JP2021101271A - 静電容量タッチパネル装置および静電容量タッチパネル装置の制御方法 - Google Patents

静電容量タッチパネル装置および静電容量タッチパネル装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御基板に発生した結露によるタッチパネルのタッチ操作の誤検出を防止する、静電容量タッチパネル装置を提供する。【解決手段】静電容量タッチパネル装置100は、パルス信号に応じて出力される応答信号に応じて、タッチパネル20へのタッチ操作を検出する制御装置(タッチセンサ40)と、パルス信号を伝送する第1伝送線Txに隣接して配置される第1配線パターン32と、応答信号を伝送する第2伝送線Rxに隣接して配置される第2配線パターン33とが設けられた制御基板30と、第1配線パターンを接地線31に接続する第1スイッチSW1と、第2配線パターンを接地線に接続する第2スイッチSW2と、を備える。制御装置は、第1スイッチおよび第2スイッチをそれぞれオンまたはオフした場合に制御装置が検出する応答信号の信号量の変化に基づいて、タッチパネルのタッチ操作と制御基板の結露によるタッチ操作の誤検出とを判別する。【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量タッチパネル装置および静電容量タッチパネル装置の制御方法に関する。
カーナビゲーション装置や携帯端末等の情報機器では、液晶表示装置等の表示装置に静電容量方式のタッチパネルが組み込まれる場合がある。タッチパネルは、結露が発生すると誤動作しやすくなるため、タッチパネルを搭載する機器の温度を計測し、所定値を超える温度変化を検知した場合に、結露の発生の可能性があると判断して結露モードに移行する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、タッチパネルの複数箇所で所定の条件を満たす接触を検知した場合、水滴の付着を判断して水滴付着モードへの移行をユーザに通知し、接触を検知する閾値を通常モードより高くする手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−198391号公報 特開2013−222283号公報
ところで、結露は、タッチパネルの表面だけでなく、静電容量タッチパネル装置に内蔵される、タッチ操作の検出を制御する制御基板でも発生する場合がある。例えば、制御基板にはんだ付けされた部品等が結露し、結露により接地線への電流リークが発生した場合、制御基板上の配線に伝送されるタッチ操作の検出用の信号の信号量が変化するおそれがある。そして、電流リークにより信号量が変化した場合、タッチ操作の誤検出が発生するおそれがある。
上記の課題に鑑み、本発明は、静電容量タッチパネル装置の制御基板に発生した結露によるタッチパネルのタッチ操作の誤検出を防止することを目的とする。
一つの観点によれば、静電容量タッチパネル装置は、タッチパネルにパルス信号を出力するドライバと、前記パルス信号に応じて前記タッチパネルから出力される応答信号を検出するセンサとを含み、前記応答信号に応じて、前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する制御装置と、前記制御装置が搭載され、前記タッチパネルに前記パルス信号を伝送する第1伝送線と、前記第1伝送線に隣接して配置される第1配線パターンと、前記タッチパネルからの前記応答信号を伝送する第2伝送線と、前記第2伝送線に隣接して配置される第2配線パターンとが設けられた制御基板と、前記制御装置により制御され、前記第1配線パターンを接地線に接続する第1スイッチと、前記制御装置により制御され、前記第2配線パターンを接地線に接続する第2スイッチと、を有し、前記制御装置は、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンまたはオフした場合に前記センサが検出する前記応答信号の信号量の変化に基づいて、前記タッチパネルのタッチ操作と前記制御基板の結露によるタッチ操作の誤検出とを判別することを特徴とする。
静電容量タッチパネル装置の制御基板に発生した結露によるタッチパネルのタッチ操作の誤検出を防止することができる。
第1の実施形態における静電容量タッチパネル装置の一例を示すブロック図である。 図1のタッチセンサの動作の一例を示すタイミング図である。 結露の有無にかかわらず、タッチ操作を正しく検出するために、図1のタッチセンサが実行する制御方法の一例を示す説明図である。 図1のタッチセンサによりタッチ操作を検出する動作の一例を示すフロー図である。 図1の制御基板において、結露によりセンサラインRxからGNDにリーク電流が発生している場合に、スイッチSW2のオン/オフによる容量値の変化の例を示す説明図である。 第2の実施形態における静電容量タッチパネル装置を搭載したカーナビゲーション装置の一例を示す斜視図である。 図6の静電容量タッチパネル装置の動作の一例を示すフロー図である。 図6の静電容量タッチパネル装置の動作の別の例を示すフロー図である。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における静電容量タッチパネル装置の一例を示すブロック図である。例えば、図1に示す静電容量タッチパネル装置100は、相互容量方式を採用しており、カーナビゲーション装置に搭載される。
静電容量タッチパネル装置100は、ケーブル10を介して相互に接続されるタッチパネル20と制御基板30とを有する。例えば、タッチパネル20は、カーナビゲーション装置のディスプレイに組み込まれている。タッチパネル20は、ドライブラインTxに選択的に接続される複数の電極EL1と、センサラインRxに選択に接続される複数の電極EL2とを有する。各電極EL1は、図1の横方向に配線され、各電極EL2は、電極EL1の交差方向に配線される。電極EL1は、第1電極の一例であり、電極EL2は、第2電極の一例である。また、タッチパネル20は、電極EL1、EL2の交差部分にマトリックス状に配列された複数の検出セルCELL(透明電極)を有する。
制御基板30は、例えば、プリント基板であり、制御基板30上には、ベタグラウンド(GND)31、ガードグラウンド(Tx)32、ガードグラウンド(Rx)33、ドライブラインTxおよびセンサラインRxが形成されている。ガードグラウンド(Tx)32は、ドライブラインTxに転送されるパルス信号が外来ノイズにより歪むことを防止するため、ドライブラインTxに隣接して配置される。ガードグラウンド(Rx)33は、センサラインRxに転送される応答信号が外来ノイズにより歪むことを防止するため、センサラインRxに隣接して配置される。
ベタグラウンド31は、接地線の一例である。ガードグラウンド(Tx)32は、第1配線パターンの一例であり、ガードグラウンド(Rx)33は、第2配線パターンの一例である。ドライブラインTxは、第1伝送線の一例であり、センサラインRxは、第2伝送線の一例である。
また、制御基板30上には、タッチセンサ40、スイッチSW1、SW2、ダンピング抵抗61、62およびコネクタ70が搭載されている。例えば、タッチセンサ40、スイッチSW1、SW2、ダンピング抵抗61、62およびコネクタ70の端子は、制御基板30の配線パターンにはんだ付けされている。スイッチSW1は、第1スイッチの一例であり、スイッチSW2は、第2スイッチの一例である。
コネクタ70は、ドライブラインTxおよびセンサラインRxをタッチパネル20に接続するために設けられる。コネクタ70には、タッチパネル20に接続されるケーブル10に取り付けられたコネクタ80が接続される。例えば、ケーブル10はフレキシブルフラットケーブルである。
ダンピング抵抗61は、タッチセンサ40側のドライブラインTxとコネクタ70側のドライブラインTxとの間に接続される。ダンピング抵抗62は、タッチセンサ40側のセンサラインRxとコネクタ70側のセンサラインRxとの間に接続される。ダンピング抵抗61、62は、例えば、制御基板30の外部からコネクタ70を介してドライブラインTxまたはセンサラインRxに印加される静電気から制御基板30およびタッチセンサ40等を保護するために設けられる。なお、ダンピング抵抗61、62は、設けられなくもよい。
タッチセンサ40は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)の半導体装置である。タッチセンサ40によるセンサ機能は、CPUが実行する制御プログラムにより実現されてもよく、FPGAやASICに搭載される論理回路により実現されてもよく、FPGAに搭載されるCPUが実行する制御プログラムにより実現されてもよい。タッチセンサ40は、タッチパネル20へのタッチ操作を検出する制御装置の一例である。
タッチセンサ40は、ドライブラインTxに所定の周期でパルス信号を伝送するTxドライバ41と、パルス信号に対応してタッチパネル20から伝送される応答信号を、センサラインRxを介して受信するRxセンサ42を有する。そして、タッチセンサ40は、Rxセンサ42で受信した応答信号の電流波形(電流値)の変化に基づいて、タッチパネル20がタッチ操作されたか否かを判定する。
ここで、ドライブラインTxおよびセンサラインRxは、タッチパネル20の透明電極で容量結合されている。人体は大きなグラウンドとして作用するため、タッチパネル20がユーザ等の指でタッチされると、ドライブラインTxとセンサラインRx間の静電容量が減少する。静電容量が減少すると、センサラインRxを介して受信した応答信号の電流波形(例えば、ピーク電流値)が小さくなる。タッチセンサ40は、電流値の変化量または電流値と相関のある特性値の変化量を閾値と比較し、変化量が閾値以上の場合、タッチパネルのタッチ操作が行われたと判定する。
例えば、パルス信号は、タッチパネル20の複数の電極EL1のうちの選択された1つに与えられ、応答信号は、タッチパネル20の複数の電極EL2のうちの選択された1つから出力される。そして、タッチセンサ40は、選択する電極EL1、EL2を順次切り替えることで、検出セルCELLを順次選択し、選択した検出セルCELLのタッチ状態に応じた応答信号の信号量をRxセンサ42で検出し、各検出セルCELLのタッチ操作を検出する。以下では、グラウンドをGNDとも称する。
スイッチSW1は、ガードGND(Tx)32とベタGND31との間に設けられ、タッチセンサ40が出力する切替信号SWTxに応じて、ガードGND(Tx)32とベタGND31とを接続し、または接続を遮断する。スイッチSW2は、ガードGND(Rx)33とベタGND31との間に設けられ、タッチセンサ40が出力する切替信号SWRxに応じて、ガードGND(Rx)33とベタGND31とを接続し、または接続を遮断する。
特に限定されないが、スイッチSW1は、切替信号SWTxがハイレベル(論理値1)のときオンし、切替信号SWTxがロウレベル(論理値0)のときオフする。スイッチSW2は、切替信号SWRxがハイレベル(論理値1)のときオンし、切替信号SWRxがロウレベル(論理値0)のときオフする。なお、スイッチSW1、SW2は、タッチセンサ40内に設けられてもよい。この実施形態では、タッチセンサ40は、スイッチSW1、SW2を切り替えながら、タッチセンサ40によるタッチの検出が、ユーザ等によるタッチ操作によるものか、制御基板30の結露による誤検出によるものかを判定する。スイッチSW1、SW2の動作と、タッチ操作の判定方法については、図3および図4で詳細に説明する。
図2は、図1のタッチセンサ40の動作の一例を示すタイミング図である。タッチセンサ40は、静電容量タッチパネル装置100に電源が投入され、タッチパネル20へのタッチ操作の検出モード中、図2に示すタッチ操作の判定動作を繰り返し実施する。
Txドライバ41は、ドライブラインTxに所定の周期でパルス信号を出力し、Rxセンサ42は、パルス信号に対応してタッチパネル20から戻ってくる応答信号を、センサラインRxを介して検出する。また、タッチセンサ40は、図2に示す判定動作期間を3つの検出期間DET(DET1、DET2、DET3)に分け、検出期間DET毎にスイッチSW1、SW2のオン状態ONとオフ状態OFFとを切り替えるために切替信号SWTx、SWRxを出力する。
例えば、タッチセンサ40は、最初の検出期間DET1に、切替信号SWTx、SWRxをともにハイレベルに設定し、スイッチSW1、SW2をオンする(ON)。タッチセンサ40は、次の検出期間DET2に、切替信号SWTxをロウレベルに設定してスイッチSW1をオフし(OFF)、切替信号SWRxをハイレベルに設定してスイッチSW2をオンする(ON)。
タッチセンサ40は、最後の検出期間DET3に、切替信号SWTxをハイレベルに設定してスイッチSW1をオンし(ON)、切替信号SWRxをロウレベルに設定してスイッチSW2をオフする(OFF)。なお、図2に示す「誤検出発生」、「誤検出無し」は、ユーザによるタッチパネル20のタッチ操作は行われない状態での判定を示す。
結露によりドライブラインTxがGNDとショートした場合、スイッチSW1がオンしているときには、Txドライバ41が出力してドライブラインTx上に伝送されるパルス信号の波形の振幅が小さくなる。これにより、パルス信号に対応してタッチパネル20から戻ってくる応答信号の電流値は小さくなり、Rxセンサ42により検出される電流値は減少する。このため、タッチセンサ40は、結露の発生によりタッチ操作を判定してしまう(誤検出発生)。
一方、スイッチSW1がオフしているときには、ドライブラインTxからGNDへのリーク電流が発生しないため、正常なパルス信号がタッチパネル20に伝送され、Rxセンサ42により検出される電流値は減少しない。このため、タッチセンサ40は、結露が発生してもタッチ操作を判定しない(誤検出無し)。
同様に、結露によりセンサラインRxがGNDとショートした場合、スイッチSW2がオンしているときには、Rxセンサ42により検出される電流値が減少する。このため、タッチセンサ40は、結露の発生によりタッチ操作を判定してしまう(誤検出発生)。一方、スイッチSW2がオフしているときには、センサラインRxからGNDへのリーク電流が発生しないため、Rxセンサ42により検出される電流値は減少しない。このため、タッチセンサ40は、結露が発生してもタッチ操作を判定しない(誤検出無し)。
図3は、結露の有無にかかわらず、タッチ操作を正しく検出するために、図1のタッチセンサ40が実行する制御方法の一例を示す説明図である。タッチ操作の検出は、図2に示した3つの検出期間DET1、DET2、DET3によりスイッチSW1、SW2のオン/オフを順次切り替えることで実施される。検出期間DET1では、第1検出動作が実施され、検出期間DET2では、第2検出動作が実施され、検出期間DET3では第3検出動作が実施される。
なお、タッチセンサ40は、Rxセンサ42で検出したセンサラインRxの電流値に基づいて、容量値の変化量を算出する。ここで、容量値の変化量は、タッチパネル20での検出対象の検出セルCELL(透明電極)での容量値の変化量の推定値でもあり、センサラインRxの電流値の変化量と他のパラメータとを使用して算出される。例えば、他のパラメータは、温度、センサラインRx等の配線容量または制御基板30に供給される電源電圧等の少なくともいずれである。
閾値VT1、VT2、VT3は、タッチパネル20へのタッチ操作と結露によるタッチ操作の誤検出とを切り分けるために予め設定される。閾値VT1、VT3は、第1閾値の一例であり、閾値VT2は、第2閾値の一例である。閾値VT1、VT3は、タッチパネル20へのタッチ操作が実際に行われたときの容量値の変化量の最小値を示し、結露が発生したときの容量値の変化量の最小値を示す。このため、スイッチSW1、SW2がともにオンしている状態で、容量値の変化量が閾値VT1より小さい場合、タッチ操作が無く、結露の発生も無いと判定することができる。
閾値VT1は、ガードGND(Rx)33からベタGND31までのGNDパターンの寄生インピーダンスを考慮して設定されている。閾値VT3は、ガードGND(Tx)32からベタGND31までのGNDパターンの寄生インピーダンスを考慮して設定されている。なお、閾値VT1、VT3は、ほぼ同じ値であるため、閾値VT3の代わりに閾値VT1が使用されてもよい。
閾値VT2は、結露が発生したときの容量値の変化量の最大値より大きい値を示す。このため、容量値の変化量が閾値VT2以上の場合、結露の発生の有無にかかわらず、タッチ操作を検出することができる。スイッチSW1、SW2がともにオンしている状態で、容量値の変化量が閾値VT1以上で閾値VT2未満の場合、タッチ操作の検出または結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかであると判定できる。
閾値VT3は、例えば、GNDパターンの寄生インピーダンスに応じて、閾値VT1に対する補正を行った値であり、閾値VT1とほぼ同じである。このため、GNDパターンの寄生インピーダンスを考慮しなくてよい場合、後述する動作フローでは、閾値VT3の代わりに閾値VT1が使用されてもよい。
なお、この実施形態では、応答信号の電流値と他のパラメータとに基づいて算出される容量値の変化量を、容量値の閾値VT1、VT2、VT3と比較することで、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出を行う例を説明する。しかしながら、応答信号の電流値(例えば、ピーク電流)の変化量を、電流値の閾値VT1、VT2、VT3と比較することで、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出を行ってもよい。容量信号の変化量および電流値の変化量は、互いに相関があり、どちらも応答信号の信号量の変化を示す。このため、閾値VT1、VT2、VT3は、応答信号の信号量を示す他のパラメータに対応して設定されてもよい。
まず、スイッチSW1、SW2が両方オンする検出期間DET1において、容量値の変化量が閾値VT1、VT3以下の場合、タッチ操作が無く、結露の発生も無いことが分かる(図3(a))。容量値の変化量が閾値VT1以上で閾値VT2未満の場合、タッチ操作または結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかが発生していることが分かる(図3(b))。容量値の変化量が閾値VT2以上の場合、タッチ操作があったことが分かる(図3(c))。
検出期間DET1において、容量値の変化量が閾値VT1以上で閾値VT2未満の場合、タッチ操作と結露によるタッチ操作の誤検出との両方の可能性がある。このため、検出期間DET2、DET3で、タッチ操作と結露によるタッチ操作の誤検出とのいずれが発生したかが判別される。
スイッチSW1がオフし、スイッチSW2がオンする検出期間DET2において、容量値の変化量が閾値VT3以下の場合、検出期間DET1での容量値の変化が、ドライブラインTxの結露により発生したことが分かる。すなわち、タッチ操作が無いことが分かる(図3(d))。これは、ドライブラインTxの結露により発生していたGNDへのリーク電流が、スイッチSW1のオフにより無くなり、容量値の変化が無くなったためである。
検出期間DET2において、容量値の変化量が閾値VT3以上で閾値VT2未満の場合、タッチ操作またはセンサラインRxの結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかが発生していると分かる(図3(e))。この場合、検出期間DET3で、タッチ操作とセンサラインRxの結露によるタッチ操作の誤検出とのいずれが発生したかが判別される。
スイッチSW1がオンし、スイッチSW2がオフする検出期間DET3において、容量値の変化量が閾値VT1以下の場合、検出期間DET2での容量値の変化が、センサラインRxの結露により発生したことが分かる。すなわち、タッチ操作が無いことが分かる(図3(f))。これは、センサラインRxの結露により発生していたGNDへのリーク電流が、スイッチSW2のオフにより無くなり、容量値の変化が無くなったためである。検出期間DET3において、容量値の変化量が閾値VT1以上で閾値VT2未満の場合、タッチ操作が発生していると分かる(図3(g))。
以上により、検出期間DET1〜DET3でスイッチSW1、SW2を順次切り替えて、容量値の変化量を閾値VT1、VT2、VT3と比較することで、タッチ操作により容量値が変化したのか、結露により容量値が変化したのかを切り分けることができる。したがって、図4で説明するように、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出を防止することができる。この結果、静電容量タッチパネル装置100が搭載されるカーナビゲーション装置200等の装置の誤動作を防止することができ、静電容量タッチパネル装置100および装置の信頼性を向上することができる。
図4は、図1のタッチセンサ40によりタッチ操作を検出する動作の一例を示すフロー図である。すなわち、図4は、静電容量タッチパネル装置100の制御方法を示す。図3と同じ動作については、詳細な説明は省略する。例えば、図4に示す動作は、タッチセンサ40に搭載されるCPUが制御プログラムを実行することで実現される。なお、図4に示す動作は、タッチセンサ40に搭載されるシーケンサやロジック回路により実現されてもよい。
まず、ステップS10において、タッチセンサ40は、スイッチSW1、SW2の両方をオンする。次に、ステップS12において、タッチセンサ40は、容量値の変化量を算出し、容量値の変化量が閾値VT1以上である場合、ステップS14を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT1未満の場合、タッチ操作が無く、結露の発生も無いと判定し、ステップS10に戻る。
ステップS14において、タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT2以上である場合、タッチ操作があったと判定し、ステップS24を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT2未満の場合、タッチ操作または結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかが発生していると判定し、ステップS16を実施する。ステップS10、S12、S14の処理は、図3に示した検出期間DET1での第1検出動作に対応する。
ステップS16において、タッチセンサ40は、スイッチSW1をオフし、スイッチSW2をオンする。次に、ステップS18において、タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT3以上である場合、タッチ操作または結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかが発生していると判定し、ステップS20を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT3未満の場合、容量値の変化が、タッチ操作ではなく、ドライブラインTxの結露により発生したと判定し、ステップS26を実施する。ステップS16、S18の処理は、図3に示した検出期間DET2での第2検出動作に対応する。
ステップS20において、タッチセンサ40は、スイッチSW1をオンし、スイッチSW2をオフする。次に、ステップS22において、タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT1以上の場合、ステップS24を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT1以下の場合、容量値の変化が、タッチ操作ではなく、センサラインRxの結露により発生したと判定し、ステップS26を実施する。ステップS20、S22の処理は、図3に示した検出期間DET3での第3検出動作に対応する。
ステップS24において、タッチセンサ40は、タッチ操作を検出する。次に、ステップS26において、タッチセンサ40は、例えば、静電容量タッチパネル装置100の電源オフ操作等が発生した場合、図4に示す処理を終了する。静電容量タッチパネル装置100は、動作を継続する場合、ステップS10の処理に戻る。例えば、静電容量タッチパネル装置100の電源オフ操作は、カーナビゲーション装置が搭載される車両のアクセサリー電源のオフに基づいて実施される。
なお、近時、グローブをはめた状態でのタッチ操作など、容量変化の小さい条件でのタッチ操作を検知することが求められており、タッチ操作を検出する閾値は下がる傾向にある。この場合、結露によるタッチ操作の誤検出は発生しやすくなり、タッチパネルの操作性や静電容量タッチパネル装置の信頼性が低下するおそれがある。しかしながら、閾値VT1等が下げられた場合にも、図4の動作フローを実施することで、正常なタッチ操作なのか、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出なのかを切り分けることができるため、信頼性が低下することを防止することができる。
図5は、図1の制御基板30において、結露によりセンサラインRxからGNDにリーク電流が発生している場合に、スイッチSW2のオン/オフによる容量値の変化の例を示す説明図である。なお、結露によりドライブラインTxからGNDにリーク電流が発生している場合に、スイッチSW1のオン/オフによる容量値の変化は、図5と同様である。図5の各グラフにおいて、細い実線は、タッチセンサ40が算出した容量値の生データRawを示し、破線は、容量値の基準値Ref(リファレンス)を示し、太い実線は、生データから基準値を引いた差分Diff(容量値の変化量)を示す。
図5の左側のグラフにおいて、スイッチSW2がオンしている間、結露によるリーク電流により容量値が大きくなり、容量値の変化量が大きくなる。一方、図5の右側のグラフにおいて、スイッチSW2がオフしている場合、GNDへのリークパスが遮断されるため、生データRawは基準値Refと等しく、容量値は変化しない。したがって、結露によりGNDへのリーク電流が発生する場合にも、スイッチSW2をオフすることで、タッチ操作の誤検出を防止することができる。
以上、第1の実施形態では、スイッチSW1、SW2のオン/オフを切り替えて、応答信号の信号量の変化を検出することで、制御基板30に発生した結露に起因してタッチパネル20のタッチ操作が誤って検出されることを防止することができる。これにより、静電容量タッチパネル装置100が搭載されるカーナビゲーション装置200等の装置の誤動作を防止することができる。この結果、静電容量タッチパネル装置100の信頼性を向上することができ、静電容量タッチパネル装置100が搭載される装置の信頼性を向上することができる。
ガードGND(Tx)32をドライブラインTxに隣接して配置し、ガードGND(Rx)33をセンサラインRxに隣接して配置することにより結露によるGNDへのリーク電流が発生しやすくなる場合にも、タッチ操作の誤検出を防止することができる。換言すれば、ドライブラインTXおよびセンサラインRxへの外来ノイズの侵入を防止しつつ、タッチ操作の誤検出を防止することができる。
同様に、制御基板30上にダンピング抵抗61、62を搭載することにより結露によるGNDへのリーク電流が発生しやすくなる場合にも、タッチ操作の誤検出を防止することができる。換言すれば、制御基板30およびタッチセンサ40等を静電気から保護しつつ、タッチ操作の誤検出を防止することができる。
スイッチSW1、SW2のオン/オフの状態が互いに異なる第1検出動作、第2検出動作および第3検出動作を順次実施する。これにより、正常なタッチ操作の検出、タッチ操作の非検出、ドライブラインTxの結露によるタッチ操作の誤検出、およびセンサラインRxの結露によるタッチ操作の誤検出を切り分けることができる。
タッチパネル20がマトリックス状に配列される複数の検出セルCELLを有する場合、検出セルCELLの選択毎に、第1検出動作、第2検出動作および第3検出動作を順次実施する。これにより、正常なタッチ操作の検出、タッチ操作の非検出およびタッチ操作の誤検出を、検出セル毎に判定することができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態における静電容量タッチパネル装置を搭載したカーナビゲーション装置の一例を示す斜視図である。図6に示すカーナビゲーション装置200は、静電容量タッチパネル装置100Aを内蔵しており、ディスプレイ210の前方に、静電容量タッチパネル装置100Aの電源ボタンPBが組み込まれている。電源ボタンPBは、図1のタッチパネル20に相当し、カーナビゲーション装置200の電源ボタンとして機能する。車両に搭載されたカーナビゲーション装置200は、車両のバッテリーに接続されており、車両のアクセサリー電源がオフの状態でも、電源ボタンPBの操作により起動が可能である。
静電容量タッチパネル装置100Aは、図1に示した静電容量タッチパネル装置100と同様の構成および機能を有しており、相互容量方式を採用している。タッチセンサ40が搭載された制御基板30は、カーナビゲーション装置200内に設置される。例えば、制御基板30において、図1に示したセンサラインRxやドライブラインTxが結露すると、タッチセンサ40(図1)は、電源ボタンPBのタッチ操作を誤検出するおそれがある。これにより、ユーザの意図とは無関係にカーナビゲーション装置200が起動し、ディスプレイ210に映像が表示される事象が発生するおそれがある。また、結露状態によっては、何度も起動を繰り返し、車両のバッテリーが消耗するおそれがある。
これらの不具合を防止するために、静電容量タッチパネル装置100Aは、電源ボタンPBによるカーナビゲーション装置200の起動が、ユーザの操作によるものか、結露による誤動作によるものかを判別する機能を有する。また、静電容量タッチパネル装置100Aは、結露による誤動作を判定した場合、カーナビゲーション装置200の電源を自動的に遮断する機能を有する。さらに、静電容量タッチパネル装置100Aは、誤動作を検出した場合、電源ボタンPBのタッチ感度を下げることで、誤動作の繰り返しを避ける機能を有してもよい。
図7は、図6の静電容量タッチパネル装置100Aの動作の一例を示すフロー図である。すなわち、図7は、静電容量タッチパネル装置100Aの制御方法を示す。図7の動作を開始する前、カーナビゲーション装置200は、車両のバッテリーに接続されているが、アクセサリー電源はオフしている。
まず、ステップS30において、タッチセンサ40は、電源ボタンPBのタッチ操作が有ったか否かを検出し、タッチ操作が有った場合、ステップS32を実施し、タッチ操作が無い場合、タッチ操作を検出するまで、ステップS30を繰り返す。例えば、ステップS30は、図3および図4に示した検出期間DET1による第1検出動作により実施される。
次に、ステップS32において、タッチセンサ40は、電源ボタンPBのタッチ操作を検出したため、カーナビゲーション装置200に起動を指示する。なお、ステップS30で検出されたタッチ操作は、ユーザによる正常なタッチ操作だけでなく、制御基板30の結露により誤検出されたタッチ操作も含む。
次に、ステップS34において、タッチセンサ40は、スイッチSW1をオフし、スイッチSW2をオフする。次に、ステップS36において、タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT3以上である場合、タッチ操作または結露によるタッチ操作の誤検出のいずれかが発生していると判定し、ステップS38を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT3未満の場合、容量値の変化が、タッチ操作ではなく、ドライブラインTxの結露により発生したと判定し(誤動作)、ステップS46を実施する。ステップS34、S36の処理は、図4に示したステップS16、S18の処理と同じであり、図3に示した検出期間DET2での第2検出動作に対応する。
ステップS38において、タッチセンサ40は、スイッチSW1をオンし、スイッチSW2をオフする。次に、ステップS40において、タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT1以上の場合、正常なタッチ操作による起動と判定し、ステップS42を実施する。タッチセンサ40は、容量値の変化量が閾値VT1以下の場合、容量値の変化が、タッチ操作ではなく、センサラインRxの結露により発生したと判定し(誤動作)、ステップS46を実施する。ステップS38、S40の処理は、図4に示したステップS20、S22の処理と同じであり、図3に示した検出期間DET3での第3検出動作に対応する。
ステップS42において、タッチセンサ40は、電源ボタンPBのタッチ操作による正常な起動操作と判断し、図7に示す処理を終了する。この場合、カーナビゲーション装置200は、起動されたままの状態を維持する。
一方、ステップS46において、タッチセンサ40は、カーナビゲーション装置200に電源の遮断を指示し、図7に示す処理を終了する。これにより、カーナビゲーション装置200は電源を遮断する。
このように、この実施形態では、制御基板30の結露により電源ボタンPBのタッチ操作が誤って検出され、カーナビゲーション装置200が起動された場合にも、電源を遮断することができる。これにより、電源ボタンPBが操作されていないにもかかわらず、カーナビゲーション装置200が起動状態を継続することを防止することができる。
図8は、図6の静電容量タッチパネル装置100Aの動作の別の例を示すフロー図である。すなわち、図8は、静電容量タッチパネル装置100Aの制御方法を示す。図7と同様の動作については、詳細な説明は省略する。
図8に示す動作フローは、図7のステップS46の前にステップS44を追加している。すなわち、タッチセンサ40は、ステップS36、S40において、容量値の変化量が閾値VT1以下の場合、ステップS46の処理の前にステップS44の処理を実施する。
ステップS44において、タッチセンサ40は、閾値VT1、VT3を高くすることで、結露によるタッチ操作の誤検出を発生しにくくする。すなわち、タッチセンサ40は、電源ボタンPBのタッチ操作の誤検出を判定した場合、誤検出と判定する判定基準を、誤検出が発生しにくくなる判定基準に変更する。
ステップS44で高くされる閾値VT1、VT3は、図3に示した閾値VT2より低い値に設定される。なお、タッチセンサ40は、ステップS36で結露による誤動作を判定した場合、閾値VT3を高くし、ステップS40で結露による誤動作を判定した場合、閾値VT1を高くしてもよい。
ステップS44を追加することで、結露が続く場合に、カーナビゲーション装置200が繰り返し起動されることを防止することができる。例えば、カーナビゲーション装置200を搭載する車両において、エンジンが始動しておらず、車載バッテリーが充電されない場合、カーナビゲーション装置200の起動により車載バッテリーは消耗する。カーナビゲーション装置200の起動が繰り返された場合、車載バッテリーが上がるおそれがある。ステップS44を追加することで、カーナビゲーション装置200の起動が繰り返されることを防止することができ、車載バッテリーが上がることを防止することができる。
以上、第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出を防止することができる。さらに、第2の実施形態では、制御基板30の結露により電源ボタンPBのタッチ操作が誤って検出され、カーナビゲーション装置200が起動された場合にも、電源を遮断することができる。これにより、電源ボタンPBが操作されていないにもかかわらず、カーナビゲーション装置200が起動状態を継続することを防止することができる。
また、結露が続く場合に、カーナビゲーション装置200が繰り返し起動されることを防止することができ、繰り返しの起動より、カーナビゲーション装置200が搭載される車両の車載バッテリーが上がることを防止することができる。
なお、上述した静電容量タッチパネル装置100、100Aは、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末に搭載されてもよく、パーソナルコンピュータや各種の情報端末に搭載されてもよい。
また、図1に示したタッチパネル20と図6に示した電源ボタンPBとを有する静電容量タッチパネル装置が、カーナビゲーション装置等の装置に搭載されてもよい。この場合、静電容量タッチパネル装置は、第1の実施形態の動作と第2の実施形態の動作とを組み合わせて、制御基板30の結露によるタッチ操作の誤検出を判定する。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 ケーブル
20 タッチパネル
30 制御基板
31 ベタグラウンド
32 ガードグラウンド(Tx)
33 ガードグラウンド(Rx)
40 タッチセンサ
41 Txドライバ
42 Rxセンサ
61、62 ダンピング抵抗
70、80 コネクタ
100、100A 静電容量タッチパネル装置
200 カーナビゲーション装置
210 ディスプレイ
CELL 検出セル
DET1、DET2、DET3 検出期間
Diff 差分
EL1、EL2 電極
PB 電源ボタン
Raw 生データ
Ref 基準値
Rx センサライン
SW1、SW2 スイッチ
SWRx、SWTx 切替信号
Tx ドライブライン
VT1、VT2、VT2 閾値

Claims (8)

  1. タッチパネルにパルス信号を出力するドライバと、前記パルス信号に応じて前記タッチパネルから出力される応答信号を検出するセンサとを含み、前記応答信号に応じて、前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する制御装置と、
    前記制御装置が搭載され、前記タッチパネルに前記パルス信号を伝送する第1伝送線と、前記第1伝送線に隣接して配置される第1配線パターンと、前記タッチパネルからの前記応答信号を伝送する第2伝送線と、前記第2伝送線に隣接して配置される第2配線パターンとが設けられた制御基板と、
    前記制御装置により制御され、前記第1配線パターンを接地線に接続する第1スイッチと、
    前記制御装置により制御され、前記第2配線パターンを接地線に接続する第2スイッチと、を有し、
    前記制御装置は、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンまたはオフした場合に前記センサが検出する前記応答信号の信号量の変化に基づいて、前記タッチパネルのタッチ操作と前記制御基板の結露によるタッチ操作の誤検出とを判別すること
    を特徴とする静電容量タッチパネル装置。
  2. 前記制御装置は、前記タッチパネルのタッチ操作が実際に行われたときの前記応答信号の変化量の最小値である第1閾値を用いて、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの両方をオンした状態で前記応答信号の変化量が前記第1閾値以上の場合、前記タッチパネルのタッチ操作を検出し、さらに、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの一方を交互にオンしたときのいずれかで、前記応答信号の変化量が第1閾値より小さい場合、前記タッチパネルのタッチ操作の検出が前記結露による誤検出であると判定することを
    を特徴とする請求項1に記載の静電容量タッチパネル装置。
  3. 前記制御装置は、前記結露によるタッチ操作の誤検出が発生したときの前記応答信号の変化量の最大値である第2閾値を用いて、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの両方をオンした状態で前記応答信号の変化量が前記第2閾値以上の場合、前記タッチパネルの実際のタッチ操作が行われたと判定すること
    を特徴とする請求項2に記載の静電容量タッチパネル装置。
  4. 前記タッチパネルは、前記第1伝送線に選択的に接続される複数の第1電極と、前記第1電極の交差方向に配線され、前記第2伝送線に選択的に接続される複数の第2電極と、前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差部分にマトリックス状に設けられる複数の検出セルとを有し、
    前記制御装置は、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との選択をそれぞれ切り替えて、前記複数の検出セルを順次選択し、
    前記複数の検出セルの選択毎に、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの両方をオンした状態で、前記第2閾値を用いて前記タッチパネルのタッチ操作が実際に行われたか否かを検出する第1検出動作と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの一方のみをオンした状態で、前記第1閾値を用いて前記タッチパネルのタッチ操作の検出が前記結露による誤検出であるか否かを検出する第2検出動作と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの他方のみをオンした状態で、前記第1閾値を用いて前記タッチパネルのタッチ操作の検出が前記結露による誤検出であるか否かを検出する第3検出動作と、を実行すること
    を特徴とする請求項3に記載の静電容量タッチパネル装置。
  5. 前記タッチパネルは、前記タッチパネルが組み込まれる装置の電源を起動する電源ボタンであり、
    前記制御装置は、前記電源ボタンのタッチ操作の検出に基づいて前記装置の電源が起動された後に前記結露によるタッチ操作の誤検出を判定した場合、起動された前記装置の電源を遮断する制御を実施すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の静電容量タッチパネル装置。
  6. 前記制御装置は、前記結露による前記電源ボタンのタッチ操作の誤検出を判定した場合、誤検出と判定する判定基準を、誤検出が発生しにくくなる判定基準に変更すること
    を特徴とする請求項5に記載の静電容量タッチパネル装置。
  7. タッチパネルにパルス信号を出力するドライバと、前記パルス信号に応じて前記タッチパネルから出力される応答信号を検出するセンサとを含み、前記応答信号に応じて、前記タッチパネルへのタッチ操作を検出する制御装置と、前記制御装置が搭載され、前記タッチパネルに前記パルス信号を伝送する第1伝送線と、前記第1伝送線に隣接して配置される第1配線パターンと、前記タッチパネルからの前記応答信号を伝送する第2伝送線と、前記第2伝送線に隣接して配置される第2配線パターンとが設けられた制御基板と、前記制御装置により制御され、前記第1配線パターンを接地線に接続する第1スイッチと、前記制御装置により制御され、前記第2配線パターンを接地線に接続する第2スイッチと、を有する静電容量タッチパネル装置の制御方法であって、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンまたはオフした場合に前記センサが検出する前記応答信号の信号量の変化に基づいて、前記タッチパネルのタッチ操作と前記制御基板の結露によるタッチ操作の誤検出とを判別すること
    を特徴とする静電容量タッチパネル装置の制御方法。
  8. 前記タッチパネルのタッチ操作が実際に行われたときの前記応答信号の変化量の最小値である第1閾値を用いて、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの両方をオンした状態で前記応答信号の変化量が前記第1閾値以上の場合、前記タッチパネルのタッチ操作を検出し、
    さらに、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの一方を交互にオンしたときのいずれかで、前記応答信号の変化量が第1閾値より小さい場合、前記タッチパネルのタッチ操作の検出が結露による誤検出であると判定することを
    を特徴とする請求項7に記載の静電容量タッチパネル装置の制御方法。
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