JP2021089539A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機器を操作するための特定の生体情報を測定するセンサが、当該特定の生体情報が測定される特定の部位に設置されている場合に当該機器を操作することができる仕組みを提供する。【解決手段】プロセッサは、ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサが、特定の生体情報が測定される、ユーザの特定の部位に設置されていることが、第1センサが設置されている部位を特定する第2センサによって特定された場合、第1センサによって測定された特定の生体情報に従って機器を操作する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
脳波等の生体情報を用いて機器を操作することが考えられる。
特許文献1には、皮膚インピーダンスを計測して得られた計測値に基づいて誘発脳波電位を補正する方法が記載されている。
ところで、機器を操作するための特定の生体情報を測定するセンサが、当該特定の生体情報が測定される、ユーザの特定の部位ではなく、別の部位に設置されることが考えられる。当該センサが当該別の部位に設置された場合であっても、生体情報が測定され、当該測定された生体情報によって機器が操作されてしまうことが考えられる。
本発明の目的は、機器を操作するための特定の生体情報を測定するセンサが、当該特定の生体情報が測定される特定の部位に設置されている場合に当該機器を操作することができる仕組みを提供することにある。
請求項1に係る発明は、ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサと、前記第1センサが設置されている、前記ユーザの部位を特定する第2センサと、前記特定の生体情報が測定される特定の部位に前記第1センサが設置されていることが前記第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作するプロセッサと、を有する情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、ユーザの生体情報を測定する第1センサと、前記第1センサが設置されている、前記ユーザの部位を特定する第2センサと、前記第1センサが特定の部位に設置された状態で前記第1センサによって測定された特定の生体情報に従って操作されることが想定されている機器を操作するプロセッサであって、前記第1センサが前記特定の部位に設置されていることが前記第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作するプロセッサと、を有する情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサが、前記特定の生体情報が測定される、前記ユーザの特定の部位に設置されていることが、前記第1センサが設置されている部位を特定する第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の温度を測定する温度センサであり、前記温度センサによって測定された温度が、前記特定の部位の温度の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、前記特定の部位は、前記ユーザの耳又は額であり、前記温度センサによって測定された温度が、前記ユーザの耳の温度の範囲、又は、前記ユーザの額の温度の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の気圧を測定する気圧センサであり、前記気圧センサによって測定された気圧が、前記特定の部位の気圧の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7に係る発明は、前記気圧センサによって測定された気圧が閾値以上である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の明るさを測定する照度センサであり、前記照度センサによって測定された明るさが、前記特定の部位の明るさの範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項9に係る発明は、前記照度センサによって測定された明るさが閾値以下である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の動き量を測定する動きセンサであり、前記動きセンサによって測定された動き量が、前記特定の部位の動き量の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項11に係る発明は、前記特定の部位は、前記ユーザの頭部であり、前記動きセンサによって測定された動き量が、前記ユーザの頭部の動き量の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の臭気を測定する臭気センサであり、前記臭気センサによって測定された臭気が、前記特定の部位の臭気の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項13に係る発明は、前記臭気センサによって測定された臭気が閾値以下である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置である。
請求項14に係る発明は、前記第2センサは、前記第1センサに設置されている撮影装置であり、前記撮影装置による撮影の範囲が、前記特定の部位に対応する特定の範囲である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項15に係る発明は、前記プロセッサは、前記特定の範囲にて撮影された、前記ユーザの一部又は前記ユーザが着衣している衣類の一部の情報に基づいて、前記第1センサが設置されている部位を特定する、ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置である。
請求項16に係る発明は、コンピュータに、ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサが、前記特定の生体情報が測定される、前記ユーザの特定の部位に設置されていることが、前記第1センサが設置されている部位を特定する第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作させる、プログラムである。
請求項1−3,16に係る発明によれば、機器を操作するための特定の生体情報を測定するセンサが、当該特定の生体情報が測定される特定の部位に設置されている場合に当該機器を操作することができる。
請求項4,5に係る発明によれば、第1センサが設置されている部位の温度に基づいて、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
請求項6,7に係る発明によれば、第1センサが設置されている部位の気圧に基づいて、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
請求項8,9に係る発明によれば、第1センサが設置されている部位の明るさに基づいて、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
請求項10,11に係る発明によれば、第1センサが設置されている部位の動き量に基づいて、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
請求項12,13に係る発明によれば、第1センサが設置されている部位の臭気に基づいて、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
請求項14,15に係る発明によれば、撮影装置を用いることで、第1センサが設置されている部位を特定することができる。
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1には、本実施形態に係る情報処理システムの構成の一例が示されている。
本実施形態に係る情報処理システムは、情報処理装置10と、1又は複数の第1センサ12と、1又は複数の第2センサ14と、1又は複数の機器16とを含む。図1に示されている第1センサ12、第2センサ14及び機器16の数は一例に過ぎずない。複数の第1センサ12、複数の第2センサ14及び複数の機器16が、情報処理システムに含まれてもよい。また、情報処理システムは、図1に示されている装置以外の他の装置(例えばサーバ等の外部装置)を含んでもよい。
情報処理システムに含まれている各装置(例えば、情報処理装置10、第1センサ12、第2センサ14及び機器16)は、他の装置と通信するように構成されている。その通信は、ケーブルを利用する有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。つまり、各装置は、他の装置とケーブルによって物理的に接続されて、情報を互いに送受信してもよいし、無線通信によって互いに情報を送受信してもよい。無線通信として、例えば、近距離無線通信やWi−Fi(登録商標)等が用いられる。これら以外の規格の無線通信が用いられてもよい。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)やRFID(Radio Frequency Identifier)やNFC等である。各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信経路を介して他の装置や他のセンサ等と通信してもよい。
情報処理装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、又は、その他の装置(例えばサーバ等)である。情報処理装置10は、ユーザが携帯することが可能な端末装置(例えば、タブレットPCやスマートフォンや携帯電話等)であってもよいし、テーブル等に設置されて使用される装置であってもよい。情報処理装置10は、通信機能とマイクとスピーカとを有するスマートスピーカであってもよい。情報処理装置10は、屋内(例えば、部屋の床、天井、テーブル等)に設置されてもよいし、屋外に設置されてもよい。また、情報処理装置10は、移動可能な装置(例えば自走式の装置)でもよい。
第1センサ12は、ユーザの生体情報を測定するセンサである。例えば、第1センサ12は電極等を有する。第1センサ12は、生体情報を測定する生体情報測定装置であってもよい。複数の第1センサ12が用いられる場合、各第1センサ12は、異なる種類の生体情報を測定してもよい。複数の第1センサ12の中の一部又は全部は、同じ種類の生体情報を測定してもよい。また、第1センサ12は、1つの種類の生体情報を測定するように構成されてもよいし、複数の種類の生体情報を測定するように構成されてもよい。
第1センサ12は、測定された生体情報を情報処理装置10に送信する。第1センサ12は、生体情報を測定する度に生体情報を情報処理装置10に送信してもよいし、生体情報を記憶し、予め定められた時間間隔毎に生体情報を情報処理装置10に送信してもよいし、ユーザが指定したタイミングで生体情報を情報処理装置10に送信してもよい。また、第1センサ12は、他の第1センサ12が測定した生体情報を当該他の第1センサ12から受信し、自身が測定した生体情報と当該他の第1センサ12が測定した生体情報とを情報処理装置10に送信してもよい。
第1センサ12は、自身又は他の第1センサ12が測定した生体情報を分析し、その分析結果を示す情報を情報処理装置10に送信してもよい。第1センサ12はプロセッサや記憶装置を含み、当該プロセッサが生体情報を分析してもよい。もちろん、その分析は情報処理装置10にて行われてもよい。
第1センサ12は、バッテリを含み、当該バッテリから供給される電力によって駆動してもよいし、情報処理装置10から電力の供給を受けて駆動してもよい。
第1センサ12は、ユーザに設置されてもよい。例えば、第1センサ12は、ユーザに装着されて生体情報を測定するウェアラブル装置であってもよい。具体例を挙げると、第1センサ12は、ユーザの頭部(例えば額等)に装着される装置であってもよいし、ユーザの耳に装着されるヒアラブル装置(例えば、イヤフォンやヘッドフォン等)であってもよいし、ユーザの腕や手や手首や指等に装着される装置(例えば、スマートウォッチ等の腕時計型の装置等)であってもよいし、ユーザの首に掛けられる装置であってもよいし、ユーザの胴体(例えば腹部や胸部等)に装着される装置であってもよいし、ユーザの下肢(例えば、大腿、下腿、膝、足、足首等)に装着される装置であってもよい。第1センサ12は、ユーザの腕や手や胴体や下肢に装着される健康器具等であってもよい。第1センサ12は、これら以外の部位に装着されてもよい。また、複数の部位のそれぞれに第1センサ12が設けられてもよい。
生体情報は、生体であるユーザから発する様々な生理学的情報や解剖学的情報である。生体情報の概念の範疇には、例えば、脳の活動を示す情報(例えば、脳波、脳の血流量、脳磁場信号等)、脈拍数、血圧、血流量、心拍数、心電波形、筋電波形、眼球運動、体温、発汗量、視線、音声、唾液量、及び、ユーザの動き等が含まれる。これら生体情報の一例に過ぎず、他の生理学的情報や解剖学的情報が生体情報として用いられてもよい。第1センサ12は、これらの生体情報の中の1つの生体情報を測定してもよいし、複数の生体情報を測定してもよい。
また、生体情報の概念の範疇には、生体から測定される電位を示す生体電位情報が含まれる。生体電位情報の概念の範疇には、例えば、脳の活動に伴い発生する微小電流の測定結果である脳波、心臓の拍動に伴い発生する微小電流の測定結果である心電図、筋肉の活動に伴い発生する微小電流の測定結果である筋電図、皮膚に生じる微小電流の測定結果である皮膚電位等が含まれる。これらは生体電位情報の一例に過ぎず、これら以外の生体電位情報が用いられてもよい。
情報処理装置10は、第1センサ12から生体情報を受け付けて、生体情報の分析、生体情報の記憶、生体情報の出力、生体情報の分析結果を示す情報の記憶、及び、生体情報の分析結果を示す情報の出力等を行う。もちろん、生体情報の分析は第1センサ12によって行われてもよいし、サーバ等の装置によって行われてもよい。生体情報を出力することは、例えば、生体情報を表示することや、生体情報を音声情報として出力すること等である。生体情報の分析結果を示す情報を出力することは、例えば、分析結果を示す情報を表示することや、分析結果を音声情報として出力すること等である。情報処理装置10は、生体情報や分析結果を示す情報を他の装置に送信してよい。
情報処理装置10は、1又は複数の第1センサ12を含んでもよい。つまり、1又は複数の第1センサ12は、情報処理装置10に組み込まれて、1つの装置が構成されてもよい。1又は複数の第1センサ12を含む情報処理装置10全体が、ユーザに装着されて生体情報を測定してもよい。つまり、情報処理装置10はウェアラブル装置であってもよい。例えば、情報処理装置10は、ユーザの頭部(例えば額等)に装着される装置であってもよいし、ユーザの耳に装着されるヒアラブル装置(例えば、イヤフォンやヘッドフォン等)であってもよいし、ユーザの腕や手や手首や指等に装着される装置(例えば、スマートウォッチ等の腕時計型の装置等)であってもよいし、ユーザの首に掛けられる装置であってもよいし、ユーザの胴体(例えば腹部や胸部等)に装着される装置であってもよいし、ユーザの下肢(例えば、大腿、下腿、膝、足、足首等)に装着される装置であってもよい。情報処理装置10は、ユーザの手や胴体や下肢に装着される健康器具等であってもよい。情報処理装置10は、これら以外の部位に装着されてもよい。
もちろん、情報処理装置10と第1センサ12は、別々の装置であってもよい。例えば、情報処理装置10はスマートスピーカであり、第1センサ12は、ユーザに装着されるウェアラブル装置であってもよい。
第2センサ14は、第1センサ12が設置されている、ユーザの部位を特定するセンサである。より詳しく説明すると、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている、ユーザの部位を特定するためのデータを測定するセンサである。第2センサ14は、例えば、温度を測定するセンサである温度センサ、ジャイロセンサや加速度センサ等のように動きを測定するセンサである動きセンサ、明るさを測定するセンサである照度センサ、臭気を測定するセンサである臭気センサ、カメラ等の撮影装置、気圧を測定するセンサである気圧センサ、又は、湿度を測定するセンサである湿度センサ等である。これら以外のセンサが第2センサ14として用いられてもよい。これらのセンサの中の1又は複数のセンサが、それぞれ第2センサ14として情報処理システムに含まれてもよい。
第2センサ14は、測定されたデータを情報処理装置10に送信する。第2センサ14は、データを測定する度にデータを情報処理装置10に送信してもよいし、データを記憶し、予め定められた時間間隔毎にデータを情報処理装置10に送信してもよいし、ユーザが指定したタイミングでデータを情報処理装置10に送信してもよい。また、第2センサ14は、他の第2センサ14が測定したデータを当該他の第2センサ14から受信し、自身が測定したデータと当該他の第2センサ14が測定したデータとを情報処理装置10に送信してもよい。
第2センサ14は、自身又は他の第2センサ14が測定したデータを分析し、その分析結果を示す情報を情報処理装置10に送信してもよい。第2センサ14はプロセッサや記憶装置を含み、当該プロセッサがデータを分析してもよい。もちろん、その分析は情報処理装置10にて行われてもよい。
第2センサ14は、バッテリを含み、当該バッテリから供給される電力によって駆動してもよいし、情報処理装置10から電力の供給を受けて駆動してもよい。
第2センサ14は、第1センサ12に設置されてもよいし、第1センサ12に設置されずに別の場所に設置されてもよい。第2センサ14は、ユーザに設置されてもよい。例えば、第2センサ14は、ユーザに装着されるウェアラブル装置であってもよい。
情報処理装置10は、1又は複数の第2センサ14を含んでもよい。つまり、1又は複数の第2センサ14は、情報処理装置10に組み込まれて、1つの装置が構成されてもよい。第1センサ12と同様に、1又は複数の第2センサ14を含む情報処理装置10全体が、ユーザに装着されてもよい。もちろん、情報処理装置10と第2センサ14は、別々の装置であってもよい。
情報処理装置10は、1又は複数の第1センサ12と、1又は複数の第2センサ14とを含んでもよい。つまり、1又は複数の第1センサ12と、1又は複数の第2センサ14は、情報処理装置10に組み込まれて、1つの装置が構成されてもよい。1又は複数の第1センサ12と1又は複数の第2センサ14とを含む情報処理装置10全体が、ユーザに装着されてもよい。
機器16は、例えば、PC、タブレットPC、スマートフォン、携帯電話、ロボット(例えば、人型ロボット、人以外の動物型ロボット、掃除ロボット、及び、それら以外のロボット等)、プロジェクタ、液晶ディスプレイ等の表示装置、記録装置、再生装置、カメラ等の撮影装置、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、コーヒーメーカー、掃除機、洗濯機、空調機、照明機器、健康器具、時計、監視カメラ、自動車、二輪車、航空機(例えば無人航空機(例えばドローン))、ゲーム機、ガスレンジ、温水洗浄便座、換気扇、呼び鈴、玄関モニタ、エレベータ、ドア、窓、又は、各種のセンシング機器(例えば温度センサ、湿度センサ、電圧センサ、電流センサ等)等の装置である。機器16の概念の範疇には機器全般が含まれてもよい。例えば、情報機器、映像機器、音響機器、その他の機器も、本実施形態に係る機器16の範疇に含まれてもよい。
機器16は、通信インターフェースである通信装置、データを記憶する記憶装置、及び、当該機器16の動作を制御するプロセッサを有する。機器16は、ユーザインターフェースを有してもよい。機器16は、自装置である機器16を識別するための機器識別情報を情報処理装置10に送信してもよい。機器識別情報は、例えば、機器16のID、名称、型番、又は、アドレス(例えばMACアドレスやIPアドレス等)等である。
情報処理装置10、第1センサ12、第2センサ14及び機器16を含む情報処理システムが、1つの装置を構成してもよい。例えば、情報処理装置10、第1センサ12、第2センサ14及び機器16によって1つの装置が構成されて、ユーザに装着されてもよい。具体例を挙げて説明すると、情報処理装置10、第1センサ12、第2センサ14及び機器16によって健康器具が構成され、当該健康器具がユーザの腕や手や胴体や下肢等に装着されてもよい。例えば、当該健康器具は、機器16が振動することで、ユーザの筋力の強化や、エネルギーの消費を促進する装置であってもよい。もちろん、この具体例は一例に過ぎず、別の装置が構成されてもよい。
以下、図2を参照して、情報処理装置10の構成について詳しく説明する。図2には、情報処理装置10の構成の一例が示されている。
情報処理装置10は、例えば、通信装置18と、UI20と、記憶装置22と、プロセッサ24とを含む。情報処理装置10は、これら以外の構成を含んでもよい。
通信装置18は通信インターフェースであり、他の装置にデータを送信する機能、及び、他の装置から送信されてきたデータを受信する機能を有する。通信装置18は、無線通信機能を有してもよいし、有線通信機能を有してもよい。通信装置18は、例えば近距離無線通信を利用することで他の装置と通信してもよいし、LANやインターネット等の通信経路を介して他の装置と通信してもよい。例えば、通信装置18は、第1センサ12から送信されてきた生体情報を受信し、第2センサ14から送信されてきたデータを受信する。通信装置18は、第1センサ12の動作を制御するための制御情報を第1センサ12に送信してもよいし、第2センサ14の動作を制御するための制御情報を第2センサ14に送信してもよい。また、通信装置18は、機器16の動作を制御するための制御情報を機器16に送信する。通信装置18は、機器16から送信されてきた情報を受信してもよい。
UI20はユーザインターフェースであり、表示装置及び操作装置の中の少なくとも1つを含む。表示装置は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等である。操作装置は、キーボードや入力キーや操作パネル等である。UI20は、表示装置と操作装置とを兼ね備えたタッチパネル等のUIであってもよい。また、マイクがUI20に含まれてもよいし、音を発するスピーカがUI20に含まれてもよい。
記憶装置22は、各種のデータを記憶する1又は複数の記憶領域を構成する装置である。記憶装置22は、例えば、ハードディスクドライブ、各種のメモリ(例えばRAMやDRAMやROM等)、その他の記憶装置(例えば光ディスク等)、又は、それらの組み合わせである。1又は複数の記憶装置22が情報処理装置10に含まれている。
記憶装置22には、管理情報が記憶されている。管理情報は、ユーザから測定された生体情報に基づいて、機器16の操作内容を特定するための情報である。例えば、予め定められた基準生体情報と、機器16の操作内容を示す操作情報とが、予め紐付けられて管理情報に登録されている。基準生体情報は、当該基準生体情報に紐付けられている操作を行うユーザから発生すると想定される生体情報であってもよいし、当該操作の実行を要求するユーザから発生すると想定される生体情報であってもよい。基準生体情報は、機器16の操作内容に対応する生体情報であるともいえる。ユーザ毎に、基準生体情報と操作情報とが紐付けられて管理情報に登録されてもよい。
管理情報には、機器16の電源の操作内容に関する操作情報が登録されてもよいし、機器16の機能レベルの操作内容に関する操作情報が登録されてもよいし、電源の操作内容に関する操作情報と機能レベルの操作内容に関する操作情報の両方が登録されてもよい。
機器16の電源の操作内容は、機器16の電源をオン又はオフする操作である。電源の操作内容に関する操作情報は、機器16の電源をオン又はオフする操作を示す情報である。電源の操作内容に関する操作情報に紐付けらえている生体情報は、機器16の電源のオン又はオフに対応する生体情報であるといえる。ユーザ毎に、機器16の電源の操作内容に関する操作情報と基準生体情報とが紐付けられて管理情報に登録されてもよい。
機器16の機能レベルの操作内容は、機器16の機能レベルを設定する操作である。機能レベルの操作内容に関する操作情報は、機器16の機能レベルを設定する操作を示す情報である。機能レベルの操作内容に関する操作情報に紐付けられている生体情報は、機器16の機能レベルに対応する生体情報であるといえる。ユーザ毎に、機器16の機能レベルの操作内容に関する操作情報と基準生体情報とが紐付けられて管理情報に登録されてもよい。
機能レベルは、例えば、機器16の性能や出力に関するレベルである。具体例を挙げて説明すると、空調機の設定温度、空調機の風量、空調機の風向き、空調機の除湿機能の有無、表示装置の輝度、照明装置の輝度、スピーカの音量、自走可能な装置(例えばロボットや自走式の掃除機等)の移動速度、撮影装置や記録装置や再生装置等の装置の設定値、冷蔵庫や炊飯器や電子レンジ等の装置の設定値、及び、各種のセンシング機器の設定値等が、機器レベルの一例に相当する。これらは一例に過ぎず、これら以外の設定値等が機能レベルであってもよい。
プロセッサ24は、ユーザの生体情報を取得し、当該生体情報に従って、機器16を操作する指示を出力するように構成されている。
例えば、第1センサ12によってユーザから生体情報が測定されると、当該生体情報は第1センサ12から情報処理装置10に送信される。プロセッサ24は、当該生体情報を受け付け、当該生体情報に基づいて機器16の操作内容を特定する。プロセッサ24は、その特定された操作内容を示す操作情報を含む制御情報を機器16に送信することで、当該機器16を操作する。当該制御情報を受信した当該機器16は、当該制御情報に従って動作する。なお、生体情報に基づいて機器16の操作内容を特定する処理は、情報処理装置10によって行われず、サーバ等の他の装置によって行われてもよいし、第1センサ12によって行われてもよい。この場合、当該特定された操作内容を示す操作情報が、他の装置や第1センサ12から情報処理装置10に送信され、プロセッサ24は、当該操作情報を受け付ける。
例えば、プロセッサ24は、ユーザから測定された生体情報と、上記の管理情報に登録されている各基準生体情報とを比較し、当該生体情報との差異が許容範囲内に含まれる基準生体情報を検索する。プロセッサ24は、その検索された基準生体情報に紐付けられている、機器16の操作内容を特定する。これにより、操作される機器16が特定され、当該機器16の操作内容が特定される。許容範囲は予め定められている。許容範囲はユーザによって変更されてもよい。許容範囲はユーザ毎に定められてもよい。
ユーザから測定された生体情報との差異が許容範囲内に含まれる複数の基準生体情報が検索された場合、プロセッサ24は、当該複数の基準生体情報の中で、当該生体情報との差異が最小となる基準生体情報を特定する。プロセッサ24は、その特定された基準生体情報に紐付けられている、機器16の操作内容を特定する。
基準生体情報は、生体情報の特徴的な成分を示す情報であってもよい。この場合、プロセッサ24は、ユーザから測定された生体情報から特徴的な成分を抽出し、その抽出された成分との差異が許容範囲内に含まれる成分を有する基準生体情報を検索してもよい。例えば、生体情報として脳波が用いられる場合、プロセッサ24は、測定された脳波から特徴的な成分を抽出し、当該成分を分析することで、当該脳波が表す操作内容を推測してもよい。
例えば、脳の活動を測定する第1センサ12と情報処理装置10とによって、ブレイン・マシン・インターフェースが構築されてもよい。ブレイン・マシン・インターフェースの方式は、侵襲式であってもよいし、非侵襲式であってもよい。この場合、プロセッサ24は、ユーザの脳の活動(例えば脳波等)に基づいて機器16を操作する。プロセッサ24は、機器16を操作するために、脳波から特徴的な成分を抽出し、その抽出された成分に基づいて機器16を操作してもよい。脳波から特徴的な成分を抽出するために、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)や、ウェーブレット変換(WT:Wavelet Transform)、TFD(Time Frequency Distribution)、EM(Eigenvector Methods)、自己回帰モデル(ARM:Auto Regressive Method)等が用いられてもよい。また、特徴の抽出によって得られた特徴ベクトルを用いて、脳波と機器16の操作内容とを結び付ける方法として、例えば、独立成分分析(ICA:Independent Component Analysis)、k平均法、サポートベクターマシン(SVM:Support Vector Machine)、畳み込みニューラルネットワーク等が用いられてもよい。
また、プロセッサ24は、機器16から送信されてきた機器識別情報を受け付けて当該機器16を識別するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ24は、機器識別情報の取得の要求を機器16に送信し、その取得の要求に応じて当該機器16から送信されてきた機器識別情報を取得する。また、情報処理装置10と接続される等して情報処理装置10と通信することが可能になった機器16から機器識別情報が情報処理装置10に送信され、プロセッサ24は、そのようにして送信されてきた機器識別情報を受け付けてもよい。
また、プロセッサ24は、情報処理装置10の各部の動作を制御するように構成されている。プロセッサ24は、メモリを含んでもよい。
また、プロセッサ24は、特定の生体情報が測定される、ユーザの特定の部位に、第1センサ12が設置されていることが、第2センサ14によって特定された場合、第1センサ12によって測定された当該特定の生体情報に従って機器16を操作するように構成されている。
特定の生体情報は、操作の対象である機器16を操作するための生体情報である。特定の部位は、操作の対象である機器16に関連する部位であって、当該特定の生体情報が測定される部位である。つまり、第1センサ12が特定の部位に設置されると、操作の対象である機器16を操作するための特定の生体情報が、第1センサ12によって測定される。換言すると、操作の対象である機器16は、当該機器16に関連する特定の部位に第1センサ12が設置された状態で第1センサ12によって測定された特定の生体情報に従って操作されることが想定されている機器である。
プロセッサ24による処理を詳しく説明すると、プロセッサ24は、第2センサ14によって測定されたデータを第2センサ14から受信し、当該データに基づいて、第1センサ12が設置されている、ユーザの部位を特定する。
第1センサ12が設置されている部位が、操作の対象である機器16を操作するための特定の生体情報が測定される特定の部位である場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第1センサ12が設置されている部位が特定の部位である場合、プロセッサ24は、第1センサ12が特定の部位に設置されていることをユーザに通知してもよい。例えば、プロセッサ24は、第1センサ12が特定の部位に設置されていることを示す情報をUI20の表示装置に表示させてもよいし、当該情報を表す音声をスピーカから発生させてもよい。ユーザが、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作することを指示した場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作してもよい。もちろん、プロセッサ24は、ユーザの指示を受けずに、特定の部位に設置された第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作してもよい。
第1センサ12が設置されている部位が、操作の対象である機器16を操作するための特定の生体情報が測定される特定の部位ではない場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
第1センサ12が設置されている部位が特定の部位ではない場合、プロセッサ24は、第1センサ12が特定の部位に設置されていないことをユーザに通知してもよい。例えば、プロセッサ24は、第1センサ12が特定の部位に設置されていないことを示す情報をUI20の表示装置に表示させてもよいし、当該情報を表す音声をスピーカから発生させてもよい。第1センサ12が特定の部位に設置されていない場合であっても、ユーザが、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作することを指示した場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作してもよい。
具体例を挙げて説明すると、操作の対象である機器16が、脳波によって操作されることが想定されている機器である場合、特定の生体情報は脳波であり、特定の部位は、脳波が測定される部位である。脳波が測定される部位は、例えば頭部であり、より詳しくは、額や耳(例えば外耳道)等である。
脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定される特定の部位(例えば額や耳等)に設置されていることが、第2センサ14によって測定されたデータに基づいて特定された場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。つまり、第1センサ12が、脳波が測定される特定の部位に設置されていることが特定された場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。例えば、機器16の一例であるドローンが、脳波によって操縦されてもよい。
脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定される特定の部位以外の部位に設置されていることが、第2センサ14によって測定されたデータに基づいて特定された場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。第1センサ12が特定の部位以外の部位に設置されている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波以外の生体情報であると推測される。つまり、第1センサ12が特定の部位に設置されていない場合であっても、電位や電気信号等が測定されると考えられるが、このようにして測定された電位や電気信号等は、脳波を表していないといえる。このような場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。なお、第1センサ12が特定の部位に設置されていない場合、第1センサ12によって測定される情報は、ユーザの生体情報ではない場合もあり得る。
別の具体例を挙げて説明すると、操作の対象となる機器16が、腹部の発汗量や筋電波形によって操作されることが想定されている機器である場合、特定の生体情報は、腹部の発汗量や筋電波形であり、特定の部位は腹部である。
発汗量や筋電波形を測定する第1センサ12が腹部に設置されていることが、第2センサ14によって測定されたデータに基づいて特定された場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。例えば、機器16の一例である、振動機能を有する健康器具の振動レベルが、腹部の発汗量や筋電波形によって操作されてもよい。
発汗量や筋電波形を測定する第1センサ12が腹部以外の部位に設置されていることが、第2センサ14によって測定されたデータに基づいて特定された場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以下、管理情報の具体例について説明する。
図3には、管理情報の一例である管理テーブルの一例が示されている。管理テーブルのデータは記憶装置22に記憶されている。管理テーブルのデータは、記憶装置22に記憶されずに、情報処理装置10以外の他の装置(例えばサーバ等の装置)に記憶されてもよい。
管理テーブルにおいては、IDと、基準脳波と、機器16の操作内容を示す操作情報とが、予め紐付けられている。基準脳波は基準生体情報の一例である。ここでは、基準生体情報の一例として脳波が用いられているが、脳波以外の生体情報が基準生体情報として用いられてもよい。
IDは、管理テーブルに登録されている情報を管理するための情報である。
基準脳波は、例えば、統計的な処理によって定められ、当該基準脳波に紐付けられている操作内容を行うユーザから一般的に発生すると想定される脳波、又は、当該操作内容の実行を要求するユーザから一般的に発生すると想定される脳波である。
基準脳波は、特定の周波数帯の脳波であってもよいし、複数の周波数帯の脳波を含む脳波であってもよい。
操作情報は、操作される機器16を識別するための機器識別情報と、当該機器16に対して行われる操作内容を示す情報とを含む情報である。例えば、操作内容は、機器16の電源をオン又はオフする操作であってもよいし、機器16の機能レベルを設定する操作であってもよい。
例えば、ID「1」の基準脳波は、空調機の冷房をオンするという操作内容を表す脳波である。ID「2」の基準脳波は、空調機の冷房をオフするという操作内容を表す脳波である。
例えば、ID「1」の基準脳波との差異が許容範囲内に含まれる脳波がユーザから測定された場合、プロセッサ24は、当該基準脳波に紐付けられている「空調機の冷房をオンする」という操作内容を特定する。そして、プロセッサ24は、「空調機の冷房をオンする」という操作内容を示す操作情報を含む制御情報を、当該空調機に送信する。当該空調機は当該制御情報に従って動作する。これにより、当該空調機の冷房がオンする。
また、プロセッサ24は、ユーザから測定された脳波と基準脳波との間の類似度を算出し、その類似度が閾値以上であるか否かを判断してもよい。閾値は許容範囲に対応する値である。ユーザから測定された脳波と基準脳波との間の類似度が閾値以上である場合、プロセッサ24は、ユーザから測定された脳波と基準脳波とは類似していると判断する。つまり、プロセッサ24は、ユーザから測定された脳波と基準脳波との差異が許容範囲内に含まれると判断する。プロセッサ24は、ID「1」の基準脳波との間の類似度が閾値以上となる脳波がユーザから測定された場合、「空調機の冷房をオンする」という操作内容を特定する。
ユーザ毎に、基準生体情報と操作情報とが紐付けられて管理テーブルに登録されてもよい。例えば、ユーザから測定された生体情報が、当該ユーザの基準生体情報として管理テーブルに登録されてもよい。
図4には、個々のユーザの具体的な基準生体情報が登録されている管理テーブルの一例が示されている。図4に示されている管理テーブルにおいては、IDと、基準生体情報の一例である基準脳波と、操作情報と、ユーザ情報とが紐付けられている。ユーザ情報は、ユーザを識別するための情報(例えば、ユーザ名やユーザID等)である。
ユーザ情報に紐付けられている基準脳波は、当該ユーザ情報が示すユーザが、当該基準脳波に紐付けられている操作内容を行うときに当該ユーザから測定された脳波、又は、当該ユーザが当該操作内容を要求するときに当該ユーザから測定された脳波である。各ユーザから測定された各基準脳波は、予め各ユーザから測定されて管理テーブルに登録される。
例えば、ユーザAが「空調機」の冷房を手動でオンしたときにユーザAの脳波が第1センサ12によって測定され、その測定された脳波が、ユーザAが「空調機の冷房をオンする」という操作内容を表す基準脳波として、管理テーブルに登録される。
この場合、測定されたユーザAの当該基準脳波と、「空調機の冷房をオン」するという操作内容を示す操作情報と、ユーザAを識別するためのユーザ情報とが紐付けられて管理テーブルに登録される。その登録は、情報処理装置10を用いて行われてもよいし、他の装置を用いて行われてもよい。図4に示す例では、これらの情報はID「1」の情報として登録される。他の操作や他のユーザについても同様である。
なお、登録の作業を複数回行い、これによって測定された複数の脳波の平均を、基準脳波として登録してもよい。例えば、ユーザAが「空調機」の冷房を手動でオンし、そのときにユーザAから発生した脳波を第1センサ12によって測定するという作業を、複数回行い、これによって測定された複数の脳波の平均を、ユーザAの基準脳波として管理テーブルに登録してもよい。
例えば、ユーザAが情報処理装置10にログインしている状態で、ユーザAから、ID「1」の基準脳波との差異が許容範囲内に含まれる脳波が測定された場合、プロセッサ24は、ID「1」の操作情報を含む制御情報を「空調機」に送信することで、「空調機」の冷房をオンする。より詳しく説明すると、ユーザAが情報処理装置10にログインしているときに、第1センサ12によって脳波が測定されると、プロセッサ24は、ログインしているユーザAを識別するためのユーザ情報に紐付けられて管理テーブルに登録されている基準脳波を検索する。図4に示す例では、ID「1」の基準脳波と、ID「3」の基準脳波が、ユーザAの基準脳波として管理テーブルに登録されているため、これらの基準脳波が検索される。測定された脳波とID「1」の基準脳波との差異が許容範囲内である場合、プロセッサ24は、ID「1」の操作情報を含む制御情報を「空調機」に送信することで、「空調機」の冷房をオンする。測定された脳波とID「3」の基準脳波との差異が許容範囲内である場合、プロセッサ24は、ID「3」の操作情報を含む制御情報を「空調機」に送信することで、「空調機」の冷房をオフする。
別の例として、機器16を操作するユーザが「ユーザA」であることが情報処理装置10に設定されている状態で、ユーザAから、ID「1」の基準脳波との差異が許容範囲内に含まれる脳波が測定された場合、プロセッサ24は、ID「1」の操作情報を含む制御情報を「空調機」に送信することで、「空調機」の冷房をオンしてもよい。より詳しく説明すると、機器16を操作するユーザが「ユーザA」であることが情報処理装置10に設定されている状態で、第1センサ12によって脳波が測定されると、プロセッサ24は、機器16を操作するユーザであるユーザAを識別するためのユーザ情報に紐付けられて管理テーブルに登録されている基準脳波を検索する。測定された脳波とID「1」の基準脳波との差異が許容範囲内である場合、プロセッサ24は、ID「1」の操作情報を含む制御情報を「空調機」に送信することで、「空調機」の冷房をオンする。機器16を操作するユーザは、例えば、ユーザによって情報処理装置10に設定される。
ユーザA以外の他のユーザについても、ユーザAと同様に、各情報が管理テーブルに登録される。例えば、ID「2」に紐付けられている各情報は、ユーザBが「空調機」の冷房をオンしたときの操作に関する情報である。ID「3」に紐付けられている各情報は、ユーザAが「空調機」の冷房をオフにしたときの操作に関する情報である。
図3及び図4に示されている管理テーブルには、機器16の電源をオン又はオフする操作を示す操作情報が登録されているが、機器16の機能レベルを示す操作情報が管理テーブルに登録されてもよい。
以下、図5を参照して、第1センサ12が設置される部位について説明する。図5は、人体を模式的に示す図である。
例えば、第1センサ12は、人体26の頭部の額28、耳30、腕32、手34、胸部36、腹部38、又は、大腿40等に設置される。もちろん、第1センサ12はこれら以外の部位に設置されてもよい。また、複数の部位のそれぞれに第1センサ12が設置されてもよい。
例えば、脳波や体温を測定する第1センサ12が、額28や耳30に設置されてもよい。筋電波形や血流量や発汗量や体温や心拍数や血圧等を測定する第1センサ12が、腕32や手34や手首等に設置されてもよい。心電波形や心拍数や体温等を測定する第1センサ12が、胸部36に設置されてもよい。発汗量や筋電波形等を測定する第1センサ12が、腹部38や大腿40に設置されてもよい。もちろん、これら以外の第1センサ12が、ユーザの部位に設置されてもよい。
操作の対象である機器16を操作するための特定の生体情報に応じて、特定の部位が変わり、その特定の部位にて特定の生体情報を測定するための第1センサ12が変わる。例えば、操作の対象である機器16が、脳波に従って操作されることが想定されている機器である場合、脳波を測定する第1センサ12は、脳波が測定され得る部位に設置されることが想定される。例えば、第1センサ12は、額28や耳30に設置されることが想定される。この事例では、脳波が特定の生体情報であり、額28や耳30が特定の部位であり、脳波を測定する第1センサ12が、特定の生体情報を測定する第1センサ12である。
以下、本実施形態の各実施例について説明する。
(実施例1)
以下、実施例1について説明する。
以下、実施例1について説明する。
実施例1では、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている部位の温度を測定する温度センサである。温度センサによって測定された温度に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。
例えば、第2センサ14は、第1センサ12に設置されて第1センサ12と共にユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の温度を測定してもよい。別の例として、第2センサ14は、第1センサ12に設置されずに、第1センサ12の近傍にてユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の温度を測定してもよい。更に別の例として、第2センサ14は、ユーザの部位に設置されずに、第1センサ12が設置されている部位の温度を測定してもよい。
第2センサ14によって測定された温度を示すデータである温度データは、第2センサ14から情報処理装置10に送信される。当該温度データは、第1センサ12が設置されている部位の温度を示すデータである。プロセッサ24は、第2センサ14から送信されてきた温度データを受け付ける。このようにして、プロセッサ24は、第1センサ12が設置されている部位の温度データを取得する。
プロセッサ24は、当該温度データが示す温度に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断する。
温度データが示す温度が、操作の対象である機器16に関連する特定の部位の温度の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。つまり、温度データが示す温度が、機器16を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサ12が設置されると想定される特定の部位の温度の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。温度データが示す温度が、当該特定の部位の温度の範囲に含まれている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
温度データが示す温度が、当該特定の部位の温度の範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていないと判断する。温度データが示す温度が、当該特定の部位の温度の範囲に含まれていない場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
人体の部位毎に体温が異なることが知られている。体温の違いを利用することで、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。例えば、人体の部位毎に、部位の温度の範囲が予め定められており、特定の部位の温度の範囲も予め定められている。例えば、各部位の温度の範囲を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に記憶されている。各部位の温度の範囲は、例えば、実際に測定された温度の範囲であってもよいし、統計処理等によって定められてもよい。
また、体温は、環境(例えば、季節、室内、室外及び空調機の稼働状況等)に応じて変化し得る。したがって、環境に応じて、部位の温度の範囲が変更されてもよい。
以下、具体例を挙げて実施例1について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波に従って操作されることが想定されている機器である。つまり、特定の生体情報は脳波である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの頭部(例えば額や耳等)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの頭部(例えば額や耳等)に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が額や耳(例えば外耳道)に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。
プロセッサ24は、温度データが示す温度に基づいて、第1センサ12がユーザの頭部(例えば額や耳等)に設置されているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、当該温度データが示す温度に基づいて、脳波を測定し得る部位に第1センサ12が設置されているか否かを判断する。
温度データが示す温度が、ユーザの耳の温度の範囲、又は、ユーザの額の温度の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの頭部に設置されていると判断する。つまり、プロセッサ24は、脳波を測定し得る部位に第1センサ12が設置されていると判断する。
例えば、耳(例えば外耳道)の温度の範囲、及び、額の温度の範囲は、予め定められている。これらの温度の範囲は、実際に測定された温度の範囲であってもよいし、統計処理等によって定められてもよい。第2センサ14によって測定された温度が、耳の温度の範囲内に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの耳に設置されていると判断する。第2センサ14によって測定された温度が、額の温度の範囲内に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの額に設置されていると判断する。耳の温度の範囲と額の温度の範囲とは重複する場合がある。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12が耳又は額のいずれかに設置されているのかを特定せずに、第1センサ12はユーザの頭部に設置されていると判断してもよい。
また、第1センサ12が外耳道に挿入されている場合、その挿入されている部分の温度が高くなることがある。例えば、イヤフォン等のヒアラブル装置によって脳波が測定されるものとする。第1センサ12が当該イヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されると、イヤーピースによって外耳道が密閉されて、第1センサ12が設置されている部位の温度が上昇する場合がある。なお、第2センサ14もイヤーピースに設置されることで、第1センサ12が設置されている部位(例えば耳の内部)の温度が測定されてもよい。一方で、額は外気に接している。したがって、第1センサ12が外耳道に挿入されたときに第2センサ14によって測定される温度は、第1センサ12が額に設置されたときに第2センサ14によって測定される温度よりも高くなり得る。プロセッサ24は、その温度差に基づいて、第1センサ12が外耳道又は額のいずれかに設置されているのかを特定してもよい。例えば、第2センサ14によって測定された温度が、温度の閾値以上である場合、プロセッサ24は、第1センサ12は外耳道に設置されていると判断し、第2センサ14によって測定された温度が、温度の閾値未満である場合、第1センサ12は額に設置されていると判断してもよい。
ユーザ毎に平熱が異なるため、ユーザ毎に、特定の部位の温度の範囲が定められてもよい。例えば、ユーザ毎に、耳の温度の範囲、及び、額の温度の範囲が定められてもよい。
第2センサ14によって測定された温度が、耳の温度の範囲、又は、額の温度の範囲に含まれる場合、第1センサ12は、頭部(例えば耳や額)に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14によって測定された温度が、耳の温度の範囲、及び、額の温度の範囲のいずれにも含まれない場合、第1センサ12は、頭部(例えば耳や額)以外の部位に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以上のように、機器16を操作するための脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定され得る特定の部位である頭部(例えば額や耳)に設置されている場合に、当該機器16を操作することができる。
なお、実施例1に係る機器16は、脳波に従って操作されることが想定されている機器であるとして説明したが、実施例1に係る機器16は、脳波以外の生体情報に従って操作される機器であってもよい。例えば、機器16は、脈拍又は血流量に従って操作される機器であってもよい。この場合、第1センサ12は、脈拍又は血流量を測定するセンサである。例えば、第1センサ12が外耳道に設置されて、外耳道にて脈拍又は血流量を測定する。第2センサ14によって測定された温度が、外耳道の温度の範囲内に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は外耳道に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された脈拍又は血流量に従って機器16を操作する。
(実施例2)
以下、実施例2について説明する。
以下、実施例2について説明する。
実施例2では、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている部位の気圧を測定する気圧センサである。気圧センサによって測定された気圧に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。
例えば、第2センサ14は、第1センサ12に設置されて第1センサ12と共にユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の気圧を測定してもよい。別の例として、第2センサ14は、第1センサ12に設置されずに、第1センサ12の近傍にてユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の気圧を測定してもよい。
第2センサ14によって測定された気圧を示すデータである気圧データは、第2センサ14から情報処理装置10に送信される。当該気圧データは、第1センサ12が設置されている部位の気圧を示すデータである。プロセッサ24は、第2センサ14から送信されてきた気圧データを受け付ける。このようにして、プロセッサ24は、第1センサ12が設置されている部位の気圧データを取得する。
プロセッサ24は、当該気圧データが示す気圧に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断する。
気圧データが示す気圧が、操作の対象である機器16に関連する特定の部位の気圧の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。つまり、気圧データが示す気圧が、機器16を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサ12が設置されると想定される特定の部位の気圧の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。気圧データが示す気圧が、当該特定の部位の気圧の範囲に含まれている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
気圧データが示す気圧が、当該特定の部位の気圧の範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていないと判断する。気圧データが示す気圧が、当該特定の部位の気圧の範囲に含まれていない場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
例えば、人体の部位毎に、部位の気圧の範囲が予め定められており、特定の部位の気圧の範囲も予め定められている。例えば、各部位の気圧の範囲を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に記憶されている。各部位の気圧の範囲は、例えば、実際に測定された気圧の範囲であってもよいし、統計処理等によって定められてもよい。
以下、具体例を挙げて実施例2について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波に従って操作されることが想定されている機器である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの耳(例えば外耳道)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの耳(例えば外耳道)に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が耳(例えば外耳道)に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。
例えば、イヤフォン等のヒアラブル装置によって脳波が測定される。第1センサ12が当該イヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。第2センサ14もイヤーピースに設置されることで、第1センサ12が設置されている部位(例えば耳の内部)の気圧が測定されてもよい。
プロセッサ24は、気圧データが示す気圧に基づいて、第1センサ12がユーザの外耳道に設置されているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、当該気圧データが示す気圧に基づいて、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されているか否かを判断する。
例えば、気圧データが示す気圧が気圧の閾値以上である場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの外耳道に設置されていると判断する。つまり、プロセッサ24は、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されていると判断する。
第1センサ12が外耳道に挿入されている場合、その挿入されている部分の気圧が高くなることがある。例えば、第1センサ12がイヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されて耳の内部が密閉されると、耳の内部の気圧が、耳の外部の気圧よりも高くなる場合がある。耳の内部がイヤーピースによって密閉されると、耳の内部の空気が圧縮されることで、耳の内部の気圧が上昇することが考えられる。
気圧の閾値は、気圧の上昇を考慮して定められる。例えば、気圧の閾値は、耳の外部の気圧よりも高いと想定される気圧であって、上昇後の気圧であると想定される気圧よりも低い気圧に設定される。
ユーザ毎に耳の内部の気圧が異なることがあり得るため、ユーザ毎に、気圧の閾値が定められてもよい。
第2センサ14によって測定された気圧が、気圧の閾値以上である場合、第1センサ12は、耳の外耳道に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、外耳道にて測定される脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14によって測定された気圧が、気圧の閾値未満である場合、第1センサ12は、耳の外耳道以外の部位に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、外耳道にて測定される脳波ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以上のように、機器16を操作するための脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定され得る特定の部位である外耳道に設置されている場合に、当該機器16を操作することができる。
実施例1と実施例2とを組み合わせてもよい。この場合、温度センサと気圧センサとが第2センサ14として用いられる。温度センサによって測定された温度が、ユーザの特定の部位の温度の範囲(例えば外耳道の温度の範囲)に含まれ、かつ、気圧センサによって測定された気圧が、特定の部位の気圧の範囲に含まれる場合(例えば気圧の閾値以上である場合)、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位(例えば外耳道)に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。これ以外の場合、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位以外の部位に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
なお、実施例2に係る機器16は、脳波に従って操作されることが想定されている機器であるとして説明したが、実施例2に係る機器16は、脳波以外の生体情報に従って操作される機器であってもよい。例えば、機器16は、脈拍又は血流量に従って操作される機器であり、第1センサ12は、脈拍又は血流量を測定するセンサであってもよい。
(実施例3)
以下、実施例3について説明する。
以下、実施例3について説明する。
実施例3では、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている部位の明るさを測定する照度センサである。照度センサによって測定された明るさに基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。
例えば、第2センサ14は、第1センサ12に設置されて第1センサ12と共にユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の明るさを測定してもよい。別の例として、第2センサ14は、第1センサ12に設置されずに、第1センサ12の近傍にてユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の明るさを測定してもよい。
第2センサ14によって測定された明るさを示すデータである照度データは、第2センサ14から情報処理装置10に送信される。当該照度データは、第1センサ12が設置されている部位の明るさを示すデータである。プロセッサ24は、第2センサ14から送信されてきた照度データを受け付ける。このようにして、プロセッサ24は、第1センサ12が設置されている部位の照度データを取得する。
プロセッサ24は、照度データが示す明るさに基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断する。
照度データが示す明るさが、操作の対象である機器16に関連する特定の部位の明るさの範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。つまり、照度データが示す明るさが、機器16を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサ12が設置されると想定される特定の部位の明るさの範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。照度データが示す明るさが、当該特定の部位の明るさの範囲に含まれている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
照度データが示す明るさが、当該特定の部位の明るさの範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていないと判断する。照度データが示す明るさが、当該特定の部位の明るさの範囲に含まれていない場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
例えば、人体の部位毎に、部位の明るさの範囲が予め定められており、特定の部位の明るさの範囲も予め定められている。例えば、各部位の明るさの範囲を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に記憶されている。各部位の明るさの範囲は、例えば、実際に測定された明るさの範囲であってもよいし、統計処理等によって定められてもよい。
以下、具体例を挙げて実施例3について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波によって操作されることが想定されている機器である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの耳(例えば外耳道)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの耳(例えば外耳道)に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が耳(例えば外耳道)に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。
例えば、イヤフォン等のヒアラブル装置によって脳波が測定される。第1センサ12が当該イヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。第2センサ14もイヤーピースに設置されることで、第1センサ12が設置されている部位(例えば耳の内部)の明るさが測定されてもよい。
プロセッサ24は、照度データが示す明るさに基づいて、第1センサ12がユーザの外耳道に設置されているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、当該照度データが示す明るさに基づいて、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されているか否かを判断する。
例えば、照度データが示す明るさが明るさの閾値以下である場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの外耳道に設置されていると判断する。つまり、プロセッサ24は、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されていると判断する。
第1センサ12が外耳道に挿入されている場合、その挿入されている部分は、耳の外部よりも暗くなる。例えば、第1センサ12がイヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されて耳の内部が密閉されると、耳の内部は、耳の外部よりも暗くなる。
明るさの閾値は、耳の内部の明るさを考慮して定められる。例えば、明るさの閾値は、耳の外部の明るさよりも暗い値(つまり、耳の外部の照度よりも低い照度)であって、耳の内部の明るさよりも明るい値(つまり、耳の内部の照度よりも高い照度)に設定される。
また、ユーザ毎に耳の内部の明るさが異なることがあり得るため、ユーザ毎に、明るさの閾値が定められてもよい。
第2センサ14によって測定された明るさが、明るさの閾値以下である場合、第1センサ12は、耳の外耳道に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、外耳道にて測定される脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14によって測定される明るさが、明るさの閾値を超える場合、第1センサ12は、耳の外耳道以外の部位に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、外耳道にて測定される脳波ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以上のように、機器16を操作するための脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定され得る特定の部位のである外耳道に設置されている場合に、当該機器16を操作することができる。
実施例1と実施例3とを組み合わせてもよい。この場合、温度センサと照度センサとが第2センサ14として用いられる。温度センサによって測定された温度が、ユーザの特定の部位の温度の範囲(例えば外耳道の温度の範囲)に含まれ、かつ、照度センサによって測定された明るさが、特定の部位の明るさの範囲に含まれる場合(例えば明るさの閾値以下である場合)、プロセッサ24は、第1センサ12が特定の部位(例えば外耳道)に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。これ以外の場合、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位以外の部位に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
また、実施例2と実施例3とを組み合わせてもよい。この場合、気圧センサと照度センサとが第2センサ14として用いられる。気圧センサによって測定された気圧が、ユーザの特定の部位の気圧の範囲に含まれ(例えば気圧の閾値以上であり)、かつ、照度センサによって測定された明るさが、特定の部位の明るさの範囲に含まれる場合(例えば明るさの閾値以下である場合)、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位(例えば外耳道)に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。これ以外の場合、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位以外の部位に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
また、実施例1と実施例2と実施例3とを組み合わせてもよい。この場合、温度センサと気圧センサと照度センサとが第2センサ14として用いられる。温度センサによって測定された温度が、ユーザの特定の部位の温度の範囲(例えば外耳道の温度の範囲)に含まれ、気圧センサによって測定された気圧が、特定の部位の温度の範囲に含まれ(例えば気圧の閾値以上であり)、照度センサによって測定された明るさが、特定の部位の明るさの範囲に含まれる場合(例えば明るさの閾値以下である場合)、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位(例えば外耳道)に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。これ以外の場合、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位以外の部位に設置されていると判断し、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
なお、実施例3に係る機器16は、脳波に従って操作されることが想定されている機器であるとして説明したが、実施例3に係る機器16は、脳波以外の生体情報に従って操作される機器であってもよい。例えば、機器16は、脈拍又は血流量に従って操作される機器であり、第1センサ12は、脈拍又は血流量を測定するセンサであってもよい。
(実施例4)
以下、実施例4について説明する。
以下、実施例4について説明する。
実施例4では、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている部位の動き量を測定する動きセンサである。動きセンサは、例えば、ジャイロセンサや加速度センサ等である。動きセンサによって測定された動き量に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。動き量は、例えば、部位の位置の変化量、部位の位置の変化率、部位の移動速度、部位の移動の加速度、部位の振動量、又は、これらの組み合わせ等である。また、動き量は、部位の動きの方向を示す情報を含んでもよい。
例えば、第2センサ14は、第1センサ12に設置されて第1センサ12と共にユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の動き量を測定してもよい。別の例として、第2センサ14は、第1センサ12に設置されずに、第1センサ12の近傍にてユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の動き量を測定してもよい。
第2センサ14によって測定された動き量を示すデータである動きデータは、第2センサ14から情報処理装置10に送信される。当該動きデータは、第1センサ12が設置されている部位の動き量を示すデータである。プロセッサ24は、第2センサ14から送信されてきた動きデータを受け付ける。このようにして、プロセッサ24は、第1センサ12が設置されている部位の動きデータを取得する。
プロセッサ24は、動きデータが示す動き量に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断する。
動きデータが示す動き量が、操作の対象である機器16に関連する特定の部位の動き量の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。つまり、動きデータが示す動き量が、機器16を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサ12が設置されると想定される特定の部位の動き量の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。動きデータが示す動き量が、当該特定の部位の動き量の範囲に含まれている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
動きデータが示す動き量が、当該特定の部位の動き量の範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていないと判断する。動きデータが示す動き量が、当該特定の部位の動き量の範囲に含まれていない場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
人体の部位毎に動き量が異なる場合がある。動き量の違いを利用することで、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。例えば、人体の部位毎に、部位の動き量の範囲が予め定められており、特定の部位の動き量の範囲も予め定められている。例えば、各部位の動き量の範囲を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に記憶されている。各部位の動き量の範囲は、例えば、実際に測定された動き量の範囲であってもよいし、統計処理等によって定められてもよい。
また、人体の部位毎に動きの特徴が予め定められてもよい。各部位の動きの特徴を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に予め記憶されている。プロセッサ24は、第2センサ14による測定の結果から動きの特徴を抽出し、その抽出の結果と部位毎の動きの特徴とを比較することで、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断してもよい。
以下、具体例を挙げて実施例4について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波によって操作されることが想定されている機器である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの頭部(例えば額や耳等)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの頭部(例えば額や耳等)に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が頭部(例えば額や耳等)に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。第1センサ12がイヤフォンのイヤーピースに設置されて、当該イヤーピースが外耳道に挿入されてもよい。
プロセッサ24は、動きデータが示す動き量に基づいて、第1センサ12がユーザの頭部(例えば額や耳等)に設置されているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、当該動きデータが示す動き量に基づいて、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されているか否かを判断する。
例えば、動きデータが示す動き量が、ユーザの頭部の動き量の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの頭部(例えば額や耳等)に設置されていると判断する。つまり、プロセッサ24は、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されていると判断する。
例えば、頭部の動き量の範囲は、予め定められている。一般的に、頭部の動き量は、腕や手首等の動き量よりも少ないと考えられる。例えば、頭部は、腕や手首等と比べて、位置の変化量や、位置の変化の速度や、位置の変化の加速度や、振動量等が少ないと考えられる。このような現象を考慮して、頭部の動きの範囲が定められる。
ユーザ毎に頭部の動き量の範囲が異なることがあり得るため、ユーザ毎に、頭部の動き量の範囲が定められてもよい。
また、プロセッサ24は、第2センサ14による測定の結果から動きの特徴を抽出し、その抽出の結果と頭部の動きの特徴とを比較することで、第1センサ12が頭部に設置されているか否かを判断してもよい。
第2センサ14によって測定された動き量が、頭部の動き量の範囲に含まれている場合、第1センサ12は、頭部に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14によって測定された動き量が、頭部の動き量の範囲に含まれていない場合、第1センサ12は、頭部以外の部位に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以上のように、機器16を操作するための脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定され得る特定の部位である頭部に設置されている場合に、当該機器16を操作することができる。
実施例1,2,3の中の少なくとも1つの実施例と実施例4とを組み合わせてもよい。
(実施例5)
以下、実施例5について説明する。
以下、実施例5について説明する。
実施例5では、第2センサ14は、第1センサ12が設置されている部位の臭気を測定する臭気センサである。例えば、臭気センサによって、臭気指数や臭気濃度等が測定される。
例えば、第2センサ14は、第1センサ12に設置されて第1センサ12と共にユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の臭気を測定してもよい。別の例として、第2センサ14は、第1センサ12に設置されずに、第1センサ12の近傍にてユーザの部位に設置されることで、第1センサ12が設置されている部位の臭気を測定してもよい。
第2センサ14によって測定された臭気を示すデータである臭気データは、第2センサ14から情報処理装置10に送信される。当該臭気データは、第1センサ12が設置されている部位の臭気を示すデータである。プロセッサ24は、第2センサ14から送信されてきた臭気データを受け付ける。このようにして、プロセッサ24は、第1センサ12が設置されている部位の臭気データを取得する。
プロセッサ24は、臭気データが示す臭気に基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かを判断する。
臭気データが示す臭気(例えば臭気指数や臭気濃度等)が、操作の対象である機器16に関連する特定の部位の臭気の範囲(例えば、臭気指数の範囲や、臭気濃度の範囲等)に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。つまり、臭気データが示す臭気が、機器16を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサ12が設置されると想定される特定の部位の臭気の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。臭気データが示す臭気が、当該特定の部位の臭気の範囲に含まれている場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
臭気データが示す臭気が、当該特定の部位の臭気の範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていないと判断する。臭気データが示す臭気が、当該特定の部位の臭気の範囲に含まれていない場合、第1センサ12によって測定される生体情報は、機器16を操作するための特定の生体情報ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
人体の部位毎に臭気が異なる場合がある。また、外気に触れている部位と外気に触れていない部位とでは、臭気が異なる場合がある。例えば、衣服に覆われている部分と衣服に覆われていない部分とでは、臭気が異なる場合がある。具体例を挙げて説明すると、一般的に、頭部(例えば額)は、衣服に覆われておらず外気に触れている部位であるため、頭部の臭気は、胸部や腹部や下肢等の部位の臭気とは異なる。一般的に、外気に触れている部位の臭気は、外気に触れていない部位の臭気よりも、弱めの臭気(例えば臭気指数や臭気濃度が小さい)であると考えられる。このように、部位毎に臭気が異なる場合がある。例えば、人体の部位毎に、部位の周囲の範囲が予め定められており、特定の部位の臭気の範囲も予め定められている。
例えば、人体の部位毎に、部位の臭気の範囲が予め定められており、特定の部位の臭気の範囲も予め定められている。例えば、各部位の臭気の範囲を示す情報は、記憶装置22や他の装置(例えばサーバ等)に記憶されている。
以下、具体例を挙げて実施例5について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波によって操作されることが想定されている機器である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの頭部(例えば額)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの頭部に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が頭部に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。
プロセッサ24は、臭気データが示す臭気に基づいて、第1センサ12がユーザの頭部(例えば額)に設置されているか否かを判断する。つまり、プロセッサ24は、当該臭気データが示す臭気に基づいて、脳波を測定し得る位置に第1センサ12が設置されているか否かを判断する。
例えば、臭気データが示す臭気が臭気の閾値以下である場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの頭部(例えば額)に設置されていると判断する。つまり、プロセッサ24は、脳波を測定し得る部位に第1センサ12が設置されていると判断する。
臭気の閾値は、頭部が外気に触れることを考慮して定められる。例えば、外気に触れている部位の臭気が閾値以下となるように、閾値が定められる。
また、ユーザ毎に臭気が異なることがあり得るため、ユーザ毎に、臭気の閾値が定められてもよい。
第2センサ14によって測定された臭気が、臭気の閾値以下である場合、第1センサ12は、頭部に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波であると推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14によって測定される臭気が、臭気の閾値を超える場合、第1センサ12は、頭部以外の部位に設置されていると推測される。つまり、第1センサ12によって測定される生体情報は、脳波ではないと推測される。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以上のように、機器16を操作するための脳波を測定する第1センサ12が、脳波が測定され得る特定の部位である頭部に設置されている場合に、当該機器16を操作することができる。
実施例1,2,3,4の中の少なくとも1つの実施例と実施例5とを組み合わせてもよい。
(実施例6)
以下、実施例6について説明する。
以下、実施例6について説明する。
実施例6では、第2センサ14は、第1センサ12に設置されている撮影装置である。例えば、撮影装置による撮影によって、その撮影の範囲内を表す画像データが生成される。画像データは、静止画像データであってもよいし、動画像データであってもよい。
第2センサ14が第1センサ12に設置されているため、第2センサ14による撮影によって生成された画像データを解析することで、第1センサ12が設置されている部位が推測される。
例えば、第2センサ14が頭部の額に設置された場合と、第2センサ14が腕に設置された場合とでは、第2センサ14による撮影の範囲に差が生じるため、第2センサ14による撮影によって生成される画像データに差が生じる。
例えば、第2センサ14による撮影の範囲が、特定の部位に対応する特定の範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は当該特定の部位に設置されていると判断する。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。プロセッサ24は、第2センサ14による撮影によって生成された画像データに基づいて、第2センサ14による撮影の範囲が、特定の部位に関連する特定の範囲に含まれているか否かを判断する。
第2センサ14による撮影の範囲が、特定の範囲に含まれていない場合、プロセッサ24は、第1センサ12は特定の部位に設置されていないと判断する。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
以下、具体例を挙げて実施例6について更に詳しく説明する。
例えば、操作の対象である機器16は、脳波によって操作されることが想定されている機器である。
第1センサ12は、当該機器16を操作するための特定の生体情報の一例である脳波を測定するセンサである。例えば、特定の部位は、ユーザの頭部(例えば額)である。つまり、第1センサ12は、ユーザの頭部に設置されることが想定されているセンサである。第1センサ12が頭部に設置されることで、第1センサ12によって脳波を測定することができる。
例えば、第2センサ14による撮影の範囲が、頭部に対応する範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12はユーザの頭部(例えば額)に設置されていると判断する。つまり、画像データが、頭部の位置から撮影された画像データである場合、プロセッサ24は、第1センサ12がユーザの頭部に設置されていると判断する。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作する。
第2センサ14による撮影の範囲が、頭部以外の部位(例えば腕等)に対応する範囲に含まれている場合、プロセッサ24は、第1センサ12は頭部以外の部位に設置されていると判断する。つまり、画像データが、頭部以外の部位の位置から撮影された画像データである場合、プロセッサ24は、第1センサ12は頭部以外の部位に設置されていると判断する。この場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定された生体情報に従って機器16を操作しない。
プロセッサ24は、第2センサ14による撮影の範囲にて撮影された、ユーザの一部又はユーザが着衣している衣類の一部の情報に基づいて、第1センサ12が設置されている部位を特定してもよい。例えば、ユーザの頭部の一部(例えば、頬、髪、鼻、側頭部等)が第2センサ14によって撮影された場合、つまり、撮影された画像データに、ユーザの頭部の一部が表されている場合、プロセッサ24は、第1センサ12がユーザの頭部に設置されていると判断する。また、ユーザの手、手首又は衣類の一部(例えば袖等)が第2センサ14によって撮影された場合、つまり、撮影された画像データに、ユーザの手、手首又は衣類の一部(例えば袖等)が表されている場合、プロセッサ24は、第1センサ12がユーザの胸部に設置されていると判断する。また、ユーザの足の部位(例えば、足首、足の甲、ふくらはぎ、太腿等)が第2センサ14によって撮影された場合、つまり、撮影された画像データに、ユーザの足の部位が表されている場合、プロセッサ24は、第1センサ12がユーザの足に設置されていると判断する。このように、第1センサ12が設置されている部位に応じて、撮影される物体(例えば、ユーザの一部や衣類の一部)が異なるため、プロセッサ24は、その差異に基づいて、第1センサ12が設置されている部位を特定してもよい。なお、第2センサ14である撮影装置として、撮影角度が広いカメラ(例えば広角カメラ)が用いられてもよい。
実施例1,2,3,4,5の中の少なくとも1つの実施例と実施例6とを組み合わせてもよい。
上述した各実施例において、第1センサ12によって、脳波以外の生体情報が測定されてもよい。つまり、各実施例において、第1センサ12が特定の部位に設置されていることが特定された場合、プロセッサ24は、第1センサ12によって測定される、複数の意味を有する可能性のある生体情報を、特定の生体情報であると判断してもよい。
上述した各実施例は一例に過ぎない。各実施例にて説明した生体情報以外の生体情報を用いて機器16が操作されてもよい。この場合も、第2センサ14によって測定されたデータに基づいて、第1センサ12が特定の部位に設置されているか否かが判断される。
なお、上記の実施形態において、プロセッサ24による処理が、情報処理装置10以外の他の装置(例えばサーバ等の外部装置)によって実行され、その処理の結果を示す情報が、UI20の表示装置に表示されたり、音声情報として出力されたりしてもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
10 情報処理装置、12 第1センサ、14 第2センサ、16 機器、24 プロセッサ。
Claims (16)
- ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサと、
前記第1センサが設置されている、前記ユーザの部位を特定する第2センサと、
前記特定の生体情報が測定される特定の部位に前記第1センサが設置されていることが前記第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作するプロセッサと、
を有する情報処理装置。 - ユーザの生体情報を測定する第1センサと、
前記第1センサが設置されている、前記ユーザの部位を特定する第2センサと、
前記第1センサが特定の部位に設置された状態で前記第1センサによって測定された特定の生体情報に従って操作されることが想定されている機器を操作するプロセッサであって、前記第1センサが前記特定の部位に設置されていることが前記第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作するプロセッサと、
を有する情報処理装置。 - プロセッサを有し、
前記プロセッサは、
ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサが、前記特定の生体情報が測定される、前記ユーザの特定の部位に設置されていることが、前記第1センサが設置されている部位を特定する第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の温度を測定する温度センサであり、
前記温度センサによって測定された温度が、前記特定の部位の温度の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記特定の部位は、前記ユーザの耳又は額であり、
前記温度センサによって測定された温度が、前記ユーザの耳の温度の範囲、又は、前記ユーザの額の温度の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の気圧を測定する気圧センサであり、
前記気圧センサによって測定された気圧が、前記特定の部位の気圧の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記気圧センサによって測定された気圧が閾値以上である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の明るさを測定する照度センサであり、
前記照度センサによって測定された明るさが、前記特定の部位の明るさの範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記照度センサによって測定された明るさが閾値以下である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の動き量を測定する動きセンサであり、
前記動きセンサによって測定された動き量が、前記特定の部位の動き量の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記特定の部位は、前記ユーザの頭部であり、
前記動きセンサによって測定された動き量が、前記ユーザの頭部の動き量の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサが設置されている部位の臭気を測定する臭気センサであり、
前記臭気センサによって測定された臭気が、前記特定の部位の臭気の範囲に含まれている場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記臭気センサによって測定された臭気が閾値以下である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。 - 前記第2センサは、前記第1センサに設置されている撮影装置であり、
前記撮影装置による撮影の範囲が、前記特定の部位に対応する特定の範囲である場合、前記プロセッサは、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記範囲にて撮影された、前記ユーザの一部又は前記ユーザが着衣している衣類の一部の情報に基づいて、前記第1センサが設置されている部位を特定する、
ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。 - コンピュータに、
ユーザの特定の生体情報であって機器を操作するための特定の生体情報を測定する第1センサが、前記特定の生体情報が測定される、前記ユーザの特定の部位に設置されていることが、前記第1センサが設置されている部位を特定する第2センサによって特定された場合、前記第1センサによって測定された前記特定の生体情報に従って前記機器を操作させる、
プログラム。
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