JP2021096765A - 精算システム及び精算方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用終了に際しての利便性確保を可能にした精算システム及び精算方法を提供する。【解決手段】車両を駐車場3に入庫する場合、車両に乗車したユーザの端末5を入場ゲート23の通信機27aと近距離無線通信させ、入場ゲート23のゲートバー28を開作動させる。駐車場3から出庫する場合、車両に乗車したユーザの端末5を退場ゲート24の通信機27bと近距離無線通信させる。このとき、退場ゲート24は、入庫後からの経過時間が一定時間内であれば、ユーザに精算を課すことなく、退場ゲート24のゲートバー36を開作動する。【選択図】図1

Description

本発明は、利用料金の精算を行う精算システム及び精算方法に関する。
従来、コインパーキング等の駐車場で入場ゲートの脇に設置された発券機からIDタグ内臓のカードを発行して、そのカードにより、車両の入退場を管理する駐車場システムが周知である(特許文献1等参照)。この駐車場システムの場合、入場に際しては、ユーザがIDタグを入場ゲートのリーダに近づけることによって、IDタグに記憶されたID番号が読み取られる。ID番号の読み取り後、入場ゲートのゲートバーが開き、車両の入場が許可される。
また、退場ゲートの付近には、カードの回収機と、駐車料金の精算機とが設置されている。駐車場からの退場に際しては、ユーザが回収機にカードを投入した場合、回収機でカードのID番号を読み取り、このID番号から利用開始時間を割り出して利用時間を求め、駐車場の利用料金を算出する。そして、精算機で利用料金の精算が済むと、退場ゲートのゲートバーが開き、車両の退場が許可される。
特開2008−210018号公報
近年、高機能携帯電話等の端末に駐車場システムのアプリケーションをダウンロードし、端末で駐車場の入退場を行うシステムが検討されている。ここで、一般的な駐車場システムの場合、入庫後、一定時間内に出庫するのであれば、利用料金がかからず、精算なしで出庫できるものが多い。よって、端末を用いて入退場する駐車場システムにおいても、一般的な駐車場システムの場合と同様に、入庫後の一定時間であれば出庫時に料金が発生しないようにして、ユーザの利便性を確保したいニーズがあった。
本発明の目的は、利用終了に際しての利便性確保を可能にした精算システム及び精算方法を提供することにある。
前記問題点を解決する精算システムは、ユーザによって所持される端末と、施設又は物品に関連付けられた通信機との間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品の利用が開始された後、利用開始の際に用いた前記端末と前記通信機との間の近距離無線通信を介して前記施設又は前記物品の利用を終了させる作動を、前記施設又は前記物品の利用に係る精算が済んでいることを条件に実行させる構成であって、前記施設又は前記物品の利用開始後の一定時間内であれば、利用終了時の精算を不要にする精算不要許可部を備えた。
前記問題点を解決する精算方法は、ユーザによって所持される端末と、施設又は物品に関連付けられた通信機との間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品の利用が開始された後、利用開始の際に用いた前記端末と前記通信機との間の近距離無線通信を介して前記施設又は前記物品の利用を終了させる作動を、前記施設又は前記物品の利用に係る精算が済んでいることを条件に実行させる方法であって、前記施設又は前記物品の利用開始後の一定時間内である場合に、精算不要許可部によって利用終了時の精算を不要にする。
本発明によれば、利用終了に際しての利便性を確保できる。
第1実施形態の精算システムの構成図。 駐車場の概要図。 ユーザ登録の手順を示すフローチャート。 入庫から一定時間内に出庫する場合の手順を示すフローチャート。 出庫時に料金発生する場合の手順を示すフローチャート。 第2実施形態の精算システムの構成図。 入庫から一定時間内に出庫する場合の手順を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、精算システム及び精算方法の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、複数人のユーザに共用される施設1又は物品2の一例である駐車場3には、駐車場3に対する車両4(図2等参照)の入退を管理する入退管理システムとして、車両4に乗車したユーザの端末5でゲート開閉を行う駐車場システム6が設けられている。本例の駐車場システム6は、車両4に乗車するユーザの端末5と、駐車場3に設置された駐車場ゲート7との間の近距離無線通信を介して、駐車場ゲート7のゲート開閉を制御する。端末5は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。
端末5は、端末5の作動を制御する端末制御部10と、端末5で入力操作を行う際に使用する入力部11と、ディスプレイ等からなる表示部12と、データ記憶可能なメモリ13と、ネットワーク通信を通じて外部と通信するネットワーク通信部14と、近距離無線通信を行う近距離無線モジュール15とを備える。ネットワーク通信は、例えばインターネット通信であることが好ましい。近距離無線通信は、短距離無線通信又はパーソナルエリアネットワーク通信であり、本例の場合、パーソナルエリアネットワーク通信の一例として例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信であることが好ましい。また、ブルートゥース通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)であるとよい。端末5は、ネットワーク通信部14を介して、サーバ16とネットワーク通信する。端末5は、近距離無線モジュール15を介して、駐車場ゲート7と近距離無線通信を実行する。
端末5のメモリ13には、端末5で駐車場システム6を操作するに際に必要なアプリケーション18が登録されている。アプリケーション18は、例えばサーバ16からネットワーク通信を通じて取得されて、メモリ13に書き込み保存される。
サーバ16は、自身に設けられたネットワーク通信部19を介して、端末5及び駐車場ゲート7とネットワーク通信する。サーバ16は、端末5や駐車場ゲート7とのネットワーク通信を通じて、ユーザによる駐車場3の利用を管理する利用管理部20を備える。利用管理部20は、駐車場システム6を利用する最初にユーザに登録作業を課すユーザ登録や、駐車場3に対する車両4の入出庫管理などを実行する。ユーザ登録では、例えばユーザの氏名、住所等の個人情報の他に、精算時に駐車場の利用料金が決済されるクレジットカードの番号(クレジットカード番頭)も登録される。駐車場3に対する車両4の入出庫管理では、例えば、どの駐車場3にどのユーザがいつ車両4を入庫したかの監視や、駐車済み車両4でユーザから出庫の依頼を受け付けることなどが実行される。
駐車場ゲート7は、駐車場3に入る際に通過する入場ゲート23と、駐車場3から出る際に通過する退場ゲート24とを備える。入場ゲート23は、入場ゲート23の作動を制御するゲート制御部25と、入場ゲート23においてネットワーク通信を可能にするネットワーク通信部26と、端末5との近距離無線通信を通じた通信を実行する通信機27(入場ゲート23側は「27a」と記す)と、駐車場3の入場口に設けられたゲートバー28とを備える。通信機27aは、入庫時に端末5と近距離無線通信を通じた認証を実行する認証部29と、入場口付近の端末5から近距離無線通信に準じた電波を送受信する近距離無線モジュール30とを備える。ゲート制御部25及び認証部29は、有線及び無線のどちらで接続されてもよい。
認証部29は、車両4の入庫時、車両4に乗車するユーザの端末5との間で、近距離無線モジュール30を介して端末5の認証を実行する。入庫時に実行する認証は、近距離無線(ブルートゥース通信)のペアリングのみであることが好ましい。すなわち、入庫時、例えばサーバ16から端末5にネットワーク通信を通じて鍵情報Dkを配信することはせず、端末5及び認証部29の間の近距離無線時に鍵情報Dkの認証を課さず、単にブルートゥース通信のペアリングのみ実行されることが好ましい。
退場ゲート24は、退場ゲート24の作動を制御するゲート制御部33と、退場ゲート24においてネットワーク通信を可能にするネットワーク通信部34と、端末5との近距離無線通信を通じた通信を実行する通信機(入場ゲート23側は「27b」と記す)と、駐車場3の退場口に設けられたゲートバー36とを備える。通信機27bは、出庫時に端末5と近距離無線通信を通じた認証を実行する認証部37と、退場口付近の端末5から近距離無線通信に準じた電波を送受信する近距離無線モジュール38とを備える。ゲート制御部33及び認証部37は、有線及び無線のどちらで接続されてもよい。
認証部37は、車両4の出庫時、車両4に乗車するユーザの端末5との間で、近距離無線モジュール38を介して端末5の認証を実行する。出庫時に実行する認証は、少なくとも、サーバ16から端末5にネットワーク通信を通じて付与された鍵情報Dkの認証を含むことが好ましい。この鍵情報Dkは、利用が一度のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましく、出庫時に端末5に配信されるとよい。また、鍵情報Dkは、入庫時と出庫時とで異なる内容を有する情報であることが好ましい。さらに、出庫時に実行する認証は、近距離無線(ブルートゥース通信)のペアリングや、鍵情報Dkに紐付く他の所定の暗号鍵による暗号通信の正否確認を含んでもよい。
図2に示すように、入場ゲート23及び退場ゲート24は、駐車場3の入口及び出口が並んで配置されている場合、互いに近傍に配置されている。この場合、入場ゲート23のゲート制御部25と退場ゲート24のゲート制御部33とは、ケーブル等によって直接されていてもよい。また、入場ゲート23及び退場ゲート24の両方で、1組のゲート制御部25(33)及び通信機27を共用する構造としてもよい。
図1に示す通り、入退管理システム(駐車場システム6)は、施設1又は物品の一例である駐車場3の利用料金を精算する機能(精算システム41)を備える。本例の精算システム41は、端末5と通信機27との間の近距離無線通信を介して駐車場3の利用が開始された後、利用開始の際に用いた端末5と通信機27との間の近距離無線通信を介して駐車場3の利用を終了させる作動を、駐車場3の精算が済んでいることを条件に実行させる。
精算システム41は、駐車場3の利用料金を求めて精算する精算部42を備える。精算部42は、サーバ16に設けられている。精算部42は、端末5及び通信機27aの間で近距離無線通信を通じて入庫が行われた際、駐車場3を利用するユーザの利用開始時間を登録する。精算部42は、端末5及び通信機27bとの間で近距離無線通信を通じて出庫が行われる際、その端末5のユーザが駐車場3の利用を開始した時間を確認し、その利用開始時間と利用終了時間との経過時間から、駐車場3の利用料金を算出する。精算部42は、その利用料金を端末5の表示部12に表示するなどして、ユーザに利用料金を決済させる。
精算システム41は、駐車場3の利用時、ある条件を満たせば利用に係る料金を不要にする精算不要許可部43を備える。精算不要許可部43は、サーバ16に設けられている。本例の精算不要許可部43は、駐車場3の利用開始後の一定時間内であれば、利用終了時の精算を不要にするものである。具体的には、本例の精算不要許可部43は、利用開始後の一定時間内であれば料金発生なしに駐車場3に利用終了の作動を実行させる精算不要鍵Dxを、駐車場3の利用開始時に端末5に付与する。
次に、図3〜図5を用いて、本実施形態の精算システム41の作用について説明する。
[ユーザ登録]
図3に示すように、端末5の近距離無線通信を通じて駐車場3のゲート開閉を実行する駐車場システム6(精算システム41)を利用するにあたっては、初期作業として駐車場システム6に対するユーザ登録を実行する。なお、このユーザ登録には、駐車場システム6のアプリケーション18を端末5に登録する作業(アプリケーション18のインストール作業)も含む。
ステップ101において、端末5は、サーバ16からインストールしたアプリケーション18を通じてユーザ登録の操作が実行された場合、サーバに対して駐車場システム6への登録を要求する登録情報Sbを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。登録情報Sbには、例えばユーザの住所や氏名等の個人情報の他に、各ユーザに割り振られるユーザIDや、ユーザが個別に設定したパスワードなどを含むことが好ましい。ユーザIDは、自ら設定するもの、或いは自動でシステム設定されてユーザに付与されるもののいずれでもよい。
ステップ102において、利用管理部20は、端末5から送信された登録情報Sbを受信すると、駐車場システム6へのユーザ登録を実行する。本例の場合、利用管理部20は、登録情報Sbに含まれるユーザに係る種々の情報をサーバ16に登録する。
ステップ103において、利用管理部20は、ユーザ登録が完了すると、ユーザ登録が完了した旨を通知する応答通知Scを、ネットワーク通信を通じて端末5に送信する。端末5は、応答通知Scを受信すると、ユーザ登録が完了したことを、表示部12を介してユーザに通知する。
[一定時間内の出庫]
図4に示すように、ステップ201において、端末5と入場ゲート23の認証部29とは、通信機27aの近距離無線モジュール30から定期送信されるアドバタイズを端末5が受信した場合に、近距離無線通信が確立する。これにより、本例の場合、端末5及び認証部29のブルートゥース通信が接続された状態となる。なお、アドバタイズは、認証部29から自機の通信に係る情報を端末5に通知するための信号である。
ステップ202において、端末5は、近距離無線通信の通信接続後、端末5において入場ゲート23のゲート開操作が行われると、ゲートバー28の開作動を要求する利用要求S1としてのゲート開要求を、近距離無線通信を通じて入場ゲート23の通信機27aに送信する。本例の場合、ゲート開要求には、駐車場3への入庫を行うユーザに係るユーザ情報Sfが含まれることが好ましい。ユーザ情報Sfは、例えばユーザID、パスワード、端末ID(端末5に付与されたID)、これらの組み合わせであることが好ましい。
ステップ203において、入場ゲート23の認証部29は、端末5からゲート開要求を受信すると、このゲート開要求を、入場ゲート23のゲート制御部25に出力する。
ステップ204において、入場ゲート23のゲート制御部25は、認証部29から入力したゲート開要求に従い、入場ゲート23のゲートバー28を開作動させる。このように、本例の場合、入場時には、端末5及び認証部29の間で鍵情報等の認証が課されず、端末5からの近距離無線通信を通じた遠隔操作によって、入場ゲート23を開操作することができる。
ステップ205において、ゲート制御部25は、入場ゲート23のゲートバー28を開状態に切り換えると、その旨を通知するゲート開応答を認証部29に出力する。
ステップ206において、入場ゲート23の認証部29は、入場ゲート23のゲート制御部25からゲート開応答を入力すると、入場ゲート23が開いたことを通知するゲート開応答を、近距離無線通信を通じて端末5に送信する。これにより、例えば端末5の表示部12に、入場ゲート23が開いたメッセージが表示されるなどして、入庫可能なことがユーザに通知される。
ステップ207において、入場ゲート23のゲート制御部25は、例えば入場ゲート23に設けられた各種センサのセンサ信号を基に、車両4が入場ゲート23から駐車場3内に進入したことを検知すると、入場ゲート23を閉作動させる。
ステップ208において、端末5は、通信機27aからゲート開応答を受信した後、例えば端末5において入場完了の操作等が実行されるなどした場合、入庫完了を認識する。具体的には、端末5でゲート開応答が受信されると、端末5の表示部12には、選択操作可能な入庫完了ボタンが表示され、車両4の入庫完了後に表示部12の入庫完了ボタンが操作されると、端末5で入庫完了が認識される。なお、ステップ208は、必ずしも必要ではなく、省略してもよい。
ステップ209において、端末5は、入庫完了の認識後、車両入庫したユーザに係る入庫情報Seを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。入庫情報Seは、例えば、どのユーザが何れの駐車場に何時に入庫したのかを特定できる情報であることが好ましい。入庫情報Seには、駐車場3への入庫を行ったユーザに係るユーザ情報Sfが含まれることが好ましい。なお、入庫情報Seは、入場ゲート23が車両4の入庫を確認した際、端末5や入場ゲート23から自動でサーバ16に送信されてもよい。
また、端末5は、入庫情報Se(ユーザ情報Sf)の通知とともに、精算不要鍵Dxの要求を送信する。精算不要鍵Dxの要求は、出庫時に料金がかからないようにするために、端末5に対し、精算不要鍵Dxの付与を求める要求の一種である。
なお、入庫情報Seの通知、及び精算不要鍵Dxの要求は、端末5及びゲート制御部25のいずれが実施してもよい。この動作を端末5が行う場合には、端末5のネットワーク通信部14を介してサーバ16に通知及び要求が送信される。また、この動作をゲート制御部25が行う場合には、入場ゲート23のネットワーク通信部26を介してサーバ16に通知及び要求が送信される。
ステップ210において、サーバ16の利用管理部20は、端末5から送信された入庫情報Se(ユーザ情報Sf)を受信すると、駐車場ゲート7の操作履歴、すなわち車両4の入庫履歴を登録する。この入庫履歴としては、例えば入庫操作をしたユーザのユーザID、パスワード、端末ID等が、利用開始時間(入庫時刻)に紐付けされて記録される。
ステップ211において、精算不要許可部43は、精算不要鍵Dxの要求を受信すると、端末5から取得したユーザ情報Sfを基に精算不要鍵Dxを生成する。精算不要許可部43は、入庫から一定時間内であれば精算不要で出庫を許可するコマンドや、入庫時に通信した端末5の端末IDや、端末5及び認証部37の間の近距離無線通信で使用する鍵などを、所定の鍵によって暗号化することより、精算不要鍵Dxを生成する。精算不要鍵Dxは、使用が一度のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましい。
ステップ212において、精算不要許可部43は、生成した精算不要鍵Dxを、ネットワーク通信を通じて端末5に送信する。
ステップ213において、端末5は、サーバ16から精算不要鍵Dxを受信すると、これをメモリ13に保存して精算不要鍵Dxを取得する。
ここで、駐車場3に入庫したものの空きスペースがない場合には、直ちに出庫に移行する。このとき、ステップ214において、端末5及び退場ゲート24の認証部37とは、通信機27bの近距離無線モジュール38から定期送信されるアドバタイズを端末5が受信した場合に、近距離無線通信が確立する。これにより、本例の場合、端末5及び認証部37のブルートゥース通信が接続された状態となる。
ステップ215において、端末5及び認証部37は、通信接続後、端末5のメモリ13に登録された精算不要鍵Dxの認証を実行し、例えば精算不要鍵Dxを正しく復号できれば、認証成立となる。精算不要鍵Dxが正しく復号できた場合、精算不要鍵Dxに含まれる各種情報(出庫に精算を不要とするコマンド、端末ID、所定の鍵など)を取得することができる。
ステップ216において、端末5は、精算不要鍵Dxの認証成立後、端末5において退場ゲート24のゲート開操作が行われると、ゲートバー36の開作動を要求するゲート開要求を、近距離無線通信を通じて退場ゲート24の通信機27bに送信する。なお、ゲート開要求は、精算不要鍵Dxを復号して得られた所定の鍵によって暗号化されて送信されることが好ましい。
ステップ217において、退場ゲート24の認証部37は、端末5からゲート開要求を受信すると、このゲート開要求を、退場ゲート24のゲート制御部33に出力する。
ステップ218において、退場ゲート24のゲート制御部33は、認証部37から入力したゲート開要求に従い、退場ゲート24のゲートバー36を開作動させる。
ステップ219において、ゲート制御部33は、退場ゲート24のゲートバー36を開状態に切り換えると、その旨を通知するゲート開応答を認証部37に出力する。
ステップ220において、退場ゲート24の認証部37は、退場ゲート24のゲート制御部33からゲート開応答を入力すると、退場ゲート24が開いたことを通知するゲート開応答を、近距離無線通信を通じて端末5に送信する。これにより、例えば端末5の表示部12に、退場ゲート24が開いたメッセージが表示されるなどして、料金精算を必要とすることなく出庫可能なことがユーザに通知される。なお、ゲート開応答は、精算不要鍵Dxを復号して得られる所定の鍵で暗号化されて送信されることが好ましい。
ステップ221において、端末5は、通信機27bからゲート開応答を受信した後、例えば端末5において退場完了の操作等が実行されるなどした場合、出庫完了を認識する。具体的には、端末5でゲート開応答が受信されると、端末5の表示部12には、選択操作可能な出庫完了ボタンが表示され、車両4の出庫完了後に表示部12の出庫完了ボタンが操作されると、端末5で出庫完了が認識される。
ステップ222において、端末5は、出庫完了の認識後、その旨を通知する出庫情報Shを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。出庫情報Shには、駐車場3からの出庫を行ったユーザに係るユーザ情報Sfが含まれることが好ましい。ユーザ情報Sfは、例えばユーザID、パスワード、端末ID、これらの組み合わせであることが好ましい。
ステップ223において、サーバ16の利用管理部20は、端末5から送信された出庫情報Sh(ユーザ情報Sf)を受信すると、駐車場ゲート7の操作履歴、すなわち車両4の出庫履歴を登録する。この出庫履歴としては、例えば出庫操作をしたユーザのユーザID、パスワード、端末ID等が、利用終了時間(出庫時刻)に紐付けされて記録される。
[駐車場3を一定時間以上利用した後の出庫]
図5に示すように、ステップ301において、駐車場利用の精算を望むユーザが自身の端末5で駐車場システム6のアプリケーション18を立ち上げて精算操作を実行した場合、この端末5は、表示部12に精算画面46を表示する。この精算画面46では、例えばユーザID及びパスワードの入力がユーザに課されることが好ましい。
ステップ302において、端末5は、精算画面46に必要事項が入力された後、画面上で精算実行の操作が行われると、出庫要求Sa1が、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信される。出庫要求Sa1には、精算画面46で入力されたユーザIDやパスワード等のユーザ情報Sfが含まれることが好ましい。
ステップ303において、精算部42は、端末5から出庫要求Sa1を受信すると、駐車場3の利用に要した料金を求める精算処理を実行する。本例の場合、まず精算部42は、出庫要求Sa1に含まれるユーザ情報Sfを入庫履歴に照らして、出庫を希望するユーザの利用開始時間(入庫時刻)を確認する。そして、精算部42は、利用開始時間(入庫時間)から駐車場3の利用時間を割り出し、その利用時間から利用料金を算出する。
ステップ304において、精算部42は、精算処理によって求めた利用料金を、ネットワーク通信を通じて端末5に通知する。これにより、端末5の表示部12に駐車場3の利用料金が表示され、駐車場3の利用に要した金額がユーザに確認される。
ステップ305において、精算部42は、端末5において支払い操作が実行されると、利用料金の決済を実行する。
ステップ306において、端末5は、駐車場3の利用料金の支払いが完了したことを認識すると、出庫時に必要な鍵情報Dkの配信を要求する鍵情報要求Sgを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。出庫時に端末5から送信される鍵情報要求Sgには、出庫時に必要となる鍵情報Dkの配信を要求する旨の情報が含まれることが好ましい。
テップ307において、精算部42は、駐車場3の利用料金の支払いが完了した状況下で、端末5から鍵情報要求Sgを受信すると、出庫時に必要となる鍵情報Dkを生成して、この鍵情報Dkを、ネットワーク通信を通じて端末5に送信する。鍵情報Dkには、この鍵情報Dkの利用期間(入庫可能時間)や、端末5の固有IDや、近距離無線通信の通信時に用いる所定の鍵などが含まれることが好ましい。また、このとき配布される鍵情報Dkは、精算不要鍵Dxとは異なる鍵であることが好ましい。
ステップ308において、端末5は、サーバ16から鍵情報Dkを受信すると、この鍵情報Dkをメモリ13に保存する。
ステップ309において、退場ゲート24の通信機27bは、駐車場3の営業時、自機の通信に係る情報を知らせるアドバタイズを、周期的に繰り返し送信する。
ステップ310において、端末5は、退場ゲート24の通信機27bから送信されるアドバタイズを受信すると、アドバタイズを読み取るスキャン処理を実行する。
ステップ311において、端末5は、スキャン処理後、通信機27bとのペアリングを行うべく、近距離無線通信を繋げる接続要求を、近距離無線通信を通じて入場ゲート23の通信機27bに送信する。
ステップ312において、退場ゲート24の通信機27bは、端末5から接続要求を受信すると、この接続要求に対する応答通知を、近距離無線通信を通じて端末5に送信する。
そして、以降のステップ313〜ステップ320を通じて出庫の操作及び手続きが行われ、車両4が駐車場3から出庫される。なお、ステップ313〜ステップ320は、前述のステップ214〜ステップ223と同様であるので、説明を省略する。
上記実施形態の精算システム41によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)精算システム41には、駐車場3の利用開始後の一定時間内であれば、利用終了時の精算を不要にする精算不要許可部43が設けられている。このため、端末5を通信機27と通信させて駐車場3のゲート開閉を作動させるシステム構成の場合でも、一般的な発券式等の駐車場システムの場合と同様に、利用開始から一定時間内であれば利用料金が発生しないシステム構成とすることができる。よって、利用終了に際しての利便性を確保することができる。
(2)端末5及び通信機27の間で実行される近距離無線通信は、短距離無線通信又はパーソナルエリアネットワーク通信(本例は、ブルートゥース通信)である。よって、例えば端末5に設けられたブルートゥース通信の機能を利用して、通信機27と通信することができる。
(3)精算不要許可部43は、一定時間内であれば料金発生なしに駐車場3(駐車場ゲート7)に利用終了の作動を実行させる精算不要鍵Dxを、駐車場3の利用開始時に端末5に付与する。よって、端末5に精算不要鍵Dxを登録するという簡便な操作を通じて、料金が課されることなく駐車場3の利用を終了することができる。
(4)施設1は、ユーザが乗車した車両4を駐車する駐車場3である。駐車場3の利用終了の作動は、駐車場3に設けられた退場ゲート24を開閉させることである。よって、駐車場3に一旦入場した後、車両4を駐車せずに一定時間内に駐車場3から出庫するのであれば、料金が発生することなく、駐車場3から退場することができる。
(5)通信機27は、駐車場3の利用開始時、端末5との間で実行する近距離無線通信では認証を実施せずに、端末5から利用要求S1を受信することをもって、駐車場3に利用開始の作動(入場ゲート23のゲート開)を実行させる。この場合、駐車場3を利用する際に、認証に必要な鍵情報等の取得を行わずに済むので、利用開始時の利便性を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の駐車場3の料金精算を不要とする方法を変更した実施例である。よって、第1実施形態と同一箇所には同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図6に示すように、端末5及び通信機27は、入庫後の一定時間内の出庫か否かを判断するのに必要な個人特定情報Stを通知するように構成されている。個人特定情報Stは、例えば前述のユーザ情報Sfでもよいし、或いは端末5を識別することができる簡易IDでもよい。簡易IDは、例えばユーザ登録時に設定したユーザIDよりもデータ列が少ない簡易的なIDであって、自動で割り振られるもの、ユーザが自ら設定するもののいずれでもよい。個人特定情報Stは、通信機27との近距離無線通信時、端末5から通信機27に送信される。
本例の精算不要許可部43は、駐車場ゲート7側に設けられ、具体的には、退場ゲート24の通信機27bに設けられている。精算不要許可部43は、端末5及び通信機27の間で利用終了の近距離無線通信が行われた際、利用開始時に受信した個人特定情報Stから特定される利用開始時間と、利用終了時に受信した個人特定情報Stから特定される利用終了時間とから経過時間Txを求め、経過時間Txが一定時間内であれば、料金発生なしに出庫の作動を実行させる。
次に、図7を用いて、本実施形態の精算システム41の作用について説明する。
ステップ401において、端末5と入場ゲート23の認証部29とは、通信機27aの近距離無線モジュール30から定期送信されるアドバタイズを端末5が受信した場合に、近距離無線通信が確立する。これにより、本例の場合、端末5及び認証部29のブルートゥース通信が接続された状態となる。
ステップ402において、端末5は、近距離無線通信の通信接続後、端末5において入場ゲート23のゲート開操作が行われると、ゲートバー28の開作動を要求するゲート開要求を、近距離無線通信を通じて入場ゲート23の通信機27aに送信する。本例の場合、ゲート開要求には、入庫を行うユーザを特定可能な個人特定情報Stが含まれることが好ましい。この個人特定情報Stは、例えば前述のユーザ情報Sfでもよいし、簡易的にユーザ判定を行うことが可能な簡易IDでもよい。なお、以降のステップ403〜ステップ408は、前述のステップ203〜ステップ208と同様であるので、説明を省略する。
ステップ409において、入場ゲート23は、端末5から取得した個人特定情報Stを退場ゲート24に通知する。この通知は、入場ゲート23の認証部29から退場ゲート24に付与される態様でもよいし、或いは入場ゲート23のゲート制御部25から退場ゲート24に付与される態様のいずれでもよい。
ステップ410において、退場ゲート24の認証部37は、入場ゲート23側から個人特定情報Stを取得すると、これを認証部37に設けられたメモリ(図示略)に記憶する。
ステップ411において、端末5は、入庫完了の認識後、車両入庫したユーザに係る入庫情報Seを、ネットワーク通信を通じてサーバ16に送信する。入庫情報Seは、例えば、どのユーザが何れの駐車場に何時に入庫したのかを特定できる情報であることが好ましい。入庫情報Seには、駐車場3への入庫を行ったユーザに係るユーザ情報Sfが含まれることが好ましい。
なお、入庫情報Seの通知は、端末5及びゲート制御部25のいずれが実施してもよい。この動作を端末5が行う場合には、端末5のネットワーク通信部14を介してサーバ16に通知が送信される。また、この動作をゲート制御部25が行う場合には、入場ゲート23のネットワーク通信部26を介してサーバ16に通知が送信される。
ここで、駐車場3に入庫したものの空きスペースがない場合には、直ちに出庫に移行する。このとき、ステップ413において、端末5及び退場ゲート24の認証部37とは、通信機27bの近距離無線モジュール38から定期送信されるアドバタイズを端末5が受信した場合に、近距離無線通信が確立する。これにより、本例の場合、端末5及び認証部37のブルートゥース通信が接続された状態となる。なお、本例の場合、出庫にあたり、ワンタイムキー等の鍵認証は課されていないので、通信成立しても、鍵認証の処理は実行されない。
ステップ414において、端末5は、通信接続後、端末5において退場ゲート24のゲート開操作が行われると、ゲートバー36の開作動を要求するゲート開要求を、近距離無線通信を通じて退場ゲート24の通信機27bに送信する。このとき、端末5は、ゲート開要求とともに、個人特定情報St(ユーザ情報Sf)を退場ゲート24の通信機27bに送信する。
ステップ415において、精算不要許可部43は、通信機27bでゲート開要求とともに個人特定情報St(ユーザ情報Sf)を受信すると、この個人特定情報Stを基にユーザ確認を実行する。本例の場合、精算不要許可部43は、ユーザ確認として、取得した個人特定情報Stを基に車両4の入庫時間(入庫時刻)を確認し、この入庫時間から、現在の出庫時間(出庫時間)までの経過時間を求める。そして、精算不要許可部43は、この経過時間と規定時間とを比較し、経過時間が規定時間内であれば、入庫からの経過時間が一定時間内であるとして、精算不要と判断する。
ステップ416において、退場ゲート24の認証部37は、入庫から出庫までの経過時間が一定時間内であれば、ユーザに料金精算を課すことなく、ゲート開要求を退場ゲート24のゲート制御部33に出力する。
ステップ417において、退場ゲート24のゲート制御部33は、認証部37から入力したゲート開要求に従い、退場ゲート24のゲートバー36を開作動させる。なお、以降のステップ416〜ステップ422は、前述のステップ219〜ステップ223と同様であるので、説明を省略する。
一方、精算不要許可部43は、経過時間が一定時間以上の場合、ユーザの端末5に精算画面46を表示するなどして、駐車場3の利用料金を精算させる(前述のステップ301〜ステップ305の処理)。料金精算が完了すると、サーバ16から端末5に出庫用の鍵情報Dkが付与され、この鍵情報Dkが通信機27bの認証部37との間で認証され、鍵情報Dkの認証が成立すれば、出庫が許可される(ステップ306〜ステップ314の処理)。これにより、駐車場3の利用を開始してからの経過時間Txが一定時間以上となっても、利用料金の精算を済ませば、車両4を出庫することができる。
上記実施形態の精算システム41によれば、第1実施形態の(1)、(2)、(4)、(5)に加え、以下のような効果を得ることができる。
(6)端末5及び通信機27は、近距離無線通信時、端末5のユーザを特定可能な個人特定情報Stを通知するように構成されている。精算不要許可部43は、端末5及び通信機27の間で利用終了の近距離無線通信が行われた際、利用開始時に受信した個人特定情報Stから特定される利用開始時間と、利用終了時に受信した個人特定情報Stから特定される利用終了時間とから経過時間Txを求める。そして、精算不要許可部43は、その経過時間Txが一定時間内であれば、料金発生なしに駐車場3の利用終了の作動を実行させる。
この場合、端末5及び通信機27の間で紐付く個人特定情報Stから、駐車場3の利用時間が一定時間内か否かを判断するので、例えば外部とのネットワーク通信を介さなくとも、駐車場3の利用が一定時間か否かを判断することができる。よって、ネットワーク通信の通信料をかけずに、利用時間が一定時間内か否かを判断して、一定時間内であれば料金を課さずに出庫を許可する処理を実現することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
[近距離無線通信を介した利用開始及び利用終了の作動について]
・各実施形態において、駐車場3の利用が開始されたという判断は、端末5からネットワーク通信を通じて入庫情報Seを取得したことに限定されない。例えば、端末5と入場ゲート23の通信機27aとの間で近距離無線通信が実行された場合に、その旨の情報を取得して、これを利用開始判断の一条件としてもよい。この場合、利用開始の判断を精度よく行うことができる。
・各実施形態において、駐車場3の料金精算は、例えば端末5及び退場ゲート24の通信機27との間で近距離無線通信が実行されたことを一条件としてもよい。すなわち、端末5と退場ゲート24の通信機27bとの間で近距離無線通信が実行された場合に、その旨の情報を取得して、これを料金精算開始の一条件としてもよい。この場合、ユーザが退場ゲート24の近くにいるときにのみ料金精算が可能となるので、意図しない精算処理が生じ難い。
[近距離無線通信について]
・各実施形態において、入庫時に実行する認証は、近距離無線(ブルートゥース通信)のペアリング、サーバ16から端末5にネットワーク通信を通じて付与された鍵情報Dkの認証、鍵情報Dkに紐付く他の所定の暗号鍵による暗号通信の正否確認のいずれか、若しくはこれらの組み合わせでもよい。鍵情報Dkは、利用が一度のみ許可されたワンタイムキーであることが好ましく、駐車場3の予約時や入庫時に端末5に配信されるとよい。
・各実施形態において、近距離無線通信は、パーソナルエリアネットワーク通信(ブルートゥース通信)に限定されず、例えば短距離無線通信でもよい。短距離無線通信としては、例えば無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、NFC、RF−ID等がある。また、近距離無線通信は、短距離無線通信やパーソナルエリアネットワーク通信に限らず、エリアが限られた電波が送受信される通信であればよい。
・各実施形態において、近距離無線通信で行う認証は、鍵情報Dk(ワンタイムキー)を用いた認証に限らず、端末5の正否を確認できる認証であれば、種々の態様ものが適用できる。
[入退管理システムについて]
・各実施形態において、通信機27は、入場ゲート23及び退場ゲート24で共通に使用される1つの装置でもよい。
・各実施形態において、駐車場ゲート7は、入場ゲート23及び退場ゲート24が分かれていることに限らず、入退場が1つのゲートで行われるものでもよい。
・各実施形態において、入庫情報Seは、端末5から取得することに限定されず、例えば駐車場ゲート7から入力してもよい。
[精算不要鍵Dxについて]
・第1実施形態において、精算不要鍵Dxは、通信相手となる端末5にのみ取得されるシーケンスを通じて端末5に付与されてもよい。
・第1実施形態において、精算不要鍵Dxは、サーバ16から配信されることに限らず、例えば駐車場ゲート7から送信されてもよいし、別の機器や装置から送信されてもよい。
・第1実施形態において、精算不要鍵Dxは、ワンタイムキーに限定されず、退場時の無線認証に必要となる情報であればよい。
[個人特定情報Stについて]
・第2実施形態において、個人特定情報Stは、認証部29が端末5に付与する情報(ID)でもよい。
・第2実施形態において、個人特定情報Stは、ユーザを特定することができる情報であれば、種々の情報が適用できる。
[利用が一定時間か否かの判断方法について]
・各実施形態において、駐車場3の利用が一定時間内か否かの判断は、サーバ16を利用した方法に限らず、サーバ16以外の装置や機器を用いた方法でもよい。
・各実施形態において、駐車場3の利用が一定時間内か否かの判断方法は、端末5を利用した方法であれば、どのようなものを採用してもよい。
[その他]
・各実施形態において、実施例で複数記載のあるユーザ情報Sfは、全て同一の情報内容をもつことに限定されず、一部は同じであるが、他の部分は異なるデータ内容を有するものでもよい。
・各実施形態において、精算部42は、サーバ16に設けられることに限らず、駐車場ゲート7に設けられてもよい。また、精算部42は、サーバ16及び駐車場ゲート7が協同して生成されてもよい。
・各実施形態において、ユーザ管理は、サーバ16が行うことに限らず、駐車場ゲート7が行ってもよいし、或いはブロックチェーンから構築されてもよい。
・各実施形態において、端末5は、高機能携帯電話に限定されず、専用の端末など、他のものに変更してもよい。
・各実施形態において、施設1や物品2は、駐車場3に限定されず、他の機器や装置、種々の設備に変更してもよい。
1…施設、2…物品、3…駐車場、4…車両、5…端末、24…退場ゲート、27…通信機、27a…通信機、27b…通信機、41…精算システム、43…精算不要許可部、Dx…精算不要鍵、St…個人特定情報、Tx…経過時間、S1…利用要求。

Claims (7)

  1. ユーザによって所持される端末と、施設又は物品に関連付けられた通信機との間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品の利用が開始された後、利用開始の際に用いた前記端末と前記通信機との間の近距離無線通信を介して前記施設又は前記物品の利用を終了させる作動を、前記施設又は前記物品の利用に係る精算が済んでいることを条件に実行させる精算システムであって、
    前記施設又は前記物品の利用開始後の一定時間内であれば、利用終了時の精算を不要にする精算不要許可部を備えた精算システム。
  2. 前記近距離無線通信は、短距離無線通信又はパーソナルエリアネットワーク通信である
    請求項1に記載の精算システム。
  3. 前記精算不要許可部は、前記一定時間内であれば料金発生なしに前記施設又は前記物品に利用終了の作動を実行させる精算不要鍵を、前記施設又は前記物品の利用開始時に前記端末に付与する
    請求項1又は2に記載の精算システム。
  4. 前記端末及び前記通信機は、近距離無線通信時、前記端末のユーザを特定可能な個人特定情報を通知するように構成され、
    前記精算不要許可部は、前記端末及び前記通信機の間で利用終了の近距離無線通信が行われた際、利用開始時に受信した前記個人特定情報から特定される利用開始時間と、利用終了時に受信した前記個人特定情報から特定される利用終了時間とから経過時間を求め、前記経過時間が前記一定時間内であれば、料金発生なしに前記施設又は前記物品に利用終了の作動を実行させる
    請求項1又は2に記載の精算システム。
  5. 前記施設は、ユーザが乗車した車両を駐車する駐車場であり、
    前記駐車場の利用終了の作動は、前記駐車場に設けられた退場ゲートを開閉させることである
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の精算システム。
  6. 前記通信機は、前記施設又は前記物品の利用開始時、前記端末との間で実行する前記近距離無線通信では認証を実施せずに、前記端末から利用要求を受信することをもって、前記施設又は前記物品に利用開始の作動を実行させる
    請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の精算システム。
  7. ユーザによって所持される端末と、施設又は物品に関連付けられた通信機との間の近距離無線通信を介して、前記施設又は前記物品の利用が開始された後、利用開始の際に用いた前記端末と前記通信機との間の近距離無線通信を介して前記施設又は前記物品の利用を終了させる作動を、前記施設又は前記物品の利用に係る精算が済んでいることを条件に実行させる精算方法であって、
    前記施設又は前記物品の利用開始後の一定時間内である場合に、精算不要許可部によって利用終了時の精算を不要にする精算方法。
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