JP2021099426A - 加飾パネル表示装置 - Google Patents

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智彦 大谷
Tomohiko Otani
智彦 大谷
西野 利晴
Toshiharu Nishino
利晴 西野
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Abstract

【課題】意匠性のさらなる向上を図ることができる加飾パネル表示装置を提供する。【解決手段】液晶モジュール120と、液晶モジュール120の表示面を露出させるように液晶モジュール120の周囲に位置する黒色のパネル112と、液晶モジュール120の表示面とパネル112とを覆うように布設された加飾シート113と、液晶モジュール120と加飾シート113との間と、パネル112と加飾シート113との間との間に配設されて、加飾シート113下における、液晶モジュール120の位置する表示領域Sでの光の反射率と、表示領域S以外の非表示領域Nでの光の反射率とを揃える反射偏光板127と、を備えた加飾パネル表示装置110とした。【選択図】図1

Description

本発明は、加飾パネル表示装置に関する。
加飾パネル表示装置は、例えば、建築物の壁面や設置物の外面や車両のインパネ等に液晶モジュールを埋設して、正面を加飾シートで周囲と一体化するように覆ったものである。このような加飾パネル表示装置は、液晶モジュールの正面に表示した文字や絵柄等が加飾シート上に浮かび上がり、非表示のときに加飾シートにより液晶モジュールの存在を視認できないため、意匠性が高く、利用が広がりつつある。
このような従来の加飾パネル表示装置の一例を図4に示す。
図4に示すように、壁やインパネ等の基材11に形成されたピット11a内には、液晶モジュール20のバックライト21が配設されている。バックライト21上には、第一の偏光板22が配設されている。第一の偏光板22上には、第一の透明基板23が配設されている。第一の透明基板23上には、液晶層24が配設されている。
液晶層24上には、第二の透明基板25が配設されている。第二の透明基板25上には、第一の偏光板22の透過軸の方向に透過軸の方向を一致させた第二の偏光板26が配設されている。第二の偏光板26上には、第一,二の偏光板22,26の透過軸の方向に透過軸の方向を一致させた反射偏光板(APF)27が配設されている。
基材11上には、液晶モジュール120の正面(図4中、上面)を露出させるように液晶モジュール120の周囲に位置する黒色のパネル12が取り付けられている。パネル12の外面側(図4中、上面側)と反射偏光板27の正面側(図4中、上面側)とは、同一面を形成する位置に位置、すなわち、面一となっている。パネル12及び反射偏光板27上には、絵柄等を印刷された樹脂等の加飾シート13がパネル12及び反射偏光板27を覆うように布設されている。
このような従来の加飾パネル表示装置10においては、液晶モジュール20のバックライト21を点灯し、液晶層24に電圧を印加する。これにより、加飾パネル表示装置10は、第二の偏光板26及び反射偏光板27へ光を透過させるように液晶層24の液晶が配向され、加飾シート13上の、液晶モジュール20の位置する表示領域Sに文字や絵柄を浮かび上がらせて表示することができる。
他方、加飾パネル表示装置10は、液晶層24への電圧の印加を停止すると、第二の偏光板26及び反射偏光板27へ光を透過させることなく遮断するように液晶層24の液晶の配向が戻る。これにより、加飾パネル表示装置10は、加飾シート13上の表示領域Sでの文字や絵柄の表示を消滅させて(ノーマリーブラック(NB)モード)、表示領域Sと、表示領域S以外の非表示領域Nとの差異をなくし、液晶モジュール20があたかも存在しないような見栄えにすることができる。
特開2018−128581号公報 特許第6370519号公報
しかしながら、前述したような従来の加飾パネル表示装置10においては、外部からの光の照射具合によって、加飾シート13上から、表示領域Sと非表示領域Nとの境界が視認できてしまい、意匠性の低下を引き起こす要因となっていた。
このような問題は、液晶層24を適用した液晶モジュール20を使用する加飾パネル表示装置10に限らない。例えば、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)を適用した有機ELモジュールを使用する加飾パネル表示装置等のように、表示モジュールを使用する加飾パネル表示装置であれば、生じ得る問題である。
このようなことから、本発明は、意匠性のさらなる向上を図ることができる加飾パネル表示装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る加飾パネル表示装置は、表示モジュールと、前記表示モジュールの表示面を露出させるように当該表示モジュールの周囲に位置する包囲材と、前記表示モジュールの表示面と前記包囲材とを覆うように布設された加飾シートと、前記加飾シート下における、前記表示モジュールの位置する表示領域での光の反射率と、当該表示領域以外の非表示領域での光の反射率とを揃える色覚調整手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る加飾パネル表示装置においては、色覚調整手段が、加飾シート下における表示領域と非表示領域との光の反射率を揃えるので、表示領域と非表示領域との視認性を略等しくすることができる。これにより、本発明に係る加飾パネル表示装置は、外部から光が照射しても、加飾シート上から、表示領域と非表示領域との境界を視認することが困難となり、表示モジュールの存在が認識し難くなる。したがって、本発明に係る加飾パネル表示装置によれば、意匠性のさらなる向上を図ることができる。
本発明に係る加飾パネル表示装置の第一実施形態の断面図である。 本発明に係る加飾パネル表示装置の第二実施形態の断面図である。 本発明に係る加飾パネル表示装置の第三実施形態の断面図である。 従来の加飾パネル表示装置の一例の断面図である。
本発明に係る加飾パネル表示装置の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する実施形態のみに限定されるものではない。
〈第一実施形態〉
本発明に係る加飾パネル表示装置の第一実施形態を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、壁やインパネ等の基材111に形成されたピット111a内には、表示モジュールである液晶モジュール120の発光層である白色発光ダイオード(LED)等のバックライト121が配設されている。バックライト121上には、位相差板付きの第一の偏光板122が配設されている。第一の偏光板122上には、薄膜トランジスタ(TFT)素子付きのガラスや樹脂等からなる第一の透明基板123が配設されている。第一の透明基板123上には、液晶124aを内装されてシール材124bで包囲された液晶層124が配設されている。
液晶層124上には、カラーフィルタ付きのガラスや樹脂等からなる第二の透明基板125が配設されている。液晶層124には、第一の透明基板123のTFT素子に接続される図示しない画素電極及び第二の透明基板125のカラーフィルタに接続される図示しない共通電極が設けられている。第二の透明基板125上には、第一の偏光板122の透過軸の方向に透過軸の方向を一致させた、位相差板付きの第二の偏光板126が配設されている。
基材111上には、液晶モジュール120の表示面となる正面(図1中、上面)を露出させるように液晶モジュール120の周囲に位置する包囲材である黒色のパネル112が取り付けられている。パネル112の外面側(図1中、上面側)と液晶モジュール120の正面側の第二の偏光板126とは、同一面を形成する位置に位置、すなわち、面一となっている。
パネル112及び第二の偏光板126上には、第一,二の偏光板122,126の透過軸の方向に透過軸の方向を一致させた色覚調整手段である反射偏光板(APF)127が配設されている。つまり、反射偏光板127の反射軸の方向と第一,二の偏光板122,126の吸収軸の方向とは、一致している。反射偏光板127上には、絵柄模様等を印刷された樹脂フィルム等からなる加飾シート113が布設されている。
換言すると、第一,第二の透明基板123,125は、液晶層124を間に挟み込んで対をなしている。第一,第二の偏光板122,126は、液晶層124及び第一,第二の透明基板123,125を間に挟み込んで対をなしている。バックライト121は、第一の偏光板122から第二の偏光板126へ向けて光を放出するように第一の偏光板122に隣接している。
パネル112は、液晶モジュール120の表示面となる正面を露出させて第二の偏光板126と面一となるように液晶モジュール120の周囲に配設されている。反射偏光板127は、第二の偏光板126及びパネル112に隣接して正面に位置するように加飾シート113と第二の偏光板126及びパネル112との間に配設されている。加飾シート113は、表示モジュール120の正面とパネル112とを覆うように反射偏光板127を介して布設されている。
なお、加飾シート113を構成する樹脂としては、ポリプロピレン(PP),アクリル(PMMA),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリスチレン(PS),ポリカーボネート(PC),ポリ塩化ビニル(PVC)等であると好ましい。
このような本実施形態に係る加飾パネル表示装置110においては、液晶モジュール120のバックライト121を点灯し、液晶層124に電圧を印加する。これにより、加飾パネル表示装置110は、第二の偏光板126及び反射偏光板127へ光を透過させるように液晶層124の液晶が配向され、加飾シート113上の、液晶モジュール120の位置する表示領域Sに文字や絵柄を浮かび上がらせて表示することができる。
他方、加飾パネル表示装置110は、液晶層124への電圧の印加を停止すると、第二の偏光板126及び反射偏光板127へ光を透過させることなく遮断するように液晶層124の液晶の配向が戻る。これにより、加飾パネル表示装置110は、加飾シート113上の表示領域Sでの文字や絵柄の表示を消滅させて(ノーマリーブラック(NB)モード)、表示領域Sと、表示領域S以外の非表示領域Nとの差異をなくし、液晶モジュール120があたかも存在しないような見栄えにすることができる。
ここで、加飾パネル表示装置110は、表示領域Sの第二の偏光板126上と、非表示領域Nのパネル112上とに反射偏光板127が配設されていることから、加飾シート113下における、表示領域Sでの光の反射率と非表示領域Nでの光の反射率とが揃うようになる。
つまり、従来は、加飾シート13と液晶モジュール20の第二の偏光板26との間の表示領域Sのみに反射偏光板27を配設した加飾パネル表示装置10であった。これに対し、本実施形態は、加飾シート113と第二の偏光板126との間の表示領域Sだけでなく、加飾シート113とパネル112との間の非表示領域Nにもわたる反射偏光板127を色覚調整手段として配設した加飾パネル表示装置110である。
このため、加飾パネル表示装置110は、加飾シート113を介した液晶モジュール120上の表示領域Sとパネル112上の非表示領域Nとの視認性が略等しくなる。これにより、加飾パネル表示装置110は、外部から光が照射しても、加飾シート13上から、表示領域Sと非表示領域Nとの境界を視認することが困難となり、液晶モジュール120の存在が認識し難くなる。
したがって、本実施形態に係る加飾パネル表示装置110によれば、意匠性のさらなる向上を図ることができる。
また、加飾パネル表示装置110は、第二の偏光板126の透過軸の方向と反射偏光板127の透過軸の方向とを一致、すなわち、反射偏光板127の反射軸の方向と第一,二の偏光板122,126の吸収軸の方向とを一致させている。このため、加飾パネル表示装置110は、内部からの光を透過させながらも外部からの光を反射することができるので、半分鏡のような状態になり、加飾シート113をあたかも厚くしたような状態にすることができる。
これにより、加飾パネル表示装置110は、外部からの光が強い場合であっても、加飾シート113を介して表示領域Sの液晶モジュール120が透けて見えてしまうことをより確実に抑制することができる。
また、加飾パネル表示装置110は、加飾シート113の厚さを薄くしても、表示領域Sの液晶モジュール120が透けて見えてしまうことを抑制できるので、例えば、加飾シート113の厚さを半分にして、加飾シート113の透過率を2倍にすることができる。これにより、加飾パネル表示装置110は、表示領域Sにおける液晶モジュール120の表示を明るくすることができ、視認性をさらに高めることができる。
このように、本実施形態に係る加飾パネル表示装置110は、加飾シート113の厚さや透過率、反射偏光板127の反射率や透過率等を適宜調整することにより、より好ましい効果を得ることができる。
具体的には、加飾シート113は、厚さを0.1mm以下に調整すると、透過率を0.5%以上2.5%以下とすることができる。例えば、加飾シート113を厚さ0.1mmに調整して、透過率1.0%とし、バックライト121の輝度を500cd/mにすると、加飾パネル表示装置110の明るさは、加飾シート113を介して5cd/mとなる。よって、例えば、部屋の明るさが200lux(ルクス)以下であれば、液晶モジュール120が加飾シート113を介して表示領域Sに表示する文字や絵柄等を十分に認識することができる。
なお、労働安全衛生法は、精密作業時に300lux以上の明るさが必要であることを規定し、普通の作業時に150lux以上の明るさ、簡単な作業時に70lux以上の明るさがあればよいことを規定している。よって、周囲が通常の明るさであれば、加飾シート113の透過率を0.5%以上2.5%以下に調整することにより、液晶モジュール120を視認することができず、必要な場合のみ液晶モジュール120による表示を視認することができる。
くわえて、反射偏光板127は、反射率が、35%以上55%以下であると好ましく、40%以上50%以下であるとさらに好ましい。反射率が35%未満であると、加飾パターンが認識し辛くなってしまうため、あまり好ましくない。他方、反射率が55%を超えると、液晶表示が認識し辛くなってしまうため、あまり好ましくない。
また、反射偏光板127は、吸収率が、10%以下であると好ましく、5%以下であるとさらに好ましい。吸収率が10%を超えると、液晶表示が認識し辛くなってしまうため、あまり好ましくない。
〈第二実施形態〉
本発明に係る加飾パネル表示装置の第二実施形態を図2に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態の説明と重複する説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る加飾パネル表示装置210において、基材111と反射偏光板127との間には、反射偏光板127の透過軸の方向と直交する方向の透過軸を有する包囲材である第三の偏光板212が配設されている。すなわち、第三の偏光板212は、液晶モジュール120の第一,二の偏光板122,126の透過軸の方向と直交する方向の透過軸を有している。
つまり、本実施形態に係る加飾パネル表示装置210は、前述した第一実施形態に係る加飾パネル表示装置110の包囲材であるパネル112に代えて、第三の偏光板212を包囲材として適用したものである。
このような本実施形態に係る加飾パネル表示装置210においては、第三の偏光板212が、反射偏光板127の透過軸の方向と直交する方向に透過軸を向けていることから、反射偏光板127を介して第三の偏光板212上を見ると、光が透過せず黒色に見える。
したがって、本実施形態に係る加飾パネル表示装置210によれば、意匠性のさらなる向上等、前述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
〈第三実施形態〉
本発明に係る加飾パネル表示装置の第三実施形態を図3に基づいて説明する。ただし、前述した実施形態と同様な部分については、前述した実施形態の説明で用いた符号と同様な符号を用いることにより、前述した実施形態の説明と重複する説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310において、第二の偏光板126上には、第一,二の偏光板122,126の透過軸の方向に透過軸の方向を一致させた反射偏光板327が配設されている。すなわち、反射偏光板327の反射軸の方向と第一,二の偏光板122,126の吸収軸の方向とは、一致している。
基材111と加飾シート113との間には、反射シート312が配設されている。すなわち、反射シート312は、加飾シート113と基材111との間に介在している。反射シート312と反射偏光板327とは、互いの間に隙間を形成することなく当接することにより、互いに重なることなく配設されている。
つまり、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310は、前述した第一,二実施形態に係る加飾パネル表示装置110,210の反射偏光板127とパネル112又は第三の偏光板212とに代えて、反射偏光板327と反射シート312とを適用するようにした。すなわち、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310は、反射シート312及び反射偏光板327により色覚調整手段を構成すると共に、反射シート312を包囲材と兼ねるようにしたのである。
ここで、反射シート612は、加飾シート113を介して反射偏光板127を見たときと同色になるように、反射率及び透過率並びに吸収率が設定されている。具体的には、反射シート612は、反射率が35%以上55%以下であると好ましく、40%以上50%以下であるとさらに好ましい。また、反射シート612は、透過率が40%以上60%以下であると好ましく、45%以上55%以下であるとさらに好ましい。くわえて、反射シート612は、吸収率が5%以下であると好ましい。
このため、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310においては、加飾シート113を介した液晶モジュール120の正面の反射偏光板327上の表示領域Sと反射シート312上の非表示領域Nとの視認性が略等しくなる。
したがって、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310によれば、意匠性のさらなる向上等、前述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る加飾パネル表示装置310によれば、反射偏光板よりも簡単な構造の反射シート312を適用することから、前述した第一,二実施形態に係る加飾パネル表示装置110,210よりも加工の容易化及び低コスト化を図ることができる。
〈他の実施形態〉
なお、前述した第一,二実施形態においては、加飾シート113とパネル112又は第三の偏光板212との間と、加飾シート113と第二の偏光板126との間とに、一体(単一)になっている反射偏光板127を配設した加飾パネル表示装置110,210の場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。
例えば、他の実施形態として、加飾シート113とパネル112又は第三の偏光板212との間と、加飾シート113と第二の偏光板126との間とに、それぞれ別体になっている反射偏光板を個別に配設した加飾パネル表示装置とすることも可能である。
また、前述した第二実施形態においては、基材111と反射偏光板127との間に、液晶モジュール120の表面の第二の偏光板126と異なる方向の透過軸を有する第三の偏光板212を配設した加飾パネル表示装置210の場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。
例えば、他の実施形態として、液晶モジュールの表面の第二の偏光板を基材と反射偏光板との間にも位置させるように拡張させる、すなわち、第三の偏光板を第二の偏光板と一体(単一)にした加飾パネル表示装置とすることも可能である。
ただし、この場合には、加飾シートと第二の偏光板との間(液晶モジュール上)に位置する反射偏光板の透過軸に対して、加飾シートと第三の偏光板との間(基材上)に位置する反射偏光板の透過軸が直交するように、反射偏光板を別体(個別)にする必要がある。
また、前述した第三実施形態においては、基材111と加飾シート113との間に包囲材と兼ねるようにした反射シート312を配設した加飾パネル表示装置310について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、他の実施形態として、基材111と反射シートとの間に包囲材として黒色のパネルをさらに配設、すなわち、反射シートを包囲材と別に配設するようにした加飾パネル表示装置とすることも可能である。
この場合には、黒色のパネルが光を吸収するため、反射シートは、加飾シート113下における、表示領域Sと非表示領域Nとの光の反射率が揃うように、反射率及び透過率の設定を行うようにする。
また、前述した実施形態においては、NBモードの液晶モジュール120を適用した加飾パネル表示装置の場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、他の実施形態として、ノーマリーホワイト(NW)モードの液晶モジュールを適用した加飾パネル表示装置の場合でも適用可能である。
また、前述した実施形態において、例えば、静電容量式等のタッチセンサパネルをさらに備えた加飾パネル表示装置とすることも可能である。タッチセンサパネルは、加飾シートと反射偏光板との間や、反射偏光板と第二の偏光板との間や、第二の偏光板と第二の透明基板との間等に配設することが可能である。タッチセンサパネルは、感度を考慮すると、加飾シートと反射偏光板との間又は反射偏光板と第二の偏光板との間に配設することが望ましい。
加飾パネル表示装置にタッチセンサパネルを備えると、電源のON/OFF操作や、液晶モジュールの正面に表示された文字や絵柄等に対して、タッチにより簡単に操作することができ、簡便な使用が可能となる。
また、前述した実施形態においては、黒色のパネル112を適用した加飾パネル表示装置について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。パネル等の色は、表示モジュールが表示をしていないときに、表示モジュールを視認したときと同色であれば、前述した実施形態と同様な作用効果を発現できる。
また、前述した実施形態においては、液晶モジュールを適用した加飾パネル表示装置の場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、他の実施形態として、有機ELを適用した有機ELモジュールを適用した加飾パネル表示装置等のように、表示モジュールを使用する加飾パネル表示装置であれば、適用可能である。
また、前述した実施形態においては、絵柄模様等を印刷された樹脂フィルム等からなる加飾シート113を適用した場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、他の実施形態として、皮,合成皮,木皮,紙(和紙)等からなる加飾シートを適用することも可能である。
さらには、光を拡散(散乱)させる樹脂フィルム等のような拡散シートを含む加飾シートを適用することにより、金属光沢感を醸し出すようにすることも可能である。このような拡散シートを加飾シートとして適用する場合、拡散シートのみで加飾シートを構成することが可能であるのはもちろんのこと、絵柄模様等を印刷された樹脂フィルム等を拡散シート上に重ね合わせて加飾シートを構成することも可能である。このとき、加飾シートは、表示モジュール側(内側)に拡散シートを位置させる、すなわち、絵柄模様等を印刷された樹脂フィルム等を外側に位置させるように配設される。
このような拡散シートは、例えば、光拡散性の高い高屈折率のナノ粒子を透明な樹脂バインダ中に混合して透明な樹脂フィルムの一方面又は両方面に塗布乾固させたり、透明な樹脂フィルムの表面にエンボス(凹凸)加工を施したりすること等により、得ることができる。なお、拡散シートは、ヘーズ値が、10%以上50%以下であると好ましく、20%以上40%以下であるとさらに好ましい。
本発明に係る加飾パネル表示装置は、意匠性のさらなる向上を図ることができるので、産業上、極めて有益に利用することができる。
110 加飾パネル表示装置
111 基材
111a ピット
112 パネル
113 加飾シート
120 液晶モジュール
121 バックライト
122 第一の偏光板
123 第一の透明基板
124 液晶層
124a 液晶
124b シール材
125 第二の透明基板
126 第二の偏光板
127 反射偏光板
210 加飾パネル表示装置
212 第三の偏光板
310 加飾パネル表示装置
312 反射シート
327 反射偏光板

Claims (8)

  1. 表示モジュールと、
    前記表示モジュールの表示面を露出させるように当該表示モジュールの周囲に位置する包囲材と、
    前記表示モジュールの表示面と前記包囲材とを覆うように布設された加飾シートと、
    前記加飾シート下における、前記表示モジュールの位置する表示領域での光の反射率と、当該表示領域以外の非表示領域での光の反射率とを揃える色覚調整手段と、
    を備えていることを特徴とする加飾パネル表示装置。
  2. 請求項1に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記色覚調整手段は、前記表示モジュールと前記加飾シートとの間と、前記包囲材と前記加飾シートとの間とに配設された反射偏光板である
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
  3. 請求項2に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記表示モジュールと前記加飾シートとの間と、前記包囲材と前記加飾シートとの間とに配設された前記反射偏光板は、一体である
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
  4. 請求項1に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記色覚調整手段は、
    前記表示モジュールと前記加飾シートとの間に配設された反射偏光板と、
    前記包囲材と前記加飾シートとの間に配設された反射シートと、
    を備えていることを特徴とする加飾パネル表示装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記包囲材は、黒色のパネルである
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
  6. 請求項3又は請求項4に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記包囲材は、第三の偏光板であり、
    前記第三の偏光板は、当該第三の偏光板と前記加飾シートとの間に位置する前記反射偏光板の透過軸の方向と直交する方向の透過軸を有するものである
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
  7. 請求項4に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記反射シートは、前記包囲材を兼ねている
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の加飾パネル表示装置において、
    前記加飾シートは、光を拡散させる拡散シートを含んでいる
    ことを特徴とする加飾パネル表示装置。
JP2019231150A 2019-12-23 2019-12-23 加飾パネル表示装置 Pending JP2021099426A (ja)

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