JP2021085721A - 金型用荷重分布測定装置及びその製造方法 - Google Patents

金型用荷重分布測定装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト型のロードセルの締結力を一般ネジの締結力と同様に保ちつつ荷重受部材を薄くすることができる金型用荷重分布測定装置と、その製造方法を提供する。【解決手段】金型用荷重分布測定装置10は、雌ねじ部12cを備えるプレート状の荷重受部材であるプレート11と、軸部21dに歪ゲージ22が貼着されて、雄ねじ部21dが雌ねじ部12cと螺合してプレート11に取り付けられるボルト型のロードセル20と、を有し、軸部21cの軸径φd2は、雄ねじ部21dの谷径φd1より大きく、かつ、雌ねじ部12cの山径φD1よりも小さく形成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、金型用荷重分布測定装置と、その測定装置の製造方法に関する。
従来から、ロードセルを複数配置して金型の荷重分布を測定する装置が提案されている。例えば、特許文献1では、ボルト型のロードセルが荷重受部材に取り付けられた金型用荷重分布測定装置が開示されている。この金型用荷重分布測定装置は、該ロードセルのボルトの軸部を起歪体としている。該ロードセルを荷重受部材に取り付けると、金型からの荷重を受けていない定常状態において起歪体である軸部が伸長した状態となり、プレス加工時に該軸部の伸縮を測定することで、荷重受部材が受ける荷重、すなわち、工程ごとにおけるプレス加工により発生する荷重を測定して、精度よく工程ごとの荷重分布を測定できるものである。
特許第6370005号公報
このように形成される金型用荷重分布測定装置の荷重受部材は、できるだけ薄く形成することが望まれる。荷重受部材が厚いと、加工機械への金型の取付け寸法(プレス機械でいうところのダイハイト)が小さくなるため、取り付ける金型寸法が制限される場合があるためである。しかしながら、荷重受部材を薄くすると、ボルトの呼び径も小さくすることとなるが、そうするとロードセルを構成するボルトの締結力も低下してしまい、使用中にボルトが緩むことがある。
本発明の目的は、ボルト型のロードセルの締結力を保ちつつ荷重受部材を薄くすることができる金型用荷重分布測定装置と、その製造方法を提供する。
本発明に係る金型用荷重分布測定装置は、雌ねじ部を備えるプレート状の荷重受部材と、軸部に歪ゲージが貼着されて、雄ねじ部が前記雌ねじ部と螺合して前記荷重受部材に取り付けられるボルト型のロードセルと、を有し、前記軸部の軸径は、前記雄ねじ部の谷径より大きく、かつ、前記雌ねじ部の山径よりも小さく形成されることを特徴とする。
本発明に係る金型用荷重分布測定装置の製造方法は、雄ねじ部の谷径よりも大きく山径よりも小さい軸径で形成される軸部に歪ゲージが貼着されたボルト型のロードセルを準備する工程と、プレート状の荷重受部材に、前記雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部を形成するための下穴を前記軸部の軸径よりも大きい径で開ける工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ボルト型のロードセルの締結力を一般ネジの締結力と同様に保ちつつ荷重受部材を薄くすることができる金型用荷重分布測定装置と、その製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る金型用荷重分布測定装置のロードセル取付部及びロードセルを示し、(a)は上面図であり、(b)は断面図である。 本発明の実施形態に係る金型用荷重分布測定装置の図1のP部拡大模式図である。
次に、本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図1に示す金型用荷重分布測定装置10は、荷重受部材であるプレート11に複数のロードセル取付部12が形成される。ここで、図1では、複数のロードセル取付部12のうちのある一箇所のロードセル取付部12を示している。ロードセル取付部12には、ボルト型のロードセル20が取り付けられる。
プレート11は、金型のパンチからの荷重を受けることができる箇所に取り付けられる。例えば、金型のダイセットプレートに取り付けることができる。又は、プレート11は、金型のダイセットプレートとすることもできる。
ロードセル取付部12は、プレート11の図における上面に開けられる座繰り部12aと、この座繰り部12aと同心に連続して開けられる大径穴部12bと、この大径穴部12bと同心に連続して形成される雌ねじ部12cと、を有する。雌ねじ部12cは、プレート11の図における下面側に開放される。このようにして、ロードセル取付部12は、プレート11の一方面から他方面に亘って貫通穴状に形成される。なお、雌ねじ部12cを止まりねじ穴として、ロードセル取付部12は貫通しない形態とすることもできる。
ロードセル20は、ロードセル本体21と、歪ゲージ22と、を備える。ロードセル本体21は、六角穴付きボルトを加工したものが用いられる。ロードセル本体21の頭部21aには、六角穴21a1が形成される。また、頭部21aは、配線スペース21a2が形成される。配線スペース21a2は、頭部21aの下面側を所定厚み残して、円筒状の頭部21aの外周に、頭部21aの下面に垂直な平面とされる平坦部21a3と、頭部21aの下面と平行な下面部21a4を形成する。平坦部21a3と下面部21a4に亘る領域には、配線穴21bがロードセル本体21の軸方向に平行に形成される。
ロードセル本体21は、頭部21aと連接して軸部21cが形成される。頭部21aと軸部21cとの連接部21c1は、所定の半径Rで形成される。軸部21cは、先端側で雄ねじ部21dが連接して形成される。雄ねじ部21dと雌ねじ部12cは、同じ呼び径で形成されて、両者は螺合可能に形成される。
また、軸部21cには、歪ゲージ22が対称位置(対面)に2枚貼着される。2枚の歪ゲージ22を曲げひずみ消去の回路で配線すれば、軸部21cの曲げひずみをキャンセルすることができる。軸部21cは、ロードセル20における起歪体とされる。ロードセル20は、歪ゲージ22を軸部21cに貼着してからロードセル取付部12にねじ込んで固定する。このとき、頭部21aの下面と座繰り部12aの底面は当接し、雄ねじ部21dと雌ねじ部12cの螺合により起歪体である軸部21cが伸長する。すると、ロードセル20の軸部21cは、金型からの荷重を受けていない定常状態において伸長しており、かつ、この定常状態において軸部21cの伸長を歪ゲージ22により検出した状態となる。
プレート11には、ロードセル取付部12が複数形成されて、それぞれにロードセル20が設けられる。複数のロードセル取付部12の配置は、格子状や同心円状に配置することもできるし、金型に合わせて非規則的に配置することもできる。
金型用荷重分布測定装置10による測定は、以下のように行われる。金型用荷重分布測定装置10が取り付けられた加工機械により金型を用いてプレス加工や射出成形加工が行われると、荷重受部材であるプレート11は金型から荷重を受ける。プレート11に設けられる複数のロードセル20のうち、圧縮荷重を受ける部分におけるロードセル20の軸部21cは復元して縮む。この復元した歪量を歪ゲージ22で検出することにより、金型の荷重分布を測定することができる。
ここで、例えばプレート11が厚く形成されていると、プレート11は金型を取り付ける加工装置(例えばプレス機械や射出成形装置)の可動側と固定側との間に設けるため、加工装置に取り付けられる金型の大きさに制約が生じる場合がある。従って、荷重受部材であるプレート11は、できるだけ薄く形成したいとの要望がある。
一方、プレート11を薄く形成した場合には、ロードセル20のロードセル本体21の全長も短くなる。軸部21cを備えるロードセル本体21をJIS標準規格に基づいた標準品のボルトから作成する場合、軸部21cを備える標準品のボルトは軸部21cの径が雌ねじ部12cの山径よりも大きい。従って、このような標準品のボルトから作成したロードセル本体21を備えるロードセル20をロードセル取付部12にねじ込んで取り付けようとすると、軸部21cと雄ねじ部21dとの接続部(不完全ねじ部)までしか螺合させることができない(すなわち、頭部21aの下面が座繰り部12aの底面と当接しない)ことがあるので、ロードセル20の軸部21cを伸長した状態でロードセル取付部12に取り付けることができない場合がある。
一方、ロードセル本体21を全ねじボルトで形成する場合には、軸部21cを旋盤等で切削して形成する。このとき、軸部21cの径は、軸部21cを平滑面とするため、雄ねじ部21dの谷径以下まで削られる。すると、軸部21cの径が細くなるので、軸部21cの締結力を低くする必要があり、使用中に緩む等の不具合が生じることがある。
そこで、図1のP部の拡大模式図である図2に示すように、本実施形態に係るロードセル20では、ロードセル本体21の軸部21cの軸径φd2は、雄ねじ部21dの谷径φd1より大きく、かつ、雌ねじ部12cの山径φD1よりも小さく形成した。この関係は、次式(1)で表される。
φd1<φd2<φD1 ・・・(1)
なお、図2は説明のため、雄ねじ部21dと雌ねじ部12cとの間に隙間を形成して示している。
具体例;メートル並み目ねじの六角穴付きボルト(呼び径M8)を用いてロードセル本体21を作成する場合を例とする。
M8ボルトの雄ねじ部21dは、JIS規格(JIS B 0205)では、以下の寸法とされている。
雄ねじ部21dの山径(呼び径)φd=8.000(mm)
雄ねじ部21dの谷径φd1=6.647(mm)
また、六角穴付きボルトのJIS規格(JIS B 1176)によれば、軸部21cとなる軸の径は、φ8(mm)とされている。
そこで、軸部21cは、軸径φd2=6.8(mm)で形成する。ここで、雌ねじ部12cは、雌ねじ部12cの谷径(呼び径)φD=8(mm)であり、雄ねじ部21dと螺合可能に形成するため雌ねじ部12cの下穴をφ6.9(mm)で開ければ、雌ねじ部12cの山径φD1=6.9(mm)で形成される。
従って、ロードセル20をロードセル取付部12に取付ける際、軸部21cはロードセル取付部12の大径穴部12bを越えて、雌ねじ部12cに挿入することができるので、頭部21aの下面が座繰り部12aの底面と当接するまでロードセル20をねじ込ませて、ロードセル20の軸部21cを伸長した状態でロードセル20をロードセル取付部12に取り付けることができる。
このようにして、ロードセル20のロードセル本体21は、軸部21cを雄ねじ部21dの谷径φd1よりも太くすることができる。上記のM8ボルトを用いた例では、(1)式は、φd1=6.647(mm)<φd2=6.8(mm)<φD1=6.9(mm)である。従って、繰り返し荷重を受ける軸部21cの締結力を、全ねじボルトで形成する場合よりも高めることができる。
また、軸部21cと頭部21aが連接する連接部21c1の半径Rは、雄ねじ部21dの呼び径φdから軸部21cの軸径φd2を減じて1/2とすると好適である。これは、次式(2)で表される。
半径R=(φd−φd2)/2 ・・・(2)
上記の例でいうと、半径Rは、(8−6.8)/2=0.6(mm)となる。これにより、連接部21c1の応力集中を適切に低減することができる。
また、金型用荷重分布測定装置10は、以下のように形成することができる。
工程1;雄ねじ部21dの谷径φd1よりも大きく雌ねじ部12cの山径φD1よりも小さい軸径φd2で形成される軸部21cに歪ゲージ22が貼着されたボルト型のロードセル20を準備する。ロードセル本体21は、軸部が形成されている標準品の六角穴付きボルトを選定して、該軸部を軸径φd2で旋盤等により削る。
工程2;プレート11に、軸部21cの軸径φd2よりも大きい径φD1で、雄ねじ部21dと螺合可能な雌ねじ部12cを形成するための下穴を開ける。その他、座繰り部12a等を形成して、ロードセル取付部12を形成する。
工程3;ロードセル取付部12にロードセル20を取り付ける。
以上、本発明は本実施形態によって限定されることは無く、種々変更を加えて実施することができる。
10 金型用荷重分布測定装置 11 プレート
12 ロードセル取付部 12a 座繰り部
12b 大径穴部 12c 雌ねじ部
20 ロードセル 21 ロードセル本体
21a 頭部 21a1 六角穴
21a2 配線スペース 21a3 平坦部
21a4 下面部 21b 配線穴
21c 軸部 21c1 連接部
21d 雄ねじ部 22 歪ゲージ

Claims (3)

  1. 雌ねじ部を備えるプレート状の荷重受部材と、
    軸部に歪ゲージが貼着されて、雄ねじ部が前記雌ねじ部と螺合して前記荷重受部材に取り付けられるボルト型のロードセルと、
    を有し、
    前記軸部の軸径は、前記雄ねじ部の谷径より大きく、かつ、前記雌ねじ部の山径よりも小さく形成されることを特徴とする金型用荷重分布測定装置。
  2. 前記ロードセルにおける前記軸部と頭部が連接する連接部は、前記雄ねじ部の呼び径から前記軸部の軸径を減じて1/2とした半径Rで形成されることを特徴とする請求項1に記載の金型用荷重分布測定装置。
  3. 雄ねじ部の谷径よりも大きく山径よりも小さい軸径で形成される軸部に歪ゲージが貼着されたボルト型のロードセルを準備する工程と、
    プレート状の荷重受部材に、前記雄ねじ部と螺合可能な雌ねじ部を形成するための下穴を前記軸部の軸径よりも大きい径で開ける工程と、
    を有することを特徴とする金型用荷重分布測定装置の製造方法。
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