JP2021086233A - 情報処理装置 - Google Patents

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純 馬渡
Jun Mawatari
純 馬渡
至信 不二崎
Shinobu Fujisaki
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Abstract

【課題】対象物の絶対位置を測位する技術を提供すること。【解決手段】検出部41は、ホログラフィックレンズを通した現実空間に存在する特定の物体を検出する。グラフィック制御部42は、物体に対応するオブジェクトを現実空間の物体に対応させてディスプレイ62に表示する制御を行う。距離特定部43は、物体を起点にして物体から入出力部16を含むHMD1本体までの距離を特定する。第1受信部31及び第2受信部32は、HMD1本体に互いに離間して配置され、第1固定局発信信号及び第2固定局発信信号を夫々受信する。本体位置特定部44は、第1受信部31及び第2受信部32の夫々により受信される第1固定局発信信号及び第2固定局発信信号を基にHMD1本体の絶対位置を特定する。物体位置特定部45は、本体位置特定部44により特定された絶対位置と物体までの距離とを基に物体の絶対位置を特定する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置に関する。
近年、VR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)等を利用した眼鏡型の情報処理装置であるヘッドマウントディスプレイ(以下、「HMD」と呼ぶ)の開発が盛んである。
これらのHMDを屋外で使用する場合、対象物(位置情報が特定できる物体)の位置を測定するためには、当該対象物を起点として、HMDまでの相対的な距離を測定することができる。
そのため、対象物からHMDまでの相対位置を測位できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−108788号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の技術を含む従来技術のみでは、対象物からHMDまでの相対的な距離を測定できるにすぎず、当該対象物の絶対位置を測位することができない。また、相対的な距離の測定の精度も必ずしも高いものとは言えない。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、対象物の絶対位置を測位する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
現実の空間を映す表示手段と、
前記表示手段に映る現実の空間に存在する特定の物体を検出する検出手段と、
前記物体に対応するオブジェクトを前記現実空間の前記物体に対応させて前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
前記物体を起点にして前記物体から前記表示手段を含む装置本体までの相対距離を特定する相対距離特定手段と、
前記装置本体に互いに離間して配置され、第1固定局発信信号及び第2固定局発信信号を夫々受信する第1及び第2受信手段と、
前記第1及び前記第2受信手段の夫々により受信される前記第1固定局発信信号及び前記第2固定局発信信号を基に前記装置本体の絶対位置を特定する本体位置特定手段と、
前記本体位置特定手段により特定された前記絶対位置と前記物体までの前記相対距離とを基に前記物体の絶対位置を特定する物体位置特定手段と、
を備える。
本発明によれば、対象物の絶対位置を測位することができる。
本発明の一実施形態に係るHMDを含む情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図1のHMDの入出力部に表示されるオブジェクトを示す図である。 図1の情報処理システムのうちHMDのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3のHMDの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、図1を参照して、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るHMDを含む情報処理システムの適用対象となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)について簡単に説明する。
本サービスとは、次のようなサービスである。即ち、所定の場所(野外等)において、HMD1を装着したユーザの位置から目視できる場所にある対象物Mまでの位置の相対的な距離のみならず、対象物Mの絶対位置を測位することができるサービスが、本サービスである。
ここで、絶対位置とは、GPS(Global Positioning System)技術を利用して、緯度・経度等の一意な場所を示す絶対座標系で表される位置をいう。
また、相対的な距離とは、HMD1の位置(絶対位置)と測位の対象となる物体(対象物M)の位置との間の距離をいう。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るHMDを含む情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図1に示す情報処理システムは、HMD1と、基地局Sを含むように構成されている。
HMD1は、ユーザによって使用される情報処理装置であり、入出力部16と、第1受信部31と、第2受信部32と、スピーカ(図示せず)等を備え、音声、文字、及び画像を出力する。そして、HMD1は、対象物Mを後述するオブジェクトBとして入出力部16に表示し、対象物Mの絶対位置を測位することができる。
なお、以下において、単に「画像」と呼ぶ場合には、「動画像」と「静止画像」との両方を含むものとする。オブジェクトBについては、後述する図2を用いて具体的に説明する。
HMD1は、例えば携帯電話網等の基地局Sに無線通信により接続される。その他、例えば、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication(登録商標))等の規格に従った方式等で他のネットワークとの接続も可能である。
基地局Sは、GPS衛星からGPS衛星自身の位置(軌道)や、電波を発信した時刻等の情報を含む信号(以下、「GPS衛星信号」と呼ぶ)を受信する。
また、基地局Sは、GPS衛星信号から求めた自身の位置情報を含む信号(以下、「固定局発信信号CS1、固定局発信信号CS2」と呼ぶ)を送信する。固定局発信信号CS1、固定局発信信号CS2は、HMD1が自身の絶対位置を測定するために必要な信号である。
対象物Mは、所定の場所に実在する物体であり、相対位置及び絶対位置の測位を行う対象である。例えば、対象物Mには、建造物、車両、人間を含む動植物等が含まれる。
なお、1点鎖線で示される符号Pは、HMD1の向き、つまりディスプレイの光軸でありこの1点鎖線は、表示されない。
ここで、本情報処理システムの概要にについて説明する。本情報処理システムは、GPS技術を用いてHMD1の絶対位置を測位する。
ここで、本情報処理システムにおいて、GPS技術を用いたHMD1の絶対位置の測位は、RTK−GPS(Real time kinematic Global Positioning System)技術を利用する。
このRTK−GPS技術を利用することにより、本情報処理システムは、通常のGPS技術を利用した絶対位置の測位よりも高い精度でHMD1の絶対位置を測位することができる。
詳細に説明すると、本情報処理システムでは、HMD1本体に互いに離間して複数の受信部(第1受信部31、第2受信部32)を配置している。このようにHMD1本体の一端に第1受信部31を備え、他端に第2受信部32を備えることで、第1受信部31と、第2受信部32の夫々に受信される2つの固定局発信信号CS1、CS2の情報を利用してHMD1の位置、角度(方向)等を補正しつつ測位するので、GPS衛星のみを利用した場合と比較して高精度でHMD1の絶対位置を測位することができる。
一方、HMD1は、ディスプレイの表示エリア内に存在する対象物Mを指定することで、自身の位置から対象物Mまでの間の相対的な距離と方向を測定する。そして、HMD1は、自身の絶対位置を起点にして自身(HMD1)と対象物Mとの相対的な距離と方向から対象物Mの絶対位置を算出する。なお、ディスプレイの表示エリア(視野)に入るマーカー(アンテナ等)をHMD1本体に固定しておき、マーカーを基準にして三角測量の技術によりHMD1本体と対象物Mとの相対的な距離と方向を検出するものとする。
図2は、図1のHMDの入出力部に表示されるオブジェクトを示す図である。
図2に示すように、HMD1の入出力部16が備えるディスプレイの視野範囲Gには、対象物Mを含む風景が見え、対象物Mの位置には、対象物Mに対応するオブジェクトBが表示される。
視野範囲Gは、実際にHMD1を装着したユーザから見える範囲であり、例えば、図2に示すように、ユーザが現在いる場所から見える木々や川等が表示される。
視野範囲Gには、対象物Mに対応するオブジェクトBが表示される。ここで、オブジェクトBは、対象物Mとしてではなく、例えばホログラフ等のオブジェクトであって、例えばマーカー等の図形として表示される。なお、高スペックな装置であれば対象物Mを模したものを生成し対象物Mに重ねて表示するようにしてもよい。
また、オブジェクトBの近傍には、情報提供画面Dが表示される。情報提供画面Dには、測位した対象物Mの絶対位置と、測定したHMD1と対象物M(オブジェクトB)との相対的な距離が表示される。
なお、オブジェクトBが対象物Mに重ねて表示される場合は、情報提供画面Dの絶対位置や距離は、オブジェクトBの位置になる。これにより、ユーザは、自身の位置からの対象物M又はオブジェクトBまでの距離と対象物Mの絶対位置(緯度や経度)をディスプレイ上で視認することができる。
図3は、図1の情報処理システムのうちHMDのハードウェア構成を示すブロック図である。
HMD1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入出力部16と、センサ部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、リムーバブルメディア21とを備えている。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14には、また、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入出力部16、センサ部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。なお、ドライブ20には、また、リムーバブルメディア21も接続されている。
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラム、又は記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入出力部16は、ホログラフィックレンズ61と、ディスプレイ62から構成される。
ホログラフィックレンズ61は、光を分離(分光)、屈折させて発散又は集束させるための光学素子を有しており、光学素子に入射された光の一部を透過してユーザの眼に視認させ、他の一部を分光して内部の画像処理に利用する。
ディスプレイ62は、HMD1に備えられた非透過型又は透過型のディスプレイであり、例えば、図2に示した視野範囲Gに、ユーザから見える風景とその風景の中で指定した対象物Mに対応するオブジェクトB、及びそれに関係する情報として位置や距離を表示する。即ちディスプレイ62は、現実の空間を映す表示手段である。
センサ部17は、測距センサ、傾斜センサ、加速度センサ、角速度センサ等の各種センサ等から構成される。例えば、測距センサは、対象物MとHMD1との相対的な距離を測定するためのセンサであり、現実の空間に存在する対象物Mの絶対位置やHMD1からの対象物Mまでの距離を測定するための各種情報を取得する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、第1受信部31と、第2受信部32を有しており、例えば携帯電話網等の基地局Sと無線通信する。
第1受信部31及び第2受信部32は、基地局Sから固定局発信信号CS1、CS2を受信する。この他、GPS衛星からGPS信号を受信してもよい。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
このようなHMD1のハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、対象物Mの絶対位置の測位が可能になる。
このような対象物Mの絶対位置の測位までの一連の処理を、以下、「絶対位置測位処理」と呼ぶ。
即ち、HMD1は、絶対位置測位処理を実行するにあたり、図4に示すような機能的構成を有する。
図4は、図3のHMDの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、HMD1のCPU11においては、検出部41と、グラフィック制御部42と、距離特定部43と、本体位置特定部44と、物体位置特定部45とが機能する。
検出部41は、ディスプレイ62に映る現実の空間に存在する対象物Mを検出する。
即ち、検出部41は、ホログラフィックレンズ61を介して得られる風景の画像上の任意のポイントが指定されると、そのポイントに存在する対象物Mに関する情報を検出する。任意のポイントの指定方法としては、例えば基点からのユーザの視線の移動を検出してもよく、ユーザがホログラフィックレンズ61の視野内で基点から指を動かして対象物Mの位置をポイントする等のジェスチャー操作をしたことを検出してもよい。
ここで、画像は、例えば、ホログラフィックレンズ61を通した現実空間の風景、又は図示しないHMD1に備えられたカメラ部で撮像された対象物Mを含む風景の画像である。検出される対象物Mに関する情報は、ポイントに存在する対象物Mの外形や大きさに関する情報等であり、対象物Mに対応させてオブジェクトBをディスプレイ62に表示させるための情報である。
グラフィック制御部42は、オブジェクトBを現実空間の対象物Mに対応させてディスプレイ62に表示させる制御を行う。
即ち、グラフィック制御部42は、対象物Mに関する情報から、対象物Mに対して予め設定されたマーカー、又は対象物Mの外観を模したオブジェクトBを作成して、ディスプレイ62に表示させるための制御を行う。
対象物Mの外観を模したオブジェクトBを作成する場合、例えば、グラフィック制御部42は、対象物Mに関する情報から、対象物Mの形状、模様又は色彩等の対象物Mの外観に関する情報を取得する。そして、グラフィック制御部42は、取得した上述の情報から、対象物Mの外観を模したオブジェクトBを作成する。
距離特定部43は、対象物Mを起点にして、対象物MからHMD1本体までの相対的な距離を特定する。
具体的に例えば、距離特定部43は、センサ部17に含まれる測距センサで対象物MとHMD1との間の相対的な距離を検出する。又は、画像上で指定されたポイントからHMD1までの距離を画像処理により特定してもよい。
本体位置特定部44は、第1受信部31及び第2受信部32の夫々により受信される固定局発信信号CS1及び固定局発信信号CS2を基にHMD1本体の絶対位置を特定する。
具体的に例えば、本体位置特定部44は、第1受信部31及び第2受信部32の夫々で受信される固定局発信信号CS1及び固定局発信信号CS2に含まれる位置情報を基に、HMD1の現在の位置を測位する。
なお、固定局発信信号とGPS衛星から受信されるGPS信号とを併用してもよい。この場合、本体位置特定部44は、まずGPS衛星から受信されるGPS信号からHMD1の現在のおおよその絶対位置を測位(既存の精度で測位)し、第1受信部31及び第2受信部32の夫々で受信された固定局発信信号CS1及び固定局発信信号CS2の位置情報を利用してGPS信号で測位したHMD1の現在の位置の誤差を修正し、精度の高い絶対位置を測位する。
物体位置特定部45は、本体位置特定部44により特定されたHMD1の絶対位置と対象物Mまでの相対的な距離とを基に、対象物Mの絶対位置を特定する。
この場合、物体位置特定部45は、本体位置特定部44により特定されたHMD1の絶対位置を起点として、受信した2つの固定局発信信号CS1、CS2から求められるHMD1のディスプレイ62が向いている方向とHMD1から対象物Mまでの相対的な距離とを基に、対象物Mの絶対位置とHMD1に対する対象物Mの方向を特定する。
この他、物体位置特定部45は、対象物M又はオブジェクトBに属性情報を付与し、属性情報をオブジェクトBに対応させてディスプレイ62に表示させる制御を実行する。
これにより、ディスプレイ62には、対象物Mに対応する図2のオブジェクトBの近傍に絶対位置及び相対的な距離が表示される。
具体的に例えば、物体位置特定部45は、距離特定部43において特定された対象物MとHMD1の間の相対的な距離(○○メートル)に関する情報(数値と単位)を取得する。また、物体位置特定部45は、本体位置特定部44において測位されたHMD1の絶対位置(経度、緯度)に関する情報(位置座標)を取得する。
そして、物体位置特定部45は、HMD1の絶対位置と、対象物MとHMD1との間の相対的な距離を基に、対象物Mの相対位置を測位する。更に物体位置特定部45は、HMD1の絶対位置及び対象物Mまでの相対的な距離を基に絶対位置を算出することで、対象物Mの絶対位置を測位する。
また、物体位置特定部45は、算出した絶対位置をオブジェクトB又は対象物Mの属性情報として記憶部18に記憶すると共に、ディスプレイ62に表示させる制御を実行する。
次に、この情報処理システムにおける絶対位置測位動作を説明する。
HMD1を装着したユーザが、ジェスチャー等により絶対位置を測位したい対象としてホログラフィックレンズ61を通した現実空間に存在する対象物Mの位置を指定すると、HMD1では、検出部41が、指定された現実空間の位置に存在する対象物Mを検出する。
次に、グラフィック制御部42は、検出された現実空間の対象物Mに対応させてオブジェクトBをディスプレイ62に表示させる制御を行う。
距離特定部43は、センサ部17で取得された対象物MとHMD1との間の相対的な距離を特定する。
本体位置特定部44は、第1受信部31及び第2受信部32の夫々で受信された固定局発信信号CS1及び固定局発信信号CS2を基に、HMD1の現在の絶対位置とHMD1のディスプレイ62の光軸Pが向いている方向を測位する。なお、他の方法として、第1受信部31及び第2受信部32の夫々で受信されたGPS信号を基に、HMD1の現在の絶対位置を測位し、固定局発信信号CS1及び固定局発信信号CS2で誤差を修正してもよい。
物体位置特定部45は、本体位置特定部44により特定されたHMD1の絶対位置を起点として、HMD1の向きと対象物Mまでの相対的な距離とを基に、対象物Mの絶対位置とHMD1に対する対象物Mの方向を特定する。そして、物体位置特定部45は、特定した対象物Mの絶対位置と対象物Mまでの相対的な距離をオブジェクトBの属性情報としてディスプレイ62に表示させる制御を実行する。なお、HMD1に対する対象物Mの方向を表示してもよい。
そして、ユーザは、ディスプレイ62に表示された属性情報から、対象物Mの絶対位置や自分の位置から対象物Mまでの距離、さらには対象物Mの方向を確認することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態において、対象物Mの絶対位置を測位する、と説明したが、特にこれに限定されない。
即ち、絶対位置を測位するのは、対象物Mの絶対位置の測位に限定されない。
具体的に例えば、対象物Mが複数ある場合、夫々の対象物Mの絶対位置、相対位置の他、HMD1と対象物Mとの間の相対的な距離、夫々の対象物M間の距離、対象物Mの高さや幅等を測定して、ディスプレイ62にオブジェクトBとして表示してもよい。また、オブジェクトBは、3Dで構成されたオブジェクトに限られず、例えば、2D(平面上)で構成されたオブジェクトを採用してもよい。
また例えば、上述の実施形態において、図1に示す情報処理システムとして、HMD1と、基地局Sとからなる、と説明したが、特にこれに限定されない。
即ち、図1に示す情報処理システムは、HMD1と、基地局Sに限られず、また、HMD1と、基地局Sは、夫々複数であってもよい。
具体的に例えば、上述の実施形態において、HMD1や、基地局Sは、夫々1台であるが、例えば、HMD1は複数の基地局Sから、固定局発信信号を受信してもよく、複数のHMD1を用いて対象物Mの絶対位置を測位してもよい。
これにより、複数のHMD1、基地局Sを用いることで、複数の固定局発信信号や、他のHMD1の絶対位置を基に、対象物Mの絶対位置を測位でき、1台の場合よりも正確な絶対位置の測位ができる。
上記実施形態では、ホログラフィックレンズ61を備えるHMD1の例について説明したが、本発明は、この他、ヘッドセット本体に搭載したカメラで撮影した現実空間の映像をディスプレイに表示し、ユーザは、ディスプレイに表示された現実空間を見ながら、コントローラでプレイエリアを指定するようなパススルー機能を搭載したVR機器にも適用可能である。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザ等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザ等に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば、図1のHMD1)は、
透過型のディスプレイ(例えば、図4のディスプレイ62)で現実の空間を映す表示手段(例えば、図4の入出力部16)と、
前記表示手段に映る前記現実の空間に存在する特定の物体(対象物M)を検出する検出手段(例えば、図4の検出部41)と、
前記物体に対応するオブジェクト(図2のオブジェクトB)を前記現実の空間の前記物体に対応させて前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段(例えば、図4のグラフィック制御部42)と、
前記物体を起点にして前記物体から前記表示手段を含む装置本体までの相対距離を特定する相対距離特定手段(例えば、図4の距離特定部43)と、
前記装置本体に互いに離間して配置され、第1固定局発信信号(図1のCS1)及び第2固定局発信信号(図1のCS2)を夫々受信する第1及び第2受信手段(例えば、図1又は図4の第1受信部31、第2受信部32)と、
前記第1及び前記第2受信手段の夫々により受信される第1固定局発信信号及び第2固定局発信信号を基に前記装置本体の絶対位置(と、前記装置本体の向き(前記ホログラフィックレンズ61を通じた光軸Pの方向)と)を特定する本体位置特定手段(例えば、図4の本体位置特定部44)と、
前記本体位置特定手段により特定された前記絶対位置と前記物体までの前記相対距離とを基に前記物体の絶対位置(と前記装置本体に対する前記物体の方向)を特定(し、前記オブジェクトの属性情報として付与)する物体位置特定手段(例えば、図4の物体位置特定部45)と、
を備える。
これにより、対象物Mの絶対位置を測位することができる。
また、本発明が適用される情報処理装置(例えば、図1のHMD1)は、
装置本体(例えば、図1のHMD1)と、
前記装置本体に設けられ、現実空間に存在する特定の物体を検出する検出手段(例えば、図4の検出部41)と、
前記検出手段により検出される物体と前記装置本体間の相対距離を特定する相対距離特定手段(例えば、図4の距離特定部43)と、
前記装置本体に互いに離間して配置され、位置特定用の信号を受信する複数の受信手段(例えば、図1又は図4の第1受信部31、第2受信部32)と、
前記複数の受信手段により受信される複数の信号を基に前記装置本体の絶対位置を特定する本体位置特定手段(例えば、図4の本体位置特定部44)と、
前記本体位置特定手段により特定された前記装置本体の絶対位置と前記相対距離とを基に前記物体の絶対位置を特定する物体位置特定手段(例えば、図4の物体位置特定部45)と、
を備える。
1・・・基地局、2・・・HMD、3・・・対象物、11・・・CPU、16・・・入出力部、17・・・センサ部、19・・・通信部、31・・・第1受信部、32・・・第2受信部、41・・・検出部、42・・・グラフィック制御部、43・・・距離特定部、44・・・本体位置特定部、45・・・物体位置特定部、61・・・ホログラフィックレンズ、62・・・ディスプレイ

Claims (1)

  1. 現実の空間を映す表示手段と、
    前記表示手段に映る現実の空間に存在する特定の物体を検出する検出手段と、
    前記物体に対応するオブジェクトを前記現実の空間の前記物体に対応させて前記表示手段に表示する制御を行う表示制御手段と、
    前記物体を起点にして前記物体から前記表示手段を含む装置本体までの相対距離を特定する相対距離特定手段と、
    前記装置本体に互いに離間して配置され、第1固定局発信信号及び第2固定局発信信号を夫々受信する第1及び第2受信手段と、
    前記第1及び前記第2受信手段の夫々により受信される前記第1固定局発信信号及び前記第2固定局発信信号を基に前記装置本体の絶対位置を特定する本体位置特定手段と、
    前記本体位置特定手段により特定された前記絶対位置と前記物体までの前記相対距離とを基に前記物体の絶対位置を特定する物体位置特定手段と、
    を備える情報処理装置。
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