JP2021066231A - 運転手認証装置および運転手認証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能とする。【解決手段】運転手認証装置100において、自動車1における加速度およびハンドル操作方向の各事象の情報を、当該事象の観測装置201、202から取得する処理、前記各事象の情報を所定アルゴリズムに適用することで、前記自動車1が走行中であるか判定する処理、および、前記判定の結果、前記自動車1が走行中と判明した場合、前記自動車1の運転手に関する本人認証の契機と特定する処理、を実行する演算装置104を含む構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、運転手認証装置および運転手認証方法に関するものである。
種々の本人認証技術が開発、実装されているが、所謂なりすましの事例は後を絶たない。特に、物理的なキーの所持を使用前提とする自動車やバイク、建物などは、悪意の第三者に当該キーが入手されてしまえば、簡単にその利用を許してしまう。
このような、自動車ユーザに関する本人認証に関する従来技術としては、例えば、車輌の運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、該生体情報取得手段が取得した生体情報に基づいて、前記運転者を特定する特定手段と、前記車輌に搭載された電子機器からの情報が所定条件を満たすか否かを判定する判定手段とを備え、前記生体情報取得手段は、定期的に且つ前記判定手段が所定条件を満たすと判定した場合に、前記生体情報の取得を行うようにしてあることを特徴とする運転者特定システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2015−71319号公報
しかしながら従来技術においては、走行中の自動車において、認証された人物と運転手とが本当に同一人物であるのかを考慮していない。すなわち、実際に運転を行っている者が、認証対象であるか検証しうる構成となっていない。そのため、認証に成功した後、認証対象ではない第三者が運転者となれば、簡単になりすまし可能となってしまう。
そこで本発明の目的は、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の運転手認証装置は、
自動車における加速度およびハンドル操作方向の各事象の情報を、当該事象の観測装置から取得する処理、前記各事象の情報を所定アルゴリズムに適用することで、前記自動車が走行中であるか判定する処理、および、前記判定の結果、前記自動車が走行中と判明した場合、前記自動車の運転手に関する本人認証の契機と特定する処理、を実行する演算装置、を備えることを特徴とする。
また、本発明の運転手認証方法は、情報処理装置が、自動車における加速度およびハンドル操作方向の各事象の情報を、当該事象の観測装置から取得する処理、前記各事象の情報を所定アルゴリズムに適用することで、前記自動車が走行中であるか判定する処理、および、前記判定の結果、前記自動車が走行中と判明した場合、前記自動車の運転手に関する本人認証の契機と特定する処理、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
本実施形態の運転手認証装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態における運転手認証装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のシステム情報の構成例を示す図である。 本実施形態の認証情報の構成例を示す図である。 本実施形態の認証用情報の構成例を示す図である。 本実施形態の認証結果の構成例を示す図である。 本実施形態の運転手認証装置の機能構成を踏まえた処理の流れを示す図である。 本実施形態における運転手認証方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における運転中の運転手画像のイメージ例を示す図である。 本実施形態における出力例1を示す図である。 本実施形態における出力例2を示す図である。 本実施形態における出力例3を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の運転手認証装置100を含むネットワーク構成図である。図1に示す運転手認証装置100は、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能とするコンピュータ装置である。
本実施形態における運転手認証装置100は、例えば、自動車1に備わる情報処理装置である。特に限定するものではないが、この運転手認証装置100による運転手の本人認証結果は、テレマティクス保険を販売する保険会社や、カーシェアリングサービスを提供する事業者などが、真正な契約者が本当に該当自動車で運転を行っているか、を判定するために利用する情報となりうる。よって、運転手認証装置100は、インターネットなどの適宜なネットワーク11を介して、こうした保険会社や事業者等のシステムである車外装置300と通信可能に接続されていると好適である。
また、この運転手認証装置100は、自動車1に設けられた適宜な通信線10(勿論、有線か無線か、或いは通信プロトコルに関して限定しない)を介して、外部装置200と通信可能に接続されている。
外部装置200は、認証用情報取得装置201、加速度取得装置202、および認証装置203を含む構成となっている。この外部装置200は、通信線10を介して運転手認証装置100と通信可能である。
このうち認証用情報取得装置201は、自動車1の運転席に座る運転手に関して、その認証用情報を取得する装置である。より具体的には、当該運転席に着座し運転中(と想定)の運転手を、その顔と手元すなわちハンドルが撮影範囲に入るよう撮影を行う撮像装置を、一例として想定できる。
なお、上述の撮像装置とは、スマートフォンやドライブレコーダーなどに付属のデジタルカメラ、もしくは認証用情報取得装置201に付帯する専用のデジタルカメラである。こうした撮像装置は、上述のように運転手の顔とハンドルを同時に撮影することができる、自動車1の車内に備わるバックミラーやダッシュボードなどに設置されたものる。
認証用情報取得装置201は、通信線10を介して運転手認証装置100の認証用情報取得部111と通信し、認証用情報を配信する。
また、加速度取得装置202は、自動車1の左右方向の加速度の値と方向を観測する加速度センサーやジャイロセンサー(角速度センサー)などの装置である。加速度取得装置202は、通信経路10を介して、運転手認証装置100の走行判定部112と通信し、上述の加速度の値と方向に関する情報を配信する。
また、認証装置203は、例えば、上述の保険会社や事業者等との事前手続を通じて設定済みの、自動車1の真正な運転手の顔画像(の特徴量)と、認証用情報取得装置201が撮影した認証用情報から抽出した運転手の顔画像(の特徴量)とを比較し、運転手の顔認証を実施する装置である。認証装置203は、通信線10を介して、運転手認証装置100の認証部105と通信し、顔認証の結果を通知する。
なお、認証用情報取得装置201および加速度取得装置202は、運転手認証装置100が設置された自動車1に設置されるものである。また、認証装置203は、運転手認証装置100と同じ自動車1に設置されているとしても、自動車1の外のサーバ装置などに設置されているとしてもよい。
<ハードウェア構成>
また図2に、本実施形態における運転手認証装置100のハードウェア構成例を示す。本実施形態の運転手認証装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105を備えている。
なお、必要に応じて、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける、キーボードやマウス、マイクなどの入力装置や、演算装置104での処理データの表示を行うディスプレイ、スピーカー等の出力装置を備えるとしてもよい。
上述の構成のうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
この演算装置104は、プログラム102を実行することで、認証管理部110、認証用情報取得部111、走行判定部112、認証部113、および情報送信部114の各機能を実装している。
このうち認証管理部110は、認証を実施するか否かを判定する。また、認証用情報取得部111は、上述の運転手の顔認証に使用する運転手の顔、および自動車1が走行中か判定するために使用するハンドルの動画または連続した静止画、といった情報を取得する。また、走行判定部112は、自動車1が走行中であるか否かを判定する。また、認証部113は、運転手の顔認証を実施する。また、情報送信部114は、認証部113における認証結果を、例えば車外装置300に送信する。
また、上述の構成のうち通信装置105は、通信線10やネットワーク11と接続して、他装置との通信処理を担うネットワークインターフェイスカードである。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の運転手認証装置100として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、システム情報125、認証情報126、認証用情報127、および認証結果128が少なくとも記憶されている。これら情報の詳細は後
述する。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の運転手認証装置100が用いる情報について説明する。図3に、本実施形態におけるシステム情報125の構成例を示す。このシステム情報125は、運転手認証装置100における処理で使用するパラメータを規定したテーブルであり、例えば、所定の管理者によって予め設定された任意の値となる。
具体的には、パラメータ名をキーとして、当該パラメータの値といったデータから成るレコードの集合体である。
ここで規定している各パラメータのうち、左右加速度閾値400は、自動車1における左右方向の加速度として検知対象とする下限を規定する。例えば、あまりに小さいな加速度も処理対象とすれば、ハンドルの微小なぶれや、自宅敷地内での駐車動作中の微速移動に伴う左右方向加速度も感知し、「運転中」の概念から離れた状態でも本人認証を行いかねない。
また、ハンドル操作抽出時間401は、自動車1におけるハンドル操作の観測単位時間(観測の時間間隔)を規定する値となる。例えば、この値が必要以上に大きくなれば、通常の運転中に行われる迅速なハンドル操作ではなく、停車中や微速移動中の、ごくゆっくりとしたハンドル操作も処理対象とすることになる。こうした状態では、自動車1に左右方向加速度がほとんど生じず、無駄な処理を繰り返し行いかねない。
また、自動車ID402は、当該自動車1を一意に識別する値で、車体番号やナンバー、或いは保険会社や所定の事業者らが当該運転手(真正な者)との契約等で発行した会員ID等となる。
また、再実施時間間隔403は、運転手認証装置100による運転手の本人認証を、直近の実施時から再度実施すべきタイミングまでの期間を規定する値となる。
続いて図4に、本実施形態における認証情報126の構成例を示す。認証情報126は、上述の自動車1の真正な運転手に関して、予め取得、格納された認証情報として、例えば、生体情報を格納したテーブルである。
図4で例示する形態では、一例として、運転手を一意に識別するドライバIDおよび当該自動車1を一意に識別する自動車ID(上述のシステム情報125のものと共通)をキーとして、当該自動車1の運転手の、顔や指静脈といった各種の生体情報の特徴量を対応付けたレコードの集合体となっている。勿論、ここで例示した生体情報の種類に限定せず、また、その数も1つでも複数でもよい。運転手認証に求める認証精度の高低に応じて、組合せる生体情報の有無、数について、所定の管理者等が規定する。
続いて図5に、本実施形態における認証用情報127の構成例を示す。認証用情報127は、上述の自動車1の運転手に関して、認証用情報取得部111が認証用情報取得装置201から取得し格納した、顔など生体情報である。図5で示す例では、当該認証用情報を認証用情報取得装置201が取得した取得日時、が認証用情報と紐付いている。
続いて図6に、本実施形態における認証結果128の構成例を示す。認証結果128は、上述の自動車1の運転手に関して、認証装置203が行った認証結果を認証部113が取得し、これを格納したテーブルである。
図6で例示する形態では、一例として、認証部113が認証装置203から認証結果を
得た日時をキーとして、当該認証結果のファイル、および認証結果(認証成功/失敗)、といった値を対応付けたレコードの集合体となっている。
<フロー例>
以下、本実施形態における運転手認証方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する運転手認証方法に対応する各種動作は、運転手認証装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は、本実施形態の運転手認証装置の機能構成を踏まえた処理の流れを示す図であり、図8は、本実施形態における運転手認証方法のフロー例を示す図である。なお、運転手認証装置100における機能を役割ごとに分けると、運転手の認証を処理する認証処理部1100、車外装置300への情報送信を処理する情報送信処理部1200、処理に必要な情報を記憶するシステム情報記憶部203の3つになる。
こうした前提を踏まえ、まずステップS101において、運転手認証装置100の認証管理部110は、認証実施判定を行う。
この場合の認証管理部110は、認証結果128を参照し、認証結果が格納されていなかった場合、または認証結果128に格納されている最新の認証結果が認証失敗の場合、または自動車1のエンジンやEV(Electric Vehicle)システム、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)システム、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)システムなどが
オンすなわち稼働状態となった場合に、認証実施と判定し(S101:YES)、処理をステップS102に遷移させる。
一方、上述の判定の結果、認証結果が格納されている場合、または認証結果128に格納されている最新の認証結果が認証成功の場合、または自動車1のエンジンやEV(Electric Vehicle)システム、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)システム、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)システムなどがオフすなわち非稼働状態であった場合、
認証は非実施と判定し(S101:NO)、処理をS101に戻す。
続いて、ステップS102において、運転手認証装置100の認証管理部110は、認証用情報取得部111に対して認証用情報取得を開始するように指示する。この場合、指示を受けた認証用情報取得部111は、認証用情報取得装置201から、自動車1の運転席に着席中の運転手の顔とハンドルが同時撮影された認証用情報の取得を開始する。また、この認証用情報取得部111は、取得した認証用情報と取得日時を紐付けて認証用情報127に格納する。
続いてステップS103において、運転手認証装置100の走行判定部112は、加速度取得装置202から、自動車1の左右方向の加速度の値の取得を開始する。この時の加速度の取得の時間間隔は、システム情報125で規定した値となる。
続いてステップS104において、運転手認証装置100の走行判定部112は、加速度取得装置202から取得した、自動車1の左右方向加速度の絶対値が、システム情報125で規定した左右方向加速度閾値のパラメータ値以上であるか判定する。
上述の判定の結果、自動車1の左右方向加速度がパラメータ値以上である場合、(S104:YES)、走行判定部112は、処理をステップS105に遷移させる。この判定は、小さな加速度(ノイズ)を除去するための処理となる。
なお、上述の走行判定部112は、上述の判定の結果、自動車1に関して取得した左右
方向加速度の向き、即ち加速度が生じた方向が自動車1の進行方向から見て左であるか右であるか、を特定する。この処理自体は、単純に加速度の方向値を取得すればよい。
一方、上述の判定の結果、自動車1に関して取得した左右方向加速度がパラメータ値より小さいものであった場合(S104:NO)、走行判定部112は、処理をステップS104に戻す。
続いてステップS105において、走行判定部112は、加速度取得装置202からの左右方向加速度の情報取得を終了し、ステップS106に処理を遷移させる。
ステップS106において、走行判定部112は、認証用情報取得部111で得ている上述の自動車1の運転手が操作しているハンドルの撮像データに基づき、当該ハンドルの回転方向を特定する。
この場合、走行判定部112は、まず、システム情報125に予め記憶した、ハンドル操作抽出時間401の値を取得する。続いて、走行判定部112は、認証用情報127に格納された認証用情報のうち運転手およびハンドルを同時撮影した撮像データについて、ステップS104でYESと判定された時刻からハンドル操作抽出時間401分を切り出す。
そして、走行判定部112は、ここで切り出した認証用情報におけるハンドルの回転方向を、例えば一般的な画像認識処理を踏まえた物体認識等を行った検出する。なお、ハンドルの回転方向は、自動車の進行方向に対して時計回りなら右、反時計回りなら左とする。
物理法則的に、運転手がハンドルを回転させた向きと、ハンドル回転時に加速度取得装置202が自動車1に関して観測する左右方向の加速度の向きとは、慣性の法則により逆になる。
そこで走行判定部112は、この物理法則に従い、ステップS107において、上述のステップS104で抽出した左右方向の加速度の向きと、ステップS106で検出したハンドルの回転の向きとを比較する。
上述の比較の結果、加速度の向きとハンドルの回転の向きとが逆であった場合(S107:YES)、走行判定部112は、処理をステップS108に進める。他方、上述の比較の結果、加速度の向きとハンドルの回転の向きとが同じであった場合(S107:NO)、そこで走行判定部112は、処理をステップS104に戻す。
続いてステップS108において、運転手認証装置100の認証部113は、上述のステップS106で走行判定部112が切り出したハンドル操作抽出時間401分の認証用情報を、認証装置203に送信する。
一方、この認証用情報を受信した認証装置203は、当該認証用情報から運転手の顔を一般的な顔画像抽出技術等にて抽出し、これを認証情報126と同様の情報と一致するか判定することで、事前登録者すなわち真正な運転手の顔であるか否かの顔認証を行う。こうした顔認証の処理は、運転手認証装置100の認証部113が、認証情報126を利用して同様に実行するとしてもよく、処理の効率や速度といった点では好適である。
上述の認証装置203は、顔認証の結果を、運転手認証装置100の認証部113に返信する。なお、認証部113から認証装置203に送信するデータの容量削減のため、認
証用情報から静止画を抽出して認証装置203に送信し、認証をさせるとしてもよい。
上述の認証では、自動車1の運転中の運転手として撮像した運転手が事前登録者であった場合は認証成功、当該運転手が事前登録者と一致しない場合は認証失敗とする。
また、認証装置203が認証部113に返す認証結果は、例えば、認証成功の場合にはTRUEと一致した事前登録者のIDのペア、認証失敗の場合にはFALSEなどである。事前登録者のIDを扱う場合、個人情報に該当する可能性があるため暗号化を施すなど事前登録者のIDが第者に漏れても問題無いような対策を行うべきである。
続いてステップS109において、認証部113は、認証装置203から受けっとた認証結果を認証日時と紐付けて認証結果128に格納する。
続いてステップS110において、認証部113は、上述のステップS109で取得した認証結果が認証成功の場合(S110:YES)、処理をステップS111に遷移させる。一方、認証結果が認証失敗の場合(S110:NO)、認証部113は、処理をステップS104に戻す。
ステップS111において、認証管理部110は、認証結果128に認証成功を示す情報が記憶されたのを確認し、認証用情報取得部111に対して認証用情報取得の終了を指示する。一方、この指示を受けた認証用情報取得部111は、認証用情報取得装置201からの認証用情報の取得を終了し、処理を終了する。
ステップS111が終了すると、認証処理部1100の処理は終了となる。
なお、情報送信処理部1200である情報送信部114は、認証結果128に記憶された認証結果およびシステム情報125に予め記憶された自動車ID402を、ネットワーク11を介して車外装置300に送信するものとする。
ステップS104〜ステップS107の処理によって、ハンドル操作に連動して自動車1が動いている、即ち自動車は走行中であることを保証している。更にステップS108において、走行中であると保証された自動車1でのハンドル操作と同時に撮影された運転手の顔を認証に使用することで、顔認証で使用された顔情報は確実に運転中の運転手のものであることを保証している。これらの仕組みにより本実施形態においては、運転手のなりすましを的確に抑制しうる。
<出力例等について>
図9は、認証用情報取得部103が撮影し、認証用情報127に格納した認証用情報のイメージ図である。この認証用情報は、撮影範囲500、運転手の顔501、運転手の手502、ハンドル503、の各イメージで構成される。
また、矢印504は、上述のステップS104において走行判定部112が取得する自動車の左右方向加速度の向きである。また、矢印505は、ステップS106で走行判定部112が検出するハンドルの回転方向の例である。ステップS107では、矢印504と矢印505の向きが逆である場合にYESと判定する。
なお、上述のフローにおける、例えば、S110における認証結果の成否に伴い、運転手認証装置100は、例えば、図10の画面1000や、図11の画面1100を、例えば、カーナビゲーションのディスプレイ等の外部装置に表示させるとしてもよい。図10の画面1000は、当該運転手に関して認証成功となった旨を通知するものである。一方、図11の画面1100は、当該運転手に関して認証失敗となった旨を通知するものである。或いは、図12の画面1200のように、自動車1は走行中であることが判明したも
のの、その運転席で操作を行っている運転手が事前登録者ではないことが認証で判明した場合、その旨を警告するとしてもよい。
<その他の形態>
上述のフローにおけるステップS101の認証実施判定において、認証実施と判断する条件を追加することも可能である。その場合、上述のフローにおけるステップS101において、認証管理部110は、システム情報125にて再実施時間間隔403の値を参照し、前回認証成功後に再実施時間間隔403だけ時間経過したことを検知した場合に、認証実施(S101:YES)と判定し、処理をステップS102に進めることとなる。このように条件を追加することで、走行中も繰り返し運転手認証を行うことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の運転手認証装置において、前記演算装置は、前記判定の処理に際し、前記各事象の情報である、前記自動車における直進方向から見て左右方向の加速度の情報と、当該左右方向の加速度が観測された時のハンドルの回転操作の向きの情報とに基づき、前記加速度の方向と前記回転操作の向きとが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、としてもよい。
これによれば、ハンドル操作の向きとその際の自動車にかかる左右方向加速度との向きとが逆になる物理法則に基づき、走行中判定を精度よく行うことが可能となる。ひいては、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
また、本実施形態の運転手認証装置において、前記演算装置は、前記取得の処理に際し、撮影機能を有する前記観測装置から、前記運転手の顔および前記ハンドルを同時に撮影した撮像データを取得し、前記判定の処理に際し、前記撮像データが示す前記ハンドルのイメージの移動方向に基づき、前記ハンドルの回転操作の向きを判定し、前記判定した前記回転操作の向きと前記加速度の方向とが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、としてもよい。
これによれば、特別なセンサ類を導入することなく、ハンドル操作を行う運転手の撮像というシンプルな手段を採用し、走行中判定と本人認証を精度よく、かつ低コストで効率的に行うことが可能となる。ひいては、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
また、本実施形態の運転手認証装置において、前記演算装置は、前記自動車における前記加速度が所定の閾値以上の場合に、前記判定を行うものである、としてもよい。
これによれば、ハンドル操作の微小なぶれ等のノイズを排除し、走行中判定を精度よく行うことが可能となる。ひいては、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
また、本実施形態の運転手認証装置において、前記演算装置は、前記自動車の稼働状況、および前記本人認証の実行履歴、の少なくともいずれかに応じて、前記取得の処理の実行可否を判定するものである、としてもよい。
これによれば、自動車のエンジンスタートや、直近の本人認証の結果有無といった事象に基づいて本人認証の要否を判断することとなり、無駄な処理実行を的確に回避できる。ひいては、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
また、本実施形態の運転手認証装置において、前記演算装置は、前記本人認証の契機を特定することに伴い、前記運転手に関する本人認証を実行し、前記本人認証の結果を、外部装置に送信する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、自動車のエンジンスタートや、直近の本人認証の結果有無といった事象に基づいて本人認証の実施可否を判断することとなり、無駄な処理実行を的確に回避できる。ひいては、本人認証の対象者が実際の運転手であることを担保可能となる。
また、本実施形態の運転手認証方法において、前記情報処理装置が、前記判定の処理に際し、前記各事象の情報である、前記自動車における直進方向から見て左右方向の加速度の情報と、当該左右方向の加速度が観測された時のハンドルの回転操作の向きの情報とに基づき、前記加速度の方向と前記回転操作の向きとが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、としてもよい。
また、本実施形態の運転手認証方法において、前記情報処理装置が、前記取得の処理に際し、撮影機能を有する前記観測装置から、前記運転手の顔および前記ハンドルを同時に撮影した撮像データを取得し、前記判定の処理に際し、前記撮像データが示す前記ハンドルのイメージの移動方向に基づき、前記ハンドルの回転操作の向きを判定し、前記判定した前記回転操作の向きと前記加速度の方向とが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、としてもよい。
また、本実施形態の運転手認証方法において、前記情報処理装置が、前記自動車における前記加速度が所定の閾値以上の場合に、前記判定を行うものである、としてもよい。
また、本実施形態の運転手認証方法において、前記情報処理装置が、前記自動車の稼働状況、および前記本人認証の実行履歴、の少なくともいずれかに応じて、前記取得の処理の実行可否を判定するものである、としてもよい。
また、本実施形態の運転手認証方法において、前記情報処理装置が、前記本人認証の契機を特定することに伴い、前記運転手に関する本人認証を実行し、前記本人認証の結果を、外部装置に送信する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
1 自動車
10 通信線
11 ネットワーク
100 運転手認証装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信装置
110 認証管理部
111 認証用情報取得部
112 走行判定部
113 認証部
114 情報送信部
125 システム情報
126 認証情報
127 認証用情報
128 認証結果
200 外部装置
201 認証用情報取得装置(観測装置)
202 加速度取得装置(観測装置)
203 認証装置
300 車外装置

Claims (12)

  1. 自動車における加速度およびハンドル操作方向の各事象の情報を、当該事象の観測装置から取得する処理、前記各事象の情報を所定アルゴリズムに適用することで、前記自動車が走行中であるか判定する処理、および、前記判定の結果、前記自動車が走行中と判明した場合、前記自動車の運転手に関する本人認証の契機と特定する処理、を実行する演算装置、
    を備えることを特徴とする運転手認証装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記判定の処理に際し、前記各事象の情報である、前記自動車における直進方向から見て左右方向の加速度の情報と、当該左右方向の加速度が観測された時のハンドルの回転操作の向きの情報とに基づき、前記加速度の方向と前記回転操作の向きとが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転手認証装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記取得の処理に際し、撮影機能を有する前記観測装置から、前記運転手の顔および前記ハンドルを同時に撮影した撮像データを取得し、
    前記判定の処理に際し、前記撮像データが示す前記ハンドルのイメージの移動方向に基づき、前記ハンドルの回転操作の向きを判定し、前記判定した前記回転操作の向きと前記加速度の方向とが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の運転手認証装置。
  4. 前記演算装置は、
    前記自動車における前記加速度が所定の閾値以上の場合に、前記判定を行うものである、 ことを特徴とする請求項1に記載の運転手認証装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記自動車の稼働状況、および前記本人認証の実行履歴、の少なくともいずれかに応じて、前記取得の処理の実行可否を判定するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の運転手認証装置。
  6. 前記演算装置は、
    前記本人認証の契機を特定することに伴い、前記運転手に関する本人認証を実行し、前記本人認証の結果を、外部装置に送信する処理をさらに実行するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の運転手認証装置。
  7. 情報処理装置が、
    自動車における加速度およびハンドル操作方向の各事象の情報を、当該事象の観測装置から取得する処理、前記各事象の情報を所定アルゴリズムに適用することで、前記自動車が走行中であるか判定する処理、および、前記判定の結果、前記自動車が走行中と判明した場合、前記自動車の運転手に関する本人認証の契機と特定する処理、
    を実行することを特徴とする運転手認証方法。
  8. 前記情報処理装置が、
    前記判定の処理に際し、前記各事象の情報である、前記自動車における直進方向から見て左右方向の加速度の情報と、当該左右方向の加速度が観測された時のハンドルの回転操作の向きの情報とに基づき、前記加速度の方向と前記回転操作の向きとが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の運転手認証方法。
  9. 前記情報処理装置が、
    前記取得の処理に際し、撮影機能を有する前記観測装置から、前記運転手の顔および前記ハンドルを同時に撮影した撮像データを取得し、
    前記判定の処理に際し、前記撮像データが示す前記ハンドルのイメージの移動方向に基づき、前記ハンドルの回転操作の向きを判定し、前記判定した前記回転操作の向きと前記加速度の方向とが逆である場合に、前記自動車が走行中であると判定するものである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の運転手認証方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    前記自動車における前記加速度が所定の閾値以上の場合に、前記判定を行うものである、 ことを特徴とする請求項7に記載の運転手認証方法。
  11. 前記情報処理装置が、
    前記自動車の稼働状況、および前記本人認証の実行履歴、の少なくともいずれかに応じて、前記取得の処理の実行可否を判定するものである、ことを特徴とする請求項7に記載の運転手認証方法。
  12. 前記情報処理装置が、
    前記本人認証の契機を特定することに伴い、前記運転手に関する本人認証を実行し、前記本人認証の結果を、外部装置に送信する処理をさらに実行するものである、ことを特徴とする請求項7に記載の運転手認証方法。
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