JP2021065177A - サトウキビ植付け量調整装置及び該植付け量調整装置を備えたサトウキビ植付け機 - Google Patents

サトウキビ植付け量調整装置及び該植付け量調整装置を備えたサトウキビ植付け機 Download PDF

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Abstract

【課題】 ホッパー内におけるコンベアーの立ち上がり角度が緩傾斜の場合であっても、適量の種キビを植え付けることができるサトウキビ植付け量調整装置及び該植付け量調整装置を備えたサトウキビ植付け機の提供。【解決手段】 種キビを収容するためのホッパー(2)内に設けられた種キビ運搬用のコンベアー(3)の上方に水平配置され、該コンベアー(3)の進行方向に対して垂直方向に延在する軸部(11)と、該軸部(11)から突出して設けられた複数の種払い部材(12、13)と、前記軸部(11)を前記コンベアー(3)と同一方向へ回転させる駆動手段とを備え、種払い部材(12)と種払い部材(13)との間にはそれらの間で形成される角度の大小に応じて広領域(102)もしくは狭領域(101)が形成されているサトウキビ植え付け量調整装置(1)。【選択図】 図1

Description

本発明は、サトウキビ連続植付け機において、種キビの植付け量を簡易に調整するための調整装置と、該植付け量調整装置を備えたサトウキビ連続植付け機に関する。
従来、サトウキビの種の植付けには、トラクターで索引されたホッパー内の種キビをコンベアーで搬送し、圃場溝中に落下させて連続植付けするサトウキビ植付け機が用いられている(特許文献1、2)。
これら従来のサトウキビ連続植付け機は、種キビを運搬するコンベアーがホッパーの床および側壁に沿って形成されており、該側壁の少なくとも上部側が鉛直ないし急傾斜に立設されているため、コンベアーも上部の種キビの排出口に近づくにつれて鉛直ないし急傾斜に立ち上がるようになっていた。
このように種キビを運搬するコンベアーが鉛直ないし急傾斜に立ち上がると、種キビの中にトラッシュが多く混在している場合、コンベアーに設けられた樋状のカップ部から種キビがこぼれ落ちるなどして適量の種キビを運搬できない場合があった。
そこで、本出願人は、ホッパー内におけるコンベアーの立ち上がり角度を鉛直ないし急傾斜ではなく、緩傾斜とすることにより、種キビに多くのトラッシュが混在していても、カップ部から種キビがこぼれ落ちることなく運搬することができるサトウキビ連続植付け機を開発した。
ところが、かかるサトウキビ植付け機はトラッシュが混在していても種キビを運搬することができるが、カップ部から落とされる種キビが少ないため、結果的に必要量以上の種キビを運搬してしまうこともあり、種の植付け量の調整が困難となっていた。
特開2019−122320 実用新案登録第3152572号
そこで本発明は、従来のサトウキビ植付け機のかかる欠点を克服し、ホッパー内におけるコンベアーの立ち上がり角度が緩傾斜の場合であっても、適量の種キビを植え付けることができるサトウキビ植付け量調整装置及び該植付け量調整装置を備えたサトウキビ植付け機の提供を課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、種キビを収容するためのホッパー(2)内に設けられた種キビ運搬用のコンベアー(3)の上方に水平配置され、該コンベアー(3)の進行方向に対して垂直方向に延在する軸部(11)と、該軸部(11)から突出して設けられた複数の種払い部材(12、13)と、前記軸部(11)を前記コンベアー(3)と同一方向へ回転させる駆動手段とを備え、種払い部材(12)と種払い部材(13)との間にはそれらの間で形成される角度の大小に応じて広領域(102)もしくは狭領域(101)が形成されているサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
また本発明は、前記狭領域(101)が二箇所以上、前記広領域(102)が一箇所であることを特徴とするサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
また本発明は、前記種払い部材(12)は、前記軸部(11)から反対二方向へと突出するように設けられ、前記種払い部材(13)は、前記種払い部材(12)が設けられていない側へ前記軸部(11)から片側一方向へ突出するように設けられたことを特徴とするサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
また本発明は、前記軸部(11)の周壁面には、前記種払い部材(12、13)の取り付け用の孔部(111)が所定の間隔を空けて複数穿設され、前記種払い部材(12、13)の芯棒(121、131)を該孔部(111)に挿通して該軸部(11)に貫通させ、固定していることを特徴とするサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
また本発明は、前記種払い部材(12、13)は、任意に選択した前記孔部(111)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
また本発明は、前記軸部(11)の一の端部にはプーリー(14)が軸着され、該プーリー(14)はコンベアー(3)のプーリーに従動するように設けられていることを特徴とするサトウキビ植え付け量調整装置(1)である。
さらに本発明は、上記いずれかのサトウキビ植え付け量調整装置(1)を備えたサトウキビ植付け機である。
本発明にかかるサトウキビ植え付け量調整装置1は、種キビ運搬用のコンベアー3の上方に設けられた軸部11がコンベアー3と同方向に回転することにより、軸部11から突出する種払い部材12、13がコンベアー3上の過剰な種キビをホッパー2内へと払い落とし、これにより、適量の種キビを植付けることができる。
特に、本発明にかかるサトウキビ植え付け量調整装置1は、種払い部材12と種払い部材13との間で形成される角度の大小に応じて広領域102もしくは狭領域101が形成されており、かかる広領域102においてホッパー2内に払い落とされなかった種キビを植え付けることができる。
また、本発明にかかるサトウキビ植え付け量調整装置1は、軸部11に設けられた複数の孔部111のうち、任意に選択した孔部111に種払い部材12、13を取り付けることにより、種払い部材12、13の取り付け本数や取り付け位置を調整することができ、これにより、種キビの植え付け量を容易に調節することができる。
本発明に係る種キビ植付け量調整装置を備えたサトウキビ植付け機のホッパー内の様子を示す斜視図。 本発明に係る種キビ植付け量調整装置の正面図。 本発明に係る種キビ植付け量調整装置の平面図。 本発明に係る種キビ植付け量調整装置の側面図。 (a)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の部分拡大断面図、(b)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の部分拡大断面図。 (a)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の一連の動作を示す模式図。(b)同種キビ植付け量調整装置の一連の動作を示す模式図。(c)同種キビ植付け量調整装置の一連の動作を示す模式図。(d)同種キビ植付け量調整装置の一連の動作を示す模式図。 (a)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の異なる実施態様の側面図、(b)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の異なる実施態様の側面図、(c)本発明に係る種キビ植付け量調整装置の異なる実施態様の側面図。
以下、本発明のサトウキビ植付け量調整装置と、それを備えたサトウキビ植付け機の実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
本発明のサトウキビ植付け量調整装置1は、種キビを収容するためのホッパー2内に設けられた種キビ運搬用のコンベアー3の上方に水平配置され、該コンベアー3の進行方向に対して垂直方向に延在する軸部11と、該軸部11から突出して設けられた複数の種払い部材12、13と、前記回転軸11を前記コンベアー3と同一方向へ回転させる駆動手段とを備える。
図1は、本発明のサトウキビ植付け量調整装置1を備えたサトウキビ植付け機のホッパー2内の様子を表したものである。図に示すように、本実施態様のホッパー2は、コンベアー3が設けられた側壁21が緩斜面になるように形成されており、かかるホッパー2の側壁21の外壁面には、コンベアー3に対応する位置にダクト部4が形成されている。なお、本実施態様のホッパー2は側壁21が緩斜面のため、種キビの中にトラッシュが多く混在していても、コンベアー3のカップ部31からこぼれ落ちることなく種キビを運搬することができる。
コンベアー3は、ホッパー2内の底面から側壁21にかけて登坂するように作動し、コンベアー3の上面に設置された種キビを受けるための樋状のカップ部31により、種キビを上方へと運搬する。そして、コンベアー3の最上部にまで運搬された種キビは、ダクト部4の開口部41へと投入され、その後、ダクト部4内を落下して圃場に植え付けされる。
本発明のサトウキビ植付け量調整装置1の具体的な構成について、図2〜4により説明する。各図に示すように、本実施態様のサトウキビ植付け量調整装置1は、軸部11、軸部11から反対二方向へと突出するように設けられた種払い部材12と、種払い部材12が設けられていない側へ軸部11から片側一方向へ突出するように設けられた種払い部材13を備える。
軸部11は筒状の部材であり、その周壁面には、種払い部材12、13の取り付け用の孔部111が所定の間隔を空けて複数穿設されている。孔部111は、種払い部材12、13の芯棒121、131を軸部11に貫通することができるように、軸部11の一の側面とその反対側の面に対で形成されている。そして、種払い部材12用の孔部111と、種払い部材13用の孔部111は、本実施態様では互いに軸部11の周方向に約90度ずれて形成されており、さらに、軸部11の軸方向にも互いの位置がずれるように形成されている。
種払い部材12は、軸部11から両側へ延伸するように、軸部11の一の側面とその反対側の側面から軸部11の軸方向に対して垂直方向に突出して設けられている。かかる種払い部材12は、隣接する種払い部材12との間で所定の間隔を空けて複数本設けられており、本実施態様では軸部11より全部で10本突出している。
種払い部材13は、軸部11の片側へ延伸するように、軸部11の一の側面から軸部11の軸方向に対して垂直方向に突出して設けられている。かかる種払い部材13も複数本設けられており、隣接する種払い部材13との間で一定の間隔を空けて設けられ、本実施態様では軸部11より全部で4本突出している。さらに、本実施態様の種払い部材13は、種払い部材12に対して略直角方向に延伸するように設けられている。
なお、種払い部材12、13は、いずれもそれらと隣接する種払い部材12、13との間を等間隔に設けなくてもよく、異なる間隔としてもよい。本実施態様では、軸部11の孔部111は等間隔に開けられているが、これらの孔部111の全てに種払い部材12、13を取り付けるのではなく、必要な箇所にのみ取り付ければよい。本実施態様の場合、種払い部材12は、種払い部材12用の孔部111のすべてに取り付けられている。それに対し、種払い部材13は、図2で見て左右両端の孔部111と、その孔部111の2個隣りの孔部111にそれぞれ取り付けられており、残りの孔部111には種払い部材13が取り付けられず空いた状態となっている。このように、本発明の種払い部材12、13は、任意に選択した孔部111にのみ取り付けることによって、取り付け本数や取り付け位置を適宜調整することができる。
図4で示すように、本実施態様のサトウキビ植付け量装置1は、側面視で軸部11より種払い部材12および種払い部材13が三方向に突出している。すなわち、種払い部材12は軸部11の両側へ二方向に突出し(図4では上下二方向)、種払い部材13は、軸部11の片側一方向へと突出している。
種払い部材12と種払い部材13との間の角度は略直角に設けられ、それらの間で狭領域101が形成されている。一方、種払い部材13が設けられた側の反対側では、両側へ突出する種払い部材12の間の180度の領域で広領域102が形成されている。
本実施態様のサトウキビ植付け量装置1は、狭領域101における種払い部材12と種払い部材13との間の角度は略直角になるように設けられているが、角度はこれに限定されず、図7(a)のように、θ1>90°となるように設けてもよく、あるいはまた、図7(b)のように、θ1<90°としてもよい。これに伴い、種払い部材13が設けられていない側の広領域102における種払い部材12の間の角度は、図7(a)ではθ2<180°、図7(b)でθ2>180°となる。これらの角度は適宜選択することが可能であるが、80°<θ1<100°、160°<θ2<200°の範囲とすることが好ましい。
さらに、本実施態様のサトウキビ植付け量装置1は、側面視で種払い部材12と種払い部材13が三方向へと突出しているが、三方向に突出するものに限定されず、例えば、図7(c)のように、種払い部材12と種払い部材13がそれぞれ二方向へ、計四方向へと突出するように設けてもよい。すなわち、この実施態様では、種払い部材12と種払い部材13との間の狭領域101の他、2本の種払い部材13の間にも狭領域101が形成され、狭領域101が計三箇所となっている。
以上の通り、本発明のサトウキビ植付け量装置1では、側面視で種払い部材12と種払い部材13との間で形成される角度の大小に応じて広領域102もしくは狭領域101が形成される。なお、かかる狭領域101と広領域102の数は任意に決定することができるが、狭領域101が二箇所以上、広領域102を一箇所とすることが好ましく、狭領域101が二箇所、広領域102を一箇所とすることがより好ましい。
図5(a)は、軸部11に対する種払い部材12および種払い部材13の取り付け部分を拡大した断面図である。図に示すように、種払い部材12は、芯棒121と、その外周面を覆うように取り付けられたチューブ状の被覆材123により構成されている。芯棒121は、少なくともその中間部の外周面にネジ部122を有している棒状体であり、軸部11への取り付けは、孔部111に芯棒121を挿通して軸部11の両側へ芯棒121の両端部が同じ長さだけ突出するように軸部11に貫通させた後、2つのナット124をネジ部122に螺合させて、軸部11の両側面から締め付ける。なお、芯棒121の軸部11への取り付け方法はこれに限らず、溶接等のその他の公知の固定手段を採用することができるが、本実施態様のように、ナット124により固定する手段によれば、種払い部材12の着脱も容易であるため、好ましい。
被覆材123は、ゴムやビニール等の弾性を有するチューブ材で形成することで、種払い部材12で払い落とされる種キビの表面を傷つけることがなくなるため好ましい。さらに、本実施態様のように、芯棒121の先端よりもさらに被覆材123を長く形成することにより被覆材123の先端部が余るようにすれば、種払い部材12の先端側が柔軟性を有し、コンベヤー3のカップ部31と種払い部材12の間に種キビが挟まってしまうなどのトラブルを避けることができる。
図5(b)に示すように、種払い部材13も芯棒131と被覆材133を備え、芯棒131のネジ部132にナット134を螺合させて軸部11へ固定する。ただし、種払い部材12では軸部11の両側に同じ長さだけ芯棒121を突出させるのに対し、種払い部材13の場合、一方の孔部111からは種払い部材13を形成するのに十分な長さで芯棒131が突出し、反対側の孔部111からはナット134を螺合させるのに必要な長さのみ芯棒131が突出している点において相違する。
なお、種払い部材12のネジ部122は芯棒121の中間に、また、種払い部材13のネジ部132は芯棒131の一方の端部に形成されているが、これらのネジ部122、132をこれらの一部に限定せず、芯棒121、131の全長にわたって形成してもよい。
本発明のサトウキビ植付け量調整装置1は、図1に示すように、軸部11がダクト部4の開口部41内において、コンベヤー3の上方に略水平に配置するようにダクト部4の両側面に軸支されている。より詳しくは、軸部11は、コンベアー3のプーリー(図示せず)と平行方向に延在するとともに、種払い部材12、13がコンベヤー3の上面方向を向いたときに、種払い部材12、13の先端とコンベアー3の上面との間に所定の間隔を空ける位置に配設されている。
さらに、ダクト4の外部へ露出している軸部11の一の端部には、プーリー14が軸着されている。かかるプーリー14はチェーン15によりコンベアー3のプーリー(図示せず)に従動するように設けられている。すなわち、本実施態様では、コンベアー3のプーリーの回転力がサトウキビ植付け量調整装置1の駆動手段となっている。かかる駆動手段により、コンベアー3の回転に連動してサトウキビ植付け量調整装置1の軸部11も同じ方向へ回転する。
次に、図6(a)〜(d)により、本発明のサトウキビ植付け量装置1の一連の動作について説明する。本図では、サトウキビ植付け量装置1の軸部11は反時計回りに回転するものとする。また、図中、〇(丸)で示した種キビSは、コンベヤー3のカップ部31により下方から掬われ、コンベヤー3上を右下から左上へと登坂する。なお、理解が容易となるように、本図では、計5個の種キビSがカップ部31の前方にきちんと整列しているが、実際は間にトラッシュが挟まっていたり、あるいは、種キビの向きもバラバラであったりするため、このように整然と並んでいるわけではない。さらに、図6(a)〜(d)では、理解を容易とするために、種払い部材12を、一方に突出する種払い部材12aとその反対側へ突出する種払い部材12bに区分して説明する。
図6(a)は、登坂してきた種キビSが種払い部材12aによりホッパー2内へ払い落とされる直前の状態を示している。次の図6(b)では、コンベヤー3の上部まで登坂してきた先頭の種キビSが種払い部材12aによりホッパー2内へと払い落とされようとしている。そして、図6(c)では、軸部11は図6(b)の状態からさらに半回転しており、先頭から3個目の種キビSが種払い部材12bによりホッパー2内へと払い落とされようとしている。なお、図は省略したが、先頭から2個目の種キビSは、既に種払い部材13によってホッパー2内へと払い落とされている。
図6(d)は、さらに図6(c)より軸部11が回転した状態を示すが、このとき、種払い部材12bが種キビSを払い落とした後、次の種払い部材12aが種キビSを払い落とす位置に移動するまでに比較的長いインターバルが発生する。すなわち、種払い部材12aと種払い部材13、種払い部材13と種払い部材12bとの間の狭領域101では、1/4周分のインターバルが発生するのに対し、種払い部材12bと種払い部材12aとの間の広領域102では1/2周分のインターバルが発生している。そして、かかる長めのインターバルにおいて、先頭から4個目と、5個目の種キビSが種払い部材12aにより払い落とされることなく、そのままダクト部4内へと落下していく。
このように、過剰な種キビSは種払い部材12a、12b、13により適宜ホッパー2内へと払い戻され、コンベアー3上に残った1ないし2個の種キビSが圃場へと植え付けられることになる。
本発明のサトウキビ植付け量調整装置1は、種払い部材12、13の数を増減することにより、サトウキビ植付け量を適宜調整することが可能となる。例えば、種払い部材12、13を本実施態様のものから更に間引けば、ホッパー内に払い落とされる種キビの数が減少し、その結果、植付け量を増やすことができる。逆に、孔部111で種払い部材12、13が取り付けられていないところに種払い部材12、13を増設すれば、ホッパー内に払い落とされる種キビの数が増加し、その結果、植付け量を減らすことができる。
種払い部材12、13は種キビを適切に払い落すことができれば、その形状は棒状のものに限らず、軸部11より突出形成された板状やその他の形状のものでもよい。また、サトウキビ植付け量調整装置1の駆動手段は、本実施態様のようなコンベアー3のプーリーの駆動力には限定されず、軸部11をコンベアー3のプーリーと同方向へ回転させるものであれば、その他の駆動力を用いてもよい。
1 … … サトウキビ植付け量調整装置
2 … … ホッパー
3 … … コンベアー
4 … … ダクト部
11 … … 軸部
12、12a、12b … … 種払い部材
13 … … 種払い部材
14 … … プーリー
15 … … チェーン
21 … … 側壁
31 … … カップ部
41 … … 開口部
101 … … 狭領域
102 … … 広領域
111 … … 孔部
121 … … 芯棒
122 … … ネジ部
123 … … 被覆材
124 … … ナット
125 … … ワッシャー
131 … … 芯棒
132 … … ネジ部
133 … … 被覆材
134 … … ナット
135 … … ワッシャー
S … … 種キビ

Claims (7)

  1. 種キビを収容するためのホッパー(2)内に設けられた種キビ運搬用のコンベアー(3)の上方に水平配置され、該コンベアー(3)の進行方向に対して垂直方向に延在する軸部(11)と、該軸部(11)から突出して設けられた複数の種払い部材(12、13)と、前記軸部(11)を前記コンベアー(3)と同一方向へ回転させる駆動手段とを備え、種払い部材(12)と種払い部材(13)との間にはそれらの間で形成される角度の大小に応じて広領域(102)もしくは狭領域(101)が形成されているサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  2. 前記狭領域(101)が二箇所以上、前記広領域(102)が一箇所であることを特徴とする請求項1に記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  3. 前記種払い部材(12)は、前記軸部(11)から反対二方向へと突出するように設けられ、前記種払い部材(13)は、前記種払い部材(12)が設けられていない側へ前記軸部(11)から片側一方向へ突出するように設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  4. 前記軸部(11)の周壁面には、前記種払い部材(12、13)の取り付け用の孔部(111)が所定の間隔を空けて複数穿設され、前記種払い部材(12、13)の芯棒(121、131)を該孔部(111)に挿通して該軸部(11)に貫通させ、固定していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  5. 前記種払い部材(12、13)は、任意に選択した前記孔部(111)に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  6. 前記軸部(11)の一の端部にはプーリー(14)が軸着され、該プーリー(14)はコンベアー(3)のプーリーに従動するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のサトウキビ植え付け量調整装置(1)を備えたサトウキビ植え付け機。
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