JP2021096790A - コミュニケーション支援装置とそのプログラム - Google Patents

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詠子 高岡
俊雄 久保田
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俊雄 久保田
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Abstract

【課題】コミュニケーション支援のために使用するサイトデータの編集作業をサイト管理者等のサービス提供者が任意に簡単かつ迅速に行えるようにする。【解決手段】サーバ装置SVに、編集用の各種ライブラリデータを記憶したライブラリDB22と、サイト作成に使用する多数の文章データを多言語別に記憶したリソースDB24を設けると共に、サイト情報、メニュー情報、質問情報、回答情報を編集するための編集処理部12〜15を設け、編集処理部の制御の下、管理者の入力情報と上記リソースDB24に記憶された文章データとに基づいて、サイト毎に対話や問診またはクリニカルパスのためのサイトデータを作成するようにしたものである。【選択図】図2

Description

この発明の実施形態は、例えば患者と医療従事者との間のコミュニケーションを支援するために使用されるコミュニケーション支援装置とそのプログラムに関する。
例えば、患者と医療従事者との間における問診や相談は、医療機関において直接対面し会話により行われることが一般的である。しかし、例えば医療機関の外来の混雑具合によっては、患者は医療従事者と対面するまでに長時間待たされることが多く、肉体的にもまた精神的にも大きな負担になる。また医療従事者にとっても、一人ひとりの患者との対面時間が制限されることになり、問診や相談を十分に行えないことがある。
そこで、最近では、医療機関の受付け等に対話用の端末を設置し、この端末を使用することで、患者が例えば対話形式で自身の状態を申告したり医療に関する情報の提供を受けることを可能にしたシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、薬剤師用の端末により患者との間で対話形式により薬剤の処方や服用に関する情報を提供するシステムが記載されている。
特開2019−67459号公報
ところが、従来提案されている対話システムは、メーカーやベンチャーが各医療機関または診療科に対し共通のシステムを提供し、さらにシステム技術者がシステムの初期設定から運用開始後のシステム変更までの作業を一括して担うようになっている。このため、医療機関は自己の業務内容に応じてシステムをカスタマイズしたくても、その作業を外部のシステム技術者に依存しなければならない。その結果、システムの設定や変更等に時間が掛かると共に自由度が低く、またシステムの運用に係るコストが高くなるという課題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、サービス対象者とサービス提供者との間のコミュニケーションを支援するシステムにあって、コミュニケーション支援のために使用するデータの編集作業をサービス提供者が任意に簡単かつ迅速に行えるようにし、これにより自由度が高くかつ少ない費用でコミュニケーション支援ツールを作成し運用することが可能な技術を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明に係るコミュニケーション支援装置の第1の態様は、サイト毎に当該サイトを管理するサイト管理者とサイト利用者との間のコミュニケーションを支援するコミュニケーション支援装置にあって、前記コミュニケーションのために使用する複数の文章データの候補を言語別に記憶する言語データ記憶部と、前記コミュニケーションのためのサイトデータを編集するために予め用意された、前記各サイトに対し共通のライブラリデータを記憶するライブラリ記憶部と、端末から入力される操作情報と、記憶された前記文章データの候補および前記ライブラリデータに基づいて、前記サイト毎に前記コミュニケーションを支援するためのサイトデータを編集する編集処理部を備える。そして、前記編集処理部により、予め設定された編集手順に従い、当該手順毎に対応するライブラリデータを前記ライブラリ記憶部から選択的に読み出して前記端末に表示させ、前記ライブラリデータが表示された状態で、前記端末から入力された前記操作情報に応じて前記言語データ記憶部から対応する言語データの候補を読み出して前記ライブラリデータに表示させ、前記言語データの候補が表示された状態で、登録要求を示す前記操作情報が入力された場合に、前記表示された言語データの候補を前記サイトデータの一部を構成する言語データとして保存する処理を実行するようにしたものである。
この発明の一態様によれば、サービス対象者とサービス提供者との間のコミュニケーションを支援するシステムにあって、コミュニケーション支援のために使用するサイトデータの編集作業をサービス提供者が任意に簡単かつ迅速に行えるようになり、これにより自由度が高くかつ少ない費用でコミュニケーション支援ツールを作成し運用することが可能な技術を提供することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るコミュニケーション支援装置を備えるシステムの全体構成を示す図である。 図2は、この発明の一実施形態に係るコミュニケーション支援装置として使用されるサーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示したサーバ装置が備えるリソースデータベースの一例を示す図である。 図4は、図2に示したサーバ装置が備えるシェーマデータベースの一例を示す図である。 図5は、図2に示したサーバ装置によるサイト編集処理の手順と処理内容の概要を示すフローチャートである。 図6は、図5に示したサイト編集処理の過程で表示される管理者メニューの一例を示す図である。 図7は、図5に示したサイト編集処理の過程で表示される画面の遷移の一例を示す図である。 図8は、サイト一覧画面の一例を示す図である。 図9は、利用者管理画面の一例を示す図である。 図10は、新規サイト登録処理の一例を示す図である。 図11は、新規サイト登録後のサイト一覧画面の一例を示す図である。 図12は、新規メニュー登録処理の一例を示す図である。 図13は、新規メニューが1つ登録された状態を示す図である。 図14は、新規メニュー登録後のメニュー画面の一例を示す図である。 図15は、新規質問登録処理の一例を示す図である。 図16は、新規質問が一つ登録された状態の一例を示す図である。 図17は、新規質問に対する回答の登録処理の一例を示す図である。 図18は、条件付きで質問を登録する処理の一例を示す図である。 図19は、コピーを使用して回答を登録する処理の一例を示す図である。 図20は、コピー終了後の回答一覧画面の一例を示す図である。 図21は、サイト編集処理において初期画面として表示されるサイト一覧画面の一例を示す図である。 図22は、質問一覧画面の一例を示す図である。 図23は、回答一覧画面の一例を示す図である。 図24は、新規サイトを編集する際のサイト名の登録処理の一例を示す図である。 図25は、サイト名登録後の新規サイト編集画面の一例を示す図である。 図26は、新規質問の登録処理の一例を示す図である。 図27は、対話サイトへの新規対話の登録処理の流れを示す図である。 図28は、対話サイトへの新規対話の登録処理の一例を示す図である。 図29は、回答情報データベースに記憶された回答の一例を示す図である。 図30は、リソースの登録および編集処理の一例を示す図である。 図31は、シェーマの編集処理において表示されるシェーマ一覧画面の一例を示す図である。 図32は、シェーマの編集処理の第1の過程を示す図である。 図33は、シェーマの編集処理の第2の過程を示す図である。 図34は、シェーマの編集処理の第3の過程を示す図である。 図35は、図2に示したサーバ装置が備える対話モードの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。 図36は、図35に示した対話モード処理の開始に先立ち表示される初期設定画面の一例を示す図である。 図37は、図35に示した対話モード処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。 図38は、図2に示したサーバ装置が備える問診モードの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。 図39は、図2に示したサーバ装置が備えるクリニカルパスモードの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。 図40は、図39に示したクリニカルパスモードの処理の過程で表示される画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[一実施形態]
(構成例)
(1)システム
図1は、この発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。一実施形態に係るシステムは、コミュニケーション支援装置として動作するサーバ装置SVを備えている。このサーバ装置SVは、例えば医療機関またはその診療科毎に設けられる各サイトにおいて使用されるサイト端末MT1〜MTnとの間で、ネットワークNWを介してデータ通信が可能となっている。なお、図示していないが、サイト端末MT1〜MTn以外にシステム管理者が使用するシステム端末やリソース管理者が使用するリソース端末が設けられている場合には、サーバ装置SVとこれらの端末との間でもデータ通信が可能となるように構成してもよい。
ネットワークNWは、例えば、インターネット等のWAN(Wide Area Network)と、このWANへアクセスするためのアクセスネットワークとから構成される。アクセスネットワークとしては、例えば有線および無線の公衆ネットワーク、有線および無線のLAN(Local Area Network)、またはCATV(Cable Television)ネットワーク等が用いられる。なお、各端末とサーバ装置SVとの間は、WANを介さずにLAN等により直接接続されるようにしてもよい。
(2)装置
(2−1)サイト端末MT1〜MTn
サイト端末MT1〜MTnは、例えば据置型またはタブレット型のパーソナルコンピュータからなり、サーバ装置SVとの間でネットワークNWを介してデータ通信を行う通信インタフェース機能を有する。
サイト端末MT1〜MTnは、例えばブラウザ機能を備え、サイト管理者がサーバ装置SVが備えるエディタ機能を利用して、サイト毎に医療従事者と患者との間のコミュニケーションを支援するためのサイトデータを編集するために使用される。サイトデータには、例えば対話用、問診用、およびクリニカルパス等の情報提供用がある。
なお、システム端末やリソース端末も、この発明の実施に関してはサイト端末MT1〜MTnと同様の構成を備えているため、ここでの説明は省略する。
(2−2)サーバ装置SV
サーバ装置SVは、例えばサービス事業者が運用するもので、例えば以下のように構成される。図2はその機能構成を示すブロック図である。
サーバ装置SVは、ハードウェア構成として、制御部1と、記憶部2と、通信インタフェース(通信I/F)3とを備えている。通信I/F3は、上記ネットワークNWを介して、サイト端末MT1〜MTn、システム端末およびリソース端末との間でデータ通信を行う。
記憶部2は、記憶媒体として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等の随時書込みおよび読出しが可能な不揮発性メモリと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリと、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリとを組み合わせて構成される。その記憶領域には、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とが設けられる。プログラム記憶領域には、この発明の一実施形態に係る各種制御処理を実行するために必要なプログラムが格納される。
データ記憶領域には、この発明の一実施形態に係る記憶部として、利用者データベース(利用者DB)21と、ライブラリデータベース(ライブラリDB)22と、サイトデータベース(サイトDB)23と、リソースデータベース(リソースDB)26と、シェーマ情報データベース(シェーマ情報DB)27とが設けられている。
利用者DB21は、サイトを運営する医療機関またはその診療科ごとに、当該サイトを運用管理する利用者(単にユーザとも云う)のユーザIDやパスワード、使用するサイトに関するアクセス情報等を保存するために使用される。
ライブラリDB22は、すべてのサイトに対し共通の複数種のライブラリデータを記憶する。ライブラリデータには、例えば、管理者登録用のライブラリデータ、サイト作成用のライブラリデータ、リソースデータ作成用のライブラリデータ、シェーマデータ作成用のライブラリデータが含まれる。このうち、サイト作成用のライブラリデータには、サイトデータの階層に応じて、例えば、サイト登録用、メニュー登録用、質問情報登録用、回答情報登録用が用意されている。
サイトDB23は、サイト毎にその医療従事者と患者との間のコミュニケーション支援のために編集されたサイトデータを、サイトIDに紐づけて保存するために使用される。
リソースDB24は、サイトデータを作成するために必要なすべての文章データを言語別に記憶する。各文章データは、それぞれ言語ごとにテキストデータと音声データとから構成される。図3は、リソースDB24に記憶される文章データの一例を示すものである。
シェーマDB25は、対話、問診およびクリニカルパス等に使用されるシェーマデータを記憶する。シェーマデータとは、例えば人体の全体または各部位毎にその構造を示す図形データまたは写真データであり、シェーマIDに紐づけた状態で記憶される。図4はシェーマデータの一例を示すものである。
制御部1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサを備え、この発明の一実施形態を実現するための制御機能として、利用者管理部11と、サイト編集処理部12と、メニュー編集処理部13と、質問編集処理部14と、回答編集処理部15と、リソース編集処理部16と、シェーマ編集処理部17とを備えている。これらの制御機能部は、いずれも記憶部2のプログラム記憶領域に格納されたプログラムを上記ハードウェアプロセッサに実行させることにより実現される。
利用者管理部11は、システム管理者が使用する端末からサイト管理者の登録要求を受信した場合に、ライブラリDB22に記憶されている管理者登録用のライブラリデータを要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力された操作情報に応じて管理者情報を作成し、作成された管理者情報を管理者IDまたはサイトIDに紐づけて管理者DB21に記憶させる処理を行う。
また利用者管理部11は、管理者DB21に記憶されている管理者情報に対する内容の変更または追加要求を受信した場合に、該当する管理者情報を端末へ送信して表示させる。そして、端末から送られる変更または追加のための操作情報に従い管理者情報の内容を変更または追加する処理を行う。
サイト編集処理部12は、システム管理者またはサイト管理者の端末からサイトの新規作成要求を受信した場合に、ライブラリDB22に記憶されたサイト登録用のライブラリデータを要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力されたサイト作成のための操作情報と、リソースDB24およびシェーマDB25にそれぞれ記憶されているリソースデータおよびシェーマデータとに基づいてサイト情報を新規作成し、作成されたサイト情報をサイトIDと紐づけてサイトDB23に記憶させる処理を行う。
またサイト編集処理部12は、登録済のサイト情報に対する内容の変更、追加または削除の要求を受信した場合に、サイトDB23に記憶されている登録済の該当するサイト情報を端末へ送信して表示させ、端末において入力された変更、追加または削除のための操作情報と、リソースデータおよびシェーマデータとに基づいて、上記サイト情報の内容を変更、追加または削除する処理を行う。
メニュー編集処理部13は、上記サイト情報の編集、つまり作成、変更、追加または削除の処理に続いて、ライブラリDB22に記憶されたメニュー登録用のライブラリデータ、またはサイトDB23に記憶されている該当するメニュー情報を要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力されたメニューの編集、つまり作成、変更、追加または削除のための操作情報と、リソースDB24およびシェーマDB25にそれぞれ記憶されているリソースデータおよびシェーマデータとに基づいて、メニュー情報を作成、変更、追加または削除し、その処理後のメニュー情報をサイトIDと紐づけてサイトDB23に記憶させる処理を行う。
質問編集処理部14は、上記メニュー情報の編集処理に続いて、ライブラリDB22に記憶された質問情報登録用のライブラリデータ、またはサイトDB23に記憶されている該当する質問情報を要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力された質問情報の編集、つまり作成、変更、追加または削除のための操作情報と、リソースDB24およびシェーマDB25にそれぞれ記憶されているリソースデータおよびシェーマデータとに基づいて、質問情報を作成、変更、追加または削除し、その処理後のメニュー情報をサイトIDと紐づけてサイトDB23に記憶させる処理を行う。
回答編集処理部15は、上記質問情報の編集処理に続いて、ライブラリDB22に記憶された回答情報登録用のライブラリデータ、またはサイトDB23に記憶されている該当する回答情報を要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力された回答情報の編集、つまり作成、変更、追加または削除のための操作情報と、リソースDB24およびシェーマDB25にそれぞれ記憶されているリソースデータおよびシェーマデータとに基づいて回答情報を作成、変更、追加または削除し、その処理後のメニュー情報をサイトIDと紐づけてサイトDB23に記憶させる処理を行う。
リソース編集処理部16は、上記サイト情報、メニュー情報、質問情報または回答情報の編集処理中に、端末からリソースデータの編集要求、つまり変更、追加または削除の要求を受信した場合に、リソース編集用のライブラリデータまたはリソースDB24に記憶されている該当する文章データを要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力されるリソースデータの追加、変更または削除を指示する操作情報に基づいて、リソースDB24へのリソースデータの追加、変更または削除を行う。
シェーマ編集処理部17は、システム管理者、サイト管理者またはリソース管理者の端末からシェーマの編集、つまり変更、追加または削除を要求する情報を受信した場合に、ライブラリDB22に記憶されたシェーマ登録用のライブラリデータまたはシェーマDB25に記憶されている該当するシェーマデータを要求元の端末へ送信して表示させる。そして、端末において入力されたシェーマの変更、追加または削除のための操作情報に従い、シェーマDB25へのシェーマデータの追加、変更または削除を行う。
(動作例)
次に、以上のように構成されたサーバ装置SVの動作例を説明する。図5はサーバ装置SVによるコミュニケーション支援用のサイトデータを編集する処理の概要を示すフローチャートである。
(I)ログイン
例えば、システム管理者、サイト管理者またはリソース管理者が、自身の端末のブラウザ機能を使用してサーバ装置SVに対しアクセスすると、サーバ装置SVから端末に対し起動画面が送られ表示される。この状態で、システム管理者、サイト管理者またはリソース管理者が自己のIDを使用してログイン操作を行ったとする。そうすると、サーバ装置SVは、ステップS1により上記端末から送信されるログイン情報を受信し、ステップS2において、上記ログイン情報に含まれる利用者IDに対応するコンテンツを記憶部2から読み出す。そして、ステップS3において、当該コンテンツに含まれる管理者メニューを上記端末へ送信し表示させる。
図6は、表示される管理者メニューの一例を示すもので、(a)はアクセス者がリソース管理者の場合に表示されるリソース管理者メニュー、(b)はアクセス者がサイト管理者の場合に表示されるサイト管理者メニュー、(c)はアクセス者がシステム管理者の場合に表示されるシステム管理者メニューをそれぞれ示している。
上記管理者メニューが表示された状態で、端末において管理者がメニューを選択すると、サーバ装置SVは選択された上記メニューをステップS4で判定する。そして、ステップS5により判定結果に対応する編集画面データを端末へ送信して表示させる。
図7は、表示される編集画面の種類とその遷移状態の一例を示すものである。この例では、起動画面Xからログイン画面Yを経て複数の管理メニュー画面が表示される。管理メニュー画面には、サイト管理メニューA、利用者管理メニューB、履歴管理メニューC、シェーマ管理メニューDおよびログアウト画面Zがある。
さらに図7では、本実施形態におけるサーバ装置SVの代表的な編集処理機能である対話または問診に係るサイトデータを編集するために、サイト管理メニューAが選択された場合の編集画面の遷移を例示している。サイトデータの編集処理では、編集過程がサイトの「新規作成」に係る編集過程と、既存サイトの内容の追加、変更または削除に係る編集過程に分岐する。そして、そのそれぞれについて、サイト情報の編集A11,A12、メニュー情報の編集A21,A22、質問情報の編集A31,A32、および回答情報の編集A41,A42が階層的に順次実行される。また、上記各編集過程A12,A22,A32,A42において、必要に応じてリソース編集A13,A23,A33,A43が実行される。
(II)編集処理
さて、ステップS5において管理メニューが選択されると、サーバ装置SVはステップS6において各種データの編集処理を実行する。以下、その代表的な編集処理の例を説明する。
(1)利用者管理
例えばいま、システム管理者が自身の端末において、図6(c)に示すようにシステム管理者メニューの中の「利用者管理」を選択したとする。なお、図8に示すサイト一覧画面が表示されている場合には、システム管理者はサイト一覧画面のメニューバーに設けられている「利用者管理」ボタンP1を押下する。
サーバ装置SVは、上記「利用者管理」ボタンP1の押下を検出すると、利用者管理部11の制御の下で、先ずライブラリDB22から利用者登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
図9は利用者管理画面の一例を示すものである。上記ライブラリデータが表示された状態で、システム管理者は(1) で利用者(ユーザ)の編集・削除メニューを選択した後、(2) 〜(6) においてそれぞれユーザID、パスワード、当該利用者が使用するサイトのURL、利用者が使用するコンテンツの開始ID、問診モードで最後に送信する固定メールアドレスを入力する。さらにシステム管理者は、(7) 〜(9) においてそれぞれ日本語並記の切替の可否、問診モードでの日本語並記の有無、対話モードでの日本語並記の有無を選択する。そして、最後に登録ボタンを押下する。
サーバ装置SVは、上記ライブラリデータ上で入力または選択された各データを通信I/F3を介して受信し、登録ボタンの押下に応じて、受信された上記各データを利用者管理情報として利用者DB21に記憶させる。
なお、利用者管理画面においてシステム管理者が(1) で編集・削除メニューを選択した後、登録済のユーザIDを入力すれば、当該ユーザIDに対応する利用者管理情報が利用者DB21から読み出されて端末に表示される。そしてこの状態で、システム管理者が、表示された利用者管理画面において所望の項目に対しデータの変更、追加または削除に係る編集操作を行い、登録ボタンを押下すると、利用者DB21の該当する利用者管理情報が編集処理後の上記利用者管理情報に更新される。
(2)サイトの新規作成
サイト管理者が自身の端末において、図6(b)に示すようにサイト管理者メニューの中の「サイト管理」を選択したとする。なお、図8に示すサイト一覧画面が表示されている場合には、サイト管理者はサイト一覧画面のメニューバーに設けられている「新規サイト」ボタンP2を押下する。
サーバ装置SVは、上記「新規サイト」ボタンP2の押下を検出すると、サイト編集処理部12の制御の下、先ずライブラリDB22から新規サイト登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
図10は新規サイト登録画面の一例を示すものである。図10に示すように新規サイト登録画面では、サイト情報を構成する複数の入力項目と複数の選択項目が表示され、さらに文言の入力欄が表示される。サイト管理者は、各入力項目に所望のデータを入力すると共に、各選択項目を選択する。入力項目としては、図10に例示するようにサイトIDおよびサイト名が用意され、また選択項目としてはサイトの種類、子画面の種類、メニュー種別、表示言語の種類、アドバイス表示の要否が用意されている。
ところで、この実施形態では上記入力項目のうちのサイト名について、リソースDB24を利用することで簡易に入力することが可能になっている。例えば、いま「がん」を入力して検索ボタンP3を押下すると、当該「がん」で始まる、または「がん」を含む文章データがリソースDB24から読み出され、端末に一覧表示される。サイト管理者は、表示された上記文章データの一覧から所望の文章データ、例えば「がん検診問診」を選択することで、当該「がん検診問診」をサイト名として入力することができる。
なお、リソースDB24に「がん」で始まる、または「がん」を含む文章データが記憶されていなかったとする。この場合サイト管理者は、「がん検診問診」をすべて入力した後、「追加」ボタンP4を押下する。そうするとサーバ装置SVは、リソース編集処理部16の制御の下、リソース登録用のライブラリデータW1をライブラリDB22から読み出して端末に表示させる。そして、入力された上記「がん検診問診」を上記ライブラリデータW1に表示した上で、リソースDB24に記憶させる。
上記のように各入力項目への入力操作と、各選択項目の選択操作が終了し、サイト管理者が登録ボタンを押下すると、サーバ装置SVのサイト編集処理部12は上記入力されたデータおよび選択されたデータを新規サイト情報としてサイトDB23に記憶させる。またそれと共に、新規登録された上記サイト名を例えば図11のQ1に示すようにサイト一覧に追加表示する。
(3)メニュー登録
新規サイト名が登録されたサイト一覧画面において、サイト管理者が上記新規サイトの「新規メニュー」ボタンを押下すると、サーバ装置SVはメニュー編集処理部13の制御の下、先ずライブラリDB22からメニュー登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
図12は、新規サイト「がん検診問診」の場合に表示されるメニュー登録用のライブラリ画面の一例を示すものである。このメニュー登録用のライブラリ画面において、サイト管理者が「新規メニュー」ボタンP5を押下すると、メニュー名を入力するための入力欄Q2と、選択項目として子画面の種類を選択するための選択ボタンが表示される。また、それと同時にメニュー登録用のライブラリ画面には、文言の入力欄が表示される。
この状態で、サイト管理者が先ず文言の入力欄に付属する検索ボタンP6を押下すると、サーバ装置SVのメニュー編集処理部13は、リソースDB24からサイト名「がん検診問診」に関連するメニュー名を表す文章データを一つ読み出して端末に表示させる。この例では、メニュー名「肺がん検診」が表示された場合を示している。次にサイト管理者が選択ボタンP7を押下すると、表示された上記メニュー名「肺がん検診」がメニュー名の入力欄Q2に表示される。そして、サイト管理者が登録ボタンを押下すると、上記メニュー名「肺がん検診」がメニューの一つとして登録され、図13に示すようにメニューの表示エリアに表示される。
上記メニュー表示エリアには「新規メニュー」ボタンP8が設けられている。サイト管理者が上記「新規メニュー」ボタンP8を押下すると、図12に示したようにメニュー登録画面に戻る。そして、この状態でサイト管理者が選択ボタンP7を押下すると、サイト名「がん検診問診」に関連する次のメニュー名が表示され、このメニュー名に対しサイト管理者が登録操作を行うと、当該メニュー名がメニューの一つとしてさらに登録され、メニュー表示エリアに追加表示される。以下同様に、「新規メニュー」ボタンP8が押下される毎に、サイト名「がん検診問診」に関連するメニュー名が順次登録され、メニュー表示エリアに一覧表示される。図14に登録後のメニュー一覧が表示された画面の一例を示す。
なお、上記メニュー名を登録する際に、サイト名「がん検診問診」に関連するメニュー名がリソースDB24に記憶されていなかった場合には、例えば図10に示したようにサイト管理者がメニュー名を手入力した後、「追加」ボタンを押下することで、リソース編集処理部16の制御の下で、手入力された上記メニュー名をリソースDB24に追加登録することができる。
(4)質問情報の登録
(4−1)一般的な質問の登録
上記「がん検診問診」サイトに登録されたメニューの一つ、例えば「肺がん検診」が選択された状態で、サイト管理者が「新規質問」ボタンを押下したとする。この場合サーバ装置SVは、質問編集処理部14の制御の下、先ずライブラリDB22から質問登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
図15は、上記質問登録用のライブラリの表示画面の一例を示すものである。この質問登録用のライブラリ画面では、質問情報を構成する複数の入力項目と複数の選択項目が表示され、さらに質問の文言入力欄と質問文章データの候補が一覧表示される。
サイト管理者は、質問のタイトル表示名称およびサブタイトル表示名称を入力するために、質問の文言入力欄に質問の頭文字を何文字か入力した後、検索ボタンP9を押下する。そうすると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、入力された上記頭文字群から始まる質問を表す文章データをリソースDB24から検索する。そして、検索された複数の質問文章データを入力候補として通信I/F3から端末へ送信し、例えば図15に示すように質問登録画面に一覧表示させる。
そしてこの状態で、サイト管理者が選択ボタンP10を押下して、一覧表示された上記複数の質問文章データの候補の中から一つを選択すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択された上記質問文章データをタイトル表示名称の入力欄Q3に表示させる。そして、各選択項目に対する選択指定操作を終了した後、サイト管理者が登録ボタンを操作すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択入力された上記質問文章データおよび選択データを、サイト名「がん検診問診」のメニュー名「肺がん検診」と対応付けてサイトDB23に記憶させる。またサーバ装置SVの質問編集処理部14は、登録された上記質問文章データを端末の質問登録画面に表示させる。図16は、メニュー名「肺がん検診」に対応付けて登録された質問文章データの表示結果の一例を示すものである。
続いて質問を登録する場合、サイト管理者は図16に示す質問文章データの表示欄の下部に設けられた「新規質問」ボタンP10を押下する。そうすると、サーバ装置SVは質問編集処理部14の制御の下、端末に図15に示した質問登録画面を表示させる。そして、この画面において、サイト管理者が質問文章データの候補の一つを選択入力し、各選択項目を選択指定した後に登録ボタンを押下すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択入力された上記質問文章データおよび選択データをサーバ装置SVのサイトDB23に記憶させる。以下同様に、「新規質問」ボタンP10が押下される毎に、サーバ装置SVの質問編集処理部14は質問文章データの登録処理を実行する。
なお、上記質問を表す文章データが一覧表示されるエリアの下部には「追加」、「変更」および「削除」の各ボタンが設けられている。サイト管理者がこれらのボタンを押下すると、サーバ装置SVはリソース編集処理部16の制御の下、質問文章データの追加、変更および削除処理を行う。
(5−2)条件付き質問の登録
図18は、質問を表す文章データを条件付で検索して登録する場合の処理を説明する図である。
同図において、サイト管理者が文言入力欄に質問の一部をなす語句、例えば「いつごろ」を手入力した後、部分一致ボタン「≒」P12を選択した上で検索ボタンP11を押下したとする。そうするとサーバ装置SVは、質問編集処理部14の制御の下、リソースDB24から上記「いつごろ」を含む文章データをすべて検索し、検索された文章データ群を通信I/F3から端末へ送信して一覧表示させる。なお、完全一致ボタン「=」またはID一致ボタン「ID」が押下された場合にも、サーバ装置SVはそれぞれ完全一致およびIDの一致を条件とする検索を行う。
この状態で、サイト管理者が一覧表示された上記文章データの一覧の中から一つを選択すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択された上記文章データを質問のタイトル表示名称の表示欄Q4に表示させる。そして、サイト管理者が、上記タイトル表示名称の表示欄Q4に表示された文章データを確認した後、登録ボタンP13を押下すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、上記文章データを質問情報としてサイトDBに記憶させる。
この条件付の質問の登録機能を使用すると、質問の一部の文言をキーワードとして当該キーワードを含む文章データ群を幅広く検索し、所望の質問を表す文章データを効率良く登録することが可能となる。
(6)回答情報の登録
(6−1)リソースDB24を利用して回答を入力する場合
回答情報の登録処理は、例えば上記質問を表す文章データが1つ登録される毎に以下のように行われる。すなわち、サイト管理者が、登録された上記質問を表す文章データを選択した状態で回答ノードを選択すると、サーバ装置SVは回答編集処理部15の制御の下、先ずライブラリDB22から回答登録用のライブラリデータを読み出し、読み出された回答登録用のライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信し表示させる。なお、このときライブラリデータには、例えばリソースDB24から読み出された回答候補が事前に挿入されている。
この状態でサイト管理者が、上記回答登録用のライブラリデータに含まれる回答候補に対する登録操作を行うと、サーバ装置SVの回答編集処理部15は、上記回答候補を回答文章データとして上記質問に対応付けてサイトDB23に記憶させる。
図17は、上記回答の登録画面の一例を示すものである。この例では、質問「今までにがん検診を受けたことがありますか」に対する回答候補として、A1に示すように「はい/いいえ」が登録された場合を示している。
以後同様に、上記質問を表す文章データが一つ登録され、この質問を表す文章データに対する回答候補の登録操作をサイト管理者が行う毎に、サーバ装置SVの回答編集処理部15の制御の下で回答情報の登録処理が行われる。
なお、上記を表す文章データが一覧表示されるエリアの下部には「追加」、「変更」および「削除」の各ボタンが設けられている。回答を登録する際に、一覧表示された回答候補の中に所望の回答候補が見つからない場合に、サイト管理者が上記「追加」、「変更」または「削除」のボタンを押下すると、サーバ装置SVはリソース編集処理部16の制御の下、サイト管理者により手入力された回答候補の追加、変更または削除を行う。
(6−2)コピーを用いた回答の登録
いま例えば、質問を表す情報として「いつごろのことですか?」が登録されたとする。この状態で、上記質問に対する回答候補を登録するために、サイト管理者が図17に示した「回答のコピー」ボタンを押下したとする。
これに対しサーバ装置SVは、回答編集処理部15の制御の下、「いつごろのことですか?」という質問に対して他のサイトのサイトデータに登録されている回答情報を、サイトDB23から検索する。そして、検索された回答情報を通信I/F3から端末へ送信して回答候補として一覧表示させる。図19のA2は表示された回答候補の一例を示している。
この状態で、サイト管理者が上記回答候補の一覧から所望の回答を選択すると、サーバ装置SVの回答編集処理部15は、選択された上記回答を上記質問「いつごろのことですか?」に対応付けてサイトDB23に記憶させる。図20は、サイト管理者が上記表示された回答候補A2のすべてを選択した場合の、回答候補の登録結果を表示した画面を示している。
(7)登録済のサイトの質問および回答候補の編集
登録済のサイトの質問および回答候補を編集する場合、サイト管理者はサイト一覧画面に表示された複数のサイトの中から編集対象サイト名を選択してダウンロードボタンを押下する。例えば、図21に示すサイト一覧中のサイト名「問診コア」について質問および回答候補を編集しようとする場合、サイト管理者は「問診コア」に対応するダウンロードボタンQ5を押下する。
これに対しサーバ装置SVは、サイト編集処理部12の制御の下、サイトDB23から上記サイト名「問診コア」に対応するサイトデータを読み出し、読み出されたサイトデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。そして、この状態でサイト管理者が編集対象として「質問」を選択すると、「問診コア」に対応付けられた質問群が表示される。図22は、表示された上記「問診コア」の質問群の一例を示すものである。
この状態でサイト管理者が、(3) に示す質問「[16≦♂≦54]現在妊娠している、または授乳中ですか?」を選択すると、サーバ装置SVは上記質問(3) に対応付けられている回答を回答一覧画面に表示させる。そしてサイト管理者が、「新規回答」または「回答のコピー」ボタンを操作すると、サーバ装置SVは回答編集処理部15の制御の下、上記質問に関連する回答候補を表示させる。続いてサイト管理者が、表示された上記回答候補の中から所望の回答候補を選択すると、回答編集処理部15は、選択された上記回答候補を上記質問(3) に対応付けてサイトデータに追加する。この結果、例えば図23に示すように、質問「現在妊娠している、または授乳中ですか?」に対応付けて、登録済の回答候補である「妊娠中」に加え、選択された「授乳中」、「いいえ」、「分からない」が回答候補として追加登録される。
また、上記質問一覧が表示された画面において、サイト管理者が不要な質問「現在、妊娠何ヶ月ですか?」を選択して削除操作を行うと、サーバ装置SVは質問編集処理部14の制御の下、上記削除対象として選択された質問を上記サイト名「問診コア」に対応するサイトデータから削除する。またそれと共にサーバ装置SVは、回答編集処理部15の制御により、削除された上記質問「現在、妊娠何ヶ月ですか?」に対応付けられている回答候補「妊娠中」、「いいえ」、「分からない」をサイトデータから削除する。
なお、図22に示した質問一覧において、質問ライブラリとして登録されている質問(1) 、(2) については編集することができない。
(8)新規サイトの登録の他の例
(8−1)対話サイトの新規登録
対話用の新規サイトの一つとして、「動作テスト」を登録する場合を例にとって説明する。
サイト一覧画面(例えば図8)において、サイト管理者が「新規サイト」ボタンP2を押下すると、サーバ装置SVは、サイト編集処理部12の制御の下、先ずライブラリDB22から新規サイト登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。この結果、端末には新規サイト登録用のライブラリ画面が表示される。
この状態でサイト管理者が、例えば図24に示すように文言入力欄に語句「テスト」を手入力した後、検索ボタンを押下したとする。そうするとサーバ装置SVは、サイト編集処理部12の制御の下、リソースDB24から上記語句「テスト」を含む文章データを検索し、検索された文章データを通信I/F3から端末へ送信して一覧表示させる。そして、サイト管理者が一覧表示された複数の文章データの中から、登録を希望する文章データ「動作テスト」に対応する選択ボタンP14を押下すると、図25に示すように新規サイト登録画面のサイト名入力欄Q5に、上記「動作テスト」が表示される。
そして、サイト管理者が「サイトの種類」として例えば「対話」を選択し、さらに「子画面の種類」として例えば「質問」を選択した後、登録ボタンを押下したとする。そうするとサーバ装置SVは、サイト編集処理部12の制御の下、上記入力されたサイト名を表す文章データおよび各選択データを、新規サイト情報としてサイトDB23に記憶させる。またそれと共にサイト編集処理部12は、新規登録された上記サイト名を例えば図26の左側に示すサイト一覧に追加表示する。
続いてサイト管理者が、図26に示す「新規質問」ボタンP15を押下したとする。そうするとサーバ装置SVは、質問編集処理部14の制御の下、先ずライブラリDB22から質問登録用のライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。図26に上記質問登録用のライブラリ画面の表示例を示す。
上記質問登録用のライブラリ画面において、サイト管理者が質問のタイトル表示名称を入力するために、文言入力欄に質問の頭文字である「どこが」を手入力した後、検索ボタンP16を押下したとする。そうすると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、入力された上記「どこが」で始まる質問を表す文章データをリソースDB24から検索する。そして、検索された複数の質問文章データを入力候補として通信I/F3から端末へ送信し、例えば図26に示すように一覧表示させる。
そしてこの状態で、サイト管理者が上記一覧表示された複数の文章データの中から所望の文章データ「どこが具合悪いですか?」Q6を選択して選択ボタンを押下すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択された上記質問を表す文章データをタイトル表示名称の入力欄に表示させる。そして、各選択項目に対する選択指定操作を終了した後、サイト管理者が登録ボタンを押下すると、サーバ装置SVの質問編集処理部14は、選択入力された上記質問を表す文章データおよび各選択データを、サイトDB23に記憶させる。
続いて、サーバ装置SVは回答編集処理部16の制御の下で、上記質問「どこが具合悪いですか?」に対する回答候補を登録する処理を実行する。この回答候補の登録処理は、「新規回答」ボタンまたは「回答のコピー」ボタンの押下に応じて実行される。なお、この回答候補の登録処理は、(6−1)および(6−2)で説明しているので、ここでの説明は省略する。
なお、以上の説明では質問および回答として文章データを登録する場合について説明したが、同様にシェーマDB25から所望のシェーマデータを検索して、このシェーマデータを登録するようにしてもよい。
(8−2)登録済の対話サイトの編集
サイト一覧画面において、サイト管理者が編集対象のサイト名を選択したとする。例えば図27に示すサイト一覧画面において、「受付業務対話サイト」を選択したとする。そうするとサーバ装置SVから、選択された上記「受付業務対話サイト」に対応付けてサイトDB23に登録されている質問情報が送られて端末に一覧表示される。そして、この質問情報の一覧表示画面において、サイト管理者が編集対象の質問、例えば「健康保険証はお持ちですか?」を選択すると、上記質問「健康保険証はお持ちですか?」に対応付けて登録されている回答候補の情報がサーバ装置SVから送られて端末に一覧表示される。
この状態でサイト管理者が、上記回答候補の一覧に表示されている「新規対話」ボタンを押下(クリック)したとする。そうするとサーバ装置SVは、回答編集処理部15の制御の下、ライブラリDB22から新規対話のための回答登録用ライブラリデータを読み出し、読み出されたライブラリデータを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。図28はこのとき端末に表示される、新規対話のための回答登録用画面の一例を示すものである。
この状態でサイト管理者が、上記質問「健康保険証はお持ちですか?」に対応付けて回答候補を新規登録するために、文言入力欄Q7に例えば「持っていない」を入力したとする。そうするとサーバ装置SVは、回答編集処理部15の制御の下、リソースDB24から例えば上記「持っていない」と完全一致する文章データを読み出し、読み出された文章データを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
この状態で、サイト管理者が表示された上記文章データ「持っていない」を選択すると、当該文章データ「持っていない」がタイトル表示名称の入力欄に表示される。そして、サイト管理者が他の各選択項目を選択指定した後、管理者が登録ボタンを押下すると、上記文章データ「持っていない」が新たな回答候補としてサイトデータに追加登録され、端末の回答一覧画面にも図27に示すように表示される。
なお、上記サイト管理者が入力した「持っていない」がリソースDB24に登録されていなかった場合には、サイト管理者による「追加」ボタンの操作に応じて、サーバ装置SVはリソース編集処理部16の制御の下で、上記入力された文章データ「持っていない」をリソースDB24に追加記憶させる。また、このときリソース編集処理部16は、例えばWeb上の翻訳サイト等にアクセスして、上記文章データ「持っていない」に対応する他の各国の文章データを取得し、取得された各国の文章データをリソースDB24に記憶させる。
なお、対象のなる文章データを選択した上で、「変更」または「削除」ボタンを押下することで、リソースDB24の上記選択された文章データを変更または削除することが可能である。
また、追加登録された上記回答候補「持っていない」に対応する次の質問の文章データを登録する場合には、例えば図29に例示した会話形式の雛形を表す文章ライブラリをリソースDB24から選択し、選択された文章ライブラリをもとに次の質問および回答候補を表す文章データを作成することが可能である。
(9)リソースデータの登録
リソースDB24には、文章データとしてテキストデータに加えて音声データも登録することができる。
例えば図30に示す新規回答の登録過程において、サイト管理者が「どのような症状ですか?」といった質問に対し、回答として「耳・めまい」を登録したとする。なお、この回答の登録処理は、例えば(6−1)で述べたようにリソースDB24から検索されて表示された文章データ「耳・めまい」を選択することによりなされる。
上記文章データ「耳・めまい」が選択された状態で、サイト管理者が多言語一覧表示エリアQ7に表示された「編集」ボタンP31を押下したとする。そうするとサーバ装置SVは、リソース編集処理部16の制御の下、ライブラリDB22からリソースデータ編集用のライブラリデータを読み出し、このライブラリデータに上記「耳・めまい」を表示した画面データを通信I/D3から端末へ送信して表示させる。
この状態でサイト管理者が、上記表示画面中の日本語欄に対応する音声登録ボタンP17を押下すると、音声アップロードウィンドウW3が表示される。そして、「耳・めまい」に対応する音声データのファイルを、例えば端末内の音声データベースから選択すると、当該音声データのファイルが端末からサーバ装置SVへ送信される。サーバ装置SVのリソース編集処理部16は、上記端末から送られた音声データファイルをリソースDB24に追加登録する。なお、上記音声データファイルとしては、システム管理者が自ら肉声を音声入力したものを用いてもよい。
同様に、上記「耳・めまい」に対応する日本語以外の言語についても、対応する音声登録ボタンを押下して音声データファイルをアップロードすることにより、リソースDB24に追加登録することができる。
なお、サイト管理者が、上記音声アップロードウィンドウW3に表示された「追加」、「削除」ボタンを押下すると、サーバ装置SVのリソース編集処理部16により、リソースDB24へのテキストデータと音声データの追加登録、或いは登録されているテキストデータと音声データの削除が行われる。
(10)シェーマデータの編集
(10−1)シェーマ画像の新規登録
例えば、図8に示したサイト一覧画面において、システム管理者またはサイト管理者がメニューバーに設けられている「シェーマ」を選択操作したとする。この場合サーバ装置SVは、シェーマ編集処理部17の制御の下、シェーマDB25から登録済のシェーマが一覧表示されたシェーマ一覧データを読み出し、このシェーマ一覧データを通信I/F3から端末へ送信して表示させる。
図31は、端末に表示されるシェーマ一覧データの一例を示すものである。シェーマを新規に定義しようとする場合、サイト管理者は上記シェーマ一覧データに表示された「新規シェーマ定義」ボタンP18を押下する。そうすると、サーバ装置SVのシェーマ編集処理部17は、ライブラリDB22からシェーマ編集画面データを読み出し、読み出された上記シェーマ編集画面データを通信I/D3から端末へ送信して表示させる。
図32は、上記シェーマ編集画面データの一例を示すものである。この状態で、サイト管理者が「参照」ボタンP19を押下すると、例えば端末内に保存されているシェーマ画像ファイル、或いはWeb上の特定のサイトからダウンロードされたシェーマ画像ファイルが一覧表示される。図33にその表示例を示す。この状態で、サイト管理者が上記一覧表示された各シェーマ画像ファイルから所望の画像ファイルP20を選択すると、当該シェーマ画像ファイルは図33に示すようにシェーマ編集画面の表示エリアに表示される。なお、このとき画像ファイル名としては、例えば選択された上記シェーマ画像ファイルの保管場所のURLを含むコードが表示される。
またサイト管理者は、図32に示した文言入力欄にシェーマの名称を入力する。このとき、サイト管理者が名称の一部を入力すると、サーバ装置SVのシェーマ編集処理部17が、上記入力された語句で始まる、または当該語句を含む名称データをリソースDB24から検索し、当該名称データを通信I/F3から端末へ送信する。この結果、端末には上記名称入力欄にシェーマ画像の名称、例えば「右手の甲」が表示される。
この状態で、サイト管理者が登録ボタンを押下すると、上記表示エリアに表示中のシェーマ画像ファイルが端末からサーバ装置SVへ送信される。サーバ装置SVは、シェーマ編集処理部17の制御の下、端末から送られた上記シェーマ画像ファイルを通信I/F3を介して受信して、シェーマDB25に保存する。
(10−2)シェーマの部分領域の追加登録
サーバ装置SVのシェーマ編集処理部17は、シェーマ画像の一部領域を指定して、その定義(名称や症状等を表す説明文)を追加登録する機能も備えている。図34はその動作を説明するための図である。
シェーマ画像表示エリアにシェーマ画像が表示されている状態で、サイト管理者は「選択領域追加」ボタンP21を押下した後、定義対象のシェーマ画像の一部をウィンドウ枠W4で指定する。またそれと共にサイト管理者は、文言入力欄において上記ウィンドウ枠W4により指定された部分領域に対応する名称を入力する。サーバ装置SVは、シェーマ編集処理部17の制御の下、上記文言入力欄に入力された上記名称を含む定義文の候補をリソースDB24から検索し、検索された定義文の候補を通信I/F3から端末へ送信する。この結果、端末には上記定義文の候補が一覧表示される。
この状態でサイト管理者が、一覧表示された上記定義文の候補の中から所望の候補を選択し、さらに登録ボタンを押下したとする。そうすると、選択された上記定義文の識別コードと、上記ウィンドウ枠W4により指定されたシェーマ部分領域の画像ファイルまたはその識別コードが、端末からサーバ装置SVへ送信される。サーバ装置SVのシェーマ編集処理部17は、端末から送られた上記定義文の識別コードとシェーマ部分領域の画像ファイルまたはその識別コードとを相互に対応付けた状態でシェーマDB25に記憶する。
(III)対話モードにおけるコミュニケーション支援
次に、上記(II)で述べた編集処理によりサイト毎に作成されたサイトデータを使用した、医療従事者と患者との間の対話の支援動作を説明する。患者は、例えば自身のパーソナルコンピュータ又は携帯情報端末を使用してサーバ装置SVとの間で対話を行う。なお、患者が使用する端末としては、医療機関に備え付けられた端末を使用してもよい。
図35は対話モードによるコミュニケーション支援動作を実行する時のサーバ装置SVの処理手順および処理内容を示すフローチャート、図36および図37は上記サーバ装置SVの処理により端末に表示される画面の一例を示すものである。
端末において患者が起動操作を行うと、サーバ装置SVはステップS11により端末に起動画面(初期画面)を表示させ、続いてステップS12によりログイン画面を表示させる。この状態で患者が、対話を希望する医療機関または診療科に対応するサイトIDを入力すると、サーバ装置SVはステップS13により上記サイトIDに対応するコンテンツを端末へ送信して表示させる。上記コンテンツには、例えば言語およびフォントサイズの選択画面が含まれている。この画面において、患者が使用を希望する言語の種類とフォントサイズを選択指定すると、サーバ装置SVはステップS14において、選択指定された上記言語の種類とフォントサイズに従い、以後表示するサイトデータの言語およびフォントサイズを設定する。
続いてサーバ装置SVは、利用規約を表すデータを端末に表示させ、この利用規約に対し患者が同意すると、ステップS15において端末へメインメニュー画面を送信し表示させる。メインメニュー画面には、例えば図37に示すように「受付」、「問診」、「診療」、「検査」などの複数のメニューアイコンが表示される。
この状態で、患者が例えば医療従事者と対話を行うために「受付」アイコンをタップ操作により選択したとする。そうするとサーバ装置SVは、上記「受付」の選択をステップS16により検知し、ステップS17において「受付」サイトに対応するサイトデータをサイトDB23から読み出し、読み出された上記サイトデータをコンテンツ画面に表示させる。この結果端末には、例えば図37に示すように「どのようなご用件ですか?」、「保険証はお持ちですか?」、「紹介状をお持ちですか?」等の受付業務に係る複数の質問が順に表示される。
この状態で、患者が所望の質問をタップすると、サーバ装置SVはステップS18において、タップされた上記質問に対応付けて、サイトデータに登録されている回答候補を読み出して端末に表示させる。この例では、回答候補として先ず「持っていない」が表示される。そして患者が、当該「持っていない」をタップすると、サーバ装置SVはステップS19において、サイトデータに登録された回答である「持っていないと全額負担になります」を読み出して端末に表示する。そして、患者がホームボタンを押下すると、サーバ装置SVはステップS20で上記ホームボタンの押下を検出し、ステップS18に戻る。以後同様に、サーバ装置SVは患者が質問または回答候補に対しタップ操作するごとに、サイトデータに登録されている回答候補を順次読み出して端末に表示させる処理を繰り返す。
対話が終了し、患者がコンテンツ画面に表示された「終了」ボタンをタップ操作すると、サーバ装置SVはステップS21により上記終了操作を検知し、ステップS22に移行してコンテンツ表示画面に戻る。なお、このときコンテンツ表示画面には、上記対話履歴を表す情報が表示される。そしてサーバ装置SVは、ステップS22において、患者によるホームボタンの押下を検出すると、ステップS15に戻って端末の表示画面をメインメニュー画面にリセットする。
(IV)問診モードにおけるコミュニケーション支援
次に、問診サイトについて作成されたサイトデータを使用した、医療従事者と患者との間の問診の支援動作を説明する。
図38は問診モードによるコミュニケーション支援を実行する時のサーバ装置SVの処理手順および処理内容を示すフローチャートである。端末において患者が起動操作を行うと、サーバ装置SVは先に述べた対話の場合と同様に、ステップS31により端末に起動画面(初期画面)を表示させ、続いてステップS32によりログイン画面を表示させる。この状態で患者が、問診を希望する医療機関または診療科に対応するサイトIDを入力すると、サーバ装置SVはステップS33により上記サイトIDに対応するコンテンツを端末へ送信して表示させる。上記コンテンツには、例えば言語およびフォントサイズの選択画面が含まれている。この画面において、患者が使用を希望する言語の種類とフォントサイズを選択指定すると、サーバ装置SVはステップS34において、選択指定された上記言語の種類とフォントサイズに従い、以後表示するサイトデータの言語およびフォントサイズを設定する。
続いてサーバ装置SVは、利用規約の表示データを端末に表示させ、この利用規約に対し患者が同意すると、ステップS35においてサイトDB23から問診用のサイトデータを読み出し、読み出されたサイトデータに登録されている問診用の質問とそれに対応する複数の回答候補を端末へ送信して表示させる。この状態で、患者が表示された上記複数の回答候補の中から自身の症状に該当する回答候補をタップ操作により選択すると、サーバ装置SVは、選択された上記回答候補を一つの問診項目に対する問診結果として、上記患者の識別情報に関連付けて問診情報として記憶部2に保存する。
以下サーバ装置SVは、患者が各問診項目の質問に対し回答候補の選択操作を行う毎に、サイトデータに従い次の質問とそれに対応する複数の回答候補を端末に送信して表示させる。そして、患者が自身の症状に該当する回答候補を選択すると、当該選択された回答候補を問診結果の情報とし、患者の識別情報に関連付けて記憶部2に保存する。
そうして、すべての問診項目の質問に対する回答を受信すると、サーバ装置SVはステップS37において、記憶部2に保存されている上記患者の問診結果を表す情報を端末へ送信して確認画面に表示させる。これに対し、患者が上記問診結果に対し同意する操作を行うと、サーバ装置SVはステップS38に移行して、患者の連絡先を入力するための画面データを送信し表示させる。連絡先としては、例えば患者が使用する端末のメールアドレスが好適である。
上記入力画面において、患者が自身の端末のメールアドレスを入力し送信ボタンを操作すると、上記メールアドレスが端末からサーバ装置SVへ送信される。サーバ装置SVは、端末から送られたメールアドレスを、上記患者の識別情報に対応付けて記憶部2に保存する。
(V)クリニカルパスモードにおけるコミュニケーション支援
次に、クリニカルパス用に作成されたサイトデータを使用して、医療機関から患者またはその家族等へ診療情報を提供する場合の動作を説明する。
図39はクリニカルパスモードを実行する時のサーバ装置SVの処理手順と処理内容を示すフローチャート、図40は上記クリニカルパスモードの実行過程で端末に表示される画面の一例を示す図である。
患者またはその家族が、入院中の医療機関のサイトにおけるメインメニューからクリニカルパスを選択すると、クリニカルパスモード用のメニュー画面がサーバ装置SVから端末に送信され、表示される。例えば、図40(a)に示すように、入院の経過日を表すメニューアイコンが表示される。この状態で、患者またはその家族が希望する経過日のアイコンを選択操作すると、サーバ装置SVは選択された上記経過日をステップS41で認識し、ステップS42において上記選択された経過日におけるチェック項目メニューを端末へ送信し表示させる。図40(b)にこのチェック項目メニューの一例を示す。
この状態患者またはその家族が、所望のチェック項目メニューアイコンをタップ操作すると、サーバ装置SVはステップS43において上記タップ操作を検知する。そしてサーバ装置SVは、ステップS44において、選択された上記チェック項目メニューに対応する提供情報を項目別に端末へ送信して表示させる。図40(c)はその提供情報の一例を示すものである。またサーバ装置SVは、ステップS45において、終了した項目を例えば図40(D)に示すようにハイライト表示する。
以下同様に、サーバ装置SVは、チェック項目メニューがタップ操作により選択される毎に、当該チェック項目メニューに対応する提供情報を端末へ送信し表示させる。
そして、患者またはその家族が、チェック項目メニュー画面に表示された「終了」ボタンを押下すると、サーバ装置SVはこの終了操作をステップS46で検知し、上記チェック項目メニューについて提供した情報の印刷イメージデータをステップS47により生成し、生成された印刷イメージデータを端末へ送信して表示させる。
この状態で、患者またはその家族が「印刷する」ボタンを押下すると、端末において上記印刷イメージデータの印刷処理が実行される。そして、印刷処理が終了すると、端末の表示画面はステップS41によるクリニカルパスモード用のメニュー画面に戻る。なお、「印刷しない」ボタンが操作された場合には、端末では印刷処理が行われずにステップS41によるクリニカルパスモード用のメニュー画面に戻る。
以後、患者またはその家族が別の入院経過日を指定すれば、先に述べたステップS42〜ステップS49による処理が繰り返し実行される。
(作用・効果)
以上述べたように一実施形態では、サーバ装置SVに、医療機関またはその診療科毎にサイトを編集する処理機能を設け、この編集処理機能を利用することでサイト管理者等の管理者が任意にサイト毎のコミュニケーション支援ツールを作成するようにしている。具体的には、サーバ装置SVに、編集用の各種ライブラリデータを記憶したライブラリDB22と、サイト作成に使用する多数の文章データを多言語別に記憶したリソースDB24を設けると共に、サイト情報、メニュー情報、質問情報、回答情報を編集するための編集処理部12〜15を設けている。そして、編集処理部の制御の下、管理者の入力情報と上記リソースDB24に記憶された文章データとに基づいて、サイト毎に対話や問診またはクリニカルパスのためのサイトデータを作成するようにしている。
従って、医療機関やその診療科毎に、その管理者自身が対話や問診またはクリニカルパスのためのサイトデータを簡単に作成することか可能となり、これにより自由度が高くかつ少ない費用でコミュニケーション支援ツールを作成し運用することが可能となる。
また、利用者管理部11を設けたことで、サイト毎の利用者をシステム管理者が随時登録することが可能となる。さらに、リソースDB24とは別にシェーマDB25を設け、シェーマ編集処理部17によりサイト毎に所望のシェーマデータを任意に追加、変更または削除することが可能となり、これにより医療機関またはその診療科毎にそれぞれ必要なシェーマDB25を構築することができる。
[その他の実施形態]
前記一実施形態では、医療機関またはその診療科についてそれぞれサイトを設け、サイト毎に医療従事者と患者との間のコミュニケーションを支援するサイトデータを作成する場合を例にとって説明した。しかし、この発明はそれに限るものではなく、例えば学校や塾等の教育機関、国や自治体の種々部署、職業斡旋機関等にサイトを構築して、サイト運営者と利用者との間のコミュニケーションを支援するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
SV…サーバ装置
MT1〜MTn…ユーザ端末
NW…ネットワーク
1…制御部
2…記憶部
3…通信インタフェース(通信I/F)
11…利用者管理部
12…サイト編集処理部
13…メニュー編集処理部
14…質問編集処理部
15…回答編集処理部
16…リソース編集処理部
17…シェーマ編集処理部
21…利用者データベース(利用者DB)
22…ライブラリデータベース(ライブラリDB)
23…サイトデータベース(サイトDB)
24…リソースデータベース(リソースDB)
25…シェーマデータベース(シェーマDB)

Claims (10)

  1. サイト毎に当該サイトを管理するサイト管理者とサイト利用者との間のコミュニケーションを支援するコミュニケーション支援装置であって、
    前記コミュニケーションのために使用する複数の文章データを言語別に記憶するリソースデータ記憶部と、
    前記コミュニケーションのためのサイトデータを編集するために予め用意された、前記各サイトに対し共通のライブラリデータを記憶するライブラリ記憶部と、
    端末から入力される操作情報と、記憶された前記文章データおよび前記ライブラリデータとに基づいて、前記サイト毎に前記コミュニケーションを支援するためのサイトデータを作成する編集処理部と
    を備え、
    前記編集処理部は、
    予め設定された作成手順に従い、当該手順毎に対応するライブラリデータを前記ライブラリ記憶部から選択的に読み出して前記端末に表示させる処理と、
    前記ライブラリデータが表示された状態で、前記端末から入力された前記操作情報に応じて前記リソースデータ記憶部から対応する文章データを読み出して、前記ライブラリデータ上に表示させる処理と、
    前記文章データが表示された状態で、登録要求を示す前記操作情報が入力された場合に、前記表示された文章データを含むサイトデータを保存する処理と
    を実行するコミュニケーション支援装置。
  2. 前記サイトは、医療機関またはその診療科毎に設けられ、
    前記リソースデータ記憶部は、前記サイト管理者としての医療従事者と前記サイト利用者としての患者との間の対話、問診および情報提供のうちの少なくとも1つを前記コミュニケーションとして行うために使用する文章データを言語別に記憶し、
    前記編集処理部は、前記サイト毎に当該サイトを識別するためのサイト識別情報を含むサイト管理情報を管理し、前記サイト識別情報が入力された場合に、当該サイト識別情報により指定されるサイトについて前記サイトデータを作成するための前記各処理を実行する、
    請求項1に記載のコミュニケーション支援装置。
  3. 前記リソースデータ記憶部は、テキストデータおよび音声データにより表される文章データを言語別に記憶する、請求項2に記載のコミュニケーション支援装置。
  4. 人体の各部位を表すシェーマデータを記憶するシェーマデータ記憶部を、さらに備え、
    前記編集処理部は、
    前記シェーマデータを指定する操作情報の入力に応じて、前記シェーマデータ記憶部から対応するシェーマデータを読み出して前記サイトデータに追加する処理を、
    さらに実行する請求項2に記載のコミュニケーション支援装置。
  5. 前記編集処理部は、
    前記サイトの新規作成を要求する操作情報が入力された場合に、新規サイトを識別するためのサイト識別情報を含む管理情報を生成すると共に、前記端末から入力される操作情報と、前記リソースデータ記憶部に記憶された前記文章データおよび前記ライブラリデータとに基づいて、前記新規サイトに係るサイトデータを作成する処理を、
    さらに実行する請求項2に記載のコミュニケーション支援装置。
  6. 前記編集処理部は、
    前記サイトデータの変更または追加を要求する操作情報が、変更または追加の対象となるサイトのサイト識別情報と共に入力された場合に、前記サイト識別情報に基づいて対応するサイトデータを読み出し、前記端末から入力される操作情報と、前記リソースデータ記憶部に記憶された前記文章データとに基づいて、読み出された前記サイトデータに対し文章データを変更または追加する処理を、
    さらに実行する請求項2に記載のコミュニケーション支援装置。
  7. 前記編集処理部は、
    前記サイトデータの新規作成、変更または追加の処理中に、データの複写を要求する操作情報が入力された場合に、保存されている他のサイトに係るサイトデータに含まれる文章データを、前記新規作成、変更または追加の処理中のサイトデータに複写する処理を、
    さらに実行する請求項5または6に記載のコミュニケーション支援装置。
  8. 前記編集処理部は、
    前記対話および問診に係る前記サイトデータを新規作成、変更または追加する際に、前記サイトデータをサイト、メニュー、質問および回答を含む複数の階層に分け、これら複数の階層の各々に対し前記文章データを設定する処理を実行する、
    請求項5または6に記載のコミュニケーション支援装置。
  9. 前記ライブラリ記憶部は、リソースデータまたはシェーマデータを変更または追加するための編集用ライブラリデータを記憶し、
    前記編集処理部は、
    記憶された前記編集用ライブラリデータと、前記端末から入力される前記操作情報とに基づいて、前記リソースデータ記憶部および前記シェーマデータ記憶部の少なくとも一方に対し文章データまたはシェーマデータの変更または追加を行う処理を、
    さらに実行する請求項2乃至8のいずれかに記載のコミュニケーション支援装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のコミュニケーション支援装置の前記編集処理部が実行する前記各処理を、前記コミュニケーション支援装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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