JP2021082407A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルの厚みが変化しても安定して拘束荷重を印加することができる電池モジュールを提供する。【解決手段】本発明により、複数の電池セル12を積層した積層体10と、積層体10を積層方向Tに押圧する加圧機構30と、を備える電池モジュール100が提供される。加圧機構30は、積層方向Tと直交する方向Xに沿う回動軸を中心として回動する回動部材32と、回動部材32に取り付けられ、積層体10を積層方向Tに押圧する押圧部材38と、回動部材32に取り付けられ、積層方向Tに沿って延びる延伸部材34と、延伸部材34に設けられ、押圧部材38を付勢する荷重部材36と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電池モジュールに関する。
複数の電池セル(単電池)を電気的に接続してなる電池モジュールは、高出力電源として広く利用されている。電池モジュールでは、電池性能や電池寿命等を安定して発揮するために、電池セルに対して拘束荷重を加えることがある。拘束荷重の印加に関する従来技術文献として、特許文献1、2が挙げられる。
例えば特許文献1には、複数の電池セルを積層した積層体と、当該積層体の積層方向の両端部に配置され、挿通孔を有する一対のエンドプレートと、当該一対のエンドプレートの挿通孔に挿通されるボルトと、当該ボルトに嵌め合わせられるナットと、を備える電池パックが開示されている。特許文献1の電池パックでは、エンドプレートの挿通孔にボルトが挿通され、当該ボルトにナットが嵌め合わせられることにより、エンドプレートが締め付けられる。これにより、一対のエンドプレートの間の積層方向の長さが固定され(定寸となり)、積層体に対して積層方向から所定の拘束荷重が加えられる。
特許第5954258号公報 特開2018−106930号公報
ところで、電池セルは、例えば環境温度の変化等によって収縮することがある。電池セルが収縮すると、電池セルの積層方向の長さ(厚み)が減少することがある。そのため、本発明者の検討によれば、特許文献1のように定寸で積層体に対して拘束荷重を加える方法では、電池セルの収縮に伴って拘束荷重が変動し、電池セルに安定して適切な拘束荷重を印加できないことがある。また、電池セルの収縮を見越して初期に適切な値よりも大きな拘束荷重を印加すると、電池セル内の構成に変化が生じ、電池性能が十分に発揮されない虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池セルの厚みが変化しても安定して拘束荷重を印加することができる電池モジュールを提供することにある。
ここに開示される電池モジュールは、複数の電池セルを積層した積層体と、上記積層体を積層方向に押圧する加圧機構と、を備える。上記加圧機構は、上記積層方向と直交する方向に沿う回動軸を中心として回動する回動部材と、上記回動部材に取り付けられ、上記積層体を上記積層方向に押圧する押圧部材と、上記回動部材に取り付けられ、上記積層方向に沿って延びる延伸部材と、上記延伸部材に設けられ、上記押圧部材を付勢する荷重部材と、を備える。
このような構成によれば、電池セルが収縮して電池セルの厚みが減少した場合であっても、電池セルに対して適切な拘束荷重を安定して印加することができる。したがって、上記構成によれば、初期に適切な値よりも大きな拘束荷重を印加する必要もなくなり、電池性能をいかんなく発揮することができる。
一実施形態に係る電池モジュールを模式的に示す斜視図である。 比較例1の電池モジュールを模式的に示す斜視図である。 実施例1および比較例1の電池モジュールについて、抵抗の変化量(%)を比較したグラフである。 実施例1および比較例1の電池モジュールについて、電池セル内のセパレータの収縮量(%)を比較したグラフである。
以下、図面を参照しながら、ここに開示される技術の一実施形態を説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながらここに開示される技術を限定することを意図したものではない。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であってここに開示される技術の実施に必要な事柄(例えば、ここに開示される技術を特徴付けない電池セルおよび電池モジュールの一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。ここに開示される技術は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面において、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略または簡略化することがある。
<電池モジュール>
図1は、本実施形態に係る電池モジュール100の斜視図である。電池モジュール100は、積層体10と、定寸拘束機構20と、加圧機構30と、を備えている。定寸拘束機構20および加圧機構30は、積層体10を積層方向Tに押圧する治具の一例である。積層体10は、複数の電池セル12と、複数のプレート14と、を備えている。なお、図面中の符号X、Y、Tは、それぞれ、電池セル12の一の側面(幅広面)の幅方向、鉛直方向、電池セル12の配列方向(積層体10の積層方向)、を意味するものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、電池モジュール100の設置態様を何ら限定するものではない。
複数の電池セル12は、いずれも扁平な角型であり、同一形状を有している。複数の電池セル12は、一対の平坦な幅広面(図1のXY平面)が対向するように、積層方向T(図1の左右方向)に沿って一列に並んでいる。複数の電池セル12は、典型的には図示しないバスバー等の導電部材によって、相互に電気的に接続されている。複数の電池セル12は、典型的には充放電可能な二次電池、例えばリチウムイオン二次電池であってもよい。複数の電池セル12は、それぞれ、図示しない発電要素が筐体となる電池ケースに収容されて構成されている。複数の電池セル12は、気密に封止された密閉状態であってもよく、電池ケースの内部と大気とが連通した開放状態であってもよい。
電池セル12の構成については従来と同様でよく、特に限定されない。発電要素は、典型的には、正極と、負極と、正極と負極とを絶縁するセパレータと、電解質と、を備えている。正極、セパレータ、負極は、積層方向Tに並んでいてもよい。正極と負極とは、それぞれ、電荷担体を可逆的に吸蔵及び放出可能な活物質を含んでいる。セパレータは、正極と負極との間に介在している。セパレータは、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂からなる多孔質シートである。電解質は、例えば非水溶媒とリチウム塩等の支持塩とを含んでいる。電池ケースは、例えばアルミニウム等の軽量な金属製である。
複数のプレート14は、いずれも平板状の部材であり、同一形状を有している。複数のプレート14は、電池セル12の積層方向Tの両側にそれぞれ配置され、電池セル12を積層方向Tの両側から挟み込んでいる。プレート14の幅広面(図1のXY平面)は、電池セル12の幅広面(図1のXY平面)と対向し、当接している。プレート14の幅広面は、電池セル12の幅広面よりも面積が広い。プレート14は、電池セル12の幅広面を積層方向Tから均質に加圧する機能を有する。プレート14は、電池セル12で発生した熱を放散させるための流体の流路を有し、放熱板として機能をさらに有していてもよい。プレート14は、熱伝導性を有する材料(例えば金属)で構成され、電池セル12を冷却する冷却板としての機能をさらに有していてもよい。なお、プレート14(特には、複数の電池セル12の間に配置されたプレート14)は必須ではなく、適宜省略してもよい。
定寸拘束機構20は、一対の支持部材22a、22bと、2つの締結部材24と、2つの被締結部材26と、を備えている。定寸拘束機構20は、ここでは積層体10の積層方向Tの両側(図1の左側および右側)にそれぞれ位置している。定寸拘束機構20は、2つの締結部材24の間を定寸で拘束することにより、積層体10に対して積層方向Tから所定の拘束荷重を印加するように構成されている。定寸拘束機構20は、典型的には電池セル12内の正極と負極との距離が近づくように、言い換えれば、正極および負極をセパレータに押しつけるように、拘束荷重を印加するように構成されている。
支持部材22a、22bは、いずれも平板形状であり、同一形状を有している。支持部材22a、22bは、積層体10の積層方向Tの両端部にそれぞれ配置されている。支持部材22a、22bは、連結部材28によって積層方向Tに連結されている。支持部材22a、22bは、幅広面(図1のXY平面)がプレート14と対向するように、積層方向Tに平行に配置されている。支持部材22a、22bの幅広面は、プレート14の幅広面と同じかそれよりも面積が広い。支持部材22a、22bの幅広面の中心には、それぞれ挿通孔22hが形成されている。挿通孔22hは、支持部材22a、22bを積層方向Tに貫通している。なお、挿通孔22hの数は、ここでは各支持部材22a、22bにつき1つずつであるが、それぞれ複数であってもよい。挿通孔22hには、後述する締結部材24の軸部24bが遊挿される。
締結部材24は、押圧部24aと、押圧部24aから延びる軸部24bと、を備えている。締結部材24は、例えばボルトである。締結部材24は、例えば金属製である。押圧部24aは、軸部24bの外形よりも大きな形状を有する。押圧部24aの外径は、支持部材22a、22bの挿通孔22hよりも大きく、挿通孔22hを貫通しない。押圧部24aの積層方向Tの側の面は、平坦である。押圧部24aは、積層方向Tの両端(図1の左端および右端)に配置されたプレート14の中心に当接している。押圧部24aは、プレート14を積層方向Tに押圧することにより、積層体10に対して間接的に拘束荷重を印加する。軸部24bは、支持部材22a、22bの挿通孔22hよりも小さい外径を有している。軸部24bは、挿通孔22hに遊挿されている。軸部24bの外表面には、ネジ溝が形成されている。
軸部24bの先端24tは、支持部材22a、22bから積層方向Tの外方(図1の左右方向)に突出している。軸部24bの支持部材22a、22bから外方に突出した部分には、それぞれ被締結部材26が締結されている。被締結部材26は、例えばナットである。被締結部材26は、例えば金属製である。被締結部材26が軸部24bの先端24tから挿入され、締め付けられる。被締結部材26は、支持部材22a、22bの挿通孔22hの周縁に接触する。このとき、被締結部材26を締め付ける際のトルクを測定することで、拘束荷重を調整することができる。これにより、2つの締結部材24の間の積層方向Tの長さが固定され、定寸で積層体10に対して適切な拘束荷重が印加される。
加圧機構30は、回動部材32と、回動部材32に取り付けられた延伸部材34と、延伸部材34に設けられた荷重部材36と、回動部材32に取り付けられた押圧部材38と、を備えている。加圧機構30は、ここでは積層体10の積層方向Tの片方の側(図1の左側)に位置している。加圧機構30は、てこの機構を利用して、積層体10を積層方向Tに加圧するように構成されている。加圧機構30は、ここでは定寸拘束機構20によってもたらされる初期の拘束荷重と等しい力で、積層体10を積層方向Tに加圧するように構成されている。加圧機構30は、ここでは定寸拘束機構20によって積層体10に印加される拘束荷重の変動を抑制するように構成されている。加圧機構30は、積層体10に対して安定して(所定の変動幅の範囲内で)拘束荷重を印加するように構成されている。
回動部材32は、連結部材39によって支持部材22bに連結されている。回動部材32は、長尺の円筒形状を有している。回動部材32は、積層方向Tと直交するX方向(図1の前後方向)に沿って延びている。回動部材32は、X方向に沿って配置された回動軸を有している。回動軸は、「てこ」の支点として機能する部分である。回動部材32は、回動軸を中心として、少なくとも積層体10に近づく加圧方向に(図1の矢印F2の方向に)回動可能に構成されている。回動部材32の一端(図1の前端)には、延伸部材34が接続されている。
延伸部材34は、長尺な平板形状を有している。延伸部材34は、積層方向Tに沿って延びている。延伸部材34の積層方向Tの全長は、ここでは積層体10の積層方向Tの全長よりも短い。ただし、延伸部材34の積層方向Tの長さは、積層体10の積層方向Tの全長よりも長くてもよい。延伸部材34の回動部材32から離れた側の端部分(図1の右端部分)には、荷重部材36が設けられている。
荷重部材36は、延伸部材34に下方向の(図1の矢印F1の方向の)力を付与する部材である。荷重部材36は、ここでは延伸部材34の上面34sに載せ置かれている。ただし、荷重部材36は、延伸部材34の下面あるいは側面などに取り付けられていてもよい。荷重部材36は、例えば重りである。荷重部材36は、「てこ」の力点として機能する部分である。荷重部材36は、加圧方向(図1の矢印F2の方向)への回動を付勢する。言い換えれば、荷重部材36は、押圧部材38を積層体10に近づく方向に付勢する。なお、荷重部材36は、延伸部材34と一体化されていてもよい。
押圧部材38は、回動部材32に取り付けられている。押圧部材38は、回動部材32と接触する部分から上方に向かって延びている。押圧部材38は、平板形状である。押圧部材38は、一方(図1の左側)の締結部材24の先端24tに、直接的または間接的に当接している。押圧部材38は、「てこ」の作用点として機能する部分である。押圧部材38は、積層方向Tの一方向側(図1の矢印F3の方向)に傾動し、締結部材24を押圧する。これにより、間接的に積層体10が押圧され、積層方向Tに加圧される。
本実施形態の加圧機構30は、てこの機構(第1のてこ)を利用している。このため、加圧機構30が積層体10を加圧する力は、例えば次の条件:荷重部材36の重さ;図1の正面視における、回動部材32の回動軸の中心から締結部材24の軸部24bの中心までの長さLb;図1の正面視における、回動部材32の回動軸の中心から荷重部材36の中心までの長さLa;で調整することができる。狙いの荷重よりも軽い荷重部材36で加圧機構30を作用させる観点からは、長さLaと長さLbとが、Lb≦Laを満たすとよく、例えば2Lb≦Laを満たしていてもよい。省スペース化の観点からは、長さLaが積層体10の積層方向Tの全長と同じかそれよりも短くてもよい。
以上のように、本実施形態の電池モジュール100によれば、電池セル12の積層方向Tの長さ(厚み)が変化した場合、例えば、電池セル12が収縮して電池セル12の厚みが減少した場合であっても、電池セル12に対して適切な拘束荷重を安定して印加することができる。したがって、上記構成によれば、初期に適切な値よりも大きな拘束荷重を印加する必要もなくなり、拘束荷重が大きくなることに伴う問題を回避することができる。これにより、電池性能をいかんなく発揮することができる。加えて、加圧機構30によればシンプルな機構で、このような構成を安価に実現することができる。
<電池モジュールの作製方法>
電池セル12がリチウムイオン二次電池である場合、電池セル12内に所定以上の水分が含まれると、電池性能が低下することがある。そのため、電池セル12をモジュール化する前あるいはモジュール化した後に、電池セル12の環境温度を30℃以上に(典型的には30〜120℃、例えば45〜110℃、60〜80℃に)高めて、発電要素の水分量を低減させる乾燥工程を含むことがある。乾燥工程では、正極および/または負極内の材料の収縮を抑制する観点等から、開放状態の電池セル12を積層方向Tから拘束して、加圧することがある。上記した治具(定寸拘束機構20および加圧機構30)は、このような乾燥工程を含む電池モジュール100の作製方法で好適に使用しうる。
本実施形態の作製方法では、まず、開放状態の電池セル12を用意する。次いで、定寸拘束機構20を開放した状態で、一対の支持部材22a、22bの間に積層体10を配置する。次いで、支持部材22a、22bの挿通孔22hに締結部材24の軸部24bを挿入する。そして、定寸拘束機構20を閉じ、被締結部材26を締め付けて、所定の拘束荷重(一例では0.1〜10kN、例えば1kN)を印加する。次いで、延伸部材34の上面34sに、所定の重さの荷重部材36を固定する。これにより、加圧機構30により、積層体10に対して積層方向Tに所定の圧力(一例では0.1〜10kN、例えば1kN)が加えられる。以上のようにして、積層体10が治具で挟み込まれ、電池モジュール100が得られる。典型的には、この状態で乾燥工程を行った後、電池セル12を密閉状態として、出荷されうる。
以下、本発明に関する試験例を説明するが、本発明をかかる具体例に示すものに限定することを意図したものではない。
まず、「実施例1」として、図1に示す電池モジュール100を用意した。また、「比較例1」として、図2に示す電池モジュール50を用意した。電池モジュール50は、積層体10と、定寸拘束機構20と、を備えている。電池モジュール50は、実施例1とは異なり、上記したような加圧機構30は備えていない。電池モジュール50は、乾燥中の電池セル12の収縮によって積層方向の長さが減少することを見越して、定寸拘束機構20で印加する初期の拘束荷重が、実施例1の2倍(2kN)となるように作製した。
そして、実施例1の電池モジュール100および比較例1の電池モジュール50について、それぞれ抵抗値を測定した後、110℃の温度環境下で1時間保持する乾燥工程を行った。乾燥工程の後、再び抵抗値を測定し、乾燥工程前後の抵抗値の差から、抵抗の変化量(%)を算出した。測定および算出は、各例につき複数の電池モジュール100、50に対して行った。結果を図3に示す。なお、図3では、平均値を棒グラフで示し、結果のバラつきをエラーバーで示している。
図3に示すように、実施例1では、比較例1に比べて乾燥工程後の抵抗値の増大が抑えられていた。具体的には、2.5%の低減効果が確認された。また、実施例1では、比較例1に比べて結果のバラつきも抑えられていた。具体的には、比較例1でバラつきが±1%だったのに対し、実施例1では±0.5%に半減されていた。この理由として、加圧機構30を設けたことによって拘束荷重が安定し、電池セル12内の正負極間の距離(密着状態)が均質になったことや、積層体10の全長の長さが安定したことが考えられる。
また、乾燥工程後の電池セル12を解体して樹脂製のセパレータを取り出し、乾燥工程前後のセパレータの厚みの差から、収縮量(%)を算出した。結果を図4に示す。なお、図4では、平均値を棒グラフで示し、結果のバラつきをエラーバーで示している。
図4に示すように、乾燥中の電池セル12の収縮を見越して初期に加える拘束荷重を高くした(実施例1の2倍とした)比較例1では、乾燥工程でセパレータが潰れて、大きく収縮(変形)していた。これに対して、初期に適正値の拘束荷重を印加した実施例1では、セパレータの収縮が相対的に小さく抑えられていた。具体的には、比較例1でセパレータの収縮量が5±1%だったのに対し、実施例1では2.5±0.5%に半減されていた。また、実施例1では、拘束荷重が安定したことで、比較例1に比べて結果のバラつきも半減されていた。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
10 積層体
12 電池セル
20 定寸拘束機構
22a、22b 支持部材
30 加圧機構
32 回動部材
34 延伸部材
36 荷重部材
38 押圧部材
100 電池モジュール

Claims (1)

  1. 複数の電池セルを積層した積層体と、
    前記積層体を積層方向に押圧する加圧機構と、
    を備え、
    前記加圧機構は、
    前記積層方向と直交する方向に沿う回動軸を中心として回動する回動部材と、
    前記回動部材に取り付けられ、前記積層体を前記積層方向に押圧する押圧部材と、
    前記回動部材に取り付けられ、前記積層方向に沿って延びる延伸部材と、
    前記延伸部材に設けられ、前記押圧部材を付勢する荷重部材と、
    を備える、電池モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4243134A1 (en) 2022-03-11 2023-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Restraining member and power storage device

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