JP2021076446A - 荷重検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷重センサの配置により荷重計測の高感度化が可能な荷重検出装置を提供する。【解決手段】押圧を含む操作がされる操作部5と、筐体50に支持され、操作部5の操作がされる操作面5a側に操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第1荷重検出部(11、12、13、14)と、筐体50に支持され、操作面5aと反対側の面5bに操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第2荷重検出部(21、22、23、24)と、第1荷重検出部(11、12、13、14)の第1出力と第2荷重検出部(21、22、23、24)の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値としてそれぞれ出力する増幅部としてのオペアンプ(41、42、43、44)と、を有して荷重検出装置1を構成する。これにより、荷重計測の高感度化を可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、荷重検出装置に関する。
従来、例えば、荷重に応じた出力を発生させる歪みゲージからなる複数の荷重センサを備えた荷重検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、画面上に情報表示を行うディスプレイ部と、ディスプレイ部の上に配置されたタッチパネルと、タッチパネルが押下されたときに荷重に応じた出力を発生させる歪みゲージからなる複数の荷重センサと、複数の荷重センサの出力に基づいて、操作者がタッチパネルを押下した位置であるタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、ディスプレイ部の画面上に表示された情報のうち、タッチ位置検出手段にて検出されたタッチ位置と対応する処理を実行する実行手段と、を有するタッチパネルディスプレイのタッチ位置検出装置として構成されている。
このタッチ位置検出装置では、台座による4カ所の支持部には、それぞれ荷重センサが備えられ、この荷重センサの検出信号、具体的には出力電圧は、制御基板を通じてナビゲーション装置に備えられる制御回路に入力される。荷重センサは、タッチパネルの押下方向に操作された場合に、荷重に応じた出力を発生させるように構成されている。
特開2013−16114号公報
しかし、特許文献1の荷重検出装置においては、各荷重センサは、タッチパネルの押下方向に操作された荷重に応じて出力を発生させるが、荷重検出装置としての検出感度が十分ではないという問題があった。
従って、本発明の目的は、荷重センサの配置により荷重計測の高感度化が可能な荷重検出装置を提供することにある。
[1]本発明は、押圧を含む操作がされる操作部と、筐体に支持され、前記操作部の前記操作がされる操作面側に前記操作部との間で予圧を受けた状態で当接する第1荷重検出部と、前記筐体に支持され、前記操作面と反対側の面に前記操作部との間で予圧を受けた状態で当接する第2荷重検出部と、前記第1荷重検出部の第1出力と前記第2荷重検出部の第2出力との差分を増幅して前記操作部に作用する前記押圧の操作に対応する荷重の検出値として出力する増幅部と、を有する荷重検出装置を提供する。
[2]前記操作部は、前記操作がされる操作面側に対して一方向の押圧操作がされる、荷重検出装置であってもよい。
[3]また、前記筐体と前記操作部との間に、前記第1荷重検出部の受ける前記予圧と、前記第2荷重検出部の受ける前記予圧を調整する予圧調整部を有する、荷重検出装置であってもよい。
[4]また、前記第1荷重検出部と前記第2荷重検出部は、同じ特性を備えた検出部とされている、荷重検出装置であってもよい。
[5]また、前記増幅部は、オペアンプによる差動増幅回路である、荷重検出装置であってもよい。
本発明によると、荷重センサの配置により荷重計測の高感度化が可能となる。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置、操作装置の上平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図であり、図1(c)は、図1(b)のB部詳細図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置、操作装置の構成ブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る一対の第1荷重検出部と第2荷重検出部で構成される荷重検出装置の回路構成図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置の荷重と出力電圧(第1荷重検出部の出力電圧と第2荷重検出部の出力電圧)との関係を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置の荷重と出力電圧の関係について、従来の荷重検出装置の荷重と出力電圧の関係と比較した場合を示す比較図である。 図6は、操作装置において、図1(a)で示した操作部上の四隅に配置される各荷重検出装置1のXY座標を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1から図6に基づいて具体的に説明する。
[本発明の実施の形態]
本発明の実施の形態に係る荷重検出装置1は、押圧を含む操作がされる操作部5と、筐体50に支持され、操作部5の操作がされる操作面5a側に操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第1荷重検出部(11、12、13、14)と、筐体50に支持され、操作面5aと反対側の面5bに操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第2荷重検出部(21、22、23、24)と、第1荷重検出部(11、12、13、14)の第1出力と第2荷重検出部(21、22、23、24)の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値としてそれぞれ出力する増幅部としてのオペアンプ(41、42、43、44)と、を有して構成されている。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置、操作装置の上平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図であり、図1(c)は、図1(b)のB部詳細図である。図1(a)、(b)に示す第1荷重検出部(11、12、13、14)と第2荷重検出部(21、22、23、24)がそれぞれ一対となって荷重検出装置1を構成している。
図1(a)、(b)に示すように、例えば、操作部5の四隅に荷重検出装置1がそれぞれ配置されて操作装置100が構成される。
ここで、押圧を含む操作とは、操作部5を介して第1荷重検出部(11、12、13、14)、第2荷重検出部(21、22、23、24)に対して荷重を付与する押圧操作と、他の操作も可能な態様をいう。また、押圧操作は、第1荷重検出部(11、12、13、14)、第2荷重検出部(21、22、23、24)に対して圧力を付与する操作の他に、圧力を付与することにより荷重検出部が変位する押下操作等も含まれるものとする。
(荷重検出装置1の構成)
(操作部5)
操作部5は、操作者が指等により、その操作領域において、押圧操作、押下操作、タッチ操作、なぞり操作等の種々の操作を図1(b)に示す操作面5aに対して行なう板状、パネル状のものである。操作部5は、例えば、操作面5a上のXYの2次元座標を検出できる静電容量式のタッチパネル等を使用することができる。
なお、操作部5への操作は、押圧操作、押下操作において、操作面5aに対して、押す方向又は引く方向のいずれも可能であるが、以下では、図1(b)に示す下へ押す方向の一方向の押圧操作であるものとして説明する。
操作部5は、第1荷重検出部(11、12、13、14)と第2荷重検出部(21、22、23、24)に挟まれた状態で、第1荷重検出部及び第2荷重検出部を介して筐体50に支持されている。図1(a)、(b)に示すように、操作部5は、一対の第1荷重検出部11と第2荷重検出部21、第1荷重検出部12と第2荷重検出部22、第1荷重検出部13と第2荷重検出部23、及び、第1荷重検出部14と第2荷重検出部24とそれぞれ接触した状態で、挟まれている。
操作部5は、図1(b)に示すように、第1荷重検出部(11、12、13、14)と第2荷重検出部(21、22、23、24)のそれぞれの荷重検出部に予圧が掛けられた状態で挟まれて支持されている。これにより、操作部5は、押圧操作の操作方向に対してガタがなく支持されている。
(第1荷重検出部11、12、13、14、第2荷重検出部21、22、23、24)
第1荷重検出部11、12、13、14、第2荷重検出部21、22、23、24は、それぞれ、ロードセル等の荷重検出が可能なものが使用できる。また、荷重への換算ができる圧力センサ等も使用可能である。本実施の形態では、荷重検出部としてロードセルを使用する。
ロードセルは、加えられた力に対し、ある定義された関係で信号を発生する機器、力、荷重を電気信号に変換するセンサである。ロードセルは、例えば、ひずみゲージ式、磁歪式、差動変圧式、静電容量式、インダクタンスを利用した方式等がある。本実施の形態では、ひずみゲージ式のロードセルで、荷重を電気信号である電圧に変換するものを使用する。
例えば、第1荷重検出部11、第2荷重検出部21は、図1(b)、(c)に示すように、筐体50に上下を支持されて、上記示したように、第1荷重検出部11、第2荷重検出部21は、一対として予圧状態で、操作部5を挟み込んで組み込まれる。これにより、第1荷重検出部11、第2荷重検出部21は、一対として予圧状態で、操作部5の上面と下面を挟み込んで支持する。
この予圧(予圧荷重)は、図1(c)に示すように、それぞれ、第1荷重検出部11、第2荷重検出部21を圧縮する方向に作用する予圧荷重fである。これにより、操作部5に対して、下方向の荷重fが作用した場合でも、予圧荷重fがゼロになるまでは、操作部5と第1荷重検出部11の接触状態が確保される。
(予圧調整部31、32、33、34)
予圧調整部31、32、33、34は、主に、操作部5の自重により第1荷重検出部、第2荷重検出部にそれぞれ付与される予圧の違いを調整して、第1荷重検出部、第2荷重検出部の実装初期状態で、それぞれに作用する予圧を同じにする機能を備えている。
図1(a)、(b)に示すように、予圧調整部31、32、33、34は、例えば、コイルバネである。予圧調整部31、32、33、34は、筐体50と操作部5の間であって、筐体50の周辺4カ所に取り付けられている。これにより、各第1荷重検出部、第2荷重検出部に均等に弾性バネ力が作用する。
また、図1(a)、(b)に示す例では、予圧調整部31、32、33、34は、操作部5の自重により各第1荷重検出部、第2荷重検出部に作用する予圧荷重の違いを調整することができる。
(増幅部としてのオペアンプ41、42、43、44)
図2は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置、操作装置の構成ブロック図である。オペアンプ41は、図2に示すように、第1荷重検出部11の第1出力と第2荷重検出部21の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値V1outを出力する。同様に、オペアンプ42は、第1荷重検出部12の第1出力と第2荷重検出部22の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値V2outを出力する。また、オペアンプ43は、第1荷重検出部13の第1出力と第2荷重検出部23の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値V3outを出力する。また、オペアンプ44は、第1荷重検出部14の第1出力と第2荷重検出部24の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値V4outを出力する。上記説明した増幅部としてのオペアンプ41、42、43、44は、同じ特性を備えたものであることが好ましい。なお、図3に示すように、第1荷重検出部11、第2荷重検出部21は、電源電圧Vccに接続されて電力供給されて動作する。他の、第1荷重検出部12、13、14、第2荷重検出部22、23、24も同様である。
図2において、各オペアンプ41、42、43、44からのそれぞれの検出値V1out、V2out、V3out、V4outは、それぞれ制御部150に入力される。各オペアンプ41、42、43、44と制御部150を有して操作装置100が構成される。後述するように、操作装置100は、例えば、オペアンプ41、42、43、44からの検出値に基づいて、操作部5に作用する押圧の操作位置を2次元座標として算出することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係る一対の第1荷重検出部11と第2荷重検出部12で構成される荷重検出装置1の回路構成図である。図3により、第1荷重検出部11の第1出力Vと第2荷重検出部21の第2出力Vとの差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値V1outを出力する荷重検出装置1の回路を説明する。
図3に示すように、荷重検出装置1は、オペアンプ41により差動増幅器(反転増幅器)として構成されている。反転入力端子41aは、抵抗Rに接続されて、第1出力Vが入力される。抵抗Rの一端及び反転入力端子41aは、抵抗Rを介して出力端子41cに接続されている。一方、非反転入力端子41bは、抵抗Rに接続されて、第2出力Vが入力される。また、非反転入力端子41bは、抵抗Rを介してグランドGNDに接続されている。
オペアンプ41の電源端子41dには、電源電圧Vccが接続され、電源グランド端子41eは、グランドGNDに接続されている。本実施の形態では、例えば、電源電圧Vcc=+5〔V〕の片電源でオペアンプ41を動作させる。
(荷重検出装置1の動作)
図1(b)、(c)に示すように、第1荷重検出部11と第2荷重検出部12のそれぞれに対して予圧荷重fが作用している状態では、第1荷重検出部11と第2荷重検出部12の出力電圧は、共に、初期電圧Vである。なお、第1荷重検出部11、又は第2荷重検出部12の出力電圧が、電圧Vで一致しないときは、図3で示す抵抗R4をグランドGNDレベルに若干オフセット電圧を印加してオフセットさせることにより、調整することが可能である。
図4は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置の荷重と出力電圧(第1荷重検出部の出力電圧と第2荷重検出部の出力電圧)との関係を示す図である。図4に示すように、第1荷重検出部11の出力Vは、荷重fが下方向に作用すると、初期電圧Vから一定の傾きで減少する。一方、第2荷重検出部21の出力Vは、荷重fが下方向に作用すると、初期電圧Vから一定の傾きで増加する。すなわち、第1荷重検出部11と第2荷重検出部21は一対をなして、プッシュプル動作で荷重fを検出する。
なお、図4に示すように、第1荷重検出部11の出力Vは、荷重fが下方向に作用すると、初期電圧Vから一定の傾きで減少するので、予圧荷重fによる初期電圧Vは、荷重fの最大値においても正値となるように設定しておくのが好ましい。
図5は、本発明の実施の形態に係る荷重検出装置の荷重と出力電圧の関係について、従来の荷重検出装置の荷重と出力電圧の関係と比較した場合を示す比較図である。ここで、図3に示した回路において、オペアンプ41は差動増幅器(反転増幅器)として動作する。図3に示す回路において、R=R、R=Rとすると、
オペアンプ41の検出値V1outは、
Figure 2021076446
で表される。
上記の(1)式から、オペアンプ41の検出値V1outは、第1荷重検出部11の出力Vと第2荷重検出部21の出力Vとの差分に比例することがわかる。
一方、従来の荷重検出装置では、1入力の増幅であり、図5中に示すように、検出値Voutは、
Figure 2021076446
で表される。
図5に示す、上記(1)式と(2)式のグラフを比較すると、本実施の形態に係る増幅部の検出値V1outは、第1荷重検出部の出力と第2荷重検出部の出力との差分をプッシュプルで検出して増幅しているので、(2)式で示す従来の荷重検出装置の検出値Voutの2倍である。
このように、第1荷重検出部の出力と第2荷重検出部の出力との差分をプッシュプルで検出できる荷重センサの配置としたことにより、荷重計測の高感度化が可能となった。
(操作装置100の構成、動作)
図1(a)に示すように、操作装置100は、操作部5の四隅に、上記した荷重検出装置1がそれぞれ配置されて構成されている。
操作装置100は、図2に示すように、操作部5の四隅に配置した荷重検出装置1と、それぞれの荷重検出装置1のオペアンプ41、42、43、44からの検出値であるV1out、V2out、V3out、V4outが入力され、これらの値に基づいて押圧(押下)Pを算出する制御部150から概略構成されている。制御部150は、図2に示すように、算出された押圧(押下)点Pの座標を、操作された操作部5の押圧(押下)点Pの検出座標として出力することができる。
制御部150は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに基づいて検出、判定、判断などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
ROMには、例えば、制御部150が動作するためのプログラムが格納されている。また、ROMには、操作部5上の四隅に配置される各荷重検出装置1のXY座標値等が記憶されている。
図6は、操作装置100において、図1(a)で示した操作部5上の四隅に配置される各荷重検出装置1のXY座標を示す平面図である。左下の荷重検出装置1の中心位置を原点Oとして、図6の右方向にX座標、上方向にY座標をとる。
図6に示すように、左下の荷重検出装置1の中心位置と右下の荷重検出装置1の中心位置との距離、及び、左上の荷重検出装置1の中心位置と右上の荷重検出装置1の中心位置との距離をWxとする。また、左下の荷重検出装置1の中心位置と左上の荷重検出装置1の中心位置との距離、及び、右下の荷重検出装置1の中心位置と右上の荷重検出装置1の中心位置との距離をWyとする。
図6に示すように、左下の荷重検出装置1の荷重の検出値はV1out、右下の荷重検出装置1の荷重の検出値はV2out、左上の荷重検出装置1の荷重の検出値はV3out、右上の荷重検出装置1の荷重の検出値はV4out、である。
操作部5に対する押圧(押下)点Pの座標を、(x、y)とすると、点Pを通るX軸に平行な線Lxのまわりのモーメントは釣り合っている。同様に、点Pを通るY軸に平行な線Lyのまわりのモーメントは釣り合っている。
押圧(押下)点Pにおける上記の釣り合いを式で表すと、次のようになる。
Lxのまわりのモーメントの釣り合い式は、
x(V1out+V3out)=(Wx−x)(V2out+V4out) …(3)
Lyのまわりのモーメントの釣り合い式は、
y(V1out+V2out)=(Wy−y)(V3out+V4out) …(4)
上記の(3)、(4)式から、
押圧(押下)点Pのx座標は、
x=Wx(V2out+V4out)/(V1out+V2out+V3out+V4out
押圧(押下)点Pのy座標は、
y=Wy(V3out+V4out)/(V1out+V2out+V3out+V4out
となる。
したがって、制御部150は、上式に基づいて、押圧(押下)点Pのx座標、y座標を、各荷重検出装置1の荷重の検出値を用いて、算出することができる。この押圧(押下)点Pの算出値は、荷重検出装置1の項で説明した高感度な荷重センサでの計測荷重を用いるので、精度よく算出することが可能となる。
[本発明の実施の形態の効果]
上記示した本発明の実施の形態によれば以下のような効果を有する。
(1)本発明の実施の形態に係る荷重検出装置1は、押圧を含む操作がされる操作部5と、筐体50に支持され、操作部5の操作がされる操作面5a側に操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第1荷重検出部(11、12、13、14)と、筐体50に支持され、操作面5aと反対側の面5bに操作部5との間で予圧を受けた状態で当接する第2荷重検出部(21、22、23、24)と、第1荷重検出部(11、12、13、14)の第1出力と第2荷重検出部(21、22、23、24)の第2出力との差分を増幅して操作部5に作用する押圧の操作に対応する荷重の検出値としてそれぞれ出力する増幅部としてのオペアンプ(41、42、43、44)と、を有して構成されている。第1荷重検出部の出力と第2荷重検出部の出力との差分をプッシュプルで検出できる荷重センサの配置とする。これにより、増幅部に入力される検出信号が2倍となるので、増幅部のゲイン(増幅度)を大きくしなくても出力値が2倍になる。すなわち、ノイズの影響を増加させずに検出SNを向上することができるので、荷重計測の高感度化が可能となる。
(2)上記示した荷重検出装置1を四隅に配置した操作装置100は、それぞれの荷重検出装置1のオペアンプ41、42、43、44からの検出値であるV1out、V2out、V3out、V4outを用いて、押圧(押下)点Pのx座標、y座標を算出することができる。この押圧(押下)点Pの算出値は、上記荷重検出装置1の効果で説明した高感度な荷重センサでの計測荷重を用いるので、精度よく算出することが可能となる。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能である。本発明に係る代表的な実施の形態、及び図示例を例示したが、上記実施の形態、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…荷重検出装置
5…操作部、5a…操作面、5b…面
11、12、13、14…第1荷重検出部
21、22、23、24…第2荷重検出部
31、32、33、34…予圧調整部
41、42、43、44…オペアンプ
41c…出力端子、41d…電源端子、41e…電源グランド端子
50…筐体
100…操作装置
150…制御部
f…荷重、f…予圧荷重
GND…グランド、Vcc…電源電圧
、R、R、R…抵抗
…初期電圧
、V…出力
1out、V2out、V3out、V4out…検出値

Claims (5)

  1. 押圧を含む操作がされる操作部と、
    筐体に支持され、前記操作部の前記操作がされる操作面側に前記操作部との間で予圧を受けた状態で当接する第1荷重検出部と、
    前記筐体に支持され、前記操作面と反対側の面に前記操作部との間で予圧を受けた状態で当接する第2荷重検出部と、
    前記第1荷重検出部の第1出力と前記第2荷重検出部の第2出力との差分を増幅して前記操作部に作用する前記押圧の操作に対応する荷重の検出値として出力する増幅部と、
    を有する荷重検出装置。
  2. 前記操作部は、前記操作がされる操作面側に対して一方向の押圧操作がされる、請求項1に記載の荷重検出装置。
  3. 前記筐体と前記操作部との間に、前記第1荷重検出部の受ける前記予圧と、前記第2荷重検出部の受ける前記予圧を調整する予圧調整部を有する、請求項1又は2に記載の荷重検出装置。
  4. 前記第1荷重検出部と前記第2荷重検出部は、同じ特性を備えた検出部とされている、請求項1から3のいずれか1項に記載の荷重検出装置。
  5. 前記増幅部は、オペアンプによる差動増幅回路である、請求項1から4のいずれか1項に記載の荷重検出装置。
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