JP2021094698A - 造形データ作成装置および造形データ作成プログラム - Google Patents
造形データ作成装置および造形データ作成プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021094698A JP2021094698A JP2019225031A JP2019225031A JP2021094698A JP 2021094698 A JP2021094698 A JP 2021094698A JP 2019225031 A JP2019225031 A JP 2019225031A JP 2019225031 A JP2019225031 A JP 2019225031A JP 2021094698 A JP2021094698 A JP 2021094698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amount
- deformation
- support
- modeled object
- shape data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】サポート構造物の適切な配置を実現する。【解決手段】造形データ作成装置は、積層造形物として製作する造形物本体の形状を表す構造物形状データを入力する構造物形状データ入力手段と、構造物形状データを、一定の間隔で切断して、複数の層からなる構造物形状データを生成する形状データスライス手段と、形状データスライス手段により生成された構造物形状データから、各層間の寸法変化量を算出する変化量算出手段と、各層間の寸法変化量から、造形物本体の層毎の面外変形量を演算する変形演算手段と、層毎の面外変形量に基づき、造形物本体に設置するサポート構造物を選択するサポート選択手段と、選択されたサポート構造物の形状を表すデータと造形物本体の形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物を前記造形物本体に配置するデータ処理を行うサポート配置手段と、処理された結果を出力するサポートデータ出力手段とを具備する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、造形データ作成装置および造形データ作成プログラムに関する。
例えばパウダーベッドタイプの金属の三次元積層造形においては、造形物は造形ステージに敷かれた粉末の溶融凝固によって形成される。そのため、造形物は金属の溶融流動や熱ひずみの影響を受け、狙いの形状からのズレ、すなわち、変形が生じる。この変形は、造形後の品質に影響を及ぼすだけでなく、造形中のプロセス安定性にも影響を及ぼす。造形中に生じる面外変形は、造形物と装置の粉末レーキとの干渉の原因になりうるからである。そのため、変形を抑制するために、造形物にはサポート構造物が配置され、その配置方法が模索されている。
サポート構造物の配置は、ユーザが定義するクライテリアを基に決められている。ここで主に設定されるクライテリアは、造形物のオーバーハング量(造形中に新たに生成される層が既造形部からはみ出す量)や角度(造形中のベースプレートに対する角度)に対するクライテリアである。これは、造形物の面外変形量とオーバーハング量および角度との間に相関があるためである。
しかしながら、造形物の面外変形量は、材料や造形プロセス(ビームやビームシーケンスなど)の条件、1層あたりの積層厚さなどの影響も受けるため、クライテリアを精度良く決めることができず、サポート構造物の量が膨大になる、という問題がある。クライテリアの設定が保守的な場合、サポート構造物の量は過大なものとなり、後工程であるサポート構造物の除去加工の工数が膨大になってしまう。
発明が解決しようとする課題は、サポート構造物の適切な配置を実現する造形データ作成装置および造形データ作成プログラムを提供することにある。
実施形態の造形データ作成装置は、積層造形物として製作する造形物本体の形状を表す構造物形状データを入力する構造物形状データ入力手段と、前記構造物形状データ入力手段により入力された構造物形状データを、一定の間隔で切断して、複数の層からなる構造物形状データを生成する形状データスライス手段と、前記形状データスライス手段により生成された複数の層からなる構造物形状データから、各層間の寸法変化量を算出する変化量算出手段と、前記変化量算出手段により算出された各層間の寸法変化量から、前記造形物本体の層毎の面外変形量を演算する変形演算手段と、前記変形演算手段により演算された層毎の面外変形量に基づき、前記造形物本体に設置するサポート構造物を選択するサポート選択手段と、前記サポート選択手段により選択されたサポート構造物の形状を表すデータと前記造形物本体の形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物を前記造形物本体に配置するデータ処理を行うサポート配置手段と、前記サポート配置手段により処理された結果を出力するサポートデータ出力手段とを具備する。
本発明によれば、サポート構造物の適切な配置を実現することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る造形データ作成装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示される造形データ作成装置1は、例えばコンピュータを用いて実現される。当該コンピュータには、各種の機能を実現させるためのプログラム(造形データ作成プログラム)が所定の記録媒体に記録され、そのプログラムが所定のプロセッサにより実行されるようになっている。
図1に示される造形データ作成装置1は、金属等の三次元積層造形により構造物を造形するために使用されるものであり、各種の情報を入力する入力装置11や各種の情報を出力するディスプレイなどの出力装置12を備えるほか、構造物形状データ入力部2、形状データスライス部3、変化量算出部4、変形演算部5、サポート選択部6、サポート配置部7、サポートデータ出力部8等の各種の機能を備える。変化量算出部4は、法線ベクトル演算部41およびスカラー量演算部42を含む。変形演算部5は、面外変形量演算部51および変形データベース52を含む。サポート選択部6は、サポート形状導出部61および許容変形入力部62を含む。上述した各種の機能は、コンピュータに実現させるためのプログラムとして構成される。
構造物形状データ入力部2は、積層造形物として製作する造形物本体の形状を表す構造物形状データを入力装置11から入力する機能である。
図2に、構造物形状データ入力部2が入力する構造物形状データの例を示す。構造物形状データは、3D−CADデータなどの3次元情報を含む。図2に示されるように、構造物形状データは、x軸,y軸,z軸の3軸からなる3次元の座標系上にて表現される造形物本体Bの3次元情報を含む。x軸およびy軸は水平面を示し、z軸は高さ方向を示す。造形物本体Bは、表面が水平なベースプレート上にて造形される。
形状データスライス部3は、構造物形状データ入力部2により入力された構造物形状データを、一定の間隔で切断(スライス)して、複数の層からなる構造物形状データを生成する機能である。
図3に、形状データスライス部3が生成する複数の層からなる構造物形状データの例を示す。図3に示されるように、造形物本体Bは、高さ方向へ複数の層L(1), L(2), …を成す形となるように切断される。造形物本体Bの切断面は、ベースプレートと平行な面であり、造形方向(ビーム入射方向)と直交する。スライス(切断)のピッチは、1層あたりの造形高さを基本とするが、これに限られるものではない。
変化量算出部4は、形状データスライス部3により生成された複数の層からなる構造物形状データから、各層間の寸法変化量(もしくは面積変化量)を算出する機能である。法線ベクトル演算部41は、形状データスライス部3により生成された複数の層からなる構造物形状データに含まれる連続する2層を同一面上にて重ね合わせ、当該2層のうちの下層の側面から垂直に上層の側面まで延びる法線ベクトル群を求める機能である。スカラー量演算部42は、法線ベクトル演算部41により求められた法線ベクトル群のそれぞれのスカラー量を求める機能である。
各層間の寸法変化量を算出する処理は、例えば、前述した図3に示される複数の層L(1), L(2), …のうち、一番下に位置する層L(1)とその上に位置する層L(2)との寸法変化量の算出を最初に行い、その次に、層L(2)と層L(3)との寸法変化量の算出を行い、その次に、層L(3)と層L(4)との寸法変化量の算出を行い、・・・といった処理を順次行う。
図4に、変化量算出部4が各層間の寸法変化量を算出する処理の例を模式的に示す。
ここでは、一番下から「n番目」の層L(n)と「n+1番目」の層L(n+1)との間の寸法変化量を算出対象である場合を考える。変化量算出部4は、最初に、3次元座標系上に表現される複数の層からなる構造物形状データのうち、対象の2層、すなわち、層L(n)と層L(n+1)とを、同一の水平面上にて重ね合わせる。そして、2層のうちの層L(n)の側面から垂直にL(n+1)の側面まで延びる法線ベクトル群(層L(n)の側面に対して法線を成し且つ水平に延びるベクトル群)を演算する。最後に、当該ベクトル群のスカラー量、すなわち、同一水平面上での層L(n)の側面からL(n+1)の側面までの距離(法線ベクトル群dの長さ)を求め、これを層L(n)−層L(n+1)間の寸法変化量とする。この変化量算出は、全層について行われる。
なお、本例のように法線ベクトルを用いる方法は一例であり、これに限られるものではない。各層間の寸法変化量が計算できるのであれば、法線ベクトルを用いない別の方法を採用してもよい。
変形演算部5は、変化量算出部4により算出された各層間の寸法変化量から、造形物本体Bの層毎の面外変形量を演算する機能である。面外変形量演算部51は、変形データベース52に記憶される造形物本体Bの単位長さあたりの面外変形量を用いて、変化量算出部4により算出された各層間の寸法変化量から、造形物本体Bの層毎の面外変形量を演算する機能である。変形データベース52は、造形物本体Bの単位長さあたりの面外変形量を予め記憶したデータベースである。
このデータベースの情報には、実験的または解析的に構築したモデルが含まれていてもよい。モデルの一例を図5及び図6に示す。図5に示されるL字型のモデルMは、x軸,y軸,z軸の3軸からなる3次元座標系上に表現され、ベース部とオーバーハング部とから構成される。図6は、図5に示されるL字型の構築モデルMを平面状に展開した平面図を表している。オーバーハング部の幅(W)は例えば10mm、長さ(L)は例えば10mm、厚さ(t)は例えば50〜150μm(造形1層分の厚さ)を基準とするが、この例に限られるものではない。
面外変形量の演算では、図5に示されるL字型の構築モデルMのオーバーハング部の下にサポート構造物は設置されていない状態(サポート構造物がない状態)でのオーバーハング部のz方向の面外変形量(あるいは曲率)が評価される。
実験で評価する場合は、実際の造形条件を用いて、構築モデルをベースプレート上に造形した上で、オーバーハング部の面外変形量が評価される。解析で評価する場合は、熱弾塑性解析により、実際の材料特性および入熱特性を模擬した評価が行われる。その際、オーバーハング部におけるビーム走査方向は長手方向(x方向)とすることが望ましい。これらの検討により、例えば曲率から造形1層分に発生する面外変形量が求められ、面外変形量と長さ(L)との関係が得られる。具体的には、図7に示されるように、例えば「z方向の面外変形量δ」と「法線ベクトル群dの長さ」との関係が得られる。このような関係を示す情報に基づき、造形物本体Bの層毎の面外変形量が求められる。
サポート選択部6は、変形演算部5により演算された層毎の面外変形量に基づき、造形物本体Bに設置するサポート構造物を選択する機能である。サポート形状導出部61は、許容変形入力部62により入力される造形物本体Bの許容変形量と、変形演算部5により演算された層毎の面外変形量とに基づき、造形物本体Bの変形を許容内に収めるサポート構造物の形状(サポート構造物の種類)を導出する機能である。許容変形入力部62は、造形物本体Bの許容変形量を入力する機能である。許容変形量は、例えば粉末レーキと造形物との干渉を防ぐために粉末レーキと造形物表面との空隙に応じた値とするが、この例に限られるものではない。
サポート構造物の選択に際しては、最初に、造形物本体Bのうちの許容変形量を超える部分が特定される。そして、その部分を支持するサポート構造物の形状が決定される。サポート構造物の形状の導出は、許容変形入力部62により入力される造形物本体Bの許容変形量を下回るように行われる。サポート構造物の形状は、ピン状、ラティス状、シェル状など任意の形状タイプから選択することができる。
サポート構造物の選択の検討は、実験的または解析的に行うことができる。例えば、上述した図5及び図6のモデルを基礎とし、オーバーハング部の下部に任意のサポート構造物が配置される。そして、変形演算部5と同様に、その際の変形量が、実際の造形試験または熱弾塑性解析によって評価され、変形が許容内に収まるサポート構造物の形状が導出される。
図8に、造形物本体Bの変形を許容内に収めるサポート構造物の形状を導出する方法の一例を模式的に示す。変形が許容内に収まるサポート構造物の形状の導出は、例えば、前述の図7に示した「z方向の面外変形量δ」と「法線ベクトル群dの長さ」との関係および予め定めた許容変形量δxを用いて行われる。
サポート構造物の形状の候補として、最初に例えばラティス状のサポート構造物Saが挙げられた場合を考える。このサポート構造物Saは、前述したモデルMにおいては、図9に示されるようにオーバーハング部をラティス状のサポート構造物が支持するものとなる。
図8に示されるように、ラティス状のサポート構造物Saを用いた場合に、該当する破線に示されるように面外変形量δが小さくなる部分があるものの、変形が許容変形量δx未満にならない旨の評価結果が得られたものとする。その場合、ラティス状のサポート構造物Saは候補から除かれる。
次に、サポート構造物の形状の候補として、例えばピン状のサポート構造物Sbが挙げられた場合を考える。このサポート構造物Sbは、前述したモデルMにおいては、図10に示されるようにオーバーハング部をピン状のサポート構造物が支持するものとなる。
図8に示されるように、ピン状のサポート構造物Sbを用いた場合に、該当する破線に示されるように面外変形量δが小さくなる部分があり、変形が許容変形量δx未満になる旨の評価結果が得られたものとする。その場合、このピン状のサポート構造物Sbが、造形物本体Bの変形を許容内に収めるサポート構造物として選択される。
前述した通り、サポート構造物の選択に際しては、最初に、造形物本体Bのうちの許容変形量を超える部分が特定される。具体的には、図11に示されるように、例えば3次元座標系上に表現された造形物本体Bに対し、当該造形物本体Bの側面のうちの許容変形量を超える部分Rのマッピングが行われる。そして、その部分Rを支持するサポート構造物として、例えば上述したように変形を許容変形量δx未満にするものが適用される。
サポート配置部7は、サポート選択部6により選択されたサポート構造物の形状を表すデータと造形物本体Bの形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物を造形物本体Bに配置するデータ処理を行う機能である。配置されるサポート構造物としては、造形物本体Bとベースプレートとを接続するものだけでなく、造形物本体Bのある部分と別の部分とを結ぶものがあってもよい。
図12に、サポート構造物を造形物本体Bに配置する方法の一例を示す。図12に示されるように、例えば3次元座標系上に表現された造形物本体Bに対し、サポート選択部6により選択されたサポート構造物Sが配置される。その場合、サポート選択部6において特定された部分Rがサポート構造物Sに支持されるように配置する。
サポートデータ出力部8は、サポート配置部7によりデータ処理された結果を出力装置12に出力する機能である。例えば、3次元座標系上に表現された造形物本体Bおよびサポート構造物Sを含む構造物形状データなどがCADデータとして表示装置に表示出力される。
次に、図13のフローチャートを参照して、造形データ作成装置1の動作の一例を説明する。
最初に、構造物形状データ入力部2は、積層造形物として製作する造形物本体Bの形状を表す構造物形状データを入力装置11から入力する(ステップS1)。
次に、形状データスライス部3は、構造物形状データ入力部2により入力された構造物形状データを、一定の間隔で切断(スライス)して、複数の層からなる構造物形状データを生成する(ステップS2)。
次に、変化量算出部4は、形状データスライス部3により生成された複数の層からなる構造物形状データから、各層間の寸法変化量(もしくは面積変化量)を算出する。具体的には、最初に、法線ベクトル演算部41が、形状データスライス部3により生成された複数の層からなる構造物形状データに含まれる連続する2層を同一面上にて重ね合わせ、当該2層のうちの下層の側面から垂直に上層の側面まで延びる法線ベクトル群を求める(ステップS3)。そして、スカラー量演算部42が、法線ベクトル演算部41により求められた法線ベクトル群のそれぞれのスカラー量を求める(ステップS4)。
次に、変形演算部5は、変化量算出部4により算出された各層間の寸法変化量から、造形物本体Bの層毎の面外変形量を演算する。具体的には、面外変形量演算部51が、変形データベース52に記憶される造形物本体Bの単位長さあたりの面外変形量を用いて、変化量算出部4により算出された各層間の寸法変化量から、造形物本体Bの層毎の面外変形量を演算する(ステップS5)。
次に、サポート選択部6は、変形演算部5により演算された層毎の面外変形量に基づき、造形物本体Bに設置するサポート構造物Sを選択する。具体的には、サポート形状導出部61が、許容変形入力部62により入力される造形物本体Bの許容変形量と、変形演算部5により演算された層毎の面外変形量とに基づき、造形物本体Bの変形を許容内に収めるサポート構造物Sの形状(サポート構造物Sの種類)を導出する(ステップS6)。
次に、サポート配置部7は、サポート選択部6により選択されたサポート構造物Sの形状を表すデータと造形物本体Bの形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物Sを造形物本体Bに配置するデータ処理を行う(ステップS7)。
最後に、サポートデータ出力部8は、サポート配置部7によりデータ処理された結果を出力装置12に出力する(ステップS8)。
この実施形態によれば、造形物本体の層毎の面外変形量を演算した上で、造形物本体の変形を許容内に収めるサポート構造物の形状(サポート構造物の種類)を適切に導出することができるため、従来のようにサポート構造物の量が膨大になったり、サポート構造物の除去加工の工数が膨大になったりすることがなく、サポート配置を効率的に行うことができる。
以上詳述したように、実施形態によれば、サポート構造物の適切な配置を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…造形データ作成装置、2…構造物形状データ入力部、3…形状データスライス部、4…変化量算出部、5…変形演算部、6…サポート選択部、7…サポート配置部、8…サポートデータ出力部、11…入力装置、12…出力装置、41…法線ベクトル演算部、42…スカラー量演算部、51…面外変形量演算部、52…変形データベース、61…サポート形状導出部、62…許容変形入力部。
Claims (8)
- 積層造形物として製作する造形物本体の形状を表す構造物形状データを入力する構造物形状データ入力手段と、
前記構造物形状データ入力手段により入力された構造物形状データを、一定の間隔で切断して、複数の層からなる構造物形状データを生成する形状データスライス手段と、
前記形状データスライス手段により生成された複数の層からなる構造物形状データから、各層間の寸法変化量を算出する変化量算出手段と、
前記変化量算出手段により算出された各層間の寸法変化量から、前記造形物本体の層毎の面外変形量を演算する変形演算手段と、
前記変形演算手段により演算された層毎の面外変形量に基づき、前記造形物本体に設置するサポート構造物を選択するサポート選択手段と、
前記サポート選択手段により選択されたサポート構造物の形状を表すデータと前記造形物本体の形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物を前記造形物本体に配置するデータ処理を行うサポート配置手段と、
前記サポート配置手段により処理された結果を出力するサポートデータ出力手段と
を具備する、造形データ作成装置。 - 前記変化量算出手段は、
前記形状データスライス手段により生成された複数の層からなる構造物形状データに含まれる連続する2層を同一面上にて重ね合わせ、当該2層のうちの下層の側面から垂直に上層の側面まで延びる法線ベクトル群を求める法線ベクトル演算手段と、
前記法線ベクトル演算手段により求められた法線ベクトル群のそれぞれのスカラー量を求めるスカラー量演算手段と
を含む、請求項1に記載の造形データ作成装置。 - 前記変形演算手段は、
前記造形物本体の単位長さあたりの面外変形量を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される前記造形物本体の単位長さあたりの面外変形量を用いて、前記変化量算出手段により算出された各層間の寸法変化量から、前記造形物本体の層毎の面外変形量を演算する面外変形量演算手段と
を含む、請求項1又は2に記載の造形データ作成装置。 - 前記サポート選択手段は、
前記造形物本体の許容変形量を入力する許容変形入力手段と、
前記許容変形入力手段により入力される前記造形物本体の許容変形量と、前記変形演算手段により演算された層毎の面外変形量とに基づき、前記造形物本体の変形を許容内に収めるサポート構造物の形状を導出するサポート形状導出手段と、
を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の造形データ作成装置。 - コンピュータに、
積層造形物として製作する造形物本体の形状を表す構造物形状データを入力する構造物形状データ入力機能と、
前記構造物形状データ入力機能により入力された構造物形状データを、一定の間隔で切断して、複数の層からなる構造物形状データを生成する形状データスライス機能と、
前記形状データスライス機能により生成された複数の層からなる構造物形状データから、各層間の寸法変化量を算出する変化量算出機能と、
前記変化量算出機能により算出された各層間の寸法変化量から、前記造形物本体の層毎の面外変形量を演算する変形演算機能と、
前記変形演算機能により演算された層毎の面外変形量に基づき、前記造形物本体に設置するサポート構造物を選択するサポート選択機能と、
前記サポート選択機能により選択されたサポート構造物の形状を表すデータと前記造形物本体の形状を表す構造物形状データとを用いて、当該サポート構造物を前記造形物本体に配置するデータ処理を行うサポート配置機能と、
前記サポート配置機能により処理された結果を出力するサポートデータ出力機能と
を実現させるための造形データ作成プログラム。 - 前記変化量算出機能は、
前記形状データスライス機能により生成された複数の層からなる構造物形状データに含まれる連続する2層を同一面上にて重ね合わせ、当該2層のうちの下層の側面から垂直に上層の側面まで延びる法線ベクトル群を求める法線ベクトル演算機能と、
前記法線ベクトル演算機能により求められた法線ベクトル群のそれぞれのスカラー量を求めるスカラー量演算機能と
を含む、請求項5に記載の造形データ作成プログラム。 - 前記変形演算機能は、
前記造形物本体の単位長さあたりの面外変形量を記憶する記憶機能と、
前記記憶機能に記憶される前記造形物本体の単位長さあたりの面外変形量を用いて、前記変化量算出機能により算出された各層間の寸法変化量から、前記造形物本体の層毎の面外変形量を演算する面外変形量演算機能と
を含む、請求項5又は6に記載の造形データ作成プログラム。 - 前記サポート選択機能は、
前記造形物本体の許容変形量を入力する許容変形入力機能と、
前記許容変形入力機能により入力される前記造形物本体の許容変形量と、前記変形演算機能により演算された層毎の面外変形量とに基づき、前記造形物本体の変形を許容内に収めるサポート構造物の形状を導出するサポート形状導出機能と、
を含む、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の造形データ作成プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019225031A JP2021094698A (ja) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | 造形データ作成装置および造形データ作成プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019225031A JP2021094698A (ja) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | 造形データ作成装置および造形データ作成プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021094698A true JP2021094698A (ja) | 2021-06-24 |
Family
ID=76430113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019225031A Pending JP2021094698A (ja) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | 造形データ作成装置および造形データ作成プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021094698A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7150121B1 (ja) * | 2021-10-25 | 2022-10-07 | 株式会社ソディック | 造形プログラムの作成方法、積層造形方法および積層造形装置 |
JP7516231B2 (ja) | 2020-12-07 | 2024-07-16 | 株式会社東芝 | 積層造形装置、積層造形方法、およびプログラム |
-
2019
- 2019-12-13 JP JP2019225031A patent/JP2021094698A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7516231B2 (ja) | 2020-12-07 | 2024-07-16 | 株式会社東芝 | 積層造形装置、積層造形方法、およびプログラム |
JP7150121B1 (ja) * | 2021-10-25 | 2022-10-07 | 株式会社ソディック | 造形プログラムの作成方法、積層造形方法および積層造形装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Mhapsekar et al. | Additive manufacturing constraints in topology optimization for improved manufacturability | |
Byun et al. | Determination of the optimal build direction for different rapid prototyping processes using multi-criterion decision making | |
CN107073818B (zh) | 多层选择性激光烧结和熔化增材制造过程的计算机辅助模拟 | |
Foteinopoulos et al. | Development of a simulation approach for laser powder bed fusion based on scanning strategy selection | |
CN114818401A (zh) | 机器学习模型的训练方法、训练装置、评价系统 | |
JP2021094698A (ja) | 造形データ作成装置および造形データ作成プログラム | |
JP2011159213A (ja) | 溶接変形解析方法 | |
Joshi et al. | Geometric complexity based process selection for hybrid manufacturing | |
JP2020001302A (ja) | 造形予測システム、造形予測表示システム、情報処理装置およびプログラム | |
JP4602844B2 (ja) | 変位情報測定システム及び方法並びにプログラム | |
WO2015182654A1 (ja) | 干渉チェックシステム | |
JP6878085B2 (ja) | 解析用メッシュ生成方法、プログラム、記憶媒体、および解析用メッシュ生成装置 | |
JP5343052B2 (ja) | 構造物解析方法、プログラムおよび解析装置 | |
JP2007102595A (ja) | 解析メッシュ生成装置 | |
JP2017156251A (ja) | 地形変化点抽出システム、及び地形変化点抽出方法 | |
CN110705158B (zh) | 激光选区熔化气液固三相行为的预测方法、装置和设备 | |
JP2014513361A (ja) | 打ち抜き穴のグループを特定するコンピュータ実施の方法 | |
US20240095423A1 (en) | System and method for generating a panel infill geometry of a sandwich panel | |
JP7246636B2 (ja) | 情報処理装置、粒子シミュレータシステム、及び粒子シミュレータ方法 | |
JP6280425B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理システム、3次元計測器、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
JP4278610B2 (ja) | 数値解析支援装置,数値解析支援方法,数値解析支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 | |
JP2007222886A (ja) | 鋳造方案評価装置および鋳造方案評価方法 | |
KR20170091445A (ko) | 해양플랜트 배관재 간섭 체크 및 설치 순서 확인 시스템 그리고, 이를 이용한 배관재 간섭 체크 및 설치순서 확인 방법 | |
JP7456837B2 (ja) | 設計支援装置 | |
JP5320151B2 (ja) | ワークモデル作成方法 |