JP2021081348A - センサーモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】外光によって測定誤差が生じ得るセンサーモジュールにおいて、空気の流通を確保しつつ、簡単な構成によって遮光する。【解決手段】センサーモジュール1は、センサー素子を有するセンサーチップ20と、センサー素子に接続された制御回路を有するコントロールIC30と、基板10に固定され、センサーチップ20及びコントロールIC30を覆うケース40とを備える。ケース40は、スリットを押し広げるようケースの一部を厚み方向に変形させることにより開口部50を形成する変形部43を含む。開口部50は、外光がコントロールIC30に直接照射されない方向に開口している。このように、ケース40の一部を変形させることによって開口部50を形成していることから、遮光板などを別途付加することなく、簡単な構成によって遮光することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明はセンサーモジュールに関し、特に、測定雰囲気中に含まれる所定のガス成分などを検出するセンサーモジュールに関する。
所定のガス成分を検出するガスセンサーとしては、特許文献1に記載されたガスセンサーが知られている。特許文献1に記載されたガスセンサーは、有機半導体材料からなるセンサー素子と、センサー素子を収容する容器と、外光がセンサー素子に直接照射されるのを防ぐ遮光板とを備えている。特許文献1に記載されたガスセンサーは、遮光板を有していることから、外光に起因する測定誤差が低減される。
特開平7−225206号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたガスセンサーは、容器の内部に複数の遮光板を付加していることから、部品点数が増加するだけでなく、構造が複雑であるという問題があった。このような問題はガスセンサーだけでなく、外光が照射されることによって測定誤差が生じ得る全てのセンサーモジュール、例えば、空気の振動、圧力又は温度を検出するセンサーモジュール、つまりマイクロフォン、圧力センサー、温度センサーなどにおいても生じる問題である。
したがって、本発明は、外光によって測定誤差が生じ得るセンサーモジュールにおいて、空気の流通を確保しつつ、簡単な構成によって遮光することを目的とする。
本発明によるセンサーモジュールは、基板と、基板に搭載されたセンサー素子及びセンサー素子に接続された制御回路と、基板に固定され、センサー素子及び制御回路を覆うケースとを備え、ケースは、開口部を形成する変形部を含み、開口部は、外光が制御回路に直接照射されない方向に開口していることを特徴とする。
本発明によれば、ケースの一部からなる変形部によって開口部を形成していることから、遮光板などを別途付加することなく、簡単な構成によって遮光することが可能となる。
本発明において、制御回路はベアチップ状態のコントロールICに集積されており、コントロールICは基板にフェイスアップ方式で搭載されていても構わない。ベアチップ状態のコントロールICをフェイスアップ方式で搭載すると、外光に起因する測定誤差が生じやすくなるが、このような場合であっても、コントロールICに外光が直接照射されないことから、外光に起因する測定誤差を低減することが可能となる。
本発明において、変形部は、ケースの内側に位置するものであっても構わない。これによれば、開口部の面積が大きい場合であっても遮光しやすくなる。
本発明において、ケースは、基板と対向する天板部と、天板部に接続され平面視でセンサー素子及び制御回路を囲む側板部とを含み、変形部は、天板部及び側板部の少なくとも一方に設けられていても構わない。ここで、変形部を天板部に設ければ開口部の面積を確保しやすくなり、変形部を側板部に設ければより遮光しやすくなる。
本発明において、ケースの少なくとも内壁は、低反射処理されていても構わない。これによれば、直接の外光が遮断されるだけでなく、ケース内部における反射光も低減されることから、測定誤差をより低減することが可能となる。
本発明によるセンサーモジュールは、開口部を覆うフィルターをさらに備えていても構わない。これによれば、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入を抑制することが可能となる。
このように、本発明によれば、空気の流通を確保しつつ、簡単な構成によって遮光されたセンサーモジュールを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるセンサーモジュール1の外観を示す略斜視図である。 図2は、センサーモジュール1の略分解斜視図である。 図3は、ケース40の構造を示す略斜視図である。 図4は、変形部43を折り曲げる前の状態におけるケース40の構造を示す略斜視図である。 図5は、センサーモジュール1のxz断面図である。 図6は、本発明の第2の実施形態によるセンサーモジュール2の外観を示す略斜視図である。 図7は、ケース40Aの構造を示す略斜視図である。 図8は、変形部44を折り曲げる前の状態におけるケース40Aの構造を示す略側面図である。 図9は、本発明の第3の実施形態によるセンサーモジュール3の外観を示す略斜視図である。 図10は、ケース40Bの構造を示す略斜視図である。 図11は、変形部45を折り曲げる前の状態におけるケース40Bの構造を示す略側面図である。 図12は、本発明の第4の実施形態によるセンサーモジュール4の外観を示す略斜視図である。 図13は、ケース40Cの構造を示す略斜視図である。 図14は、センサーモジュール4のxz断面図である。 図15は、変形部46を変形させる前の状態におけるケース40Cの構造を示す略平面図である。 図16は、本発明の第5の実施形態によるセンサーモジュール5の外観を示す略斜視図である。 図17は、ケース40Dの構造を示す略斜視図である。 図18は、変形部47を変形させる前の状態におけるケース40Dの構造を示す略斜視図である。 図19は、本発明の第6の実施形態によるセンサーモジュール6の外観を示す略斜視図である。 図20は、ケース40Eの構造を示す略斜視図である。 図21は、変形部47を変形させる前の状態におけるケース40Dの構造を示す略斜視図である。 図22は、本発明の第7の実施形態によるセンサーモジュール1Aの外観を示す略斜視図である。 図23は、本発明の第8の実施形態によるセンサーモジュール2Aの外観を示す略斜視図である。 図24は、本発明の第9の実施形態によるセンサーモジュール4Aの外観を示す略斜視図である。 図25は、本発明の第10の実施形態によるセンサーモジュール5Aの外観を示す略斜視図である。 図26は、本発明の第11の実施形態によるセンサーモジュール6Aの外観を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるセンサーモジュール1の外観を示す略斜視図である。また、図2は、センサーモジュール1の略分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態によるセンサーモジュール1は、xy面を主面とする基板10と、基板10の主面に搭載されたセンサーチップ20及びコントロールIC30と、基板10に固定され、センサーチップ20及びコントロールIC30を覆うケース40とを備えている。センサーチップ20は、例えば、測定雰囲気中に含まれる所定のガス成分(COなど)の濃度を測定するセンサー素子を備える。但し、センサーチップ20がガスセンサーである点は必須でなく、測定雰囲気中における空気の振動、圧力、温度、湿度などを検出するセンサー、つまりマイクロフォン、圧力センサー、温度センサー、湿度センサーなどであっても構わない。また、図2に示す例では、2つのセンサーチップ20を基板10に搭載しているが、基板10に搭載するセンサーチップ20の数については特に限定されない。
コントロールIC30はセンサーチップ20に接続され、センサーチップ20の出力に基づいて計測値を算出する制御回路が集積されている。特に限定されないが、コントロールIC30としてはベアチップ状態の半導体ICを用いることができ、フェイスアップ方式で基板10に搭載することができる。ベアチップ状態の半導体ICをフェイスアップ方式で搭載すれば、部品コストや製造コストを低減することができるものの、トランジスタなどの回路素子が露出するため、外光に晒されると光電効果によって回路特性が変化するおそれがある。しかしながら、本実施形態によるセンサーモジュール1は、コントロールIC30がケース40で覆われているため、コントロールIC30が直接外光に晒されることはない。
また、センサーチップ20とコントロールIC30が別チップである点についても必須でなく、センサー素子と制御回路を1チップ化したICを用いても構わない。
ケース40は、金属や樹脂など遮光性を有する材料からなり、基板10と対向する天板部41と、天板部41に接続され平面視で(z方向から見て)センサーチップ20及びコントロールIC30を囲む側板部42を含む。図3には、ケース40を裏側から見た構造が示されている。図1〜図3に示すように、本実施形態においては、ケース40の天板部41に開口部50が設けられている。開口部50は、ケース40の外部から内部への空気の流通を確保するために設けられている。例えば、センサーチップ20がガスセンサーである場合、測定対象となるガス成分は、開口部50を介してケース40の内部に侵入し、センサーチップ20によってその濃度が測定される。
開口部50は、天板部41の一部である変形部43をケース40の内側に変形させることによって形成される。ここで、変形部43を折り曲げる前の状態である図4に示すように、ケース40の天板部41にはスリットSL11〜SL13が設けられており、変形部43はスリットSL11〜SL13に囲まれた領域に位置している。そして、折り曲げ線Bに沿って変形部43を内側に折り曲げることにより、開口部50が形成される。ここで、スリットSL11は、天板部41の領域C11からC12に亘ってy方向に延在し、スリットSL12は天板部41の領域C11からC13に亘ってx方向に延在し、スリットSL13は天板部41の領域C12からC14に亘ってx方向に延在する。また、折り曲げ線Bは、天板部41の領域C13からC14に亘ってy方向に延在する。そして、スリットSL11を押し広げるよう、折り曲げ線Bに沿って変形部43を天板部41の厚み方向(z方向)に変形させることにより、スリットSL11〜SL13に沿った開口部50が形成される。
ここで、押し広げられるスリットSL11は、折り曲げ部Bよりもx方向における端部側に位置するため、外部から開口部50を介して視認できる部分、つまり、外光が直接照射される部分は、側板部42の内壁や基板10の一部のみであり、少なくともコントロールIC30については視認することができない。
図5は、本実施形態によるセンサーモジュール1のxz断面図である。
図5に示すように、本実施形態によるセンサーモジュール1に外部から光を照射すると、x方向から照射される光Lxや、z方向から照射される光Lzは、ケース40によってほぼ完全に遮断され、ケース40の内部には届かない。z方向から照射される光Lzのごく一部はケース40の内部に侵入するが、この光Lzは基板10に照射され、コントロールIC30には照射されない。図示しないが、y方向から照射される光についてもケース40によって完全に遮断され、ケース40の内部には届かない。これに対し、変形部43と平行な斜め方向の光Laについてはケース40の内部に侵入するが、ケース40の内部に侵入した光Laは、側板部42の内壁に照射され、コントロールIC30には直接照射されない。
これにより、開口部50によって空気の流通を確保しつつ、コントロールIC30に対して確実に遮光することが可能となる。コントロールIC30に対しては光Laの反射光が照射される可能性があるが、ケース40の内壁を低反射処理すれば、反射光についても抑えられる。ケース40の内壁を低反射処理する方法としては、顔料や染料を用いてケース40の内壁を着色する方法や、ケース40の内壁を表面処理することによって黒化する方法が挙げられる。例えば、ケース40がアルミニウム(Al)からなる場合、表面をアルマイト処理することによって簡単に黒化することができる。
このように、本実施形態によるセンサーモジュール1は、ケース40の天板部41に連続的なスリットSL11〜SL13が設けられているとともに、スリットSL11〜SL13に囲まれた変形部43を内側に折り曲げることによって開口部50を形成していることから、空気の流通を確保しつつ、コントロールIC30に対する遮光を確実に行うことが可能となる。しかも、遮光のために別部材を用いるのではなく、ケース40の一部を変形させることによって開口部50を形成していることから、製造コストもほとんど増加しない。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態によるセンサーモジュール2の外観を示す略斜視図である。
図6に示すように、第2の実施形態によるセンサーモジュール2は、ケース40の代わりにケース40Aが用いられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7は、ケース40Aの構造を示す略斜視図である。
図6及び図7に示すように、本実施形態において用いるケース40Aは、側板部42の一部が変形部44を構成している。また、変形部44は、側板部42を構成する部分のうち、yz面を構成する2つの部分にそれぞれ設けられている。これら2つの変形部44は、いずれもケース40Aの内側に折り曲げられ、これによって開口部50が形成される。
ここで、変形部44を折り曲げる前の状態である図8に示すように、ケース40Aの側板部42には連続的なスリットSL21,SL22が設けられており、変形部44はスリットSL21,SL22に囲まれた領域に位置している。そして、折り曲げ線Bに沿って変形部44を内側に折り曲げることにより、開口部50が形成される。ここで、スリットSL21は、側板部42の領域C21からC22に亘ってy方向に延在し、スリットSL22は側板部42の領域C22からC23に亘ってz方向に延在する。また、折り曲げ線Bは、側板部42の領域C21からC24に亘ってz方向に延在する。ここで、領域C23,C24は、側板部42の端部に位置している。そして、スリットSL22を押し広げるよう、折り曲げ線Bに沿って変形部44を側板部42の厚み方向(x方向)に変形させることにより、開口部50が形成される。
本実施形態においては、側板部42に開口部50が設けられていることから、外光がケース40Aの内部により侵入しにくくなる。しかも、開口部50が2箇所設けられていることから、空気の流通が促進され、センサーチップ20を用いた計測をより正確に行うことが可能となる。
<第3の実施形態>
図9は、本発明の第3の実施形態によるセンサーモジュール3の外観を示す略斜視図である。
図9に示すように、第3の実施形態によるセンサーモジュール3は、ケース40の代わりにケース40Bが用いられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10は、ケース40Bの構造を示す略斜視図である。
図9及び図10に示すように、本実施形態において用いるケース40Bは、第2の実施形態において用いたケース40Aと同様、側板部42の一部が変形部45を構成している。また、変形部45は、側板部42を構成する部分のうち、yz面を構成する2つの部分にそれぞれ設けられている。これら2つの変形部45は、いずれもケース40Bの内側に折り曲げられ、これによって開口部50が形成される。
ここで、変形部45を折り曲げる前の状態である図11に示すように、ケース40Bの側板部42には互いに独立したスリットSL31,SL32が設けられており、変形部45はスリットSL31,SL32に挟まれた領域に位置している。そして、折り曲げ線Bに沿って変形部45を内側に折り曲げることにより、開口部50が形成される。ここで、スリットSL31は、側板部42の領域C31からC32に亘ってz方向に延在し、スリットSL32は側板部42の領域C33からC34に亘ってz方向に延在する。また、折り曲げ線Bは、側板部42の領域C31からC33に亘ってy方向に延在する。ここで、領域C32,C34は、側板部42の端部に位置している。そして、スリットSL31,SL32を押し広げるよう、折り曲げ線Bに沿って変形部45を側板部42の厚み方向(x方向)に変形させることにより、開口部50が形成される。
本実施形態においては、第2の実施形態による効果に加え、折り曲げ線Bが変形部45の長辺を構成することから、僅かな折り曲げ量によって開口部50の面積を十分に確保することができる。これにより、折り曲げ量を小さくすることができるため、より確実な遮光が可能となる。しかも、変形部45を支持する折り曲げ線Bの長さが十分に長いことから、変形部45の姿勢も安定する。
<第4の実施形態>
図12は、本発明の第4の実施形態によるセンサーモジュール4の外観を示す略斜視図である。
図12に示すように、第4の実施形態によるセンサーモジュール4は、ケース40の代わりにケース40Cが用いられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図13は、ケース40Cの構造を示す略斜視図である。
図12及び図13に示すように、本実施形態において用いるケース40Cは、第1の実施形態において用いたケース40と同様、天板部41の一部が変形部46を構成している。但し、第1の実施形態においては、変形部43が1本の折り曲げ線Bによって支持されたいわゆる片持ち構造(カンチレバー構造)であるに対し、本実施形態では、変形部46が2つの変形部46a,46bによって支持されたいわゆる両持ち構造(ビーム構造)を有している。本実施形態によるセンサーモジュール4は、xz断面図である図14に示すように、天板部41のz方向における高さが中央部分において低くなっており、この部分が変形部46を構成する。天板部41と変形部46の間には開口部50が設けられており、ここを介して空気が流通する。
ここで、変形部46を変形させる前の状態である図15に示すように、ケース40Cの天板部41にはスリットSL41,SL42が設けられており、変形部46はスリットSL41,SL42に挟まれた領域に位置している。ここで、スリットSL41は、天板部41の領域C41からC42に亘ってy方向に延在し、スリットSL42は天板部41の領域C43からC44に亘ってy方向に延在する。そして、天板部41の領域C41からC43に亘ってx方向に延在する領域が変形部46aであり、天板部41の領域C42からC44に亘ってx方向に延在する領域が変形部46bである。そして、変形部46a,46bをz方向に変形させることによってスリットSL41,SL42を押し広げれば、開口部50が形成される。
本実施形態においては、変形部46がいわゆる両持ち構造を有していることから、変形部46にある程度の力が加わっても開口部50のサイズや向きが変化することがない。
<第5の実施形態>
図16は、本発明の第5の実施形態によるセンサーモジュール5の外観を示す略斜視図である。
図16に示すように、第5の実施形態によるセンサーモジュール5は、ケース40の代わりにケース40Dが用いられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図17は、ケース40Dの構造を示す略斜視図である。
図16及び図17に示すように、本実施形態において用いるケース40Dは、天板部41と側板部42の境界に位置するエッジの一部が変形部47を構成している。また、変形部47は、x方向に延在する2つのエッジの両方にそれぞれ設けられている。これら2つの変形部47は、いずれもケース40Dの内側に折り曲げられ、これによって開口部50が形成される。
ここで、変形部47を変形させる前の状態である図18に示すように、ケース40Dの天板部41と側板部42の境界部分にはスリットSL51,SL52が設けられており、変形部47はスリットSL51,SL52に挟まれた領域に位置している。そして、折り曲げ線B1,B2に沿って変形部47を内側に押し込むことによってスリットSL51,SL52を押し広げれば、開口部50が形成される。ここで、スリットSL51は、天板部41の領域C51から側板部42の領域C52に亘ってy方向及びz方向に延在し、スリットSL52は、天板部41の領域C53から側板部42の領域C54に亘ってy方向及びz方向に延在する。また、折り曲げ線B1は、天板部41の領域C51からC53に亘ってx方向に延在し、折り曲げ線B2は、側板部42の領域C52からC54に亘ってx方向に延在する。そして、スリットSL51,SL52を押し広げるよう、折り曲げ線B1,B2に沿って変形部47を押し込むことにより、開口部50が形成される。
本実施形態においても、変形部47がいわゆる両持ち構造を有していることから、変形部47にある程度の力が加わっても開口部50のサイズや向きが変化することがない。
<第6の実施形態>
図19は、本発明の第6の実施形態によるセンサーモジュール6の外観を示す略斜視図である。
図19に示すように、第6の実施形態によるセンサーモジュール6は、ケース40の代わりにケース40Eが用いられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図20は、ケース40Eの構造を示す略斜視図である。
図19及び図20に示すように、本実施形態において用いるケース40Eは、側板部42の角部の一部が変形部48を構成している。また、変形部48は、4つの角部にそれぞれ設けられている。これら4つの変形部48は、いずれもケース40Eの内側に折り曲げられ、これによって開口部50が形成される。
ここで、変形部48を変形させる前の状態である図21に示すように、ケース40Eの側板部42の角部、つまり、xz面を構成する部分とyz面を構成する部分の境界部分にスリットSL61が設けられており、変形部48はスリットSL61から見て天板部41とは反対側の方向に位置する。そして、折り曲げ線B1,B2に沿って変形部48を内側に押し込むことによってスリットSL61を押し広げれば、開口部50が形成される。ここで、スリットSL61は、側板部42のうちyz面を構成する部分の領域C61から、側板部42のうちxz面を構成する部分の領域C62に亘ってx方向及びy方向に延在する。また、折り曲げ線B1は、側板部42の領域C61からC63に亘ってz方向に延在し、折り曲げ線B2は、側板部42の領域C62からC64に亘ってz方向に延在する。ここで、領域C63,C64は、側板部42の端部に位置している。そして、スリットSL61を押し広げるよう、折り曲げ線B1,B2に沿って変形部48を押し込むことにより、開口部50が形成される。
本実施形態においても、変形部47がいわゆる両持ち構造を有していることから、変形部48にある程度の力が加わっても開口部50のサイズや向きが変化することがない。しかも、開口部50が4箇所設けられていることから、空気の流通が促進され、センサーチップ20を用いた計測をより正確に行うことが可能となる。
<第7の実施形態>
図22は、本発明の第7の実施形態によるセンサーモジュール1Aの外観を示す略斜視図である。
図22に示すように、第7の実施形態によるセンサーモジュール1Aは、ケース40の天板部41にフィルター60が設けられている点において、第1の実施形態によるセンサーモジュール1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるセンサーモジュール1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
フィルター60は、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入を防止するための部材であり、少なくとも開口部50の全体を覆うように配置される。このように、本実施形態では、天板部41の一部である変形部43を内側に折り曲げることによって開口部50が形成されていることから、接着剤などを用いて天板部41にフィルター60を固定するだけで、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入を防止することが可能となる。
<第8の実施形態>
図23は、本発明の第8の実施形態によるセンサーモジュール2Aの外観を示す略斜視図である。
図23に示すように、第8の実施形態によるセンサーモジュール2Aは、ケース40Aの側板部42にフィルター60が設けられている点において、第2の実施形態によるセンサーモジュール2と相違している。その他の基本的な構成は第2の実施形態によるセンサーモジュール2と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においても、側板部42の一部である変形部44を内側に折り曲げることによって開口部50が形成されていることから、接着剤などを用いて側板部42にフィルター60を固定するだけで、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入を防止することが可能となる。また、本実施形態によるセンサーモジュール2Aは、第3の実施形態によるセンサーモジュール3にも応用することができる。
<第9の実施形態>
図24は、本発明の第9の実施形態によるセンサーモジュール4Aの外観を示す略斜視図である。
図24に示すように、第9の実施形態によるセンサーモジュール4Aは、ケース40Cの変形部46にフィルター60が配置されている点において、第4の実施形態によるセンサーモジュール4と相違している。その他の基本的な構成は第4の実施形態によるセンサーモジュール4と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、変形部46を覆うフィルター60の両端が一対の開口部50に挿入されており、これによって、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入が防止されている。本実施形態においては、接着剤などを用いてフィルター60を変形部46に固定する必要はなく、フィルター60の両端を開口部50に挿入することによってフィルター60の脱落を防止することができる。
<第10の実施形態>
図25は、本発明の第10の実施形態によるセンサーモジュール5Aの外観を示す略斜視図である。
図25に示すように、第10の実施形態によるセンサーモジュール5Aは、ケース40Dの変形部47にフィルター60が配置されている点において、第5の実施形態によるセンサーモジュール5と相違している。その他の基本的な構成は第5の実施形態によるセンサーモジュール5と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、フィルター60の両端が一対の開口部50に挿入されており、これによって、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入が防止されている。本実施形態においても、接着剤などを用いてフィルター60を変形部47に固定する必要はなく、フィルター60の両端を開口部50に挿入することによってフィルター60の脱落を防止することができる。
<第11の実施形態>
図26は、本発明の第11の実施形態によるセンサーモジュール6Aの外観を示す略斜視図である。
図26に示すように、第11の実施形態によるセンサーモジュール6Aは、ケース40Eの変形部48にフィルター60が配置されている点において、第6の実施形態によるセンサーモジュール6と相違している。その他の基本的な構成は第6の実施形態によるセンサーモジュール6と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、フィルター60が開口部50に挿入されており、これによって、センサー素子を劣化させる所定のガス成分や、塵や埃などの侵入が防止されている。本実施形態においても、接着剤などを用いてフィルター60を変形部48に固定する必要はなく、フィルター60の一端を開口部50に挿入することによってフィルター60の脱落を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1〜6,1A,2A,4A〜6A センサーモジュール
10 基板
20 センサーチップ
30 コントロールIC
40,40A〜40E ケース
41 天板部
42 側板部
43〜48,46a,46b 変形部
50 開口部
60 フィルター
B,B1,B2 折り曲げ線
C11〜C14,C21〜C24,C31〜C34,C41〜C44,C51〜C54,C61〜C64 領域
La,Lx,Lz 光
SL11〜SL13,SL21,SL22,SL31,SL32,SL41,SL42,SL51,SL52,SL61 スリット

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板に搭載されたセンサー素子及び前記センサー素子に接続された制御回路と、
    前記基板に固定され、前記センサー素子及び前記制御回路を覆うケースと、を備え、
    前記ケースは、開口部を形成する変形部を含み、
    前記開口部は、外光が前記制御回路に直接照射されない方向に開口していることを特徴とするセンサーモジュール。
  2. 前記制御回路はベアチップ状態のコントロールICに集積されており、前記コントロールICは前記基板にフェイスアップ方式で搭載されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサーモジュール。
  3. 前記変形部は、前記ケースの内側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサーモジュール。
  4. 前記ケースは、前記基板と対向する天板部と、前記天板部に接続され平面視で前記センサー素子及び前記制御回路を囲む側板部とを含み、
    前記変形部は、前記天板部及び前記側板部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセンサーモジュール。
  5. 前記ケースの少なくとも内壁は、低反射処理されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセンサーモジュール。
  6. 前記開口部を覆うフィルターをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のセンサーモジュール。
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