JP2021070934A - Kelly-bar and rotary excavator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ケリーバ及び回転掘削機に関する。 The present invention relates to excavators and rotary excavators.
アースドリル工法として、アースドリル機のケリーバ先端の回転バケットにより掘削や排土を行い、鉄筋を入れコンクリートを打設する場所打ち杭という施工法がある。ケリーバとして、例えば、特許文献1や特許文献2のような伸縮自在のものがある。
As an earth drill method, there is a construction method called cast-in-place pile in which excavation and soil are excavated by a rotating bucket at the tip of a keriba of an earth drill machine, reinforcing bars are inserted, and concrete is placed. As the keriba, for example, there are stretchable ones such as Patent Document 1 and
しかしながら、これらのケリーバは、掘削機のリーダの頂点が低い場合に対応しておらず、複数のインナーケリーバの長さを短くしているため、より深くまで掘り進めるには限界がある。 However, these excavators do not correspond to the case where the apex of the leader of the excavator is low, and the lengths of the plurality of inner excavators are shortened, so that there is a limit to digging deeper.
そこで、本発明では、回転掘削機のリーダの頂点が低い場合に対応し、効率よく掘削することが可能なケリーバ及びそれを備えた回転掘削機を提供することを目的とする。 Therefore, it is an object of the present invention to provide a keriba capable of efficiently excavating a rotary excavator and a rotary excavator equipped with the same, in response to a case where the top of the leader of the rotary excavator is low.
本発明のコンセプトは次の通りである。
本発明の請求項1に係るケリーバは、アウターケリーバと、前記アウターケリーバの径よりも小さく前記アウターケリーバに同軸上に配置される径の異なる複数のインナーケリーバと、を備え、前記アウターケリーバの上端部に回転駆動装置との接続部が設けられ、前記回転駆動装置からの回転駆動が前記接続部を介在して行われることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係るケリーバは、請求項1に記載のケリーバにおいて、前記アウターケリーバは前記接続部のみ回転駆動装置のヘッドと接続され、前記アウターケリーバが前記回転駆動装置の中空部に挿入されていないことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係るケリーバは、請求項1及び2の何れか1項に記載のケリーバにおいて、前記複数のインナーケリーバは、外側に配置される第1のグループのインナーケリーバと、内側に配置される第2のグループのインナーケリーバとに大別され、前記第2のグループのインナーケリーバは、その縦寸法が前記第1のグループのインナーケリーバの縦寸法よりも長く、前記回転駆動装置の中空部に挿入し得ることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る回転掘削機は、本発明の請求項1乃至3の何れか1項に記載のケリーバと前記回転駆動装置とを備えることを特徴とするものである。
The concept of the present invention is as follows.
The kelly bar according to claim 1 of the present invention includes an outer kelly bar and a plurality of inner kelly bars having different diameters that are smaller than the diameter of the outer kelly bar and are arranged coaxially with the outer kelly bar, and the upper end of the outer kelly bar. A connection portion with the rotation drive device is provided in the portion, and the rotation drive from the rotation drive device is performed via the connection portion.
The kelly bar according to
The kelly bar according to claim 3 of the present invention is the kelly bar according to any one of
The rotary excavator according to claim 4 of the present invention is characterized by including the excavator according to any one of claims 1 to 3 of the present invention and the rotary drive device.
本発明によれば、回転掘削機のリーダの頂点が低い場合に対応し、効率よく掘削することができる。 According to the present invention, it is possible to efficiently excavate in the case where the apex of the leader of the rotary excavator is low.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。図は好ましい形態を示すものであり、本発明の範囲において適宜変更してもよい。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The figure shows a preferable form, and may be changed as appropriate within the scope of the present invention.
[ケリーバの基本的な形態]
図1には本発明の実施形態に係るケリーバ110が示されており、図2には図1におけるII−II線に沿った断面の一部が示されている。本発明の実施形態に係るケリーバ110は、アウターケリーバ10と、アウターケリーバ10よりも径が小さくかつ径の異なる複数のインナーケリーバ30と、を備え、複数のインナーケリーバ30がアウターケリーバ10に対して同軸上に配置され、複数のインナーケリーバ30のそれぞれは隣接するアウターケリーバ10又はインナーケリーバ30に対して軸方向に、即ち上下にスライド可能に構成されている。
[Basic form of Keriva]
FIG. 1 shows a
アウターケリーバ10の上端部11の上方には、回転駆動装置120との接続部12が設けられ、回転駆動装置120からケリーバ10への回転駆動が接続部12を介して行われ、アウターケリーバ10からインナーケリーバ30へ回転駆動される。接続部12としては、例えば、図1に示されているように、上端部11から上方に向かって取り付けられた取付片13の対に、回転駆動装置120のロータリーヘッド121から下方に延びる接続片122を挟んで締結具により締め付けられている。接続部12は、例えばドーナツ状の上端部11に複数、例えば、2個乃至4個、上端部11のサイズに応じて設けられている。接続部12の構造については、ロータリーヘッド121の回転駆動を上端部12に伝達し得るものであれば図示以外のものでもよい。
A
特に、アウターケリーバ10は、接続部12のみで回転駆動装置120のロータリーヘッド121と接続され、アウターケリーバ10は、回転駆動装置120のロータの回転軸上に備わる中空部123には挿入されていない。そのため、アウターケリーバ10の径がロータリーヘッド121の寸法により制限されない。また、アウターケリーバ10はロータリーヘッド121のみから回転駆動する。図1では回転駆動装置120、ロータリーヘッド121を模式的に示している。
In particular, the
複数のインナーケリーバ30は、複数のグループに分けられていることが好ましい。複数のインナーケリーバ30は、外側に配置される第1のグループのインナーケリーバ40と、内側に配置される第2のグループのインナーケリーバ60とに大別され、第2のグループのインナーケリーバ60の縦寸法は、第1のグループのインナーケリーバ40の縦寸法よりも長く、回転駆動装置120の中空部123に挿入されてもよい。第2のグループのインナーケリーバ60は、第1のグループに属するインナーケリーバ40の縦方向寸法と比べて、例えば1.5倍から3倍程度長い。第2のグループに属するインナーケリーバ60の縦方向寸法は、ケリーバ110が用いられる場所の高さ、さらには、後述するケーシングの径、掘削する穴の深さにより設定される。
The plurality of inner keriva 30s are preferably divided into a plurality of groups. The plurality of inner
第1のグループのインナーケリーバ40のうちその最も径の大きいインナーケリーバ41は、アウターケリーバ10の直近に配置され得るものであり、第1のグループのインナーケリーバ40は何れもアウターケリーバ10に収容可能な寸法を有する。図1に示されているように、第1のグループのインナーケリーバ40は、何れも、アウターケリーバ10に収容されている状態において、アウターケリーバ10の下端からその一部が露出している。一方、第2のグループのインナーケリーバ60は、第1のグループのインナーケリーバ40のうち最も径の小さいインナーケリーバ46の内側に挿入可能な径方向寸法を有している。例えば、第2のグループのインナーケリーバ40の縦寸法はアウターケリーバ10の縦寸法よりも長くてよい。
The
このように、複数のインナーケリーバ30が第1のグループのインナーケリーバ40と第2のグループのインナーケリーバ60とに大別されることにより、アウターケリーバ10からの回転駆動力を、その内側の第1のグループに属するインナーケリーバ40のそれぞれに、インナーケリーバ41からインナーケリーバ42,43と順に、効率的に伝達することができる。さらに、第1のグループに属するインナーケリーバ40のうち最も内側のインナーケリーバ46からの回転駆動力を、第2のグループに属するインナーケリーバ60のそれぞれに、外側から内側に順に、効率的に伝達することができる。径が大きいインナーケリーバ30から径の小さなインナーケリーバ30に回転駆動力が伝達されるため、効率よく駆動される。
In this way, the plurality of inner keriva 30s are roughly classified into the
図1に示されているケリーバ110において、第1のグループのインナーケリーバ40は6本とし、第2のグループインナーケリーバ60は4本としているが、何れのグループの本数についても図示されている形態に限られることはない。また、図1に示されているケリーバ110においては、第1のグループのインナーケリーバ40と第2のグループのインナーケリーバ60との間に中間ケリーバ80が介在されている。この点については後述する。中間ケリーバ80、第2のグループのインナーケリーバ40を用いず、第1のグループのインナーケリーバ40で、つまり、ほぼ同様の縦寸法のインナーケリーバのみで多段式に構成しても構わない。また、図2では、アウターケリーバ10、第1のグループのインナーケリーバ40のうちアウターケリーバ10の直近に配置されるインナーケリーバ41、第2のグループのインナーケリーバ60のうち最も径の小さいインナーケリーバ64のみを示している。
In the
[ケリーバの詳細な形態]
図3には、本発明の実施形態に係るケリーバ110を構成するアウターケリーバ10、第1のグループに属する複数のインナーケリーバ40、中間ケリーバ80の略正面図を示しており、それらの関係を示している。なお、アウターケリーバ10から送り出されている状態を必ずしも示していない。図示では第1のグループのインナーケリーバ40が3本の場合を示しているが、1本でも、4本以上でもよい。
[Detailed form of Keriva]
FIG. 3 shows a schematic front view of the
アウターケリーバ10は略円筒状のケリーバ本体部21を有しており、上端部11のフランジには接続部12を有している。図3に示す形態では、アウターケリーバ10はケリーバ本体部21よりも径方向外側に円筒状の帯部15を有しており、帯部15の下端に設けた噛合部16にケーシング141が下から挿入されて、帯部15の穴にネジ等の図示しない締結手段を用いて取り外し可能に取り付けることができる。
The
アウターケリーバ10のケリーバ本体部21における内周面の下端部22には、最も外側のインナーケリーバ(以下、「第1のインナーケリーバ」と呼ぶこともある。)41が離脱しないように、図2に示されているように等角度間隔に、複数の内側突起部23がその他の部分より肉厚をもって円弧状に設けられている。複数の内側突起部23同士の間隔は、第1のインナーケリーバ40のケリーバ本体部51の外周に設けられた複数本の筋部55が通過できるように構成されている。複数の内側突起部23は、アウターケリーバ10のケリーバ本体部21からその内側のインナーケリーバ41に対して回転駆動力を伝達するためのものでもある。アウターケリーバ10のケリーバ本体部21の内周面は下端部22を除いて突起などが形成されておらず滑らかであることが好ましい。第1のインナーケリーバ41がスムーズに出し入れできるためである。
FIG. 2 is taken so that the outermost inner keriva (hereinafter, also referred to as “first inner keriva”) 41 does not separate from the
第1のグループのインナーケリーバ40は、何れも、略円筒形状のケリーバ本体部51を有しており、図1、図3に示されているように、ケリーバ本体部51の上部は外側の対応するインナーケリーバ40、アウターケリーバ10の何れかから脱落しないように脱落防止用の係合部54が設けられており、係合部54は例えば円環状に設けられている。
Each of the inner keriva 40s of the first group has a substantially cylindrical keriva
ケリーバ本体部51の外周面には複数本の筋部55が外向きに張り出す凸状に設けられており、各筋部55は、係合部54から鉛直下方端に延びる第1の縦筋部55aと、第1の縦筋部55aの中間部から鉛直方向に位置を異ならせて横方向に延びる複数本の横筋部55b,55cと、第1の縦筋部55aと平行に鉛直方向に延び横筋部55b,55cと接続される第2の縦筋部55dとで構成される。
A plurality of
ケリーバ本体部51の内周面おける下端部52には、そのケリーバ本体部51に同軸上に挿入される他のインナーケリーバ40、中間ケリーバ80の対応するものが離脱しないように、アウターケリーバ10の内側突起部23と同様に、等角度間隔に、複数の内側突起部56がその他の部分より肉厚をもって円弧状に設けられている。複数の内側突起部56同士の隙間は、それよりも内側で隣接する他のインナーケリーバ40、中間ケリーバ80の対応するもののケリーバ本体部21,51,91の外周に設けられた複数本の筋部55,95が通過できるように構成されている。複数の内側突起部56は、外側で隣り合うアウターケリーバ10、インナーケリーバ40の何れかのケリーバ本体部21,51からその内側の他のケリーバ本体部51,91に対して回転駆動力を伝達するためのものでもある。
At the
インナーケリーバ40のケリーバ本体部51の内周面は下端部52を除いて突起などが形成されておらず滑らかであることが好ましい。その内側に挿入される他のインナーケリーバ40や中間ケリーバ80がスムーズに出し入れできるためである。
It is preferable that the inner peripheral surface of the keriva
インナーケリーバ40のケリーバ本体部51の下端部にはストッパーとして外側に張り出した鍔部57が設けられている。それよりも外側で直近する径の大きい他のインナーケリーバ40からインナーケリーバ40が上方向に抜けないためである。
At the lower end of the kelly bar
中間ケリーバ80は、第1のグループのインナーケリーバ40と第2のグループのインナーケリーバ60との間に、同軸上に挿入されるものである。
中間ケリーバ80は、略円筒形状のケリーバ本体部91を有している。中間ケリーバ80のケリーバ本体部91は、縦方向略中間位置に外向きに張り出した凸状の係合部94が、好ましくは円環状に設けられている。係合部94が、第1のグループのインナーケリーバ40のうち対向するインナーケリーバ40のケリーバ本体部51の内側係合部56と係合する。
The
The
中間ケリーバ80のケリーバ本体部91の外周面には複数本の筋部95が設けられており、各筋部95は、係合部94から鉛直下方端に延びる第1の縦筋部95aと、第1の縦筋部95aの中間部から鉛直方向に位置を異ならせて横方向に延びる複数本の横筋部95b,95cと、第1の縦筋部95aと平行に鉛直下方端に延び横筋部95b,95cと接続される第2の縦筋部95dとで構成される。
A plurality of
ケリーバ本体部91の内周面おける下端部92には、そのケリーバ本体部91に同軸上に挿入され隣接する第2のグループのインナーケリーバ60が離脱しないように、アウターケリーバ10の内側突起部23と同様に、等角度間隔に、複数の内側突起部96がその他の部分より肉厚をもって円弧状に設けられている。複数の内側突起部96同士の隙間は、それよりも内側で隣接する第2のグループのうち最も外側のインナーケリーバ61のケリーバ本体部71の外周に設けられた複数本の筋部75が通過できるように構成されている。複数の内側突起部96は、ケリーバ本体部91からその内側のケリーバ本体部71に対して回転駆動力を伝達するためのものでもある。
At the
中間ケリーバ80のケリーバ本体部91の内周面は下端部を除いて突起などが形成されておらず滑らかであることが好ましい。その内側に挿入される他のインナーケリーバ61がスムーズに出し入れできるためである。
It is preferable that the inner peripheral surface of the kelly bar
中間ケリーバ80が設けられていることにより、その内側に設けられる第2のグループのインナーケリーバ60の縦方向寸法を第1のグループのインナーケリーバ40よりも長くしても、第2のグループのインナーケリーバ60を軸方向に沿って上下方向にスムーズに移動させることができる。
By providing the
図4に本発明の実施形態に係る第2のグループのインナーケリーバ60の略正面視の様子を模式的に示す。特に、図1に示すインナーケリーバ61,62,63に相当するものであるが、図1とは異なり下端部にはストッパーとしての鍔部78を有している。第2のグループのインナーケリーバ60は、何れも、ケリーバ本体部71を有しており、ケリーバ本体部71の上端部は外側の対応する中間ケリーバ80、インナーケリーバ60の何れかから脱落しないように脱落防止用の係合部74が設けられており、係合部74は例えば円環状に設けられている。最も径の小さいインナーケリーバ64を除いてケリーバ本体部71は略円筒形を有している。
FIG. 4 schematically shows a substantially front view of the
第2のグループのインナーケリーバ60においては、ケリーバ本体部71の外周面に複数本の筋部75が外向きに張り出して凸状に設けられている。第2のグループのインナーケリーバ60は、第1のグループのインナーケリーバ40よりも縦方向寸法が長く、そのため、各筋部75は次のように形成されている。各筋部75は、縦方向に延びる第1の縦筋部75a、第2の縦筋部75b及び第3の縦筋部75cと、横方向に延びる第1の横筋部75d、第2の横筋部75e、第3の横筋部75f、第4の横筋部75g、第5の横筋部75h及び第6の横筋部75iと、縦方向及び横方向の何れにも平行でない傾斜部75jとを備え、これらの各部が一体として設けられている。
In the
第1の縦筋部75aはその上端が係合部74に接続されてケリーバ本体部71の下端まで延びている。第2の縦筋部75bは、第1の縦筋部75aとは周方向の位置を異ならせてケリーバ本体部71の中間上部に設けられている。第3の縦筋部75cは、第1の縦筋部75aとは周方向の位置を異ならせているが、第2の縦筋部75bの延長線上に設けられ、ケリーバ本体部71の中間下部に設けられている。第1の横筋部75dは、第2の縦筋部75bの上端と第1の縦筋部75aとを横方向に接続するように設けられている。第2の横筋部75e及び第3の横筋部75fは、第2の縦筋部75bの中間部で上下に離れて各左右端が第1の縦筋部75a、第2の縦筋部75bに接続するように設けられている。傾斜部75jは、その上端を第2の縦筋部75bの下端に接続され、その下端が第1の縦筋部75aの略中間位置に接続されるように設けられている。傾斜の方向は、インナーケリーバ60が回転駆動する際、下方に送り出されやすいように配置されている。一方、第4の横筋部75gは、傾斜部75jよりも下方にて第3の縦筋部75cの上端と第1の縦筋部75aとを横方向に接続するように設けられている。第5の横筋部75h及び第6の横筋部75iは、第3の縦筋部75bの中間部で上下に離れて各左右端が第1の縦筋部75a、第3の縦筋部75cに接続するように設けられている。
The upper end of the first
最も内側に配置されるインナーケリーバ―64を除く各インナーケリーバ60においては、図1に示されているように、ケリーバ本体部71の内周面おける下端部には、そのケリーバ本体部71に同軸上に挿入される他のインナーケリーバ60が離脱しないように、アウターケリーバ10の内側突起部23と同様に、等角度間隔に、複数の内側突起部76がその他の部分より肉厚をもって円弧状に設けられている。複数の内側突起部76同士の隙間は、それよりも内側で隣接する他のインナーケリーバ60のケリーバ本体部71の外周に設けられた複数本の筋部75が通過できるように構成されている。複数の内側突起部76は、ケリーバ本体部71からその内側の他のケリーバ本体部71に対して回転駆動力を伝達するためのものでもある。
In each
図5に本発明の実施形態に係る第2のグループのインナーケリーバのうち最も内側のインナーケリーバ64の略正面視の様子を模式的に示す。図1に示すように、最も径の小さいインナーケリーバ64のケリーバ本体部71は図1に示すように中実、つまり棒状でもよく、又は、他のインナーケリーバ61乃至63のように略円筒形上でもよい。ケリーバ本体部71は、図4に示すのと同様な鍔部75を有している。第2のグループのインナーケリーバ60のうち最も内側に配置され、径の小さいインナーケリーバ64においては、ケリーバ本体部71の上端にはワイヤー135の下端を連結するための連結部77が設けられ、ケリーバ本体部71の下端には、ケリーバ本体部71の径及び筋部75よりも外側に張り出した鍔部78が設けられ、鍔部78が少なくともその外側にある一又は複数の他のインナーケリーバ60の鍔部78や鍔部57又は97に当接して、最内側のインナーケリーバ64が外側に配置されている他のインナーケリーバ60から上方に抜けない。この鍔部78の下端には、必要に応じて図示しないスプリングを介在し、各種のドリルやシャベルなどのツールを取り付ける取付部79が設けられている。図4に示すインナーケリーバ60の下端部にはストッパーとしての鍔部78を設けているが、図1に示すように、インナーケリーバ64以外のインナーケリーバ60(例えば、61,62,63)のそれぞれ、特に、インナーケリーバ64に近いものについては鍔部78を設けないで、インナーケリーバ64に設けた鍔部78で代用することもできる。比較的、径の小さなインナーケリーバの場合に有効である。
FIG. 5 schematically shows a substantially front view of the innermost
[回転掘削機]
次に、このようなケリーバ110を備える回転掘削機100について詳細に説明する。図6に本発明の実施形態に係る回転掘削機100の概略を示す。回転掘削機100は、例えば図6に示すように、クローラ走行体131と、クローラ走行体131に搭載される旋回体132と、旋回体132に立設されるリーダ133と、リーダ133に昇降可能に取り付けられる保持部134と、保持部134により支持される回転駆動装置120としてのケリーバ駆動部と、ケリーバ駆動部によって駆動されるケリーバ110と、ケリーバ110の最も内側のインナーケリーバ64の連結部77に一端が接続され、他端が巻き上げウイッチ(図示せず)に接続されたワイヤー135と、リーダ133の上部に設けられてワイヤー135を繰り出すシーブ136と、一端が保持部134に接続され、他端が旋回体132に接続されるリーダ傾斜部137と、を含んで構成される。
[Rotary excavator]
Next, the
図6においては、アウターケリーバ10の帯部15にケーシング141が装着され、幾つかのインナーケリーバ30がアウターケリーバ10の下端から下方に送り出され、地面にケーシング141が圧入されている状態を示している。リーダ133がリーダ傾斜部137により上方に移動しても、地面からの高さが比較的低い、数m、例えば3m〜6m、好ましくは、4m〜5mの範囲であっても、縦方向の長さが短いアウターケリーバ10に第1のグループのインナーケリーバ40がその大部分を収容可能にし、アウターケリーバ10や第1のグループのインナーケリーバ40よりも縦寸法が長いがリーダ133の頂点に達しないような短い第2のグループのインナーケリーバ60を、内側から順に回転駆動装置120によりアウターケリーバ10、第1のグループの各インナーケリーバ40、第2のグループの各インナーケリーバ60に回転駆動力が伝達され、最も内側のインナーケリーバ64が回転しながら下方に送り出される。最も内側のインナーケリーバ64が下方に送り出され、そのインナーケリーバ64の上端部の係合部74が隣接する外側のインナーケリーバ60の下端の内側突起部76に当接すると、その外側のインナーケリーバ60が回転しながら下方に送り出される。
FIG. 6 shows a state in which the
このように、インナーケリーバ30が例えば10段〜15段のように多段式で構成され、複数のインナーケリーバ30が第1のグループのインナーケリーバ40と第2のグループ60とに大別され、第1のグループのインナーケリーバ40は第2のグループのインナーケリーバ60より縦方向寸法が短く、第1のグループのインナーケリーバ40は第2のグループのインナーケリーバ60より径が大きい。そのため、第1のグループに属するインナーケリーバ40を第2のグループに属するインナーケリーバ60よりも多くすることにより、横寸法を大きくし、ケリーバ110全体の縦方向の距離を短くすることができる。よって、例えば3m〜6m、特に、4m±1mというような低い高さ制限のある場所においても、掘削作業を行うことができる。
In this way, the
アウターケリーバ10が、回転駆動装置120の下端のロータリーヘッド121に取り付けられ、回転駆動装置120のロータリーの中空部123には挿入しないことにより、回転駆動装置120の縦方向寸法を小さくすることができ、高さ制限のある場所において特に有効である。
By attaching the
さらには、第2のグループのインナーケリーバ60の縦寸法が第1のグループのインナーケリーバ40の縦寸法の1.5倍から3倍のように長くすることができるため、より深くまで掘削することができる。
Furthermore, since the vertical dimension of the
本発明の実施形態に係るケリーバ110は、図1に示すように、鉛直方向にロータの中空部123を有して下端にロータリーヘッド121を有する回転駆動装置120を用い、そのロータリーヘッド121の下面に取り付けられて、ロータリーヘッド121により回転駆動される。複数のインナーケリーバ30のうち第2のグループのインナーケリーバ60は、回転駆動装置120の中空部123に挿通され、最も内側のインナーケリーバ64は連結部77でワイヤー135と接続されている。回転駆動装置120の中空部123に挿入されているインナーケリーバ60は、何れも、回転駆動装置120には接触しておらず、これらのインナーケリーバ60は、その外側のインナーケリーバ40のみから回転駆動力が与えられている。
As shown in FIG. 1, the
本発明の実施形態では、回転駆動装置120は、中空部123の内周壁に凹凸を有していてもよいが、この凹凸とインナーケリーバ40とは接触していない。従来では、このような凹凸とケリーバとが接触し、回転駆動装置120における凹凸がケリーバに回転駆動力を与えている。したがって、従来と比較して、回転駆動装置120をより小型化し高さ制限のある場所でも適用することができる。
In the embodiment of the present invention, the
本発明の実施形態では、第1のグループのインナーケリーバ40と第2のグループのインナーケリーバ60との間に中間ケリーバ80を介在させ、中間ケリーバ80のケリーバ本体部91の外周面を係合部94の上下に延ばしている。これにより、第2のグループのインナーケリーバ60をアウターケリーバ10及び第1のグループのインナーケリーバ40と同軸上で上下移動可能にしている。これは好ましい形態の一つであって必ずしも設ける必要はない。
In the embodiment of the present invention, the
係合部54,74,94は円環状である場合を図示しているが、必ずしも円環状である必要はなく、或るインナーケリーバ30の係合部がその外側で隣接するインナーケリーバ30又はアウターケリーバ10の内側突起部23,56,76等と係合して、アウターケリーバ10からその内側に隣接するインナーケリーバ31に回転駆動力を伝達し、また、或るインナーケリーバ30の回転駆動力がその内側に隣接するインナーケリーバ30に伝達できる形状であればよい。
Although the engaging
10:アウターケリーバ
12:接続部
30:インナーケリーバ
40:第1のグループのインナーケリーバ
60:第2のグループのインナーケリーバ
100:回転掘削機
110:ケリーバ
120:回転駆動装置
121:ロータリーヘッド
123:中空部
10: Outer Kelly Bar 12: Connection 30: Inner Kelly Bar 40: First Group Inner Kelly Bar 60: Second Group Inner Kelly Bar 100: Rotary Excavator 110: Kelly Bar 120: Rotational Drive 121: Rotary Head 123: Hollow Department
Claims (4)
前記アウターケリーバの径よりも小さく前記アウターケリーバに同軸上に配置される径の異なる複数のインナーケリーバと、
を備え、
前記アウターケリーバの上端部に回転駆動装置との接続部が設けられ、前記回転駆動装置からの回転駆動が前記接続部を介在して行われる、ケリーバ。 With outer keriba,
A plurality of inner kerivas having a diameter smaller than the diameter of the outer keriva and having different diameters coaxially arranged on the outer keriva,
With
A kelly bar in which a connection portion with a rotation drive device is provided at an upper end portion of the outer kelly bar, and rotation drive from the rotation drive device is performed via the connection portion.
前記アウターケリーバが前記回転駆動装置の中空部に挿入されていない、請求項1に記載のケリーバ。 Only the connection portion of the outer keriba is connected to the head of the rotary drive device,
The kelly bar according to claim 1, wherein the outer kelly bar is not inserted into the hollow portion of the rotary drive device.
前記第2のグループのインナーケリーバは、その縦寸法が前記第1のグループのインナーケリーバの縦寸法よりも長く、前記回転駆動装置の中空部に挿入し得る、請求項1及び2の何れか1項に記載のケリーバ。 The plurality of inner keriva are roughly classified into a first group of inner keriva arranged on the outside and a second group of inner keriva arranged on the inner side.
Any one of claims 1 and 2 that the vertical dimension of the inner kelly bar of the second group is longer than the vertical dimension of the inner kelly bar of the first group and can be inserted into the hollow portion of the rotary drive device. Keriva described in the section.
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