JP2021087978A - 付加製造装置 - Google Patents

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浩平 加藤
Kohei Kato
浩平 加藤
貴也 長濱
Takaya Nagahama
貴也 長濱
好一 椎葉
Koichi Shiiba
好一 椎葉
誠 田野
Makoto Tano
誠 田野
高史 溝口
Takashi Mizoguchi
高史 溝口
翔 長谷川
Sho Hasegawa
翔 長谷川
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Abstract

【課題】金属粉末を必要に応じたタイミング及び供給量にてワークに供給可能であり、付加製造物を均一高さで精度よく形成可能な付加製造装置を提供する。【解決手段】ワーク101に線状の付加製造物102を付加製造する付加製造装置1であって、ノズル16は、ワークに供給する金属粉末の供給量V2を開口14とベース本体101の間の空間において調整する粉末供給量調整装置40を備え、粉末供給量調整装置40は、付加製造物の付加製造開始点から付加製造終点までの間において、ワークの表面から付加製造物の上面までの高さhを一定にするよう、金属粉末の供給量V2を付加製造開始点から付加製造終点までの間の各領域に対応して調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、付加製造装置に関する。
従来、ベース部材(ワーク)上にレーザ光を照射するとともに金属粉末を噴射して溶融させた後、固化させてベース部材に線状の付加製造物(肉盛り)を付加する付加製造装置の技術がある。通常、付加製造物は、付加製造物の延在方向全域において、高さが均一に形成されることが好ましい。高さが均一に形成されることにより、例えば、ベース部材上に付加した付加製造物の上方(上面)に、さらに二層目、三層目の付加製造物を積層する場合に、積層した付加製造物の上面においても同一高さの良好な平面が形成され、品質のよい付加製造物が製造できる。
これに対し、特許文献1の発明では、付加製造の開始点と終点とが交差しオーバーラップして円環状に形成される付加製造物の上面高さを均一にするため、付加製造物の開始点近傍及び終点近傍における金属粉末の供給量をオーバーラップの量に合わせて減少させている。つまり、初めから開始点と終点の上面高さ(厚さ)を共に低くし、オーバーラップさせた際に、オーバーラップ部分の上面高さが他の部分の上面高さと均一になるよう始点及び終点における金属粉末の供給量を調整している。
ところが、例えば始点と終点とがそれぞれ単独で形成される線状の付加製造物を製造する場合には、別の課題として、付加製造物の始点(始端部)近傍及び終点(終端部)近傍では、以降で説明する所定の変形が生じやすいことが知られている。所定の変形は、初めに始点近傍で溶融した後、固化する部分が収縮する際に、始点近傍以降の部分を引っ張ることにより生じるとされている。これにより、通常、始点近傍では後方からの肉が集められることにより上面が盛り上がり、終点近傍では、肉が不足することにより上面がへこんだ形状で形成される。そして、このような付加製造物の変形に対しては、始点近傍及び終点近傍における金属粉末の供給量を精度よく、且つ適切なタイミングで制御することにより解決できるとされている。
特開2010−207849号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、下流側に長い金属粉末の流路(金属粉末流路)を備える金属粉末の供給装置であるフィーダを操作して金属粉末の供給量を調整している。つまり、金属粉末は、フィーダが操作された後、長い金属粉末流路を経由して移動するため、ベース部材(ワーク)上に到達するには時間がかかり、高精度の応答性は望めない。このため、金属粉末を、必要に応じたタイミングで且つ高精度に制御された供給量によってベース部材(ワーク)上に供給できない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、金属粉末を必要に応じたタイミング及び供給量にてワークに供給可能であり、付加製造物を均一高さで精度よく形成可能な付加製造装置を提供することを目的とする。
本発明の付加製造装置は、移動装置により、ノズルとワークとを相対移動させ、前記ノズル内に収容される造形光ビーム供給路の先端に設けられる照射部から造形光ビームを前記ワークに照射するとともに、前記ノズル内に収容される金属粉末流路の先端の開口から前記ワークにおける前記造形光ビームの照射位置に金属粉末を噴射して供給し前記ワークに線状の付加製造物であって付加製造開始点及び付加製造終点が、それぞれ相互に重ならずに独立して配置されたものを付加製造しうる付加製造装置である。
前記ノズルは、前記ワークに供給する前記金属粉末の供給量を前記開口と前記ワークとの間の空間において調整する粉末供給量調整装置を備え、前記粉末供給量調整装置は、前記付加製造物の前記付加製造開始点から前記付加製造終点までの間において、前記ワークの表面から前記付加製造物の上面までの高さを一定にするよう、前記金属粉末の供給量を前記付加製造開始点から前記付加製造終点までの間の各領域に対応して調整する。
これにより、付加製造物が、それぞれ独立して配置される付加製造開始点から付加製造終点に向かって溶融され、その後固化していく過程において、初めに固化する付加製造開始点付近の部分では、前方に引っ張られる肉の量を考慮して供給される金属粉末供給量が調整される。このため、付加製造物の上面に変形が生じることはなく、付加製造物の上面高さを均一にすることができる。なお、このとき上記付加製造装置では、粉末供給量調整装置が、ワークに供給する金属粉末の供給量の調整を開口とワークとの間の空間において行なう。これにより、金属粉末は、粉末供給量調整装置が調整を行なった直後にワークの表面に供給されるため、必要な量の金属粉末を必要なタイミングで所望の位置に精度よく供給できるので、付加製造物を同一高さで精度よく形成できる。
本発明の実施形態に係る付加製造装置の概要図である。 上面から見た付加製造装置が製造する付加製造物の図である。 図2におけるIIB−IIB矢視断面図である。 延在方向と直交する付加製造物の断面形状を説明する第一図である。 別の態様における付加製造物の断面形状を説明する第二図である。 さらに別の態様における付加製造物の断面形状を説明する第三図である。 初期状態における粉末供給量調整装置を説明する図である。 所定の状態における粉末供給量調整装置を説明する図である。 所定の状態における遮断部材と金属粉末の噴射軌跡との重複を説明する図である。 第一実施形態における遮断部材の移動状態と供給量との関係を示すグラフ(マップ)である。 本願発明を用いずに形成される付加製造物の上面の変形状態を説明する図である。 付加製造物の延在方向における第一〜第三の制御区間を説明する図である。 第一実施形態における付加製造物の延在方向位置と金属粉末の供給量との関係を示すグラフである。 変形例1における付加製造物の延在方向位置と金属粉末の供給量との関係を示すグラフである。 変形例2における付加製造物の延在方向位置と金属粉末の供給量との関係を示すグラフである。 変形例4における粉末供給量調整装置を説明する図である。 図12Aにおける遮断部材のA視拡大図である。 第二実施形態における付加製造物の延在方向位置と金属粉末の供給量との関係を示すグラフである。 第二実施形態の変形例1における付加製造物の延在方向位置と金属粉末の供給量との関係を示すグラフである。
<1.第一実施形態>
(1−1.概要)
以下に、本発明に係る第一実施形態の付加製造装置1の概要について、説明する。付加製造装置1は、図1に示すように、公知のLMD(Laser Metal Deposition)型の付加製造装置である。LMD型の付加製造装置は、初めに、ベースとなる金属製のベース本体(ワーク)の表面上に造形光ビームBMを照射し、金属材料を溶融させて表面上に溶融池を形成する。その後、付加製造装置1は、溶融池に粉末状の金属材料(金属粉末)を噴射して供給し、溶融させた後に固化させて付加製造物を付加する。
これにより、ベース本体(本発明のワークに相当する)の表面上の所望の位置に、所望の形状で金属を付加し付加製造物を形成することができる。なお、造形光ビームBMとしては、レーザ発振器のなかでは比較的安価な近赤外波長のレーザ光が適用できる。また、造形光ビームBMとしては、CO2レーザ(遠赤外レーザ光)、半導体レーザ、又は電子ビーム等も適用可能である。
第一実施形態に係る付加製造装置1は、図1に示すように、例えば、SPCC、SPCE等の鉄系材料で形成されたベース本体101(ワークに相当)に、鉄とは異なる種類の金属である、例えば、ハイス鋼(high-speed steel)で形成される線状の付加製造物102(肉盛層)を付加してベース部材を製造する。本実施形態では、線状の付加製造物102の付加製造開始点及び付加製造終点は、それぞれ相互に重ならず独立して配置される。
このように、本実施形態では、ベース本体101の強度を向上させるため、ベース本体101よりも硬度及び強度が高い金属材料による付加製造物102を肉盛層としてベース本体101に付加する。但し、付加製造物102は、ベース本体101とは異なる金属ではなく、同種の金属であってもよい。この場合、付加の目的としては、ベース本体101の強度を向上させるのではなく、例えば、主にベース本体101の補修を行なうためとなる。
ハイス鋼Hsをベース本体101に付加するため、付加製造装置1は、造形光ビームBMをベース本体101の表面(上面)の所定の位置(照射位置)に照射するとともに、粉末状のハイス鋼Hs(P)(金属粉末)を、ベース本体101の表面(上面)の所定の位置(照射位置)に予め設定された所定の供給量だけ噴射し供給する。これにより、ベース本体101の表面に供給されるハイス鋼Hs(P)を溶融させ、その後固化させてベース本体101の表面に付加製造物102を付加する。
なお、このとき、ハイス鋼Hs(P)を、ベース本体101の表面に予め設定された所定の供給量だけ噴射する際、ハイス鋼Hs(P)の所定の供給量は、最終的に、後に詳細に説明する粉末供給量調整装置40の作動によって精度よく調整される。
また、このとき、本実施形態において形成される付加製造物102は、一例として、図2A、図2Bに示すように、それぞれ独立した開始点St(付加製造開始点)と終点E(付加製造終点)とを備える。また、付加製造物102は、直線状(線状に相当する)に形成される。そして、図2Bに示すように、開始点Stから終点Eまでの間においてベース本体101の表面から上面までの高さhが一定となるよう、粉末供給量調整装置40の作動によってハイス鋼Hs(P)の供給量が所定の供給量に調整されながら形成される。
付加製造物102を形成する際、造形光ビームBMは、それぞれ独立した開始点Stから終点Eに向かって一定速度で直進しながら、ベース本体101の所定の表面(照射位置)に連続的に照射される。なお、付加製造物102の延在形状は、直線の態様に限らず、一個のR、又は一種類で複数個のRによって形成された線状の曲線でもよい。また、付加製造物102の延在形状は、複数個で且つ複数種類のRの組み合わせによって形成された線状の曲線でもよい。さらには、付加製造物102の延在形状は、複数の直線(線状に相当する)の端部同士が所定の角度を有して接続され形成されてもよい。
また、図3Aに示すように、付加製造物102は、延在方向と直交する断面形状が、概ね矩形となるよう形成される。但し、付加製造物102の断面形状は、矩形に限らず、図3Bに示すように台形であってもよい。さらには、図3Cに示すように、付加製造物102の断面形状は、矩形または台形の上面がR凸状に形成されてもよい(但し、図3Cでは、矩形の上面がR凸状に形成された態様のみ記載している)。
また、ベース本体101を形成する金属材料としては、鉄Fe以外にも、アルミ、銅、黄銅等が適用できる。また、付加製造物102を形成する金属材料としては、ハイス鋼Hs以外にも、工具鋼、超硬等が適用できる。さらに、上記態様に限らず、鉄Fe、アルミ、銅、黄銅等を付加製造物102用の金属材料とし、ハイス鋼Hs、工具鋼及び超硬等をベース本体101用の金属材料としても良い。ただし、この場合における肉盛りの目的は、ベース本体101の強度向上ではなく、例えば、ベース本体101の補修等となる。
(1−2.付加製造装置1)
次に、付加製造装置1の構成について、詳細に説明する。ただし、付加製造装置1は、上述したように、公知のLMD型の付加製造装置である。このため、LMD型の付加製造装置における基本的な構成及び動作等についての詳細な説明については省略する。図1に示すように、付加製造装置1は、主に粉末材料供給装置10、造形光ビーム照射装置20、ノズル16及び制御装置30を備える。
(1−2−1.粉末材料供給装置10)
図1に示すように、粉末材料供給装置10は、貯留部11、フィーダ13、及びノズル16内に収容される金属粉末流路15を備える。貯留部11は、粉末材料である上述したハイス鋼粉末材料Hs(P)(以後、粉末材料Hs(P)とのみ記載する)を貯留する。貯留部11は、配管11aを介してフィーダ13に接続され、容器内部に貯留する金属材料を、配管11aを介してフィーダ13に供給する。フィーダ13は、さらに金属粉末流路15の一端と配管13aを介して接続され、粉末材料Hs(P)を金属粉末流路15に供給する。
フィーダ13は、制御装置30のフィーダ制御部33と接続される。そして、フィーダ制御部33からの指令に基づき、貯留部11から供給される粉末材料Hs(P)を、アルゴンガスAr等のキャリアガスと共に筒状のノズル16の内部に配置される金属粉末流路15に、指示された供給量だけ供給する。このとき、付加製造装置1の作動によって、付加製造物102が、ベース本体101(ワーク)の表面上に開始点Stから終点Eに亘って形成される場合、制御装置30からフィーダ13に対し、例えば、一定の供給量V1で粉末材料Hs(P)を金属粉末流路15に供給するよう指令が送信される。なお、後に詳細に説明するが、供給量V1は、あくまで、金属粉末流路15に供給する供給量である。従って、ベース本体101(ワーク)の表面に供給する供給量V2とは必ずしも一致しない。
図1に示すように、金属粉末流路15は、ノズル16の軸線方向に延在し、且つノズル16の内周面に沿って、ノズル16内に収容される。金属粉末流路15は、ノズル16の軸線の径方向外方においてノズル16の軸線周りに複数(例えば、六箇所)、且つ等間隔で配置される。
なお、金属粉末流路15の数は、一個でもよいし、二個から五個の間でもよい。又、金属粉末流路15は、七個を超えて設けられていても良い。各金属粉末流路15は、ベース本体101(ワーク)側の端部に、開口14を備えるとともに屈曲部15aを備える。各屈曲部15aは、ノズル16の軸線に向かうよう、軸線に対して所定の角度屈曲している。これにより、各金属粉末流路15の各開口14から噴射される粉末材料Hs(P)は、ノズル16の軸線方向に向かうとともに、造形光ビームBMが照射されるベース本体101の表面の照射位置に噴射される。
(1−2−2.造形光ビーム照射装置20)
図1に示すように、造形光ビーム照射装置20は、ビーム生成部21、造形光ビーム供給路23、及び照射部22を備える。ビーム生成部21は、制御装置30のビーム制御部32と接続される。ビーム生成部21は、ビーム制御部32からの指令に基づき、造形光ビームBMを生成し、連結される造形光ビーム供給路23に送出する。造形光ビーム供給路23は、筒状のノズル16内の径方向における中央に収容される。造形光ビーム供給路23は、光ファイバ等によって形成され、一端がビーム生成部21と接続され、他端には照射部22が設けられる。つまり、造形光ビーム供給路23は、ビーム生成部21で生成された造形光ビームBMの通路を形成する。なお、造形光ビームBMの伝送は、光学素子及び空間伝送の方式を用いてもよい。
照射部22は、ビーム生成部21で生成された造形光ビームBMが、造形光ビーム供給路23及び照射部22を介して、上述したベース本体101の表面の照射位置に照射される際、照射される造形光ビームBMの軸線が、ノズル16の軸線と同軸となるようノズル16の端部に設けられる。
照射部22から照射される造形光ビームBMの出力、波長及び照射時間等は、ビーム制御部32によって制御される。また、複数の開口14及び照射部22が配置されたノズル16は、例えば、図略のロボット(移動装置に相当)によって把持され、三次元空間でベース本体101に対し、自在に相対移動可能となるよう制御される。このため、図略のロボットが制御装置30により制御されることにより、開口14及び照射部22のそれぞれの噴射位置及び照射位置は所望の位置に容易に制御される。
ただし、この態様に限らず、ノズル16側ではなく、ベース本体101側を、例えばロボット(移動装置に相当)等により移動させることによって、ベース本体101に対する開口14及び照射部22の各相対位置を移動させても良い。また、ノズル16は、ロボットにより駆動される態様に限らず、例えば、複数の軸で制御される工作機械等の駆動部によって移動されてもよい。これらによっても同様の効果が期待できる。
(1−2−3.粉末供給量調整装置40)
次に、ノズル16が備える粉末供給量調整装置40について説明する。粉末供給量調整装置40は、ベース本体101(ワーク)に付加製造物102を付加(形成)する際、ベース本体101に供給する粉末材料Hs(P)(金属粉末)の供給量V2を、粉末材料Hs(P)が噴射される開口14とベース本体101との間の空間において、調整する装置である。
具体的には、粉末供給量調整装置40は、ベース本体101(ワーク)の表面から付加製造物102の上面までの高さhを一定にするよう、付加製造物102の付加製造開始点Stから付加製造終点Eまでの間において、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)(金属粉末)の供給量V1を、付加製造開始点Stから付加製造終点Eまでの間の各領域に対応して異なる供給量(供給量V2)となるように調整する。
図4Aに示すように、粉末供給量調整装置40は、主に遮断部材41と、駆動装置42と、遮断部材制御部43(制御部に相当)とを備える。遮断部材41は、金属粉末流路15の開口14とベース本体101(ワーク)との間の空間内を往復移動可能に設けられる。遮断部材41は、駆動装置42の作動によって、現在の状態(例えば、図4Aに示す「初期状態S0」)が、図4Bに示す所定の状態S1に移動することにより、金属粉末流路15の開口14からベース本体101(ワーク)に向って噴射する粉末材料Hs(P)(金属粉末)の噴射軌跡T(図5参照)と噴射方向において少なくとも一部が重複(図5中、斜線部参照)するよう配置される。なお、上記において「初期状態S0」とは、開口14から噴射する粉末材料Hs(P)(金属粉末)の噴射軌跡Tと遮断部材41とが全く重複しない図4Aにおける遮断部材41の状態をいう。
また、「所定の状態S1」とは、図4Bに示すように、遮断部材41及び噴射軌跡Tの少なくとも一部が重複することにより、遮断部材41が噴射軌跡Tの少なくとも一部を遮り、これによって、遮断部材41がベース本体101に向かって噴射される粉末材料Hs(P)の一部の移動を遮り、ベース本体101への粉末材料Hs(P)の供給量を「初期状態S0」における供給量V1から所定量だけ減少させ、所望の供給量V2に調整する状態をいう。なお、このような作用を有する部材であれば、遮断部材41は、どのような形状の部材であってもよい。
一例として、遮断部材41は、図4Aに示すように、造形光ビーム照射装置20の作動によって、ベース本体101(ワーク)に照射される造形光ビームBMを通過可能とする光ビーム通過孔41aを中央に備えた円環状部材である。図4Aに示すように遮断部材41は、ステー41bを介して駆動装置42と連結されている。駆動装置42は、ノズル16の外周面に固定されている。また、駆動装置42は、制御装置30が備える制御部43に接続される。そして、遮断部材41は、制御部43の制御によって駆動装置42が作動することにより、ステー41bとともに図4Aにおける上下方向へ昇降可能となるよう駆動装置42に連結される。
また、遮断部材41における金属粉末流路15の開口14と対向する側には平面部41cを備える。平面部41cは、遮断部材41を上述した所定の状態S1(図4B参照)に移動させたときに、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと噴射方向において交差可能な面である。なお、上述したように、駆動装置42は、下方に位置する初期状態S0の遮断部材41を所定の状態S1に移動させるよう、ステー41b及び遮断部材41を上方に所定量だけ移動させる。このとき、駆動装置42の駆動機構は、どのようなものでもよい。ボールねじ機構を利用して遮断部材41を上下動させてもよいもよいし、平歯車同士を組み合わせて上下動させてもよい。
そして、図4Aに示す状態を遮断部材41(平面部41c)の初期状態S0とし、図4Bに示す状態を、遮断部材41(平面部41c)が初期状態S0から移動した所定の状態S1であるとしたとき、初期状態S0では、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の噴射軌跡と平面部41cとは交差していない。このため、平面部41cは、粉末材料Hs(P)の噴射を遮らない。従って、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の全供給量V1がベース本体101(ワーク)に噴射され供給される。
しかし、遮断部材41(平面部41c)が図4Aに示す初期状態S0から、上方に移動し、図4Bに示す所定の状態S1に移動すると、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとは少なくとも一部が交差する(図4B参照)。このため、平面部41cが、開口14からの粉末材料Hs(P)の噴射を、交差した分だけ遮り、遮った分の粉末材料Hs(P)の量だけ供給量を減少させる。このとき、減少させる供給量は、平面部41cの上方への移動量が増加するにつれて増加する。減少させる供給量は、実験により求めてもよいし、交差した分の面積から計算によって求めてもよい。そして、得られた遮断部材41(平面部41c)の上方への移動量と、減少したのち残る供給量との関係をマップ(図6のグラフ参照)として制御装置30の記憶部31に記憶する。
換言すると、粉末供給量調整装置40は、遮断部材41(平面部41c)を開口14から離間する方向(下方)へ移動させることにより粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとの重複面積を減少させ、ベース本体101(ワーク)に供給する粉末材料Hs(P)の供給量V2を増加させる。また、平面部41cを開口14に接近する方向(上方)へ移動させることにより、粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとの重複面積を増加させ、ベース本体101(ワーク)に供給する粉末材料Hs(P)の供給量V2を減少させる。
なお、図4Aに示すように、平面部41cは、平面部41cに一度衝突した粉末材料Hs(P)の粒子が、光ビーム通過孔41aからベース本体101の照射位置へ落下しないよう傾斜を有して形成されることが好ましい。ただし、上記態様に限らず、平面部41cは水平に形成され、平面部41cにおける光ビーム通過孔41aの外周縁に筒状の突部を備えているだけでもよい。これによっても、同様の効果が期待できる。
また、本実施形態においては、図4Aに示す初期状態S0では、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとは交差していないものとして説明したが、この態様には限らない。別の態様(図略)として、初期状態S0において、すでに粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとが一部交差していてもよい。これによっても同様の効果が期待できる。
次に、付加製造物102の上面の高さhを一定にするための、粉末材料Hs(P)の供給量V2の制御の詳細について説明する。従来の知見より、付加製造の開始点Stと終点Eとがそれぞれ独立して配置される本実施形態のような線状の付加製造物102を製造する際、付加製造物102の延在方向の全範囲に対して粉末材料Hs(P)(粉末金属)を一定の供給量V1で均等に供給すると、付加製造物の開始点St近傍及び終点E近傍では、図7に示すような変形が生じやすいことが知られている。
上述の変形は、初めに開始点St近傍で溶融した後に固化する付加製造物の一部分が、固化時に収縮する際、開始点St近傍より終点側の部分を図7中の矢印方向に引っ張ることにより生じるとされている。これにより、図7に示すように、開始点St近傍では、後方からの肉が集められて上面が盛り上がり、終点E近傍では、肉が不足することにより上面がへこんだ形状で形成されるとされている。
上記の現象に対処するため、本実施形態では、付加製造物102を延在方向において、制御区間を第一区間〜第三区間の三つの区間に分割した。具体的には、図8に示すように、付加製造物102では、付加製造開始点Stと付加製造終点Eとの間において付加製造開始点St側に設定される付加製造開始点Stと第一位置P1との間の区間を第一区間SE1と定義する。このとき、第一位置P1の位置は、実際に付加製造物102の開始点St側において変形が生じる可能性のある長さ(幅)に基づいて任意に設定すればよい。
また、第一位置P1と付加製造終点Eとの間において付加製造終点E側に設定される第二位置P2と第一位置P1との間の区間を第二区間SE2と定義し、第二位置P2と付加製造終点Eとの間の区間を第三区間SE3と定義する。但し、図8に示すように、本実施形態においては、第二位置P2と付加製造終点Eとは、極めて近傍の位置に配置される。よって、このときの第三区間SE3は、微少な領域として設定される。
そして、付加製造物102における延在方向の各領域の位置と、各領域に対応する粉末材料Hs(P)の供給量V2との関係を表す図9のグラフに示すように、第一区間SE1、第二区間SE2及び第三区間SE3(=1つの領域)における粉末材料Hs(P)(粉末金属)の供給量V2を各区間の記載順に、第一供給量V2a、第二供給量V2b及び第三供給量V2cと定義する。ただし、本実施形態においては、第一供給量V2a、及び第二供給量V2bは、各区間がそれぞれ備える複数の領域と、複数の各領域に対応する各供給量とのそれぞれの関係であり、第三供給量V2cは、一つの領域と一つの領域に対応する供給量との関係のみを表している。なお、このとき、領域とは、所定の微少な幅を有した範囲であり、その幅は任意に設定すればよい。
そして、粉末材料Hs(P)の第一区間SE1における第一供給量V2aの総量の平均値を平均値A、第二区間SE2における第二供給量V2bの総量の平均値を平均値Bとし、第三区間SE3における総量である第三供給量V2cの平均値を平均値Cとすると、平均値A、平均値Bおよび平均値Cは、A<B<Cの関係を有するものとする。なお、このとき、複数の領域に対応する第二供給量V2bは、第二区間SE2の全範囲に亘って一定である。
また、本実施形態では、図9に示すように、複数の領域に対応する第一供給量V2aは、第一区間SE1において付加製造開始点Stから第一位置P1に向って漸増するよう設定される。このとき、漸増する第一供給量V2aの傾きは、実際に実験を行なった結果に基づき設定されることが好ましい。つまり、第一区間SE1における付加製造物102の上面の高さhが第二区間SE2における付加製造物102の上面の高さhと同一になるよう、実測に基づき第一供給量V2aの傾きが設定されることが好ましい。但し、実験に依らず、計算のみによって設定しても良い。
さらに、本実施形態においては、図9に示すように、第三区間SE3における供給量V2の総量が第三供給量V2cとなるよう粉末材料Hs(P)を任意の第四供給量V2dで第一所定時間t1だけベース本体101に供給する。つまり、第三区間SE3は、微少な領域であるため、ノズル16は、微少な範囲内で、ベース本体101(ワーク)に、一定の第四供給量V2dで第一所定時間t1だけ粉末材料Hs(P)を噴射する。これによって、第三区間SE3において、所定の第三供給量V2cの総量を確保する。
なお、このとき、本実施形態では、第一所定時間t1の間、噴射し続ける一定の第四供給量V2dは、第二区間SE2における第二供給量V2bと同じでよい。(第四供給量V2d=第二供給量V2b)。但し、この態様に限らず、第四供給量V2dは、第二供給量V2bとは異なる任意の値で設定してもよい。この場合、第一所定時間t1の大きさを変更することによって、総量である第三供給量V2cを確保すればよい。
(1−3.作動)
次に、付加製造物102をベース本体101(ワーク)の表面上に形成し付加する付加製造装置1の作動について説明する。まず、制御装置30が、図略のロボットを作動させ、ベース本体101(ワーク)の表面上の付加製造開始点Stに、造形光ビームBMが照射可能となるようノズル16を移動させる。
(1−3−1.第一区間SE1における制御)
第一区間SE1では、まず、制御装置30が、造形光ビーム照射装置20及び粉末材料供給装置10を制御し、付加製造開始点St(所定の照射位置)に向けて、照射部22から造形光ビームBMの照射を開始するとともに、開口14から供給量V1で粉末材料Hs(P)の噴射を開始する。
なお、このとき、造形光ビームの照射前には、制御装置30が備える粉末供給量調整装置40の制御部43が、制御装置30の記憶部31に記憶されるマップに基づき、粉末供給量調整装置40を作動させる。つまり、遮断部材41を初期状態S0(図4A参照)から、上方向に所定量だけ作動させ、所定の状態S1(図4B参照)に移動させておく。これにより、開口14から供給される粉末材料Hs(P)の供給量V1を、供給量V2に減少させる。
詳細には、遮断部材41の平面部41cが、例えば、初期状態S0(図4A参照)から上方に移動し開口14に接近して、図4Bに示す所定の状態S1に移動すると、粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとの交差による重複面積が増加する。このため、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の供給量V1の一部(又は全部)が、平面部41cで遮断され、供給量V2に減少する。これにより、付加製造開始点Stでは、粉末材料Hs(P)が、供給量V2a1(供給量V2)でベース本体101に噴射され供給される(図6のマップ参照)。
なお、上記において、粉末供給量調整装置40が作動され、平面部41c(遮断部材41)が、所定の状態S1(図4B)に移動すると、平面部41cの一部は、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)と衝突する。このとき、平面部41cは、傾斜を有して形成されている。これにより、ベース本体101への到達が遮られた粉末材料Hs(P)の各粒子は、傾斜面によって光ビーム通過孔41aへの落下が防止され、ベース本体101の照射位置へ供給されることが良好に防止される。
付加製造開始点St以外の第一区間SE1内においては、制御装置30は、造形光ビーム照射装置20及び粉末材料供給装置10を付加製造開始点Stにおける制御と同様に制御しつつ、ノズル16を付加製造開始点Stから付加製造物102の終点E方向に向けて所定の速度で移動させる。また、同時に、粉末供給量調整装置40の制御部43が、制御装置30の記憶部31に記憶されるマップに基づき、粉末供給量調整装置40を作動させる。つまり、粉末供給量調整装置40は、第一区間SE1における第一供給量V2aが付加製造物102の延在方向における各領域に対応した、マップに記憶される供給量となるよう、所定の状態S1に位置する遮断部材41を下方向、即ち、初期状態S0(図4A参照)に向かって所定量だけ作動させて、別の所定の状態S1に移動させる。
これにより、遮断部材41によって開口14から供給される供給量V1を付加製造物102の各位置に対応したそれぞれの第一供給量V2aとしてベース本体101に供給することができる。このとき、第一区間SE1内における第一供給量V2a(供給量V2)は、付加製造開始点Stから第一位置P1に向って漸増する。また、本実施形態においては、第一位置P1における遮断部材41の状態は初期状態S0とする。つまり、第一位置P1における領域に対応する第一供給量V2aは、開口14からの供給量V1と等しい(V2a=V1)。
(1−3−2.第二区間SE2における制御)
図9に示すように、第二区間SE2における各領域に対応する第二供給量V2bは、第一区間SE1内の第一位置P1における第一供給量V2a(=供給量V1)と等しく、且つ第二区間SE2の全範囲に亘って一定である。このため、粉末供給量調整装置40の制御部43は、制御装置30の記憶部31に記憶されるマップに基づき、第一区間SE1において、初期状態S0となった遮断部材41の状態を維持する。これにより、制御装置30は、第二区間SE2内において、造形光ビーム照射装置20及び粉末材料供給装置10に対し、第一区間SE1における制御と同様の制御を行ないつつ、ノズル16を第一位置P1から第二位置P2(≒付加製造終点E)に向けて所定の速度で移動させる。
(1−3−3.第三区間SE3における制御)
第三区間SE3は、微少な幅を有した領域の範囲で設定される。つまり、第三区間SE3では、制御装置30は、ノズル16を第二位置P2と、第二位置P2の直近に位置する付加製造終点Eとの間に保持した状態で、造形光ビーム照射装置20及び粉末材料供給装置10に対し、第一区間SE1及び第二区間SE2における制御と同様の制御を行なう。このとき、粉末供給量調整装置40の制御部43は、マップに基づき、第二区間SE2において既に初期状態S0である遮断部材41の状態を維持する。そして、第一所定時間t1だけ粉末材料Hs(P)をベース本体101に噴射して供給する。これにより、第三区間SE3における粉末材料Hs(P)の供給量の総量を第三供給量V2cとする。上記制御により、第一区間SE1、第二区間SE2、及び第三区間SE3における付加製造物102の上面の高さhを精度よく同一に形成できる。
(1−4.その他)
(1−4−1.変形例1)
なお、上記第一実施形態では、第一区間SE1における粉末材料Hs(P)の第一供給量V2aの総量の平均値A、第二区間SE2における第二供給量V2bの総量の平均値B、及び第三区間SE3における総量である第三供給量V2cの平均値Cは、A<B<Cの関係を有すると説明した。つまり、第一区間SE1及び第三区間SE3における各供給量の平均値A,Cが、第二区間SE2における第二供給量V2bの総量の平均値Bと異なるよう各供給量を調整した。
しかし、この態様には限らない。変形例1として、第一区間SE1または第三区間SE3の何れか一方の供給量の平均値A又はCのみが、第二区間SE2の第二供給量V2bの平均値Bと異なるよう調整し、平均値A<平均値Bまたは平均値B<平均値Cの一方を備えるだけでも良い。つまり、図10に示すように、平均値A(各領域に対応する供給量V2aが第一区間の全域に亘って一定)=平均値B(各領域に対応する供給量V2bが第二区間の全域に亘って一定)で、且つ平均値B<平均値Cとなるよう各供給量を制御してもよい。また、図略であるが、平均値A(上記実施形態と同様)<平均値Bで、且つ平均値B=平均値Cとなるよう各供給量を制御してもよい。これらによっても相応の効果は期待できる。
(1−4−2.変形例2)
また、上記第一実施形態の変形例2として、図11に示すように、第一区間SE1における第一供給量V2aが一定であり、且つ第一供給量V2aの総量の平均値Aが、平均値Bと異なる値であってもよい。つまり、図11に示すように、平均値A(V2aが第一区間の全域に亘って一定)<平均値B(V2bが第二区間の全域に亘って一定)で、且つ平均値B<平均値Cであってもよい。これによっても相応の効果が期待できる。
(1−4−3.変形例3)
また、上記第一実施形態において、粉末供給量調整装置40は、遮断部材41が上下に移動することにより、粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと遮断部材41とを噴射方向において重複させベース本体101(ワーク)への供給量V2を調整した。しかし、この態様に限らず、図12A、図12Bに示すように、変形例3として、粉末供給量調整装置140は、円環状の遮断部材141の円環部の内径を拡縮するよう、カメラのシャッタ機構に類似の構成を備えても良い。このとき、遮断部材141は、金属粉末流路15の開口14とベース本体101との間を移動せず、上下方向において所定の位置に固定された状態で円環部の内径のみが拡縮される。これによって、粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと遮断部材141(平面部141c)とを噴射方向において重複させ、ベース本体101(ワーク)への粉末材料Hs(P)の供給量V2を調整してもよい。これによっても上記実施形態と同様の効果が期待できる。
(1−4−4.変形例4)
また、上記第一実施形態では、第三区間SE3は、一つの領域として設定した。そして、総量が第三供給量V2cとなるよう設定される第三区間SE3におけるベース本体101(ワーク)への供給量は、第二区間SE2における供給量と同一で一定の供給量V2b(=第四供給量V2d)を第一所定時間t1だけ噴射することによって得ると説明した。
しかし、この態様に限らず、変形例4として、ベース本体101(ワーク)への粉末材料Hs(P)(金属粉末)の供給量の総量が第三供給量V2cとなるよう、粉末材料Hs(P)を、経過時間に応じて漸減する任意の第五供給量V2eで任意の第二所定時間t2だけベース本体101に供給してもよい(図9参照)。
これにより、第三区間SE3において供給する粉末材料Hs(P)の噴射の勢いが徐々に弱まってくるため、付加製造終点Eにおける付加製造物102の上面が粉末材料Hs(P)の勢いによってへこみ、凹部が形成されることを良好に防止できる。
(1−5.第一実施形態による効果)
上記第一実施形態の付加製造装置1によれば、ノズル16は、ベース本体101(ワーク)に供給する粉末材料Hs(P)(金属粉末)の供給量V2を開口14とベース本体101の間の空間において調整する粉末供給量調整装置40を備える。粉末供給量調整装置40は、付加製造物102の付加製造開始点Stから付加製造終点Eまでの間において、ベース本体101の表面から付加製造物102の上面までの高さhを一定にするよう、粉末材料Hs(P)の供給量V2を付加製造開始点Stから付加製造終点Eまでの間の各領域に対応して調整する。
これにより、付加製造物102が付加製造開始点Stから付加製造終点Eに向かって溶融され、その後固化していく過程において、初めに固化する付加製造開始点St近傍の部分が、固化による収縮によって前方に引っ張られる肉の量を考慮して粉末供給量を調整する。従って、付加製造物102の上面に変形が生じることはなく、付加製造物102の上面高さを均一にすることができる。
また、粉末供給量調整装置40が、ベース本体101に供給する粉末材料Hs(P)の供給量V2の調整を開口14とベース本体101との間の空間において行なう。これにより、粉末材料Hs(P)は、粉末供給量調整装置40が調整を行なった直後にワークの表面に到達(供給)するため、必要に応じたタイミングで、且つ必要供給量をベース本体101に精度よく供給可能となる。従って、付加製造物102を同一高さhで精度よく形成できる。つまり、本実施形態では、従来において公知の技術である、フィーダ13のみによって粉末材料Hs(P)の供給量を制御するのではない。このため、フィーダ13からの距離に応じた応答性の遅延の課題も発生しない。従って、粉末材料Hs(P)の供給を正確に制御でき、この点において従来の技術に対して明らかに優れている。
また、上記第一実施形態によれば、粉末供給量調整装置40は、金属粉末流路15の開口14からベース本体101に向って噴射し供給する粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと噴射方向において少なくとも一部が重複することにより、前記噴射軌跡Tの少なくとも一部を遮り、ベース本体101への粉末材料Hs(P)の供給量V2を所望の量に調整する遮断部材41と、遮断部材41を所定の状態に移動させる駆動装置42と、駆動装置42を制御する制御部43と、を備える。このように、粉末供給量調整装置40を、簡易な構成とすることにより、低コストに対応できる。
また、上記第一実施形態によれば、遮断部材41は、金属粉末流路15の開口14とベース本体101(ワーク)との間の空間内を往復移動可能に設けられ、ベース本体101に照射される造形光ビームBMを通過可能とする光ビーム通過孔41aを中央に備えて円環状に形成されるとともに、金属粉末流路15の開口14と対向する側には、遮断部材41を開口に接近させる方向に移動させたとき、開口14から噴射される粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと噴射方向において交差可能な平面部41cを備える。粉末供給量調整装置40は、平面部41cを開口14から離間する方向へ移動させることにより粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとの重複面積を減少させてベース本体101に供給する粉末材料Hs(P)の供給量V2を増加させる。
また、平面部41cを開口14に接近する方向へ移動させることにより、粉末材料Hs(P)の噴射軌跡Tと平面部41cとの重複面積を増加させベース本体101に供給する粉末材料Hs(P)の供給量V2を減少させる。このように、遮断部材41は、非常に簡素な円環形状で形成されるため、粉末供給量調整装置40を非常に低コストで製作できる。
また、上記第一実施形態によれば、粉末供給量調整装置40は、付加製造物102の延在方向において、付加製造開始点付近では、付加製造開始点から離れるにつれて粉末材料Hs(P)(金属粉末)の供給量を増加させ、付加製造終点付近では、付加製造終点に近づくにつれて金属粉末の供給量を増加させる。これにより、前方に引っ張られる肉の量を考慮して粉末供給量を調整し、付加製造物102の上面高さを均一にできる。
また、上記第一実施形態によれば、付加製造物102では、付加製造開始点Stと付加製造終点Eとの間において付加製造開始点St側に設定される第一位置P1と付加製造開始点Stとの間の区間を第一区間SE1と定義する。また、第一位置P1と付加製造終点Eとの間において付加製造終点E側に設定される第二位置P2と第一位置P1との間の区間を第二区間SE2と定義する。また、第二位置P2と付加製造終点Eとの間の区間を第三区間SE3と定義する。また、第一区間SE1、及び第二区間SE2のそれぞれが備える各領域にそれぞれ対応する各区間毎の供給量を第一供給量V2a、及び第二供給量V2bと定義し、第三区間SEにおける供給量の総量を第三供給量V2cと定義する
さらに、第一区間SE1における第一供給量V2aの総量の平均値A、第二区間SE2における第二供給量V2bの総量の平均値B及び第三区間SE3における供給量V2cの総量である第三供給量の平均値Cは、平均値A<平均値B、及び平均値B<平均値Cの少なくとも一方の関係を有し、第二供給量V2bは、第二区間SE2の全範囲に亘って一定で供給される。このように、供給量の細かい制御が必要な区間(第一区間SE1、第三区間SE3)を、第二区間SE2の前後の短い区間とし、第一区間SE1及び第三区間SE3より長い第二区間SE2においては、第二供給量V2bを一定の値で制御することができるので、粉末供給量調整装置40、140の制御負荷が低減でき、低コスト化が図れる。
また、上記第一実施形態によれば、第一区間SE1における各領域に対応する第一供給量V2aは、第一区間SE1において付加製造開始点Stから第一位置P1に向って漸増するよう供給される。このように、一定の供給量で供給し形成した場合における付加製造物102の上面では、最も変形し盛り上がる開始点Stにおける第一供給量V2aを最も少なくし、変形が少ない第一位置P1に向かって第一供給量V2aを徐々に増加させていくため、第一区間SE1における付加製造物102の上面の高さhを均一に制御しやすい。
また、上記第一実施形態によれば、付加製造物102の延在方向において、第二位置P2は付加製造終点Eの近傍に配置され、第三区間SE3は、領域を一つのみ備える。これにより、付加製造終点Eに極めて近い位置のみに変形が発生するような場合に良好に対応できる。
<2.第二実施形態>
次に第二実施形態について説明する、第二実施形態における付加製造装置2は、第一実施形態における付加製造装置1に対して、付加製造物102を形成する際に分割する第一区間SE1〜第三区間SE3のうち、第三区間SE3の幅のみが異なる。上記以外は、第一実施形態の付加製造装置1と同じであるので、異なる部分についてのみ説明し、同様部分についての説明は省略する。また、同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
第二実施形態の付加製造装置2では、付加製造物102の延在方向において、第二位置P2と付加製造終点Eとは異なる位置に形成される。つまり、図13に示すように、第三区間SE3は、第二位置P2と付加製造終点Eとの間で複数の領域を有し設定される。そして、第三区間SE3では、供給量の総量が第三供給量V2cとなるよう第三区間SE3の全域に亘り、粉末材料Hs(P)を一定の供給量でベース本体101(ワーク)に供給する。なお、このとき、第三区間SE3では、供給量の総量を第三供給量V2cとするため、第一区間SE1及び第二区間SE2における移動速度とは異なる速度、即ち、第一区間SE1及び第二区間SE2における移動速度より遅い移動速度で第三区間SE3を移動しながら、粉末材料Hs(P)を供給すればよい。そして、このときの供給量は、第二区間SE2における第二供給量V2bと同じでよい。これにより、平均値B<平均値Cが実現できる。
上記より、第一実施形態と同様、ベース本体101に供給する各区間SE1、SE2における粉末材料Hs(P)の各供給量の総量の平均値A、平均値B及び第三区間SE3における供給量の総量の平均値Cは、A<B<Cの関係を有し、第二供給量V2bは、第二区間SE2の全範囲に亘って一定である。これによって、第一実施形態の付加製造装置1と同様の効果を得られる。
なお、上記態様に限らず、第二実施形態の変形例1として、第三区間SE3では、図14に示すように、粉末供給量調整装置40は、漸増し、且つ総量が第三供給量V2cとなるよう粉末材料Hs(P)(金属粉末)をベース本体101に供給してもよい。この場合には、第一区間SE1及び第二区間SE2における移動速度より遅い移動速度であるとともに、さらに徐々に遅くなるよう第三区間SE3を移動しながら、粉末材料Hs(P)を供給すればよい。これによっても同様の効果が期待できる。
1、2;付加製造装置、 10;粉末材料供給装置、 14;開口、 15;金属粉末流路、 16;ノズル、 20;造形光ビーム照射装置、 23;造形光ビーム供給路、 30;制御装置、 31;記憶部、 40、140;粉末供給量調整装置、 41、141;遮断部材、 41a;光ビーム通過孔、 43、143;制御部(遮断部材制御部)、 101;ワーク(ベース本体)、 102;付加製造物、 41c、141c;平面部、 A、B、C;平均値、 BM;造形光ビーム、 E;付加製造終点、 P1;第一位置、 P2;第二位置、 S0;初期状態、 S1;所定の状態、 SE1;第一区間、 SE2;第二区間、 SE3;第三区間、 St;付加製造開始点(開始点)、 T;噴射軌跡、 t1;第一所定時間、 t2;第二所定時間、 V1、V2、V2a1;供給量、 V2a;第一供給量、 V2b;第二供給量、 V2c第三供給量、 V2d第四供給量、 V2e第五供給量。

Claims (13)

  1. 移動装置により、ノズルとワークとを相対移動させ、前記ノズル内に収容される造形光ビーム供給路の先端に設けられる照射部から造形光ビームを前記ワークに照射するとともに、前記ノズル内に収容される金属粉末流路の先端の開口から前記ワークにおける前記造形光ビームの照射位置に金属粉末を噴射して供給し前記ワークに線状の付加製造物であって付加製造開始点及び付加製造終点が、それぞれ相互に重ならずに独立して配置されたものを付加製造しうる付加製造装置であって、
    前記ノズルは、前記ワークに供給する前記金属粉末の供給量を前記開口と前記ワークとの間の空間において調整する粉末供給量調整装置を備え、
    前記粉末供給量調整装置は、
    前記付加製造物の前記付加製造開始点から前記付加製造終点までの間において、前記ワークの表面から前記付加製造物の上面までの高さを一定にするよう、前記金属粉末の供給量を前記付加製造開始点から前記付加製造終点までの間の各領域に対応して調整する、付加製造装置。
  2. 前記粉末供給量調整装置は、
    前記金属粉末流路の前記開口から前記ワークに向って噴射し供給する前記金属粉末の噴射軌跡と噴射方向において少なくとも一部が重複することにより、前記噴射軌跡の前記少なくとも一部を遮り、前記ワークへの前記金属粉末の前記供給量を所望の量に調整する遮断部材と、
    前記遮断部材を移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置を制御する制御部と、
    を備える、請求項1に記載の付加製造装置。
  3. 前記遮断部材は、
    前記金属粉末流路の前記開口と前記ワークとの間の空間内を往復移動可能に設けられ、
    前記ワークに照射される前記造形光ビームを通過可能とする光ビーム通過孔を中央に備えて円環状に形成されるとともに、
    前記金属粉末流路の前記開口と対向する側には、前記遮断部材を前記開口に接近させる方向に移動させたとき、前記開口から噴射される前記金属粉末の前記噴射軌跡と前記噴射方向において交差可能な平面部を備え、
    前記粉末供給量調整装置は、
    前記平面部を前記開口から離間する方向へ移動させることにより、前記金属粉末の前記噴射軌跡と前記平面部との重複面積を減少させて前記ワークに供給する前記金属粉末の前記供給量を増加させ、
    前記平面部を前記開口に接近する方向へ移動させることにより、前記金属粉末の前記噴射軌跡と前記平面部との前記重複面積を増加させ前記ワークに供給する前記金属粉末の前記供給量を減少させる、請求項2に記載の付加製造装置。
  4. 前記粉末供給量調整装置は、
    前記付加製造物の延在方向において、
    前記付加製造開始点付近では、前記付加製造開始点から離れるにつれて前記金属粉末の前記供給量を増加させ、前記付加製造終点付近では、前記付加製造終点に近づくにつれて前記供給量を増加させる、請求項1−3の何れか1項に記載の付加製造装置。
  5. 前記付加製造物では、
    前記付加製造開始点と前記付加製造終点との間において前記付加製造開始点側に設定される第一位置と前記付加製造開始点との間の区間を第一区間と定義し、
    前記第一位置と前記付加製造終点との間において前記付加製造終点側に設定される第二位置と前記第一位置との間の区間を第二区間と定義し、
    前記第二位置と前記付加製造終点との間の区間を第三区間と定義し、
    前記第一区間、及び前記第二区間のそれぞれが備える各前記領域にそれぞれ対応する各区間毎の前記供給量を第一供給量、及び第二供給量と定義し、
    前記第三区間における前記供給量の総量を第三供給量と定義すると、
    前記第一区間における前記第一供給量の総量の平均値A、前記第二区間における前記第二供給量の総量の平均値B及び前記第三区間における前記供給量の前記総量である前記第三供給量の平均値Cは、
    前記平均値A<前記平均値B、及び前記平均値B<前記平均値Cの少なくとも一方の関係を有し、
    各前記第二供給量は、前記第二区間の全範囲に亘って一定で供給される、請求項1−4の何れか1項に記載の付加製造装置。
  6. 各前記第一供給量は、前記第一区間において前記付加製造開始点から前記第一位置に向って漸増するよう供給される、請求項5に記載の付加製造装置。
  7. 各前記第一供給量は、前記第一区間の全範囲に亘って一定で供給される、請求項5に記載の付加製造装置。
  8. 前記付加製造物において、前記第二位置は前記付加製造終点の近傍に配置され、前記第三区間は、前記領域を一つのみ備える、請求項5−7の何れか1項に記載の付加製造装置。
  9. 前記第三区間では、前記供給量の前記総量が前記第三供給量となるよう、前記一つの前記領域において、前記金属粉末を任意の第四供給量で第一所定時間だけ前記ワークに供給する、請求項8に記載の付加製造装置。
  10. 前記第三区間では、前記供給量の前記総量が、前記第三供給量となるよう前記一つの前記領域において、前記金属粉末を経過時間に応じて漸減する任意の第五供給量で任意の第二所定時間だけ前記ワークに供給する、請求項8に記載の付加製造装置。
  11. 前記付加製造物において、前記第二位置と前記付加製造終点とは、離れた位置に配置され、
    前記第三区間は、前記第二位置と前記付加製造終点との間に複数の前記領域を備える、請求項5−7の何れか1項に記載の付加製造装置。
  12. 前記第三区間では、前記複数の前記領域に対応する各前記供給量は、前記第三区間の全範囲に亘って一定で供給される、請求項11に記載の付加製造装置。
  13. 前記第三区間では、前記複数の前記領域に対応する各前記供給量は、前記第三区間において、漸増するよう供給される、請求項11に記載の付加製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102480139B1 (ko) * 2021-06-25 2022-12-21 조선대학교산학협력단 가변형 분말 공급 영역 제어 기법을 이용한 등가 체적 적층 방법과 이를 위한 고에너지 빔을 이용한 적층 기구

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KR102480139B1 (ko) * 2021-06-25 2022-12-21 조선대학교산학협력단 가변형 분말 공급 영역 제어 기법을 이용한 등가 체적 적층 방법과 이를 위한 고에너지 빔을 이용한 적층 기구

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