JP2021072186A - リラックス照明装置 - Google Patents

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恵里奈 安原
Erina Yasuhara
恵里奈 安原
岡田 浩司
Koji Okada
浩司 岡田
大樹 河野
Hiroki Kono
大樹 河野
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Abstract

【課題】人にリラックス感を与える照明空間を実現する。【解決手段】リラックス照明装置1は、人にリラックス感を与えるような照明光を照射する。この照明光の光学特性として、ピーク波長が460nm以上475nm以下で、半値幅が10nmよりも大きく30nmよりも小さく(より好ましくは、20nm以上25nm以下)、かつ、輝度が2cd/m2以上4cd/m2以下(より好ましくは、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下)である。【選択図】図1

Description

本発明は、照明光を照射することによって人にリラックス感を与えるリラックス照明装置に関する。
近年、特定の光学特性を有する光が人に与える有用性について検討した様々な提案がなされている。その一つとして、例えば、特許文献1には、安眠を誘導する特定の波長帯の光を人の顔全体に照射することによって、人を安眠に導く安眠誘導装置が開示されている。この特許文献1によれば、ピーク波長域が430〜550nmであって、半値幅が10nm以下の青色から緑色にかけての超狭帯域光には、睡眠を誘発する作用があることが記載されており、LED光源およびバンドパスフィルタによって生成される。この超狭帯域光は、人の目の位置の照度が1〜300ルクスになるように拡散レンズによって調整した上で、人体に向けて照射される。
特許第5515015号公報
ところで、本発明者らは、光が人に与えるリラックス感について鋭意検討を重ねた結果、特定の光学特性がリラックス感と関連性を有することを見出すに至った。ここで、リラックス感とは、人が心の落ち着きを感じることであり、特許文献1が着目する安眠誘導(睡眠)とは異なる事象である。このことは、脳波の挙動の違いからも明らかであり、リラックス時にはα(アルファ)波、すなわち、8〜13Hzの周波数が大きくなるのに対し、睡眠脳波ステージ1前半(入眠時)にはα波が低下する。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、人にリラックス感を与える照明空間を実現することである。
かかる課題を解決すべく、本発明は、照明光を照射することによって人にリラックス感を与えるリラックス照明装置を提供する。このリラックス照明装置は、ピーク波長が460nm以上475nm以下で、半値幅が10nmよりも大きく30nmよりも小さく、かつ、輝度が2cd/m2以上4cd/m2以下である照明光を空間に向かって照射する。
ここで、本発明において、上記照明光の半値幅は、20nm以上25nm以下であることが好ましい。また、上記照明光の輝度は、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下であることが好ましい。さらに、上記照明光の空間平均照度は、0.1lx以上2.0lx以下であることが好ましい。
本発明において、基板と、複数のLED光源と、バンドパスフィルタ部材とを設けてもよい。基板は、一方向に延在している。複数のLED光源は、基板に沿って列状に配置されている。バンドパスフィルタ部材は、複数のLED光源の出射光が透過することによって、上述した光学特性を有する照明光を空間に向かって照射する。その際、上記バンドパスフィルタ部材は、複数のLED光源が配置された基板を覆うチューブ形状を有していてもよい。
本発明によれば、ピーク波長が460nm以上475nm以下で、半値幅が10nmよりも大きく30nmよりも小さく、かつ、輝度が2cd/m2以上4cd/m2以下である照明光を空間に向かって照射することで、人にリラックス感を与える照明空間を実現できる。
照明空間の説明図 照明光の光学特性図 リラックス変化率の比較グラフ 一例としてのリラックス照明装置の説明図
図1は、本実施形態に係るリラックス照明装置が配置された照明空間の説明図である。照明空間Aには、リラックス照明装置1が配置されており、このリラックス照明装置1から照明空間Aに向かって照射される照明光は、ユーザUにリラックス感を与えるような特徴的な光学特性を有している。リラックス照明装置1は、天井や壁面に配置してもよいし、スタンド型としてもよく、ユーザUに対して直接光または間接光として照明光を照射する。
図2は、リラックス照明装置1によって照射される照明光の光学特性図である。この照明光は、以下の3つの条件を具備するような光学特性を有している。すなわち、第1の条件として、照明光のピーク波長は、460nm以上475nm以下である。第2の条件として、照明光の半値幅は、10nmよりも大きく30nmよりも小さく、より好ましくは、20nm以上25nm以下である。第3の条件として、照明光の輝度は、2cd/m2以上4cd/m2以下、より好ましくは、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下である。このような条件に設定した場合、照明光を見るユーザUを心が落ち着いている状態(α波が出ている状態)に導きやすい照明空間Aを実現できる。また、これは必須の条件ではないが、照明光の空間平均照度は、0.1lx(lx:ルクス)以上2.0lx以下、より好ましくは、0.7lx以上1.7lx以下である。
つぎに、照明光がユーザUに与える影響について、以下の2つの方法で検証を行った。
(検証1)簡易検証
5名の被験者を対象として、一人につき、5分のインターバル経過後、照明光を見続けることによる脳波(α波)の変化を測定した。照明光の照度は、0.7〜1.7lxで調整している。比較環境は、半値幅が11nmの青色、半値幅が25nmの青色、半値幅が29nm弱の青色、昼白色、および、電球色の5つであり、それぞれの測定結果を下表に示す。同表において、開始1分と3分後とにおけるα波の変化がポジティブである順(α波の上昇率の高い順)に◎、○、△、×と評価している。
Figure 2021072186
この測定結果から、被験者4を除く4名について、半値幅が11,25,29nmの青色環境下で、α波の高い上昇率が認められ、高いリラックス効果が得られていることが理解できる。それとともに、半値幅が25nmの青色環境下で、最多の2名が最良の評価となっている点も注目される。
(検証2)本検証
30代男女11名、40代男女11名、50代男女11名の計33名(男女比1:1)の被験者を対象として、一人につき、インターバル(15分)経過後、照明光の照射下(または暗闇)で20分安静にした場合における脳波(α波)の変化を測定した。比較環境は、青色(低輝度)、青色(高輝度)、電球色、および、暗闇の4つであり、青色(低輝度)および青色(高輝度)については、同一のスペクトル形状(ピーク波長が460〜475nm、半値幅が20〜25nm)である。下表にそれぞれの測定結果を示す。同表において、開始1〜3分の平均値と、18〜20分の平均値とから、α波の変化率を求め、33人分の変化率の中央値を算出した上で、ポジティブである順(α波の上昇率の高い順)に◎、○、△、×と評価している。また、図3は、リラックス変化率(α波変化率)の比較グラフである。
Figure 2021072186
この測定結果から、青色であっても、青色(低輝度)のリラックス感が最も高いのに対し、青色(高輝度)のリラックス感が最も低くなっており、リラックス感の良否には輝度依存性があることが理解できる。上述した照明光に関する輝度の条件として、2cd/m2以上4cd/m2以下、より好ましくは、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下であるとした理由は、このような測定結果の知得に基づいている。
リラックス照明装置1は、光源そのものが上記光学特性の光を発光するものとして実現してもよいし、これに代えて、光源の光をバンドパスフィルタ部材を透過させることによって上記光学特性を実現してもよい。図4は、後者の一例としてのリラックス照明装置1の説明図である。このリラックス照明装置1は、基板2と、複数のLED光源3と、バンドパスフィルタ部材4とを備え、テープ状の形態を有している。基板1は、可撓性を有しており、一方向に向かって延在している。複数のLED光源3は、基板2の延在方向に沿って列状に配置されている。このLED光源3の出射光、それ自体は上述した光学特性を備えている必要はなく、青色のものでも白色のものであってもよい。
バンドパスフィルタ部材4は、複数のLED光源3の出射光が透過することによって、上述した光学特性を有する照明光を照明空間Aに向かって照射する。このバンドパスフィルタ部材4は、複数のLED光源3が配置された基板2の全体を覆うようなチューブ形状を有しており、その内部にLED光源3付きの基板2が収容されている。バンドパスフィルタ部材4としては、例えば、色材を練り込んだ軟質アクリルチューブを用いることができる他、ポリカーボネートなどの樹脂材で実現してもよいし、デスクライト等として使用してもよい。このように、LED光源3からの光の経路中にバンドパスフィルタ部材4を介在させることで、LED光源3自体のスペクトルによらず、所望のスペクトル(光学特性)を任意に生成することができる。また、照明光の輝度条件を満たしやすくするために、バンドパスフィルタ部材4で光束(lm)を減少させて低輝度で使用できるようにしている。
このように、本実施形態によれば、ピーク波長が460nm以上475nm以下で、半値幅が10nmよりも大きく30nmよりも小さく(より好ましくは、20nm以上25nm以下)、かつ、輝度が2cd/m2以上4cd/m2以下(より好ましくは、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下)である照明光を空間に向かって照射することで、人にリラックス感を与える照明空間を実現できる。
なお、上述した特許文献1との相違について補足すると、本実施形態が着目するのは光が人に与えるリラックス感であるのに対し、特許文献1が着目するのは光が人に与える安眠誘導(睡眠)である点で相違する。そして、このような着目の相違に起因して、両者の光学特性、具体的にはピーク波長、半値幅、輝度などの数値範囲も明確に相違する。
1 リラックス照明装置
2 基板
3 LED光源
4 バンドパスフィルタ部材

Claims (6)

  1. 照明光を照射することによって人にリラックス感を与えるリラックス照明装置において、
    ピーク波長が460nm以上475nm以下で、半値幅が10nmよりも大きく30nmよりも小さく、かつ、輝度が2cd/m2以上4cd/m2以下である照明光を空間に向かって照射することを特徴とするリラックス照明装置。
  2. 前記照明光の半値幅は、20nm以上25nm以下であることを特徴とする請求項1に記載されたリラックス照明装置。
  3. 前記照明光の輝度は、2.5cd/m2以上3.5cd/m2以下であることを特徴とする請求項1に記載されたリラックス照明装置。
  4. 前記照明光の空間平均照度は、0.1lx以上2.0lx以下であることを特徴とする請求項1に記載されたリラックス照明装置。
  5. 一方向に延在する基板と、
    前記基板に沿って列状に配置された複数のLED光源と、
    前記複数のLED光源の出射光が透過することによって、請求項1から4のいずれかに記載された光学特性を有する前記照明光を空間に向かって照射するバンドパスフィルタ部材と
    を有することを特徴とするリラックス照明装置。
  6. 前記バンドパスフィルタ部材は、前記複数のLED光源が配置された前記基板を覆うチューブ形状を有することを特徴とする請求項5に記載されたリラックス照明装置。

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