JP2021093091A - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オブジェクトを編集する場合のユーザの利便性を向上させる。【解決手段】情報処理装置は、表示部に表示されているオブジェクトに対し、編集対象となる選択範囲の設定を受け付ける選択手段と、前記選択範囲を構成する構成オブジェクトの少なくとも一部に対して第1のユーザ入力が行われた場合、前記構成オブジェクトの少なくとも一部を含む領域の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する第1表示手段と、前記拡大表示領域において前記構成オブジェクトの移動可能な方向を示す方向オブジェクトを表示する第2表示手段と、前記拡大表示領域の表示が行われている際に、前記選択範囲を構成する前記構成オブジェクトの少なくとも一部に対して行われる第2のユーザ入力に応じて前記選択範囲を前記移動可能な方向に調整する調整手段とを有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。
従来、電子文書の閲覧や編集を行う際に、全体のレイアウトを維持したまま、部分的に倍率を変更し表示する技術が提案されている(特許文献1等参照)。特許文献1では、テキストに対するユーザ操作に応じてテキストの一部分の倍率を変更しつつ、テキストカーソルの位置を変更することを可能にしている。
特開2015−230732号公報
近年、画面に表示されたオブジェクトの選択操作のさらなる向上が求められている。
そこで、本願発明は、画面に表示されたオブジェクトの選択操作において、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、表示部に表示されているオブジェクトに対し、編集対象となる選択範囲の設定を受け付ける選択手段と、
前記選択範囲を構成する構成オブジェクトの少なくとも一部に対して第1のユーザ入力が行われた場合、前記構成オブジェクトの少なくとも一部を含む領域の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する第1表示手段と、前記拡大表示領域において前記構成オブジェクトの移動可能な方向を示す方向オブジェクトを表示する第2表示手段と、前記拡大表示領域の表示が行われている際に、前記選択範囲を構成する前記構成オブジェクトの少なくとも一部に対して行われる第2のユーザ入力に応じて前記選択範囲を前記移動可能な方向に調整する調整手段と
を有する。
本願発明により、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る情報処理装置の編集画面の例を示す図。 第1の実施形態に係る部分拡大表示と選択範囲の調整を説明するための図。 第1の実施形態に係る部分拡大解除と選択範囲の解除を説明するための図。 第1の実施形態に係る部分拡大表示の判定処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る情報処理装置の編集画面の例を示す図。 第2の実施形態に係る選択ツール使用時の編集画面の例を示す図。 第2の実施形態に係る拡大表示切り替えツール使用時の編集画面の例を示す図。 第2の実施形態に係る部分拡大表示の判定処理のフローチャート。 第3の実施形態に係る情報処理装置の編集画面の例を示す図。 第3の実施形態に係る拡大編集ツール使用時の編集画面の例を示す図。 第3の実施形態に係る拡大領域サイズと拡大倍率の判定処理のフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
[ハードウェア構成]
本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の例について、図1を参照して説明する。情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、および記憶装置104を有する。更に、情報処理装置100は、操作入力部105、入力I/F(インタフェース)106、VRAM(Video RAM)107、表示部108、ネットワークI/F109、及びシステムバス111を有する。情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、モバイル端末、携帯電話、タブレット端末などが該当するが、特に限定するものではない。
CPU101は、情報処理装置100全体の制御を行う。RAM102は、揮発性の記憶領域であり、例えば、情報処理装置100が処理の過程において必要なプログラムやデータを一時的に記憶するワークメモリとして機能する。ROM103は、不揮発性の記憶領域であり、書き換えられることのないプログラムを格納する。記憶装置104はOS(Operating System)、アプリケーションプログラム群、その他各種のデータを記憶する。操作入力部105は、ユーザがデータを入力するデバイス、例えばマウス、キーボード、ペンタブレットやタッチパネルなどの操作を受け付け、その操作に関する情報を入力I/F106に送信する。
VRAM107は、表示部108に表示するデータを記憶し、VRAM107に記憶されたデータは所定の規定に従い表示部108に転送され、これにより表示部108は画像を表示する。ネットワークI/F109は、インターネットなどの通信回線110に接続する。通信回線110は、有線/無線は問わず、複数の通信規格を組み合わせて利用されてよい。システムバス111は、情報処理装置100が備える各部位を通信可能に接続する。本実施形態に係るプログラムは、記憶装置104に記録されており、必要に応じてRAM102にロードされ、CPU101によって実行される。上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイルや各種情報テーブル等も記憶装置104に格納されている。
[編集画面]
本実施形態に係る情報処理装置100における描画アプリケーションの編集画面の構成例について、図2を参照して説明する。本実施形態では、描画アプリケーションのプログラムが情報処理装置100にて起動、実行されることで、図2の編集画面が提供される。なお、描画アプリケーションにて提供される編集機能や、編集可能なオブジェクトや文書画像の種類は特に限定するものではなく、画像の編集が可能なものであれば、本実施形態は適用可能である。
図2において、キャンバスウィンドウ200は、閉じるボタン201、最小化ボタン202とキャンバス203を有する。キャンバス203にはユーザが編集する画像が表示される。閉じるボタン201が押されると、キャンバスウィンドウ200が閉じる。最小化ボタン202が押されるとキャンバスウィンドウ200が最小化する。ここでの最小化とは、例えば、画面上からウィンドウを隠したりする場合などが相当する。
ツールパレット210は、画像の編集に関する各機能を提供するツールを選択するための画面である。選択ツール211は、キャンバス203において選択範囲を設定する。以下、選択ツール211を用いてキャンバス203にて画像の編集対象の領域として選択された範囲を「選択範囲」と称する。鉛筆ツール212は、ペンタブレットやマウスなどを操作することによるユーザからの入力に応じて、キャンバス203に描画色選択ツール221で設定されている色の線を描画する。塗りつぶしツール213は、ユーザの入力のあった座標からキャンバス203内のピクセルデータを取得し、取得したピクセルデータと、それに連なるRGB値が同じピクセルデータを、描画色選択ツール221で設定されている色に置き換える。スポイトツール214は、ユーザの入力のあった座標からキャンバス203内のピクセルデータを取得し、描画色選択ツール221と背景色選択ツール222のうち選択状態になっているもの対して、取得したピクセルデータの色を設定する。
切り取りツール215は、選択ツール211により設定されている選択範囲を切り取る。切り取りツール215は、選択ツール211により選択範囲が設定されている場合のみアクティブになり、選択範囲が設定されていない場合は使用できない。切り取りツール215により切り取られたデータはクリップボードに格納され、キャンバス203の切り取られた範囲は背景色選択ツール222で設定されている色に置き換えられる。コピーツール219は、選択ツール211により設定されている選択範囲をクリップボードに格納する。コピーツール219は、選択ツール211により選択範囲が設定されている場合のみアクティブになり、選択範囲が設定されていない場合は使用できない。貼り付けツール220は、クリップボードに格納されている画像データをキャンバス203に貼り付ける。
消しゴムツール216は、キャンバス203のうち、ユーザの入力のあった箇所を背景色選択ツール222で設定されている色に置き換える。筆ツール217はユーザの入力に応じて、予め設定しておいたブラシで、キャンバス203に描画色選択ツール221で設定されている色の線を描画する。ユーザの入力がペンタブレットによる入力の場合は、検知した筆圧により描画される線の太さが変更される。エアブラシツール218は、ユーザの入力に応じて、キャンバス203に描画色選択ツール221で設定されている色の点を描画する。ユーザの入力がペンタブレットの場合は、検出した筆圧により描画される点の数が変更される。ユーザの入力がマウスの場合は、入力を検出した時間により描画される点の数が変更される。
描画色選択ツール221は、鉛筆ツール212、塗りつぶしツール213、筆ツール217、およびエアブラシツール218で使用する描画色を設定する。背景色選択ツール222は、切り取りツール215、および消しゴムツール216で使用する背景色を設定する。描画色選択ツール221と背景色選択ツール222は、それぞれ外枠を示す矩形の中に内枠を示す矩形によって表現されており、現在設定されている色で内枠の内部が塗りつぶされる。外枠に対してユーザの入力があると、描画色選択ツール221と背景色選択ツール222のうち、入力があったほうツールが選択状態になる。内枠に対してユーザの入力があると、カラーパネル230を表示する。
カラーパネル230は、色彩選択ツール231と明度選択ツール233を有する。描画色選択ツール221から表示された場合は、描画色を編集し、背景色選択ツール222から表示された場合は、背景色を編集する。色彩選択ツール231は、ユーザ入力のあった座標に応じて、色調と彩度を変更する。ユーザの入力があった位置にはピッカー232が移動する。明度選択ツール233はユーザの入力のあった座標に応じて、明度を変更する。ユーザの入力があった座標の高さにノブ234が移動する。
なお、上記に示した各種機能の対応するツールは一例であり、これらに限定するものでは無く、更に多くのツールが設けられてよい。また、ユーザ設定等により、ツールパレット210に表示される各種ツールのボタンは表示/非表示が切り替えられてもよい。また、本実施形態では、選択ツール211により、矩形の選択範囲が選択可能な例を示すがこれに限定するものではない。例えば、選択範囲は、円や楕円など、矩形以外の形状にて指定可能であってよい。
[動作概要]
本実施形態に係る動作として、選択ツール使用時に部分拡大しながら選択範囲を調整する手順について、図3を参照して説明する。図3は、図2に示した編集画面のキャンバスウィンドウ200とツールパレット210を用いた操作の流れを示す。
図3(a)は、ツールパレット210にて、選択ツール211が選択され、選択範囲の指定が可能な状態を示す。この時、キャンバス203に対して、マウスクリックやペンタブレット等によるユーザ入力が検出されると、そのユーザ入力の開始位置と終了位置を対角線とする矩形が選択範囲300として設定される。本実施形態において、選択範囲300は、キャンバス203上に点線の矩形で表現される。この時点では、ユーザ入力の操作位置を示すマウスカーソル301は、矢印にて示されている。
図3(b)は、マウスカーソル301が選択範囲300を示す線上(辺上)に位置する時の状態を示す。マウスカーソル301は、図3(a)に示す矢印の形状(アイコン)から、選択範囲300の辺の位置を変更可能であることを示す形状(アイコン)に切り替わる。なお、選択範囲300の辺は選択範囲を構成する構成オブジェクトと呼ばれることもある。この時、マウスカーソル301の形状は、選択範囲300の編集する辺の移動可能な方向を示す矢印を含み、矢印の方向は変更する辺の延伸方向に対して垂直となる。したがって、例えば、選択範囲300のうちの横線の上にマウスカーソル301が位置する場合には、上下方向を示す矢印を含む形状にマウスカーソル301が変化する。なお、矢印を含む形状に変更されたマウスカーソル301は構成オブジェクトの移動可能な方向を示すため方向オブジェクトと呼ばれることもある。また、選択範囲300のうちの角部の上にマウスカーソル301が位置する場合には、斜め方向を示す矢印を含む形状にマウスカーソル301が変化する。なお、ここでは、選択範囲300を示す点線の上にマウスカーソル301が位置した場合に、マウスカーソル301の形状が変化するものとした。しかし、選択範囲300の境界(端部)から所定の範囲内に位置した場合に、マウスカーソル301の形状が変化するような構成であってもよい。
図3(c)は、マウスカーソル301が選択範囲300の辺上に位置した状態で、マウスのボタンオンやペンタブレットの書き始めの入力を検出した際の状態を示す。この時、ユーザ入力があった、マウスカーソル301を含むその周辺の領域を拡大表示領域302として拡大表示する。ここでの拡大表示領域302における拡大率や拡大する範囲は、予め定義されていてもよいし、段階的に切り替えられるような構成であってもよい。なお、拡大表示領域302を表示している際にマウスカーソル301の位置が選択範囲300の辺上から離れた場合には、拡大表示領域302の表示は維持しつつ、図3(a)に示すようなマウスカーソル301の形状を矢印の形状に変化させてよい。図3(c)に示すように拡大表示領域302には、構成オブジェクトの少なくとも一部が含まれる。
図3(d)は、図3(c)に示す状態から更に、マウスカーソル301が選択範囲300の辺上に位置している際にユーザによってドラッグの入力があり、マウスカーソル301が位置していた辺をユーザ入力に応じて移動させた状態を示す。本実施形態では、マウスカーソル301の移動可能な方向は移動する辺に対して垂直方向に限定される。また、マウスカーソル301が移動すると、拡大表示領域302は、拡大表示領域302の座標の中心位置がマウスカーソル301の座標となるように位置が変更される。つまり、ユーザは、拡大表示領域302に表示される部分を参照しながら、選択範囲300の調整を行うことが可能となる。なお、本実施形態では、図3(b)の時点で方向オブジェクトが表示されている。しかし、拡大表示領域302が表示される前はカーソル表示のままで、拡大表示領域302が表示された後に方向オブジェクトが表示されても良い。
なお、部分拡大表示中は、マウスカーソル301の移動速度が減速されてもよい。つまり、同じ速度でマウスカーソル301を動かした場合、図3(a)のような表示状態に比べて図3(c)のような表示状態では、ユーザがマウスの位置を把握しにくくなることが考えられる。そのため、ユーザの操作性を向上させるために、図3(c)に示すような部分拡大表示中は、マウスカーソル301の移動速度を低減してよい。移動速度の減速の程度は、拡大率や拡大表示領域302のサイズなどに応じて規定されてよい。また、キャンバス203に表示される画像の色味と、拡大表示領域302内に表示される画像の色味を異ならせてもよい。例えば、選択範囲を示す線(辺)の色味を拡大表示領域302の内側にて表示する場合と外側にて表示する場合とで切り替えてもよい。
選択ツール使用時の部分拡大表示の解除手順と編集範囲の解除手順について図4を参照して説明する。図4(a)は、選択範囲300が設定され、拡大表示領域302により拡大表示が行われている状態を示す。
図4(b)は、ユーザ操作により、マウスカーソル301が選択範囲300の辺上に位置しない状態となった場合を示す。この時、マウスカーソル301の形状は、通常の矢印の形状に戻る。
図4(c)は、図4(b)の状態でマウスのボタンオンの入力が検出され、部分拡大表示が解除され、拡大表示領域302が非表示となった状態を示す。
図4(d)は、部分拡大表示が解除されている状態で、かつ、マウスカーソル301が選択範囲300の辺上にない状態の場合にマウスのボタンオンの入力が検出された際の状態を示す。この場合、選択範囲300の表示が解除される。
[処理フロー]
図5は、本実施形態に係る選択ツール使用時の部分拡大の判定処理のフローチャートを示す。本処理フローは、情報処理装置100のCPU101が記憶装置104等に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。なお、本処理フローは、描画アプリケーションが提供する選択ツールが使用されている間、繰り返して実行されてよい。
S400にて、描画アプリケーションは、キャンバス203へのユーザ入力を検出する。ここでのユーザ入力は、例えば、マウス操作による入力であってもよいし、スタイラスペンなどのタッチ操作による入力であってもよい。ここでは、マウス操作による入力を例に挙げて説明する。
S401にて、描画アプリケーションは、S400にて検出したユーザ入力がマウスボタンのオン入力か否かを判定する。オン入力である場合は(S401にてYES)S402へ進み、オン入力でない場合は(S401にてNO)S411へ進む。
S402にて、描画アプリケーションは、選択ツール211により既に選択範囲300が設定されているか否かを判定する。選択範囲300が設定されている場合(S402にてYES)S404へ進み、設定されていない場合(S402にてNO)S403へ進む。
S403にて、描画アプリケーションは、S400にてユーザ入力が行われた位置を選択範囲300の開始位置に設定する。そして、本処理フローを終了する。
S404にて、描画アプリケーションは、S400にてユーザ入力が行われた位置が選択範囲300の辺上か否かを判定する。ユーザ入力が行われた位置が選択範囲300の辺上であると判定した場合(S404にてYES)S405へ進み、辺上でない場合(S404にてNO)S408へ進む。なお、ここでは、選択範囲300の辺上か否かを判定したが、辺から所定の範囲内でユーザ入力が行われたか否かの判定を行うような構成であってもよい。
S405にて、描画アプリケーションは、選択範囲変更モードに移行する。これにより、選択範囲300の辺のうち、S400にてユーザ入力が行われた位置に対応する辺は、辺に対する垂直方向に移動することが可能な状態となる。この状態は、図3(b)に示した状態に相当し、マウスカーソル301は、選択範囲300の辺が移動可能な方向を示す形状に変化している。
S406にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示中か否かを判定する。部分拡大表示中でないと判定した場合(S406にてNO)S407へ進み、部分拡大表示中であると判定した場合(S406にてYES)本処理フローを終了する。
S407にて、描画アプリケーションは、S400にてユーザ入力が行われた位置の部分を含む領域を部分拡大表示する。この状態は、図3(c)に示した状態に相当する。そして、本処理フローを終了する。
S408にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示中か否かを判定する。部分拡大表示中である判定した場合(S408にてYES)S409へ進み、部分拡大表示中でないと判定した場合(S408にてNO)S410へ進む。
S409にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示を解除する。これは、図4(b)に示すような状態から図4(c)に示すような状態に変化することに相当する。そして、本処理フローを終了する。
S410にて、描画アプリケーションは、選択範囲300を解除する。選択範囲300は、マウスボタンのオン入力の位置とオフ入力の位置から求めた開始位置と終了位置から構成されるため、これらの位置情報もリセットされる。これは、図4(c)に示すような状態から図4(d)に示すような状態に変化することに相当する。
S411にて、描画アプリケーションは、S400にて検出したユーザ入力がマウスボタンのオフ入力であるか否かを判定する。オフ入力である場合(S411にてYES)S412へ進み、オフ入力でない場合(S411にてNO)S414へ進む。
S412にて、描画アプリケーションは、選択範囲300が設定済か否かを判定する。選択範囲300が設定済みでない場合(S412にてNO)S413へ進み、設定済みである場合(S412にてYES)本処理フローを終了する。
S413にて、描画アプリケーションは、この前のユーザ操作にて編集範囲の開始位置が設定されている場合、その開始位置からオフ入力が行われた位置までを選択範囲300として設定する。これにより、図3(a)に示すような状態となる。そして、本処理フローを終了する。
S414にて、描画アプリケーションは、S400にて検出したユーザ入力がマウスのドラッグの入力か判定する。ドラッグの入力と判定した場合(S414にてYES)S415へ進み、ドラッグの入力でないと判定した場合(S414にてNO)S418へ進む。
S415にて、描画アプリケーションは、選択範囲変更モードか否かを判定する。ここで選択範囲変更モードの場合には、図3(c)に示すように、拡大表示領域302が表示されているものとする。選択範囲変更モードの場合は(S415にてYES)S416へ進み、選択範囲変更モードでない場合は(S415にてNO)本処理フローを終了する。
S416にて、描画アプリケーションは、選択範囲300を変更する。ここでの変更は、S400にて検出したユーザ入力に基づき、拡大や縮小が行われる。そして、S417へ進む。
S417にて、描画アプリケーションは、拡大表示領域302の中心座標がドラッグの入力の終了位置の座標になるように、拡大表示領域302の位置を変更する。そして、本処理フローを終了する。
S418にて、描画アプリケーションは、S400にて検知したユーザ入力がマウス移動の入力か否かを判定する。マウス移動の入力である判定した場合(S418にてYES)S419へ進み、マウス移動の入力でないと判定した場合(S418にてNO)本処理フローを終了する。
S419にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示中か否かを判定する。部分拡大表示中であると判定した場合(S419にてYES)S417へ進む。この場合、描画アプリケーションは、S417にて部分拡大表示領域の中心座標が、マウス移動の終了位置の座標になるように拡大表示領域302の位置を変更させる。部分拡大表示中でないと判定した場合(S419にてNO)本処理フローを終了する。
以上、本実施形態では、部分拡大をしたまま選択範囲を変更することを可能にする。これにより、画像や図形を編集する際に、画像の全体のレイアウトを維持しつつ部分的な拡大表示が可能となり、編集時のユーザの利便性を向上させることができる。
例えば、ユーザが図3(b)の状態でマウスを右方向へ移動し、図3に表示されている背景オブジェクトの右端に合わせて選択範囲300を広げたとする。ここで本実施形態の処理が行われない場合、背景オブジェクトの右端と選択範囲300の右端が一致していないおそれがある。例えば、背景オブジェクトの右端よりも1画素分内側の位置に選択範囲300の右端が配置されているおそれがある。しかし、本実施形態を用いることで図3(d)のように拡大表示されるため、ユーザは、選択範囲300の右端が背景オブジェクトの右端に一致しているかを容易に確認できる。また、図3(c)のように拡大表示領域302内において選択範囲の変更方向が示されるのでユーザの操作性を向上できる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、情報処理装置100として、PCを例に挙げて説明した。本願発明の第2の実施形態として、PCよりも表示部が比較的小さい携帯端末を情報処理装置100の例に挙げて説明する。ここでの携帯端末とは、例えば、スマートフォンなどが該当する。情報処理装置100のハードウェア構成は、図1の構成と同様であってもよいが、以下の説明では、操作入力部105と表示部108とが一体となったタッチパネルディスプレイの構成を用いて説明を行う。
操作入力部105および表示部108として機能するタッチパネルへの操作として、以下のような操作が検出可能である。タッチダウンは、指やペンで触れる操作である。タッチアップは、タッチパネルから指やペンを離す操作である。タッチムーブは、タッチパネルを指やペンで触れたまま移動する操作である。タッチオフは、タッチパネルに何も触れていない状態を示す。
[編集画面]
本実施形態に係る情報処理装置100における描画アプリケーションの編集画面について、図6を参照して説明する。本実施形態では、描画アプリケーションのプログラムが情報処理装置100にて起動、実行されることで、図6の編集画面が提供される。
図6にて、編集画面500は、キャンバス501、およびツールパレット502を有する。また、ツールパレット調整ノブ511が設けられる。キャンバス501にはユーザが編集する画像が表示される。ツールパレット502は、画像の編集に関する各機能を提供するツールを選択するためのボタンが表示される。ツールパレット調整ノブ511は、ユーザによる画面下方向へのタッチムーブ操作を検出すると、ツールパレット502の表示範囲を拡大させ、画面上方向へのタッチムーブ操作を検出すると、ツールパレット502の表示範囲を縮小させる。ツールパレット502の表示範囲によって、各ツールに対応するボタン(503〜510)のサイズと配置は変更されてよい。
選択ツール503は、キャンバス501において選択範囲を設定する。トリミングツール504は、選択ツール503によって設定された選択範囲以外の領域を削除し、編集中の画像のサイズが選択範囲のサイズに設定される。筆ツール505は、ユーザの入力に応じて、予め設定されているブラシで、キャンバス501に描画色選択ツール509で設定されている色の線を描画する。消しゴムツール506は、キャンバス501においてユーザの入力のあった箇所を背景色選択ツール510で設定されている色に置き換える。塗りつぶしツール507は、ユーザの入力のあった座標からキャンバス501内のピクセルデータを取得し、取得したピクセルデータと、それに連なるRGB値が同じピクセルデータを、描画色選択ツール509で設定されている色に置き換える。描画色選択ツール509は、筆ツール505、塗りつぶしツール507で使用する描画色を設定する。背景色選択ツール510は、消しゴムツール506で使用する背景色を設定する。描画色選択ツール509と背景色選択ツール510に対してユーザのタッチダウン操作があると、カラー選択画面520を表示する。
カラー選択画面520は、色彩選択ツール521、明度選択ツール523、カラーパレット525と閉じるボタン526を有する。カラー選択画面520は、描画色選択ツール509から表示された場合は、描画色を編集し、背景色選択ツール510から表示された場合は、背景色を編集する。色彩選択ツール521は、ユーザ入力のあった座標に応じて、色調と彩度を変更する。ユーザの入力があった位置にはピッカー522が移動する。明度選択ツール523はユーザの入力のあった座標に応じて、明度を変更する。ユーザの入力があった座標の高さにノブ524が移動する。ユーザによって選択された色は、カラーパレット525に格納される。また、カラーパレット525が選択されると、描画色と背景色のうち編集しているものに対し、カラーパレット525の色が設定される。
なお、上記に示した各種機能の対応するツールは一例であり、これらに限定するものでは無く、更に多くのツールが設けられてよい。また、ユーザ設定等により、ツールパレット502に表示される各種ツールのボタンは表示/非表示が切り替えられてもよい。また、本実施形態では、選択ツール503により、矩形の選択範囲が選択可能な例を示すがこれに限定するものではない。例えば、選択範囲は、円や楕円など、矩形以外の形状にて指定可能であってよい。
(選択ツール使用時)
本実施形態に係る選択ツール使用時の編集画面500について、図7を用いて説明する。図7は、選択ツール503が選択されており、使用可能な状態を示す。この時、キャンバス501においてタッチダウンの入力が検出されると入力の開始位置を保持し、更にタッチアップの入力が検出されると入力の終了位置が保持される。これと共に、入力の開始位置と終了位置を対角線とする矩形が選択範囲600として設定される。選択範囲600は、キャンバス501上にて点線の矩形で表現される。選択範囲600の辺上で、ユーザによるタッチダウンの入力を検出すると、タッチダウンの入力のあった部分を含む領域を部分拡大表示する。なお、ここではタッチダウンしてすぐにタッチアップされても構わないし、タッチダウンが維持されても構わない。図7では、ユーザの指603のタッチパネル上の接触によるタッチダウンの入力を検出している。ここでの拡大表示領域601による拡大率や拡大する範囲は、予め定義されていてもよいし、段階的に切り替えられるような構成であってもよい。
拡大表示領域601は、コンパス602を有する。コンパス602は、選択範囲600のうち、タッチダウンの入力のあった辺について、移動可能な方向を示す。この時、辺の移動可能な方向は、辺に対して垂直方向に限定される。したがって、例えば、選択範囲600のうちの横線の辺に対してタッチダウンの入力があった場合には、上下方向を示すようにコンパス602が表示される。また、選択範囲600のうちの角部にてタッチダウンの入力があった場合には、斜め方向を示すようにコンパス602が表示される。なお、図7は、選択範囲600のうちの縦線の辺に対してタッチダウンの入力があった場合を示し、水平方向を示すようにコンパス602が表示される。
選択範囲600の辺上でユーザによるタッチムーブの入力があった場合、タッチムーブの入力のあった辺を、ユーザ入力に基づいて指示された方向に移動させる。タッチムーブにより選択範囲600の辺が移動すると、拡大表示領域601の座標の中心にタッチムーブの座標(辺の移動後の座標)がくるように、拡大表示領域601の位置が変更される。部分拡大表示中、かつ、選択範囲600の辺上以外でタッチダウンやタッチムーブのイベントを検出すると、部分拡大表示が解除され、拡大表示領域601の表示が無くなる。
(拡大表示切り替えツール使用時)
本実施形態に係る拡大表示切り替えツール使用時の編集画面500について、図8を用いて説明する。拡大表示切り替えツール508は、選択ツール503が選択されている時のみアクティブになり使用可能となる。図8は、拡大表示切り替えツール508が選択されている状態を示す。拡大表示切り替えツール508が選択されている状態で、選択範囲600の辺上でタッチダウンの入力があった場合、タッチダウンの入力のあった部分を含む領域を部分拡大し、タッチダウンの入力のあった位置とは異なる領域上に拡大表示領域601を表示する。図8では、図7と同様、ユーザの指603のタッチパネル上の接触によるタッチダウンの入力を検出している。
部分拡大表示中に拡大表示切り替えツール508のオンオフが切り替えられることが可能である。これにより、タッチダウンの入力のあった部分を含む領域を部分拡大したものが、タッチダウンの入力のあった位置に表示されるか(図7)、それ以外の位置に表示されるか(図8)が切り替わる。なお、拡大表示切り替えツール508をオンにした際の拡大表示領域601の表示位置は、選択範囲600の辺との位置関係や選択範囲600のサイズなどから規定されていてもよい。もしくは、ユーザのタッチダウンの強度に応じて、辺と拡大表示領域601との距離が変動するような構成であってもよい。
本実施形態に係る拡大表示切り替えツール508によって、タッチダウンの入力のあった位置以外に拡大表示領域601を表示することが可能となる。この機能により、ユーザはタッチ操作の際に指などの操作オブジェクトで隠れてしまう領域について確認することが可能となる。
[処理フロー]
図9は、本実施形態に係る選択ツール使用時の部分拡大の判定処理のフローチャートを示す。本処理フローは、情報処理装置100のCPU101が記憶装置104等に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。なお、本処理フローは、選択ツールが使用されている間、繰り返して実行されてよい。
S800にて、描画アプリケーションは、キャンバス501へのユーザ入力を検出する。ここでのユーザ入力は、上述したように、ユーザの指によるディスプレイに対するタッチ操作の入力を例に挙げて説明する。
S801にて、描画アプリケーションは、S800にて検出したユーザ入力がタッチダウンの入力か否かを判定する。タッチダウンの入力であると判定した場合(S801にてYES)S802へ進み、タッチダウンの入力でないと判定した場合(S801にてNO)S812へ進む。
S802にて、描画アプリケーションは、選択範囲600が設定済みか否かを判定する。選択範囲600が設定済みでないと判定した場合(S802にてNO)S803へ進み、選択範囲600が設定済みであると判定した場合(S802にてYES)S804へ進む。
S803にて、描画アプリケーションは、S800にてユーザ入力が行われた位置を選択範囲600の開始位置に設定する。そして、本処理フローを終了する。
S804にて、描画アプリケーションは、S800にてユーザ入力が行われた位置が選択範囲600の辺上か否かを判定する。ユーザ入力が行われた位置が選択範囲600の辺上と判定した場合(S804にてYES)S805へ進み、辺上でない場合(S804にてNO)S809へ進む。
S805にて、描画アプリケーションは、選択範囲変更モードに移行する。これにより、選択範囲600の辺のうち、S800にてユーザ入力が行われた位置に対応する辺は、辺に対する垂直方向に移動することが可能な状態となる。この状態は、例えば、図7に示した状態に相当し、拡大表示領域601が有するコンパス602は、選択範囲600の辺が移動可能な方向を示している。
S806にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示中か否かを判定する。部分拡大表示中でない場合(S806にてNO)S807へ進み、部分拡大表示中である場合(S806にてYES)S808へ進む。
S807にて、描画アプリケーションは、S800にてユーザ入力が行われた位置の部分を含む領域を部分拡大表示する。このとき、拡大表示切り替えツール508が選択されていない場合は図7に示した状態にて表示が行われ、拡大表示切り替えツール508が選択されている場合は図8に示した状態にて表示が行われる。そして、本処理フローを終了する。
S808にて、描画アプリケーションは、拡大表示領域601の中心座標がS800にてユーザ入力が行われた位置の座標になるように、拡大表示領域601を移動させる。そして、本処理フローを終了する。
S809にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示中か否かを判定する。部分拡大表示中であると判定した場合(S809にてYES)S810へ進み、部分拡大表示中でないと判定した場合(S809にてNO)S811へ進む。
S810にて、描画アプリケーションは、部分拡大表示を解除し、拡大表示領域601を非表示にする。そして、本処理フローを終了する。
S811にて、描画アプリケーションは、選択範囲600を解除する。選択範囲600は、タッチダウン入力の位置とタッチアップ入力の位置から求めた開始位置と終了位置から構成されるため、これらの位置情報もリセットされる。そして、本処理フローを終了する。
S812にて、描画アプリケーションは、S800にて検出したユーザ入力がタッチアップの入力か否かを判定する。タッチアップの入力であると判定した場合(S812にてYES)S813へ進み、タッチアップの入力ではないと判定した場合(S812にてNO)S815へ進む。
S813にて、描画アプリケーションは、選択範囲600が設定済か否かを判定する。選択範囲600が設定済でない場合(S813にてNO)S814へ進み、設定済である場合(S813にてYES)本処理フローを終了する。
S814にて、描画アプリケーションは、この前のユーザ操作にて選択範囲600の開始位置が設定されている場合、その開始位置からタッチアップの入力が行われた位置までを選択範囲600として設定する。そして、本処理フローを終了する。
S815にて、描画アプリケーションは、S800にて検出したユーザ入力がタッチムーブの入力か否かを判定する。タッチムーブの入力であると判定した場合(S815にてYES)S816へ進み、タッチムーブの入力でないと判定した場合(S815にてNO)本処理フローを終了する。
S816にて、描画アプリケーションは、選択範囲変更モードか否かを判定する。ここで選択範囲変更モードの場合には、図7や図8に示すように、拡大表示領域601が表示されているものとする。選択範囲変更モードである場合は(S816にてYES)S817へ進み、選択範囲変更モードでない場合は(S816にてNO)本処理フローを終了する。
S817にて、描画アプリケーションは、選択範囲600を変更する。ここでの変更は、S800にて検出したユーザ入力に基づき、選択範囲600の拡大や縮小が行われる。そして、S818へ進む。
S818にて、描画アプリケーションは、拡大表示領域601の中心座標が、タッチムーブの入力が終了位置の座標に対応するように拡大表示領域601の位置を更新する。ここでの移動後の拡大表示領域601の位置は、拡大表示切り替えツール508の選択の有無に応じて調整されてよい。そして、本処理フローを終了する。
図8を用いて説明したように、拡大表示切り替えツール508が選択されている場合には、S807、S808、S818の表示において、ユーザ入力が行われているタッチ位置とは異なる位置に拡大表示領域601が表示されることとなる。
以上、本実施形態により、第1の実施形態の効果に加え、携帯端末のような表示部のサイズが小さい場合などにおいても、ユーザはタッチ操作の際に指で隠れてしまう領域の状態について確認することが容易となる。
<第3の実施形態>
本願発明の第3の実施形態について説明する。なお、上記の実施形態と重複する構成については、説明を省略する。また、本実施形態の情報処理装置100も第2の実施形態と同様、スマートフォンなどの携帯端末を例に挙げて説明する。
[編集画面]
本実施形態に係る情報処理装置100における描画アプリケーションの編集画面について、図10を参照して説明する。本実施形態では、描画アプリケーションのプログラムが情報処理装置100にて起動、実行されることで、図10の編集画面が提供される。
図10において、編集画面900は、キャンバス901、ツールパレット902、図形ツール903、拡大編集ツール904、およびツールパレット調整ノブ910を有する。キャンバス901にはユーザが編集する画像が表示される。ツールパレット902は、画像の編集に関する各機能を提供するツールを選択するためのボタンが表示される。ツールパレット調整ノブ910は、ユーザによる画面下方向へのタッチムーブ操作を検出すると、ツールパレット902の表示範囲を拡大させ、画面上方向へのタッチムーブ操作を検出すると、ツールパレット902の表示範囲を縮小させる。ツールパレット902の表示範囲によって、各ツールに対応するボタン(903〜904)のサイズと配置は変更されてよい。
図形ツール903が選択されると、図形選択画面920に遷移する。図形選択画面920は、図形ごとに図形ボタン921を有する。図形ボタン921のいずれかが選択されると、編集画面900に遷移し、キャンバス901上に図形選択画面920で選択した図形オブジェクトが配置される。図形選択画面920のキャンセルボタン922が選択されると、編集画面900に遷移し、キャンバス901上に図形オブジェクトは配置されない。図形の種類は、図10に示す形状に限定するものではなく、他の図形が含まれてもよい。
編集画面900の拡大編集ツール904が選択されると、キャンバス901上に拡大表示領域が表示される。ユーザはタッチムーブ操作により拡大表示領域の位置を変更することができる。拡大表示領域内に図形オブジェクトが存在し、かつ、図形オブジェクトが形や角度を構成する点(以下、コントロールポイント)を有する場合、コントロールポイントを表示可能なサイズまで拡大表示領域を拡大し、図形オブジェクトの拡大倍率が自動で調整される。
(拡大編集ツール使用時)
本実施形態に係る拡大編集ツール使用時の編集画面について、図11を用いて説明する。図形オブジェクト1000は、図形ツール903を用いて選択され、キャンバス901上に配置されている。図形オブジェクト1000は、一定以上のサイズが設定されると、図形の角度や形状を変更するためのコントロールポイントが表示され、一定のサイズを下回るとコントロールポイントは表示されない。なお、コントロールポイントは、図形オブジェクトの種類や形状等に応じて様々なものあり、その機能は特に限定するものではない。また、コントロールポイントの表示の有無に関する図形オブジェクトのサイズは、図形の種類などに応じて変動してよく、これらの情報は予め保持されていてよい。
図11(a)において、図形オブジェクト1000は、一定のサイズを下回り、コントロールポイントが表示されていない状態にある。拡大編集ツール904が選択されると、キャンバス901上に拡大表示領域1001が表示される。拡大表示領域1001はタッチムーブ操作により、キャンバス901内を移動させることができる。この状態における拡大表示領域1001のサイズは、特に限定するものではなく、キャンバス901のサイズやユーザの操作性などを踏まえて規定されてよい。拡大表示領域1001は、指定された位置の周辺の拡大表示を行うために表示される。
図11(b)は、拡大表示領域1001を移動させ、図形オブジェクト1000と重なった状態を示す。この状態において、拡大表示領域1001は拡大され、その領域内で図形オブジェクト1000は、コントロールポイントが表示可能なサイズまで倍率が自動調整される。コントロールポイント1010は、図形オブジェクト1000の先端の矢印の深さを調整するコントロールポイントである。コントロールポイント1011は、図形オブジェクト1000のサイズを調整するためのコントロールポイントである。コントロールポイント1012は、図形オブジェクト1000の移動用のコントロールポイントであり、タッチムーブ操作により図形オブジェクト1000の位置を移動させることができる。コントロールポイント1013は、図形オブジェクト1000の回転用のコントロールポイントであり、タッチムーブ操作により図形オブジェクト1000の角度を変更させることができる。
[処理フロー]
図12は、本実施形態に係る拡大編集ツール使用時の拡大表示領域のサイズと拡大倍率の判定処理のフローチャートを示す。情報処理装置100のCPU101が記憶装置104等に格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。なお、本処理フローは、拡大編集ツールが使用されている間、繰り返して実行されてよい。
S1101にて、描画アプリケーションは、キャンバス901へのユーザ入力を検出する。ここでのユーザ入力は、第2の実施形態と同様、ユーザの指によるタッチ操作の入力を例に挙げて説明する。
S1102にて、描画アプリケーションは、S1101にて検出したユーザ入力がタッチムーブの入力か否かを判定する。タッチムーブの入力であると判定した場合(S1102にてYES)S1103へ進み、タッチムーブの入力でないと判定した場合(S1102にてNO)本処理フローを終了する。
S1103にて、描画アプリケーションは、S1101にて検出したユーザ入力の位置が拡大表示領域1001内か否かを判定する。拡大表示領域1001内であると判定した場合(S1103にてYES)S1104へ進み、拡大表示領域1001外であると判定した場合(S1103にてNO)本処理フローを終了する。
S1104にて、描画アプリケーションは、S1101にて検出したユーザ入力の位置が図形オブジェクトのコントロールポイント上であるか否かを判定する。ユーザ入力がコントロールポイント上であると判定した場合(S1104にてYES)S1105へ進み、コントロールポイント上でないと判定した場合(S1104にてNO)S1110へ進む。
S1105にて、描画アプリケーションは、ユーザ入力の位置に対応するコントロールポイントの種類が角度調整用のコントロールポイントであるか否かを判定する。コントロールポイントが角度調整用のものであると判定した場合(S1105にてYES)S1106へ進み、それ以外のコントロールポイントである場合(S1105にてNO)S1107へ進む。
S1106にて、描画アプリケーションは、ユーザによるタッチムーブ入力に従って図形オブジェクトの角度を調整する。そして、本処理フローを終了する。
S1107にて、描画アプリケーションは、ユーザ入力の位置に対応するコントロールポイントの種類が図形オブジェクトの移動用のコントロールポイントであるか否かを判定する。コントロールポイントの種類が移動用のものであると判定した場合(S1107にてYES)S1108へ進み、それ以外のコントロールポイントである場合(S1107にてNO)S1109へ進む。
S1108にて、描画アプリケーションは、ユーザによるタッチムーブ入力に従って図形オブジェクトを移動させる。そして、本処理フローを終了する。
S1109にて、描画アプリケーションは、ユーザによるタッチムーブ入力に従って図形オブジェクトを変形させる。そして、本処理フローを終了する。
S1110にて、描画アプリケーションは、拡大表示領域1001の中心座標がタッチムーブの入力の終了位置の座標になるように、拡大表示領域1001の位置を変更させる。そして、S1111へ進む。
S1111にて、描画アプリケーションは、移動後の拡大表示領域1001内にコントロールポイントを持つ図形オブジェクトが存在するか否かを判定する。コントロールポイントを持つ図形オブジェクトが拡大表示領域1001内に存在すると判定した場合(S1111にてYES)S1112へ進み、存在しないと判定した場合(S1111にてNO)本処理フローを終了する。
S1112にて、描画アプリケーションは、拡大表示領域1001を拡大し、そのサイズを変更する。ここでの変更度合いは、予め規定されていてもよいし、拡大表示領域1001に含まれた図形オブジェクトの形状などに応じて特定されてもよい。図11を用いて説明すれば、図11(a)の拡大表示領域1001が、図11(b)の拡大表示領域1001のサイズに拡大される。そして、S1113へ進む。
S1113にて、描画アプリケーションは、S1112にてサイズの変更が行われた拡大表示領域1001に対応して、図形オブジェクトの表示サイズが、当該図形オブジェクトのコントロールポイントを表示可能なサイズになるように自動で調整する。そして、本処理フローを終了する。
以上、本実施形態により、第1の実施形態の効果に加え、携帯端末のような表示部のサイズが小さい場合などにおいても、図形オブジェクトの操作性を向上させるように、図形オブジェクトの拡大表示を行うことが可能となる。
また、描画アプリケーションは、視認性や操作性を向上させるために、図形オブジェクトを表示している際にその境界を示す補助線を表示する機能を提供するものがある。このような補助線は、拡大表示を行う場合には、不要な表示となる場合が考えられるため、拡大表示領域の内側では表示しないような構成であってもよい。そのほか、通常のキャンバス901の表示では付加的に表示しているオブジェクトを拡大表示領域1001内では表示しないように切り替える構成であってもよい。なお、本実施形態では図形オブジェクトを例に挙げて説明したが、他のオブジェクト(例えばテキストオブジェクトなど)に上述した処理が実行されても構わない。
また、図12の処理は、上述した実施形態と連携して動作しても構わない。
<その他の実施形態>
上述した実施形態では、画像オブジェクトに対する操作について説明した。しかし、テキストオブジェクトなど他のオブジェクトに対する操作において上記した実施形態の処理が実行されても良い。
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…情報処理装置、200…キャンバスウィンドウ、210…ツールパレット、211…選択ツール、230…カラーパネル、302…拡大表示領域、503…選択ツール、508…拡大表示切り替えツール、903…図形ツール、904…拡大編集ツール

Claims (17)

  1. 情報処理装置であって、
    表示部に表示されているオブジェクトに対し、編集対象となる選択範囲の設定を受け付ける選択手段と、
    前記選択範囲を構成する構成オブジェクトの少なくとも一部に対して第1のユーザ入力が行われた場合、前記構成オブジェクトの少なくとも一部を含む領域の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する第1表示手段と、
    前記拡大表示領域において前記構成オブジェクトの移動可能な方向を示す方向オブジェクトを表示する第2表示手段と、
    前記拡大表示領域の表示が行われている際に、前記選択範囲を構成する前記構成オブジェクトの少なくとも一部に対して行われる第2のユーザ入力に応じて前記選択範囲を前記移動可能な方向に調整する調整手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示部における操作は、カーソルを用いて行われ、
    前記カーソルは、前記拡大表示領域が表示された場合、前記方向オブジェクトとして前記構成オブジェクトの少なくとも一部を移動可能な方向を示す第1の形状にて表示され、前記選択範囲の前記構成オブジェクトとは異なる位置では前記第1の形状とは異なる第2の形状にて表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記移動可能な方向は、当該構成オブジェクトに対応する線の延伸方向に対して垂直な方向であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記カーソルの移動に応じて、前記拡大表示領域を移動させることを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、前記カーソルの座標が、前記拡大表示領域の中心位置となるように前記拡大表示領域を移動させることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記拡大表示領域が表示されている間、前記カーソルの移動速度が低減されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記構成オブジェクトを示す線は、前記拡大表示領域の内側と外側で異なる色にて表示されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記拡大表示領域を前記第1のユーザ入力が行われた位置に表示する第1の設定と、前記拡大表示領域を前記第1のユーザ入力が行われた位置とは異なる位置に表示する第2の設定とを受け付ける設定手段を更に有し、
    前記表示手段は、前記設定手段にて受け付けた設定に基づき、前記拡大表示領域を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示手段は、前記第1の設定がなされている場合、ユーザ入力が行われている位置の移動に応じて、当該ユーザ入力の位置が前記拡大表示領域の中心位置となるように、前記拡大表示領域を移動させることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記拡大表示領域は、前記選択範囲の端部を移動可能な方向を示すアイコンを含んで構成されることを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置であって、
    指定された位置の周辺の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する表示手段と、
    表示部においてオブジェクトが表示されている際に、ユーザ入力により当該オブジェクトが前記拡大表示領域に含まれた場合、当該オブジェクトを編集するためのコントロールポイントを表示可能なサイズまで前記拡大表示領域を拡大した上で当該オブジェクトのサイズを拡大させて表示させる調整手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  12. 前記オブジェクトの境界を示す補助線は、前記拡大表示領域の内側では表示されず、前記拡大表示領域の外側では表示されることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記表示部は、タッチパネルディスプレイであることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 情報処理装置の制御方法であって、
    表示部に表示されているオブジェクトに対し、編集対象となる選択範囲の設定を受け付ける選択工程と、
    前記選択範囲を構成する構成オブジェクトの少なくとも一部に対して第1のユーザ入力が行われた場合、前記構成オブジェクトの少なくとも一部を含む領域の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する第1表示工程と、
    前記拡大表示領域において前記構成オブジェクトの移動可能な方向を示す方向オブジェクトを表示する第2表示工程と、
    前記拡大表示領域の表示が行われている際に、前記選択範囲を構成する前記構成オブジェクトの少なくとも一部に対して行われる第2のユーザ入力に応じて前記選択範囲を前記移動可能な方向に調整する調整工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  15. 情報処理装置の制御方法であって、
    指定された位置の周辺の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する表示工程と、
    表示部においてオブジェクトが表示されている際に、ユーザ入力により当該オブジェクトが前記拡大表示領域に含まれた場合、当該オブジェクトを編集するためのコントロールポイントを表示可能なサイズまで前記拡大表示領域を拡大した上で当該オブジェクトのサイズを拡大させて表示させる調整工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  16. コンピュータを、
    表示部に表示されているオブジェクトに対し、編集対象となる選択範囲の設定を受け付ける選択手段、
    前記選択範囲を構成する構成オブジェクトの少なくとも一部に対して第1のユーザ入力が行われた場合、前記構成オブジェクトの少なくとも一部を含む領域の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する第1表示手段、
    前記拡大表示領域において前記構成オブジェクトの移動可能な方向を示す方向オブジェクトを表示する第2表示手段、
    前記拡大表示領域の表示が行われている際に、前記選択範囲を構成する前記構成オブジェクトの少なくとも一部に対して行われる第2のユーザ入力に応じて前記選択範囲を前記移動可能な方向に調整する調整手段
    として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    指定された位置の周辺の拡大表示を行うための拡大表示領域を表示する表示手段、
    表示部においてオブジェクトが表示されている際に、ユーザ入力により当該オブジェクトが前記拡大表示領域に含まれた場合、当該オブジェクトを編集するためのコントロールポイントを表示可能なサイズまで前記拡大表示領域を拡大した上で当該オブジェクトのサイズを拡大させて表示させる調整手段
    として機能せるためのプログラム。
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