JP2021067726A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
文仁 市川
Fumihito Ichikawa
文仁 市川
考宏 毛利
Takahiro Mori
考宏 毛利
和彦 葛巻
Kazuhiko Kuzumaki
和彦 葛巻
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Abstract

【課題】外部から衝撃力を受けても導光板とプリズムとの接合面に剥離やクラックが生じず、かつ表示画像のずれや光利用効率の低下が生じないヘッドマウントディスプレイを提供する。【解決手段】画像生成部20で生成した画像光をプリズム2で反射し導光板1から出射するヘッドマウントディスプレイ100において、画像生成部20は筐体10に搭載され、プリズム2は筐体10内部に固定され、導光板1は、プリズム2に接合された状態で筐体10の開口部から外部に突き出して配置される。導光板1は、筐体10の開口部において筐体に接着剤3a,3bにて固定されるとともに、筐体10の開口部には、導光板1の変位を抑制する変位規制部12a,12bを設ける。【選択図】図3A

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイに係り、特に光学部品の固定構造に関する。
ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下HMDと略す)は、ユーザの頭部に取り付け、眼に画像を投影して情報を与える機器である。頭部に取り付ける手段としては、メガネ型やヘルメット型がある。提供する画像情報には、実視野とは異なる仮想現実の画像や、実視野に重ねて投影する拡張現実の画像がある。
一般的なHMDは、光源を含み画像光を生成する画像生成部と、導光板により画像光をユーザの眼に投影する画像表示部と、画像生成部から画像表示部へ画像光の光路を変換して伝搬するプリズムからなり、これらを筐体で保持する構造となっている。
これらの光学部品の組立方式として、導光板とプリズムを接合し両者をそれぞれ共通の筐体に固定する第1の方式(例えば、特許文献1に記載)と、導光板とプリズムを接合し導光板のみを筐体に固定する第2の方式(例えば、特許文献2に記載)とが知られる。
特開2012−63627号公報 特開2019−139094号公報
HMDには、外部から衝撃力を受けても、光学部品の位置ずれがなく表示映像を安定して供給できることが求められる。その際画像光の光路を変換して伝搬するプリズムは、表示画像のずれや光利用効率の低下等を防ぐため精密な位置決めが必要となる。
前記第1の方式の場合、導光板とプリズムはそれぞれ筐体に固定されているので、例えばHMDが落下したときの衝撃力が導光板に印加され、筐体に固定されているプリズムとの接合面に応力集中が発生して、剥離やクラックが生じる恐れがある。その結果、導光板は正常な映像を表示できなくなる。
前記第2の方式の場合、導光板のみを筐体に固定しプリズムはフリーな状態になっているので、導光板が衝撃力を受けても導光板とプリズムとの接合面には応力集中が発生せず、剥離やクラックが生じる恐れはない。しかしながら、プリズムが変位することで映像生成部との位置関係がずれて、表示映像のずれや光利用効率の低下を招くことになる。
このようにいずれの方式においても、外部から衝撃力を受けた場合に接合面に剥離やクラックが生じること、あるいは表示画像の位置ずれが生じること、といった課題を有していた。
本発明の目的は、外部から衝撃力を受けても導光板とプリズムとの接合面に剥離やクラックが生じず、かつ表示画像のずれが生じないヘッドマウントディスプレイを提供することである。
本発明は、画像生成部で生成した画像光をプリズムで反射し導光板から出射するヘッドマウントディスプレイであって、画像生成部は筐体に搭載され、プリズムは筐体内部に固定され、導光板は、プリズムに接合された状態で筐体の開口部から外部に突き出して配置され、導光板は、筐体の開口部において筐体に接着剤にて固定されるとともに、筐体の開口部には、導光板の変位を抑制する変位規制部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、外部から衝撃力を受けても導光板とプリズムとの接合面に剥離やクラックが生じず、かつ表示画像のずれや光利用効率の低下が生じない信頼性の高いヘッドマウントディスプレイを提供することができる。
HMD100の外観を示す斜視図。 筐体10に搭載される主要な部品の構成を示す透視図。 実施例1に係るHMD100の断面図。 図3Aの部分拡大図。 変位規制部12a,12bの効果を説明する図。 実施例2に係るHMD100’の断面図。 図5Aの部分拡大図。 変位規制部12a,12bの効果を説明する図。 実施例3に係るHMD100”の断面図。 図7Aの部分拡大図。 変位規制部14a,14bの効果を説明する図。
以下、本発明のヘッドマウントディスプレイ(HMD)の実施形態を図面を用いて説明する。
実施例1では、導光板を保持する筐体に、導光板の変位を規制する変位規制部を設けた構成としている。まず、HMDの全体構成から説明する。
図1は、実施例1に係るHMD100の外観を示す斜視図である。ここでのHMD100はメガネ型(右眼用)の例を示しており、ユーザ200の頭部に装着される。HMD100は、画像を生成するための部品を内部に搭載した筐体10と、筐体10の内部からユーザ200の前面に突き出して取り付けられた導光板1と、画像信号を入力するためのケーブル30で構成されている。筐体10の内部で生成された画像光は導光板1を介してユーザ200の瞳201に入射し、これによりユーザ200は仮想現実や拡張現実などの画像を視認することができる。
ここで以下の説明に用いる座標系について定義する。導光板1の板厚方向に平行でユーザ200の瞳201から導光板1に向かう方向をZ方向、Z方向と垂直でユーザ200から見て右から左に向かう方向をX方向、ユーザ200から見て下から上に向かう方向をY方向とし、右手系の3次元座標系を用いる。
なお、ここに示したHMD100は一例であり、左眼用の場合は左右方向(X方向)に逆に構成すれば良く、両眼用の場合は、これらを組み合わせれば良い。また、ユーザ200から見て筐体10が瞳201より上(+Y方向)に位置し、上から下(−Y方向)に向かって導光板1が突出した構成のHMDにも同様に適用でき、各部品の取り付け方向は限定しない。
図2は、筐体10に搭載される主要な部品の構成を示す透視図である。画像生成部20は、ケーブル30を介して入力された画像信号をもとに画像光を生成する。画像生成部20には、光源や画像生成素子およびそれらの制御回路、光を案内するための光学部品等が含まれる。光源には例えば発光ダイオードが用いられ、画像生成素子には例えば液晶パネルが用いられる。
画像生成部20で生成された画像光は、画像投射部(投射レンズ)21によりプリズム2へ投射される。プリズム2の内部では、投射された画像光を3次元方向に反射して導光板1へ伝搬する。導光板1の内部では、画像光を光路22(破線)に沿って複数回反射した後、ユーザ200の瞳201に出射する。これによりユーザ200は、表示された画像を視認することができる。
上記構成のHMD100では、画像投射部21から投射された画像光を光路22に沿ってユーザの瞳201に正しく導くために、導光板1やプリズム2を精密に位置決め固定することが必要である。また、HMD100の取り外し中に誤って落下させたり、導光板1に付いた汚れを拭き取ったりする際に外力を受けても、内部部品の破損や、位置決め固定された部品の位置ずれ等の不具合が生じないことが求められる。
図3Aは、HMD100の図1に示すA−A位置での断面図であり、XZ面に平行で導光板1とプリズム2を通る断面を示している。図3Bは、図3AにおけるB部の拡大図である。導光板1とプリズム2はそれぞれ筐体10に固定されるとともに、接合面4で接合されている。そして、導光板1に対してZ方向の変位を抑制するために変位規制部12a,12bを設けている。
プリズム2は、筐体10に収納され、筐体10との隙間を固定部材5で固定されている。固定部材5には、例えば紫外線硬化樹脂を用いるが、他の方法として、筐体10に形成した突き当て面に板バネで押し付けて固定する方法でも良い。
導光板1は、プリズム2と接合された状態で、筐体10の開口部からX方向に突き出して配置される。筐体10の開口部には接着面11a,11bを設けて、導光板1をZ方向に両側から挟む状態で接着剤3a,3bにて固定している。導光板1内部の反射特性を維持するため、接着剤3a,3bと導光板1との間に反射膜を形成してもよい。
ここで接着剤3a,3bには、弾性率の小さい材料を用いること、また接着面積を小さくすることが好ましい。なぜなら、接着剤3a,3bとして弾性率の大きい材料を用いたり、接着面積を広くした場合には、温度負荷が生じて導光板1との熱膨張差により接着面にせん断応力が生じ、接着剥離や反射膜の剥離、導光板1の破壊等が懸念されるからである。
導光板1とプリズム2は、導光板1の板厚方向(Z方向)に対して傾斜した接合面4で接合されている。接合の目的は、部品同士の相対的な位置決めの他、導光板1とプリズム2の対向面における不要な反射を防止するためである。また接合面4をZ方向から傾斜しているのは、プリズム2から導光板1への画像光の入射方向を導光板1の面内方向(X方向)から傾けて、導光板1内の伝搬効率を向上させるためである。よって、接合面4の両端4a,4bにおける導光板1とプリズム2のなす外角の角度θa,θbは直角ではなく、一方は鋭角、他方は鈍角となる。以下では、外角が鋭角になる接合端を「鋭角接合端」、外角が鈍角になる接合端を「鈍角接合端」と呼ぶことにする。図3Bの場合は、接合端4a(角度θa)は鋭角接合端、接合端4b(角度θb)は鈍角接合端となる。
さらに本実施例のHMD100では、導光板1のZ方向の変位を抑制するため、筐体10の開口部に、接着面11a,11bよりも導光板1側に突き出た変位規制部(突起部)12a,12bを設けたことに特徴がある。導光板1にZ方向の外力を与えると、導光板1が変位するとともに、プリズム2との接合面4に応力が発生する。特に、導光板1とプリズム2のなす外角が鋭角となる鋭角接合端4aにおいて接合面を開く方向にモーメントが生じると、応力集中が生じ、接合面4に剥離やクラックが生じる懸念がある。変位規制部12a,12bを設けることで変位を抑制し、接合端4aでの応力集中の原因となるモーメントを小さくすることで、接合面4の剥離やクラックの発生を防止することができる。以下、これについて説明する。
図4は、変位規制部12a,12bの効果を説明する図である。図3Aに示す断面において、導光板1の先端に−Z方向の外力Fを印加したときの変形状態(変位d)を示す。鋭角接合端4aにとって−Z方向の外力Fは最も不利な方向の力であり、接合端4aを開く方向のモーメントとなり応力集中が生じる。外力Fは例えば、HMD100の落下時の衝撃力や導光板1の汚れ拭き取りの際に生じる力である。ここで、前述したように接着剤3a,3bの弾性率は小さく、接着面積を小さくているため、接着剤3a,3bによる導光板1の変位を抑制する効果はあまり期待できない。
本実施例のHMD100では、筐体10の開口部に、接着面11a,11bよりも導光板1側に突き出した変位規制部(突起部)12a,12bを設けたことにより、外力Fによる導光板1の−Z方向変位dは変位規制部12bにより抑制される。すなわち変位dが小さくなるので、鋭角接合端4aを開く方向のモーメントによる応力集中も小さくすることができる。その結果、外力Fが印加されたときでも接合面4に剥離やクラックが生じる恐れがない信頼性の高いHMDを提供することができる。
ここで、外力Fと変位dの関係は、外力Fにより導光板1が変位規制部12a,12bに当接するまでの区間と、当接後に導光板1がたわみ変形する区間からなる。よって変位dの大きさは、導光板1と変位規制部12a,12bとの間隙Sa,Sbに依存し、間隙Sa,Sbが小さいほど変位dは小さくなる。また、変位dと応力の関係は、接合端における導光板1とプリズム2のなす角度θ(外角で定義)に依存し、角度θが小さいほど応力集中は大きくなる。
すなわち、外力Fが上記以外の方向、例えば+Z方向に印加されたときも、上記と同様に、変位規制部12aにより鈍角接合端4bへの応力集中を防ぐことができる。しかし、鈍角接合端4bの角度θbは、鋭角接合端4aの角度θaより大きいため、応力集中の大きさは比較的少ない。よって、鋭角接合端4aへの応力集中だけを防ぐために変位規制部12bのみを設ける構成でも良い。
ここで、本実施例の構造と特許文献2に記載される構造と比較する。特許文献2では、導光板1のみを筐体10に対して固定し、プリズムは導光板1に対してのみ接合されている。この場合、外力Fに対する反力がプリズム2に生じないため、接合端の応力集中の原因となるモーメントは生じない。しかし、プリズム2は直接筐体10に固定されていないので、表示画像のずれや光利用効率の低下等が生じる懸念がある。また、プリズム2が大きく変位して筐体10内面に衝突した場合、プリズム2に外力Fの反力が生じるため、接合端に応力集中の原因となるモーメントが生じる懸念がある。これに対し本実施例のHMD100によれば、精密な位置決め固定が必要なプリズム2を直接筐体10に固定しているので表示画像のずれや光利用効率の低下等を防ぎつつ、接合面4の剥離やクラックの発生を防止することができる。
実施例2は、実施例1で述べた変位規制部を導光板に当接させる構成とし、変位規制部の効果を増大させたものである。
図5Aは、実施例2に係るHMD100’の断面図であり、実施例1(図3A)と同じ位置での断面を示している。図5Bは、図5AにおけるB部の拡大図である。図3A,図3Bと同一符号は同一部品を示し、再度の説明は省略する。図3Aとの違いは、導光板1の鈍角接合端4b側の面1bにおいて、導光板1と変位規制部(突起部)12bとを当接させて(間隙Sb=0)構成したことである。一方、導光板1の鋭角接合端4a側の面1aにおいては、導光板1と変位規制部12aに間隙Sa(≠0)を設けている。
図6は、変位規制部12a,12bの効果を説明する図である。図5Aに示す断面において、導光板1の先端に−Z方向の外力Fを印加したときの変形状態(変位d)を示す。
導光板1と変位規制部12a,12bの間に間隙Sa,Sbがあると、その間隙の分だけ導光板1が変位するのを許すことになる。本例では、導光板の面1bと変位規制部12bを当接させて(間隙Sb=0)構成したことにより、間隙がある場合よりも変位規制の効果が大きくなる。特に、当接させる変位規制部12bは、応力集中しやすい鋭角接合端4aでの応力集中を抑制する効果があるため、この構成により接合面4の破壊防止効果が増大する。また、変位規制部12bの当接面を導光板1の位置決め基準面として用いることで、組み立て時に精度良く位置決め固定することができる。
本実施例では導光板1の片側の面1bにおいて変位規制部12bを当接させたが、もちろん、導光板1の両側の面1a,1bにおいて変位規制部12a,12bを当接させても良い(間隙Sa=Sb=0)。また、当接状態は、導光板の面1bと変位規制部12bとを面接触させる例を示したが、これに限らず、例えば変位規制部12bとして矩形の突起部を形成してその先端で線接触させる構造や、ドーム型の突起部を形成してその先端で点接触させる構造でも同様の効果が得られる。
実施例3は、実施例2で述べた変位規制部を筐体に固定された付属部品に設ける構成とし、HMDの小型化を図ったものである。
図7Aは、実施例3に係るHMD100”の断面図であり、実施例2(図5A)と同じ位置の断面を示している。図5A,図5Bと同一符号は同一部品を示し、再度の説明は省略する。
図5Aとの相違点の1つは、筐体10の外側に付属部品13を固定し、導光板1の変位を規制する変位規制部(突起部)14a,14bを付属部品13に設けたことである。もう1つの相違点は、変位規制部14a,14bを接着面11a,11bよりも導光板1の先端側(+X方向)に配置したことである。そして実施例2と同様に、鈍角接合端4b側の変位規制部14bを導光板1に当接して構成している。
付属部品13は、変位規制の役割を持つ専用部品として取り付けても良いが、導光板1の保護カバーや、筐体10の化粧板等の一部を用いた兼用部品としても良い。このように既存の部品に変位規制部14a,14bを形成することで、筐体10に変位規制部を設ける場合よりも筐体10を小型化し、ひいてはHMD100”全体を小型化することができる。
図8は、変位規制部14a,14bの効果を説明する図である。図7Aに示す断面において、導光板1の先端に−Z方向の外力Fを印加したときの変形状態(変位d)を示す。
変位規制部14a,14bは接着面11a,11bよりも導光板1の先端側(+X方向)、すなわち、プリズム2から見て接着位置よりも遠い位置に設けてある。そのため、図5Aのように接着面11a,11bよりも導光板1の根元側(−X方向)に設けた場合と比較し、外力Fを受ける力点と変位規制部14bとの距離L(すなわちモーメントの腕の長さ)が短くなり、導光板1のたわみ(変位d)をより小さくすることができる。また、接着剤3a,3bの変形も抑えられるため、接着剤3a,3bに過度な変形が生じることによる割れ、接着界面剥離、クラック等を防ぐことができる。
このように本実施例では、筐体に固定された付属部品に変位規制部を設ける構成としたので、HMDの小型化が図れるとともに、導光板の変位をより低減させる効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、実施例1,2のように変位規制部12a,12bが筐体10と一体化された場合においても、実施例3のように変位規制部14a,14bを導光板1と筐体10との接着位置よりも、プリズム2から見て遠い位置に配置する構成にすれば、導光板1の変位dをより小さくする効果が得られる。
また、各実施例とも、導光板1とプリズム2との接合面4が導光板1の板厚方向に対して傾斜している場合としたが、接合面4が導光板1の板厚方向と平行な場合においても、本発明の効果が有効であることは言うまでもない。
上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…導光板、2…プリズム、3a,3b…接着剤、4…接合面、4a…鋭角接合端、4b…鈍角接合端、5…固定部材、10…筐体、11a,11b…接着面、12a,12b,14a,14b…変位規制部(突起部)、13…付属部材、20…画像生成部、21…画像投射部、22…光路、30…ケーブル、100…ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、200…ユーザ。

Claims (6)

  1. 画像生成部で生成した画像光をプリズムで反射し導光板から出射するヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記画像生成部は筐体に搭載され、
    前記プリズムは前記筐体内部に固定され、
    前記導光板は、前記プリズムに接合された状態で前記筐体の開口部から外部に突き出して配置され、
    前記導光板は、前記筐体の開口部において前記筐体に接着剤にて固定されるとともに、
    前記筐体の開口部には、前記導光板の変位を抑制する変位規制部を設けたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記変位規制部として、前記筐体の開口部の一部を、前記導光板との接着面よりも前記導光板側に突き出る突起部を形成したことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記変位規制部として、前記筐体に固定された付属部材の一部を、前記筐体と前記導光板との接着面よりも前記導光板側に突き出る突起部を形成したことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項2または3に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記変位規制部は、前記導光板と前記筐体との接着位置よりも、前記プリズムから見て遠い位置に設けたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記導光板と前記プリズムの接合面は、前記導光板の板厚方向に対して傾斜していることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. 請求項5に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、
    前記変位規制部に対向する前記導光板の面のうち、前記接合面となす外角が鈍角となる面において、前記突起部は前記導光板に当接して形成されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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