JP2021086016A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】被記録媒体に張りや弛みが生じることを防止して、被記録媒体の両面に形成された画像の位置合わせを高精度で行うことが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置40と、被記録媒体Sを搬送し被記録媒体S上に形成された画像の位置を検知する、定着装置40の被記録媒体搬送方向下流側に設けられた画像位置検知手段10とを備え、被記録媒体Sの両面に検知画像Kを形成する検知モードを有し、定着装置40及び画像位置検知手段10はそれぞれ被記録媒体Sの搬送速度が可変であり、検知モード時において、両面に検知用画像Kが形成された被記録媒体Sを、反転させながら定着装置40と画像位置検知手段10とに複数回搬送し、各搬送時に定着装置40及び/または画像位置検知手段10の搬送速度を逐次変化させて検知用画像Kの位置をそれぞれ測定し、測定した結果に基づいて制御手段20が定着装置40及び画像位置検知手段10の搬送速度を決定する画像形成装置100。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、被記録媒体の両面に画像を形成する画像形成装置が知られており、このような両面画像形成が可能な画像形成装置において、被記録媒体の両面、すなわち一面と他面とに形成される画像の位置及び大きさを合致させることが可能なものが知られている。この画像形成装置では、被記録媒体の一面に画像及び検知用マークを形成してこれを検知し、一面に形成された画像の画像データに対する倍率変化及び画像形成位置を検知する。そして、検知した画像位置に基づいて、被記録媒体の他面に形成する画像が一面に形成した画像と位置が合致するように、画像形成タイミングを補正している。
この画像形成装置では、さらに検知した倍率変化に基づいて他面に形成する画像の大きさが一面に形成した画像の大きさと合うように、他面に形成する画像データの倍率を補正している。そして補正された画像形成タイミングで画像形成を開始し、倍率補正された画像データに基づいて反転搬送路を経て再度画像形成位置に搬送されてきた被記録媒体の他面に画像を形成している。これにより、一面に形成された画像と他面に形成された画像との位置及び大きさを合致させることができる。
しかし、一面に形成された検知用マークからでは画像位置や画像の大きさを高い精度で合わせることができない。このため、高い精度でシートの両面に形成される画像の位置及び大きさを合わせる必要がある装置では、次の方法により画像の位置及び大きさを合わせていた。
この方法は、方眼紙等の予め目盛りが形成された被記録媒体の両面に測定用のマークを形成し、それぞれのマークの位置を手動で計測して計測結果を画像形成装置に手動で入力する。そして入力された値に基づいて画像の位置合わせ及び倍率補正を行い、各画像の画像位置及び大きさを合わせる方法である。
しかしこの方法では、手動測定や手動入力という多大な労力と時間を要する工程を含むため、作業効率が悪いと共に計測ミスや入力ミスにより必要精度が得られない場合があるという問題点があった。
この問題点を解決すべく、被記録媒体に形成された画像の位置を検知する位置検知手段を備え、被記録媒体の両面に画像を形成して位置検知手段により被記録媒体の一面に形成された画像の位置と他面に形成された画像の位置とをそれぞれ検知し、この検知結果に基づいて一面に形成された画像と他面に形成された画像との位置合わせ及び倍率誤差の補正の少なくとも一方を行う制御手段を備えた画像形成装置が提案されている(例えば「特許文献1」参照)。
上述の技術では位置検知手段によって被記録媒体に形成された検知用マークの位置を測定しているが、被記録媒体が搬送される搬送ローラ間において被記録媒体に張りや弛みが生じ、この張りや弛みに起因して搬送ローラにスリップが生じて測定誤差が生まれ、位置合わせが正確に行えないという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、画像の位置合わせを高精度で行うことが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、被記録媒体上の画像を定着させる定着装置と、前記被記録媒体を搬送し該被記録媒体上に形成された画像の位置を検知する、前記定着装置の被記録媒体搬送方向下流側に設けられた画像位置検知手段とを備え、被記録媒体の両面に検知用画像を形成する検知モードを有し、前記定着装置及び前記画像位置検知手段はそれぞれ被記録媒体の搬送速度が可変であり、前記検知モード時において、両面に前記検知用画像が形成された被記録媒体を、反転させながら前記定着装置と前記画像位置検知手段とに複数回搬送し、各搬送時に前記定着装置及び/または前記画像位置検知手段の搬送速度を逐次変化させて前記検知用画像の位置をそれぞれ測定し、測定した結果に基づいて制御手段が前記定着装置及び前記画像位置検知手段の搬送速度を決定することを特徴とする。
本発明によれば、高精度で各画像の位置合わせを行うことが可能な画像形成装置を提供できる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に用いられる検知用画像が形成された検知用シートの概略図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる位置検知装置の概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる位置検知装置の概略平面図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御部のブロック図である。 本発明が適用可能な画像形成装置における位置合わせ動作のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における位置合わせ動作のフローチャートである。 本発明の一実施形態における検知用シートの搬送速度制御と画像情報検知結果との相関関係を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に用いられる位置検知装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる各種センサの出力例を示す概略図である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。この実施形態に用いられる画像形成装置100は、従来技術で示した特開2017−90911号公報に開示された画像形成装置とほぼ同様の構成を有しているため、本実施形態は上述の公報に開示された画像形成装置100に則して説明を行う。
図1に示す画像形成装置100は、二つの光書込ユニット1YM,1CKと、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する四つのプロセスユニット2Y,2M,2C,2Kとを備えている。さらに画像形成装置100は、給紙路30、転写前搬送路31、手差し給紙路32、手差しトレイ33、レジストローラ対34、搬送ベルトユニット35、定着装置40、搬送切替装置50、排紙路51、排紙ローラ対52、排紙トレイ53、給紙部7、再送装置等を備えている。
給紙部7は、第一給紙カセット101及び第二給紙カセット102を有している。各給紙カセット101,102は、それぞれ内部に被記録媒体である転写シートSの束を収容しており、給紙ローラ101a,102aの回転により最上位の転写シートSを給紙路30に向けて給送する。給紙路30には、後述する二次転写ニップ部の直前においてシートを搬送する転写前搬送路31が接続している。各給紙カセット101,102から給送された転写シートSは、給紙路30を経て転写前搬送路31に進入する。
装置本体の側面には、手差しトレイ33が装置本体に対して開閉可能に取り付けられており、装置本体に対して開いた状態でその上面に転写シートSの束が載置される。載置されたうちの最上位の転写シートSは、手差しトレイ33に設けられた図示しない送出ローラによって転写前搬送路31に向けて給送される。
光書込ユニット1YM,1CKは、それぞれレーザダイオード、ポリゴンミラー、各種レンズ等を有しており、装置外部のスキャナによって読み取られた画像情報やパーソナルコンピュータから送られる画像情報に基づいてレーザダイオードを駆動させ、プロセスユニット2Y,2M,2C,2Kが有する感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kの表面を光走査する。
感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kは駆動手段によって図1において反時計回り方向に回転駆動されており、光書込ユニット1YMは回転している感光体ドラム3Y,3Mに対してレーザ光をそれぞれ回転軸線方向に偏向させながら照射して光走査を行う。これにより,感光体ドラム3Y,3Mには、それぞれイエロ画像情報、マゼンタ画像情報に基づいた静電潜像が形成される。光書込ユニット1CKは回転している感光体ドラム3C,3Kに対してレーザ光をそれぞれ回転軸線方向に偏向させながら照射して光走査を行う。これにより感光体ドラム3C,3Kには、それぞれシアン画像情報、ブラック画像情報に基づいた静電潜像が形成される。
プロセスユニット2Y,2M,2C,2Kは、感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kの周囲に設けられる各種機器を一つのユニットとして共通の支持体にそれぞれ備えており、それぞれ装置本体に対して着脱可能に構成されている。プロセスユニット2Y,2M,2C,2Kは、互いに使用するトナーの色が異なる点を除いてはそれぞれ同様に構成されている。画像形成装置100は、後述するように無端移動する中間転写ベルト61に対して四つのプロセスユニット2Y,2M,2C,2Kを、中間転写ベルト61の移動方向に沿って配置したいわゆるタンデム型を呈している。
イエロ用のプロセスユニット2Yを例に説明すると、感光体ドラム3Yの周囲に、感光体ドラム3Yの表面に形成された静電潜像を現像する現像装置4Y、感光体ドラム3Yの表面を一様に帯電させる帯電装置5Y、後述するイエロ用の一次転写ニップを通過した後の感光体ドラム3Yの表面に付着している転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置6Y等を有している。
感光体ドラム3Yは、アルミニウムの素管に感光性を有する有機感光剤の塗布による感光層を形成したものを用いているが、形状はドラム形状には限られず、例えば無端ベルト状のものを用いてもよい。
現像装置4Yは、磁性キャリアと非磁性のイエロトナーとを含有する二成分現像剤を用いて静電潜像を現像する。現像装置4Yとしては、二成分現像剤に代えて磁性キャリアを有さない一成分現像剤を用いる構成のものを用いてもよい。現像装置4Yに対しては、イエロトナー補給装置によりイエロ用のトナーボトル103Y内に貯容されているイエロトナーが適宜補給される。
ドラムクリーニング装置6Yは、本実施形態では図示しないポリウレタンゴム製のクリーニングブレードを感光体ドラム3Yに接触させるものを用いているが、他の方式のものを用いてもよい。またクリーニング性能を高めるため、本実施形態では回転自在なファーブラシを感光体ドラム3Yに接触させている。このファーブラシは、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取って粉末状にしつつ感光体ドラム3Yの表面に塗布する機能も有している。
感光体ドラム3Yの上方にはプロセスユニット2Yを構成する図示しない除電ランプが設けられており、この除電ランプはドラムクリーニング装置6Yを通過した後の感光体ドラム3Yの表面を光照射によって除電する。除電された感光体ドラム3Yの表面は帯電装置5Yによって一様に帯電された後、光書込ユニット1YMによる光走査が行われる。帯電装置5Yは、本実施形態では帯電バイアスの供給を受けながら回転駆動する構成であるが、感光体ドラム3Yに対して非接触で帯電処理を行うスコロトロンチャージャ方式を採用してもよい。
以上、イエロ用のプロセスユニット2Yについて説明したが、マゼンタ、シアン、ブラック用のプロセスユニット2M,2C,2Kもこれと同様に構成されている。
プロセスユニット2Y,2M,2C,2Kの下方には転写ユニット60が設けられている。転写ユニット60は、複数の支持ローラによって支持されている無端ベルトからなる中間転写ベルト61を有している。中間転写ベルト61は、何れか一つの支持ローラの回転駆動により図1において時計回り方向に走行駆動され、その外周面を感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kに当接させつつ走行する。感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kと中間転写ベルト61とが接触する部位において、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した一次転写ニップ部がそれぞれ形成されている。
各一次転写ニップ部に対応した中間転写ベルト61の内周部近傍には、一次転写部材であり転写ユニット60を構成する一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kがそれぞれ設けられており、一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kは中間転写ベルト61を感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kに向けて押圧している。一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kにはそれぞれ電源から一次転写バイアスが印加されており、各一次転写ニップ部には感光体ドラム3Y,3M、3C,3K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト61に向けて静電移動させる一次転写電界が形成される。
走行移動に伴い各一次転写ニップ部を順次通過する中間転写ベルト61の外周面には、各一次転写ニップ部において感光体ドラム3Y,3M、3C,3Kからそれぞれ各色トナー像が重畳転写されて一次転写が行われる。これにより中間転写ベルト61の外周面には、四色を重ね合わせたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト61の下方には転写ユニット60を構成する転写手段としての二次転写ローラ72が設けられている。二次転写ローラ72は、中間転写ベルト61を支持している一つの支持ローラ68に対応して設けられており、支持ローラ68に対して中間転写ベルト61の外周面側から中間転写ベルト61を介して当接し、二次転写ニップ部を形成している。二次転写ローラ72には電源から二次転写バイアスが印加されており、支持ローラ68は接地されている。これにより、二次転写ニップ部に二次転写電界が形成されている。
二次転写ローラ72は変位手段73により変位自在に支持されており、図1に実線で示すように中間転写ベルト61に接触して二次転写ニップ部を形成する接触位置と、図1に破線で示すように中間転写ベルト61から離間する離間位置とを選択的に占める。転写シートSは、二次転写ローラ72が接触位置を占めたときには中間転写ベルト61の走行に従動回転する二次転写ローラ72によって下流側へと搬送され、二次転写ローラ72が離間位置を占めたときには後述するレジストローラ対34の搬送力によって下流側へと搬送される。
ソレノイドやモータ等の周知のアクチュエータである変位手段73は、その作動を後述する制御手段としての制御部20によって制御される。二次転写ローラ72は、転写シートS上に画像を形成する通常モード時において接触位置を占め、画像を形成させずに転写シートSを通過させる通過モード時において離間位置を占める。
二次転写ニップ部よりも転写シート搬送方向上流側にはレジストローラ対34が設けられている。レジストローラ対34は、そのニップ部に転写シートSを挟持して一時停止させ、中間転写ベルト61上に形成されたカラートナー像に同期するタイミングで、一時停止させた転写シートSを二次転写ニップ部に向けて給送する。二次転写ニップ部では、中間転写ベルト61上のカラートナー像が二次転写電界及びニップ圧力等の影響により転写シートSに一括して二次転写され、転写シートS上にはシートの白色と相俟ってフルカラー画像が転写される。
二次転写ニップ部を通過した中間転写ベルト61の外周面には、二次転写ニップ部において転写シートSに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、中間転写ベルト61の外周面に当接するベルトクリーニング装置75によってクリーニングされる。
二次転写ニップ部を通過した転写シートSは、中間転写ベルト61から離脱して搬送ベルトユニット35に受け渡される。搬送ベルトユニットは、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルトを有する周知のコンベヤであり、無端ベルトの走行移動により転写シートSを定着装置40に向けて搬送する。
定着装置40は、内部に熱源を有する加熱ローラ42に無端ベルト43で接続された定着ローラ41、定着ローラ41に所定の圧力で圧接する加圧ローラ44を有している。加圧ローラ44は速度可変型のモータ45によって回転駆動され、定着ローラ41は加圧ローラ44の回転に従動して回転する。モータ45は、その作動を後述する制御部20によって制御され、これにより加圧ローラ44の回転速度が可変される。
上述した光書込ユニット1YM,1CK、プロセスユニット2Y,2M,2C,2K、転写ユニット60、搬送ベルトユニット35、定着装置40等により画像形成部70が構成されている。
画像形成装置100は、再送路54、スイッチバック搬送路55、スイッチバック後搬送路56を有しており、これ等によって反転搬送路59が構成されている。また、再送路54よりもシート搬送方向上流側には搬送切替装置50が設けられている。
搬送切替装置50は、送られてきた転写シートSの搬送先を排紙路51または再送路54の何れかに切り替える。転写シートSの一面のみに画像形成を行う片面モード時には、転写シートSの搬送先を排紙路51に設定する。また転写シートSの両面に画像形成を行う両面モード時において、両面にそれぞれ画像が形成された転写シートSを受け取った場合にも、転写シートSの搬送先を排紙路51に設定する。これにより、画像が形成された転写シートSを、排紙路51を介して排紙ローラ対52に送り排紙トレイ53上に排出する。一方、両面モード時において一面にのみ画像が形成された転写シートSを受け取った場合には、転写シートSの搬送先を再送路54に設定する。
再送路54にはスイッチバック搬送路55が接続しており、再送路54に送られた転写シートSはスイッチバック搬送路55に進入する。転写シートSの搬送方向における全領域がスイッチバック搬送路55に進入すると、転写シートSの搬送方向が逆転されて転写シートSがスイッチバックする。スイッチバック搬送路55には再送路54の他にスイッチバック後搬送路56が接続されており、スイッチバックした転写シートSはスイッチバック後搬送路56に進入し、このときに転写シートSの上下が反転する。
上下反転した転写シートSは、スイッチバック後搬送路56及び給紙路30を経由して二次転写ニップに再送される。再送された二次転写ニップにおいて他面にもトナー像が転写された転写シートSは、定着装置40を経由して他面にもトナー像を定着された後、搬送切替装置50と排紙路51と排紙ローラ対52とを経由して排紙トレイ53上に排出される。
次に、本発明の特徴部について説明する。
画像形成装置において生じる、一面に形成された画像と他面に形成された画像との位置ずれである表裏見当ずれの要因は、縦方向及び横方向のレジストレーション誤差、シートと画像とのスキュー誤差、トナー像転写時における画像長伸縮等による倍率誤差に大別できる。しかし、上述したように今までは、有版印刷に匹敵するレベルの位置合わせ精度は得ることができなかった。そこで先ず、有版印刷に匹敵するレベルの位置合わせ精度を得ることが可能な構成を以下に説明する。
本実施形態において、両面画像の位置合わせは、通常の画像形成を行う画像形成モードとは別の検知モードにおいて行われる。検知モードでは、転写シートSの両面に図2に示す枠線画像である検知用画像Kを作成する。そしてこの検知用画像Kを、図1において定着装置40のシート搬送方向下流側に設けられた画像位置検知手段としての位置検知装置10により検知する。位置検知装置10による検知は、転写シートSの搬送方向先端から検知用画像Kの搬送方向先端までの長さである先端余白長さL1、検知用画像Kの搬送方向後端から転写シートSの搬送方向後端までの長さである後端余白長さL3、検知用画像Kの搬送方向長さである画像長さL2がそれぞれ計測される。
また、転写シートSの搬送方向に直交する方向である幅方向の一端から検知用画像Kの幅方向一端までの長さである幅方向余白長さW1、及び検知用画像Kの幅方向長さである画像幅W2も計測される。転写シートSの両面に形成された各検知用画像Kについてこれ等の長さがそれぞれ計測され、各検知用画像Kにおける位置ずれ量や倍率誤差が検出される。そして、検出された位置ずれ量に基づいて画像形成位置を補正し、検出された倍率誤差に基づいて画像の倍率を補正する。
図3は位置検知装置10の概略正面図を、図4は同概略平面図をそれぞれ示す。
位置検知装置10は、駆動ローラ12、駆動ローラ12との間で転写シートSを挟持して従動回転する従動ローラ11を有している。図4に示すように、従動ローラ11のシート幅方向における長さWrは、画像形成装置100が搬送可能な転写シートSの最小幅Wsよりも小さくなるように設定されている。
駆動ローラ12は、図3に示す速度可変型のモータ16によって回転駆動される。モータ16は、その作動を後述する制御部20によって制御され、これにより駆動ローラ12の回転速度が可変される。
従動ローラ11の近傍にはロータリエンコーダ18が設けられている。ロータリエンコーダ18は、従動ローラ11の回転軸に固定され従動ローラ11と一体で回転するエンコーダディスク18aと、エンコーダディスク18aに形成されているスリットを検知するエンコーダセンサ18bとを有している。
なお、本実施形態では従動ローラ11の回転軸上にロータリエンコーダ18を設けているが、ロータリエンコーダ18を駆動ローラ12の回転軸上に設けてもよい。また、ロータリエンコーダ18を取り付けるローラの径は、小径であればあるほどシート搬送に伴う回転数が増加してカウントされるパルス量が多くなり、転写シートSの搬送距離を高精度で計測できるため好ましい。
また、ロータリエンコーダ18を取り付ける従動ローラ11または駆動ローラ12としては、軸ブレ精度を確保するために金属製のローラで構成することが好ましい。回転軸のブレを抑えることで先端余白長さL1、画像長さL2、後端余白長さL3の計測を高精度に行うことが可能となる。
駆動ローラ12は図3において反時計回り方向に回転しており、従動ローラ11は転写シートSを搬送していない場合には駆動ローラ12に接触して従動回転し、転写シートSを搬送している場合には転写シートSに接触して従動回転する。従動ローラ11が回転すると、その回転軸上に設けられたロータリエンコーダ18からパルスが発生する。ロータリエンコーダ18には後述するパルス計測手段21が接続されており、パルス計測手段21によってロータリエンコーダ18からのパルス数が計測される。
従動ローラ11のシート搬送方向下流側の位置にはスタートトリガセンサ13が、同シート搬送方向上流側の位置にはストップトリガセンサ14がそれぞれ設けられている。各センサ13,14は、搬送される転写シートSにおける搬送方向端部の通過、及び転写シートSに形成された画像における搬送方向端部の通過を検知する。各センサ13,14としては、例えばシート端部の検知精度が高い透過型または反射型の光センサを使用でき、本実施形態では反射型光センサを用いている。
スタートトリガセンサ13は、転写シートSの搬送方向先端部及び転写シートSに形成された画像の搬送方向先端部の通過を検知し、ストップトリガセンサ14は、転写シートSの搬送方向後端部及び転写シートSに形成された画像の搬送方向後端部の通過を検知する。各センサ13,14及びロータリエンコーダ18により、先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2が計測される。
各センサ13,14は、シート幅方向における位置が互いにほぼ同じとなるように設けられている。このように配置することで転写シートSの搬送方向に対するスキューの影響を小さくでき、より正確に転写シートSの搬送距離の計測を行うことができる。これにより、先端余白長さL1、画像長さL2、後端余白長さL3をそれぞれ正確に計測することができる。
本実施形態では、各センサ13,14をシート幅方向のほぼ中央に配置しているが、転写シートSが通過する領域内であればそれぞれ中央から等しい距離でずらして配置してもよい。
さらに位置検知装置10は、ストップトリガセンサ14と定着装置40との間の位置に、例えば密着イメージセンサからなるラインセンサ15を有している。ラインセンサ15は、図4に示すように、転写シートS及び転写シートSに形成された画像の幅方向両端部を検出する二つのセンサ15a,15bによって構成されている。ラインセンサ15によって幅方向余白長さW1及び画像幅W2が計測される。
図3及び図4に示す距離Aはシート搬送経路におけるスタートトリガセンサ13の中心と駆動ローラ12の回転中心(従動ローラ11の回転中心でもよい)との間の距離であり、距離Bはストップトリガセンサ14と駆動ローラ12の回転中心(従動ローラ11の回転中心でもよい)との間の距離である。これ等距離A,Bを用いることにより、転写シートSの搬送距離PD、転写シートSの搬送方向長さLを求めることができる。これ等の求め方は、特開2017−90911号公報に開示されている。
図5は、画像形成装置100の動作を制御する制御手段としての制御部20のブロック図を示している。制御部20は、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を有する周知のマイクロコンピュータであり、ROMに記憶されたプログラムに基づいて各種機器の動作を制御したり各種の演算処理をしたりする。制御部20は、ロータリエンコーダ18からの出力パルス数を計測するパルス計測手段21を備えている。また制御部20は、パルス計測手段21の計測結果と各センサ13,14の検知結果に基づいて先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2をそれぞれ計測する長さ検出手段22を備えている。さらに制御部20は、ラインセンサ15の検知結果に基づいて幅方向余白長さW1、画像幅W2を計測する幅検出手段23を備えている。
また制御部20は、転写シートSの一面に形成された検知用画像Kから得られた画像位置情報(先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2、幅方向余白長さW1、画像幅W2)と、転写シートSの他面に形成された検知用画像Kから得られた画像位置情報とに基づいて、画像の倍率誤差を算出する倍率誤差算出手段24を有している。また制御部20は、倍率誤差算出手段24によって算出した倍率誤差に基づいて画像データを補正する画像データ補正手段26を有している。
さらに制御部20は、転写シートSの一面に形成された検知用画像Kから得られた画像位置情報と転写シートSの他面に形成された検知用画像Kから得られた画像位置情報とに基づいて、各画像の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出手段25を備えている。また制御部20は、位置ずれ量算出手段25によって算出された位置ずれ量に基づいて画像位置補正を行う画像位置補正手段27を有している。
倍率誤差算出手段24は、転写シートSの一面及び他面の何れか一方に形成された検知用画像Kに対する何れか他方に形成された検知用画像Kの倍率誤差を算出してもよいし、理想の検知用画像Kに対する各検知用画像Kの倍率誤差をそれぞれ算出してもよい。
位置ずれ量算出手段25は、転写シートSの一面及び他面の何れか一方に形成された検知用画像Kに対する何れか他方に形成された検知用画像Kの位置ずれ量を算出してもよいし、理想の検知用画像Kに対する各検知用画像Kの位置ずれ量をそれぞれ算出してもよい。
画像データ補正手段26は、倍率誤差算出手段24で算出した倍率誤差に基づいて、画像データの画素を所定のアルゴリズムで間引くことにより画像データを補正することで倍率補正を行う。
画像位置補正手段27は、位置ずれ量算出手段25が算出した位置ずれ量に基づいて、光書込ユニット1YM,1CKの書き込みタイミングを補正することで転写シートSに形成する画像の位置を補正する。
制御部20が備えるこれ等の手段は、ROMに記憶されたプログラムに基づいて実行される。画像位置情報である先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2、幅方向余白長さW1、画像幅W2の求め方を以下に説明する。
図10は、スタートトリガセンサ13、ストップトリガセンサ14、ロータリエンコーダ18の出力例を示す概略図である。転写シートSの搬送が開始されると従動ローラ11が回転し、ロータリエンコーダ18からパルス信号が発生する。
転写シートSの搬送開始後である時刻taに、スタートトリガセンサ13が転写シートSの搬送方向先端の通過を検知すると、制御部20のパルス計測手段がロータリエンコーダ18からの出力パルス数を計測開始する。次に、時刻tbにスタートトリガセンサ13が転写シートSに形成された検知用画像Kの搬送方向先端の通過を検知すると、長さ検出手段22はそのときのパルス数n1をメモリに記憶する。
次に、時刻t5にてストップトリガセンサ14が検知用画像Kの搬送方向後端の通過を検知すると、長さ検出手段22はそのときのパルス数n2をメモリに記憶する。そして、時刻t6にてストップトリガセンサ14が転写シートSの搬送方向後端の通過を検知すると、そのときのパルス数n3をメモリに記憶すると共にパルス計測手段21によるパルス計測を終了する。
エンコーダディスク18aが設けられた従動ローラ11の半径をr(mm)とし、従動ローラ11の一周分のロータリエンコーダ18のパルス数をNとすると、先端余白長さL1は次の式で求められる。
L1=(n1/N)×2πr
また、後端余白長さL3は次の式で求められる。
L3={(n3−n2)/N}×2πr
また、画像の搬送方向長さL2は、ストップトリガセンサ14からスタートトリガセンサ13までの距離をa(a=A+B)とすると、次の式で求められる。
L2={(n2−n1)/N}×2πr+a
また、検知用画像Kの幅方向に延びる枠線の中央を画像端部としてもよい。具体的には、スタートトリガセンサ13が検知用画像Kの幅方向に延びる先端側の枠線が到達したことを検知した時刻tbのパルス数n1と、スタートトリガセンサ13が先端側の枠線が抜けたことを検知した時刻tcのパルス数n1’とを記憶し、時刻taのパルス数n1と時刻tbのパルス数n1’との平均値を算出する。この平均値が、幅方向に延びる枠線の中央がスタートトリガセンサ13に到達したときのパルス数である。
また、このパルス数を、検知用画像Kの搬送方向先端がスタートトリガセンサ13を通過したときのパルス数とし、このパルス数から先端余白長さL1を算出する。同様に、検知用画像Kの後端もストップトリガセンサ14が検知用画像Kの幅方向に延びる後側の枠線を検知した時刻t4のパルス数n2’と、ストップトリガセンサ14の後側の枠線が抜けたことを検知した時刻t5のパルス数n2とを記憶し、時刻t4のパルス数n2’と時刻t5のパルス数n2との平均値を算出する。この平均値が、検知用画像Kの搬送方向後端が抜けたときのパルス数とする。
検知用画像Kの幅方向に延びる枠線の中央を画像端部とすることで、各センサ13,14の部品ばらつきによるセンサ出力のばらつきや、転写シートSの通過や画像の通過を判定するために設定したセンサ出力の閾値による影響を低減できる。これにより画像端部位置の測定精度を向上できる。
一般的に転写シートSの搬送速度は、転写シートSを搬送するローラ(特に駆動ローラ)の外形精度、芯振れ精度、モータ等の回転精度、ギヤやベルト等の駆動伝達機構の精度等によって変動する。また、駆動ローラと転写シートSとのスリップ、上流側及び下流側の搬送手段による用紙搬送速度の差異等による転写シートSの撓み等によっても、転写シートSの搬送速度は変動する。従って、例えばスタートトリガセンサ13がシート搬送方向先端を検知し、検知用画像Kの搬送方向先端がスタートトリガセンサ13を通過するまでの時間から先端余白長さL1を求めた場合、搬送速度の変動による測定誤差が大きくなる。
これに対し、ロータリエンコーダ18のパルス周期やパルス幅は、搬送速度の変動によりパルス信号の出力タイミングは変動するが、パルス数は変化しない。よって、ロータリエンコーダ18のパルス数に基づいて、先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2を測定することで、転写シートSの搬送速度による影響を受けることなく先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2を精度よく測定できる。
次に、幅検出手段23による幅方向余白長さW1、検知用画像Kの画像幅W2の検出について説明する。
ラインセンサ15は、幅方向に配列された複数の受光素子と、LED等の発光素子とを備えている。受光素子が転写シートSと対向している場合には、受光素子は転写シートSからの反射光を受光して所定の電圧値を出力する。一方転写シートSが対向していない場合には、画像が対向している場合は受光素子に入射する反射光がほとんどなく所定の電圧値を出力しない。
幅検出手段による転写シートSにおける幅方向端部の検知は、ラインセンサ15の幅方向外側端部の受光素子から数えて何番目の受光素子が所定の電圧値を出力しているかを調べる。そして、最初に所定の電圧値を出力している受光素子の位置を転写シートSの幅方向端部として取得する。幅検出手段23は、取得した転写シートSの幅方向端部から数えて何番目の受光素子が所定の電圧値を出力していないかを調べ、最初に所定の電圧値を出力していない受光素子の位置を検知用画像Kの幅方向端部として取得する。そして、それぞれ取得した転写シートSの幅方向端部位置と検知用画像Kの幅方向端部位置とから幅方向余白長さW1を計測する。
検知用画像Kの画像幅W2は、一方のラインセンサ15aが検知した検知用画像Kの幅方向端部位置と、他方のラインセンサ15bが検知した検知用画像Kの幅方向端部位置とから計測する。
また、検知用画像Kの幅方向端部を検知用画像Kの搬送方向に延びる枠線の中央を画像幅方向端部として検知してもよい。これにより受光素子の出力のばらつきによる影響を抑制できる。
次に、表裏見当ずれ調整である、転写シートSの一面に形成された第一画像と他面に形成された第二画像との位置合わせを行う検知モード時における画像形成装置100の動作を、図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なおここでは、制御部20における各モータ16,45の動作制御は行わず、特開2017−90911号公報に開示された動作と同等の動作を説明する。
画像形成装置100の装置使用者は、図1に符号8で示す操作表示部を操作して検知モードを指定する。図示しないスタートキーが押下されると、制御部20は所定の給紙カセットにセットされた転写シートを給紙し(ST01)、転写シートSの両面に検知用画像Kをそれぞれ形成する(ST02)。ここで、できるだけ大きなサイズの転写シートSを用いた方が検知用画像Kを大きく形成することができ、センサによる検知誤差の影響を小さくできる。
図示しないスタートキーが押下されると、外部装置から送られる検知用画像Kの画像情報に基づいて光書込ユニット1CKが作動し、感光体ドラム3Kの表面が光走査される。この検知用画像Kの画像形成時においてはプロセスユニット2Kのみが作動し、他のプロセスユニット2Y,2M,2Cは作動しないように構成されている。光走査に先立ちその外周面を帯電装置5Kによって一様に帯電された感光体ドラム3Kの外周面には、検知用画像Kに基づいた静電潜像が形成される。
感光体ドラム3Kの外周面に形成された静電潜像には現像装置4Kからブラック現像剤が供給され、感光体ドラム3Kの外周面にブラックトナー像が形成される。形成されたブラックトナー像は、一次転写ローラ62Kに対応した一次転写ニップ部に形成される一次転写電界により中間転写ベルト61上に一次転写される。このとき、他の一次転写ローラ62Y,62M,62Cは図示しない退避手段の作動によってそれぞれ対応する感光体ドラム3から離間する位置に退避されており、中間転写ベルト61上にはブラックトナー像のみが一次転写される。
これと並行して、給紙部7からは一枚の転写シートSが給送される。第一給紙カセット101内に貯容された転写シートSは、給紙ローラ101aの回転駆動により分離給送され、一枚が給紙路30へと給送される。給紙路30へと送られた一枚の転写シートSは、各搬送ローラ対によってさらに下流側へと搬送され、転写前搬送路31を介してレジストローラ対34へと送られて一時停止される。
レジストローラ対34は、中間転写ベルト61上に一次転写されたブラックトナー像に同期するタイミングで、一時停止させていた転写シートSを二次転写ニップに向けて給送する。二次転写ニップでは、接触位置を占めている二次転写ローラ72により二次転写電界が形成され、中間転写ベルト61上のブラックトナー像が転写シートSの一面に二次転写される。これにより、転写シートSの一面には黒色の検知用画像Kが転写される。
一面に検知用画像Kが転写された転写シートSは、搬送ベルトユニット35を介して定着装置40に送られ、熱と圧力とにより転写された検知用画像Kを定着される。一面に画像が定着された転写シートSは、搬送切替装置50によって再送路54へと案内され、その先端をスイッチバック搬送路55に進入させる。転写シートSの全領域がスイッチバック搬送路55に進入すると、転写シートSの搬送方向が逆転されて転写シートSがスイッチバックされる。スイッチバックした転写シートSはスイッチバック後搬送路56に進入し、この際に転写シートSの上下が反転される。
上下反転された転写シートSは、スイッチバック後搬送路56及び給紙路30を経由して二次転写ニップ部に再送される。二次転写ニップ部に再送された転写シートSの他面には、上述と同様の工程で黒色の検知用画像Kが転写される。画像が転写された転写シートSは、定着装置40を経由して他面にも検知用画像Kを定着された後、搬送切替装置50により排紙路51へと案内され、排紙ローラ対52によって排紙トレイ53上に排出される(ST03)。
転写シートSの両面に検知用画像Kをそれぞれ形成する動作が完了した後、装置使用者は両面に前記検知用画像が形成された転写シートSを指定の給紙カセット、例えば給紙カセット102にセットする(ST04)。そして、給紙カセット102に検知用の転写シートSがセットされた後、装置使用者は転写シートSの両面に検知用画像Kをそれぞれ形成する動作が終了してから所定時間が経過したか否かをチェックする(ST05)。
定着装置40によって加熱された転写シートSは水分が蒸発して収縮するが、時間と共に転写シートSの温度が低下して元の大きさに戻っていく。実際に転写シートSに形成された画像を見るのは、十分に時間が経過して元の大きさに戻った常温の転写シートSである。従って、検知用画像Kが形成された転写シートSの温度が低下して元の大きさに戻る前にこの転写シートSを搬送し検知用画像Kの位置情報を取得しても、実際の転写シートSに形成された画像とは状態が異なっている。このため、高精度の画像位置補正や倍率補正を行うことができない。また、転写シートSの温度が下がりきっておらず転写シートSの大きさが安定しない状態で画像位置を検知し、その検知結果に基づいて画像倍率誤差を補正しても、精度よく画像の大きさを合わせることはできない。
そこで本実施形態では、転写シートSの両面に検知用画像Kをそれぞれ形成する動作が終了してから、所定時間が経過して転写シートSの温度が十分に低下し、転写シートSの伸縮が安定してから給送を開始する。これにより、シートの伸縮が安定した状態で検知用画像Kの位置情報を取得でき、高精度の画像位置補正及び倍率誤差補正を行うことができる。
所定時間経過後、給紙動作が開始される(ST06)。給紙動作が開始されると、給紙カセット102に収容されている、検知用画像Kが両面に形成された転写シートSが、給紙路30及び転写前搬送路31を介して二次転写ニップ部へと搬送される。このとき変位手段73が作動して二次転写ローラ72は離間位置を占めており、レジストローラ対34の作動により給送された転写シートSは、中間転写ベルト61と二次転写ローラ72との間の空間を経由して搬送ベルトユニット35へと送られる。
搬送ベルトユニット35に送られた転写シートSは、下流へと搬送されて定着装置40へと運ばれるが、このとき加熱ローラ42を加熱する熱源の作動が停止されており、転写シートSは常温の定着ローラ41と加圧ローラ44とに挟持搬送されてさらに下流側へと搬送される。
搬送された転写シートSは、位置検知装置10に送られて一面に形成された検知用画像Kの位置情報が取得される。ここで取得される位置情報は、先端余白長さL1、後端余白長さL3、画像長さL2、幅方向余白長さW1、及び画像幅W2である。位置検知装置10を通過した転写シートSは、搬送切替装置50、再送路54、スイッチバック搬送路55、スイッチバック後搬送路56を経由して、上下反転した状態で給紙路30及び転写前搬送路31を介して二次転写ニップ部に再送される。
搬送された転写シートSは、離間位置を占めている二次転写ローラ72と中間転写ベルト61との間の空間を経由して搬送ベルトユニット35へと送られ、その後に常温の定着ローラ41と加圧ローラ44とに挟持搬送されてさらに下流側へと搬送される。そして転写シートSは、位置検知装置10に送られて他面に形成された検知用画像Kの位置情報が取得された後(ST07)、搬送切替装置50、排紙路51、排紙ローラ対52を介して排紙トレイ53上に排出される。
転写シートSの両面に形成された検知用画像Kの画像位置情報を取得した後、制御部20は取得した画像位置情報に基づいて位置ずれ量及び倍率誤差を算出する(ST08)。そして制御部20は、算出した位置ずれ量に基づいて位置ずれ調整量を算出し、算出した倍率誤差に基づいて倍率補正量を算出する(ST09)。
位置ずれ量は、制御部20の位置ずれ量算出手段25により算出する。位置ずれ量算出手段25は、転写シートSの一面または他面の、何れか一方に形成された検知用画像K(第一画像)に対する何れか他方に形成された検知用画像K(第二画像)の位置ずれ量を算出してもよいし、理想の画像位置に対する各面の検知用画像Kの位置ずれ量をそれぞれ算出してもよい。
第一画像に対する第二画像の位置ずれ量の算出は、以下のようにして行う。第一画像を基準とした場合、第一画像の先端余白長さL1から第2画像の先端余白長さL1を差し引くことで、第一画像の先端に対する第二画像のシート搬送方向における位置ずれ量を算出できる。値が正の場合は、第二画像が第一画像に対して先端側に位置ずれしており、値が負の場合は、第二画像が第一画像に対して後端側に位置ずれしている。両面に検知用画像Kがそれぞれ形成された転写シートSが複数枚あり、測定した第一画像の先端余白長さL1と第二画像の先端余白長さL1が複数ある場合には、それぞれシート搬送方向における位置ずれ量を算出して平均化する。
画像位置補正手段27は、算出したシート搬送方向の位置ずれ量に基づいて副走査方向における書き込み開始タイミングの調整量(何ライン分かを早めるまたは遅くする)を算出する。そして、第二画像を形成するときに算出した調整量によって調整された書き込み開始タイミングで書き込みを開始することにより、第一画像のシート搬送方向における位置と第二画像の位置とを合わせることができる。
上述の構成によれば、転写シートSの両面に検知用画像Kをそれぞれ形成し、各面に形成された検知用画像Kを検知することで第一画像に対する第二画像の位置ずれ量、倍率誤差を把握することができる。これにより、精度よく第一画像と第二画像との位置及び大きさを合わせることができる。また、第一画像の位置測定及び第二画像の位置測定を自動で行うことにより、手動で行うものに比して作業効率を向上できると共に、測定ミスや入力ミスが発生せず高精度で画像位置及び倍率を調整できる。
また、ラインセンサ15によって複数回において幅方向余白長さW1を検知することにより、転写シートSに対する画像のスキュー量を検知できる。そして検知したスキュー量に基づいて画像データを回転させることにより、画像スキューを補正できる。
さらに、幅方向一端側のラインセンサ15aにより複数回において検知した幅方向余白長さW1と、幅方向他端側のラインセンサ15bにより複数回において検知した幅方向余白長さW1とにより、画像の幅方向一端側の傾斜と幅方向他端側の傾斜とを検知できる。これにより、第一画像に対する第二画像の形状誤差も検知でき、第一画像の形状と第二画像の形状とが合致するように補正できる。
しかし上述の構成では、転写シートSが搬送される際に定着装置40と位置検知装置10との間において転写シートSに張りや弛みが生じ、この張りや弛みに起因して定着装置40及び位置検知装置10の搬送ローラにスリップが生じて測定誤差が生まれ、位置合わせが正確に行えないという問題点がある。これは、定着装置40と位置検知装置10との間で転写シートSの搬送速度に差が生じているため、転写シートSに張りや弛みが生じるのである。
本発明では、転写シートSに張りや弛みが生じることを防止して、正確な位置合わせを行うことを目的としている。以下にその構成を説明する。
転写シートSに生じる張りや弛みの原因の一つは転写シートSの表面性や厚みであり、この張りや弛みの発生を防止するため、本発明では定着装置40または位置検知装置10のシート搬送速度を微調整し、張りや弛みの発生を防止する。シート搬送速度の微調整に際して、定着装置40または位置検知装置10の何れか一方のシート搬送速度を調整することとなるが、このときには搬送力が強い方を調整することが望ましい。
以下、図7に示すフローチャートに基づいて、本発明の第1の実施形態における、転写シートSの両面に形成された検知用画像Kの位置合わせ動作を説明する。
画像形成装置100の装置使用者は、位置合わせ動作に先立ち、操作表示部8を操作して画像形成装置100を検知モードに設定する(ST11)。その後、装置使用者によって操作表示部8において図示しない検知画像形成スタートキーが押下されると、上述と同様に給紙動作、画像形成動作、排紙動作が行われ、両面に検知用画像Kが形成された検知用の転写シートS(検知用シート)が排紙トレイ53上に排出される(ST12)。
次に装置使用者は、検知用シートを指定の給紙カセットである給紙カセット102にセットし(ST13)、上述と同様に所定時間が経過したことを確認する(ST14)。所定時間経過後、装置使用者によって操作表示部8において図示しない位置検知スタートキーが押下されると、位置検知動作が開始され給紙カセット102から検知用シートが上述と同様に二次転写ニップ部へと搬送される(ST15)。
検知用シートが搬送されるとき変位手段73が作動して二次転写ローラ72は離間位置を占めており(ST16)、レジストローラ対34の作動により給送された検知用シートは、中間転写ベルト61と二次転写ローラ72との間の空間を経由して搬送ベルトユニット35へと送られる。搬送ベルトユニット35に送られた検知用シートは、下流へと搬送されて定着装置40へと運ばれるが、このとき加熱ローラ42を加熱する熱源の作動が停止されており(ST17)、検知用シートは常温の定着ローラ41と加圧ローラ44とに挟持搬送されてさらに下流側へと搬送される。
次に検知用シートは位置検知装置10に送られて検知用画像Kの位置情報を取得されるが、上述したように検知用シートに張りや弛みが生じると正確な検知を行うことができない。このため、検知用シートに張りや弛みが生じない定着装置40または位置検知装置10の搬送速度を見つける必要があるが、搬送速度を検知するためのセンサを用いるとコストアップしてしまうと共に制御が複雑化してしまうため、本発明では定着装置40または位置検知装置10の搬送速度を微調整し、最適な領域を見つける構成とする。
搬送速度の微調整は、制御部20によってそれぞれ速度可変型であるモータ16またはモータ45のうちの何れか一方の動作を制御し、定着装置40によるシート搬送速度あるいは位置検知装置10によるシート搬送速度の何れかを微調整する。本実施形態ではどちらの制御も可能に構成されているが、実際には定着装置40あるいは位置検知装置10のうちの搬送力が強い方のみを制御すればよい。本実施形態では、定着装置40側のモータ45を制御することとする。
位置検知装置10に送られた検知用シートは、最初は検知用画像Kの形成時と同じ基本の搬送速度で搬送され(ST18)、上述と同様に一面の画像位置情報が取得される。一面側の画像位置情報を取得された検知用シートは、上述と同様に反転搬送路59を介して上下反転された状態で二次転写ニップ部に再送され、搬送ベルトユニット35、定着装置40を介して位置検知装置10にて他面側の画像位置情報を取得される。画像位置情報が取得された検知用シートは、再送路54を経てスイッチバック搬送路55へと搬送される。制御部20は、取得した両面の画像位置情報を基本搬送速度での画像位置情報として記憶する(ST19)。
スイッチバック搬送路55に送られた検知用シートは、反転搬送路59、二次転写ニップ部、搬送ベルトユニット35、定着装置40を介して位置検知装置10に再送され(ST20)、一面側の画像位置情報を取得される。このとき、加圧ローラ44による検知用シートの搬送速度が上述した基本搬送速度よりも所定値である0.2%程度早くなる第一搬送速度となるように、制御部20はモータ45の作動を制御して加圧ローラ44を回転駆動させる(ST21)。
一面側の画像位置情報を取得された検知用シートは、反転搬送路59、二次転写ニップ部、搬送ベルトユニット35、定着装置40を介して位置検知装置10に搬送され、第一搬送速度で搬送されつつ他面側の画像位置情報を取得される。制御部20は、取得した両面の画像位置情報を、基本搬送速度よりも増速した第一搬送速度での画像位置情報として記憶する(ST22)。
画像位置情報が取得された検知用シートはスイッチバック搬送路55へと搬送され、位置検知装置10に再送されて一面側の画像位置情報を取得される。このとき、加圧ローラ44による検知用シートの搬送速度が上述した第一搬送速度よりも所定値である0.2%程度早くなる第二搬送速度となるように、制御部20はモータ45の作動を制御して加圧ローラ44を回転駆動させる。
一面側の画像位置情報を取得された検知用シートは再び位置検知装置10に搬送され、第二搬送速度で搬送されつつ他面側の画像位置情報を取得される。制御部20は、取得した両面の画像位置情報を第二搬送速度での画像位置情報として記憶する。
以下、このようにステップST21〜ステップST23の動作が繰り返され、繰り返される毎に位置検知装置10での画像位置情報取得時における検知用シートの搬送速度が所定速度(本実施形態では0.2%)ずつ増速される(ST24)。
ステップST21〜ステップST23の動作が繰り返されると、検知用シートの搬送速度が徐々に増速されることから、検知用シートに張りや弛みが存在しない搬送速度領域が生じてくる。このような搬送速度領域では、図8に示すように画像位置情報の測定結果が一定値を示すようになる。本発明では、このように測定結果が一定値を示すか否かが判断され(ST25)、測定結果が一定となるまでステップST21〜ステップST23の動作が繰り返される。測定結果が一定となると、このときの画像位置情報が張りや弛みのない検知用シートの画像位置情報として制御部20に記憶される(ST26)。
以下、制御部20は取得した画像位置情報に基づいて位置ずれ量及び倍率誤差を算出し(ST27、算出した位置ずれ量に基づいて位置ずれ調整量を算出し、算出した倍率誤差に基づいて倍率補正量を算出する(ST28)。
上述した本発明の第1の実施形態によれば、転写シートSに張りや弛みが生じていない状態で、転写シートSの両面にそれぞれ形成された検知用画像Kの画像位置情報をそれぞれ取得できるので、転写シートSの両面に形成された画像の位置合わせを最適な状態で行うことができ、各画像の位置合わせ時における誤差を最小に抑え、高精度で各画像の位置合わせを行うことができる。
図9は、本発明の第2の実施形態に用いられる画像位置検知手段としての位置検知装置9を示している。この位置検知装置9は、駆動ローラ17、第一従動ローラ19、第二従動ローラ28、第三従動ローラ29、測長ローラ36、シート検知センサ37、ラインセンサ15等を有している。駆動ローラ17は、制御部20によって動作制御されるモータ38によって回転駆動され、駆動ローラ17に接触配置された第一従動ローラ19は駆動ローラ17の回転に同期して回転する。第一従動ローラ19には第二従動ローラ28が、第二従動ローラ28には第三従動ローラ29が、第三従動ローラ29には測長ローラ36がそれぞれ接触配置されており、駆動ローラ17の回転駆動に伴いこれ等各ローラ19,28,29,36が回転する。
駆動ローラ17と第一従動ローラ19との接触位置にはシート検知センサ37が配設されている。シート検知センサ37は、転写シートSの先端及び後端、及び転写シートS上に形成された検知用画像Kを検知可能に構成されている。測長ローラ36は、自身の回転により搬送される被搬送物の長さを測ることが可能に構成されている。ラインセンサ15は上述と同様である。
位置検知装置9は、駆動ローラ17と第一従動ローラ19及び第三従動ローラ29と測長ローラ36とによって転写シートSを挟持して搬送し、転写シートSの先端がシート検知センサ37によって検知されたら測長ローラ36が計測を開始し、転写シートSの後端がシート検知センサ37によって検知されると測長ローラ36の計測が終了する。この間に制御部20は、シート検知センサ37による転写シートSの先端及び後端、検知用画像Kの端部の検知に基づき、上述と同様の画像位置情報を取得する。
このような位置検知装置9を用いても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
この第3の実施形態では、検知モード時において、位置検知装置10に送られ検知用画像Kの位置情報を取得される検知用シートを二枚用いる。搬送タイミングとしては、一枚目の検知用シートが位置検知装置10によって画像位置情報を取得された後、二枚目の検知用シートを位置検知装置10に向けて給送する。このタイミングとすることにより、一枚目の検知用シートが反転搬送路59を通過している間に二枚目の検知用シートを位置検知装置10によって検知でき、第1の実施形態における画像位置情報の取得を二倍の早さで行うことができ、作業効率を向上することができる。
上記実施形態及び各変形例では、画像形成装置としてフルカラーのプリンタ100を用いた例を示したが、画像形成装置としてはこれに限られず、複写機、ファクシミリ、複合機、これ等のモノクロ機等にも本発明は適用可能である。また各実施形態では、画像が形成される被記録媒体として転写シートSを用いる構成を示したが、転写シートSとしては、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等も含まれ、シート状を呈し画像形成が可能であり、折り処理が可能であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
9,10 画像位置検知手段(位置検知装置)
20 制御手段(制御部)
40 定着装置
59 反転搬送路
70 画像形成部
72 転写手段(二次転写ローラ)
100 画像形成装置
K 検知用画像
S 被記録媒体(転写シート)
特開2017−90911号公報

Claims (5)

  1. 被記録媒体上の画像を定着させる定着装置と、
    前記被記録媒体を搬送し該被記録媒体上に形成された画像の位置を検知する、前記定着装置の被記録媒体搬送方向下流側に設けられた画像位置検知手段とを備え、
    被記録媒体の両面に検知用画像を形成する検知モードを有し、
    前記定着装置及び前記画像位置検知手段はそれぞれ被記録媒体の搬送速度が可変であり、
    前記検知モード時において、両面に前記検知用画像が形成された被記録媒体を、反転させながら前記定着装置と前記画像位置検知手段とに複数回搬送し、各搬送時に前記定着装置及び/または前記画像位置検知手段の搬送速度を逐次変化させて前記検知用画像の位置をそれぞれ測定し、測定した結果に基づいて制御手段が前記定着装置及び前記画像位置検知手段の搬送速度を決定する画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記検知モード時において、両面に前記検知用画像が形成された被記録媒体を複数枚用いることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    被記録媒体の一面に画像を形成した後、該被記録媒体を反転させて反転搬送路を介して再び前記画像形成部に搬送し、該被記録媒体の他面に画像形成を行う両面画像形成が可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記検知モードは、前記両面画像形成に際し、被記録媒体の一面に形成された第一画像と該被記録媒体の他面に形成された第二画像との位置合わせを行うべく、被記録媒体の両面に前記第一画像及び前記第二画像としてそれぞれ検知用画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    被記録媒体に画像を転写する通常モードと画像を転写させずに被記録媒体を通過させる通過モードとを有する転写手段及び前記定着装置を含む画像形成部を有し、前記検知モード時において、前記転写手段を前記通過モードに設定して前記反転搬送路を介することにより、前記被記録媒体を連続して前記画像形成部に搬送可能であることを特徴とする画像形成装置。
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