JP2021088234A - Airflow guide structure - Google Patents
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Abstract
Description
本件は、車両の荷箱において走行風による空気抵抗を低減するための導風構造に関する。 This case relates to a wind guide structure for reducing air resistance due to running wind in a vehicle packing box.
従来、キャブの後方に荷箱を備えたトラック等の車両では、走行時の空気抵抗を低減することが課題とされている。この課題に対し、荷箱の前面に、車幅方向の全長にわたる水平な導風板と、この水平な導風板に対して垂直な一対の導風板とを井桁状に組み合わせた装置を設けることで、空気抵抗の低減を図る技術が提案されている(特許文献1参照)。 Conventionally, in a vehicle such as a truck having a packing box behind the cab, it is an issue to reduce the air resistance during traveling. To solve this problem, a device is provided on the front surface of the packing box in which a horizontal baffle plate over the entire length in the vehicle width direction and a pair of baffle plates perpendicular to the horizontal baffle plate are combined in a grid shape. Therefore, a technique for reducing air resistance has been proposed (see Patent Document 1).
車両の荷箱において走行風による空気抵抗を低減する構造の低コスト化が望まれている。しかしながら、特許文献1に記載のように、荷箱の前面における車幅方向の全長にわたって導風板を設けた構造は、材料コストを抑えるうえで改善の余地がある。
It is desired to reduce the cost of a structure that reduces air resistance due to running wind in a vehicle packing box. However, as described in
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、車両の荷箱に設けられる導風構造において、走行風による空気抵抗を低減しつつ、材料コストを抑制することを目的の一つとする。 This case was devised in view of the above-mentioned problems, and one of the purposes is to reduce the material cost while reducing the air resistance due to the running wind in the wind guide structure provided in the packing box of the vehicle. To do.
本件は上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
本適用例に係る導風構造は、車両の荷箱に設けられる導風構造であって、前記荷箱の前面における上側の角部から前方に突出した曲面状の導風面を有し、車幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対の導風部材を備えたことを特徴としている。
This case was made to solve at least a part of the above problems, and can be realized as the following aspects or application examples.
The wind guide structure according to this application example is a wind guide structure provided in a cargo box of a vehicle, and has a curved wind guide surface protruding forward from an upper corner on the front surface of the cargo box, and is a vehicle. It is characterized by having a pair of air guiding members arranged at intervals in the width direction.
走行風による空気抵抗は、車両の側方へ向けて流れる空気により荷箱の前面における上側の角部の領域が高圧となることで、これらの角部において最大となりやすい。このため、これらの角部から前方に突出した曲面状の導風面を有する導風部材を設けることで、走行風に対する局所的な処置が可能となる。よって、荷箱の前面における空気抵抗が低減される。また、一対の導風部材が車幅方向に間隔をあけて配置されるため、荷箱の前面における車幅方向の全長にわたって配置された導風部材と比べて、材料が低減される。これにより、材料コストが抑制される。 The air resistance due to the running wind tends to be maximized at these corners because the region of the upper corner on the front surface of the packing box becomes high pressure due to the air flowing toward the side of the vehicle. Therefore, by providing a wind guide member having a curved wind guide surface protruding forward from these corners, it is possible to locally treat the traveling wind. Therefore, the air resistance on the front surface of the packing box is reduced. Further, since the pair of wind guide members are arranged at intervals in the vehicle width direction, the material is reduced as compared with the air guide members arranged over the entire length in the vehicle width direction on the front surface of the packing box. As a result, the material cost is suppressed.
本件によれば、車両の荷箱に設けられる導風構造において、走行風による空気抵抗を低減しつつ、材料コストを抑制できる。 According to this case, in the wind guide structure provided in the cargo box of the vehicle, the material cost can be suppressed while reducing the air resistance due to the running wind.
図面を参照して、実施形態としての導風構造について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。 The wind guide structure as an embodiment will be described with reference to the drawings. The embodiments shown below are merely examples, and there is no intention of excluding the application of various modifications and techniques not specified in this embodiment. Each configuration of the following embodiments can be variously modified and implemented without departing from their gist. In addition, it can be selected as needed, or can be combined as appropriate.
[1.構成]
図1に示すように、本実施形態の導風構造1は、トラックである車両3の荷箱2に設けられている。以下、この車両3の前進方向を前方(FR)とし、この反対方向を後方とし、前方を基準にして左右を定める。また、重力の作用方向を下方とし、この反対方向を上方(UP)とする。なお、左右方向は車幅方向WDに対応する。
[1. Constitution]
As shown in FIG. 1, the
車両3は、図示しない運転席が設けられたキャブ4と、キャブ4の上面41に搭載されたルーフスポイラ5と、キャブ4及びルーフスポイラ5の後方に配置された荷箱2とを有する。
キャブ4は、車両3の最前部に位置し、その上面41が荷箱2の上面21よりも低い位置(下方)に設けられる。
The
The cab 4 is located at the foremost part of the
ルーフスポイラ5は、キャブ4の上面41と荷箱2の上面21との段差を埋めるように設けられる。より具体的には、ルーフスポイラ5は、キャブ4の前面42から荷箱2の上面21にかけて流線形に延びる外面を有する。ルーフスポイラ5は、車両3の走行時に、前方からの風(走行風)を荷箱2の上面21及び側面23へと導く。これにより、ルーフスポイラ5は、走行風が荷箱2の前面22に直接的に当たって抵抗となることを抑制する。
荷箱2は、貨物が収容される収容空間を内部に有する角型の部材である。荷箱2の上面21と前面22と側面23とは、いずれも平面視で略矩形状であり、互いに略直角に配置される。荷箱2の前面22は、ルーフスポイラ5に対して隙間をあけて対向する。
The
The
本実施形態の荷箱2の前面22には、雨水を案内する一対のガイド部材6が設けられている。図2に示すように、ガイド部材6は、雨水の流路となるコ字断面のレール状の部材であり、荷箱2の前面22の上縁部(前面22と上面21との角部)から左右縁部(前面22と左右の側面23との各角部)まで下り勾配に設けられている。一対のガイド部材6は、車幅方向WDに互いに間隔をあけて配置されている。ガイド部材6は、荷箱2の上面21から前面22に流れた雨水を、車幅方向WDの外側(側面23側)へと案内する。
A pair of
以下、荷箱2の前面22のうち、上面21及び側面23との接続部分である二つの角部24に着目して説明する。これらの角部24は、正面視(平面視)で略矩形状である荷箱2の前面22における上側の角部である。
本実施形態では、ルーフスポイラ5の上端部51が荷箱2の上面部21よりもやや低く、かつルーフスポイラ5の左右端部53が荷箱2の側面23よりも車幅方向WDの内側に位置している。したがって、荷箱2の前面22における上記の角部24は、後述の導風部材7が設けられない場合には、車両3の正面視で露出し、車両3の走行時に走行風を受ける。
Hereinafter, of the
In the present embodiment, the
導風構造1は、荷箱2の前面22における空気抵抗を低減するための構成として、荷箱2の前面22に設けられた一対の導風部材7を備えている。導風部材7は、上記の角部24から前方に突出した曲面状の導風面8を有する。導風面8は、走行風の流れを円滑化するように構成される。
The
図2では、導風面8に沿う仮想的な補助線を細線で示している。本実施形態の導風面8は、前方への突出量が、上記の角部24付近で最大となり、車幅方向WDの内側及び下方へ向かって小さくなる形状である。なお、導風面8とルーフスポイラ5との間には、微小な隙間が確保される。
In FIG. 2, a virtual auxiliary line along the
本実施形態の導風部材7は、ガイド部材6よりも上方であって車幅方向WDの外側の領域に設けられている。より具体的には、導風部材7は、荷箱2の前面22の正面視において、ガイド部材6を斜辺とする略直角三角形状の領域の略全体にわたって設けられている。したがって、一対の導風部材7は、車幅方向WDに互いに間隔をあけて配置されている。
The
なお、導風部材7の材料としては、例えば、金属やガラス繊維やプラスチックといった様々なものを適用できる。また、導風部材7は、荷箱2の前面22と一体成形されてもよいし、荷箱2の前面22に後付けされてもよい。荷箱2の前面22に対する導風部材7の取り付け手法は特に限定されず、例えば、接着剤が用いられてもよいし、リベットやボルト等の締結具が用いられてもよい。
As the material of the
[2.作用及び効果]
上記のような車両3の走行時、走行風による空気抵抗は、車両3の側方(左右)へ向けて流れる空気により荷箱2の前面22における上側の角部24の領域が高圧となることで、これらの角部24において最大となることが知られている。これに対し、導風構造1は、荷箱2の前面22における上側の角部24から前方に突出した曲面状の導風面8を有する導風部材7を備えているため、走行風を導風面8に沿って流すことができる。これにより、上記の角部24の近傍における走行風の圧力上昇が抑えられるため、上記の角部24において走行風による空気抵抗を局所的(ピンポイント)に低減できる。よって、荷箱2の前面22における空気抵抗を効率よく低減できる。
[2. Action and effect]
When the
また、一対の導風部材7は車幅方向WDに間隔をあけて配置されるため、荷箱2の前面22における車幅方向WDの全長にわたって配置される導風部材と比べて、材料を低減できる。これにより、導風部材7の材料コストを抑制できる。また、導風部材7の材料が低減されることで、車両3の軽量化にも寄与する。
Further, since the pair of
なお、上記の角部24における空気抵抗を低減する手法として、この角部24自体を丸く(曲面状に)形成することも考えられる。しかしながら、このように角部24が丸められた荷箱2は、空気抵抗を低減できたとしても、容積(収容空間の体積)が縮小されることで貨物の最大積載量が低下する。これに対し、導風構造1によれば、上記の角部24に導風部材7を設けることで空気抵抗を低減するため、荷箱2の容積を維持できる。したがって、空気抵抗を低減しつつも、貨物の最大積載量の低下を回避できる。
As a method for reducing the air resistance at the
ガイド部材6が設けられた前面22では、ガイド部材6の上方かつ車幅方向WDの外側の領域に導風部材7が設けられることで、導風部材7とガイド部材6との干渉を防止できる。これにより、ガイド部材6の機能を損なうことなく、導風部材7による空気抵抗の低減を実現できる。
In the
[3.変形例]
上記の導風部材7の形状は一例である。導風部材7は、荷箱2の前面22における上側の角部24から前方に突出した曲面状の導風面8を有していればよく、上記のように、正面視で略直角三角形状の領域の略全体にわたる形状のものに限定されない。導風部材7は、例えば、上記の二つの角部24にのみ設けられてもよい。
[3. Modification example]
The shape of the
上記のルーフスポイラ5の形状も一例である。ルーフスポイラ5は、その上端部51の高さ位置(上下方向の位置)が荷箱2の上面部21の高さ位置以上であってもよい。
なお、上記の導風構造1は、種々の車両3の荷箱2に適用可能であり、例えば、上記のルーフスポイラ5やガイド部材6が省略された車両の荷箱に適用される場合であっても、上記のように走行風による空気抵抗を低減しつつ、材料コストを抑制できる。
The shape of the
The
1 導風構造
2 荷箱
3 車両
4 キャブ
5 ルーフスポイラ
6 ガイド部材
7 導風部材
8 導風面
21 上面
22 前面
23 側面
24 角部
41 上面
42 前面
51 上端部
53 左右端部
1 Wind
Claims (1)
前記荷箱の前面における上側の角部から前方に突出した曲面状の導風面を有し、車幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対の導風部材を備えた、
ことを特徴とする導風構造。 It is a wind guide structure provided in the luggage box of the vehicle.
It has a curved air guide surface protruding forward from the upper corner on the front surface of the packing box, and is provided with a pair of air guide members arranged at intervals in the vehicle width direction.
The wind guide structure is characterized by that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019218580A JP2021088234A (en) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | Airflow guide structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Family
ID=76219098
Family Applications (1)
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JP2019218580A Pending JP2021088234A (en) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | Airflow guide structure |
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Country | Link |
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2019
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