JP2021092162A - 送風機 - Google Patents

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文年 沼田
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Abstract

【課題】圧縮空気を吐出可能な送風機のハウジングおよびモータの支持構造に関する改良を提供する。【解決手段】エアダスタ1は、モータ4と、圧縮機構6と、筒状部21と、支持体5とを備える。モータ4は、ブラシレスモータであって、ステータ41と、ロータ45と、ロータ45と一体的に回転軸A1周りに回転可能なモータシャフト471とを備える。圧縮機構6は、モータ4によって駆動され、圧縮空気を生成するように構成されている。筒状部21は、金属製であって、少なくともモータ4を収容する。支持体5は、合成樹脂製であって、ステータ41の径方向において、ステータ41と筒状部21の間に配置されている。ステータ41は、支持体5を介して筒状部21に支持されている。【選択図】 図6

Description

本発明は、送風機に関し、より詳細には、圧縮空気を吐出可能な電動式の送風機に関する。
圧縮空気をノズルから吐出することで、塵埃等を吹き飛ばすことが可能な送風機が知られている。このような送風機は、一般的にはエアダスタと称されている。例えば、特許文献1には、モータによって回転される5段の遠心ファンによって圧縮空気を生成し、生成された圧縮空気を噴射するように構成されたエアダスタが開示されている。モータは、筒状のハウジングに収容され、適宜のリブ構造によってハウジングに固定されている。
特開2011―117442号公報
このような圧縮空気を利用するエアダスタでは、風力を高めるために、モータをより高速で駆動させることが考えられる。モータを高速化する場合には、モータを収容するハウジングやモータの支持構造に関しても、更なる改良が望まれる。
本発明は、かかる状況に鑑み、圧縮空気を吐出可能な送風機のハウジングおよびモータの支持構造に関する改良を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、吐出口から圧縮空気を吐出するように構成された電動式の送風機が提供される。この送風機は、モータと、圧縮機構と、ハウジングと、支持体とを備えている。モータは、ブラシレスモータであって、ステータと、ロータと、ロータと一体的に軸周りに回転可能な出力シャフトとを備える。圧縮機構は、モータによって駆動され、圧縮空気を生成するように構成されている。ハウジングは、金属製であって、筒状に構成されている。ハウジングは、少なくともモータを収容する。支持体は、合成樹脂製である。支持体は、ステータの径方向において、ステータとハウジングの間に配置されている。ステータは、支持体を介してハウジングに支持されている。
本態様によれば、モータを収容するハウジングを金属製とすることで、モータを高速で駆動する場合でも、ハウジングの耐久性を良好に維持することができる。また、ステータと金属製のハウジングとの間に合成樹脂製の支持体を配置することで、ステータが有する導体と金属製のハウジングとの間に十分な距離を確保し、ハウジングがモータに影響を与える可能性を低減することができる。
本発明の一態様において、ハウジングおよび支持体の少なくとも一方は、軸周りの周方向において、ハウジングと支持体とを位置決めするように構成された第1位置決め部を備えてもよい。本態様によれば、ハウジングに対する支持体の組み付けが容易となる。
本発明の一態様において、支持体およびステータの少なくとも一方は、軸周りの周方向において、支持体とステータとを位置決めするように構成された第2位置決め部を備えてもよい。本態様によれば、ステータに対する支持体の組み付けが容易となる。
本発明の一態様において、支持体は、支持体とステータとの間に通風路を形成するように構成されていてもよい。本態様によれば、ステータの径方向外側に形成された通風路を通過する空気によって、モータを効果的に冷却することができる。
本発明の一態様において、支持体は、複数の部材によって構成されていてもよい。なお、本態様において、支持体は、複数の部材が軸周りの周方向に接続されることで形成されてもよい。ここでいう「接続される」とは、複数の部材が互いから分離不能に固定されることのみならず、互いに当接した状態で維持されることも含みうる。本態様によれば、ステータに対する支持体の組み付けがより容易となる。
本発明の一態様において、送風機は、出力シャフトの一端部を回転可能に支持するベアリングと、ベアリングを保持するとともに、ハウジングの一端の開口を覆うように構成された金属製のカバーとを更に備えてもよい。本態様によれば、ハウジングのカバーがベアリングの保持部材を兼用する合理的な構成が実現される。
本発明の一態様において、カバーは、支持体に当接し、カバー側への支持体の移動を規制するように構成された当接部を有してもよい。本態様によれば、ハウジングのカバーが支持体の移動を規制可能な合理的な構成が実現される。
本発明の一態様において、当接部は、出力シャフトの軸方向にモータ側へ向けて突出する突起として構成されていてもよい。本態様によれば、金属製のカバーのうち、モータに近接する部分をできるだけ小さくすることで、カバーがモータに影響を与える可能性を低減することができる。
本発明の一態様において、圧縮機構は、出力シャフトと同軸状に多段配置され、モータの駆動に伴って軸周りに回転するように構成された複数の遠心ファンを含んでもよい。言い換えると、送風機は、多段式遠心送風機として構成されてもよい。本態様によれば、複数のファンの仕様の設定に応じて、吐出される圧縮空気の風力を効率よく高めることができる。
本発明の一態様において、ハウジングは、圧縮機構を収容してもよい。本態様によれば、金属製の筒状ハウジングが、モータおよび圧縮機構の両方を収容するため、ハウジングからの空気の漏出を抑制することができる。これにより、ハウジング内の圧力の低下を抑制することができる。
エアダスタの左側面図である。 エアダスタの断面図である。 エアダスタの部分背面図である。 図2のIV−IV線における断面図の一部である。 図2のV−V線における断面図の一部である。 図2の部分拡大図である。 図6の部分拡大図である。 図3のVIII−VIII線における断面図である。 図3のIX−IX線における断面図である。 支持体の斜視図である。 支持体の分解斜視図である。 支持体の背面図である。 後側カバーの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るエアダスタ1について説明する。エアダスタ1は、圧縮空気を吐出することで、塵埃等を吹き飛ばすことが可能な送風機の一種であって、使用者が把持して使用する手持ち式の電動ツールとして構成されている。
まず、エアダスタ1の概略構成について説明する。
図1〜図3に示すように、エアダスタ1は、本体ハウジング2と、ハンドルハウジング3とを備えている。
本体ハウジング2は、両端が覆われた略円筒状の中空体である。エアダスタ1は、電動式の多段送風機として構成されており、本体ハウジング2内には、モータ4と、複数のファン60を含む圧縮機構6とが収容されている。モータ4およびファン60は、同軸状に配置されている。モータ4およびファン60の回転軸A1は、本体ハウジング2の軸に沿って延在する。本体ハウジング2は、その軸方向における一端部に吸込み口201(図3参照)を有し、その軸方向における他端部に吐出口203を有する。
図1および図2に示すように、ハンドルハウジング3は、本体ハウジング2の外周面を覆うとともに、回転軸A1と交差する方向に、本体ハウジング2から突出している。ハンドルハウジング3のうち、回転軸A1と交差する方向に延在する部分は、把持部33を構成する。把持部33の基端部(本体ハウジング2側の端部)には、使用者による押圧操作(引き操作)が可能なトリガ331が設けられている。また、ハンドルハウジング3の突出側の端部(先端部)には、バッテリ装着部37を介して、バッテリ370が取り外し可能に装着されている。
使用者によってトリガ331が引き操作されると、モータ4が駆動され、吸込み口201から本体ハウジング2内に空気が吸い込まれ、圧縮機構6によって圧縮された空気(以下、圧縮空気という)が吐出口203から吐出される。
以下、エアダスタ1の詳細構成について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、モータ4(詳細には、モータシャフト471)およびファン60の回転軸A1の延在方向(本体ハウジング2の軸方向ともいえる)をエアダスタ1の前後方向と規定する。前後方向において、吐出口203が配置されている側を前側、反対側(吸込み口201が配置されている側)を後側と規定する。また、回転軸A1に直交し、ハンドルハウジング3の延在方向に対応する方向を上下方向と規定する。上下方向において、基端部側を上側、突出端側(バッテリ370が着脱される側)を下側と規定する。また、前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と規定する。
まず、本体ハウジング2およびハンドルハウジング3について説明する。
図2および図3に示すように、本体ハウジング2は、筒状部21と、前側カバー23と、後側カバー25とを連結することで形成されている。
筒状部21は、略円筒状の部材であって、両端に開口を有する。前側カバー23は、筒状部21とは別個に形成された先細りの漏斗状(円錐状)の部材である。前側カバー23は、筒状部21の前端部に螺合され、筒状部21の前端の開口を覆っている。前側カバー23の円筒状の先端部を、ノズル231という。ノズル231の開口は、本体ハウジング2内で圧縮された空気が本体ハウジング2の外部へ吐出される吐出口203を構成する。吐出口203は、回転軸A1上に配置される。後側カバー25は、筒状部21とは別個に形成された背面視円形の部材である。後側カバー25は、筒状部21の後端部にネジで固定され、筒状部21の後端の開口を覆う後壁を構成する。後側カバー25は、複数の貫通孔を有する。これらの貫通孔は、筒状部21内に空気を流入させる吸込み口201として機能する。なお、本実施形態では、筒状部21、前側カバー23、および後側カバー25は、何れも金属(例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金)で形成されている。
吸込み口201から本体ハウジング2へ流入した空気は、本体ハウジング2内を前方へ流れ、圧縮機構6によって圧縮され、吐出口203から吐出される。なお、詳細は図示しないが、ノズル231には、ノズル径より大きい、または小さい内径を有する円筒状のアタッチメントを着脱可能である。アタッチメントがノズル231に装着された場合には、吐出口203から吐出された空気は、アタッチメント内を通過して、アタッチメントの先端の開口から吐出されることになる。
図3〜図5に示すように、ハンドルハウジング3は、互いに別体として形成された左側シェル301と、右側シェル302とが連結されることで形成されている。左側シェル301と右側シェル302とは、本体ハウジング2の一部(詳細には、筒状部21と後側カバー25)を左右から挟み込んだ状態で、複数箇所においてネジで連結されている。これにより、本体ハウジング2とハンドルハウジング3とが固定状に連結され、一体化されている。なお、本実施形態では、左側シェル301と右側シェル302は、ネジで連結される部分等を除き、概ね左右対称に(回転軸A1を含み、上下方向に延在する平面Pに対して対称に)形成されている。なお、本実施形態では、ハンドルハウジング3(左側シェル301と右側シェル302)は合成樹脂製である。
また、図1および図2に示すように、ハンドルハウジング3は、カバー部31と、把持部33と、コントローラ収容部35とを含む。カバー部31は、ハンドルハウジング3のうち、本体ハウジング2の一部(詳細には、筒状部21と後側カバー25)の外周面を覆う略円筒状の部分である。把持部33は、カバー部31の下端部に接続して下方に延びる長尺の筒状部分であって、エアダスタ1の使用時(稼働時)に使用者によって把持される。コントローラ収容部35は、把持部32の下端部に接続する矩形箱状の部分である。コントローラ収容部35は、ハンドルハウジング3の下端部を構成する。
以下、本体ハウジング2の内部構造について説明する。
図6に示すように、本体ハウジング2には、モータ4と、圧縮機構6とが収容されている。より詳細には、モータ4のステータ41は、本体ハウジング2の後部内に配置され、ステータ41の前側に圧縮機構6が配置されている。つまり、モータ4は、吸込み口201(図3参照)から吐出口203までの本体ハウジング2内の空気の流路において、吸込み口201と圧縮機構6の間(圧縮機構6の上流側)に配置されている。
モータ4について説明する。本実施形態では、モータ4として、インナロータ型の直流ブラシレスモータが採用されている。モータ4は、ステータ41と、ロータ45と、モータシャフト471と、センサ基板48とを備えている。なお、このような構成のモータ4は周知であるため、以下では簡単に説明する。
ステータ41は、ステータコアと、コイルと、絶縁体とを含む。ステータ41の後端部には、外部端子用の端子取付部417が設けられている。端子取付部417は、ステータ41の下端部の径方向外側に配置されている。ロータ45は、磁石を有し、ステータ41の径方向内側に配置されている。
モータシャフト471は、前後方向に延在している。ロータ45は、モータシャフト471の後端部に固定されている。モータシャフト471は、ロータ45と一体的に回転軸A1周りに回転する。モータシャフト471は、ステータ41の前方に延びている。なお、本実施形態では、モータシャフト471の前端部には、延設シャフト473が同軸状に連結されている。延設シャフト473は、モータシャフト471と一体的に回転軸A1周りに回転する。以下、一体化されたモータシャフト471および延設シャフト473を総称して、駆動シャフト47というものとする。駆動シャフト47の前部および後端部は、夫々、本体ハウジング2に保持されたベアリング477、478によって支持されている。これにより、駆動シャフト47は、本体ハウジング2に対して回転軸A1周りに回転可能に支持されている。なお、モータ4(詳細には、ステータ41および駆動シャフト47)の支持構造については、後で詳述する。
センサ基板48は、環状に形成され、ステータ41の後端の開口を覆うように、ステータ41の後端部にネジで固定されている。センサ基板48には、ロータ45の回転位置(回転角度)を検出するためのホールセンサ(図示略)が搭載されている。
圧縮機構6について説明する。
図6に示すように、本実施形態では、圧縮機構6は、3つのファン(羽根車ともいう)60を含む。ファン60は、駆動シャフト47上に固定され、モータ4の駆動に伴って駆動シャフト47と一体的に回転軸A1周りに回転するように構成されている。ファン60は、回転軸A1方向に空気を吸い込み、径方向外側に送出する遠心ファンである。
3つのファン60は、夫々、3枚の区画板71によって区画された3つの領域(部屋ともいう)に配置されている。より詳細には、本体ハウジング2内には、中央部に貫通孔を有する円形の区画板71が3枚配置されている。区画板71は、夫々、3つのファン60の後側(前段側または吸込み口201側ともいえる)に配置されている。最後方の区画板71は、本体ハウジング2の内部空間を、モータ4の収容領域と、ファン60の収容領域とに区画している。区画板71の外径は、本体ハウジング2(筒状部21)の内径に概ね等しい。各区画板71の中央部の貫通孔は、回転軸A1上に配置され、その前段(後側)の領域と次段(前側)の領域とを連通させる通気口を構成する。
更に、1段目と2段目の2つのファン60の夫々の前側(次段側、吐出口203側ともいえる)には、ファン60によって送出された空気を径方向内側へ向かわせ、次の区画板71の通気口を介して次段へ導くための整流部材73が配置されている。2つの整流部材73は、同一の構成を有する。また、3段目(最前方)のファン60の前側には、ファン60によって径方向外側に送出された空気を径方向内側へ向かわせ、吐出口203へ導くための整流部材75が配置されている。なお、整流部材75は、ベアリング477の保持部材も兼用しており、有底円筒状のベアリング保持部755を有する。区画板71および整流部材73、75は、前後方向に位置決めされ、筒状部21に対して固定状に保持されている。
モータ4が駆動され、駆動シャフト47と一体的に3つのファン60が回転すると、吸込み口201(図3参照)から本体ハウジング2内部へ空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、モータ4を冷却しつつモータ4の収容領域を通過し、最後方(最上流側)の区画板71の通気口から、ファン60の収容領域へ流入する。1段目と2段目の2つの領域では、ファン60によって回転軸A1方向に吸い込まれ、径方向外側に送出された空気は、整流部材73によって径方向内側に向けて案内され、次の区画板71の通気口から次の領域に流入する。また、3段目の領域では、ファン60によって回転軸A1方向に吸い込まれ、径方向外側に送出された空気は、整流部材75によって径方向内側に向けて案内され、前側カバー23のノズル231を通って、吐出口203から吐出される。
圧縮機構6は、このように多段配置された3つの遠心ファン60により、吸込み口201から吸い込まれた空気を圧縮し、吐出口203から吐出させるように構成されている。このような構成の圧縮機構6では、ファン60の仕様(例えば、ファン60の数、ファン60の羽根の外径等)、ファン60の回転数(つまり、モータ4の回転数)等の適切な設定により、吐出される圧縮空気の風力を効率よく高めることができる。なお、本実施形態では、ファン60の羽根の外径は、50ミリメートル(mm)に設定されている。また、モータ4の最高回転数は、毎分50,000回転(50,000rpm)に設定されている。そして、エアダスタ1は、モータ4が最高回転数で駆動された場合に1.5ニュートン(N)程度の風力を発揮可能に構成されている。この風力は、塵埃等を吹き飛ばすのに十分な風力である。なお、この風力の値は、米国国家規格協会(略称ANSI)によって定められた「ANSI B175.2規格」に従って測定される値である。
以下、ハンドルハウジング3の内部構造について説明する。
図2に示すように、把持部33内には、スイッチ333が収容されている。スイッチ333は、常時にはオフ状態で維持され、トリガ331の引き操作に応じてオン状態とされる。スイッチ333は、図示しない配線を介して、コントローラ351に接続されており、オン状態とされた場合、トリガ331の操作量(引き量)に応じた信号を、コントローラ351に出力するように構成されている。
コントローラ収容部35内には、コントローラ351が収容されている。コントローラ351は、モータ4の駆動制御等、エアダスタ1の各種動作を制御するように構成されている。なお、本実施形態では、コントローラ351は、CPU、ROM、RAM、メモリを含むマイクロコンピュータとして構成されている。本実施形態では、コントローラ351は、スイッチ333から出力される信号(つまり、トリガ331の操作量)に応じて、モータ4の回転数を無段階で制御するように構成されている。
コントローラ収容部35の下端部には、バッテリ装着部37が設けられている。バッテリ装着部37は、充電式のバッテリ370をスライド係合可能な係合構造と、バッテリ370の係合に伴って、バッテリ370の端子に接続可能な端子とを有する。なお、バッテリ装着部37およびバッテリ370の構成自体は周知であるため、ここでの説明は省略する。
以下、本体ハウジング2内部におけるモータ4の支持構造について説明する。
まず、ステータ41の支持構造について説明する。
図4および図5に示すように、ステータ41は、ステータ41の径方向において、ステータ41と筒状部21の間に配置された支持体5を介して、本体ハウジング2に固定状に支持されている。
以下、支持体5の全体構成について説明する。なお、支持体5を単独で示す場合も、支持体5の方向については、ステータ41と共に本体ハウジング2に組み付けられたときのエアダスタ1の方向に準ずるものとする。
図4、図5および図7〜図9に示すように、支持体5は、全体としては、回転軸A1周りの周方向にステータ41を取り巻く壁部からなる筒状体として構成されている。なお、支持体5(壁部)の厚みは、概ね3.5mmに設定されている。支持体5は、ステータ保持部51と、隙間形成部55とを含む。
ステータ保持部51は、ステータ41の外周面に整合する内周面を有する壁部であって、外周面に当接して、ステータ41を径方向に移動不能に保持するように構成されている。ステータ保持部51は、支持体5の上壁部を構成する上側保持部52と、支持体5の下壁部を構成する下側保持部53とを含む。隙間形成部55は、ステータ保持部51よりも径方向外側に張り出した壁部であって、ステータ41の外周面から径方向外側に離間した内周面を有する。つまり、ステータ41の外周面と、隙間形成部55の内周面との間には、隙間が形成されている。この隙間は、支持体5の前端から後端まで回転軸A1の延在方向(前後方向)に延在し、空気が通過可能な通風路56として機能する。隙間形成部55は、上側保持部52と下側保持部53の夫々の左端を接続する左壁部と、上側保持部52と下側保持部53の夫々の右端を接続する右壁部とを含む。
このように、本実施形態の支持体5では、2つのステータ保持部51と、2つの隙間形成部55とが、周方向に交互に配置されている。なお、図10に示すように、隙間形成部55の前端は、ステータ保持部51の前端と面一であるが、隙間形成部55の後端は、ステータ保持部51の後端よりも後側に位置する。つまり、隙間形成部55は、ステータ保持部51よりも後方へ突出している。
本実施形態では、支持体5は、合成樹脂で形成されている。なお、支持体5は、耐熱性が高く、吸水性が低い合成樹脂で形成されることが好ましい。かかる合成樹脂の一例として、POM(ポリオキシメチレン)(ポリアセタール樹脂ともいう)が挙げられる。また、図10〜図12に示すように、本実施形態では、支持体5は、互いに別体として形成された左側部材501と、右側部材502とが接続されることで形成されている。左側部材501と右側部材502とは、概ね左右対称に(回転軸A1を含み、上下方向に延在する平面Pに対して対称に)形成されている。つまり、支持体5は、回転軸A1を含む平面で左右に2分割された半割体が接続されることで形成されているといえる。
以下、支持体5によるステータ41の保持構造の詳細について説明する。
本実施形態では、支持体5は、ステータ41を前後方向および周方向に位置決めした状態で保持する。このため、支持体5およびステータ41は、位置決めのための構成を有する。
まず、ステータ41の前後方向の位置決めについて説明する。図7、図11および図12に示すように、支持体5の上側保持部52および下側保持部53の夫々の前端の内周には、突起521、531が設けられている。突起521、531は、径方向内側に突出しており、夫々、ステータ41の上端部および下端部の前端に当接することで、前後方向において、支持体5に対するステータ41の位置を規定する。
次に、ステータ41の周方向の位置決めについて説明する。
図5、図7および図12に示すように、支持体5の上側保持部52の左右方向の中央部の内周には、溝522が形成されている。溝522は、直線状の溝であって、支持体5の後端から突起521まで前方に延在する。一方、ステータ41の上端部の左右方向の中央部の外周には、半円状の断面を有し、前後方向に直線状に延在する突条423が設けられている。なお、突条423の後端部には、センサ基板48をステータ41に固定するためのネジ穴が設けられている。また、上述のように、ステータ41の下後端部の径方向外側には、端子取付部417が配置される。そこで、図5、図7および図10に示すように、下側保持部53には、端子取付部417を配置可能なスペースを確保するための凹部537が設けられている。凹部537は、下側保持部53の後端から前方に凹む凹部である。
更に、図5および図12に示すように、上側保持部52の内周面の一部は、回転軸A1に平行な平面523を含む。一方、ステータ41の上端部の外周面の一部は、平面523に整合する平面421を含む。
支持体5は、突条423が溝522内に配置され、端子取付部417が凹部537内に配置され、更に、平面421が平面523に僅かな隙間をあけて対向する状態で、ステータ41の径方向外側に配置される。これにより、周方向において、支持体5に対するステータ41の位置が規定される。また、支持体5に対するステータ41の周方向の回動が規制される。
以下、本体ハウジング2による支持体5の支持構造の詳細について説明する。
本実施形態では、本体ハウジング2は、支持体5を前後方向および周方向に位置決めした状態で支持する。このため、本体ハウジング2および支持体5は、位置決めのための構成を有する。
まず、支持体5の前後方向の位置決めについて説明する。
図4および図5に示すように、筒状部21は、内周面から径方向内側に(回転軸A1に向けて)突出する4つのリブ211を有する。なお、4つのリブ211は、周方向において概ね等間隔で配置されており、回転軸A1に対して左右の斜め上方および斜め下方から突出している。また、図8に示すように、リブ211は、筒状部21の後端から、中央部よりもやや後側の位置まで前方に延びている。リブ211の前後方向の長さは、支持体5の最大の長さ(隙間形成部55の前後方向の長さ)よりも大きい。リブ211の前端部には、径方向内側に更に突出する突起212が設けられている。リブ211の後端部には、ネジ穴が設けられている。
4つのリブ211のうち、突起212以外の部分の突出高さ(径方向の長さ)は、支持体5(詳細には、ステータ保持部51)をリブ211の径方向内側に圧入可能に設定されている。一方、突起212の突出高さは、突起212の突出端(径方向内側の端)が、支持体5の外周よりも径方向内側に位置するように設定されている。
以上のように構成された4つのリブ211は、支持体5を径方向に移動不能に支持するとともに、前後方向において、本体ハウジング2に対する支持体5の位置を規定する。より詳細には、図4、図5および図8に示すように、4つのリブ211の突起212以外の部分の突出端面が、径方向外側からステータ保持部51の外周面に当接し、支持体5を径方向に移動不能に支持する。また、4つのリブ211の突起212の後端面が、ステータ保持部51の前端面に前方から当接し、前後方向において、本体ハウジング2に対する支持体5の位置を規定する。なお、図8に示すように、リブ211の前端面は、最後方に配置される区画板71の後面に後方から当接し、前後方向における区画板71の位置も規定する。
また、図13に示すように、後側カバー25は、2つの突出片251を有する。突出片251は、後側カバー25の左端部および右端部に設けられ、回転軸A1に平行に、後方に突出している。また、後側カバー25は、ネジを挿通可能な4つの貫通孔を有する。図8に示すように、後側カバー25は、筒状部21の後端部に嵌め込まれ、ネジが貫通孔を介してリブ211のネジ穴に螺合されることで、筒状部21に固定されている。図9に示すように、2つの突出片251の突出端(前端面)は、支持体5の後端(詳細には、左右一対の隙間形成部55の後端面)に当接することで、支持体5の後方への移動を規制する。これにより、支持体5は、リブ211および突出片251によって、本体ハウジング2に対して前後方向に移動不能に保持されている。このように、本実施形態では、後側カバー25は、筒状部21の後端の開口を覆いつつ、支持体5の後方への移動規制部としても機能する。
次に、支持体5の周方向の位置決めについて説明する。
図4および図5に示すように、筒状部21の4つのリブ211は、支持体5のうち、上下のステータ保持部51と、左右の隙間形成部55との境界に形成される4つのショルダ部(段差部)57に隣接するように突出している。また、図4、図5および図7に示すように、筒状部21の上後端部および下後端部には、夫々、下方および上方に突出する突出部214、215が設けられている。突出部215は、突出部214よりも前方に配置されている。突出部214の下端面および突出部215の上端面は、夫々、回転軸A1に平行、且つ、互いに平行な一対の平面216、217として構成されている。一方、支持体5の上側保持部52の外周面の一部および下側保持部53の外周面の一部は、一対の平面216、217に整合する一対の平面525、535を含む。
支持体5は、4つのリブ211と4つのショルダ部57とが夫々隣接し、更に、平面216、217が、夫々、平面525、535に僅かな隙間をあけて対向する状態で、筒状部21内に配置される。これにより、周方向において、本体ハウジング2に対する支持体5の位置が規定される。また、本体ハウジング2に対する支持体5の周方向の回動が規制される。
なお、上述のように、本実施形態では、支持体5は、左側部材501と右側部材502とによって形成されている(図11参照)。よって、作業者は、次の手順で、本体ハウジング2に対するステータ41の組み付けを行う。
まず、作業者は、支持体5でステータ41を保持する。このとき、上述の構成により、作業者は、支持体5とステータ41とを、前後方向および周方向において容易に位置決めすることができる。特に、作業者は、別個の部材である左側部材501と右側部材502とでステータ41を左右から挟み込むだけでよいため、支持体5によるステータ41の保持は非常に容易である。更に、作業者は、筒状部21の後端の開口を通して、ステータ41を保持した状態の支持体5を、4つのリブ211の突出端面に沿って前方へ押し込み、圧入する。このとき、上述の構成により、作業者は、筒状部21と支持体5とを、前後方向および周方向において容易に位置決めすることができる。
ステータ41を保持した状態の支持体5は、リブ211によって押圧され、左側部材501と右側部材502とが互いに密着し、且つ、ステータ保持部51の内周面がステータ41の外周面に密着する。これにより、ステータ41は、支持体5によって強固に保持され、支持体5を介して筒状部21に支持される。更に、作業者は、後側カバー25を筒状部21にネジで固定する。以上の手順により、ステータ41は、支持体5を介して、本体ハウジング2に固定状に支持される。
以下、モータシャフト471の支持構造の詳細について説明する。
上述のように、モータシャフト471は延設シャフト473と共に、一体としての駆動シャフト47を構成している。駆動シャフト47は、ベアリング477、478によって回転可能に支持されている。
図6に示すように、本実施形態では、駆動シャフト47(詳細には、延設シャフト473)の前部を支持するベアリング477は、整流部材75のベアリング保持部755に嵌め込まれ、整流部材75を介して筒状部21に保持されている。駆動シャフト47(詳細には、モータシャフト471)の後端部を支持するベアリング478は、後側カバー25によって保持されている。つまり、後側カバー25は、ベアリング478の保持部材としても機能する。より詳細には、後側カバー25は、中央部に設けられた有底円筒状のベアリング保持部255を有する。ベアリング478は、ベアリング保持部255内に嵌め込まれ、後側カバー25に保持されている。
以上に説明したように、本実施形態のエアダスタ1では、モータ4を収容する本体ハウジング2の筒状部21は、合成樹脂に比べて強度が高い金属製である。よって、大きな風力を得るために、最高回転数が50,000rpmという高速のモータ4を採用しても、筒状部21の耐久性を良好に維持することができる。特に、本実施形態では、圧縮機構6(ファン60)も筒状部21内に収容されている。このように、単一の金属製の筒状部材にモータ4および圧縮機構6を収容することで、筒状部21からの空気の漏出を抑制し、本体ハウジング2内の圧力の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、ステータ41は、径方向外側に配置された支持体5を介して筒状部21に支持されている。このように、ステータ41と金属製の筒状部21との間に、合成樹脂製の支持体5を配置することで、ステータ41が有する導体と筒状部21の間に十分な距離を確保し、筒状部21がモータ4に影響を与える可能性を低減することができる。例えば、図5に示すように、ステータ41には、コイルの導線が接続される金属製の端子415が設けられているが、端子415と筒状部21との間には、支持体5によって、絶縁距離が確保されている。
更に、本実施形態では、筒状部21の後端の開口を覆う後側カバー25も金属製とすることで、ベアリング478の保持部材を兼用する合理的な構成が実現されている。また、後側カバー25は、突出片251によって支持体5の移動を規制することが可能であり、更に合理的な構成が実現されている。突出片251は、2つのみであり、支持体5のうち、ステータ保持部51よりも後方に突出する隙間形成部55の後端に当接する。これにより、金属製の後側カバー25によるモータ4への影響を抑えることができる。
また、本実施形態では、支持体5は、支持体5とステータ41との間に通風路56を形成する隙間形成部55を有する。これにより、通風路を通過する空気によって、モータ4を効果的に冷却することができる。特に、本実施形態では、支持体5は、吸込み口201を有する後側カバー25の前側に設けられ、通風路56は、前後方向に延在する。更に、支持体5の前側には、3つのファン(遠心ファン)60を含む圧縮機構6が設けられている。このため、吸込み口201から筒状部21内へ流入した空気は、後方から前方へ通風路56を抜け、圧縮機構6に到達する。このように、支持体5により、筒状部21に流入した空気を、モータ4の冷却に利用しつつ速やかに圧縮機構6へ導く効率的な流路が実現されている。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。但し、実施形態の各構成要素は単なる一例であって、本発明の各構成要素を限定するものではない。エアダスタ1は、本発明の「送風機」の一例である。モータ4、ステータ41、ロータ45、モータシャフト471は、夫々、「モータ」、「ステータ」、「ロータ」、「出力シャフト」の一例である。圧縮機構6は、「圧縮機構」の一例である。筒状部21は、「ハウジング」の一例である。支持体5は、「支持体」の一例である。
リブ211およびショルダ部57は、「第1位置決め部」の一例である。平面216および平面525は、「第1位置決め部」の別の一例である。平面217および平面535は、「第1位置決め部」の別の一例である。溝522および突条423は、「第2位置決め部」の一例である。平面523および平面421は、「第2位置決め部」の別の一例である。通風路56は、「通風路」の一例である。左側部材501および右側部材502は、「複数の部材」の一例である。ベアリング478は、「ベアリング」の一例である。後側カバー25は、「カバー」の一例である。突出片251は、「当接部」の一例である。ファン60は、「遠心ファン」の一例である。
なお、上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る送風機は、例示されたエアダスタ1に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示すエアダスタ1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
例えば、上記実施形態で例示されたエアダスタ1の諸元(吐出口203から吐出される圧縮空気の風力、ファン60の羽根の外径、モータ4最高回転数等)の数値はあくまでも例示であり、異なる数値が採用されてもよい。なお、吐出口203から吐出される圧縮空気の風力は、1Nから3Nの範囲内にあると好ましい。この場合、エアダスタ1は、塵埃等を吹き飛ばすのに十分な風力を発揮することができる。また、風力を高めるためには、モータ4の最高回転数は、50,000rpm以上であると好ましい。
エアダスタ1の電源は、充電式のバッテリ370に限られるものではなく、使い捨ての電池であってもよいし、外部の交流電源であってもよい。また、エアダスタ1に充電式のバッテリが内蔵されていてもよい。
支持体5の構成、本体ハウジング2による支持体5の支持構造、および支持体5によるステータ41の保持構造は、適宜変更されうる。以下に、採用しうる変更を例示する。
例えば、支持体5は、複数の部材によって構成されるのではなく、単一の筒状体として構成されていてもよい。上記実施形態では、左側部材501と右側部材502は、筒状部21に嵌め込まれ、周方向に接続される(密着状に保持される)ように構成されている。しかしながら、左側部材501と右側部材502は、互いに係合して分離不能に連結されてもよいし、ネジで連結固定されてもよい。また、支持体5は、左右に2分割された半割体(左側部材501と右側部材502)ではなく、別の方向に2分割された半割体(例えば、上側部材と下側部材)が接続されることで形成されてもよい。支持体5を構成する複数の部材は、周方向に均等に分割されていなくてもよいし、回転軸A1を含む平面に対して非対称であってもよい。また、支持体5は、互いに当接しない複数の部材で構成されてもよい。複数の部材の数は3以上であってもよい。
支持体5は、通風路56を形成する隙間形成部55を有する必要はなく、支持体5の概ね全体が、ステータ41の外周面に当接するように構成されていてもよい。また、隙間形成部55の数は、1であっても、3以上であってもよい。支持体5によるステータ41の周方向の位置決めは、1箇所のみ(例えば、溝522および突条423のみ)で行われてもよいし、別の位置決め用の構成が採用されてもよい。
筒状部21の形状は、円筒状ではなく、矩形筒状等に変更されてもよい。支持体5を支持するリブ211の数は、4以外の数であってもよい。上記実施形態では、リブ211は、筒状部21に対して支持体5を前後方向および周方向に位置決め可能に構成されているが、前後方向および周方向の何れか一方の位置決めのみが可能であってもよい。別の位置決め用の構成が採用されてもよい。また、リブ211が省略され、筒状部21の後端部の内周部が、支持体5を嵌合可能に構成されていてもよい。また、筒状部21内に、前後方向に延在する溝が設けられ、支持体5の外周に、この溝に嵌合可能な突条が設けられてもよい。
更に、本体ハウジング2およびハンドルハウジング3の構成および内部構造の配置は、適宜変更されうる。例えば、吸込み口201および吐出口203の大きさ、形状、配置等は、上記実施形態の例から適宜変更されてよい。例えば、モータ4は、吸込み口201と第1段のファン60の間ではなく、最終段のファン60と吐出口203の間に配置されてもよい。後側カバー25は、筒状部21の後端の開口を覆う機能のみを有してもよい。この場合、ベアリング478は、後側カバー25とは別の部材を介して、本体ハウジング2に保持されうる。また、後側カバー25は、金属ではなく樹脂で形成されていてもよい。
圧縮空気を生成するための圧縮機構6は、適宜変更されうる。例えば、ファン60の数(つまり、段数)、ファン60の羽根の形状、数、外径等は、例えば、エアダスタ1に求められる風力に応じて適宜選定されうる。また、本体ハウジング2内におけるファン60、区画板71、整流部材73、75の配置や、区画板71、整流部材73、75の構成も、適宜変更されうる。
更に、本発明、上記実施形態およびその変形例の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態および上述の変形例に示すエアダスタ1、または各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
前記ハウジングは、前記支持体に向けて径方向内側に突出する少なくとも1つの突出部を備え、
前記少なくとも1つの突出部は、前記支持体の外周面に当接し、前記支持体を前記径方向に移動不能に支持するように構成されている。
リブ211は、本態様における「突出部」の一例である。
[態様2]
前記第1位置決め部は、前記ハウジングの内周部および前記支持体の外周部のうち一方に設けられた突出部と、前記ハウジングの内周部および前記支持体のうち他方に設けられ、前記周方向において前記突出部に当接可能な当接部とを含む。
リブ211、ショルダ部57は、夫々、本態様における「突出部」、「当接部」の一例である。
[態様3]
前記ハウジングの一端の開口を覆うとともに、前記ハウジング内に空気を吸い込むための吸込み口を有する第1カバーと、
前記ハウジングの他端の開口を覆うとともに、前記吐出口を有する第2カバーとを更に備え、
前記モータの前記ステータおよび前記ロータは、前記第1カバーと、前記複数の遠心ファンのうち、第1段の遠心ファンとの間に配置されている。
後側カバー25、前側カバー23は、夫々、本態様における「第1カバー」、「第2カバー」の一例である。
[態様4]
前記通風路は、前記出力シャフトの軸方向に延在する。
[態様5]
前記支持体は、筒状体であって、前記ステータの外周面に当接する第1壁部と、前記外周面から径方向外側に離間し、前記通風路を形成する第2壁部とを含む。
ステータ保持部51、隙間形成部55は、夫々、本態様における「第1壁部」、「第2壁部」の一例である。
[態様6]
前記第1位置決め部は、前記少なくとも1つの突出部を含み、
前記少なくとも1つの突出部は、前記周方向において、前記第1壁部と前記第2壁部とをつなぐショルダ部に隣接配置されている。
リブ211、ショルダ部57は、夫々、本態様における「突出部」、「ショルダ部」の一例である。
[態様7]
前記少なくとも1つの突出部は、前記出力シャフトの軸方向において前記支持体に当接し、前記ハウジングと前記支持体とを位置決めするように構成された突起を有する。
突起212は、本態様における「突起」の一例である。
[態様8]
前記第2位置決め部は、前記支持体の内周部および前記ステータの外周部のうち一方に設けられた凸部と、前記支持体の内周部および前記ステータの外周部のうち他方に設けられ、前記凸部に係合可能な凹部を含む。
突条423、溝522は、夫々、本態様の「凸部」、「凹部」の一例である。
[態様9]
前記ハウジングおよび前記支持体の少なくとも一方は、前記出力シャフトの軸方向において、前記ハウジングと前記支持体とを位置決めするように構成された第3位置決め部を備える。
リブ211(突起212)は、本態様の「第3位置決め部」の一例である。
[態様10]
前記支持体および前記ステータの少なくとも一方は、前記出力シャフトの軸方向において、前記支持体と前記ステータとを位置決めするように構成された第4位置決め部を備える。
突起521、531の各々は、本態様の「第4位置決め部」の一例である。
[態様11]
前記支持体は、前記出力シャフトの軸方向において第1の長さを有する短壁部と、前記軸方向において前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する長壁部とを含み、前記カバーの前記当接部は、前記長壁部に当接する。
ステータ保持部51、隙間形成部55は、夫々、本態様の「短壁部」、「長壁部」の一例である。
[態様12]
前記送風機は、前記ハウジングの少なくとも一部を覆う合成樹脂製の外側カバーを更に備える。
カバー部31は、本態様の「外側カバー」の一例である。
1:エアダスタ、2:本体ハウジング、201:吸込み口、203:吐出口、21:筒状部、211:リブ、212:突起、214:突出部、215:突出部、216:平面、217:平面、23:前側カバー、231:ノズル、25:後側カバー、251:突出片、255:ベアリング保持部、3:ハンドルハウジング、301:左側シェル、302:右側シェル、31:カバー部、32:把持部、33:把持部、331:トリガ、333:スイッチ、35:コントローラ収容部、351:コントローラ、37:バッテリ装着部、370:バッテリ、4:モータ、41:ステータ、415:端子、417:端子取付部、421:平面、423:突条、45:ロータ、47:駆動シャフト、471:モータシャフト、473:延設シャフト、477:ベアリング、478:ベアリング、48:センサ基板、5:支持体、501:左側部材、502:右側部材、51:ステータ保持部、52:上側保持部、521:突起、522:溝、523:平面、525:平面、53:下側保持部、531:突起、535:平面、537:凹部、55:隙間形成部、56:通風路、57:ショルダ部、6:圧縮機構、60:ファン、71:区画板、73:整流部材、75:整流部材、755:ベアリング保持部、A1:回転軸、P:平面

Claims (10)

  1. 吐出口から圧縮空気を吐出するように構成された電動式の送風機であって、
    ステータと、ロータと、前記ロータと一体的に軸周りに回転可能な出力シャフトとを備えたブラシレスモータと、
    前記モータによって駆動され、前記圧縮空気を生成するように構成された圧縮機構と、
    少なくとも前記モータを収容する金属製の筒状ハウジングと、
    前記ステータの径方向において、前記ステータと前記ハウジングの間に配置された合成樹脂製の支持体とを備え、
    前記ステータは、前記支持体を介して前記ハウジングに支持されていることを特徴とする送風機。
  2. 請求項1に記載の送風機であって、
    前記ハウジングおよび前記支持体の少なくとも一方は、前記軸周りの周方向において、前記ハウジングと前記支持体とを位置決めするように構成された第1位置決め部を備えることを特徴とする送風機。
  3. 請求項1または2に記載の送風機であって、
    前記支持体および前記ステータの少なくとも一方は、前記軸周りの周方向において、前記支持体と前記ステータとを位置決めするように構成された第2位置決め部を備えることを特徴とする送風機。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記支持体は、前記支持体と前記ステータとの間に通風路を形成するように構成されていることを特徴とする送風機。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記支持体は、複数の部材によって構成されていることを特徴とする送風機。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記出力シャフトの一端部を回転可能に支持するベアリングと、
    前記ベアリングを保持するとともに、前記ハウジングの一端の開口を覆うように構成された金属製のカバーとを更に備えたことを特徴とする送風機。
  7. 請求項6に記載の送風機であって、
    前記カバーは、前記支持体に当接し、前記カバー側への前記支持体の移動を規制するように構成された当接部を有することを特徴とする送風機。
  8. 請求項7に記載の送風機であって、
    前記当接部は、前記出力シャフトの軸方向に前記モータ側へ向けて突出する突起として構成されていることを特徴とする送風機。
  9. 請求項1〜8の何れか1つに記載の送風機であって、
    前記圧縮機構は、前記出力シャフトと同軸状に多段配置され、前記モータの駆動に伴って前記軸周りに回転するように構成された複数の遠心ファンを含むことを特徴とする送風機。
  10. 請求項9に記載の送風機であって、
    前記ハウジングは、前記圧縮機構を収容することを特徴とする送風機。
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