JP2021068002A - 制御装置、プログラム、および制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】入力に応じて特定する対象の切り替えを速やかに行うことが可能な制御装置、プログラム、および制御システムを提供する。【解決手段】少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を取得する取得部と、前記取得部で取得された入力に従って、前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、制御装置。【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置、プログラム、および制御システムに関する。
従来、表示装置に表示されたポインタなどを移動させる入力に関し、様々な方法が提案されている。例えば、下記特許文献1では、操作者の指などの操作体による入力を可能とする入力装置が開示されている。また、下記特許文献1には、入力装置を、車両に搭載されたナビゲーション装置を操作するための遠隔操作デバイスに適用する技術が開示されている。
上記特許文献1では、タッチパッドにより形成された入力装置を用いて、表示部に表示された操作ボタンの選択及び決定が行われている。しかしながら、入力に応じて特定する対象(選択する対象)を切り替える際の切り替え量が常に同じ規定量の場合、目的の対象を特定するまでに時間や手間が掛かる場合があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、入力に応じて特定する対象の切り替えを速やかに行うことが可能な、新規かつ改良された制御装置、プログラム、および制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を取得する取得部と、前記取得部で取得された入力に従って、前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、制御装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を取得する取得部と、前記取得部で取得された入力に従って、前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、として機能させ、前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を検出する入力装置と、前記入力装置が検出した前記入力を取得する取得部と、前記取得部が取得した入力に従って前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、を有する制御装置と、を備え、前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、制御システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、入力に応じて特定する対象の切り替えを速やかに行うことが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る制御システム1の概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、車両に搭載される。車両は、ユーザの利用対象となる移動体の一例である。
図1は、本発明の一実施形態に係る制御システム1の概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、車両に搭載される。車両は、ユーザの利用対象となる移動体の一例である。
本実施形態に係る制御システム1は、図1に示すように、車両に搭載される入力装置20および表示装置30を含む。入力装置20および表示装置30は互いに異なる位置に設けられる。制御システム1は、入力装置20を用いて表示装置30に対する入力を行うことを可能とする遠隔入力システムであってもよい。
表示装置30は、例えば運転者が座る運転席2の前方(ステアリングホイール6とフロントガラスの間)に設けられ、所謂インストルメントパネルとして用いられてもよい。この場合、表示装置30には、例えばメーター類(スピードメーター、燃料計、タコメーター(エンジン回転計)、オドメーター(総走行距離)、トリップメーター(区間走行距離)、燃費計等)、燃料残量警告灯、および方向指示表示灯等が表示される。
また、表示装置30は、図1に示すように、助手席3の前方まで延長される大型のディスプレイであってもよい。大型のディスプレイを用いることで、表示領域が拡大され、様々な情報を一画面で表示することが可能となる。例えば、メーター類等と共に、車両の経路案内を行うナビゲーション画面、車両の空調制御に関する情報を示す空調画面、車両に搭載されたスピーカからの音声出力の制御に関する情報を示すオーディオ画面などを、一画面で表示することが可能となる。なお、ここでは表示領域の拡大の一例として、表示装置30を1つの大型ディスプレイにより形成する場合を述べたが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両に複数の表示装置30を設けて表示領域を拡大してもよい。また、表示装置30の表示画面は、平面により形成されてもよいし、曲面により形成されてもよい。
(課題の整理)
車両に搭載される表示装置に対する入力方法として、表示画面に表示したアイコンやボタン等の画像に触れて入力を行う所謂タッチ入力があるが、表示装置の大きさや配置場所、運転者の座る位置や姿勢等によっては、運転者の手が届かず、入力が困難な場合がある。
車両に搭載される表示装置に対する入力方法として、表示画面に表示したアイコンやボタン等の画像に触れて入力を行う所謂タッチ入力があるが、表示装置の大きさや配置場所、運転者の座る位置や姿勢等によっては、運転者の手が届かず、入力が困難な場合がある。
これに対し、図1に示すように、表示装置30と異なる位置に入力装置20を設け、表示装置30に対して遠隔入力を行うことが挙げられる。入力装置20は、例えばセンターコンソール4の上面や、アームレスト5の近くなど、運転者の手が届く範囲に設けられる。これにより、表示装置30の大きさや配置場所の自由度が上がり、デザイン性及び機能性の向上と、操作性の向上を両立させることができる。入力装置20は、例えば操作面への指等の接触を検出するタッチパッドであってもよい。運転者は、手元を注視せずに表示装置30を見ながら、表示装置30に表示される対象に対して入力を行うことが可能となる。
ここで、入力装置20からの入力に応じて、制御対象として特定する対象(選択する対象)を切り替える際の切り替え量が常に同じ規定量の場合、目的の対象を特定するまでに時間や手間が掛かる場合があった。
本発明の一実施形態に係る制御システム1は、上記の点に着目して発想されたものであり、入力に応じて特定する対象の切り替えを速やかに行うことを可能とする。
以下、本実施形態による制御システム1の構成について詳細に説明する。
<2.構成例>
図2は、本実施形態に係る制御システム1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御システム1は、制御装置10、入力装置20、表示装置30、スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60を有する。スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60は、車両に搭載される車内機器の一例である。本実施形態では、制御装置10による車内機器の制御についても言及するため、一例として具体例を図2に図示したものであり、制御システム1は必ずしもこれらの車内機器を含む構成でなくともよい。
図2は、本実施形態に係る制御システム1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御システム1は、制御装置10、入力装置20、表示装置30、スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60を有する。スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60は、車両に搭載される車内機器の一例である。本実施形態では、制御装置10による車内機器の制御についても言及するため、一例として具体例を図2に図示したものであり、制御システム1は必ずしもこれらの車内機器を含む構成でなくともよい。
制御装置10、入力装置20、表示装置30、スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60は、一例として全て車両に搭載される。制御装置10は、入力装置20、表示装置30、スピーカ40、空調制御装置50、及びナビゲーション装置60と、例えば通信ネットワークにより接続される。通信ネットワークは、例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)、又はLAN(Local Area Network)等の任意の規格に準拠した車載通信ネットワークであってもよい。
本実施形態では、制御装置10が、入力装置20及び表示装置30と別の装置として構成される場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置10は、入力装置20と一体化した装置であってもよいし(すなわち、入力部を有する制御装置10)、表示装置30と一体化した装置(すなわち、表示部を有する制御装置10)であってもよい。
(2−1.入力装置20)
入力装置20は、異なる位置に設けられた表示装置30に表示される対象(一例として、画像)に対する遠隔入力に用いられる。入力装置20は、遠隔入力デバイスとも称される。具体的には、入力装置20は、車両の乗員(例えば運転者)による入力を検出し、検出した入力に基づく情報(入力情報)を、制御装置10に送信する。
入力装置20は、異なる位置に設けられた表示装置30に表示される対象(一例として、画像)に対する遠隔入力に用いられる。入力装置20は、遠隔入力デバイスとも称される。具体的には、入力装置20は、車両の乗員(例えば運転者)による入力を検出し、検出した入力に基づく情報(入力情報)を、制御装置10に送信する。
入力装置20は、一例として、タッチパッドにより実現され得る。具体的には、入力装置20は、平面または曲面により形成される操作面と、当該操作面への指等の操作体の接触を検出するタッチセンサとから構成される。接触の検出方式は、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、電磁誘導方式、赤外線方式等が用いられる。入力装置20は、操作面における1以上の接触位置座標、接触位置の移動情報(移動方向、移動距離、移動速度等)、接触面積、接触時間、及び接触時の圧力(押下圧)等を検出し得る。入力装置20は、これらの検出結果を制御装置10に送信する。
また、入力装置20は、検出結果に基づいて、操作面上でどのような種類の入力が行われたかを判定してもよい。例えばタッチ入力には、タップ(操作面を短く1回タッチ)、ダブルタップ(操作面を短く2回タッチ)、スワイプ(操作面にタッチしたまま指を上下左右に滑らせる)、ロングタップ(操作面にタッチしたまま一定時間経過)、ピンチイン(操作面に二本の指でタッチし、その間を狭めるよう指を動かす)、ピンチアウト(操作面に二本の指でタッチし、その間を広げるよう指を動かす)等がある。入力装置20は、いずれの種類の入力が行われたかを判定し、判定結果を上記検出結果と共に制御装置10に送信してもよい。
なお、本実施形態による入力装置20は、タッチパッドに限定されず、押しボタンやレバー等の物理的な構造のスイッチにより実現されてもよい。また、入力装置20は、タッチパッドと物理的な構造のスイッチの両方により実現されてもよい。
入力装置20は、例えば運転者の手が届く範囲に搭載される。具体的には、図1に示すように、運転席2と助手席3の間に設置されたセンターコンソール4上に設けられてもよい。また、入力装置20は、センターコンソール4上であって、かつ、運転者が腕を置くアームレスト5の近くに設けられてもよい。入力装置20が設けられる位置は、図1に示す例に限定されない。例えば、運転者が把持して車両の進行方向の調整する(操舵する)ための部品であるステアリングホイール6、又は、ステアリングホイール6を支持する筐体(ステアリングコラムと称される)に、入力装置20が設けられてもよい。また、入力装置20は、運転席2の座面の端部や側面に設けられてもよいし、運転席2の横に配置されるフロントドアの室内側の面に設けられてもよい。
(2−2.表示装置30)
表示装置30は、様々な情報を提示する機器である。表示装置30は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、又は投影型のディスプレイ等によって実現され得る。表示装置30の種類、大きさ、数、及び表示装置30が設けられる位置は、特に限定されない。例えば、表示装置30は、運転席2の前面から助手席3の前面まで延長された1つの大型ディスプレイであってもよい。また、複数の表示装置30が並べられてもよい。
表示装置30は、様々な情報を提示する機器である。表示装置30は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、又は投影型のディスプレイ等によって実現され得る。表示装置30の種類、大きさ、数、及び表示装置30が設けられる位置は、特に限定されない。例えば、表示装置30は、運転席2の前面から助手席3の前面まで延長された1つの大型ディスプレイであってもよい。また、複数の表示装置30が並べられてもよい。
表示装置30は、制御装置10から提供される表示画像に関する情報を用いて、各種表示を行う。表示装置30に表示される画像には、入力装置20を用いて行われる入力の対象となる画像が含まれる。入力の対象となる画像には、例えばウィンドウ、ウィジットアイコン、ボタン、メニュー、タブなどのGUI(Graphical User Interface)が用いられる。
(2−3.制御装置10)
制御装置10は、入力装置20からの入力に基づいて表示装置30の表示を制御する装置である。また、制御装置10は、入力装置20からの入力に基づいて、表示装置30に表示された対象に関連付けられた機能を実行する装置である。
制御装置10は、入力装置20からの入力に基づいて表示装置30の表示を制御する装置である。また、制御装置10は、入力装置20からの入力に基づいて、表示装置30に表示された対象に関連付けられた機能を実行する装置である。
制御装置10は、ユーザの利用対象の一例である車両に搭載される。例えば制御装置10は、車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit)等によって実現され得る。なお、制御装置10を実現する装置は必ずしもECUに限定されない。例えば、制御装置10は、ECUに搭載されるマイコン等によって実現されてもよい。また、車両と制御装置10が別体として構成されてもよい。例えば、制御装置10は、車両に搭載されない外部装置(例えば、クラウドサーバ、スマートフォン、又は、他の車両等)によって実現されてもよい。
図2に示すように、制御装置10は、通信I/F(インタフェース)110と、制御部120と、記憶部140と、を備える。
(通信I/F110)
通信I/F110は、車両の内部に存在する様々な車内機器との間でデータの送信および受信を行う機能を有する。
通信I/F110は、車両の内部に存在する様々な車内機器との間でデータの送信および受信を行う機能を有する。
車内機器との間におけるデータの送受信は、例えばCAN、LIN、又はLAN等の任意の規格に準拠した車載通信ネットワークを用いて行われ得る。通信I/F110は、少なくとも一つの表示装置30に表示される対象に対する入力を入力装置20から取得する取得部(受信部)としても機能する。また、通信I/F110は、表示装置30、スピーカ40、空調制御装置50、およびナビゲーション装置60といった車内機器との間でデータの送信および受信を行う通信部としても機能する。
また、通信I/F110は、車両の外部に存在する装置(以下、外部の装置とも称する)との間でデータの送信および受信を行う機能を有していてもよい。通信I/F110は、外部の装置との間におけるデータの送受信を行う機能として、例えばWiMAX、LTE(Long Term Evolution)などのセルラー通信プロトコル、又は、無線LAN(Wi−Fi(登録商標))、Bluetooth(登録商標)などのその他の無線通信プロトコルを実装してもよい。通信I/F110は、基地局やアクセスポイントを介して、外部ネットワーク(例えば、インターネット)上のサーバに接続し得る。また、通信I/F110は、車両に搭載される機器との通信を目的に策定された通信プロトコルを実装してもよい。例えば、通信I/F110は、車両同士(具体的には各車両に搭載された制御装置同士)の通信である車車間通信(Vehicle-to-Vehicle)、車両(具体的には車両に搭載された制御装置)と路上に設置された機器(路上器)とが通信する路車間通信(Vehicle-to-roadside-Infrastructure)、スマートフォン等の通信機器を携帯する歩行者と車両(具体的には車両に搭載された制御装置)との通信(Vehicle-to-Pedestrian)の少なくともいずれかを含むV2X通信を行ってもよい。
これにより、制御装置10は、車両の外部に存在する装置から取得した情報を、表示装置30に表示して運転者に提示することが可能となる。具体的には、例えば通信I/F110は、インターネット上から、運転者に紐付くスケジュール情報、メール情報、写真/動画、SNS(Social Networking Service)情報等、また、交通情報、天気情報、ニュース、Webページ等を受信することが可能である。
(制御部120)
制御部120は、制御装置10にて行われる処理全般を統括的に制御する構成である。例えば、制御部120は、記憶部140に記憶されているプログラムやパラメータ等を用いて各種機能を実現するための処理を実行する。制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、MCU(Micro Controller Unit)等のプロセッサによって実現され得る。なお、制御部120の制御内容は特に限定されない。
制御部120は、制御装置10にて行われる処理全般を統括的に制御する構成である。例えば、制御部120は、記憶部140に記憶されているプログラムやパラメータ等を用いて各種機能を実現するための処理を実行する。制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や、MCU(Micro Controller Unit)等のプロセッサによって実現され得る。なお、制御部120の制御内容は特に限定されない。
例えば、制御部120は、車両に搭載された機器の制御を行う。一例として、制御部120は、表示装置30における表示に関する制御、スピーカ40から音声を出力する制御、空調制御装置50による車室内の空調の制御、ナビゲーション装置60による車両の経路案内に関する制御を行い得る。
ここで、制御部120による表示に関する制御について詳しく説明する。制御部120は、表示装置30の表示を制御する表示制御部として機能する。例えば、制御部120は、表示装置30に表示される画像を生成し、通信I/F110から表示装置30に送信する制御を行う。
例えば、制御部120は、車内機器から取得した情報に基づいて、当該情報を運転者に提示するための画面を生成し、表示装置30に送信する。具体的には、制御部120は、メーター類や、燃料残量警告灯、方向指示表示灯等の情報を取得し、表示装置30に表示するよう制御する。また、制御部120は、インターネット上から取得した情報(運転者に紐付くスケジュール情報、メール情報、また、交通情報、天気情報、ニュース等)を表示する画面を生成し、表示装置30に送信する。
また、制御部120は、車内機器を制御するための入力を受け付ける画像を生成し、表示装置30に送信する。具体的には、例えば制御部120は、スピーカ40からの音声出力を制御するためのオーディオ制御画面、空調制御装置50による車内温度や湿度の調整を制御するための空調制御画面、及びナビゲーション装置60による車両の経路案内を制御するためのナビゲーション画面を生成し、表示装置30に送信してもよい。
制御部120は、各画面の生成を、制御装置10にインストールされたアプリケーションにより行ってもよい。また、各画面の生成は、各車内機器において行われてもよい。また、各画面の生成は、制御装置10とは別体に設けられた画像処理装置(例えば、車両に搭載されるGPU(Graphics Processing Unit)等によって実現され得る)により行われてもよい。この場合、制御装置10以外の装置で生成された画面の情報が、車載通信ネットワークを介して制御装置10に送信される。制御装置10は、受信した当該画面を表示装置30に送信するよう制御する。
制御部120により生成され、表示装置30に表示される画像には、入力装置20の入力の対象となる画像(例えば、ウィンドウ、ウィジット、アイコン、ボタン、メニュー、タブなどのGUI)が含まれる。運転者は、入力装置20を用いて、入力の対象となる画像を選択し、当該画像に関連付けられた項目(以下、機能とも称する)の実行を指示する入力(選択を確定する入力)を行うことができる。
入力の対象となる画像には、項目(機能)が関連付けられている。制御部120は、入力に従って、1以上の画像の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、特定した項目の制御を実行する(具体的には、選択及び確定された画像に関連付けられた項目の制御を実行する)。画像に関連付けられた機能(項目)としては、例えば、所定の画面への遷移、詳細情報の表示、メニュー表示、拡大表示など、表示装置30における表示に関する機能が挙げられる。また、画像に関連付けられた機能としては、その他車内機器に対する制御も挙げられる。例えば、スピーカ40に対して音声出力に関する制御(例えば、再生する音楽の選定、再生、次の曲の再生、ラジオのチャンネルの変更、音量の調整などの各機能の実行)を行う機能が、挙げられる。また、空調制御装置50に対して、車内の温度や湿度を調整する空調に関する制御(例えば、温度の設定、湿度の設定、送風の向きや強さの設定などの各機能の実行)を行う機能が、挙げられる。また、ナビゲーション装置60に対して、車両の経路案内に関する制御(例えば、目的地の検索、目的地の設定、経由地の設定、経路検索、移動速度の設定、交通情報の取得、現在位置の取得、現在位置周辺の地図情報の取得などの各機能の実行)を行う機能が、挙げられる。
ここで、表示装置30に表示された画像の選択について説明する。表示装置30では、現在選択されている位置を示す表示である選択位置表示が行われる。選択位置表示は、選択されている画像を強調する表示である。これにより、運転者は、表示装置30において現在どの画像が選択されているか(選択されている位置がどこであるか)を、認識することができる。選択位置表示は、例えば選択されている画像を囲む枠(カーソルとも称される)の表示であってもよい。また、選択位置表示は、選択されている画像の色(色相、明度、彩度)や形を変化させることで実現されてもよい。
制御部120は、表示装置30において新たに画面が表示された初期の状態では(例えば表示装置30の電源が入って画面表示が行われた最初の段階や、画面が遷移して新たな画面が表示された際等)、最も左上などの規定された位置に表示されている画像に、選択位置表示を行うようにしてもよい。そして、制御部120は、入力装置20を用いて行われる入力に応じて、選択位置表示を移動させる(すなわち、選択の対象を切り替える)制御を行う。運転者は、入力装置20からの入力により選択の対象が切り替わったことを、表示装置30における選択位置表示(例えば枠の表示)の移動により把握することができる。
選択位置表示の移動について説明する。例えば、入力装置20から右方向の入力(タッチパッド上での右方向へのスワイプ、タッチパッドの右側領域でのタップ、右方向への移動を入力するボタンの押下、レバーを右方向に倒す等)が行われた場合、制御部120は、選択位置表示を右方向に移動させる。具体的には、制御部120は、選択位置表示が行われている画像の右隣に位置する画像が新たに選択されたものと判断し(選択の対象が切り替わったと言える)、当該右隣に位置する画像に対して選択位置表示を行うよう制御する。制御部120は、入力が所定の閾値を超えた場合に、選択位置表示を移動させるようにしてもよい。例えば、制御部120は、スワイプ操作の場合、接触位置の移動距離が所定の閾値を超えた場合に、選択位置表示を移動させるようにしてもよい。
また、制御部120は、入力装置20を用いた入力によって指定される位置である入力位置と、画像との位置関係に基づいて、選択されている画像を判断してもよい。入力位置には、一例として、座標(例えば、二次元直交座標)の形式が用いられる。制御部120は、入力位置が、画像の表示領域内(または、画像の端辺(境界線)から規定された範囲を含む領域内)に位置する場合、当該画像が選択されていると判断する。また、制御部120は、入力位置を示す画像(例えば、ポインタなど)を表示し、ポインタが画像の表示領域内に位置した場合、当該画像に、選択位置表示を行うようにしてもよい。
そして、入力装置20において選択を確定する(すなわち機能の実行を指示する)所定の入力(例えば、タップ、ダブルタップ、長押し、確定入力用ボタンの押下等)が行われた場合、制御部120は、選択されている画像に関連付けられた機能を実行する制御を行う。
(切替量の変更について)
ここで、入力に従って、制御対象として特定される項目(特定される対象であって、具体的には、機能)を切り替える切替量の変更について説明する。切替量とは、制御対象として特定される項目(機能)を別の項目(機能)に変更する際に、いずれの項目(機能)に変更するかを決定するための基準となる値を示すものである。例えば、順に並ぶ項目を順次切り替える(1つずつ変更する)場合は切替量1となり、1つずつ飛ばして切り替える(2つずつ変更する)場合は切替量2となる。
ここで、入力に従って、制御対象として特定される項目(特定される対象であって、具体的には、機能)を切り替える切替量の変更について説明する。切替量とは、制御対象として特定される項目(機能)を別の項目(機能)に変更する際に、いずれの項目(機能)に変更するかを決定するための基準となる値を示すものである。例えば、順に並ぶ項目を順次切り替える(1つずつ変更する)場合は切替量1となり、1つずつ飛ばして切り替える(2つずつ変更する)場合は切替量2となる。
制御部120は、入力装置20からの入力に応じて切替量を変更することが可能である。例えば入力装置20からの入力が規定された入力である場合、制御部120は、切替量を、予め規定された所定値よりも大きい値とする。これにより、対象の切り替えを速やかに行うことが可能となる。例えば、所定値が1である場合、切替量を2以上の値とすることで、制御対象として特定する機能を2以上の値ずつ切り替え、速やかな切り替えを実現し得る。
本実施形態では、一例として、表示装置30に表示された画像のうち、いずれの画像に関連付けられた機能が制御対象の機能として特定されているかが、上述した選択位置表示により明示され得る。制御部120は、入力に応じて制御対象の機能を切り替えると共に、切り替えた機能が関連付けられている画像に選択位置表示を表示する制御を行う。すなわち、制御部120は、選択位置表示の表示位置を変更させる(選択位置表示を移動させる)表示制御を行う(選択位置表示が移動した画像に関連付けられた機能を制御対象の機能として特定するとも言える)。切替量を変更することで、例えば現在選択している画像とは離れた位置に表示されている画像を選択するために、通常は何度も入力を行って選択位置表示を移動させなければならないところ、1回の入力で瞬時にその画像を選択することができ、利便性が向上する。
以下、入力に応じた切替量の変更についてさらに具体的に説明する。
制御部120は、規定された特定の入力(以下、本明細書において、特殊入力とも称す)以外の入力の場合は、所定値で切り替えるよう制御する。規定された特定の入力(特殊入力)以外の入力は、通常行われることが想定される普段の入力であって、本明細書において、通常入力とも称する。どのような入力が通常入力であるかは、予め規定されていてもよい。通常入力としては、例えば、1本の指によるスワイプ操作、1回のタップ操作、ボタンの1回押下、レバーを倒してすぐに戻す操作等が挙げられる。制御部120は、取得した入力が通常入力であるか否かを判断するようにしてもよい。
通常入力の場合の切替量に用いられる所定値は、例えば1(一例として、切替量の最小値)であってもよい。この場合、制御部120は、通常入力が行われると、制御対象として特定する機能(項目)を1つ切り替える。具体的には、例えば制御部120は、表示画面上において、現在制御対象として特定されている機能が関連付けられた画像(選択位置表示が表示されている画像であって、選択されている画像とも言える)に対して、通常入力により示される方向に位置する1つ隣の画像に関連付けられた機能に、制御対象として特定する機能を切り替える。1つ隣の画像とは、通常入力により示される方向上において最も近い位置に表示されている画像である。通常入力により示される方向とは、例えば、スワイプの方向、タップされた操作面の領域に設定されている方向、押下されたボタンに設定されている方向、レバーを倒した方向等が挙げられる。
また、制御部120は、特殊入力が行われた場合、切替量を変更し、変更した値で切り替えを行う。特殊入力としては、例えば、3本の指によるスワイプ操作、スワイプ操作の速さが規定値以上、操作面において方向が設定された領域(例えば右端、左端、上端、下端等)での長押し、方向が設定されたボタンの2回押下/長押し、レバーを所定時間倒したままにする操作等が挙げられる。どのような入力が特殊入力であるかは、例えば入力の大きさ(例えばスワイプ操作の移動距離、移動速度、押し込み量、押し込み回数、レバーを倒している時間等の大きさ)を基準として規定されてもよい。
制御部120は、特殊入力が行われた場合、切替量を、上記所定値よりも大きい値としてもよい。例えば所定値が1である場合、制御部120は、切替量を2以上の値としてもよい。切替量を2とした場合、制御部120は、制御対象の機能を2つずつ切り替える。具体的には、例えば制御部120は、表示画面上において、現在制御対象として特定されている機能が関連付けられた画像(選択位置表示が表示されている画像であって、選択されている画像とも言える)に対して、特殊入力により示される方向に位置する2つ隣の(1つ飛ばした)画像に関連付けられた機能に、制御対象として特定する機能を切り替える。2つ隣の画像とは、特殊入力により示される方向上において2番目に近い位置に表示されている画像である。特殊入力により示される方向とは、例えば、スワイプの方向、タップされた操作面の領域に設定されている方向、押下されたボタンに設定されている方向、レバーを倒した方向等が挙げられる。
また、特殊入力が行われた場合の切替量の変更は、上述した例に限定されない。例えば、制御部120は、制御対象の機能として特定されている機能を含む1以上の機能からなる第1グループから、当該第1グループとは異なり制御対象の機能として特定されていない機能を含む第2グループへと変更する制御量を、切替量としてもよい。
ここで、図3を参照して、制御対象として特定する機能の特殊入力に応じた切り替えについて説明する。図3は、本実施形態による特殊入力に応じて、制御対象として特定する機能を切り替えた際の表示画面の一例を示す図である。図3では、移動体の一例である車両に搭載された表示装置30の表示画面に、入力の対象の一例である画像が1以上表示されている。
図3に示すように、表示装置30には、一例として、メニューを表示するメニュー表示画像80、スピーカ40から再生している音楽等の情報を示すオーディオ情報画像81、ナビゲーション装置60による車両の経路案内に関する情報を示すナビゲーション画像82、及び現在地の天気情報を示す天気情報画像83が表示される。なお、図3に示す表示画面は一例であって、他にも例えば、空調制御装置50による空調制御に関する情報を示す空調情報画像や、運転者のスケジュールを示すスケジュール表示画像が表示されていてもよい。また、どの画像を表示するかを運転者がメニューから任意に選ぶことも可能である。
各画像には、さらに、ボタン、メニュー、タブ等の、制御対象として特定され得る機能が関連付けられた画像が含まれる。図3に示す例では、メニュー表示画像80にボタン画像群800が表示され、オーディオ情報画像81にボタン画像群810(ボタン画像811、812、813、814、815、816)が表示され、ナビゲーション画像82にボタン画像群820が表示され、天気情報画像83にボタン画像群830(ボタン画像831、832、833)が表示されている。この場合、メニュー表示画像80、オーディオ情報画像81、ナビゲーション画像82、及び天気情報画像83は、それぞれ、機能が関連付けられた1以上の画像から成るグループである。例えばオーディオ情報画像81は、スピーカ40からの音声出力に関する各機能から成るグループである。
ここで、本実施形態による制御部120は、入力に応じて、かかるグループ単位での切り替えを行ってもよい。すなわち、制御部120は、制御対象として特定されている機能に関連付けられた画像(換言すると、選択されている画像)を含むグループから、当該グループとは異なる他のグループへと変更する制御量を、切替量とする。例えば制御部120は、入力装置20から規定された入力(以下、本明細書において、グループ切替の特殊入力とも称する)が行われた場合、切替量を、所定値より大きい値としてもよい。制御部120は、グループ切替の特殊入力以外の入力(以下、本明細書において、グループ切替の通常入力とも称する)の場合は、所定値で切り替えるよう制御する。どのような入力がグループ切替の通常入力であるかは、予め規定されていてもよい。
グループ切替の通常入力の切替量(所定値)は、例えば1(一例として、切替量の最小値)で設定されてもよい。制御部120は、入力装置20からグループ切替の通常入力(例えば、2本の指によるスワイプ操作)が行われると、制御対象とする機能(項目)のグループを1つ変更する。例えば図3上段の図に示すオーディオ情報画像81のボタン画像813が選択されている際に、2本の指による右方向へのスワイプ操作といったグループ切替の通常入力が行われた場合、制御部120は、オーディオ情報画像81の1つ右隣に位置するナビゲーション画像82に表示される1以上のボタン画像(ボタン画像群820)のいずれか1つに関連付けられた機能を、制御対象の機能として特定する。すなわち、制御部120は、オーディオ情報画像81のボタン画像813に表示されている選択位置表示330を、2本の指による右方向へのスワイプ操作(グループ切替の通常入力の一例)に応じて、1つ右隣のナビゲーション画像82に表示されるボタン画像群820のいずれか1つのボタン画像に移動させる。
また、制御部120は、規定されたグループ切替の特殊入力が行われた場合、切替量を、所定値より大きな値としてもよい。例えば制御部120は、所定値が1の場合、切替量を2以上としてもよい。一例として、グループ切替の特殊入力における切替量を2とする場合、制御部120は、入力装置20からグループ切替の通常入力(例えば、3本の指によるスワイプ操作)が行われると、制御対象とする機能(項目)のグループを2つ変更する。例えば図3上段の図に示すオーディオ情報画像81のボタン画像813が選択されている際に、3本の指による右方向へのスワイプ操作といったグループ切替の通常入力が行われた場合、制御部120は、図3下段の図に示すように、オーディオ情報画像81の2つ右隣に位置する天気情報画像83に表示される1以上のボタン画像のいずれか1つ(例えば、ボタン画像831)に関連付けられた機能を、制御対象の機能として特定する。すなわち、制御部120は、オーディオ情報画像81のボタン画像813に表示されている選択位置表示330を、3本の指による右方向へのスワイプ操作(グループ切替の特殊入力の一例)に応じて、2つ右隣の天気情報画像83に表示されるいずれか1つのボタン画像(例えば、ボタン画像831)に移動させる。
このように、グループ単位で切り替える際の切替量を、入力に応じて変更することで、さらに迅速な切り替えを実現することができる。
なお、表示装置30に表示される、機能が関連付けられた画像の一例として、アイコンも挙げられる。表示装置30には、アイコンの一覧が表示されていてもよい。また、表示装置30に表示される、機能が関連付けられた画像の一例として、ウィンドウやウィジットも挙げられる。
以上、図3を参照して本実施形態による切替量の変更について具体的に説明した。なお、入力に応じた切替量の値の規定は、運転者(移動体の利用者の一例)により任意に変更することも可能である。また、通常入力及び特殊入力の規定も、運転者(移動体の利用者の一例)任意に変更することが可能である。また、入力に応じた切替量の値や、通常入力及び特殊入力の規定は、機械学習を用いて適宜規定するようにしてもよい。
(記憶部140)
記憶部140は、各種情報を記憶する構成である。例えば、記憶部140は、制御部120や通信I/F110によって使用されるプログラムやパラメータ等を記憶する。また、記憶部140は、制御部120による処理結果や、通信I/F110によって外部から受信した情報等を記憶してもよい。なお、記憶部140が記憶する情報の内容は特に限定されない。また、記憶部140は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等によって実現され得る。また、記憶部140には、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられてもよい。
記憶部140は、各種情報を記憶する構成である。例えば、記憶部140は、制御部120や通信I/F110によって使用されるプログラムやパラメータ等を記憶する。また、記憶部140は、制御部120による処理結果や、通信I/F110によって外部から受信した情報等を記憶してもよい。なお、記憶部140が記憶する情報の内容は特に限定されない。また、記憶部140は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等によって実現され得る。また、記憶部140には、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられてもよい。
以上、本実施形態による制御システム1が車両に搭載される場合の構成例について説明した。本実施形態による構成は、図2に示す例に限定されない。例えば本実施形態による制御装置10は、車両とは別体に設けられた装置により実現されてもよい。具体的には、運転者が所持するスマートフォンやタブレット端末等により実現されてもよい。
<3.動作処理>
図4は、本実施形態に係る制御システム1の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4では、制御システム1に含まれる制御装置10の動作処理を示す。
図4は、本実施形態に係る制御システム1の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4では、制御システム1に含まれる制御装置10の動作処理を示す。
図4に示すように、まず、制御装置10の制御部120は、入力装置20から通信I/F110を介して入力を取得する(ステップS103)。
次いで、制御装置10の制御部120は、規定された特殊入力であるか否かを判断する(ステップS106)。
次に、規定された特殊入力ではない場合(ステップS106/No)、制御部120は、切替量を1(所定値の一例)とする(ステップS109)。ここでは、規定された特殊入力でない場合は通常入力とみなしているが、本発明はこれに限定されず、制御部120により、取得した入力が通常入力であるか否かを判断するようにしてもよい。
一方、規定された特殊入力である場合(ステップS106/Yes)、制御部120は、切替量を2以上の値とする(ステップS112)。
そして、制御部120は、制御対象として特定される機能を、切替量ずつ切り替える(ステップS115)。
<4.補足>
上記では、移動体の一例として車両の場合を主な例として述べたが、本実施形態に係る移動体は車両に限定されず、船舶(例えば、旅客船、貨物船、又は潜水艦等)や航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、グライダー、又は飛行船等)などであってもよい。また、車両は自動車に限定されず、バス、バイク、機関車、又は電車等であってもよい。また、移動体は、必ずしも上記の例に限定されず、移動可能な物体であればよい。制御システム1が移動体に搭載されることはあくまで一例であり、本発明は、以外に搭載されてもよい。また、制御システムの少なくとも一部の構成が移動体に搭載され、他の構成は移動体以外に搭載されてもよい。
上記では、移動体の一例として車両の場合を主な例として述べたが、本実施形態に係る移動体は車両に限定されず、船舶(例えば、旅客船、貨物船、又は潜水艦等)や航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、グライダー、又は飛行船等)などであってもよい。また、車両は自動車に限定されず、バス、バイク、機関車、又は電車等であってもよい。また、移動体は、必ずしも上記の例に限定されず、移動可能な物体であればよい。制御システム1が移動体に搭載されることはあくまで一例であり、本発明は、以外に搭載されてもよい。また、制御システムの少なくとも一部の構成が移動体に搭載され、他の構成は移動体以外に搭載されてもよい。
また、入力装置20による入力は、タッチパッドや物理的なスイッチを用いた入力に限定されない。例えば、入力装置20により、ジェスチャ入力、視線入力、または音声入力等を行ってもよい。
また、本実施形態では、表示装置30に対して入力装置20を用いて遠隔入力を行う場合について説明したが、さらに表示装置30をタッチパネルディスプレイにより実現し、表示画面に直接触れて入力することも可能としてもよい。これにより、運転者は、適宜任意の方法で入力することが可能となる。
また、上述した実施形態では、通常入力、特殊入力、グループ切替の通常入力、グループ切替の特殊入力と称したが、各入力の称呼は特に限定せず、例えば、第1の入力、第2の入力、第3の入力等として区別するようにしてもよい。制御部120は、各入力に対応付けて規定された所定の切替量に変更するようにしてもよい。また、制御部120は、入力の大きさに応じて、変更する切替量の増加量を適宜決定してもよい。例えば、より速いスワイプ操作、より多くの指でのスワイプ操作、より強い押し込み、より長い押し込み時間等である程、切替量の値を増加させるようにしてもよい。増加量は、ユーザが任意に変更してもよい。また、増加量は、機械学習を用いて適宜規定するようにしてもよい。
また、複数の表示装置30が並べられている場合に、制御部120は、制御対象として特定されている機能に関連付けられた画像(選択されている画像)を表示する表示装置から、当該表示装置とは異なる他の表示装置へと変更する制御量を、切替量としてもよい。例えば制御部120は、規定された、表示装置切替の所定の入力が行われた場合、制御対象として特定する機能を、他の表示装置に表示されている画像に関連付けられた機能に切り替える制御を行う。
<5.まとめ>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
また、本明細書の判定装置の処理に係る各ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、判定装置の処理に係る各ステップは、フローチャートに記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、判定装置が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能であり、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
1:制御システム、10:制御装置、20:入力装置、30:表示装置、40:スピーカ、50:空調制御装置、60:ナビゲーション装置、110:通信I/F、120:制御部、140:記憶部
Claims (12)
- 少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を取得する取得部と、
前記取得部で取得された入力に従って、前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、制御装置。 - 前記制御部は、前記取得部で取得された入力が、規定された入力である場合、前記切替量を、予め規定された所定値よりも大きい値とする、請求項1に記載の制御装置。
- 前記制御部は、前記取得部で取得された入力の大きさが、規定された入力の大きさである場合、前記切替量を、予め規定された所定値よりも大きい値とする、請求項1に記載の制御装置。
- 前記制御部は、前記所定値が1である場合、前記切替量を2以上の値として、前記制御対象の項目として特定される項目を前記切替量ずつ切り替える、請求項2または請求項3に記載の制御装置。
- 前記制御部は、前記制御対象の項目として特定されている項目を含む1以上の項目からなる第1グループから、当該第1グループとは異なり前記制御対象の項目として特定されていない項目を含む第2グループへと変更する制御量を、前記入力に応じて変更される切替量とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記制御部は、1以上の表示部に表示された1以上の各画像を、前記1以上の各対象とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記表示部は、複数である、請求項6に記載の制御装置。
- 前記取得部は、入力を検出する入力装置から、前記入力を取得する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記取得部は、前記入力装置に設けられた操作面に対する操作体の接触を検出して得られた座標情報、又は、少なくとも移動方向を含む移動情報を、前記入力として前記入力装置から取得する、請求項8に記載の制御装置。
- 前記表示部及び前記入力装置は、移動体に載置される、請求項8または9に記載の制御装置。
- コンピュータを、
少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を取得する取得部と、
前記取得部で取得された入力に従って、前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、として機能させ、
前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、プログラム。 - 少なくとも一つの表示部に表示される1以上の対象に対する入力を検出する入力装置と、前記入力装置が検出した前記入力を取得する取得部と、前記取得部が取得した入力に従って前記1以上の対象の各々と関連付けられた項目の一つを制御対象の項目として特定し、当該制御対象の項目の制御を実行する制御部と、を有する制御装置と、を備え、
前記制御部は、前記制御対象の項目として特定される項目を切り替える切り替え制御において、その項目を切り替える切替量を、前記取得部で取得された入力に応じて変更する、制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019190845A JP2021068002A (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 制御装置、プログラム、および制御システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=75638442
Family Applications (1)
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JP2019190845A Pending JP2021068002A (ja) | 2019-10-18 | 2019-10-18 | 制御装置、プログラム、および制御システム |
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