JP2021090901A - エアドライヤの乾燥剤点検構造 - Google Patents

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【課題】エアドライヤを分解することなく乾燥剤の状態が内部まで確認でき、且つ点検作業の手間を軽減するエアドライヤの乾燥剤点検構造を提供すること。【解決手段】本発明の一態様に係るエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50は、乾燥剤4を収容した乾燥剤ケース3と、乾燥剤ケース3を包囲するように設けられ、上部に開口7bが形成された外側ボデー7と、一端9aが外側ボデー7の開口7bに嵌合すると共に、他端が乾燥剤4に挿入された透明な覗き窓9と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エアドライヤの乾燥剤点検構造に関する。
トラック等の車両に搭載された空気貯蔵装置は、主としてコンプレッサ、エアドライヤ、及びエアタンクを備え、ブレーキ圧力源等を確保するために使用されている。コンプレッサからの圧縮空気は、エアドライヤの乾燥剤を収容した乾燥剤ケース内を通過することによって除湿される。エアタンクは、チェックバルブを介して除湿された圧縮空気を貯蔵する。
乾燥剤ケース内の乾燥剤は、吸湿、圧縮空気に含まれるオイル分又はオイルミスト等の要因によって経時的に劣化する。乾燥剤の劣化状態は、エアドライヤを分解して、乾燥剤を取り出すことにより確認される。このような分解作業は手間がかかるため、従来、乾燥剤ケース内の乾燥剤は使用期間及び走行距離に基づいて定期的に交換されていた。
実開昭55−099733号公報 特開昭60−143817号公報 実開平03−128422号公報 実開昭62−031920号公報 特開2009−274002号公報
ここで、車両の使用環境は様々であるので、一律に設定された定期的な交換タイミングで乾燥剤の交換を行うと、適切な時期に乾燥剤の交換を行うことができないことが問題となる。乾燥剤の交換時期が遅すぎる場合には、劣化した乾燥剤が用いられることにより、圧縮空気が適切に除湿されないことが考えられる。また、乾燥剤の交換時期が早すぎる場合には、継続して使用可能な乾燥剤が廃棄処分されてしまうことが考えられる。エアドライヤを分解することなく、適切な時期に乾燥剤の交換を行うべく、乾燥剤ケース内の乾燥剤の状態を確認する技術が検討されている。乾燥剤の状態を確認する技術として、特許文献1−5の技術が提案されている。
特許文献1には、除湿器本体及び蓋体に形成された検知窓から、乾燥剤の飽和状態を確認できる除湿器が開示されている。
特許文献2には、圧縮空気乾燥装置内の乾燥剤を収容した容器に透視可能な部分を設けること、及び圧縮空気乾燥装置本体のカバーにのぞき窓を設けることにより、乾燥剤のオイル汚れを観察できる圧縮空気乾燥装置が開示されている。
特許文献3には、外側のカバーと乾燥筒の両方に透明窓を設け、カバー及び乾燥筒を取り外すことなく、透明窓から内部を覗き込んで乾燥剤の劣化状態を確認できるエアドライヤの点検手段が開示されている。
特許文献4には、乾燥剤の収納ケースに観察用開口を設けて密閉栓を差し込み、観察する場合に密閉栓を外して乾燥剤の劣化状態を判断するエアドライヤ装置が開示されている。
特許文献5には、エアドライヤを分解することなく乾燥剤の劣化状態を簡単に確認し得るようにしたエアドライヤの乾燥剤点検構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1−4に記載の技術は、外部から視認できる乾燥剤の一面のみを確認するものであり、乾燥剤の状態を内部まで確認することができない。特許文献5の乾燥剤点検構造は、収容管内に収容した点検容器を挿入口から抜き出すことによって点検を行うため、点検作業に多少の手間が発生する。
そこで、本発明は、エアドライヤを分解することなく乾燥剤の状態を内部まで確認でき、且つ点検作業の手間を軽減するエアドライヤの乾燥剤点検構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造は、乾燥剤を収容した乾燥剤ケースと、乾燥剤ケースを包囲するように設けられ、上部に開口が形成された外側ボデーと、一端が外側ボデーの開口に嵌合すると共に、他端が乾燥剤に挿入された透明な覗き窓と、を備える。
本発明の一態様に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造では、覗き窓の一端が外側ボデーの開口に嵌合されると共に、覗き窓の他端が乾燥剤に挿入されている。覗き窓が乾燥剤に挿入されているため、外側ボデーの開口に嵌合した覗き窓から、乾燥剤の内部の状態が視認される。このような乾燥剤点検構造によれば、エアドライヤを分解することなく乾燥剤の状態を内部まで確認することができる。そして、単に覗き窓から視認することによって乾燥剤の内部の状態が視認されるため、乾燥剤の内部の状態の確認(点検)のために専用の点検機器を用意する必要がなく、点検作業の手間を軽減することができる。
本発明の一態様に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造は、覗き窓の形状が錐体であり、覗き窓の一端が錐体の底面、覗き窓の他端が錐体の頂点である。覗き窓の形状が錐体とされ、他端が錐体の頂点とされることにより、乾燥剤に対して覗き窓がスムーズに挿入される。このことで、乾燥剤に対する覗き窓の挿入を容易に行うことができる。また、乾燥剤は上部側から順にオイル等による汚れ(劣化)が進行するところ、覗き窓の形状が錐体とされて他端が錐体の頂点とされることにより、一端(錐体の底面)から見ると、汚れの進行状況が初期である(乾燥剤の上部側のみ汚れている)場合には視認した範囲の外側のみに汚れが確認され、汚れの進行状況がある程度進んだ(乾燥剤の下部側まで汚れている)場合には視認した範囲の中央部にまで汚れが確認されることとなる。このように、覗き窓の形状が錐体とされることにより、どの程度の深さの乾燥剤まで汚れ(劣化)が進行しているのかを逐次、容易且つ高精度に確認することができる。
本発明の一態様に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造は、覗き窓の一端側において、覗き窓を囲うように覗き窓の外表面に設けられた押え部と、一端が押え部に接続されると共に、他端が乾燥剤ケースの上面に接続されており、弾性変形可能に構成された押えバネと、を更に備え、押えバネは、押え部を外側ボデーに押圧している。押えバネによって押え部が外側ボデーに押圧されることにより、覗き窓が所定の位置から動くことが抑制される。このことで、エアドライヤ内部の密閉性をより強固に保つことができる。また、弾性を有する押えバネによって押え部が外側ボデーに押圧される構成を採用することにより、外側ボデーの組付けを容易に行うことができる。
本発明の一態様に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造は、押えバネは、覗き窓の一部を内部に収容するように配置されている。このような構成によれば、覗き窓の位置が押えバネの内部に限定される。このことで、覗き窓が所定の位置から動くことをより好適に抑制することができる。また、覗き窓と押えバネとを共に設置し易くなるため、組付けがより容易になる。
本発明によれば、エアドライヤを分解することなく乾燥剤の状態を内部まで確認でき、且つ点検作業の手間を軽減することができる。
実施形態に係るエアドライヤの乾燥剤点検構造の一例を模式的に示す断面図である。 図1の覗き窓において視認される乾燥剤の状態を説明する図である。 比較例に係るエアドライヤの一例を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
[乾燥剤点検構造]
図1は、実施形態に係るエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50の一例を模式的に示す断面図である。エアドライヤ1は、例えばトラック等の車両に搭載された空気貯蔵装置(不図示)に設けられている。このような空気貯蔵装置(不図示)は、例えばブレーキ圧力源等を確保する目的で設けられており、エアドライヤ1の他に、コンプレッサ(不図示)及びエアタンク(不図示)等を備えている。エアドライヤ1は、例えば、コンプレッサ(不図示)から排出された圧縮空気を除湿する。
エアドライヤ1は、カートリッジ2と、カートリッジフタ13と、ハウジング14と、を備える。カートリッジは、乾燥剤ケース3と、乾燥剤4と、上側フタ5と、下側フタ6と、外側ボデー7と、内側ボデー8と、覗き窓9と、押え部10と、押えバネ11と、パッキン12と、を含んで構成されている。なお、以下の説明において「上」「下」の語は、図1中の上下方向に対応するものである。すなわち、ハウジング14からみたカートリッジフタ13方向は上方向であり、カートリッジフタ13からみたハウジング14方向は下方向である。
乾燥剤ケース3は、乾燥剤4を収容したケースである。乾燥剤ケース3は、例えば箱状のケースである。乾燥剤ケース3は、乾燥剤4を収容することができればどのような形状であってもよい。乾燥剤4は、圧縮空気に含まれる水分及びオイル分等を除去し圧縮空気を除湿する物質である。乾燥剤4としては、例えばシリカゲル又はゼオライト等が用いられる。
上側フタ5は、乾燥剤ケース3の上蓋として機能する平板状部材である。下側フタ6は、上下方向において上側フタ5に対向するように設けられた平板状部材である。乾燥剤4の収容領域は、乾燥剤ケース3と、上側フタ5と、下側フタ6とにより区画されている。上側フタ5及び下側フタ6には、乾燥剤ケース3内に通気させるための通孔(不図示)が形成されている。圧縮空気は、上側フタ5の通孔(不図示)から乾燥剤ケース3内に流入し、乾燥剤ケース3内の乾燥剤4によって除湿され、下側フタ6の通孔(不図示)から乾燥剤ケース3外に排出される。
外側ボデー7は、乾燥剤ケース3を包囲するように設けられ、上面7a(上部)に開口7bが形成された有底筒状の部材である。外側ボデー7は、乾燥剤ケース3の側面を囲う側面部7cと、側面部7cの上端を覆う上面7aと、を有する。外側ボデー7は、上面7aに対向する部分(側面部7cの下端7dを覆う部分)を有しておらず、乾燥剤ケース3の上方から被せるようにして、カートリッジフタ13へ組付け可能に形成されている。側面部7cの下端7dは、カートリッジフタ13にかしめ等により固定されている。開口7bは、上面7aの略中央部分において上面7aを貫通するように形成された開口である。開口7bは、上面7aにおける中央部分以外に形成されていてもよい。
内側ボデー8は、乾燥剤4によって除湿されて下側フタ6から排出された圧縮空気をハウジング14に導くように構成された空洞状部材である。内側ボデー8は、第1部分8aと、第2部分8bとを有する。第1部分8aは、上端が下側フタ6に連続すると共に、下端が第2部分8bに連続するように、上下方向に延びている。第1部分8aは、上端から下端に向かって先細りになるように、テーパ状に形成されている。第2部分8bは、上端が第1部分8aに連続すると共に、下端がハウジング14に連続するように、上下方向に延びている。第2部分8bは、カートリッジフタ13に形成された開口(不図示)を貫通するように上下方向に延びている。
覗き窓9は、一端9aが外側ボデー7の開口7bに嵌合すると共に、他端9bが乾燥剤4に挿入された透明な部材である。覗き窓9の一端9aは、視認面である。覗き窓9は、例えば、ガラス又は樹脂等から形成されている。覗き窓9の内部は空洞でもよく、詰まっていてもよい。覗き窓9は、一端9a(上端)から他端9b(下端)に向かって先細りになるように、テーパ状に形成されている。覗き窓9は、上側フタ5の略中央部分に形成された貫通孔(不図示)を貫通するように、上下方向に延びている。覗き窓9の形状は、例えば錐体である。覗き窓9の形状は、例えば円錐又は角錐等の錐体、略錐体、柱体、又は柱体と錐体との組み合わせ等の形状とされてもよい。覗き窓9の形状が錐体である場合、覗き窓9の一端9aが錐体の底面、覗き窓9の他端9bが錐体の頂点である。なお、本実施形態では、覗き窓9の形状が錐体であるとして説明するが、これに限定されない。覗き窓9は、例えば上下方向において径が一定の筒状又は柱状の部材であってもよい。
覗き窓9の乾燥剤4に対する挿入の深さは任意であるが、乾燥剤ケース3の下側フタ6を貫通しない。覗き窓9の挿入位置(上側フタ5を貫通する位置)は、上側フタ5の中央部分でなくてもよい。覗き窓9は複数あってもよく、長さの異なる複数の覗き窓9を乾燥剤4に挿入してもよい。
押え部10は、覗き窓9の一端側において、覗き窓9を囲うように覗き窓9の外表面に設けられた板状部材である。押え部10は、覗き窓9と一体的に形成されてもよく、覗き窓9と着脱可能に形成されてもよい。押え部10は、押えバネ11によって外側ボデー7方向に押圧されている状態において、覗き窓9に連結されている。
押えバネ11は、一端が押え部10に接続されると共に、他端が乾燥剤ケース3の上面(上側フタ5側)に接続された弾性変形可能なバネである。押えバネ11は、押え部10を外側ボデー7に押圧している。押えバネ11はまた、覗き窓9の一部を内部に収容するように配置されてもよい。
パッキン12は、外側ボデー7の開口7bと覗き窓9の一端側との隙間を防ぐためのシール材である。パッキン12は、例えば外側ボデー7と押え部10との間に設けられる。
カートリッジフタ13は、外側ボデー7の底蓋として機能する平板状部材である。カートリッジフタ13は、外側ボデー7の上面7aと上下方向において対向するように設けられている。カートリッジフタ13には、外側ボデー7の側面部7cの下端7dがかしめ等により固定されている。カートリッジフタ13の略中央部分には、内側ボデー8の第2部分8bが貫通する開口(不図示)が形成されている。カートリッジフタ13には、圧縮空気を通過させるための通孔(不図示)が形成されている。カートリッジフタ13は、カートリッジ2の領域とハウジング14の領域とを区画し、ハウジング14からの圧縮空気をカートリッジ2内に導くように構成される。
ハウジング14はコンプレッサ(不図示)から排出された圧縮空気を吸入し、カートリッジ2内に導くための入口14aを備える。ハウジング14はまた、内側ボデー8の第2部分8bと連続し、除湿された圧縮空気をエアタンク(不図示)に導くための出口14bを備える。
図1に示されるように、コンプレッサ(不図示)から排出された圧縮空気は、ハウジング14の入口14aから吸入される。圧縮空気は、ハウジング14からカートリッジフタ13を経てカートリッジ2内に導かれる。圧縮空気は、乾燥剤ケース3の上側フタ5から乾燥剤ケース3内に流入する。圧縮空気は、乾燥剤4によって除湿され、下側フタ6から内側ボデー8に排出される。圧縮空気は、内側ボデー8からハウジング14内に導かれる。圧縮空気は、ハウジング14の出口14bからエアタンク(不図示)に排出される。このような圧縮空気の流れであるため、乾燥剤4は上部側から順にオイル等による汚れ(劣化)が進行する。
[乾燥剤点検構造の組付け方法]
以下、図1を参照しながら実施形態に係るエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50の組付け方法を説明する。
最初に、カートリッジ2をハウジング14に取り付ける。カートリッジ2とハウジング14とは、カートリッジフタ13によって区画される。内側ボデー8の第2部分8bの下端は、ハウジング14に連続するように取り付けられる。
つづいて、押えバネ11の一端11aを押え部10に接続すると共に、押えバネ11の他端11bを乾燥剤ケース3の上面(上側フタ5側)に接続する。また、覗き窓9の他端9bを乾燥剤ケース3の上側フタ5から乾燥剤4に挿入する。
つづいて、外側ボデー7を乾燥剤ケース3の上方から被せるようにして、カートリッジフタ13へ組付ける。この際、覗き窓9の視認面である一端9aを外側ボデー7の開口7bに嵌合させる。外側ボデー7の側面部7cの下端7dは、カートリッジフタ13にかしめ等により固定される。
エアドライヤ1の乾燥剤点検構造50の組付け方法の順序は、上述した順序に限定されない。
[作用効果]
次に、上述したエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50の作用効果について説明する。
本実施形態に係るエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50は、乾燥剤4を収容した乾燥剤ケース3と、乾燥剤ケース3を包囲するように設けられ、上部に開口7bが形成された外側ボデー7と、一端9aが外側ボデー7の開口7bに嵌合すると共に、他端9bが乾燥剤4に挿入された透明な覗き窓9と、を備える。
エアドライヤ1の乾燥剤点検構造50では、覗き窓9の一端9aが外側ボデー7の開口7bに嵌合されると共に、覗き窓9の他端9bが乾燥剤4に挿入されている。覗き窓9が乾燥剤4に挿入されているため、外側ボデー7の開口7bに嵌合した覗き窓9から、乾燥剤4の内部の状態が視認される。このような乾燥剤点検構造50によれば、エアドライヤ1を分解することなく乾燥剤4の状態を内部まで確認することができる。そして、単に覗き窓9から視認することによって乾燥剤4の内部の状態が視認されるため、乾燥剤4の内部の状態の確認(点検)のために専用の点検機器を用意する必要がなく、点検作業の手間を軽減することができる。
覗き窓9の形状が錐体であり、覗き窓9の一端9aが錐体の底面、覗き窓9の他端9bが錐体の頂点である。覗き窓9の形状が錐体とされ、他端9bが錐体の頂点とされることにより、乾燥剤4に対して覗き窓9がスムーズに挿入される。このことで、乾燥剤4に対する覗き窓9の挿入を容易に行うことができる。また、乾燥剤4は上部側から順にオイル等による汚れ(劣化)が進行するところ、覗き窓9の形状が錐体とされて他端9bが錐体の頂点とされることにより、一端9a(錐体の底面)から見ると、汚れの進行状況が初期である(乾燥剤4の上部側のみ汚れている)場合には視認した範囲の外側のみに汚れが確認され、汚れの進行状況がある程度進んだ(乾燥剤4の下部側まで汚れている)場合には視認した範囲の中央部にまで汚れが確認されることとなる。このように、覗き窓9の形状が錐体とされることにより、どの程度の深さの乾燥剤4まで汚れ(劣化)が進行しているのかを逐次、容易且つ高精度に確認することができる。
覗き窓9の一端側において、覗き窓9を囲うように覗き窓9の外表面に設けられた押え部10と、一端11aが押え部10に接続されると共に、他端11bが乾燥剤ケース3の上面に接続されており、弾性変形可能に構成された押えバネ11と、を更に備え、押えバネ11は、押え部10を外側ボデー7に押圧している。押えバネ11によって押え部10が外側ボデー7に押圧されることにより、覗き窓9が所定の位置から動くことが抑制される。このことで、エアドライヤ内部の密閉性をより強固に保つことができる。また、弾性を有する押えバネ11によって押え部10が外側ボデー7に押圧される構成を採用することにより、外側ボデー7の組付けを容易に行うことができる。
押えバネ11は、覗き窓9の一部を内部に収容するように配置されている。このような構成によれば、覗き窓9の位置が押えバネ11の内部に限定される。このことで、覗き窓9が所定の位置から動くことをより好適に抑制することができる。また、覗き窓9と押えバネ11とを共に設置し易くなるため、組付けがより容易になる。
図2は、図1の覗き窓9において視認される乾燥剤4の状態を説明する図である。図2は、円錐状の覗き窓9が乾燥剤ケース3の下側フタ6付近まで挿入された場合の乾燥剤4の状態について説明している。図2の乾燥剤4のうち、汚れた状態4a、汚れがない状態4bとして説明する。
図2(a)は、乾燥剤4の汚れ(劣化)がない状態を示している。視認した範囲の外側は乾燥剤4の上部側に対応し、視認した範囲の中央部は乾燥剤4の下部側に対応している。図2(a)は乾燥剤4の汚れ(劣化)がない状態であるため、塗りつぶし箇所がない。
図2(b)は、図2(a)より乾燥剤4の汚れ(劣化)が進行した状態を示している。汚れの進行状況が初期である(乾燥剤4の上部側のみ汚れている)場合には、視認した範囲の外側のみに汚れた状態4aが確認される。また、視認した範囲の中央部は汚れがない状態4aが確認される。
図2(c)は、図2(b)より乾燥剤4の汚れ(劣化)がさらに進行した状態を示している。汚れの進行状況がある程度進んだ(乾燥剤4の下部側まで汚れている)場合には、視認した範囲の中央部にまで汚れた状態4aが確認される。
図2は覗き窓9が円錐状である例を示したが、錐体のほか、乾燥剤4に挿入される覗き窓9の他端側が細くなる任意の形状であれば、どの程度の深さの乾燥剤4まで汚れ(劣化)が進行しているのかを逐次、容易且つ高精度に確認することができる。
図3は、比較例に係るエアドライヤの一例を模式的に示す断面図である。図3に示すように、比較例のエアドライヤ100は、外側ボデー7に開口が形成されておらず、覗き窓9、押え部10、及びパッキン12を備えていない。押えバネ11は、一端が外側ボデー7に接続されると共に、他端が乾燥剤ケース3の上面に接続されている。なお、圧縮空気の流れは図1で説明した通りである。このような比較例のエアドライヤ100では、乾燥剤4の劣化状態を確認するために、エアドライヤ100を分解して乾燥剤4を取り出す必要がある。
これに対し、実施形態に係るエアドライヤ1の乾燥剤点検構造50は、覗き窓9の一端が外側ボデー7の開口7bに嵌合されると共に、覗き窓9の他端が乾燥剤4に挿入されている。覗き窓9が乾燥剤4に挿入されているため、外側ボデー7の開口7bに嵌合した覗き窓9から、乾燥剤4の内部の状態が視認される。このような乾燥剤点検構造50によれば、エアドライヤ1を分解することなく乾燥剤4の状態を内部まで確認することができる。そして、単に覗き窓9から視認することによって乾燥剤4の内部の状態が視認されるため、乾燥剤4の内部の状態の確認(点検)のために専用の点検機器を用意する必要がなく、点検作業の手間を軽減することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
1…エアドライヤ、3…乾燥剤ケース、4…乾燥剤、7…外側ボデー、7a…上面(上部)、7b…開口、9…覗き窓、9a…一端、9b…他端、10…押え部、11…押えバネ、11a…一端、11b…他端。

Claims (4)

  1. 乾燥剤を収容した乾燥剤ケースと、
    前記乾燥剤ケースを包囲するように設けられ、上部に開口が形成された外側ボデーと、
    一端が前記外側ボデーの前記開口に嵌合すると共に、他端が乾燥剤に挿入された透明な覗き窓と、
    を備えたエアドライヤの乾燥剤点検構造。
  2. 前記覗き窓の形状が錐体であり、前記覗き窓の一端が前記錐体の底面、前記覗き窓の他端が前記錐体の頂点である、請求項1記載のエアドライヤの乾燥剤点検構造。
  3. 前記覗き窓の一端側において、前記覗き窓を囲うように前記覗き窓の外表面に設けられた押え部と、
    一端が前記押え部に接続されると共に、他端が前記乾燥剤ケースの上面に接続されており、弾性変形可能に構成された押えバネと、を更に備え、
    前記押えバネは、前記押え部を前記外側ボデーに押圧している、請求項1又は2記載のエアドライヤの乾燥剤点検構造。
  4. 前記押えバネは、前記覗き窓の一部を内部に収容するように配置されている、請求項3記載のエアドライヤの乾燥剤点検構造。
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