JP2021087103A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 所定の位置を通過する恐れがある人物に係る通知を、適切なタイミングで行うことが可能な仕組みを提供すること。【解決手段】 画像に含まれる監視対象の人物の歩行速度を特定し、特定した歩行速度の情報を用いて、所定の位置を通過する第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定する。そして、第2のタイミングで通知すべきと判定された場合に、第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知する。【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
従来、特別養護老人ホームや、介護老人保健施設において、入居者が無断で離院する(以下、無断離院と呼ぶ)ことによる事件や事故の発生を防止するために、施設出入り口に施設スタッフを配置したり、施設スタッフが業務を行いながら、離院を監視していた。
しかし、監視に係る施設スタッフの負担が大きいという問題がある。そこで、監視カメラによって無断離院を検知し施設スタッフに通知するシステムが提案されてきた。
特許文献1には、監視カメラの映像から入居者の行動を取得し、記憶済みの行動パターンと照らし合わせることで危険行動であるかを推定し、施設スタッフに通知を行うことが開示されている。
特開2011−34357号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いた場合、施設の出口(所定の位置)を出たときに危険行動を行ったとして通知することになるため、入居者の歩行速度が速い場合、施設スタッフが駆け付けた時には、既に離院して、遠くまで離れている可能性がある。
一方で、常に、施設の出口よりも内側の方で対象者を検知した時に早期に通知を行うと、施設内を移動しているだけで離院しない場合にも通知する可能性があり、施設スタッフの確認作業の負荷が増えてしまう。
本発明は、所定の位置を通過する恐れがある人物に係る通知を、適切なタイミングで行うことが可能な仕組みを提供することである。
本発明は、所定の位置を通過する第1のタイミングで通知する情報処理装置であって、画像に含まれる監視対象の人物の歩行速度を特定する特定手段と、前記特定手段による特定された歩行速度の情報を用いて、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第2のタイミングで通知すべきと判定された場合に、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、所定の位置を通過する第1のタイミングで通知する情報処理装置の制御方法であって、画像に含まれる監視対象の人物の歩行速度を特定する特定工程と、前記特定工程で特定された歩行速度の情報を用いて、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定する判定工程と、前記判定工程で、前記第2のタイミングで通知すべきと判定された場合に、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知する通知工程とを備えることを特徴とする。
本発明によると、所定の位置を通過する恐れがある人物に係る通知を、適切なタイミングで行うことができる。
本実施形態におけるシステム構成図 本実施形態における情報処理装置のハードウェア構成図 本実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図 実施例1における、監視対象者の登録処理を示すフローチャートの一例を説明する図 実施例1における、監視対象者の発見から通知指令を送るまでの一連の処理を示すフローチャートの一例を説明する図 実施例1における、通知方法決定ルールの一例を説明する図 実施例2における、監視対象情報、および通知方法決定ルールの一例を説明する図 実施例3における、施設の出入口付近を真上から見たときの俯瞰図の一例を説明する図 実施例4における、監視対象情報の一例を説明する図 施設の出入口付近を真上から見たときの俯瞰図の一例を説明する図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
(実施例1)
図1は、本実施形態におけるシステム構成を示す図である。本実施形態における通知システムは、情報処理装置10、撮像装置11、および通知装置13を有している。
情報処理装置10、撮像装置11は、ネットワーク12を介して相互に接続されている。ネットワーク12は、例えばEthernet(登録商標)等の通信規格に準拠する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から実現される。なお、ネットワーク12は、インターネットや有線LAN(LOCAL AREA NETWORK)、無線LAN(WIRELESS LAN)、WAN(WIDE AREA NETWORK)等により実現されてもよい。
情報処理装置10は、撮像装置11が撮像した画像に対して後述する顔認証、および、歩行行動認識をするための情報処理を実行する装置である。なお、情報処理装置10は、例えば、後述する情報処理の機能を実現するためのプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ等によって実現される。
撮像装置11は、画像を撮像する装置である。例えば、監視カメラやWebカメラ等など形態は特に規定しない。
撮像装置11は、撮像した画像に基づく画像データと、当該画像データを識別する識別情報(ID)と、当該画像データを撮像した時刻に関する情報と、を関連付けて、ネットワーク12を介して、情報処理装置10へ送信する。
通知装置13は、情報処理装置10が決定した通知方法に応じて通知を行う装置である。例えば、スピーカーや回転灯、ディスプレイ等など形態は特に規定しない。また通知装置13は、情報処理装置10に有線、もしくは無線で接続される独立した装置であってもよいし、情報処理装置10と単一の筐体に設けられてもよい。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、CPU201、ROM202、RAM203、ハードディスクドライブ(HDD)204、通信部205、入力装置206及び表示装置207を有する。通信部205はネットワーク12に接続されている。
CPU201は、ROM202に記録された制御プログラムを読みだして各種処理を実行する。RAM203は主メモリやワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、映像ファイルや後述する監視対象者情報の保存に用いる。なお、CPU201が映像の取得を、ネットワーク12を介して行う場合にはHDD204は必ずしも必要ではない。
通信部205はネットワーク12を介して通信を行う回路である。なお、CPU201が映像の取得を、HDD204を介して行う場合には通信部205は必ずしも必要ではない。
表示装置207は、映像や入力内容等を表示するディスプレイ等の表示用デバイスである。入力装置206はキーボードやマウスなど、映像の選択や、後述する監視対象者情報をユーザの手によって設定するためのデバイスを有する。
以上のように、情報処理装置10のハードウェア構成は、パーソナルコンピュータ(PC)に搭載されているハードウェア構成と同様のハードウェア構成要素を有している。そのため、情報処理装置10で実現される各種機能は、PC上で動作するソフトウエアとして実装することが可能である。情報処理装置10は、CPU201がプログラムを実行することにより、後述の図3の機能、及び図4、図5のフローチャートを実現することができる。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10の機能構成の一例について、図3を用いて説明する。
情報処理装置10には、画像取得部101、人体検出部102、特徴量記録部103、特徴量取得部104、歩行行動取得部105、人体特定部106、監視対象者情報記録部107、通知決定部108、通知部109が設けられている。
画像取得部101は、撮像装置11から画像や撮影時刻等の撮影データを受信し、受信した撮影データを、順次、人体検出部102へ送信する。送信する画像は静止画であっても動画であってもよい。
人体検出部102は、画像取得部101から受信した画像に対して、人体検出を行い、画像中の人体の全身が含まれる領域を人体領域として抽出する。本実施例では、背景差分によって人体領域を抽出するが、他の実施例では、人体および人体の位置を検出するものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
特徴量取得部104は、人体検出部102で抽出された人体領域から、所定の演算に基づいて特徴量を抽出する特徴量抽出処理を行う。本実施例では、画像から目、口等のエッジを検出して人物の顔の特徴部分を抽出する処理を行うが、他の実施例においては上半身、下半身、全身、後ろ姿、持ち物、着衣等の特徴量を抽出してもよい。
特徴量記録部103は、システム管理者の指示に従って、特徴量取得部104が抽出した特徴量と、システム管理者が設定した保存名を関連付けて、監視対象者特徴量として保存する。本実施例では、システム管理者は情報処理装置10のキーボード等の入力装置206を使って保存名を設定する。
人体特定部106は、特徴量取得部104から照合対象者が撮像されている画像から抽出された特徴量(以下、照合用特徴量)を取得し、特徴量記録部103に保存されている監視対象者特徴量と比較し、類似度を算出する。算出した類似度が所定の閾値以上であった場合、画像に写る人体は、監視対象者に類似していると判断し、照合対象者を監視対象者(施設の入居者)として特定する。
歩行行動取得部(特定部)105は、通知決定部108で通知するかどうかを判定するために用いる歩行行動情報を導出する。本実施例では、歩行速度を歩行行動情報として用いる。
歩行速度の算出には、人体検出部102で抽出された人体領域と、人体が撮影された撮影時刻を用いる。具体的には、複数の画像の人体領域と撮影時刻の差分を用いて、人体の現実空間での移動距離と、移動時間を算出し、移動距離を移動時間で割ることで歩行速度を算出する。他の実施例では、歩行行動情報として人体の歩行の加速度や歩行方向等を用いてもよい。
監視対象者情報記録部107は、監視対象者情報を保存する。本実施例における監視対象者情報とは、監視対象者の識別IDのような、監視対象者を説明する情報である。監視対象者情報は、本システムの管理者によって予め設定される。設定には、情報処理装置10のキーボード等の入力装置206を使ってもよい。ここで保存する場所や形態については規定しない。
通知決定部108(判定部)は、人体特定部106から取得した人体情報と、歩行行動取得部105から取得した歩行行動情報と、監視対象者情報記録部107から取得した監視対象者情報から、通知方法決定ルールに従って、危険度を算出する。そして、危険度を基に通知レベルを決定する。通知方法決定ルールは、危険度と通知レベルを求めるための判定式である。
本実施例において、危険度は、歩行速度(km/h)の値と定義する。図6は、本実施例における通知方法決定ルールを表したものである。
図6に示されるように、危険度5以上、つまり歩行速度が5km/h以上の場合は、通知レベルは高となっている。また、危険度3以上4以下、つまり歩行速度が3km/h以上4km/h以下の場合は、通知レベルは中となっている。また、危険度2以下、つまり歩行速度が2km/h以下の場合は、通知レベルは低となっている。
通知方法決定ルールは、本システムの管理者によって予め設定される。設定には、情報処理装置10のキーボード等の入力装置206を使ってもよい。ここで保存する場所や形態については規定しない。
なお、通知レベルの中は必須ではなく、高と低だけでも良い。その場合、危険度5以上、つまり歩行速度が5km/h以上の場合は、通知レベルは高、危険度4以下、つまり歩行速度が4km/h以下の場合は、通知レベルは低となる。
通知方法決定ルールによる通知レベル決定の一例を、説明する。
ある画像に写る人物が、監視対象者と特定された場合において、当該人物の歩行速度が、歩行行動取得部105によって5km/hであると算出された場合、危険度は5となる。そして、通知方法決定ルール(図6)によって、通知レベルは高であると決定される。
通知部109は、通知決定部108によって決められた通知レベルに従って、通知装置13に指令を送る。
通知装置13がスピーカーであった場合、通知装置13は、音声により施設スタッフに危険を教えるための指令を送る。
本実施例では、通知レベルが高の場合、つまり歩行速度の速い監視対象者を検出した場合は施設の出入り口よりも施設内側の所定の位置で監視対象者を検知したときに通知する。一方、通知レベルが低の場合、つまり歩行速度の遅い監視対象者を検出した場合は、施設の出入り口を通過する直前に通知する。
より具体的な通知タイミングを、図10を用いて説明する。図10は、施設の出入口付近を真上から見たときの俯瞰図である。
図10において、803は監視カメラ、804は出入口である。監視カメラ803は、ドア付近から、施設の内側を撮像している。
情報処理装置10は、施設の出入り口の近傍の第1の位置1001や、第2の位置1002に対応する画像上の位置を監視対象者が通過したかを監視する。そして、通知レベルが低の場合、第1の位置1001を監視対象者が通過したタイミング(第1のタイミング)で通知する。一方、通知レベルが高の場合、第1の位置よりも施設内側の第2の位置1002を監視対象者が通過したタイミング(第2のタイミング)で、通知する。
すなわち、通知レベルが高の場合は、監視対象者が出入口を出るタイミングよりも早いタイミングで通知を行う。
通知レベルが中の場合は、通知レベルが高の場合は、通知レベルが高の場合と同じく第2の位置1002を監視対象者が通過したタイミングで通知するが、通知レベルが高の場合よりも小さい音量で通知する。なお、第1の位置1001と、第2の位置1002の間の位置に第3の位置を設定し、通知レベルが中の場合は、第3の位置を監視対象者が通過したタイミングで通知するとしてもよい。
これにより、歩行速度が速い監視対象者の離院を、直ちに施設スタッフに伝え、危険を未然に防ぐ対処をさせることができる。
また、歩行速度が遅い監視対象者の場合は、施設スタッフに見守るようにさせて、実際に離院しそうな場合のみ対処し、ただ出入口付近を歩いているだけなど離院しない場合は対処しないということが可能になる。つまり、施設スタッフが離院検知時に一様に対応する必要がなくなるので、危険を早期に気づけながらも施設スタッフの負荷軽減に繋がる。
なお、他の実施例においては、通知方法は音声に限定されないし、通知装置13も特に規定されない。例えば、通知レベルが低の場合は、施設内に設置されたディスプレイに表示を行い、通知レベルが高の場合は、施設内に設置された回転灯を点灯させることで危険を教えてもよい。また、例えば、通知レベルが高の場合は、通知レベルが低の場合よりも、大きい音量で通知してもよい。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10が行う監視対象者の登録処理の流れについて、図4のフローチャートを用いて説明する。図4は、監視対象者の登録処理を示すフローチャートの一例を説明する図である。
撮像装置11が監視対象者を撮像している時に、本システムの管理者が、情報処理装置10の表示装置207に表示される不図示の処理開始ボタンを押下すると、情報処理装置10による監視対象者の登録処理が開始される。
S401において、人体検出部102は、画像取得部101から監視対象者が撮像されている画像を取得して画像中の人体が含まれる人体領域を検出する。
S402において、特徴量取得部104は、前記人体領域から所定の演算に基づいて監視対象者の特徴量(以下、監視対象者特徴量と呼ぶ)を抽出する。
ここで、本システムの管理者が、情報処理装置10の表示装置207に表示される不図示の設定画面において保存名を設定すると、S403において、特徴量記録部103は、前記監視対象者特徴量と保存名を関連付けて保存する。
次に、本システムの管理者が設定画面において監視対象者情報を設定すると、S404において、監視対象者情報記録部107は、監視対象者情報をHDD204に保存する。
次に、本システムの管理者が設定画面において通知方法決定ルールを設定すると、S405において、通知決定部108は、通知方法決定ルールをHDD204に保存する。
次に、本実施形態に係る情報処理装置10が行う、監視対象者を発見し、通知装置13に通知指令を送るまでの処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5は、監視対象者の発見から通知指令を送るまでの一連の処理を示すフローチャートの一例を説明する図である。
本システムの管理者が不図示の処理開始ボタンを押下すると処理が開始される。
S501において、人体検出部102は、画像取得部101から監視対象者が撮像されている画像を取得して画像中の人体が含まれる人体領域を検出する。
S502において、特徴量取得部104は、前記人体領域から所定の演算に基づいて照合用の特徴量(以下、照合用特徴量と呼ぶ)を抽出する。
S503において、人体特定部106は、前記照合用特徴量と、特徴量記録部103に保存された監視対象者特徴量を比較し、監視対象者か否かを特定する。監視対象者でなかった場合、S501に遷移する。
S504において、歩行行動取得部105は、監視対象者の人体領域と撮影時間を記録し蓄積する。
S505において、歩行行動取得部105は、前記監視対象者の人体領域と撮影時間が規定数蓄積されているかを判定する。規定数に至らなかった場合はS501に遷移する。規定数蓄積されていた場合はS506に遷移する。
S506において、歩行行動取得部(特定部)105は、歩行行動取得部105が蓄積した複数の監視対象者の人体領域と、撮影時間を使って監視対象者の歩行速度を特定する。
S507において、監視対象者情報記録部107は、HDD204から監視対象者情報を取得する。
S508において、通知決定部108は、歩行行動取得部105から監視対象者の歩行速度を用いて、危険度を算出する。歩行速度、および危険度は、監視対象者情報記録部107から取得した監視対象者情報と紐づけて情報処理装置10のHDD204で管理される。
S509において、通知決定部108は、S508で算出した危険度を図6の通知方法決定ルールに照らし合わせ、通知方法(通知レベル)を決定する。
S510において、通知決定部108は、通知の必要がない場合は処理をS501に進め、通知の必要性がある場合は処理をS511に進める。すなわち、通知決定部108は、S509で通知レベルが小と判定された場合には、監視対象者が図10の第1の位置1001を通過した場合に、S511に進める。一方で、通知レベルが高、または中と判定された場合には、監視対象者が図10の第2の位置1002を通過した場合に、S511に進める。
S511において、通知部109は、S509で決定された通知方法に従って通知装置13に通知指令を送る。
なお、本発明において、S507〜S509の処理は必須ではない。すなわち、S506で算出された歩行速度が、閾値(例えば、5km/h)未満の場合、S510において、通知決定部108は、監視対象者が図10の第1の位置1001を通過した場合に、S511に進める。一方で、S506で算出された歩行速度が、閾値(例えば、5km/h)以上の場合、S510において、通知決定部108は、監視対象者が図10の第2の位置1002を通過した場合に、S511に進めるという形態でも良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、無断離院検知において、適切なタイミングで通知を行い施設スタッフの負担を低減することができる。
(実施例2)
次に、実施例2について、説明する。以下では、実施例1と異なる点についてのみ説明し、特に触れない限りは実施例1と同様であるものとする。
実施例2では、監視対象者情報として疾患の程度や無断離院時に求められる対応緊急度、平常時の歩行速度のような個人特有の情報を加味して通知方法を変える。
監視対象者情報記録部107に、監視対象者情報として、疾患の程度、無断離院時に求められる対応緊急度、平常時の歩行速度を記録する。
図7(A)と図7(B)は、本実施例における、監視対象情報の一例を表した図であり、図7(A)は、疾患の程度表を示し、図7(B)は、対応緊急度表を示す。
図7(A)では、監視対象者ID1、2、3とそれぞれの監視対象者の疾患の程度10、5、2が保管されている。疾患の程度は数字が大きいほど、症状が重いことを表している。
図7(B)では、全ての監視対象者に共通の歩行速度に応じた対応緊急度が保管されている。監視対象者の歩行速度が、7km/h以上の場合の対応緊急度は10、4km/h以上6km/h以下の場合の対応緊急度は7、1km/h以上3km/h以下の場合の対応緊急度は3と定義され保管されている。
通知決定部108における、危険度を本実施例では、疾患の程度の値と対応緊急度の値を足し合わせた値と定義する。
また、図7(C)は、本実施例における通知方法決定ルールの一例を表したもので、図7(C)に示されるように、危険度15以上の場合は、通知レベルは高、8以上14以下の場合は中、1以上7以下の場合は低となっている。
通知方法決定ルールによる通知レベル決定処理(図5のS509)の一例を、図7を用いて説明する。
ある画像に写る人物が、人体特定部106によって監視対象者ID:1と特定された場合、図7(A)により、疾患の程度は10であると判定される。また、当該人物の歩行速度が、歩行行動取得部105によって8km/hであると算出された場合、図7(B)により、対応緊急度は10であると判定される。危険度は、2つの値を足し合わせた20になるため、図7(C)によって、通知レベルは高であると決定される。
以上、実施例2によると、監視対象者情報として疾患の程度や無断離院時に求められる対応緊急度、平常時の歩行速度のような個人特有の情報を加味して通知方法を変えるため、適切なタイミングで通知を行い施設スタッフの負担を低減することができる。
(実施例3)
実施例3では、無断でない離院時に不要な通知が発生しないように、監視対象者と施設スタッフ(監視者)の距離を用いて通知方法を決定する。
具体的には、実施例1の通知決定部108に「監視対象者と施設スタッフの距離が1m以下であった場合、危険度に関わらず通知しない」という通知方法判定ルールを加える。
また、特徴量記録部103は、画像に写った人物を特定するために、監視対象者の顔画像から抽出した監視対象者の特徴量を監視対象者特徴量、施設スタッフの顔画像から抽出した施設スタッフの特徴量を施設スタッフ特徴量として登録する機能を備える。
図8は、監視対象者に施設スタッフが同伴して、出入口付近を移動している状態を真上から見たときの俯瞰図である。
図8において、801は施設スタッフ、802は監視対象者、803は監視カメラ、804は出入口である。
監視カメラ803は、ドア付近から、施設スタッフ801、および、監視対象者802を撮像している。
実施例3の情報処理装置10が行う、監視対象者802は無断離院でないと判定する処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。実施例3の処理の流れ自体は実施例1と同様であるため、実施例1と異なる点について説明する。
本システムの管理者が不図示の処理開始ボタンを押下すると処理が開始される。
S501において、人体検出部102は、画像取得部101から監視対象者802と施設スタッフ801が撮像されている画像を取得して画像中の人体が含まれる人体領域を検出する。
S502において、特徴量取得部104は、監視対象者802の人体領域と、施設スタッフ801の人体領域から所定の演算に基づいて、監視対象者照合用特徴量と、施設スタッフ照合用特徴量を抽出する。
S503において、人体特定部106は、前記監視対象者照合用特徴量と、特徴量記録部103に保存された監視対象者特徴量を比較し、画像に写る人物が監視対象者802か否かを特定する。また、前記施設スタッフ照合用特徴量と、特徴量記録部103に保存された施設スタッフ特徴量を比較し、画像に写る人物が施設スタッフ801か否かを特定する。
ここで画像中に、監視対象者802が存在せず、かつ、施設スタッフ801も存在しなかった場合は、S501に遷移する。以降は実施例1と同様のフローとなる。
監視対象者802が存在せず、かつ、施設スタッフ801が存在した場合は、S501に遷移する。
監視対象者802が存在し、かつ、施設スタッフ801が存在しなかった場合は、S504に遷移する。以降は実施例1と同様のフローとなる。
監視対象者802が存在し、かつ、施設スタッフ801が存在した場合は、S504に遷移して下記の処理を実行する。
S504において、歩行行動取得部105は、監視対象者802と施設スタッフ801の人体領域と撮影時間を記録し蓄積する。
S505〜S509の処理は、実施例1と同じため、説明を省略する。
S510において、通知決定部108は、歩行行動取得部105から、監視対象者802と施設スタッフ801の人体領域を取得する。そして、2人の人体領域の中心点の距離を算出する。ここで、2人の距離が1m以下であると算出された場合、通知の必要なしと判定し、処理をS501に進める。1mより長い場合は、実施例1と同様にS511に遷移して通知方法に従って通知装置13に通知指令を送る。
以上、実施例3によると、無断でない離院時に不要な通知の発生を抑制できるため、不要な通知による施設スタッフの負担を低減することができる。
(実施例4)
実施例4では、通知レベルをより適当に決定して適切な通知ができるように、危険度の導出に各監視対象者の過去の歩行速度の履歴を用いる。
実施例1では全ての監視対象者に共通の歩行速度に応じた危険度を定めた。しかし、歩行速度は個人の身体能力等によって異なり、平常時の歩行速度が遅い監視対象者と、平常時の歩行速度が速い監視対象者が居て、同じ歩行速度で無断離院しようとした場合は、歩行速度が遅い監視対象者の方が、より異常な事態として考えられる。
そこで、本実施例において、監視対象者情報記録部107は、監視対象者の過去の歩行速度の履歴から歩行速度の平均値を算出し、監視対象者の平常時の歩行速度として保管し通知決定部108が、平常時の歩行速度と無断離院時の歩行速度との差を危険度とする。
図9は、本実施例における、監視対象情報の一例を表した図である。監視対象者ごとの平常時の歩行速度を示す。監視対象者ID:4は、平常時の歩行速度が1km/hであり、監視対象者ID:5は、平常時の歩行速度が3km/hであると保管されている。
過去の歩行速度に応じた危険度を用いることで、歩行速度が同じであっても通知レベル決定処理(図5のS509)の内容が変わる一例を、図9を用いて説明する。
ある画像に写る人物が、人体特定部106によって監視対象者ID:4と特定され、当該人物の歩行速度が、歩行行動取得部105によって5km/hであると算出された場合、図9より平常時の歩行速度を引くと危険度は4であるとされる。図6の通知方法決定ルールによって、通知レベルは中であると決定される。
また、別の画像に写る別の人物が、人体特定部106によって監視対象者ID:5と特定され、当該人物の歩行速度が、歩行行動取得部105によって5km/hであると算出された場合、図9より平常時の歩行速度を引くと危険度2であるとされる。図6の通知方法決定ルールによって、通知レベルは低であると決定される。
以上、実施例4によると、危険度の導出に各監視対象者の過去の歩行速度の履歴を用いることで、通知レベルをより適切に決定することができるため、適切なタイミングで通知を行い施設スタッフの負担を低減することができる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、撮像装置、Webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、以下の処理でも実現可能である。上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 情報処理装置
11 撮像装置
12 ネットワーク
13 通知装置
101 画像取得部
102 人体検出部
103 特徴量記録部
104 特徴量取得部
105 歩行行動取得部
106 人体特定部
107 監視対象者情報記録部
108 通知決定部
109 通知部

Claims (9)

  1. 所定の位置を通過する第1のタイミングで通知する情報処理装置であって、
    画像に含まれる監視対象の人物の歩行速度を特定する特定手段と、
    前記特定手段による特定された歩行速度の情報を用いて、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記第2のタイミングで通知すべきと判定された場合に、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記歩行速度の情報と、前記歩行速度に係る閾値とを比較することで、前記第2のタイミングで通知すべきかを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記歩行速度が前記閾値に満たない場合に、前記第1のタイミングで通知すべきと判定し、前記閾値以上である場合に、前記第2のタイミングで通知すべきと判定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記所定の位置は、施設の出入り口の近傍の位置であり、前記第2のタイミングは、前記所定の位置よりも前記施設の内側の位置を通過するタイミングであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記監視対象の人物は、施設の入居者であることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、更に、前記監視対象の人物から所定の距離に、前記監視対象の人物を監視する監視者が存在するかを判定し、
    前記通知手段は、前記判定手段により前記監視者が存在すると判定された場合には、通知を行わないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記特定手段による特定された歩行速度の情報と、前記監視対象の人物の疾患の情報とを用いて、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 所定の位置を通過する第1のタイミングで通知する情報処理装置の制御方法であって、
    画像に含まれる監視対象の人物の歩行速度を特定する特定工程と、
    前記特定工程で特定された歩行速度の情報を用いて、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知すべきかを判定する判定工程と、
    前記判定工程で、前記第2のタイミングで通知すべきと判定された場合に、前記第1のタイミングよりも早い第2のタイミングで通知する通知工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. コンピュータを請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023286248A1 (ja) * 2021-07-15 2023-01-19 三菱電機株式会社 熱異常通知装置、熱異常通知システム、熱異常通知方法、および、プログラム
WO2023062688A1 (ja) * 2021-10-11 2023-04-20 日本電気株式会社 監視システム、監視方法、プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

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