成され、前記逆流防止弁は、前記射出シリンダと摺動する摺動部との間に凹部を有することを特徴とする。
本発明によれば、樹脂が流れやすい射出ユニット、射出ユニットを備えた射出成形機を提供することができる。
本発明による射出機構を射出成形機に応用した一実施形態について、詳細に説明する。本発明はこのような実施形態のみに限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他の任意の技術にも当然応用することができる。
図1は、本発明による射出機構を竪型射出成形機に応用した一実施形態を模式的に表す図である。
以下、まず射出部について説明する。射出モータ13により、駆動プーリ46と射出ベルト14を介して従動プーリ45が回転し、射出ボールねじ12へと動力が伝わり、ネジの軸が上下する。ネジの軸と連結したプランジャガイドプレート35が、ガイドポスト20に案内される。プランジャ15は、プランジャホルダでプランジャガイド35に対し下から上にネジ止めされている。ねじ軸方向の負荷は、不図示の射出軸受けと射出ボールねじ12とで受ける。
樹脂材料は材料供給ホルダ30を通って、射出シリンダ10へと送られる。なお、樹脂材料の供給の仕方については、手動のガンタイプすなわちディスペンサで送ってもよいし、液体の熱硬化性樹脂のように、全自動でポンプ計量して、吐出量を管理する装置を付随してもよい。本実施例においては、熱可塑性の樹脂材料にも用いることができるが、液体の熱硬化性樹脂を成形するLIM(Liquid Injection Molding)に好ましく用いられる。
射出シリンダ10への樹脂材料の供給後の構成について、図2の断面図で説明する。射出シリンダ10の連通孔の内径に対して、プランジャ15の外径は小さく設定され、樹脂材料はその隙間と、流路弁17の流路穴を通ってプランジャヘッド16の前方(図2における下側)へと送られる。プランジャ15が上昇する事で、チェック弁18がスプリング19のばね力に勝って下降し、プランジャヘッド16の前方、すなわち図2のシリンダ樹脂流路の部屋(空間)及びノズル樹脂流路の空間へとチェック弁18が移動する。プランジャ15が下降し、樹脂を押圧して射出する際は、スプリング19のばね力で流路弁17の流路穴をチェック弁18が塞ぎ、樹脂のバックフローを防いでいる。
本実施形態における逆流防止の開閉弁について以下に説明する。
図2において、材料供給ホルダ30と射出シリンダ10とで樹脂の流路32が形成され、射出シリンダ10の材料入口に逆流防止弁31が設けられている。すなわち、射出シリンダ10の連通孔の内面と、材料供給ホルダ30の連通孔の内面とで樹脂の流路が形成されている。
図2において、材料供給ホルダ30と射出シリンダ10とで樹脂の流路32が形成され、射出シリンダ10の材料入口に逆流防止弁31が設けられている。すなわち、射出シリンダ10の連通孔の内面と、材料供給ホルダ30の連通孔の内面とで樹脂の流路が形成されている。
図3の逆流防止弁31は、外周のR面31a(凸部)を案内として、射出シリンダの入り口で摺動するように設けられている。外周の平面31b(凹部)とシリンダ入口の内周面との隙間を樹脂が流れる。また先端のR面31cは、材料供給ホルダ30の出口に接触することで樹脂の流路32を塞ぐ機能を有している。逆流防止弁31は、材料供給ホルダに向かって半球形状部を有し、複数の凸部31aの間の凹部31bは、半球形状部の曲面よりも射出シリンダ側に形成されている
図3では、R面31aと平面31bとが3個ずつであるが、複数あれば、何個であっても構わない。また、複数の凸部でなくとも、逆流防止弁31の最外周面である摺動部との間に凹部があれば、凹部の部分の摩擦を減らすことができる。
図2において、逆流防止弁31を境として、射出シリンダ内へ樹脂を供給する側の圧力をP1とし、反対側の射出シリンダ内の樹脂の圧力をP2とする。P1>P2の時、逆流防止弁31は射出シリンダ10側に樹脂の力によって押され、樹脂が射出シリンダ10内へ流れる。P2>P1の時、逆流防止弁31は材料供給ホルダ30側に押されて接触し、樹脂の逆流を防止する。また、射出シリンダ10の材料入口は、奥側の径が狭くなっており、逆流防止弁31がそれ以上奥に押されないようになっている。材料供給ホルダ30と射出シリンダ10とで逆流防止弁31の摺動ストロークを決めている。すなわち、下流側の樹脂の圧力が、上流側の樹脂の圧力を上回った時に、流路を塞ぐ。
凹部を設けることによって、射出シリンダ内を摺動し易くし、バネ等に固定をしていないので、メンテナンスやクリーニングを行い易い。
図4は、本実施形態における、射出シリンダ及び射出ユニットの1例である。Oリング37は、射出シリンダ10と、プランジャ15の上下動の案内をするプランジャガイドブッシュ36とで潰されるように設けられている。
潰し量が少ないと、プランジャ15が樹脂を押圧した後、上昇して元の高さに戻る際、射出シリンダ10から樹脂が漏れてしまうことがある。
反対に潰し量が大きい場合、プランジャ15がスムーズに上下動しない場合や、摩擦熱が成形に影響を及ぼすことがある。
図4のガイドブッシュ36は、止めねじ38によって高さを調節できる。止めねじ38を締め込み所定の高さにした後、ボルト39で固定する。
これにより、自在にOリングの潰し量を調節することができるようになる。
これにより、自在にOリングの潰し量を調節することができるようになる。
シール力を設定しやすくすることを課題とするのであれば、以下の構成を用いることで、シール力の設定をし易くすることができる。
射出シリンダ10内の樹脂を押圧するプランジャ15と、射出シリンダ10に設けられ、取付高さを調節できるガイドブッシュ36と、射出シリンダ10とガイドブッシュ36との間に設けられたOリング37を備えることを特徴としてもよい。
このとき、止めねじ38やボルト39が何個であっても構わない。
図5では、本実施形態における、金型の取り付け方法について説明する。
固定プレート21にクランパー25とガイドピン24によって吊り下げられた中間プレート23に固定側金型1を取り付ける。可動側金型2は、不図示のトグル機構によって上下動する可動プレート22に取り付ける。
可動側金型2が上昇し、固定側金型1と合わさり、固定プレート21に到達し、図1のシャットオフノズル11が、固定側金型1に入り込み樹脂を射出している。
中間プレート23に設けられたガイドピン24は、固定側金型1の上下動の案内をしている。
クランパー25は、ガイドピン24に通され、型締め時は固定側金型1とともに上昇する。型開き時は、クランパー25が固定プレート21に到達し、固定側金型1がそれ以上、下に動かないようにしている。クランパー25の高さ位置を調節することで、型開きの位置・ストロークを決められるようになる。
本実施例では、ガイドピン24に雄ねじが切られ、クランパー25は、ナットに斜めに貫通穴が切られているものを使用している。貫通穴があることにより、ナットを傾けるとねじがかからず、素早く締め込みたい高さに移動することができる。真っ直ぐに戻して、ガイドピン24に締め込む。
クランパー25は、磁石や真空で吸着するものなど、高さ位置が調節できれば上記の方法でなくてもよい。その場合、ガイドピン24が丸棒であっても構わない。
中間プレート23がクランパー25によって吊り下げられているため、固定側金型1は駆動源を持たず、可動側金型2の上昇とともに下から突き上げられて、型締めしている。下型が下がれば重力と吊り下げスプリング26のバネ力とで、ともに下がるようになっている。これにより、ノズルから離した状態でも、型同士を合わせる事ができる。
上型の高さ位置、上下方向のストロークを設定しやすくすることを課題とするのであれば、以下の構成を用いることで、高さ位置、ストロークの設定をし易くすることができる。
吊り下げユニットは、中間プレート23に垂直に設けられ、上下動の案内をするガイドピン24と、ガイドピン24に垂直に貫通し、位置を固定できるクランパー25と、を備えることを特徴としてもよい。
図6、7では、可動側金型2の取り付け方法について説明する。
図6は、可動側金型の取付部の右後斜視図であり、図7は可動側金型2が取り付けられている状態の断面図である。
スライドシリンダ50の先端には、可動側金型2を取り付ける連結ブロック51が設けられている。金型を挿入するときにスライドするスライド面58の内側に、固定ピン52を設け、内側ばね53のバネ力で下側に付勢している。固定ピン52は、金型を挿入する力をうけて、上側に逃げるように斜め形状になっている。レバー54を上に動かすと固定ピン52が凹になり、離すとばね力で凸になる。
可動側金型2をスライドシリンダ50側へ押し込むと、固定ピン52が可動側金型2に設けられたピン取付穴57へ入り込み、取付完了となる。フォトセンサ56は、スライドシリンダ50に固定されている。可動側金型2が奥に引き込まれたらセンサフラッグ55を検知し、金型の前後位置を確認している。
金型の取り付け易さを課題とするのであれば、以下の構成を用いることで取り付け易くなる。
固定側金型1と、可動側金型2と、可動側金型2を前後にスライドするスライドシリンダ50と、スライドシリンダ50に設けられた連結ブロック51と、連結ブロック51に設けられ、下側にばね53で付勢されるピン52と、連結ブロック51に設けられ、ピン52をばね53の力に抗い上に引き上げられるレバー54と、を備え、可動側金型2を連結ブロック51へ押し込むことで固定されることを特徴とするとしてもよい。また、金型を加熱して、熱硬化樹脂を成形する場合には、金型から離れて作業できるため、作業し易くなる。
1. 固定側金型
2. 可動側金型
10. 射出シリンダ
11. シャットオフノズル
12. 射出ボールねじ
13. 射出モータ
14. 射出ベルト
15. プランジャ
16. プランジャヘッド
17. 流路弁
18. チェック弁
19. スプリング
20. ガイドポスト
21. 固定プレート
22. 可動プレート
23. 中間プレート
24. ガイドピン
25. クランパー
26. 吊り下げスプリング
27. スライドブロック
30. 材料供給ホルダ
31. 逆流防止弁
31a.逆流防止弁外周R面
31b.逆流防止弁外周平面
32. 流路
35. プランジャガイドプレート
36. プランジャガイドブッシュ
37. Oリング
38. 止めねじ
39. ボルト
45. 従動プーリ
46. 駆動プーリ
47. シリンダバックプレート
50. スライドシリンダ
51. 連結ブロック
52. 固定ピン
53. 内側ばね
54. レバー
55. センサフラッグ
56. フォトセンサ
57. ピン取付穴
58. スライド面
2. 可動側金型
10. 射出シリンダ
11. シャットオフノズル
12. 射出ボールねじ
13. 射出モータ
14. 射出ベルト
15. プランジャ
16. プランジャヘッド
17. 流路弁
18. チェック弁
19. スプリング
20. ガイドポスト
21. 固定プレート
22. 可動プレート
23. 中間プレート
24. ガイドピン
25. クランパー
26. 吊り下げスプリング
27. スライドブロック
30. 材料供給ホルダ
31. 逆流防止弁
31a.逆流防止弁外周R面
31b.逆流防止弁外周平面
32. 流路
35. プランジャガイドプレート
36. プランジャガイドブッシュ
37. Oリング
38. 止めねじ
39. ボルト
45. 従動プーリ
46. 駆動プーリ
47. シリンダバックプレート
50. スライドシリンダ
51. 連結ブロック
52. 固定ピン
53. 内側ばね
54. レバー
55. センサフラッグ
56. フォトセンサ
57. ピン取付穴
58. スライド面
Claims (4)
- 樹脂を射出する射出シリンダと、
前記射出シリンダに設けられた材料供給ホルダと、
前記射出シリンダと前記材料供給ホルダとの間に設けられた逆流防止弁と、
を備え、
前記射出シリンダの連通孔の内面と、前記材料供給ホルダの連通孔の内面とで樹脂の流路が形成され、
前記逆流防止弁は、前記射出シリンダと摺動する摺動部との間に凹部を有することを特徴とする射出成形機。 - 前記逆流防止弁は、
下流側の樹脂の圧力が、上流側の樹脂の圧力を上回った時に、
流路を塞ぐことを特徴とする、請求項1に記載の射出成形機。 - 前記逆流防止弁は、
上流側の樹脂の圧力が、下流側の樹脂の圧力を上回った時に、
流路を開くことを特徴とする、請求項1に記載の射出成形機。 - 前記逆流防止弁は、
前記射出シリンダ側から前記材料供給ホルダに向かって半球形状部を有し、
前記凹部は、前記半球形状部の曲面よりも前記射出シリンダ側に形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019237385A JP2021104636A (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 射出ユニット、及び、射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019237385A JP2021104636A (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 射出ユニット、及び、射出成形機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021104636A true JP2021104636A (ja) | 2021-07-26 |
Family
ID=76918433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019237385A Pending JP2021104636A (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 射出ユニット、及び、射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021104636A (ja) |
-
2019
- 2019-12-26 JP JP2019237385A patent/JP2021104636A/ja active Pending
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