JP2021066502A - Packaging box - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、包装箱に関する。 The present invention relates to a packaging box.
包装箱の中に複数の小袋が収容された製品が流通している。例えば、散剤や錠剤は、三方シール包装等の小袋に服用一回分ずつ分包されている。小袋は、該小袋の枚数が一目で分かるように、底面に対して起立した向きで包装箱の中に並べられている。小袋は、運搬中の振動等で倒れやすく、包装箱を開けたときに小袋が横倒しになっていると、一部の小袋が残余の小袋の下に隠れてしまうため、内容数量が不足しているのではないかという疑念を購入者に抱かせるおそれがある。 Products containing multiple sachets in a packaging box are on the market. For example, powders and tablets are packaged in sachets such as three-way seal packaging for each dose. The sachets are arranged in the packaging box in an upright orientation with respect to the bottom surface so that the number of the sachets can be seen at a glance. The pouches tend to fall over due to vibration during transportation, and if the pouches are laid on their side when the packaging box is opened, some of the pouches will be hidden under the remaining pouches, resulting in a shortage of contents. There is a risk that the purchaser may be suspicious of the existence.
例えば、特許文献1には底面を二分する直線上に一対の仕切片が配置されているボトムロック包装容器が開示されている。一対の仕切片は、ロック部として切欠等が形成されており、相互に係合して一体化され、底面を二分できるため、一方の領域から他方の領域への小袋の移動を阻害することができる。
For example,
しかしながら、特許文献1に記載のボトムロック包装容器によれば、底面の中央に一箇所しかないため、袋数が少なくなってきた際、いずれか一方の領域において、小袋が当該領域内を自由に移動できるため、小袋の横滑りを抑制するには不十分である。
However, according to the bottom lock packaging container described in
本発明の課題は、収容された小袋が倒れにくい包装箱を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a packaging box in which the contained sachet does not easily fall over.
請求項1に係る発明は、起立した複数の小袋を一列に並べて収容する包装箱である。小袋を支持する底板には、当該包装箱の内向きに起立した複数の起立片が設けられている。複数の起立片は、小袋の並び方向に交差する方向に沿って互いに平行に配置されている。
The invention according to
本発明によれば、収容された小袋が倒れにくい包装箱を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a packaging box in which the contained sachet does not easily fall over.
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の包装箱1は、底板2に複数の起立片10が設けられていることが特徴の一つである(図1乃至図5参照)。複数の起立片10は、互いに平行に配置されている。起立片10の数は、二つであってもよいし(図2参照)、三つ以上であってもよい(図5参照)。
Preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In each figure, those having the same reference numerals have the same or similar configurations. One of the features of the
本発明によれば、起立片10が互いに離間しているため、起立片10が二つあれば、底板2の内面を三つの領域に分割することができる(図1及び図3参照)。起立片10が四つあれば、底板2の内面を五つの領域に分割することができる(図4参照)。運搬等によって外部から振動が加えられても、小袋9が起立片10に当接して移動が阻害されるため、小袋9の横滑りを抑制することができる。以下、図1から図5を参照して各構成について詳しく説明する。
According to the present invention, since the standing
[第1実施形態](図1乃至図4)
図1は、本発明の第1実施形態の包装箱1の一例を示す斜視図である。図1に示すように、包装箱1は、板紙から形成され、小袋9等の内容物を収容する包装箱である。板紙の材質は特に限定されない。例えば、コートボール紙であってもよいし、カード紙であってもよい。包装箱1は、例えば、小袋9を支持する底板2と、底板2とは反対側の蓋板4と、底板2及び蓋板4の間を繋ぐ側板3と、を有している。
[First Embodiment] (FIGS. 1 to 4)
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a
側板3は、蓋板4をあけた使用者から見て前側に位置した前側板31、左側に位置した左側板32、後側に位置した後側板33及び右側に位置した右側板34を含んでいる。なお、蓋板4が横開きの場合、使用者から見て前側が右側板34であってもよいし左側板31であってもよい。図示した例では、包装箱1として、底板2がボトムロック式で、蓋板4がサック式(ふた差し込み式)の包装箱1を開示している。ただし、包装箱1の形状は、図示した例に限定されない。例えば、底板2が突き合わせフラップ式(みかん箱式)であってもよいし、底板2がサック式であってもよい。
The
包装箱1は、薄い平板状の小袋9を底板2に対して起立した状態で収容する。小袋9が少なすぎるとコストが増大し、小袋9が多すぎると包装箱1内で偏りやすくなるため、包装箱1に収容される小袋9の数量は、例えば五袋から三十袋程度が好ましい。図示した例では、八袋の小袋9が包装箱1に収容されている。包装箱1の中に収容された状態において、複数の小袋9は、X方向に沿って一列に並べられている。
The
各々の小袋9は、散剤や錠剤等の内容物が収容された収容部91と、収容部91を封止するシール部(綴じ代)92と、を有している。収容部91は、例えば、異なる特性(ガスバリア性、耐摩耗性等)を有した機能性フィルムが積層された複合フィルムで構成されている。シール部92は、収容部91の二倍の枚数の複合フィルムが積層されており、収容部91よりも耐久性に優れている。図示した例では、各々の小袋9は、シール部92が底板2に支持される向きで包装箱1に収容されている。
Each
図示した例では、収容部91が三方からシール部92で封止された三方シール袋として構成されている。小袋9は、図示した例に限定されず、収容部91が四方からシール部92で封止された四方シール袋であってもよいし、筒状の収容部91が両端からシール部91で封止されたピロー袋であってもよい。筒状の収容部91の一端がシール部92で封止されていない平袋、ガセット袋等であってもよい。
In the illustrated example, the
本発明の各実施形態の包装箱1は、図1に示すように、小袋9を支持する底板2の内面において、底板2に複数の起立片(切り起こし)10が設けられている。各々の起立片10は、包装箱1の内向きに起立し、小袋9の並び方向Xに交差するY方向に沿って延在している。図示した例では、蓋板4をあけた使用者から見て前後方向に沿って延びる起立片10が二つ設けられている。
As shown in FIG. 1, the
一方の起立片10は、他方の起立片に対してY方向にずらして配置されている。Y方向において包装箱1の一側から他側までいずれか一方の起立片10が配置されるため、包装箱1のいずれか一側のみに起立片10が配置される場合と比べて小袋9の横滑りをより一層抑制できる。小袋9の横滑りを抑制するため、各々の起立片10の高さは、5mm以上が好ましく、8mm以上がより好ましい。或いは、小袋9の高さの10%以上が好ましい。各々の起立片10のY方向における長さは、小袋9のY方向における幅の10%以上が好ましく、20%以上がより好ましい。
One standing
図2は、図1に示された包装箱1の展開図である。図2に示された折り筋(クリース)Cに沿って折り畳んで製函すると、図1に示された包装箱1を得ることができる。図示した例では、前側板31に糊代が付設され、該糊代が右側板34に糊付けされている。なお、糊代の位置及び形状は一例であり、特に限定されない。図示した例では、底板2が、第1乃至第6フラップ21,22,23,24,25,26で構成されている。
FIG. 2 is a developed view of the
第1、第3、第4及び第6フラップ21,23,24,26は、側板3に連接されている。より詳しくは、第1フラップ21は、前側板31に対して回動可能に連接されている。第3フラップ23は、左側板32に対して回動可能に連接されている。第4フラップ24は、後側板33に対して回動可能に連接されている。第6フラップ26は、右側板34に対して回動可能に連接されている。
The first, third, fourth and
第2フラップ22は、第1フラップ21に対して回動可能に連接され、第3フラップ23に糊付けされている。第5フラップ25は、第4フラップ24に対して回動可能に連接され、第6フラップ26に糊付けされている。第2及び第5フラップが糊付けされた部位において、底板2は板紙が二重に重ねられている。
The
図示した例では、前述した起立片10が、第3及び第6フラップ23,26に設けられている。ただし、起立片10が設けられる部位は図示した例に限定されない。例えば、第1及び第4フラップ21,24に起立片10を設けてもよい。各々の起立片10は、製函した状態で高さ方向に沿う切込みと、Y方向に沿う折れ線とで構成されている。
In the illustrated example, the above-mentioned
図示した例では、起立片10が設けられていない第1及び第4フラップ21,24に起立片10に対応したガイド部11が設けられている。各々のガイド部11は、ボトムロック式の包装箱1を製函する際に、各々の起立片10と摺接して該起立片10の起立を案内する。なお、底板2がボトムロック式ではなく突き合わせフラップ式やサック式の場合、起立片10を折り曲げて該起立片10が底板2に対して起立した状態にしてから、側板3と底板2とを組み立てればよい。
In the illustrated example, the
ボトムロック式の包装箱1が製函された状態において、ガイド部11は、対応する起立片10がスプリングバックで倒れようとする側の面に当接する。各々のガイド部11は、各々の起立片10を支持して該起立片10が起立した状態を保持する。
In the state where the bottom lock
包装箱1は、例えば、トムソン打抜機やビクトリア打抜機を用いた打ち抜き加工で製造される。例えば、木型に展開図の通りに溝を彫る。展開図と同じ形状に曲げた刃を用意し、溝に刃を嵌め込んで抜き型を製造する。板紙に抜き型を押し当てて図2に示されたブランクの状態の包装箱1を得る。
The
ブランクの状態の包装箱1の外形は、切れ刃で切断されている。ブランクの状態の包装箱1の折り筋Cは、切れ刃ではない先端が丸みを帯びた刃で刻印されている。丸みを帯びた刃の先端の形状でどちらの側に折れるか折り癖をコントロールすることもできる。本実施形態に係る起立片10は、切れ刃と丸みを帯びた刃とを用いて設けられている。換言すると、本発明に係る包装箱1の製造方法において、各々の起立片10は、ブランクの包装箱1の外形や折り筋Cを形成するタイミングで同時に形成できる。ただし、折り筋Cの形成方法は刻印に限定されず、ミシン目やハーフカットであってもよい。
The outer shape of the
図3は、図1に示された包装箱1の変形例を示す斜視図である。図3に示すように、変形例では、起立片10が、蓋板4をあけた使用者から見て前後方向ではなく、左右方向に起立片10が延在している点が図1に示された第1実施形態と異なる。図示された例では、起立片10が、図1に示された例と同様に、第3及び第6フラップ23,26に設けられている。ただし、折り筋C(図2参照)の向きが図2に示された例から90°回転している。折り筋Cの向きを変更すれば、起立片10の延在方向Yを自由に選択できる。
FIG. 3 is a perspective view showing a modified example of the
以上のように構成された第1実施形態及びその変形例の包装箱1によれば、運搬等によって外部から振動が加えられても、小袋9のシール部92の下縁が起立片10に引っかかって該下縁の移動が阻害されるため、小袋9の横滑りを抑制することができる。起立片10は、包装箱1の外形及び折り筋Cを形成する際に同時に形成できるため、包装箱1を製造する際に部品点数や工数が増えない。
According to the
[第2実施形態](図5及び図6)
図5及び図6を参照して第2実施形態の包装箱1について説明する。なお、第1実施形態の構成と同一又は類似の機能を有する構成は、同一の符号を付して対応する第1実施形態の記載を参酌することとし、ここでの説明を省略する。また、その他の構成は、第1実施形態と同一である。
[Second Embodiment] (FIGS. 5 and 6)
The
図5は、本発明の第2実施形態の包装箱の一例を示す斜視図である。本発明の第2実施形態は、起立片10の数が二つではなく三つ以上である点が第1実施形態と異なる。図示した例では、起立片10が四つ設けられている。図6は、図5に示された包装箱の展開図である。図示した例では、第3及び第6フラップ23,26の各々に、二つずつ起立片10が設けられ、第1及び第4フラップ21,24の各々に、二つずつガイド部11が設けられている。
FIG. 5 is a perspective view showing an example of a packaging box according to a second embodiment of the present invention. The second embodiment of the present invention differs from the first embodiment in that the number of standing
なお、第6フラップ26は、第3フラップ23と略同一の形状及び機能を有している。そのため、代表して第3フラップ23について詳しく説明し、第6フラップ26については重複する説明を省略する。同様に、第4フラップ24は、第1フラップ21と略同一の形状及び機能を有している。そのため、代表して第1フラップ21を詳しく説明し、第4フラップ24については重複する説明を省略する。
The
図6に示すように、第3フラップ23には、左側板32に近い外側の起立片10Aと、左側板32から遠い内側の起立片10Bと、二つの起立片10A,10Bが設けられている。第1フラップ21には、起立片10Aに対応するガイド部11Aと、起立片10Bに対応するガイド部11Bと、二つのガイド部11A,11Bが設けられている。
As shown in FIG. 6, the
第2実施形態によれば、三つ以上の起立片10によって底板2の内面を四つ以上の領域に分割することができるため、より確実に小袋9の横滑りを抑制することができる。多数の小袋9を並べても、小袋9の数量に応じて起立片10の数を増やすことができる。
According to the second embodiment, since the inner surface of the
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。例えば、前述したように、底板2が突き合わせフラップ式(みかん箱式)、サック式であってもよい。その場合、底板2を構成する四枚のフラップの中の内側(上側)の二枚のフラップに切れ目及び/又は折り筋Cを形成し、起立片10を設ければよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes various modifications, improvements, and the like as long as the object of the present invention is achieved. For example, as described above, the
本発明によれば、収容された小袋が倒れにくい包装箱を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a packaging box in which the contained sachet does not easily fall over.
1 包装箱
2 底板
3 側板
4 蓋板
9 小袋
10,10A,10B 起立片
11,11A,11B ガイド部
21〜26 第1乃至第6フラップ
31〜34 前側板、左側板、後側板、右側板
91 収容部
92 シール部
C 展開図の折り筋
X 小袋の並び方向
Y 起立片の延在方向
1
Claims (5)
前記小袋を支持する底板には、当該包装箱の内向きに起立した複数の起立片が設けられ、
複数の前記起立片は、前記小袋の並び方向において互いに間隔をあけて配置され、該並び方向に交差する方向に沿って互いに平行に配置されている、
包装箱。 A packaging box that stores multiple upright sachets side by side in a row.
The bottom plate that supports the pouch is provided with a plurality of standing pieces that stand inward of the packaging box.
The plurality of standing pieces are arranged so as to be spaced apart from each other in the arrangement direction of the pouches, and are arranged parallel to each other along the directions intersecting the arrangement directions.
Packaging box.
請求項1に記載の包装箱。 It is configured as a bottom lock type,
The packaging box according to claim 1.
請求項2に記載の包装箱。 It has a guide portion that guides the standing of the standing piece when the box is made.
The packaging box according to claim 2.
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装箱。 In at least two of the plurality of standing pieces, one of the standing pieces is arranged at a position moved in a direction intersecting the other standing pieces in the alignment direction.
The packaging box according to any one of claims 1 to 3.
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装箱。 Each of the sachets has an accommodating portion containing the contents and a sealing portion for sealing the accommodating portion, and the sealing portion is housed in the packaging box in a direction supported by the bottom plate. Yes,
The packaging box according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019194686A JP2021066502A (en) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | Packaging box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019194686A JP2021066502A (en) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | Packaging box |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021066502A true JP2021066502A (en) | 2021-04-30 |
Family
ID=75636521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019194686A Pending JP2021066502A (en) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | Packaging box |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021066502A (en) |
-
2019
- 2019-10-25 JP JP2019194686A patent/JP2021066502A/en active Pending
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