JP2021098544A - ガセット袋、及び、ガセット袋の製造方法 - Google Patents

ガセット袋、及び、ガセット袋の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造誤差があり前面と後面に形成された開封誘導線の位置が一致していなくても、開封誘導線に沿って開放することができ、開封誘導線に沿って切断した場合に内容物をスムーズに流出させることができるガセット袋を提供する。【解決手段】ガセット袋1は、筒状のシート材の上端において、一側面が前面と後面との間に挟み込まれた状態でシート材の上端部が封止されて形成され、ガセット袋1の上端部にはシート材の切断を誘導する開封誘導線30が形成されており、開封誘導線30は、ガセット袋の前面の上端部に下方に向かって突形状に形成された前面小突部32と、ガセット袋1の後面の上端部に下方に向かって突形状に形成された後面小突部34と、前面小突部32から後面小突部34まで前面2、一側面6、及び後面4を通って延び、下方に向かって突形状に形成された下方突部36と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、ガセット袋、及び、ガセット袋の製造方法に関する。
従来より、例えば、カレーやシチューなどの顆粒状のルウを収容するための包装袋として、ガセット袋が広く用いられている。このガセット袋は、フィルム又はシート材の両側縁部を接続して筒状に形成し、筒状に形成されたシート材(フィルム材)の両側部を前面と後面との間に内側に向かって折り込み、下端部を封止し、上方の開口から内容物を充填し、上端部を封止することにより、形成することができる。使用者が内容物を取り出す際には、ガセット袋の上端の一方の角部をハサミなどにより斜めに切断する。これにより、上端角部が開放され、ガセット袋を傾けることによりこの開放された角部から内容物を取り出すことができる。
また、包装袋として、使用者が容易に開封できるように、アルミ層の表に強度確保のための合成樹脂層を形成しておき、レーザにより合成樹脂層のみを切除して、引裂きを誘導する引裂き誘導線(開封誘導線)を形成したシート材を用いた包装材が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2019−131297号公報 特許第4372973号明細書
ここで、特許文献1、2に開示されているような開封誘導線が形成されたシート材を用いた包装材を上記のガセット袋に適用することが考えられる。
しかしながら、ハサミによりガセット袋の上端の一方の角部を斜めに切断すると図14に示すように、ガセット袋501の一側面506の中央上部が上方に向かって突出した状態で残存してしまう(図14におけるA部)。このため、顆粒状の内容物を取り出そうとしても、内容物が突出した部分の両側から流れ出てしまい、内容物をこぼしてしまう原因となる。したがって、仮に角部を斜めに切断するような場合と同様の開封誘導線を形成したとしても、折込部の中央が大きく上方に向かって突出した状態で残存してしまう。
また、仮に角部を斜めに切断するような場合と同様の開封誘導線を形成する場合には、ガセット袋の前面及び後面の角部に斜めの開封誘導線を形成する必要がある。開封誘導線はシート材を筒状に形成する前に形成されるため、製造誤差により、ガセット袋の前面と後面に形成された開封誘導線の位置が必ずしも一致しない。このような場合に、開封の始点となる切り欠きや切り込み線を、開封誘導線に到達するようにガセット袋の上端縁に形成しても、必ずしも、切り欠きや切り込み線が前面及び後面の開封誘導線まで到達しない。この場合、ガセット袋を開放しようとしても、必ずしも開封誘導線に沿ってシート材を切断することができない。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、製造誤差があり前面と後面に形成された開封誘導線の位置が一致していなくても、開封誘導線に沿って開放することができ、開封誘導線に沿って切断した場合に内容物をスムーズに流出させることができるガセット袋を提供することである。
本発明のガセット袋は、筒状のシート材の上端において、一側面が前面と後面との間に挟み込まれた状態でシート材の上端部が封止されて形成されたガセット袋であって、ガセット袋の上端部にはシート材の切断を誘導する開封誘導線が形成されており、開封誘導線は、ガセット袋の前面の上端部に下方に向かって突形状に形成された前面小突部と、ガセット袋の後面の上端部に下方に向かって突形状に形成された後面小突部と、前面小突部から後面小突部まで前面、一側面、及び後面を通って延び、下方に向かって突形状に形成された下方突部と、を含む、ことを特徴とする。
上記構成の本発明によれば、上縁の前面小突部及び後面小突部で囲まれた領域から切断を開始すると、切断線が前面小突部及び後面小突部に必ず到達し、その後、切断線が前面小突部及び後面小突部から下方突部に沿って進行し、ガセット袋の角部を開放することができる。このため、前面と後面の位置が一致していない場合であっても、切断線が下方に向かって突形状に形成された前面小突部及び後面小突部に到達するため、開封誘導線に沿って袋を開放することができる。さらに、上記構成の本発明によれば、開封誘導線が下方に向かって突形状に形成されているため、開放した部分の形状が上方に向かって大きく突形状となることがなく、内容物をスムーズに流出させることができる。
本発明において、好ましくは、上端部の前面小突部及び後面小突部で囲まれた領域に開封開始部が形成されている。
上記構成の本発明によれば、消費者が確実に前面小突部及び後面小突部で囲まれた領域から切断を開始するため、切断線が確実に開封誘導線に到達する。
本発明において、好ましくは、下方突部はシート材を平坦に開いた状態で接線連続形状である。
上記構成の本発明によれば、切断線が開封誘導線に沿ってスムーズに進行するため、途中で切断線が開封誘導線から外れて袋の開封に失敗し、内容物をこぼしてしまうことを防止できる。
本発明において、好ましくは、下方突部は円弧状である。
上記構成の本発明によれば、下方突部が全体にわたって一定の曲率で曲がっているため、切断線を開封誘導線の下方突部に沿ってスムーズに進行させることができる。
本発明において、好ましくは、前面小突部は、ガセット袋の横方向中央側に位置する前面第1線部と、ガセット袋の側方側に位置する前面第2線部とを含み、後面小突部は、ガセット袋の中央側に位置する後面第1線部と、ガセット袋の側方側の後面第2線部とを含み、下方突部、前面第1線部及び後面第1線部は、連続した円弧状である。
上記構成の本発明によれば、下方突部、前面第1線部及び後面第1線部が連続した円弧状であるため、直線と円弧の継ぎ目のような曲率が変化する継ぎ目が存在せず、前面第1線部から下方突部に切断線がスムーズに進行するとともに、後面第1線部から下方突部に切断線がスムーズに進行し、切断線が開封誘導線から外れて袋の開封に失敗し、内容物をこぼしてしまうことを防止できる。
本発明において、好ましくは、ガセット袋には粉末状、顆粒状、又は粒状の内容物が収容される。
上記構成の本発明によれば、粉末状、顆粒状、又は粒状の内容物であってもガセット袋の開封した部分からスムーズに流出させることができる。
本発明のガセット袋の製造方法は、ガセット袋の製造方法であって、矩形状のシート材の縦方向一端部にシート材の切断を誘導する開封誘導線を形成する開封誘導線形成ステップと、矩形状のシート材の横方向両端縁を接続して筒状に形成する筒体形成ステップと、筒状に形成されたシート材の一側面及び他側面を内側に向かって折り込む折込ステップと、筒状に形成されたシート材の下端部を封止する下端部封止ステップと、筒状に形成されたシート材の上端部を封止する上端部封止ステップと、を含み、開封誘導線は、ガセット袋の前面の縦方向一端部に、縦方向他端部に向かって突形状に形成された前面小突部と、ガセット袋の後面の縦方向一端部に、縦方向他端部に向かって突形状に形成された後面小突部と、前面小突部から後面小突部まで前面、一側面、及び後面を通って延び、縦方向他端部に向かって突形状に形成された下方突部と、を含む、ことを特徴とする。
上記構成の本発明によれば、縦方向一端部の前面小突部及び後面小突部で囲まれた領域から切断を開始すると、切断線が前面小突部及び後面小突部に必ず到達し、その後、切断線が前面小突部及び後面小突部から下方突部に沿って進行し、ガセット袋の角部を開放することができる。このため、前面の前面小突部及び後面の後面小突部の位置が一致していない場合であっても、切断線が縦方向他端部に向かって突形状に形成された前面小突部及び後面小突部に到達するため、開封誘導線に沿って袋を開放することができる。さらに、上記構成の本発明によれば、開封誘導線が縦方向他端部に向かって突形状に形成されているため、開放した部分の形状が縦方向一端部に向かって大きく突形状となることがなく、内容物をスムーズに流出させることができる。
本発明において好ましくは、前面小突部は、下方に向かって一側に傾斜する第1の傾斜部と、下方に向かって他側に向かって傾斜する第2の傾斜部とを含み、開封誘導線形成ステップでは、レーザ照射により表面に溝を形成することにより開封誘導線を形成し、小突部を形成する際のレーザ照射の経路は、第1の傾斜部と第2の傾斜部との間に間隙が設けられている。
レーザ照射によりシート材に溝を形成すると、形成した溝は所定の幅を有する。このため、シート材の前面小突部に当たる位置に第1の傾斜部と第2の傾斜部と同じ形状の経路でレーザ照射を行うと、第1の傾斜部と第2の傾斜部との集束部に外方に予期しない突部が生じてしまう。このような突部はスムーズな開放の妨げとなる。これに対して、上記構成の本発明によれば、レーザ照射の経路において、第1の傾斜部と第2の傾斜部との間に間隙が設けられているため、このような突部の発生を防止し、スムーズな開放を実現できる。
本発明によれば、製造誤差があり前面と後面に形成された開封誘導線の位置が一致していなくても、開封誘導線に沿って開放することができ、開封誘導線に沿って切断した場合に内容物をスムーズに流出させることができるガセット袋が提供される。
本発明の第1実施形態によるガセット袋を示す斜視図である。 図1に示すガセット袋の展開図である。 図1に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大断面図である。 図1に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大斜視図である。 図2に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大展開図である。 図1に示すガセット袋の上端部の一側面側を切り離した状態を示す斜視図である。 第1実施形態のガセット袋を製造するための製造システムを示す斜視図である。 第1実施形態によるガセット袋の製造方法のフローチャートである。 第1実施形態によるガセット袋の製造方法における開封誘導線形成ステップにおいてレーザを照射する経路を示す図である。 本発明の第2実施形態によるガセット袋の展開図である。 本発明の第2実施形態によるガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態によるガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大展開図である。 第2実施形態によるガセット袋の製造方法における開封誘導線形成ステップにおいてレーザを照射する経路を示す図である。 上端の一方の角部をハサミにより切断した状態の従来のガセット袋を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態によるガセット袋を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるガセット袋を示す斜視図であり、図2は図1に示すガセット袋の展開図である。また、図3は、図1に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、ガセット袋1は、筒状になるようにシート材10の横方向の縁部22A、22Bが接続部12においてが接続されるとともに、縦方向の上縁部及び下縁部が封止されて形成されている。ガセット袋1は、内部に例えば、シチューのルーなどの顆粒状の食品が収容されている。
図3に示すようにシート材10は、外方から内方に向かってポリエチレンテレフタレート層(PET層)10Dと、外側ポリエチレン層(外側PE層)10Cと、アルミニウム層(AL層)10Bと、内側ポリエチレン層(内側PE層)10Aと、が積層されて構成されている。PET層10Dは強度確保のために設けられており、外側PE層10Cは強度確保及び柔軟性付与のために設けられており、AL層10Bはガス遮蔽のために設けられており、内側PE層10Aはシーラント層として設けられている。なお、開封誘導線を設けたことで開封誘導線を設けた部分の強度が不足する場合は、AL層10Bと内側PE層10Aの間にPET層やポリアミド層を追加して設けてもよい。
ガセット袋1は、前方に位置する前面2と、後方に位置する後面4と、前面2と後面4との両側部を結ぶ一側面6及び他側面8とを備える。
前面2は、矩形状の前面中央部2Aと、前面中央部2Aの上方に接続された矩形状の前面上部2Bと、前面上部2Bの上方に接続された横方向に延びる前面上縁部2Dと、前面中央部2Aの下方に接続された矩形状の前面下部2Cと、前面下部2Cの下方に接続された横方向に細長い形状の前面下縁部2Eとを含む。
前面中央部2Aと前面上部2Bとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、前面上部2Bは上方に向かって後面4側に向かって傾斜している。前面上部2Bと前面上縁部2Dとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられており、前面上縁部2Dは前面中央部2Aと略平行に上方に向かって延びている。
前面中央部2Aと前面下部2Cとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、前面下部2Cは下方に向かって後面4側に向かって傾斜している。前面下部2Cと前面下縁部2Eとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられており、前面下縁部2Eは前面中央部2Aと略平行に下方に向かって延びている。
前面2の横方向中央には、シート材10の両縁部22A、22Bが重ね合わされて密閉されてなる帯状の接続部12が上下方向に延びている。接続部12は前面2に対して平行になるように折り曲げられており、前面2に重ね合わされた状態となっている。
後面4は、矩形状の後面中央部4Aと、後面中央部4Aの上方に接続された矩形状の後面上部4Bと、後面上部4Bの上方に接続された横方向に延びる後面上縁部4Dと、後面中央部4Aの下方に接続された矩形状の後面下部4Cと、後面下部4Cの下方に接続された横方向に細長い形状の後面下縁部4Eとを含む。
後面中央部4Aと後面上部4Bとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、後面上部4Bは上方に向かって前面2側に向かって傾斜している。後面上部4Bと後面上縁部4Dとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられており、後面上縁部4Dは後面中央部4Aと略平行に上方に向かって延びている。
後面中央部4Aと後面下部4Cとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、後面下部4Cは下方に向かって前面2側に向かって傾斜している。後面下部4Cと後面下縁部4Eとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられており、後面下縁部4Eは後面中央部4Aと略平行に下方に向かって延びている。
一側面6は、上下方向に延びる矩形状の一側面中央部6Aと、一側面中央部6Aの上方に接続された二等辺三角形状の一側面第1上部6Bと、一側面第1上部6Bの両斜辺に接続された三角形状の一対の一側面第2上部6Fと、一対の一側面第2上部6Fの上縁に接続された帯状の一側面上縁部6Dと、一側面中央部6Aの下方に接続された二等辺三角形状の一側面第1下部6Cと、一側面第1下部6Cの両斜辺に接続された三角形状の一対の一側面第2下部6Gと、一対の一側面第2下部6Gの下縁に接続された帯状の一側面下縁部6Eと、を備える。
一側面中央部6Aと一側面第1上部6Bとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、一側面第1上部6Bは上方に向かって他側面8側に向かって傾斜している。一側面第1上部6Bと一側面第2上部6Fとの接続部は外方に向かって凹に折り曲げられており、一対の一側面第2上部6Fは、それぞれ前面上部2B及び後面上部4Bの内面に沿うように、上方に向かって中央に傾斜している。一側面第2上部6Fと一側面上縁部6Dとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられている。一側面上縁部6Dは横方向中央において内方に向かって凸に折り曲げられている。一側面上縁部6Dは、前面2の前面上縁部2Dと、後面4の後面上縁部4Dとの間に挟み込まれている。
一側面中央部6Aと一側面第1下部6Cとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、一側面第1下部6Cは下方に向かって他側面8側に向かって傾斜している。一側面第1下部6Cと一側面第2下部6Gとの接続部は外方に向かって凹に折り曲げられており、一対の一側面第2下部6Gは、それぞれ前面下部2C及び後面下部4Cの内面に沿うように、下方に向かって中央に傾斜している。一側面第2下部6Gと一側面下縁部6Eとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられている。一側面下縁部6Eは横方向中央において内方に向かって凸に折り曲げられている。一側面下縁部6Eは、前面2の前面下縁部2Eと、後面4の後面下縁部4Eとの間に挟み込まれている。
他側面8は、上下方向に延びる矩形状の他側面中央部8Aと、他側面中央部8Aの上方に接続された二等辺三角形状の他側面第1上部8Bと、他側面第1上部8Bの両斜辺に接続された三角形状の一対の他側面第2上部8Fと、一対の他側面第2上部8Fの上縁に接続された帯状の他側面上縁部8Dと、他側面中央部8Aの下方に接続された二等辺三角形状の他側面第1下部8Cと、他側面第1下部8Cの両斜辺に接続された三角形状の一対の他側面第2下部8Gと、一対の他側面第2下部8Gの下縁に接続された帯状の他側面下縁部8Eと、を備える。
他側面中央部8Aと他側面第1上部8Bとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、他側面第1上部8Bは上方に向かって一側面6側に向かって傾斜している。他側面第1上部8Bと他側面第2上部8Fとの接続部は外方に向かって凹に折り曲げられており、一対の他側面第2上部8Fは、それぞれ前面上部2B及び後面上部4Bの内面に沿うように、上方に向かって中央に傾斜している。他側面第2上部8Fと他側面上縁部8Dとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられている。他側面上縁部8Dは横方向中央において内方に向かって凸に折り曲げられている。他側面上縁部8Dは、前面2の前面上縁部2Dと、後面4の後面上縁部4Dとの間に挟み込まれている。
他側面中央部8Aと他側面第1下部8Cとの接続部は外方に向かって凸に折り曲げられており、他側面第1下部8Cは下方に向かって一側面6側に向かって傾斜している。他側面第1下部8Cと他側面第2下部8Gとの接続部は外方に向かって凹に折り曲げられており、一対の他側面第2下部8Gは、それぞれ前面下部2C及び後面下部4Cの内面に沿うように、下方に向かって中央に傾斜している。他側面第2下部8Gと他側面下縁部8Eとの接続部は内方に向かって凸に折り曲げられている。他側面下縁部8Eは横方向中央において内方に向かって凸に折り曲げられている。他側面下縁部8Eは、前面2の前面下縁部2Eと、後面4の後面下縁部4Eとの間に挟み込まれている。
ガセット袋1の上端部は、前面2の前面上縁部2Dと後面4の後面上縁部4Dの間に、一側面6の一側面上縁部6D及び他側面8の他側面上縁部8Dを横方向内側に折り込んだ状態で、前面上縁部2D、後面上縁部4D、一側面上縁部6D及び他側面上縁部8Dをシーリングすることにより封止されている。また、ガセット袋1の下端部は、前面2の前面下縁部2Eと後面4の後面下縁部4Eの間に、一側面6の一側面下縁部6E及び他側面8の他側面下縁部8Eを横方向内側に折り込んだ状態で、前面下縁部2E、後面下縁部4E、一側面下縁部6E及び他側面下縁部8Eをシーリングすることにより封止されている。
また、本実施形態のガセット袋1は、一側面6側の上方の角部(前面2及び後面4の角部)に、シート材10の切断を誘導する開封誘導線30及び開封開始部40が形成されている。図3に示すように、開封誘導線30は、シート材10の強度確保のために設けられたPET層10D及び外側PE層10Cがレーザ除去されて形成された凹部からなる。開封開始部40は、前面2の前面上縁部2D及び後面4の後面上縁部4Dが重ね合わされてシーリングされた部分の上縁に形成されたV字状の切り欠きから構成されている。開封開始部40は、ガセット袋1を展開した状態のシート材10における、前面2の前面上縁部2Dに形成されたV字状の切り欠き部40A(図5)及び後面4の後面上縁部4Dに形成されたV字状の切り欠き部40B(図5)に対応している。なお、開封開始部40としては、切り欠き部に限定されることなく、切り込みとしてもよい。また、シート材として延伸フィルムを用いる場合には、開封開始部40として、開封開始位置を支持するような表示を形成してもよい。
図4は、図1に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大斜視図であり、図5は、図2に示すガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大展開図である。図4及び図5に示すように、開封誘導線30は、前面2の前面上縁部2Dに、下方に向かって突形状に形成された前面小突部32と、後面4の後面上縁部4Dに、下方に向かって突形状に形成された後面小突部34と、前面小突部32と後面小突部34とを結ぶように下方に向かって突形状に形成された下方突部36と、を備える。
前面小突部32は、前面上縁部2Dの上縁から前面上部2Bにわたって下方に向かって一側面6側に傾斜する第1傾斜部(第1線部)32Aと、前面上縁部2Dの上縁から前面上部2Bにわたって下方に向かって他側面8側に傾斜する第2傾斜部(第2線部)32Bとを備える。第1傾斜部32A及び第2傾斜部32Bは、シート材10を展開した状態で直線状である。第1傾斜部32Aの始点は、前面上縁部2Dの上縁の切り欠き部40Aよりも他側面8側に位置しており、第2傾斜部32Bの始点は、前面上縁部2Dの上縁の切り欠き部40Aよりも一側面6側に位置している。これにより、前面上縁部2Dの前面小突部32は切り欠き部40Aが形成された領域を取り囲んでいる。第1傾斜部32A及び第2傾斜部32Bの下端は一点に集束しており、前面小突部32はV字状になっている。ここで、第1傾斜部32A及び第2傾斜部32Bの集束部は、一側面上縁部6Dが前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に折り込まれた状態で前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとが封止されている範囲よりも他側面8側に設けられる。これにより、消費者が切り欠き部40Aから開封誘導線30に沿ってシート材10を切断した際に、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。なお、本実施形態では、前面小突部32がV字状であるが、湾曲形状などにすることも可能である。また、本実施形態では、前面小突部32の下端は前面上部2B内に位置しているが、これに限らず、前面小突部32の下端は前面上縁部2D内に位置していてもよい。また、本実施形態では、前面小突部32が、切り欠き部40Aが形成された領域を完全に取り囲んでいるが、これに限らず、前面小突部32の上端がシート材10の上縁から離間するように前面小突部32を形成するなど、切り欠き部40Aの一部のみを取り囲んでいてもよく、消費者が切り欠き部40Aからシート材10を切断した際に、切断線が前面小突部32まで到達すればよい。
後面小突部34は、後面上縁部4Dの上縁から後面上部4Bにわたって下方に向かって一側面6側に傾斜する第1傾斜部(第1線部)34Aと、後面上縁部4Dの上縁から後面上部4Bにわたって下方に向かって他側面8側に傾斜する第2傾斜部(第2線部)34Bとを備える。第1傾斜部34A及び第2傾斜部34Bは、シート材10を展開した状態で直線状である。第1傾斜部34Aの始点は、後面上縁部4Dの上縁の切り欠き部40Bよりも他側面8側に位置しており、第2傾斜部34Bの始点は、後面上縁部4Dの上縁の切り欠き部40Bよりも一側面6側に位置している。これにより、後面上縁部4Dの後面小突部34は切り欠き部40Bが形成された領域を取り囲んでいる。第1傾斜部34A及び第2傾斜部34Bの下端は一点に集束しており、後面小突部34はV字状になっている。ここで、第1傾斜部34A及び第2傾斜部34Bの集束部は、一側面上縁部6Dが前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に折り込まれた状態で前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとが封止されている範囲よりも他側面8側に設けられる。これにより、消費者が切り欠き部40Bから開封誘導線30に沿ってシート材10を切断した際に、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。なお、本実施形態では、後面小突部34がV字状であるが、湾曲形状などにすることも可能である。また、本実施形態では、後面小突部34の下端は後面上部4B内に位置しているが、これに限らず、後面小突部34の下端は後面上縁部4D内に位置していてもよい。また、本実施形態では、後面小突部34が、切り欠き部40Bが形成された領域を完全に取り囲んでいるが、これに限らず、後面小突部34の上端がシート材10の上縁から離間するように後面小突部34を形成するなど、切り欠き部40Bの一部のみを取り囲んでいてもよく、消費者が切り欠き部40Bからシート材10を切断した際に、切断線が後面小突部34まで到達すればよい。
なお、前面小突部32及び後面小突部34は、図4に示すように、一側面上縁部6Dを前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に挟み込んだ際に、一側面上縁部6Dと当接しないような前面上縁部2Dと後面上縁部4Dの領域に形成することが好ましい。すなわち、前面小突部32及び後面小突部34は、一側面側の端部が一側面上縁部6Dの折り込み幅(一側面上縁部6Dの幅の半分の長さ)よりも大きい幅だけ、一側面上縁部6Dから離間しているのが好ましい。
下方突部36は下方に向かって突形状に形成されており、前面小突部32の下端から下方に向かって一側面6側に傾斜する第1傾斜部36Aと、後面小突部34の下端から下方に向かって一側面6側に傾斜する第2傾斜部36Bと、第1傾斜部36Aの下端と第2傾斜部36Bの下端を結ぶ湾曲部36Cとを含む。第1傾斜部36Aは、前面小突部32の第1傾斜部32Aから連続して同一直線状に形成されている。第2傾斜部36Bは、後面小突部34の第1傾斜部34Aから連続して同一直線状に形成されている。湾曲部36Cは下方に凸となるような曲線状に形成されている。
本実施形態では、前面小突部32の第1傾斜部32Aと、下方突部36の第1傾斜部36A、湾曲部36C、及び第2傾斜部36Bと、後面小突部34の第1傾斜部34Aとは連続した線分状となっており、この線分は、ガセット袋1を平坦に展開した状態で、接線連続形状である。なお、接線連続形状とは、線分に沿って移動する点を想定した場合に、この点における接線方向が連続的に変化するような形状である。なお、開封誘導線30の形状は、シート材10を展開した状態において、一側面6の横方向中心線に対して線対称になっている。
消費者がガセット袋1を開放する際には、一方の手でガセット袋1の上端部の開封開始部40よりも他側面8側の部位を把持した状態で、他方の手でガセット袋1の上端部の開封開始部40よりも一側面6側の部位を把持する。この状態で、ガセット袋1に対してひねりを加えることにより、開封開始部40から前面2の前面上縁部2D及び後面4の後面上縁部4Dに切断線が生じ、この切断線が下方に向かって進行する。
そして、前面2では、開封開始部40から進行する切断線が前面小突部32の第1傾斜部32A又は第2傾斜部32Bまで到達すると、第1傾斜部32A又は第2傾斜部32Bに沿って切断線が下方に進行する。そして、切断線が前面小突部32の下端まで到達すると、切断線は下方突部36の第1傾斜部36Aに沿って下方に向かって進行する。
また、後面4では、開封開始部40から進行する切断線が後面小突部34の第1傾斜部34A又は第2傾斜部34Bまで到達すると、第1傾斜部34A又は第2傾斜部34Bに沿って切断線が下方に進行する。そして、切断線が後面小突部34の下端まで到達すると、切断線は下方突部36の第2傾斜部36Bに沿って下方に向かって進行する。
そして、前面2から第1傾斜部36Aに沿って進行する切断線と、後面4から第2傾斜部36Bに沿って進行する切断線は、それぞれ湾曲部36Cまで進行して、湾曲部36Cで集束する。これにより、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。
図6は、図1に示すガセット袋の上端部の一側面側を切り離した状態を示す斜視図である。図6に示すように、本実施形態のガセット袋1によれば、角部を開封開始部40に沿って切り離して形成した開口部50の一側面6側の下縁は下方に湾曲するような形状となり、従来技術のように下縁に突部が形成されない。このため、内容物を開口部50から流出させるために、一側面6の上部が下方に移動するようにガセット袋1を回転させたとしても、開口部50からスムーズに内容物を流出させることができる。
次に、本実施形態のガセット袋を製造する方法について説明する。
図7は、第1実施形態のガセット袋を製造するための製造システムを示す斜視図である。本実施形態の製造システム100は、シート供給装置110と、レーザ照射装置120と、袋形成装置130と、を備える。
シート供給装置110は、長尺のシート材がロール状に巻回されたロール102からシート材10を伸ばしながら、シート材をレーザ照射装置120及び袋形成装置130に送る装置である。シート供給装置110は、複数のローラ104を備え、このローラ104によりロール102からシート材10を送り出す。ローラ104から送られたシート材10は、複数のガセット袋1を形成するためのシート材10が連続した状態で送られる。ロール102から送り出されるシート材の下流側(袋形成装置130側)が、ガセット袋1を形成した場合に下方側であり、上流側(ロール102側)が、ガセット袋1を形成した場合に上方側となる。ロール102から送り出されたシート材10は、シート供給装置110により、PET層10Dが下方に位置し、かつ、内側PE層10Aが上方に位置した状態(すなわち、ガセット袋1の外面が下方に位置した状態)で、レーザ照射装置120の上方に送られる。
レーザ照射装置120は、シート材10の下方に配置されており、シート材10に向けて所定の経路に沿ってレーザを照射可能な装置である。このようなレーザ照射装置120としては、PET層10D側からシート材10に向けてレーザを照射した際に、PET層10D及び外側PE層10Cを所定の経路に沿って除去できるような装置であり、例えばCO2レーザ装置である。レーザ照射装置120は、所定の間隔でシート材10に向かってレーザを照射し、前面小突部32及び後面小突部34が下方突部36に対して上流側に位置するように開封誘導線30を形成する。開封誘導線30を形成する間隔は、図2に示すガセット袋1を展開した状態の上下方向の長さに等しい。なお、本実施形態では、レーザ照射装置120はシート材10の直下に配置されているが、これに限らず、シート材10のPET層10D側にレーザを照射できれば、例えば横方向などに配置し、シート材10にレーザを照射してもよい。
袋形成装置130は、内容物導入部材132と、縦シーラー134と、横シーラー/切断装置136と、折込部材138と、プルダウン装置140と、を備える。
内容物導入部材132は、円錐台形状のホッパー132Aと、ホッパー132Aの下端に連続する円筒状のシリンダー132Bと、を有する。ホッパー132Aは内容物を投入するための部位であり、ホッパー132Aに投入された内容物はシリンダー132Bの下方から排出される。シリンダー132Bの周囲にはシート材10が巻かれる。シリンダー132Bの外周長さは、シート材10の横方向の幅よりも小さい。
縦シーラー134は、シート材10の横方向の両縁部22A、22Bの内側PE層10Aが対向するように両縁部22A、22Bを重ね合わせた状態で加熱し、両縁部22A、22Bを封止してシート材10を筒状に形成する。
折込部材138は、例えば円板からなり、筒状に形成されたシート材10の一側面6及び他側面8の中央を内側に押し込み、一側面6及び他側面8を横方向内側に向かって折り込む。
横シーラー/切断装置136は、筒状に形成されたシート材10の上端部及び下端部を封止するとともに、連続するシート材10を切断することができる。
プルダウン装置140は、例えば、無限軌道からなり、シリンダー132Bの外周に巻かれたシート材10を下方に送り出す。
以下、本実施形態によるガセット袋の製造方法を説明する。図8は、第1実施形態によるガセット袋の製造方法のフローチャートである。
まず、図8に示すように、ロール102からシート材10を平坦な状態に送り出すシート材送出ステップS10を行う。
次に、開封誘導線形成ステップS20を行う。開封誘導線形成ステップでは、シート材10の下方からレーザ照射装置120により、シート材10のPET層10D側の面にレーザを照射して開封誘導線30を形成する。レーザ照射装置120によりシート材10にレーザを照射すると、PET層10D及び外側PE層10Cの少なくとも一部、すなわち、PET層10Dの一部、PET層10D及び外側PE層10Cの一部、もしくは、PET層10D及び外側PE層10Cを除去することができる。樹脂層のどこまでを除去するかは、強度保持の観点から適宜決定すればよい。開封誘導線形成ステップS20では、開封誘導線30に対応した経路230に沿ってシート材10にレーザを照射する。
図9は、第1実施形態によるガセット袋の製造方法における開封誘導線形成ステップにおいてレーザを照射する経路を示す図である。図9に示すように、経路230は、前面小突部32に対応する前面小突部経路232と、後面小突部34に対応する後面小突部経路234と、下方突部36に対応する下方突部経路236と、を備える。
前面小突部経路232は、前面小突部32の第1傾斜部32A及び第2傾斜部32Bに対応する第1傾斜部経路232A及び第2傾斜部経路232Bを含む。後面小突部経路234は、後面小突部34の第1傾斜部34A及び第2傾斜部34Bに対応する第1傾斜部経路234A及び第2傾斜部経路234Bを含む。下方突部経路236は、下方突部36の第1傾斜部36A、第2傾斜部36B、及び、湾曲部36Cに対応する第1傾斜部経路236A、第2傾斜部経路236B、及び、湾曲部経路236Cを含む。
ここで、レーザ照射装置120によりレーザを照射して形成される凹部は、所定の幅を有する。このため、前面小突部経路232の第1傾斜部経路232Aの下端と、第2傾斜部経路232Bの下端とは一点に集束しておらず、第1傾斜部経路232Aの下端と、第2傾斜部経路232Bの下端との間には、レーザを照射して形成される凹部の幅に対応する間隙が設けられている。また、後面小突部経路234の第1傾斜部経路234Aの下端と、第2傾斜部経路234Bの下端とは一点に集束しておらず、第1傾斜部経路234Aの下端と、第2傾斜部経路234Bの下端との間には、レーザを照射して形成される凹部の幅に対応する隙間が設けられている。
開封誘導線形成ステップS20では、まず、前面小突部経路232の第1傾斜部経路232Aと、下方突部経路236と、後面小突部経路234の第1傾斜部経路234Aとに沿ってレーザ照射装置120によりシート材10にレーザを照射する。次に、前面小突部経路232の第2傾斜部経路232Bと、後面小突部経路234の第2傾斜部経路234Bとのそれぞれに沿って、レーザ照射装置120によりシート材10にレーザを照射する。
次に、筒体形成ステップS30を行う。筒体形成ステップS30では、まず、袋形成装置130まで搬送された連続するシート材10を、シリンダー132Bの外周に沿うように案内する。次に、シート材10の横方向の両縁部22A、22Bの内側PE層10Aが対向するように両縁部22A、22Bを重ね合わせた状態で、縦シーラー134により両縁部22A、22Bを加熱し、両縁部22A、22Bを封止してシート材10を筒状に形成する。筒体形成ステップS30が完了したシート材10は、プルダウン装置140により折込部材138に当たる位置まで下方に送られる。
次に、折込ステップS40を行う。折込ステップS40では、折込部材138により、筒状に形成されたシート材10の一側面6及び他側面8の中央を内側に押し込み、一側面6及び他側面8を横方向内側に向かって折り込む。
次に、下端部封止ステップS50を行う。下端部封止ステップS50では、前面下縁部2Eと後面下縁部4Eとの間に一側面下縁部6E及び他側面下縁部8Eが折り込まれた状態で、前面下縁部2Eと後面下縁部4Eとを横シーラー/切断装置136により挟み込み加熱する。これにより、内側PE層10Aがシーラントとして機能し、前面下縁部2Eと後面下縁部4Eとの間に一側面下縁部6E及び他側面下縁部8Eが折り込まれた状態で前面下縁部2Eと後面下縁部4Eとが封止される。
次に、内容物投入ステップS60を行う。内容物投入ステップS60では、ホッパー132Aから内容物導入部材132に供給された内容物をシリンダー132Bの下端から吐出し、下端が封止されたシート材10内に投入する。内容物投入ステップS60が完了したシート材10は、プルダウン装置140により下方に送られる。
次に、上端部封止ステップS70を行う。上端部封止ステップS70では、前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に一側面上縁部6D及び他側面上縁部8Dが折り込まれた状態で、前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとを横シーラー/切断装置136により挟み込み加熱する。これにより、内側PE層10Aがシーラントとして機能し、前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に一側面上縁部6D及び他側面上縁部8Dが折り込まれた状態で前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとが封止される。これにより、シート材10内に内容物が封止された状態となる。
次に、切断ステップS80を行う。切断ステップS80では、内容物が封止されたシート材10の上端部を横シーラー/切断装置136により切断する。また、この際、シート材10の上端部に開封開始部40である切り欠き部を切断して形成する。
以上の工程により、図1に示すガセット袋1を製造することができる。
本実施形態によれば、ガセット袋1の上縁の開封誘導線30の前面小突部32及び後面小突部34で囲まれた位置から切断を開始すると、切断線が前面小突部32及び後面小突部34に必ず到達し、その後、切断線が前面小突部32及び後面小突部34から下方突部36に沿って進行し、ガセット袋1の角部を開放することができる。このため、前面2の前面小突部32及び後面4の後面小突部34の位置が一致していない場合であっても、切断線が下方に向かって突形状に形成された前面小突部32及び後面小突部34に到達するため、開封誘導線30に沿って袋を開放することができる。さらに、本実施形態によれば、開封誘導線30が下方に向かって突形状に形成されているため、開放した部分の形状が上方に向かって大きく突形状となることがなく、内容物をスムーズに流出させることができる。
また、本実施形態によれば、上端部の前面小突部32及び後面小突部34で囲まれた領域に開封開始部40が形成されているため、消費者が確実に前面小突部32及び後面小突部34で囲まれた領域から切断を開始するため、切断線が確実に開封誘導線30に到達する。
また、本実施形態によれば、下方突部36はシート材10を平坦に開いた状態で接線連続形状であるため、切断線が開封誘導線30に沿ってスムーズに進行するため、途中で切断線が開封誘導線から外れて袋の開封に失敗して内容物をこぼしてしまうことを防止できる。
また、本実施形態によれば、粉末状、顆粒状、又は粒状の内容物であってもガセット袋1の開封した部分からスムーズに流出させることができる。
また、レーザ照射によりシート材10に溝を形成すると、形成した溝は所定の幅を有する。このため、シート材10の前面小突部32に当たる位置に、第1傾斜部32Aと第2傾斜部32Bと同じ形状の経路でレーザ照射を行うと、第1傾斜部32Aと第2傾斜部32Bとの集束部に外方に予期しない突部が生じてしまう。このような突部はスムーズな開放の妨げとなる。これに対して、本実施形態によれば、レーザ照射の経路において、第1傾斜部経路232Aと第2傾斜部経路232Bとの間に間隙が設けられているため、このような突部の発生を防止し、スムーズな開放を実現できる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態によるガセット袋を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図10は、本発明の第2実施形態によるガセット袋の展開図である。また、図11は、本発明の第2実施形態によるガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大斜視図である。また、図12は、本発明の第2実施形態によるガセット袋の開封誘導線の近傍を拡大して示す拡大展開図である。
第2実施形態によるガセット袋301は、開封誘導線330の形状が第1実施形態と異なっている。本実施形態では、開封誘導線330は、前面2の前面上縁部2Dに、下方に向かって突形状に形成された前面小突部332と、後面4の後面上縁部4Dに、下方に向かって突形状に形成された後面小突部334と、前面小突部32と後面小突部34とを結ぶように下方に向かって突形状に形成された下方突部336と、を備える。
前面小突部332は、前面上縁部2Dの上縁から前面上部2Bにわたって下方に向かって一側面6側に傾斜して延びる前面第1線部332Aと、前面上縁部2Dの上縁から前面上部2Bにわたって下方に向かって延びる前面第2線部332Bとを備える。前面第1線部332Aは、シート310を展開した状態で、前面第1線部332Aと、下方突部336と、後面第1線部334Aとが連続した円弧状になるように、形成されている。前面第2線部332Bは、シート310を展開した状態において、シート310の上縁に対して垂直な直線状となっている。
前面第1線部332Aの始点は、前面上縁部2Dの上縁の切り欠き部40Aよりも他側面8側に位置しており、前面第2線部332Bの始点は、前面上縁部2Dの上縁の切り欠き部40Aよりも一側面6側に位置している。これにより、前面上縁部2Dの前面小突部332は切り欠き部40Aが形成された領域を取り囲んでいる。前面第1線部332A及び前面第2線部332Bの下端は一点に集束しており、前面小突部332は略V字状になっている。ここで、前面第1線部332A及び前面第2線部332Bの集束部は、一側面上縁部6Dが前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に折り込まれた状態で前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとが封止されている範囲よりも他側面8側に設けられる。これにより、消費者が切り欠き部40Aから開封誘導線330に沿ってシート材10を切断した際に、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。
なお、本実施形態では、前面第2線部332Bがシート310の上縁に対して垂直な直線状であるが、前面第2線部332Bは必ずしもシート310の上縁に対して垂直である必要はなく、また、直線状でなくてもよい。
また、本実施形態では、前面小突部332の下端は前面上部2B内に位置しているが、これに限らず、前面小突部332の下端は前面上縁部2D内に位置していてもよい。また、本実施形態では、前面小突部332が、切り欠き部40Aが形成された領域を完全に取り囲んでいるが、これに限らず、前面小突部332の上端がシート材310の上縁から離間するように前面小突部332を形成するなど、切り欠き部40Aの一部のみを取り囲んでいてもよく、消費者が切り欠き部40Aからシート材10を切断した際に、切断線が前面小突部332まで到達すればよい。
後面小突部334は、後面上縁部4Dの上縁から後面上部4Bにわたって下方に向かって一側面6側に傾斜して延びる後面第1線部334Aと、後面上縁部4Dの上縁から後面上部4Bにわたって下方に向かって延びる後面第2線部334Bとを備える。後面第1線部334Aは、上述の通り、シート310を展開した状態で、前面第1線部332Aと、下方突部336と、後面第1線部334Aとが連続した円弧状になるように、形成されている。後面第2線部334Bは、シート310を展開した状態において、シート310の上縁に対して垂直な直線状となっている。
後面第1線部334Aの始点は、後面上縁部4Dの上縁の切り欠き部40Bよりも他側面8側に位置しており、後面第2線部334Bの始点は、後面上縁部4Dの上縁の切り欠き部40Bよりも一側面6側に位置している。これにより、後面上縁部4Dの後面小突部334は切り欠き部40Bが形成された領域を取り囲んでいる。後面第1線部334A及び後面第2線部334Bの下端は一点に集束しており、後面小突部334は略V字状になっている。ここで、後面第1線部334A及び後面第2線部334Bの集束部は、一側面上縁部6Dが前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に折り込まれた状態で前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとが封止されている範囲よりも他側面8側に設けられる。これにより、消費者が切り欠き部40Bから開封誘導線330に沿ってシート材10を切断した際に、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。
なお、本実施形態では、後面第2線部334Bがシート310の上縁に対して垂直な直線状であるが、後面第2線部334Bは必ずしもシート310の上縁に対して垂直である必要はなく、また、直線状でなくてもよい。
また、本実施形態では、後面小突部334の下端は後面上部4B内に位置しているが、これに限らず、後面小突部334の下端は後面上縁部4D内に位置していてもよい。また、本実施形態では、後面小突部334が、切り欠き部40Bが形成された領域を完全に取り囲んでいるが、これに限らず、後面小突部334の上端がシート材310の上縁から離間するように後面小突部334を形成するなど、切り欠き部40Bの一部のみを取り囲んでいてもよく、消費者が切り欠き部40Bからシート材10を切断した際に、切断線が後面小突部334まで到達すればよい。
なお、前面小突部332及び後面小突部334は、図11に示すように、一側面上縁部6Dを前面上縁部2Dと後面上縁部4Dとの間に挟み込んだ際に、一側面上縁部6Dと当接しないような前面上縁部2Dと後面上縁部4Dの領域に形成することが好ましい。すなわち、前面小突部332及び後面小突部334は、一側面側の端部が一側面上縁部6Dの折り込み幅(一側面上縁部6Dの幅の半分の長さ)よりも大きい幅だけ、一側面上縁部6Dから離間しているのが好ましい。
下方突部336は下方に向かって突な円弧状に形成されている。下方突部336の前面側の端部は、前面小突部332における前面第1線部332Aと前面第2線部332Bとの集束部に接続されており、下方突部336の後面側の端部は、後面小突部334における後面第1線部334Aと後面第2線部334Bとの集束部に接続されている。下方突部336、前面第1線部332A、及び、後面第1線部334Aは、全体として連続した円弧状になっており、接線連続形状となっている。なお、開封誘導線330の形状は、シート310を展開した状態において、一側面6の横方向中心線に対して線対称になっている。
消費者がガセット袋1を開放する際には、一方の手でガセット袋1の上端部の開封開始部40よりも他側面8側の部位を把持した状態で、他方の手でガセット袋1の上端部の開封開始部40よりも一側面6側の部位を把持する。この状態で、ガセット袋1に対してひねりを加えることにより、開封開始部40から前面2の前面上縁部2D及び後面4の後面上縁部4Dに切断線が生じ、この切断線が下方に向かって進行する。
そして、前面2では、開封開始部40から進行する切断線が前面小突部332の前面第1線部332A又は前面第2線部332Bまで到達すると、前面第1線部332A又は前面第2線部332Bに沿って切断線が下方に進行する。そして、切断線が前面小突部332の下端まで到達すると、切断線は下方突部336に沿って下方に向かって進行する。
また、後面4では、開封開始部40から進行する切断線が後面小突部334の後面第1線部334A又は後面第2線部334Bまで到達すると、後面第1線部334A又は後面第2線部334Bに沿って切断線が下方に進行する。そして、切断線が後面小突部334の下端まで到達すると、切断線は下方突部336に沿って下方に向かって進行する。
そして、前面2から下方突部336に沿って進行する切断線と、後面4から下方突部336に沿って進行する切断線は下端に向かって進行し、下端部近傍において集束する。これにより、ガセット袋1の上端部の一側面6側の角部を切り離すことができ、ガセット袋1を開放することができる。
本実施形態のガセット袋301によっても、角部を開封開始部40から開封誘導線330に沿って切り離して形成した開口部の一側面6側の下縁は下方に湾曲するような形状となり、従来技術のように下縁に突部が形成されない。このため、内容物を開口部から流出させるために、一側面6の上部が下方に移動するようにガセット袋301を回転させたとしても、開口部からスムーズに内容物を流出させることができる。
第2実施形態のガセット袋301は、図7を参照して説明した製造システムにより製造することができる。また、第2実施形態のガセット袋301の製造方法は、図8を参照して説明した製造方法と概ね同じであるが、開封誘導線形成ステップS20におけるレーザを照射する経路が異なる。
図13は、第2実施形態によるガセット袋の製造方法における開封誘導線形成ステップにおいてレーザを照射する経路を示す図である。図13に示すように、経路430は、前面小突部332に対応する前面小突部経路432と、後面小突部334に対応する後面小突部経路434と、下方突部336に対応する下方突部経路436と、を備える。
前面小突部経路432は、前面小突部332の前面第1線部332A及び前面第2線部332Bに対応する前面第1線部経路432A及び前面第2線部経路432Bを含む。後面小突部経路434は、後面小突部334の後面第1線部334A及び後面第2線部334Bに対応する後面第1線部経路434A及び後面第2線部経路434Bを含む。前面第1線部経路432Aと、下方突部経路436と、後面第1線部経路434Aとは連続した円弧状になっている。
ここで、レーザ照射装置120によりレーザを照射して形成される凹部は、所定の幅を有する。このため、前面小突部経路432の前面第1線部経路432Aの下端と、前面第2線部経路432Bの下端とは一点に集束しておらず、前面第1線部経路432Aの下端と、前面第2線部経路432Bの下端との間には、レーザを照射して形成される凹部の幅に対応する間隙が設けられている。また、後面小突部経路434の後面第1線部経路434Aの下端と、後面第2線部経路434Bの下端とは一点に集束しておらず、後面第1線部経路434Aの下端と、後面第2線部経路434Bの下端との間には、レーザを照射して形成される凹部の幅に対応する隙間が設けられている。
開封誘導線形成ステップS20では、まず、前面第1線部経路432Aと、下方突部経路436と、後面第1線部経路434Aとに沿ってレーザ照射装置120によりシート材10にレーザを照射する。次に、前面小突部経路432の前面第2線部経路432Bと、後面小突部経路434の後面第2線部経路434Bとのそれぞれに沿って、レーザ照射装置120によりシート材10にレーザを照射する。
第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
さらに、第2実施形態では、下方突部336が円弧状であり、全体にわたって一定の曲率で曲がっているため、切断線を開封誘導線330の下方突部336に沿ってスムーズに進行させることができる。
また、下方突部336、前面第1線部332A及び後面第1線部334Aが連続した円弧状であるため、直線と円弧の継ぎ目のような曲率が変化する継ぎ目が存在せず、前面第1線部332Aから下方突部336に切断線がスムーズに進行するとともに、後面第1線部334Aから下方突部336に切断線がスムーズに進行し、切断線が開封誘導線から外れて袋の開封に失敗し、内容物をこぼしてしまうことを防止できる。
なお、本実施形態では、上述のように、シート310を展開した状態で、前面第1線部332Aは、下方突部336と、後面第1線部334Aとが連続した円弧状となるように形成したが、これに限らず、下方突部336のみを円弧状としてもよい。
なお、上記各実施形態では、ガセット袋1の上端部に開封誘導線30及び開封開始部40を形成したが、これに限らず、ガセット袋1の下端部に開封誘導線30及び開封開始部40を形成してもよい。この場合、開封誘導線形成ステップS20では、シート材10の前面下縁部2Eと、後面下縁部4Eと、一側面下縁部6Eに当たる位置に開封誘導線を形成し、下端部封止ステップS50に連続して開封開始部40である切り欠き部をシート材10の下端部に形成すればよい。
1 ガセット袋
2 前面
2A 前面中央部
2B 前面上部
2C 前面下部
2D 前面上縁部
2E 前面下縁部
4 後面
4A 後面中央部
4B 後面上部
4C 後面下部
4D 後面上縁部
4E 後面下縁部
6 一側面
6A 一側面中央部
6B 一側面第1上部
6C 一側面第1下部
6D 一側面上縁部
6E 一側面下縁部
6F 一側面第2上部
6G 一側面第2下部
8 他側面
8A 他側面中央部
8B 他側面第1上部
8C 他側面第1下部
8D 他側面上縁部
8E 他側面下縁部
8F 他側面第2上部
8G 他側面第2下部
10 シート材
10A 内側PE層
10B AL層
10C 外側PE層
10D PET層
12 接続部
22A 縁部
22B 縁部
30 開封誘導線
32 前面小突部
32A 第1傾斜部
32B 第2傾斜部
34 後面小突部
34A 第1傾斜部
34B 第2傾斜部
34C 湾曲部
36 下方突部
36A 第1傾斜部
36B 第2傾斜部
36C 湾曲部
40 開封開始部
40A 切り欠き部
40B 切り欠き部
50 開口部
100 製造システム
102 ロール
104 ローラ
110 シート供給装置
120 レーザ照射装置
130 袋形成装置
132 内容物導入部材
132A ホッパー
132B シリンダー
134 縦シーラー
136 横シーラー/切断装置
138 折込部材
140 プルダウン装置
230 経路
232 前面小突部経路
232A 第1傾斜部経路
232B 第2傾斜部経路
234 後面小突部経路
234A 第1傾斜部経路
234B 第2傾斜部経路
236 下方突部経路
236A 第1傾斜部経路
236B 第2傾斜部経路
236C 湾曲部経路
301 ガセット袋
310 シート
330 開封誘導線
332 前面小突部
332A 前面第1線部
332B 前面第2線部
334 後面小突部
334A 後面第1線部
334B 後面第2線部
336 下方突部
430 経路
432 前面小突部経路
432A 前面第1線部経路
432B 前面第2線部経路
434 後面小突部経路
434A 後面第1線部経路
434B 後面第2線部経路
436 下方突部経路
501 ガセット袋
506 一側面

Claims (8)

  1. 筒状のシート材の上端において、一側面が前面と後面との間に挟み込まれた状態で前記シート材の上端部が封止されて形成されたガセット袋であって、
    前記ガセット袋の前記上端部には前記シート材の切断を誘導する開封誘導線が形成されており、
    前記開封誘導線は、
    前記ガセット袋の前面の上端部に下方に向かって突形状に形成された前面小突部と、
    前記ガセット袋の後面の上端部に下方に向かって突形状に形成された後面小突部と、
    前記前面小突部から前記後面小突部まで前記前面、前記一側面、及び前記後面を通って延び、下方に向かって突形状に形成された下方突部と、を含む、
    ことを特徴とするガセット袋。
  2. 前記上端部の前記前面小突部及び前記後面小突部で囲まれた領域に開封開始部が形成されている、
    請求項1に記載のガセット袋。
  3. 前記下方突部は前記シート材を平坦に開いた状態で接線連続形状である、
    請求項1又は2に記載のガセット袋。
  4. 前記下方突部は円弧状である、
    請求項3に記載のガセット袋。
  5. 前記前面小突部は、前記ガセット袋の横方向中央側に位置する前面第1線部と、前記ガセット袋の側方側に位置する前面第2線部とを含み、
    前記後面小突部は、前記ガセット袋の中央側に位置する後面第1線部と、前記ガセット袋の側方側の後面第2線部とを含み、
    前記下方突部、前記前面第1線部及び前記後面第1線部は、連続した円弧状である、
    請求項4に記載のガセット袋。
  6. 前記ガセット袋には粉末状、顆粒状、又は粒状の内容物が収容される、
    請求項1〜5の何れか1項に記載のガセット袋。
  7. ガセット袋の製造方法であって、
    矩形状のシート材の縦方向一端部に前記シート材の切断を誘導する開封誘導線を形成する開封誘導線形成ステップと、
    矩形状のシート材の横方向両端縁を接続して筒状に形成する筒体形成ステップと、
    前記筒状に形成されたシート材の一側面及び他側面を内側に向かって折り込む折込ステップと、
    前記筒状に形成されたシート材の下端部を封止する下端部封止ステップと、
    前記筒状に形成されたシート材の上端部を封止する上端部封止ステップと、
    を含み、
    前記開封誘導線は、
    前記ガセット袋の前面の縦方向一端部に、縦方向他端部に向かって突形状に形成された前面小突部と、
    前記ガセット袋の後面の縦方向一端部に、縦方向他端部に向かって突形状に形成された後面小突部と、
    前記前面小突部から前記後面小突部まで前記前面、前記一側面、及び前記後面を通って延び、縦方向他端部に向かって突形状に形成された下方突部と、を含む、
    ことを特徴とするガセット袋の製造方法。
  8. 前記前面小突部は、前記ガセット袋の横方向中央側に位置する前面第1線部と、前記ガセット袋の側方側に位置する前面第2線部とを含み、
    前記開封誘導線形成ステップでは、レーザ照射により表面に溝を形成することにより開封誘導線を形成し、
    前記前面小突部を形成する際のレーザ照射の軌道は、前記前面第1線部と前記前面第2線部との間に間隙が設けられている、
    請求項7に記載のガセット袋の製造方法。
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