JP2021096518A - 入力装置及び入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】指等が触れることにより操作情報を入力することのできる入力装置であって、複数の操作情報を入力することができる入力装置を提供する。【解決手段】可撓性を有するシートと、前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、前記シートに設けられた静電容量センサと、前記静電容量センサの静電容量を検出し、検出された静電容量の検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第2の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第1の表面状態から前記第2の表面状態、または、前記第2の表面状態から前記第1の表面状態に遷移する遷移状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出することを特徴とする入力装置により上記課題を解決する。【選択図】 図16

Description

本発明は、入力装置及び入力方法に関するものである。
近年、自動車等の車両内において電子機器を操作するための操作入力を行うための入力装置としては様々な検討がなされている。例えば、柔軟性のあるタッチパネルが表面形状を隆起及び沈降等の変化し得るアクチュエータ等の表面側に重ねて配置される触覚ディスプレイであって、隆起した位置センサに触れることにより、情報の入力操作をすることのできるものが開示されている。このようなタッチパネルとしては、静電容量方式の位置センサがある。
特許第5110438号公報 特許第5829515号公報
しかしながら、上記のような入力装置では、タッチパネルに指等が触れることによってのみ情報入力がなされるため、1つの情報しか入力することができない。このため、指等が触れることにより操作情報を入力することのできる表面形状を変化可能な入力装置において、複数の操作情報を入力することのできる入力装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、可撓性を有するシートと、前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、前記シートに設けられた静電容量センサと、前記静電容量センサの静電容量を検出し、検出された静電容量の検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第2の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第1の表面状態から前記第2の表面状態、または、前記第2の表面状態から前記第1の表面状態に遷移する遷移状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出することを特徴とする。
開示の入力装置によれば、指等が触れることにより操作情報を入力することのできる入力装置において、複数の操作情報を入力することができる。
本実施の形態における入力装置の静電センサ及び伸縮シートの説明図(1) 本実施の形態における入力装置の静電センサ及び伸縮シートの説明図(2) 引き伸ばした静電センサにおける静電容量の検出値の説明図 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(1) 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(2) 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(3) 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(4) 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(5) 本実施の形態における入力装置の構造の説明図(6) 入力装置の構造の説明図 本実施の形態における入力方法の説明図(1) 本実施の形態における入力方法の説明図(2) 本実施の形態における入力方法の説明図(3) 本実施の形態における入力方法の説明図(4) 本実施の形態における入力方法のフローチャート 本実施の形態における入力方法の静電容量の検出値の説明図(1) 本実施の形態における入力方法の静電容量の検出値の説明図(2)
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
(入力装置)
本実施の形態における入力装置は、伸縮性を有する静電容量センサが用いられる。具体的には、図1に示されるように、伸縮性を有する静電容量センサ10は、薄い伸縮性を有する伸縮シート20の表面20aに貼り付けられた状態で用いられる。伸縮シート20は、可撓性を有しており、ゴムや伸縮性を有する樹脂材料等により形成されており、この伸縮シート20の表面20aに貼り付けられている静電容量センサ10も柔軟な樹脂材料により形成されており、伸縮シート20に伴い変形する。
尚、伸縮性を有する静電容量センサ10は、伸縮シート20の表面20aに伸縮シート20が伸縮する際に相対的な位置がずれないように重ねられていてもよい。また、図示はしないが、伸縮性を有する静電容量センサ10は、薄い伸縮性を有する伸縮シート20の裏面に貼り付けられたり、重ねられているものであってもよい。
図1に示されるように伸縮シート20が引き伸ばされていない状態から、図2に示されるように伸縮シート20を破線矢印に示す方向に引き伸ばす。これにより、伸縮シート20の変形に伴い、伸縮シート20の表面20aに貼り付けられている静電容量センサ10も伸びるように変形する。
ここで、図1に示されるように伸縮シート20が引き伸ばされていない状態における静電容量センサ10における静電容量の検出値をキャリブレーションを行い0にした後、図2のように伸縮シート20を引き伸ばす。これにより、静電容量センサ10における静電容量の検出値がプラス方向、またはマイナス方向のいずれかに変化する。例えば、図3に示されるように、静電容量センサ10における静電容量の検出値はマイナスとなり、伸縮シート20の引き伸ばし量に伴い、静電容量の検出値はマイナス方向に増加する。本実施の形態における説明では、便宜上、伸縮シート20の引き伸ばし量に伴い、静電容量センサ10における静電容量の検出値がマイナス方向に増加した場合を例に説明する。
このような、静電容量センサ10が貼り付けられている伸縮シート20を用いた入力装置について説明する。図4及び図5は、本実施の形態における入力装置100において、伸縮シート20が引き伸ばされていない状態(第1の表面状態)を示す。この第1の表面状態は、図1に対応している状態であり、キャリブレーションにより、静電容量の検出値Aは、0となっている。
本実施の形態における入力装置100は、制御部30を有しており、伸縮シート20において、静電容量センサ10が貼り付けられている表面20aとは反対の裏面20bには、伸縮シート20を変形させるアクチュエータとなる変形駆動部40が設けられている。変形駆動部40は、例えば、ピエゾ素子等により形成されている。制御部30は、静電容量センサ10及び変形駆動部40に接続されており、静電容量センサ10において検出された静電容量の検出値を算出するとともに、検出値に基づく判断及び制御を行い、変形駆動部40の動きを制御する。ここで、変形駆動部40は伸縮シート20の裏面20bに直接接触するものでなく、伸縮シート20の裏面側であって直接または間接的に伸縮シート20を変形させ得るように配置されていればよい。
図6及び図7は、本実施の形態における入力装置100において、伸縮シート20が引き伸ばされている状態(第2の表面状態)を示す。この第2の表面状態は、図2に対応している状態であり、伸縮シート20が引き伸ばされて静電容量センサ10が変形している。本実施の形態においては伸縮シート20の引き延ばし量に伴った静電容量の検出値はマイナス方向に変動することから、静電容量の検出値は、A−Bとなる。尚、−Bは、伸縮シート20が引き伸ばされることにより変形した静電容量センサ10において、静電容量が減少した値である。
図8及び図9は、本実施の形態における入力装置100の伸縮シート20が引き伸ばされている状態(第2の表面状態)において、指等の検出対象物50が、静電容量センサ10に近づいた場合を示している。この場合、静電容量センサ10に指等の検出対象物50が近づく(近接した)ため静電容量が増加し、静電容量の検出値は、A−B+Cとなる。尚、Cは、変形した静電容量センサ10に指等の検出対象物50が近づくことにより、静電容量センサ10と検出対象物50とが容量結合した結果として静電容量が増加した値である。
ここで、図8及び図9に示されるように、本実施の形態における入力装置の伸縮シート20が引き伸ばされている状態(第2の表面状態)において、変形した静電容量センサ10に指等の検出対象物50が近づいた際の静電容量の検出値A−B+CがAよりも大きい場合、即ち、0よりも大きい場合には、静電容量センサ10に指等の検出対象物50が近づいていることの検出が可能である。
(入力装置の入力方法の一例)
次に、本実施の形態における入力装置100を用いた入力方法について、図10に基づき説明する。尚、図10では、便宜上、静電容量センサ10と伸縮シート20とが一体化されている状態の入力装置100を示している。例えば、本実施の形態における入力装置を用いた入力方法は、T0に示されるように、本実施の形態における入力装置100が伸びていない状態(第1の表面状態)、つまり入力装置100が変形していない状態において、入力装置100に指等の検出対象物50を接近させる。これにより、入力装置100の静電容量センサ10における静電容量の検出値が増加し、静電容量の検出値が所定の値を超えた場合には、制御部30は入力装置100に指等の検出対象物50が接近したものと判断し、変形駆動部40を駆動し、入力装置100の表面形状が凸状となる変形を開始する。
T1は、入力装置100が凸状に変形している途中の状態を示す。この状態では、本実施の形態における入力装置100に、指等の検出対象物50は接触してはいない。
T2は、入力装置100の凸状の変形が完了した状態を示す。この状態の入力装置100に、指等の検出対象物50が接触すると、不図示の電子機器を操作するための情報の入力操作がなされ、制御部30は変形駆動部40を駆動させ、凸状に変形した入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなる変形を開始する。尚、本実施の形態においては、入力に伴い変形が開始されるものであるため、入力は制御部30に対してなされる、または制御部30に入力結果が送信される。
T3は、凸状に変形している入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるような変形をしている途中の状態を示す。この状態では、入力装置100に接触していた指等の検出対象物50は離れ、入力装置100には指等の検出対象物50が接触してはいない状態となる。
この後、T4に示されるように、本実施の形態における入力装置100が伸びていない状態(第1の表面状態)に戻る。
以上のように、本実施の形態における入力装置においては、図10に示されるような、第1の表面状態→第2の表面状態→第1の表面状態となる一連の工程において、情報の入力を行うことができる。しかしながら、この一例においては、上記の一連の工程で、1つの情報の入力操作しかすることができない。そのため、上記のような一連の工程で、複数の情報の入力操作をすることができれば、操作性が向上し、より迅速な操作が可能となる。
(入力方法)
次に、本実施の形態における入力方法について説明する。本実施の形態における入力方法は、本実施の形態における入力装置を用いて情報の入力を行うものであり、本実施の形態における入力装置が第1の表面状態から第2の表面状態に遷移する間の入力操作と、第2の表面状態から第1の表面状態に遷移する間の入力操作を行うことが可能である。従って、本実施の形態における入力装置が、第1の表面状態→第2の表面状態→第1の表面状態に遷移する間に、2つの異なる情報の入力操作を行うことができる。尚、下記の図11〜図14では、便宜上、静電容量センサ10と伸縮シート20とが一体化されている状態の入力装置100を示している。また、以降、入力装置100の表面形状の変形とは、伸縮シート20が変形されることと同義として記載する。
最初に、第1の表面状態→第2の表面状態に遷移する間になされる入力操作A及び入力操作Bについて説明する。
図11に基づき、第1の表面状態→第2の表面状態に遷移する間になされる入力操作Aについて説明する。この入力操作Aでは、最初に、T10に示されるように、本実施の形態における入力装置100が伸びていないフラットな状態(第1の表面状態)において、入力装置100に指等の検出対象物50を接近させる。これにより、入力装置100に設けられた静電容量センサ10と検出対象物50とが容量結合するため、静電容量センサ10における静電容量の検出値が増加する。この静電容量の検出値が所定の値を超えた場合には、制御部30は入力装置100に指等の検出対象物50が接近したものと判断し、変形駆動部40を駆動し、入力装置100の表面形状が凸状となるような変形を開始する。
T11は、入力装置100が凸状に変形している途中の状態、即ち、遷移状態を示す。入力操作Aでは、入力装置100が凸状に変形するが、指等の検出対象物50は動かさないため、入力装置100より指等の検出対象物50が離れており、入力装置100には指等の検出対象物50は接触していない。ただし、入力装置100が凸状に変形するに従って入力装置100と指等の検出対象物50との間の距離が少しずつ縮んでいく。
T12は、入力装置100の凸状の変形が完了した状態である。この状態において入力装置100に、指等の検出対象物50が接触すると、入力操作Aとして情報の入力がなされる。入力操作Aがなされた後、制御部30は変形駆動部40を駆動させ、凸状に変形した入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなる変形、つまり第2の表面状態から第1の表面状態への遷移を開始する。
次に、図12に基づき、第1の表面状態→第2の表面状態においてなされる入力操作Bについて説明する。この入力操作Bでは、最初に、T10に示されるように、本実施の形態における入力装置100が伸びていないフラットな状態(第1の表面状態)において、入力装置100に指等の検出対象物50を接近させる。これにより、静電容量センサ10と検出対象物50とが容量結合するため、入力装置100の静電容量センサ10における静電容量の検出値が増加する。この静電容量の検出値が所定の値を超えた場合には、制御部30は入力装置100に指等の検出対象物50が接近したものと判断し、変形駆動部40を駆動し、入力装置100の表面形状が凸状となるような変形を開始する。
T11は、入力装置100が凸状に変形している途中の状態、即ち、遷移状態を示す。入力操作Bでは、指等の検出対象物50を入力装置100に向けて動かし、入力装置100が凸状に変形している途中の状態、即ち、第1の表面状態から第2の表面状態に遷移している途中の状態で、入力装置100に、指等の検出対象物50を接触させる。
この後、入力装置100の凸状の部分は、指等の検出対象物50が接触している状態のまま更に高くなり、T12に示すように、入力装置100の凸状の変形が完了した後には、入力装置100より、指等の検出対象物50を一旦離した後、再び接触させる(タップ動作)という入力操作Aとは異なる入力操作を行うことが可能となる。これにより、入力操作Bとして情報の入力がなされる。入力操作Bがなされた後、制御部30は変形駆動部40を駆動させ、凸状に変形した入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなる変形、つまり、第2の表面状態から第1の表面状態への遷移を開始する。
次に、第2の表面状態→第1の表面状態に遷移する間になされる入力操作C及び入力操作Dについて説明する。
図13に基づき、第2の表面状態→第1の表面状態に遷移する間になされる入力操作Cについて説明する。この入力操作Cでは、T13に示されるように、入力装置100の凸状の変形が完了している状態(第2の表面状態)において、入力装置100に接触している指等の検出対象物50が一旦離れ、破線に示される位置に移動した後、再び入力装置100に接触させる(タップ動作)。これにより、制御部30は変形駆動部40を駆動させ、凸状に変形していた入力装置100の凸状の部分が低くなる変形を開始する。
T14は、凸状に変形している入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるような変形をしている途中の状態、即ち、第2の表面状態→第1の表面状態の遷移状態を示す。入力操作Cでは、入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるに従って入力装置100に接触していた指等の検出対象物50は離れ、遷移状態において入力装置100には指等の検出対象物50が接触していない状態となる。
この後、T15に示されるように、指等の検出対象物50は入力装置100から離れたままの状態で、入力装置100が伸びていないフラットな状態(第1の表面状態)に戻る。これにより、入力操作Cとして情報の入力がなされる。
次に、図14に基づき、第2の表面状態→第1の表面状態に遷移する間になされる入力操作Dについて説明する。この入力操作Dでは、T13に示されるように、入力装置100の凸状の変形が完了している状態(第2の表面状態)において、入力装置100に接触している指等の検出対象物50が一旦離れ、破線に示される位置に移動した後、再び入力装置100に接触させる(タップ動作)。これにより、制御部30は変形駆動部40を駆動させ、凸状に変形していた入力装置100の凸状の部分が低くなる変形を開始する。
T14は、凸状に変形している入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるような変形をしている途中の状態、即ち、第2の表面状態→第1の表面状態の遷移状態を示す。入力操作Dでは、入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなっていく際においても、入力装置100に、指等の検出対象物50が接触した状態のまま入力装置100が変形する。
この後、T15に示されるように、入力装置100に指等の検出対象物50が接触している状態のままで、入力装置100が伸びていないフラットな状態(第1の表面状態)に戻る。これにより、入力操作Dとして情報の入力がなされる。
(具体的な入力方法による操作)
次に、本実施の形態における入力方法による操作について、図15に示すフローチャートに基づき説明する。
最初に、ステップ102(S102)に示されるように、本実施の形態における入力装置100に指等の検出対象物50を近づける。そして制御部30が静電容量センサ10における静電容量の検出値があらかじめ定められた閾値を超えた値となったことを認識した際に、変形駆動部40を駆動させることで入力装置100の伸縮シート20の変形が開始する。この状態は、図11及び図12のT10に示される状態である。但し、ステップ102における変形駆動部40の駆動のトリガーは静電容量の検出値ではなく、カメラ等を用いて指の接近を認識するようにしてもよい。
次に、ステップ104(S104)に示されるように、本実施の形態における入力装置100の伸縮シート20が変形駆動部40の駆動によって凸状に変形し、図11のT11の状態、または、図12のT11の状態となり、更に、図11のT12の状態、または、図12のT12の状態となる。
次に、ステップ106(S106)に示されるように、ステップ104において、入力装置100が凸状に変形している間に、入力装置100に検出対象物50である指が触れたタイミングにより、入力操作Aがなされたか、または、入力操作Bがなされたかの判定を行う。本願においては、この判定を指触れ判定と記載し、この判定を得るための処理を第1のアルゴリズムと記載する場合がある。
第1のアルゴリズムでは、T11において、本実施の形態における入力装置100が第1の表面状態→第2の表面状態に変形している間に、検出対象物50である指が入力装置100に触れているか否かにより、入力操作Aまたは入力操作Bのうちいずれが行われたかの判定を行う。具体的には、入力装置100に、検出対象物50である指が触れているか否かの判定は、静電容量の検出値を時間で割った変化量に基づき判定してもよく、T11において、静電容量の検出値が所定の閾値を超えているか否かにより判定してもよい。
図16は、入力操作A及び入力操作Bにおける静電容量の検出値の変化を示す。入力操作Aの場合では、T10及びT11において、指が入力装置100から離れている状態のまま、入力装置100が凸状に変形する。そのため、結果として入力装置100に設けられた静電容量センサ10と指との間の距離が少しずつ縮まることから、静電容量センサ10の静電容量の検出値は低い状態で徐々に増加する。具体的には、静電容量センサ10の変形に基づいて発生する検出値の減少よりも、指と表面10aの距離が縮まることによる検出値の増加の方が変動が大きいため、静電容量センサ10の静電容量の検出値が徐々に増加する。その後、T12となり入力装置100に指が接触した瞬間に急激に増加する。これに対し、入力操作Bの場合では、T10において、指が静電容量センサ10の表面10aに対して近づいていくため、静電容量の検出値は低い状態で徐々に増加し、入力操作Aの静電容量の検出値よりも大きく変動する。この後、T11となり入力装置100に指が接触した瞬間に急激に増加し、その後は静電容量センサ10が徐々に凸状に変形するため、静電容量の検出値は徐々に減少する。T12において、静電容量の検出値は、入力装置100より指等が一旦離れると急激に減少するが、再び、接触させると急激に増加する。
ステップ106において、入力操作Aがなされたものと判定がされた場合には、ステップ108(S108)に移行して、例えばアプリケーションAを選択する操作がなされる。また、ステップ106において、入力操作Bがなされたものとの判定がなされた場合には、ステップ110(S110)に移行して、例えばアプリケーションBを選択する操作がなされる。尚、アプリケーションがすでに選ばれているような状況においては、アプリケーションの機能を操作する操作A、Bが行われる。
次に、ステップ112(S112)において、本実施の形態における入力装置100の凸状の部分をタップ動作したことを制御部30が認識した際に、制御部30は変形駆動部40を駆動させることで凸状に変形している伸縮シート20の凸状の部分の高さが徐々に低くなるような変形をさせる。この状態は、図13のT13〜T15の状態、または、図14のT13〜T15の状態である。
次に、ステップ114(S114)に示されるように、ステップ112において、入力装置100が変形駆動部40の駆動によって凸状の部分の高さが徐々に低くなるように変形している間に、入力装置100に検出対象物50である指が触れているか否かにより、入力操作Cがなされたか、または、入力操作Dがなされたかの判定を行う。本願においては、この判定を指離れ判定と記載し、この判定を得るための処理を第2のアルゴリズムと記載する場合がある。
第2のアルゴリズムでは、T14において、本実施の形態における入力装置100が第2の表面状態→第1の表面状態に変形している間に、検出対象物50である指が入力装置100に触れているか否かにより入力操作Cまたは入力操作Dのうちいずれが行われたかの判定を行う。具体的には、入力装置100に、検出対象物50である指が触れているか否かの判定は、静電容量の検出値を時間で割った変化量に基づき判定してもよく、T14において、静電容量の検出値が所定の閾値を超えているか否かにより判定してもよい。
図17は、入力操作C及び入力操作Dにおける静電容量の検出値の変化を示す。入力操作Cの場合では、T14〜T15の間では、指が入力装置100から離れている状態のまま入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるように変形する。そのため、結果として入力装置100に設けられた静電容量センサ10と指との間の距離が少しずつ離れることから、静電容量センサ10の静電容量の検出値は上昇することなく徐々に減少する。具体的には、静電容量センサ10の変形に基づいて発生する検出値の増加よりも、指と表面10aの距離が広がることによる検出値の減少の方が変動が大きいため、静電容量センサ10の静電容量の検出値が徐々に減少する。
これに対し、入力操作Dの場合では、T14では、指が接触している状態のまま入力装置100の凸状の部分の高さが徐々に低くなるように変形するため、静電容量センサ10の凸状の変形に基づいてマイナス方向に変化していた静電容量の検出値が徐々に増加し、T15になり指が離れた瞬間に急激に減少する。尚、図17では、T13においてタップ動作がなされた場合の静電容量の検出値の変化を示す。
ステップ114において、入力操作Cがなされたものとの判定がなされた場合には、ステップ116(S116)に移行して、例えば選択されているアプリケーションの操作Cを選択する操作がなされる。また、ステップ114において、入力操作Dがなされたものとの判定がなされた場合には、ステップ118(S118)に移行して、例えば選択されているアプリケーションの操作Dを選択する操作がなされる。
本実施の形態においては、第1の表面状態→第2の表面状態→第1の表面状態となる一連の工程を経る際に、それぞれ2種類の異なる情報の入力が可能である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
10 静電容量センサ
20 伸縮シート
20a 表面
20b 裏面
30 制御部
40 変形駆動部
50 検出対象物
100 入力装置

Claims (6)

  1. 可撓性を有するシートと、
    前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、
    前記シートに設けられた静電容量センサと、
    前記静電容量センサの静電容量を検出し、検出された静電容量の検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第2の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値と、前記第1の表面状態から前記第2の表面状態、または、前記第2の表面状態から前記第1の表面状態に遷移する遷移状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出することを特徴とする入力装置。
  2. 前記制御部は、前記遷移状態において前記静電容量センサに検出対象物が接触しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 可撓性を有するシートと、
    前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、
    前記シートの表面に設けられたセンサと、
    前記センサにより検出された検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記センサにより検出された検出値に基づき前記第1の表面状態から前記第2の表面状態、または、前記第2の表面状態から前記第1の表面状態に遷移する遷移状態において、検出対象物が接触しているか否かを判断することを特徴とする入力装置。
  4. 可撓性を有するシートと、
    前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、
    前記シートの表面に設けられたセンサと、
    前記センサにより検出された検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記センサにより検出された検出値に基づき
    前記第1の表面状態、または、前記第2の表面状態において、検出対象物の近接、または、接触の有無を判断することを特徴とする入力装置。
  5. 可撓性を有するシートと、前記シートの表面を第1の表面状態から第2の表面状態に変形させる前記シートの裏面側に設けられた変形駆動部と、前記シートの表面に設けられた静電容量センサと、前記静電容量センサの静電容量を検出し、検出された静電容量の検出値に基づき前記変形駆動部の動きを制御する制御部と、を有する入力装置の入力方法において、
    前記制御部が、前記第1の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出する工程と、
    前記制御部が、前記第1の表面状態から前記第2の表面状態、または、前記第2の表面状態から前記第1の表面状態に遷移する遷移状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出する工程と、
    前記制御部が、前記第2の表面状態における前記静電容量センサの静電容量の検出値を検出する工程と、
    を有することを特徴とする入力方法。
  6. 前記制御部は、前記遷移状態において前記静電容量センサに検出対象物が接触しているか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の入力方法。
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