JP2021078621A - 人工筋肉筋、人工筋肉セット及び動作補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性チューブの内面同士が密着し難い人工筋肉筋等を提供することにある。【解決手段】 人工筋肉筋11は、弾性チューブ13に編組スリーブ14を被覆してなり、弾性チューブ13内に、弾性チューブ13の中心軸方向と直交する断面における最大寸法は、弾性チューブ13が膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい固定体15が挿入されている。【選択図】図3
Description
本発明は、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる人工筋肉筋等に関するものである。
人工筋肉として、「弾性チューブと前記弾性チューブの外側に設けられる組紐チューブとを備えた複数本の人工筋肉により形成されるアクチュエータ本体と、前記アクチュエータ本体の端部に装着される外側筒体と、前記外側筒体の内部に設けられ、前記弾性チューブと前記組紐チューブとを接着し、かつ前記第外側筒体と前記人工筋肉とを接着する接着部と、を有するアクチュエータ」が提案されている(例えば特許文献1、2)。
なお、弾性チューブと組物チューブ(スリーブ)とを備えるものを人工筋肉筋とし、人工筋肉筋が複数本並設されたものを人工筋肉としている。
人工筋肉筋の弾性チューブは内部への圧縮流体の供給により膨張し、人工筋肉筋が収縮する。このため、弾性チューブは軟化しやすい材料により構成されている。
なお、弾性チューブと組物チューブ(スリーブ)とを備えるものを人工筋肉筋とし、人工筋肉筋が複数本並設されたものを人工筋肉としている。
人工筋肉筋の弾性チューブは内部への圧縮流体の供給により膨張し、人工筋肉筋が収縮する。このため、弾性チューブは軟化しやすい材料により構成されている。
しかしながら、特許文献1等の弾性チューブは、内面同士が密着しやすく、圧縮流体の通路を塞いでしまうという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、弾性チューブの内面同士が密着し難い人工筋肉筋等を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、弾性チューブの内面同士が密着し難い人工筋肉筋等を提供することにある。
本発明の一態様に係る人工筋肉筋は、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる人工筋肉筋において、前記弾性チューブ内に固体物が挿入されている。
本発明の一態様に係る人工筋肉セットは、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる複数本の人工筋肉筋と、平行に並べて配した状態の前記人工筋肉筋の各端部側を固定する固定具とを備え、前記人工筋肉筋は上記の人工筋肉筋である。
本発明の一態様に係る動作補助具は、使用者の腰回りに装着される腰ベルト部を備えた動作補助具であって、前記腰ベルト部は上記の人工筋肉セットを有する。
本発明の一態様に係る人工筋肉セットは、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる複数本の人工筋肉筋と、平行に並べて配した状態の前記人工筋肉筋の各端部側を固定する固定具とを備え、前記人工筋肉筋は上記の人工筋肉筋である。
本発明の一態様に係る動作補助具は、使用者の腰回りに装着される腰ベルト部を備えた動作補助具であって、前記腰ベルト部は上記の人工筋肉セットを有する。
本発明によれば、弾性チューブの内面同士が密着するのを防止できる。
<概要>
本発明の一態様に係る人工筋肉筋は、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる人工筋肉筋において、前記弾性チューブ内に固体物が挿入されている。
別態様に係る人工筋肉筋において、前記固体物は、前記弾性チューブの中心軸方向と直交する断面における最大寸法は、前記弾性チューブが膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい。これにより、弾性チューブ内に圧縮流体をスムーズに流入させることができる。
別態様に係る人工筋肉筋において、前記固体物は磁性体である。これにより、人体に及ぼす磁気効果も併せて得られる。
本発明の一態様に係る人工筋肉筋は、弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる人工筋肉筋において、前記弾性チューブ内に固体物が挿入されている。
別態様に係る人工筋肉筋において、前記固体物は、前記弾性チューブの中心軸方向と直交する断面における最大寸法は、前記弾性チューブが膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい。これにより、弾性チューブ内に圧縮流体をスムーズに流入させることができる。
別態様に係る人工筋肉筋において、前記固体物は磁性体である。これにより、人体に及ぼす磁気効果も併せて得られる。
<実施形態>
動作補助具の一例としてコルセット、人工筋肉セット及び人工筋肉筋について図面を参照しながら説明する。
動作補助具の一例としてコルセット、人工筋肉セット及び人工筋肉筋について図面を参照しながら説明する。
1.全体
概要
主に、図1を用いて説明する。
コルセット100は、使用者の腰回りに装着される腰ベルト部101と腹回りに装着される腹ベルト部102,103とを有するコルセット本体105と、人工筋肉セット30とを有する。腰ベルト部101の表面に、2つの人工筋肉セット30が取り付けられている。
以下、人工筋肉セット30について説明する。
概要
主に、図1を用いて説明する。
コルセット100は、使用者の腰回りに装着される腰ベルト部101と腹回りに装着される腹ベルト部102,103とを有するコルセット本体105と、人工筋肉セット30とを有する。腰ベルト部101の表面に、2つの人工筋肉セット30が取り付けられている。
以下、人工筋肉セット30について説明する。
2.人工筋肉セット
主に、図2を用いて説明する。
人工筋肉セット30は、人工筋肉10と、人工筋肉10を固定する固定具20とを備える。ここでは、人工筋肉10の両端が固定されており、人工筋肉セット30は2個の固定具20を備える。
主に、図2を用いて説明する。
人工筋肉セット30は、人工筋肉10と、人工筋肉10を固定する固定具20とを備える。ここでは、人工筋肉10の両端が固定されており、人工筋肉セット30は2個の固定具20を備える。
(1)人工筋肉
主に図3を用いて説明する。
人工筋肉10は、M本(Mは、2以上の自然数であり、ここでは8本である)の人工筋肉筋11を並設してなる。人工筋肉10は、N(Mより小さい自然数)本のチューブ12によりM本の人工筋肉筋11を構成してなる。ここでは、M=8、N=1である。つまり、8本の人工筋肉筋11は、1本のチューブ12を複数回折り返して構成されている。
主に図3を用いて説明する。
人工筋肉10は、M本(Mは、2以上の自然数であり、ここでは8本である)の人工筋肉筋11を並設してなる。人工筋肉10は、N(Mより小さい自然数)本のチューブ12によりM本の人工筋肉筋11を構成してなる。ここでは、M=8、N=1である。つまり、8本の人工筋肉筋11は、1本のチューブ12を複数回折り返して構成されている。
(1−1)チューブ
チューブ12は、内部に圧縮空気が流入される弾性チューブ13と、弾性チューブ13の外周面を覆う編組スリーブ14と、弾性チューブ13内に挿入された1以上の固体物15とを備える。圧縮空気は、圧縮流体の一例である。
人工筋肉筋11も、内部に圧縮空気が流入される弾性チューブ13と、弾性チューブ13の外周面を覆う編組スリーブ14と、弾性チューブ13内に挿入された1以上の固体物15とから構成される。言うまでもなく、チューブ12を構成する弾性チューブ13、編組スリーブ14及び固体物15は、当該チューブ12により構成される人工筋肉筋11の弾性チューブ13、編組スリーブ14及び固体物15と同じ構成である。
チューブ12は、長さ方向の一端が開口し、他端が閉塞する。開口側端に、内部に圧縮空気を流入させるためのプラグ3が取付けられている。なお、プラグ3には、図外の圧縮空気を流入させるポンプと接続されたソケットが着脱自在に装着される。また、チューブ12の他端は閉塞具5により塞がれている。
チューブ12は、8本の人工筋肉筋11の中心軸が略平行になるように折り返され、折返部12aの内部でも圧縮空気が流動するように固定具20で固定されている。
チューブ12は、内部に圧縮空気が流入される弾性チューブ13と、弾性チューブ13の外周面を覆う編組スリーブ14と、弾性チューブ13内に挿入された1以上の固体物15とを備える。圧縮空気は、圧縮流体の一例である。
人工筋肉筋11も、内部に圧縮空気が流入される弾性チューブ13と、弾性チューブ13の外周面を覆う編組スリーブ14と、弾性チューブ13内に挿入された1以上の固体物15とから構成される。言うまでもなく、チューブ12を構成する弾性チューブ13、編組スリーブ14及び固体物15は、当該チューブ12により構成される人工筋肉筋11の弾性チューブ13、編組スリーブ14及び固体物15と同じ構成である。
チューブ12は、長さ方向の一端が開口し、他端が閉塞する。開口側端に、内部に圧縮空気を流入させるためのプラグ3が取付けられている。なお、プラグ3には、図外の圧縮空気を流入させるポンプと接続されたソケットが着脱自在に装着される。また、チューブ12の他端は閉塞具5により塞がれている。
チューブ12は、8本の人工筋肉筋11の中心軸が略平行になるように折り返され、折返部12aの内部でも圧縮空気が流動するように固定具20で固定されている。
(1−2)弾性チューブ
弾性チューブ13は、外径4mm以下の細径であり、好ましくは2〜4mmである。このように細径の弾性チューブ13を使用することにより、動作補助具(例えば、コルセットやスーツ)に使用する場合の嵩張りを抑えることができる。また、人工筋肉筋11の1本当りの収縮を、低圧、小空気量で行うことができる。
また、弾性チューブ13は、硬度30度以下且つ肉厚(厚さ)が外径の1/6以下のものが好ましく、特に好ましくは硬度10度以下且つ肉厚が外径の1/8以下である。肉厚は具体的には、0.5mm以下が好ましく、特に好ましくは0.2〜0.5mmである。このように、柔軟な弾性チューブ13を使用することにより、動作補助具にフィットしやすくでき、嵩張らず使用者の動作をスムーズに行うことができる。弾性チューブ13は、外径4mm以下の細径であるが、0.5MPa程度までの圧縮空気に耐えることができる。
弾性チューブ13は、外径4mm以下の細径であり、好ましくは2〜4mmである。このように細径の弾性チューブ13を使用することにより、動作補助具(例えば、コルセットやスーツ)に使用する場合の嵩張りを抑えることができる。また、人工筋肉筋11の1本当りの収縮を、低圧、小空気量で行うことができる。
また、弾性チューブ13は、硬度30度以下且つ肉厚(厚さ)が外径の1/6以下のものが好ましく、特に好ましくは硬度10度以下且つ肉厚が外径の1/8以下である。肉厚は具体的には、0.5mm以下が好ましく、特に好ましくは0.2〜0.5mmである。このように、柔軟な弾性チューブ13を使用することにより、動作補助具にフィットしやすくでき、嵩張らず使用者の動作をスムーズに行うことができる。弾性チューブ13は、外径4mm以下の細径であるが、0.5MPa程度までの圧縮空気に耐えることができる。
(1−3)編組スリーブ
編組スリーブ14は、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の繊維をスリーブ状に編みこんだ構造である。編組スリーブ14における繊維の編組角度は、20〜30度が好ましい。なお、編組角度は、編組スリーブ14の筒軸(中心軸)と繊維との間の角度である。編組スリーブ14における繊維同士の間隔は0.5〜0.8mmが好ましい。
編組スリーブ14は、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等の繊維をスリーブ状に編みこんだ構造である。編組スリーブ14における繊維の編組角度は、20〜30度が好ましい。なお、編組角度は、編組スリーブ14の筒軸(中心軸)と繊維との間の角度である。編組スリーブ14における繊維同士の間隔は0.5〜0.8mmが好ましい。
(1−4)固体物
固体物15は、弾性チューブ13内に圧縮空気を供給していない状態で、弾性チューブ13内に挿入される大きさを有している。具体的には、固体物15における弾性チューブ13の中心軸が延伸する方向(この方向を中心軸方向とする)と直交する断面(横断面)の最大寸法は、弾性チューブ13が膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい。つまり、固体物15の中心軸方向と直交する断面における周縁の全長が、弾性チューブ13の横断断面における内周の全長より小さい。これにより、固体物15の弾性チューブ13への挿入を容易に行うことができる。また、圧縮空気を弾性チューブ13内に供給する際に、弾性チューブ13の膨張が阻害される(圧縮空気の流動性が阻害される)ことが少ない。
固体物15における弾性チューブ13の中心軸と平行な方向(以下、中心軸方向ともいう)の寸法は、特に限定するものでない。但し、一対の固定具の間隔よりも短い必要がある。
固体物15の形状(形態)は、例えば、円球状、弾性チューブ13の中心軸方向に長い楕円球、カプセル状、円柱、円筒状(可撓性の有無の両方を含む)、これらが組み合わされた形状であってもよい。固体物15は、中空状であってもよいし、中実状であってもよいし、筒のような貫通孔を有してもよいし、表面に凹凸を有してもよい。但し、弾性チューブ13が凹凸で避けることのない範囲である。固体物15は、例えば、繊維状であってもよいし、編組状であってもよいし、チューブ状であってもよいし、コイル状であってもよい。
固体物15は、例えば、アルミニウム、チタン、マグネシウム、鉄等の金属であってもよいし、木材、紙材、コルク材、樹脂、発泡材等であってもよい。固体物15は、弾性チューブ13に固着し難い材料が好ましい。固体物15は、熱伝導率の低い材料で構成し、使用前に加熱してもよいし、磁性体等の血行改善機能を有するとされる材料により構成してもよい。複数の固体物15は、すべて同じ構成(例えば、形状、材質等)であってもよいし、異なる構成であってもよい。なお、すでに磁性を有する磁性体を弾性チューブ13内に挿入してもよいし、弾性チューブ内に例えば鋼球を挿入した後に鋼球を磁化させて磁性体としてもよい。
固体物15は、弾性チューブ13内に圧縮空気を供給していない状態で、弾性チューブ13内に挿入される大きさを有している。具体的には、固体物15における弾性チューブ13の中心軸が延伸する方向(この方向を中心軸方向とする)と直交する断面(横断面)の最大寸法は、弾性チューブ13が膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい。つまり、固体物15の中心軸方向と直交する断面における周縁の全長が、弾性チューブ13の横断断面における内周の全長より小さい。これにより、固体物15の弾性チューブ13への挿入を容易に行うことができる。また、圧縮空気を弾性チューブ13内に供給する際に、弾性チューブ13の膨張が阻害される(圧縮空気の流動性が阻害される)ことが少ない。
固体物15における弾性チューブ13の中心軸と平行な方向(以下、中心軸方向ともいう)の寸法は、特に限定するものでない。但し、一対の固定具の間隔よりも短い必要がある。
固体物15の形状(形態)は、例えば、円球状、弾性チューブ13の中心軸方向に長い楕円球、カプセル状、円柱、円筒状(可撓性の有無の両方を含む)、これらが組み合わされた形状であってもよい。固体物15は、中空状であってもよいし、中実状であってもよいし、筒のような貫通孔を有してもよいし、表面に凹凸を有してもよい。但し、弾性チューブ13が凹凸で避けることのない範囲である。固体物15は、例えば、繊維状であってもよいし、編組状であってもよいし、チューブ状であってもよいし、コイル状であってもよい。
固体物15は、例えば、アルミニウム、チタン、マグネシウム、鉄等の金属であってもよいし、木材、紙材、コルク材、樹脂、発泡材等であってもよい。固体物15は、弾性チューブ13に固着し難い材料が好ましい。固体物15は、熱伝導率の低い材料で構成し、使用前に加熱してもよいし、磁性体等の血行改善機能を有するとされる材料により構成してもよい。複数の固体物15は、すべて同じ構成(例えば、形状、材質等)であってもよいし、異なる構成であってもよい。なお、すでに磁性を有する磁性体を弾性チューブ13内に挿入してもよいし、弾性チューブ内に例えば鋼球を挿入した後に鋼球を磁化させて磁性体としてもよい。
(2)固定具
主に図2及び図3を用いて説明する。
固定具20は、図1に示すように、人工筋肉10を腰ベルト部101の両端の上下の被係止部104に固定する際にも使用される。ここでは、固定具20の係止部23が被係止部104に固定される。
固定具20は、図2に示すように、本体21とカバー体26と樹脂体29とを備える。
本体21は、図3に示すように、チューブ12の折返部12a(人工筋肉筋11の端部)を収容する収容部22と、上紀の係止部23と、収容部22内に形成され且つ折返部12aを位置決めするための位置決め部24とを有している。なお、位置決め部24は、人工筋肉筋11が並設する並設方向に間隔をおいて複数個設けられている。
カバー体26は、図2に示すように、本体21の収容部22における人工筋肉筋11の入口側を被覆する被覆部27と、被覆部27における並設方向の端部に設けられ且つ本体21の被固定部25に固定される固定部28とを有する。なお、ここでのカバー体26の本体21への固定は、係止構造を利用している。
樹脂体29は、図2及び図3に示すように、本体21にカバー体26が装着された状態で、収容部22に充填されている。なお、充填及び硬化の際には、チューブ12内に0.5〜1.0気圧の圧力が印加されている。
主に図2及び図3を用いて説明する。
固定具20は、図1に示すように、人工筋肉10を腰ベルト部101の両端の上下の被係止部104に固定する際にも使用される。ここでは、固定具20の係止部23が被係止部104に固定される。
固定具20は、図2に示すように、本体21とカバー体26と樹脂体29とを備える。
本体21は、図3に示すように、チューブ12の折返部12a(人工筋肉筋11の端部)を収容する収容部22と、上紀の係止部23と、収容部22内に形成され且つ折返部12aを位置決めするための位置決め部24とを有している。なお、位置決め部24は、人工筋肉筋11が並設する並設方向に間隔をおいて複数個設けられている。
カバー体26は、図2に示すように、本体21の収容部22における人工筋肉筋11の入口側を被覆する被覆部27と、被覆部27における並設方向の端部に設けられ且つ本体21の被固定部25に固定される固定部28とを有する。なお、ここでのカバー体26の本体21への固定は、係止構造を利用している。
樹脂体29は、図2及び図3に示すように、本体21にカバー体26が装着された状態で、収容部22に充填されている。なお、充填及び硬化の際には、チューブ12内に0.5〜1.0気圧の圧力が印加されている。
<変形例>
以上、一実施形態に係る動作補助具、人工筋肉セット及び人工筋肉筋について説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
以上、一実施形態に係る動作補助具、人工筋肉セット及び人工筋肉筋について説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.動作保持具
実施形態では、主に腰回りに使用するコルセット100について説明したが、肩専用、腕専用、脚専用等のコルセットとして使用することもできる。
実施形態では動作補助具としてコルセットについて説明したが、人工筋肉セット30は、他の動作補助具としても利用できる。以下、動作補助具の一例としてスーツ200について、図4を用いて説明する。
スーツ200は、使用者400の腰回りに装着される腰ベルト部201と、肩回りに装着される肩ベルト部202,203と、脚回りに装着される脚ベルト部204,205と、人工筋肉セット30とを有する。
第1実施形態のコルセット100では、人工筋肉10は腰ベルト部101の長手方向に沿って、すなわち使用者400の腰部から腹部方向に沿って設置したが、第2実施形態のスーツ200では、人工筋肉10は腰ベルト部201の幅方向に沿って、すなわち使用者400の腰部から肩部方向に沿って設置している。
第1実施形態のコルセット100では、腹部から腰部方向にアシスト力が働くが、第2実施形態のスーツ200では、肩部から腰部方向及び脚部から腰部方向にアシスト力が働く。
実施形態では、主に腰回りに使用するコルセット100について説明したが、肩専用、腕専用、脚専用等のコルセットとして使用することもできる。
実施形態では動作補助具としてコルセットについて説明したが、人工筋肉セット30は、他の動作補助具としても利用できる。以下、動作補助具の一例としてスーツ200について、図4を用いて説明する。
スーツ200は、使用者400の腰回りに装着される腰ベルト部201と、肩回りに装着される肩ベルト部202,203と、脚回りに装着される脚ベルト部204,205と、人工筋肉セット30とを有する。
第1実施形態のコルセット100では、人工筋肉10は腰ベルト部101の長手方向に沿って、すなわち使用者400の腰部から腹部方向に沿って設置したが、第2実施形態のスーツ200では、人工筋肉10は腰ベルト部201の幅方向に沿って、すなわち使用者400の腰部から肩部方向に沿って設置している。
第1実施形態のコルセット100では、腹部から腰部方向にアシスト力が働くが、第2実施形態のスーツ200では、肩部から腰部方向及び脚部から腰部方向にアシスト力が働く。
動作補助具は人工筋肉を用いて使用者の動作を補助するものであれば特に限定はなく、コルセットやスーツに限定されるものではなく、リハビリに使用することもできる。また、筋力トレーニング用の補助具としても利用することができる。但し、この場合、動作補助具における人工筋肉の収縮のタイミングが異なる。
人工筋肉セット30は着脱自在に係合していたが、人工筋肉セットをコルセットやスーツに縫い付けて一体化してもよい。また、人工筋肉セット30は着脱自在のため、他の動作補助具と共通して使用できるようにしてもよい。実施形態においては、2つの人工筋肉セット30を使用したが、数に限定はなく、1つもしくは3つ以上であってもよい。
固体物として、血行改善機能を有するとされる磁性体等の材料を利用することで、コルセット機能と磁気機能とによるダブル効果を得ることができる。特に動作補助具に磁性体等からなる固体物を使用することで、動作補助具を装着するだけで面状の広い範囲で磁気効果が容易に得られる。
人工筋肉セット30は着脱自在に係合していたが、人工筋肉セットをコルセットやスーツに縫い付けて一体化してもよい。また、人工筋肉セット30は着脱自在のため、他の動作補助具と共通して使用できるようにしてもよい。実施形態においては、2つの人工筋肉セット30を使用したが、数に限定はなく、1つもしくは3つ以上であってもよい。
固体物として、血行改善機能を有するとされる磁性体等の材料を利用することで、コルセット機能と磁気機能とによるダブル効果を得ることができる。特に動作補助具に磁性体等からなる固体物を使用することで、動作補助具を装着するだけで面状の広い範囲で磁気効果が容易に得られる。
2.人口筋肉セット
(1)チューブ
実施形態では1本のチューブ1を用いて8本の人工筋肉筋11を構成していたが、例えば、2本のチューブを用いて8本の人工筋肉筋11を構成してもよい。つまり、M本の人工筋肉筋を、M本よりも本数が小さいN本のチューブを用いて構成すればよい。これにより、全本数の人工筋肉筋の両端を固定具に固定する場合に比べて、効率よく人工筋肉筋の両端を固定具に固定できる。
チューブを複数本でM本の人工筋肉筋を構成する場合、複数本のチューブの仕様を同じにしてもよいし、異なるようにしてもよい。
例えば、チューブを3本利用し、それぞれ弾性チューブの特性(特に弾性率)を変えて徐々に膨張率が上がるように(人工筋肉筋として収縮が大きくなるように)構成してもよいし、弾性チューブの直径を変えてもよい。
実施形態では、1本のチューブを利用し、(M−1)個の折り返し部を有するようにしたが、1本のチューブで2個の人工筋肉筋部と1個の折り返し部(固定部)とを有するように構成してもよい。この場合も、全本数の人工筋肉筋の両端を固定具に固定する場合に比べて、効率よく人工筋肉筋の両端を固定具に固定できる。
(1)チューブ
実施形態では1本のチューブ1を用いて8本の人工筋肉筋11を構成していたが、例えば、2本のチューブを用いて8本の人工筋肉筋11を構成してもよい。つまり、M本の人工筋肉筋を、M本よりも本数が小さいN本のチューブを用いて構成すればよい。これにより、全本数の人工筋肉筋の両端を固定具に固定する場合に比べて、効率よく人工筋肉筋の両端を固定具に固定できる。
チューブを複数本でM本の人工筋肉筋を構成する場合、複数本のチューブの仕様を同じにしてもよいし、異なるようにしてもよい。
例えば、チューブを3本利用し、それぞれ弾性チューブの特性(特に弾性率)を変えて徐々に膨張率が上がるように(人工筋肉筋として収縮が大きくなるように)構成してもよいし、弾性チューブの直径を変えてもよい。
実施形態では、1本のチューブを利用し、(M−1)個の折り返し部を有するようにしたが、1本のチューブで2個の人工筋肉筋部と1個の折り返し部(固定部)とを有するように構成してもよい。この場合も、全本数の人工筋肉筋の両端を固定具に固定する場合に比べて、効率よく人工筋肉筋の両端を固定具に固定できる。
(2)人工筋肉
実施形態の人工筋肉10では、8本の人工筋肉筋11を1列(1段)に並設したが、2段以上の多段に並設してもよい。実施形態では、8本の人工筋肉筋11を1本のチューブ1で構成しているため、弾性チューブの外径が同じであったが、編組スリーブは異なっていてもよい。この場合、編組スリーブは1本の人工筋肉筋11の略同じ長さを有する必要がある。但し、弾性チューブの外径は4mm以下が好ましい。
人工筋肉10は固定具20で動作補助具に固定させたが、固定手段は限定されるものでない。また、固定具20は人工筋肉10の両端に設けたが、固定具20の取付け場所、取付個数等は、実施形態に限定されるものではない。
実施形態では、圧縮流体として圧縮空気について説明したが、気体に限らず、オイル等の液体等であってもよい。
実施形態の人工筋肉10では、8本の人工筋肉筋11を1列(1段)に並設したが、2段以上の多段に並設してもよい。実施形態では、8本の人工筋肉筋11を1本のチューブ1で構成しているため、弾性チューブの外径が同じであったが、編組スリーブは異なっていてもよい。この場合、編組スリーブは1本の人工筋肉筋11の略同じ長さを有する必要がある。但し、弾性チューブの外径は4mm以下が好ましい。
人工筋肉10は固定具20で動作補助具に固定させたが、固定手段は限定されるものでない。また、固定具20は人工筋肉10の両端に設けたが、固定具20の取付け場所、取付個数等は、実施形態に限定されるものではない。
実施形態では、圧縮流体として圧縮空気について説明したが、気体に限らず、オイル等の液体等であってもよい。
(3)固定具
実施形態の固定具20は、本体21とカバー体26と樹脂体29とを備えていたが、人工筋肉筋11やチューブ12を固定できればよく、例えば、樹脂体を備えなくてもよいし、カバー体を備えなくてもよい。
固定具20は係止部23を備えていたが、係止部を備えなくてもよいし、コルセット本体105に着脱可能に装着されなくてもよい。
実施形態の固定具20は、本体21とカバー体26と樹脂体29とを備えていたが、人工筋肉筋11やチューブ12を固定できればよく、例えば、樹脂体を備えなくてもよいし、カバー体を備えなくてもよい。
固定具20は係止部23を備えていたが、係止部を備えなくてもよいし、コルセット本体105に着脱可能に装着されなくてもよい。
1 チューブ
10 人工筋肉
11 人工筋肉筋
13 弾性チューブ
14 編組スリーブ
15 固体物
30 人工筋肉セット
100 コルセット(動作補助具)
200 スーツ(動作補助具)
10 人工筋肉
11 人工筋肉筋
13 弾性チューブ
14 編組スリーブ
15 固体物
30 人工筋肉セット
100 コルセット(動作補助具)
200 スーツ(動作補助具)
Claims (5)
- 弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる人工筋肉筋において、
前記弾性チューブ内に固体物が挿入されている
人工筋肉筋。 - 前記固体物は、前記弾性チューブの中心軸方向と直交する断面における最大寸法は、前記弾性チューブが膨張していない状態であって横断面形状を円形状とした場合の内径よりも小さい
請求項1に記載の人工筋肉筋。 - 前記固体物は磁性体である
請求項1又は2に記載の人工筋肉筋。 - 弾性チューブに編組スリーブを被覆してなる複数本の人工筋肉筋と、
平行に並べて配した状態の前記人工筋肉筋の各端部側を固定する固定具と
を備え、
前記人工筋肉筋は請求項1〜3の何れか1項に記載の人工筋肉筋である
人工筋肉セット。 - 使用者の腰回りに装着される腰ベルト部を備えた動作補助具であって、
前記腰ベルト部は請求項4に記載の人工筋肉セットを有する
動作補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019207424A JP2021078621A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 人工筋肉筋、人工筋肉セット及び動作補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019207424A JP2021078621A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 人工筋肉筋、人工筋肉セット及び動作補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021078621A true JP2021078621A (ja) | 2021-05-27 |
Family
ID=75961633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019207424A Pending JP2021078621A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 人工筋肉筋、人工筋肉セット及び動作補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021078621A (ja) |
-
2019
- 2019-11-15 JP JP2019207424A patent/JP2021078621A/ja active Pending
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