JP2021078988A - テープ型おむつの補強方法、及び、テープ型おむつの補強装置 - Google Patents
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Abstract
Description
[1−1.全体構成]
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るテープ型おむつ2(以下、単に「おむつ2」という)の全体構成を説明する。ここでは、おむつ2として、成人向けの使い捨て紙おむつを例示する。おむつ2は、着用者の腹部に対向して配置される前身頃2Aと、着用者の背部に対向して配置される後身頃2Bと、着用者の股間に対向して配置される股下部2Cとを有する。
本実施形態のおむつ2は、幅方向の中心線(図1及び図2中の一点鎖線参照)を基準として対称に形成されている。おむつ2には、吸収体21と、種々のシート22〜26(シート材)と、種々のギャザー27〜29と、止着テープ1とが設けられている。
吸収体21は、水分を吸収して保持するマット状の部材である。吸収体21は、例えば、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)がフラッフパルプに混合されたマットを、親水性の不織布やティシュペーパ等のコアラップシートで被包することにより形成される。吸収体21は、前身頃2Aと股下部2Cと後身頃2Bとにわたって長手方向に延びる。
吸収体21の肌側には、液透過性をもつセンターシート22が配置される。センターシート22は、吸収体21よりも長手方向及び幅方向に長く形成され、吸収体21を肌側から被覆するように設けられる。センターシート22は、例えば、織布や不織布で形成される。
カバーシート25の非肌側には、テープ1が係止されるパッチシート26が貼着される。本実施形態では、前身頃2Aに設けられたパッチシート26を例示する。
図1に示すように、ギャザー27〜29は、糸ゴムや天然ゴムや伸縮フィルムといった弾性部材により、サイドシート23やカバーシート25等が皴寄せられて構成される。ギャザー27〜29は、おむつ2の着用者への追従性を高める機能をもつ。
立体ギャザー27は、各サイドシート23の幅方向の内側に設けられる。レッグギャザー28は、カバーシート25において着用者の脚部に沿う箇所に設けられる。ウェストギャザー29は、カバーシート25において着用者の腰部(臀部の上方)に対向する箇所に設けられる。
止着テープ1(以下、単に「テープ1」という)は、おむつ2の装着時に上記のパッチシート26に止め付けられることで、前身頃2Aと後身頃2Bとを互いに連結する。本実施形態では、テープ1が後身頃2Bの幅方向の両側に二つずつ設けられた例を示す。
後身頃2Bにおける幅方向の両側の夫々に設けられた二つのテープ1は、長手方向に間隔をあけて配置されている。以下、これらの二つのテープ1のうち、長手方向の中心側(股下部2C側)に位置する一方を「内テープ1A」ともいい、長手方向の外側に位置する他方を「外テープ1B」ともいう。
図2に示すように、おむつ2は、吸収体21よりも幅方向の外側に設けられたサイドフラップ部3を有する。サイドフラップ部3は、着用状態で着用者の脚周りの一部と横腹とを被覆する。
本実施形態のおむつ2では、四つのサイドフラップ部3が設けられている。具体的には、前身頃2Aの幅方向の両側と、後身頃2Bの幅方向の両側とのそれぞれにサイドフラップ部3が設けられている。おむつ2の展開状態では、四つのサイドフラップ部3が股下部2Cよりも幅方向の両側に延出する。
以下、テープ1が固定された後フラップ部3Bに着目して説明する。
図3〜図8に示すように、後フラップ部3Bは、所定の補強領域5が補強(硬化)されている。補強領域5は、後フラップ部3Bの破れを抑制するために、後フラップ部3Bの少なくとも一部を含むように設定される。本実施形態の補強領域5には、引張強度が急変する部分を補強する境界補強部51及びテープ補強部52と、引張強度が相対的に低い部分を補強する連結補強部53及び中間補強部54と、引張力が作用しやすい部分を補強する外補強部55及び内補強部56とが含まれている。
ここでは、補強領域5の補強部51〜56がいずれも幅方向に延びる線状である例を示す。なお、図3〜図8には、補強領域5の補強部51〜56を個々に示す。
図3に示すように、境界補強部51は、後フラップ部3Bで積層されたシート22〜26の少なくとも一つの縁部を跨ぐ。これにより、境界補強部51は、後フラップ部3Bで積層されたシート22〜26の少なくとも一つの縁部周辺を補強する。
本実施形態の境界補強部51は、バックシート24の幅方向の縁部24aを跨いでいる。すなわち、線状の境界補強部51は、平面視でバックシート24の幅方向の縁部24aと交差する。
なお、境界補強部51は上記の構成に限定されず、例えば図3に太破線で示すように、センターシート22の幅方向の縁部22aを跨ぐ境界補強部51′が適用されてもよい。
図4に示すように、テープ補強部52は、後フラップ部3Bに配置されたテープ1の縁部を跨ぐ。これにより、テープ補強部52は、テープ1の縁部周辺を補強する。
本実施形態のテープ補強部52は、テープ1の縁部のうち、後フラップ部3Bにおいて長手方向に延びる縦縁部1cを跨いでいる。すなわち、線状のテープ補強部52は、平面視でテープ1の縦縁部1cと直交(交差)する。
なお、テープ補強部52は上記の構成に限定されず、例えば図4に太破線で示すように、テープ1の縁部のうち、後フラップ部3Bにおいて幅方向に延びる横縁部1dを跨ぐ(平面視でテープ1の横縁部1dと交差する)テープ補強部52′が適用されてもよい。
図5に示すように、連結補強部53は、上記の貼合剤4の間に延びる。これにより、連結補強部53は、後フラップ部3Bのうち、サイドシート23及びカバーシート25が互いに貼り合せられていない部分を補強する。
本実施形態の各後フラップ部3Bには、幅方向の位置が互いに異なると共に長手方向の位置も互いに異なる複数の連結補強部53が設けられている。図5には、吸収体21よりも長手方向の外側に設けられた連結補強部53を例示する。
なお、連結補強部53は上記の構成に限定されず、例えば図5に太破線で示すように、長手方向の位置が揃えられた複数の連結補強部53′が適用されてもよい。
図6に示すように、中間補強部54は、バックシート24よりも幅方向の外側かつテープ1よりも幅方向の内側に位置する。これにより、中間補強部54は、後フラップ部3Bにおいてシート22〜26の積層枚数が相対的に少ない部分を補強する。
図6には、複数の中間補強部54(一つのみに符号を付す)が長手方向に間隔をあけて配置されている例を示す。
なお、図6に太破線で例示するように、中間補強部54を幅方向に延長してもよい。このように中間補強部54を延長してセンターシート22やバックシート24の幅方向の縁部22a,24aと交差させれば、中間補強部54を上記の境界補強部51と一体化できる。また、上記のように中間補強部54を延長してテープ1の縦縁部1cと交差させれば、中間補強部54を上記のテープ補強部52と一体化できる。
図7に示すように、外補強部55は、テープ1(内テープ1A及び外テープ1Bの双方)よりも長手方向の外側に位置する。これにより、外補強部55は、後フラップ部3Bにおける長手方向外側の縁部31(以下、「外縁部31」ともいう)の近傍を補強する。
図7には、テープ1の縦縁部1cを長手方向に延長した仮想線Lと直交(交差)する外補強部55を例示する。ただし、外補強部55はこれに限られず、その全体がテープ1の縦縁部1cよりも幅方向の外側または内側に配置されてもよい。
図8に示すように、内補強部56は、テープ1(内テープ1A及び外テープ1Bの双方)よりも長手方向の内側に位置する。これにより、内補強部56は、後フラップ部3Bにおける長手方向内側の縁部32(以下、「内縁部32」ともいう)の近傍を補強する。
図8には、上記の仮想線Lよりも幅方向の内側に設けられた内補強部56を例示する。ただし、内補強部56はこれに限られず、上記の仮想線Lと直交(交差)してもよいし、その全体が仮想線Lよりも幅方向の外側に設けられてもよい。
上記のおむつ2は、図9及び図10に示す補強装置10(テープ型おむつの補強装置)によって補強領域5が補強される。本実施形態では、おむつ2を製造する装置に組み込まれた補強装置10を例示する。すなわち、補強装置10は、おむつ2の製造過程で補強領域5を補強する。
本実施形態の補強装置10では、帯状の主連続体20と帯状のサイド連続体23′とが共に搬送されつつ、互いに重ね合わされる。
なお、カバー連続体25′には、パッチシート26が予め取り付けられる。あるいは、パッチシート26は、主連続体20とサイド連続体23′とが重ね合わされた後に、カバー連続体25′の非肌側に取り付けられてもよい。
塗布部11は、主連続体20に対してサイド連続体23′が重ねられる側(TD方向の一側)から上記の貼合剤4を塗布する。より具体的には、塗布部11は、カバー連続体25′及びサイド連続体23′を貼り合わせるための貼合剤4を、カバー連続体25′のサイドフラップ部3に対応する領域に対し、CD方向に間隔をあけて塗布する。このように主連続体20に貼合剤4を塗布する塗布部11に代えて(あるいは加えて)、サイド連続体23′に対して主連続体20と重なる側(TD方向の他側,非肌側に対応する側)から貼合剤4を塗布する塗布部が適用されてもよい。
ここでいう「軟化」とは、材料を元の状態よりも柔らかくすることを意味する。したがって、この「軟化」には、固体の材料を、液相にする(溶融させる)ことに加えて、固相のまま柔らかくすることも含まれる。
図10に示すように、おむつ材2′は、硬化部13の通過後に所定の切断線Cに沿って切断される。これにより、おむつ材2′から複数のおむつ2が切り出される。
上記のおむつ2は、図11に示す補強方法(テープ型おむつの補強方法)で補強領域5が補強される。
まず、積層工程(ステップS1)において、カバー連続体25′,バック連続体24′,吸収体21,センター連続体22′を順に重ねると共にテープ1を配置して、主連続体20を形成する。
続いて、貼合工程(ステップS3)において、塗布工程で貼合剤4が塗布された主連続体20にサイド連続体23′を重ねて貼り合わせ、上記のサイドフラップ領域3′が設けられたおむつ材2′を形成する。
その後、軟化工程(ステップS4)において補強領域5を熱で軟化させる。そして、硬化工程(ステップS5)において、軟化工程で軟化させた補強領域5を硬化させる。これにより、補強領域5が補強される。
なお、塗布工程は上記の塗布部11で実施される処理であり、貼合工程は上記のピンチロール14で実施される処理である。また、軟化工程及び硬化工程は、上記の軟化部12及び硬化部13でそれぞれ実施される処理である。
上記の補強装置10によれば、以下の作用及び効果を得ることができる。また、上記の補強方法によっても、補強装置10と同様の作用及び効果を得ることができる。
(1)後フラップ部3Bの少なくとも一部である補強領域5を、軟化部12で軟化させた後に硬化部13で硬化させるため、後フラップ部3Bを補強できる。これにより、おむつ2を着用者に装着する際に、テープ1が引っ張られることで後フラップ部3Bに引張力が印加されても、後フラップ部3Bの破れを抑制できる。よって、おむつ2の品質を向上させることができる。
なお、センターシート22の幅方向の縁部22aを跨ぐ境界補強部51′を設ければ、この縁部22a周辺が補強されるため、センターシート22の幅方向における縁部22a周辺の破れを同様に抑制できる。
これに対し、上記の境界補強部51は、バックシート24の幅方向の縁部24aを跨ぐため、上記のようにこの縁部24a周辺を補強できる。よって、後フラップ部3Bの破れをより効果的に抑制できる。
これに対し、図7に示すように、上記の補強領域5にはテープ1よりも長手方向の外側に位置する外補強部55が含まれるため、後フラップ部3Bのうちテープ1よりも長手方向の外側の部分を補強できる。これにより、テープ1よりも長手方向の外側の部分に引張力が作用しても、後フラップ部3Bの外縁部31からの破れを抑制できる。
内テープ1A及び外テープ1Bが互いに交差するような状態で前身頃2Aと後身頃2Bとを連結するおむつ2では、着用者への装着時に外テープ1Bが長手方向の内側(内テープ1A側)へ向けて斜めに引っ張られるため、外テープ1Bよりも長手方向の外側の部分に大きな引張力が作用しやすい。これに対し、上記の外補強部55が設けられていれば、外テープ1Bよりも長手方向の外側の部分が補強されるため、後フラップ部3Bの外縁部31からの破れをより効果的に抑制できる。
これに対し、上記の補強領域5には、バックシート24よりも幅方向の外側かつテープ1よりも幅方向の内側に位置する中間補強部53が含まれるため、上記のように引張強度が低くなりやすい部分を補強できる。よって、後フラップ部3Bの破れを効率よく抑制できる。
これに対し、図5に示すように、上記の補強領域5には貼合剤4の間に延びる連結補強部54が含まれるため、貼合剤4同士の間の部分を補強できる。よって、後フラップ部3Bの破れを効率よく抑制できる。
なお、テープ1の横縁部1dを跨ぐテープ補強部を設ければ、テープ1の横縁部1dの周辺が補強されるため、この横縁部1d周辺の破れを抑制できる。
これに対し、上記の補強領域5は幅方向に延びる線状であるため、後フラップ部3Bにおける長手方向の破れを塞き止めることができる。これにより、後フラップ部3Bにおける長手方向の破れの発生を効率よく抑制できると共に、たとえ長手方向の破れが生じたとしても、その破れの広がりを抑制できる。
これに対し、補強装置10によれば、上記のように補強領域5が補強されることから、後フラップ部3Bに大きな引張力が作用する場合であっても、後フラップ部3Bの破れを効率よく抑制できる。したがって、補強装置10は、幅方向の両側に二つずつテープ1が設けられるおむつ2に好適である。
これに対し、図8に示すように、上記の補強領域5には内テープ1A及び外テープ1Bの双方よりも長手方向の内側に位置する内補強部56が含まれるため、内テープ1Aよりも長手方向の内側の部分を補強できる。これにより、内テープ1Aが引っ張られた際やおむつ2の着用状態において、内テープ1Aよりも長手方向の内側の部分に引張力が作用しても、後フラップ部3Bの内縁部32からの破れを抑制できる。
(12)上記の補強領域5には、幅方向の位置が互いに異なると共に長手方向の位置も互いに異なる複数の連結補強部53が含まれるため、各連結補強部53の幅方向の長さ寸法を抑えつつ、貼合剤4の間を複数の箇所で補強できる。これにより、各連結補強部53の引張強度が過大となることに起因した応力集中を抑制しながら、貼合剤4の間の引張強度を複数の箇所で高められる。よって、後フラップ部3Bの破れを更に抑制できる。
また、このように複数の連結補強部53を分散させて配置することで、後フラップ部3Bの柔軟性や触感(例えば手触り)の低下を抑制できる。
上記の軟化部12及び硬化部13の各構成は一例である。軟化部12は、上記の凸型12Cやヒータ12D以外の構成で補強領域5を軟化させてもよい。また、硬化部13は、上記の搬送経路で構成されるものに限られず、補強領域5を積極的に冷却する装置(例えばファン)を有してもよい。
なお、凸型12Cの形状は、補強領域5の形状に応じて適宜設定されればよい。
補強装置10は、おむつ2を製造する装置とは別に設けられてもよい。また、塗布部11及び塗布工程は、補強装置10及び補強方法から省略されてもよい。塗布部11及び塗布工程が省略された補強装置10及び補強方法によっても、上記のように補強領域5が補強されることで、後フラップ部3Bの破れを効率よく抑制できる。
なお、上記の補強装置10及び補強方法は、成人向けのおむつ2に限らず、乳幼児やペット向けのおむつにも同様に適用可能である。また、上記の補強装置10及び補強方法は、熱可塑性の繊維材料を含むサイドフラップ部が設けられた様々な吸収性物品に適用できる。
1A 内テープ
1B 外テープ
1c 縦縁部
1d 横縁部
2 おむつ
2′ おむつ材
2A 前身頃
2B 後身頃
2C 股下部
3 サイドフラップ部
3′ サイドフラップ領域
3A 前フラップ部
3B 後フラップ部
4 貼合剤
5 補強領域
10 補強装置
11 軟化部
12 硬化部
13 塗布部
14 ピンチロール
20 主連続体
21 吸収体
22 センターシート(シート材)
22′ センター連続体
22a 縁部
23 サイドシート(シート材)
23′ サイド連続体
24 バックシート(シート材)
24′ バック連続体
24a 縁部
25 カバーシート(シート材)
25′ カバー連続体
26 パッチシート(シート材)
27 立体ギャザー
28 レッグギャザー
29 ウェストギャザー
31 外縁部
32 内縁部
51,51′ 境界補強部
52,52′ テープ補強部
53,53′ 連結補強部
54 中間補強部
55 外補強部
56 内補強部
C 切断線
L 仮想線
Claims (20)
- 吸収体よりも幅方向の外側に設けられて止着テープが固定されると共に熱可塑性の繊維材料を含むサイドフラップ部を有するテープ型おむつの補強方法であって、
前記サイドフラップ部の少なくとも一部である補強領域を熱で軟化させる軟化工程と、
前記軟化工程で軟化させた前記補強領域を硬化させる硬化工程と、を備えた
ことを特徴とする、テープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域には、前記サイドフラップ部で積層された少なくとも一つのシート材の縁部を跨ぐ境界補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項1に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記境界補強部は、前記吸収体の非肌側に設けられる液不透過性のバックシートにおける幅方向の縁部を跨ぐ
ことを特徴とする、請求項2に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域には、前記止着テープよりも長手方向の外側に位置する外補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域には、前記吸収体の非肌側に設けられる液不透過性のバックシートよりも幅方向の外側かつ前記止着テープよりも幅方向の内側に位置する中間補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域には、前記サイドフラップ部で積層されるシート材同士を貼り合わせるために幅方向に間隔をあけて塗布される貼合剤の間に延びた連結補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域には、前記止着テープの縁部を跨ぐテープ補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記補強領域は、幅方向に延びる線状である
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前身頃又は後身頃の幅方向の両側に設けられる前記サイドフラップ部の夫々には、二つの前記止着テープが長手方向に間隔をあけて固定される
ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 前記サイドフラップ部の夫々に固定された二つの前記止着テープは、互いに交差するような状態で前記前身頃及び前記後身頃を連結し、
前記補強領域には、二つの前記止着テープよりも長手方向の内側に位置する内補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項9に記載のテープ型おむつの補強方法。 - 吸収体よりも幅方向の外側に設けられて止着テープが固定されると共に熱可塑性の繊維材料を含むサイドフラップ部を有するテープ型おむつの補強装置であって、
前記サイドフラップ部の少なくとも一部である補強領域を熱で軟化させる軟化部と、
前記軟化部で軟化させた前記補強領域を硬化させる硬化部と、を備えた
ことを特徴とする、テープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域には、前記サイドフラップ部で積層された少なくとも一つのシート材の縁部を跨ぐ境界補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項11に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記境界補強部は、前記吸収体の非肌側に設けられる液不透過性のバックシートにおける幅方向の縁部を跨ぐ
ことを特徴とする、請求項12に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域には、前記止着テープよりも長手方向の外側に位置する外補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域には、前記吸収体の非肌側に設けられる液不透過性のバックシートよりも幅方向の外側かつ前記止着テープよりも幅方向の内側に位置する中間補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項11〜14のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域には、前記サイドフラップ部で積層されるシート材同士を貼り合わせるために幅方向に間隔をあけて塗布される貼合剤の間に延びた連結補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項11〜15のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域には、前記止着テープの縁部を跨ぐテープ補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項11〜16のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記補強領域は、幅方向に延びる線状である
ことを特徴とする、請求項11〜17のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前身頃又は後身頃の幅方向の両側に設けられる前記サイドフラップ部の夫々には、二つの前記止着テープが長手方向に間隔をあけて固定される
ことを特徴とする、請求項11〜18のいずれか一項に記載のテープ型おむつの補強装置。 - 前記サイドフラップ部の夫々に固定された二つの前記止着テープは、互いに交差するような状態で前記前身頃及び前記後身頃を連結し、
前記補強領域には、二つの前記止着テープよりも長手方向の内側に位置する内補強部が含まれる
ことを特徴とする、請求項19に記載のテープ型おむつの補強装置。
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JP2019165878A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
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