本実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に基づく半導体装置の構成を説明する図である。
図1を参照して、実施形態1に基づく半導体装置は、アンプAP1,AP2と、イコライザ回路EQA,EQBと、コントローラ10と、比較器CPと、抵抗素子RAと、経路切替回路20とを備える。
コントローラ10は、スイッチ制御コントローラ12と、判定回路13と、レジスタ14とを含む。
スイッチ制御コントローラ12は、通常動作時とテスト動作時とで経路切替回路20の経路を切り替える。レジスタ14は、比較器CPからの出力を保存する。判定回路13は、レジスタ14に登録された情報に基づいて異常を判別する。
スイッチ制御コントローラ12は、判定回路13からの指示にしたがって各種のテストのためにイコライザ回路EQA,EQBのスイッチを制御する。
抵抗素子RAは、比較器CPの一方の入力ノードをプルアップするために設けられているものである。
実施形態1に基づくイコライザ回路EQA,EQBは、同一の構成であり、通常動作時にはイコライザ回路EQA,EQBをともに用いて調整する。イコライザ回路EQA,EQBは、テスト動作時には互いに出力信号を比較するように比較器CPと接続される。
アンプAP1は、PチャネルMOSトランジスタPT1,PT2と、抵抗素子R1,R2と、電流源I1とを含む。
電流源I1は、ノードN0と接続される。
PチャネルMOSトランジスタPT1は、ノードN0とノードN1との間に接続され、そのゲートは差動入力信号POSの入力を受ける。
PチャネルMOSトランジスタPT2は、ノードN0とノードN2との間に接続され、そのゲートは差動入力信号NEGの入力を受ける。
抵抗素子R1は、ノードN1と接地電圧GNDとの間に接続される。
抵抗素子R2は、ノードN2と接地電圧GNDとの間に接続される。
PチャネルMOSトランジスタPT2と抵抗素子R2とは、PチャネルMOSトランジスタPT1と抵抗素子R1と並列にノードN0と接地電圧GNDとの間に直列に接続される。差動入力信号POSと、差動入力信号NEGは、相補の関係にある。
アンプAP1は、差動入力信号POS,NEGの入力を受けて所定の電圧レベルに増幅してイコライザ回路EQA,EQBに出力する。
イコライザ回路EQA,EQBは、差動入力信号POS,NEGの入力に従って抵抗素子の抵抗値に応じた周波数特性を補正する。
本例においては、抵抗素子の抵抗値として4ビットの調整機能が設けられている。
具体的には16段階の抵抗素子の抵抗値の調整が可能である。
イコライザ回路EQAは、電流源IA,IBと、コンデンサCAと、調整スイッチSWAと、PチャネルMOSトランジスタXA,YAと、抵抗素子R5,R6とを含む。
電流源IAは、ノードNA0と接続される。PチャネルMOSトランジスタXAは、ノードNA0とノードNA2との間に接続され、そのゲートは、アンプAP1の出力ノードN1と接続される。
電流源IBは、ノードNA1と接続される。PチャネルMOSトランジスタYAは、ノードNA1とノードNA3との間に接続され、そのゲートは、アンプAP1の出力ノードN2と接続される。
コンデンサCAは、ノードNA0とノードNA1との間に接続される。
調整スイッチSWAは、ノードNA0とノードNA1との間に接続される。
調整スイッチSWAは、抵抗素子RA1〜RA4と、スイッチST1〜ST4とを含む。一例としてスイッチ制御コントローラ12は、スイッチST1〜ST4の導通/非導通を制御する。
抵抗素子RA1とスイッチST1とは、ノードNA0とノードNA1との間に直列に接続される。抵抗素子RA2とスイッチST2とは、ノードNA0とノードNA1との間に直列に接続される。抵抗素子RA3とスイッチST3とは、ノードNA0とノードNA1との間に直列に接続される。抵抗素子RA4とスイッチST4とは、ノードNA0とノードNA1との間に直列に接続される。
本例においては、スイッチ制御コントローラ12は、4ビットの選択信号に基づいてスイッチST1〜ST4を制御する。具体的には、スイッチST1は、選択信号の1ビット目が「H」レベルである場合に、スイッチST1を導通させる。選択信号の2ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST2を導通させる。選択信号の3ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST3を導通させる。選択信号の4ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST4を導通させる。
抵抗素子RA1の抵抗値は、抵抗素子RA2の抵抗値の2倍に設定される。抵抗素子RA2の抵抗値は、抵抗素子RA3の抵抗値の2倍に設定される。抵抗素子RA3は、抵抗素子RA4の抵抗値の2倍に設定される。
スイッチST1〜ST4の導通状態の組み合わせに基づいて抵抗素子RA1〜RA4の合成抵抗の抵抗値を調整することが可能である。本例においては4ビットの選択信号に基づき抵抗値を16段階に調整することが可能な場合が示されている。
イコライザ回路EQBは、電流源IC,IDと、コンデンサCBと、調整スイッチSWBと、PチャネルMOSトランジスタXB,YBと、抵抗素子R7,R8とを含む。
調整スイッチSWBは、抵抗素子RB1〜RB4と、スイッチST5〜ST8とを含む。
電流源ICは、ノードNB0と接続される。PチャネルMOSトランジスタXBは、ノードNB0とノードNB2との間に接続され、そのゲートは、アンプAP1の出力ノードN1と接続される。
電流源IDは、ノードNB1と接続される。PチャネルMOSトランジスタYBは、ノードNB1とノードNB3との間に接続され、そのゲートは、アンプAP1の出力ノードN2と接続される。
コンデンサCBは、ノードNB0とノードNB1との間に接続される。
調整スイッチSWBは、ノードNB0とノードNB1との間に接続される。
調整スイッチSWBは、抵抗素子RB1〜RB4と、スイッチST5〜ST8とを含む。一例としてスイッチ制御コントローラ12は、スイッチST5〜ST8の導通/非導通を制御する。
抵抗素子RB1とスイッチST5とは、ノードNB0とノードNB1との間に直列に接続される。抵抗素子RB2とスイッチST6とは、ノードNB0とノードNB1との間に直列に接続される。抵抗素子RB3とスイッチST7とは、ノードNB0とノードB1との間に直列に接続される。抵抗素子RB4とスイッチST8とは、ノードNB0とノードB1との間に直列に接続される。
本例においては、スイッチ制御コントローラ12は、4ビットの選択信号に基づいてスイッチST5〜ST8を制御する。具体的には、スイッチST5は、選択信号の1ビット目が「H」レベルである場合に、スイッチST5を導通させる。選択信号の2ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST6を導通させる。選択信号の3ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST7を導通させる。選択信号の4ビット目が「H」レベルである場合には、スイッチST8を導通させる。
抵抗素子RB1の抵抗値は、抵抗素子RB2の抵抗値の2倍に設定される。抵抗素子RB2の抵抗値は、抵抗素子RB3の抵抗値の2倍に設定される。抵抗素子RB3は、抵抗素子RB4の抵抗値の2倍に設定される。
スイッチST5〜ST8の組み合わせに基づいて抵抗素子RB1〜RB4の合成抵抗の抵抗値を調整することが可能である。本例においては4ビットの選択信号に基づき抵抗値を16段階に調整可能な場合が示されている。
アンプAP2は、PチャネルMOSトランジスタPT3,PT4と、抵抗素子R3,R4と、電流源I2とを含む。
PチャネルMOSトランジスタPT3と抵抗素子R3とは、電流源I2と接地電圧GNDとの間に直列に接続される。
PチャネルMOSトランジスタPT4と抵抗素子R4とは、PチャネルMOSトランジスタPT3と抵抗素子R3と並列に電流源I2と接地電圧GNDとの間に直列に接続される。
PチャネルMOSトランジスタPT3のゲートは、経路切替回路20を介してイコライザ回路EQA,EQBと接続される。
PチャネルMOSトランジスタPT4のゲートは、経路切替回路20を介してイコライザ回路EQA,EQBと接続される。
経路切替回路20は、イライザ回路EQA,EQBとアンプAP2および比較器CPとの接続を切り替える。
具体的には、経路切替回路20は、通常動作時にはアンプAP2とイコライザ回路EQA,EQBとを接続する。具体的には、PチャネルMOSトランジスタPT3のゲートとイコライザ回路EQAの出力ノードNA2と接続する。また、PチャネルMOSトランジスタPT4のゲートとイコライザ回路EQAの出力ノードNA3と接続する。
PチャネルMOSトランジスタPT3のゲートとイコライザ回路EQBの出力ノードNB2と接続する。また、PチャネルMOSトランジスタPT4のゲートとイコライザ回路EQBの出力ノードNB3と接続する。
経路切替回路20は、テスト動作時にはイコライザ回路EQA,EQBと比較器CPと接続する。具体的には、比較器CPの一方および他方の入力ノードとイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続する。
アンプAP2は、イコライザ回路EQA,EQBによる周波数特性補正後の出力信号の入力を受けて所定の電圧レベルに増幅して出力する。
図2は、実施形態1に従う通常動作時の半導体装置の構成を説明する図である。
図2を参照して、スイッチ制御コントローラ12は、経路切替回路20を制御して信号経路を切り替える。
具体的には、経路切替回路20は、アンプAP2とイコライザ回路EQA,EQBとを接続する。具体的には、PチャネルMOSトランジスタPT3のゲートとイコライザ回路EQAの出力ノードNA2と接続する。また、PチャネルMOSトランジスタPT4のゲートとイコライザ回路EQAの出力ノードNA3と接続する。
PチャネルMOSトランジスタPT3のゲートとイコライザ回路EQBの出力ノードNB2と接続する。また、PチャネルMOSトランジスタPT4のゲートとイコライザ回路EQBの出力ノードNB3と接続する。
図3は、実施形態1に従うテスト動作時の半導体装置の構成を説明する図である。
図3を参照して、スイッチ制御コントローラ12は、経路切替回路20を制御して信号経路を切り替える。
具体的には、経路切替回路20は、イコライザ回路EQA,EQBと比較器CPと接続する。具体的には、比較器CPの一方および他方の入力ノードとイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続する。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号を出力する。
本例においては、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBの調整機能に基づく出力信号を互いに比較することにより調整機能の異常の有無を判定する。
一例として、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い場合には判定信号として「H」レベルを出力する。
一方、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも低い場合には判定信号として「L」レベルを出力する。
本例においては、比較器CPの一方の入力ノードには、プルアップ抵抗RAが接続されている。
調整スイッチSWA,SWBの調整機能に基づく出力信号が仮に同じ電圧レベルである場合には、プルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。
したがって、判定信号は「H」レベルがレジスタ14に出力される。
調整スイッチSWA,SWBの調整機能に基づく出力信号が仮に同じ電圧レベルで無くイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも低い場合には判定信号として「L」レベルをレジスタ14に出力する。
当該動作を調整スイッチSWA、SWBに関して順番に行うことにより調整機能の異常の有無を判定することが可能となる。
図4は、実施形態1に従う半導体装置のテスト動作時の結果について説明する図である。
図4を参照して、4つのパターンのテストT1〜T4が実行された場合が示されている。
まず、イコライザ回路EQA,EQBが正常動作している場合について説明する。
具体的には、テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は0Vに設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ0V、7.5Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも低い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
次に、イコライザ回路EQAが「H」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「H」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWAのスイッチが故障して常に導通している状態を指す。
テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、「H」レベルのスタック故障を有しているため7.5Vに設定される。イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は0Vに設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
一方で、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、「H」レベルのスタック故障を有しているため7.5Vに設定される。イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は7.5Vに設定される。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
したがって、正常時のイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチのテスト結果と、「H」レベルのスタック故障を有しているイコライザ回路EQAの調整スイッチのテスト結果では、比較結果に相違が生じる。これによりイコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることが判別される。
次に、イコライザ回路EQBが「L」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「L」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWBのスイッチが故障して常に非導通状態である状態を指す。
テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3,NB3の電圧は、0Vにそれぞれ設定される。比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は7.5Vに設定される。また、イコライザ回路EQBは、「L」レベルのスタック故障を有しているため0Vに設定される。イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は0Vに設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は0Vに設定される。また、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は、「L」レベルのスタック故障を有しているため0Vに設定される。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
したがって、正常時のイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチのテスト結果と、「L」レベルのスタック故障を有しているイコライザ回路EQBの調整スイッチのテスト結果では、比較結果に相違が生じる。これによりイコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることが判別される。
図5は、実施形態1に従う半導体装置のテスト動作時のフローについて説明する図である。
図5を参照して、半導体装置は、比較器CPとの経路に切り替える(ステップS2)
具体的には、判定回路13は、テスト動作時にスイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、経路切替回路20に指示して、イコライザ回路EQA,EQBと比較器CPと接続する。比較器CPの一方および他方の入力ノードとイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続する。
次に半導体装置は、スイッチを設定する(ステップS4)。
具体的には、判定回路13は、テスト動作時にスイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチを設定する。最初は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフに設定する。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS6)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
本例においては、レジスタ14は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせにそれぞれ対応して判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたか否かを判定する(ステップS8)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したか否かを判定する。
ステップS8において、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたと判断した場合(ステップS8においてYES)には、その結果に基づく判定処理を実行する(ステップS10)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したと判定した場合には、レジスタ14に登録されている情報に基づいて判定処理を実行する。
そして、半導体装置は、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS8において、半導体装置は、全ての組み合わせをチックしていないと判断した場合には、ステップS4に戻りスイッチを設定する。
判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示していないと判定した場合には、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせを設定する。そして、上記処理を繰り返す。
当該処理により、判定回路13は、イコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることを判別する。
また、イコライザ回路EQA,EQBを並列に設けることにより通常動作時においては、1つのイコライザ回路EQA,EQBとして用いることが可能となり、テスト動作時には互いに比較することにより異常を判別することが可能であるためテスト動作用のレプリカ回路を設ける必要がなく回路面積を大幅に縮小することが可能となる。
<実施形態2>
図6は、実施形態2に基づく半導体装置の構成を説明する図である。
図6を参照して、実施形態2に基づく半導体装置は、実施形態1に従う半導体装置の構成と比較して、プルアップ抵抗RAの切替回路SWDをさらに設けた点が異なる。
その他の構成については実施形態1で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
切替回路SWDは、プルアップ抵抗RAの接続関係を切り替えることが可能である。具体的には、プルアップ抵抗RAと比較器CPの入力ノードの一方および他方との接続関係を切り替える。
上記の実施形態1においては、イコライザ回路EQBの「L」レベルのスタック故障の場合には、イコライザ回路EQAの「H」レベルのスタック故障の場合と同じ出力結果になるためイコライザ回路EQA、EQBのいずれの故障か否かの判別ができなかった。
しかしながら、切替回路SWDを用いて切り替えることによりイコライザ回路EQA,EQBのいずれの故障かを判別することが可能である。
また、調整機能のいずれの箇所が不良であるかを判別することができなかったが、実施形態2に基づく半導体装置は、さらに調整機能のどの箇所が不良であるかも判別することが可能である。
図7は、実施形態2に従う半導体装置のテスト動作時の結果について説明する図である。
4つのパターンのテストT1〜T4を実行した場合が示されている。
図7(A)を参照して、イコライザ回路EQA,EQBが正常動作している場合について説明する。そして、本例においては、プルアップ抵抗RAを比較器CPの入力ノードの他方側と接続した場合について説明する。
具体的には、テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は0Vに設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ0V、7.5Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも低い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
次に、イコライザ回路EQAが「H」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「H」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWAのスイッチが故障して常に導通している状態を指す。
「H」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWAのスイッチが故障して常に導通している状態を指す。
テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、「H」レベルのスタック故障を有しているため7.5Vに設定される。イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は0Vに設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
一方で、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は、「H」レベルのスタック故障を有しているため7.5Vに設定される。イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は7.5Vに設定される。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
したがって、正常時のイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチのテスト結果と、「H」レベルのスタック故障を有しているイコライザ回路EQAの調整スイッチのテスト結果では、比較結果に相違が生じる。これによりイコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることが判別される。
図7(B)を参照して、イコライザ回路EQBが「L」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「L」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWBのスイッチが故障して常に非導通状態である状態を指す。
テストT1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3,NB3の電圧は、0Vにそれぞれ設定される。比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
テストT2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は7.5Vに設定される。また、イコライザ回路EQBは、「L」レベルのスタック故障を有しているため出力ノードNB3の電圧は0Vに設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT3において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオンし、SWBのスイッチを全てオフする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧はそれぞれ7.5V、0Vにそれぞれ設定される。イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高い。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。この場合、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストT4において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWAのスイッチをオフし、SWBのスイッチを全てオンする。
その場合のイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧は0Vに設定される。また、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧は、「L」レベルのスタック故障を有しているため0Vに設定される。この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
したがって、正常時のイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチのテスト結果と、「L」レベルのスタック故障を有しているイコライザ回路EQBの調整スイッチのテスト結果では、比較結果に相違が生じる。これによりイコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることが判別される。
そして、上記の実施形態1においては、イコライザ回路EQBの「L」レベルのスタック故障の場合には、イコライザ回路EQAの「H」レベルのスタック故障の場合と同じ出力結果になる場合について説明したが、切替回路SWDを用いて切り替えることによりテストT1において異常が判別される場合には、イコライザ回路EQAの「H」レベルのスタック故障として判別することが可能である。また、切替回路SWDを用いて切り替えることによりテストT2で異常が判別される場合には、イコライザ回路EQBの「L」レベルのスタック故障として判別することが可能である。
イコライザ回路EQA,EQBのいずれの故障であるか、また「H」レベル故障であるか「L」レベル故障であるかを判別することが可能である。
次に、個別ビットの判定方式について説明する。
図8は、実施形態2に従う半導体装置の別のテスト動作時の結果について説明する図である。
図8(A)を参照して、イコライザ回路EQA,EQBが正常動作している場合について説明する。そして、本例においては、プルアップ抵抗RAを比較器CPの入力ノードの他方側と接続した場合について説明する。
本例においては、1ビットについてテストする。
具体的には、ある1ビットについてテストする。
テストTA1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする。本例においては、2ビット目に対応するスイッチST2,ST6をオンする。
その場合のイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は1Vに設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストTA2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする本例においては、2ビット目に対応するスイッチST2,ST6をオンする。
先ほどと異なる点は、プルアップ抵抗RAの接続先をイコライザ回路EQBの出力ノード側に接続する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
したがって、同じビットについてイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチをオンしてテストする際に、正常動作している場合には、プルアップ抵抗RAの接続先のノードの電圧が高くなり比較結果に基づく判定信号は「H」レベル、「L」レベルと入れ替わる。
次に、イコライザ回路EQAの2ビット目が「L」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「L」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWAのスイッチが故障して常に非導通となっている状態を指す。
テストTA1において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする。本例においては、2ビット目に対応するスイッチST2,ST6をオンする。
調整スイッチSWAの2ビット目が「L」レベルのスタック故障を有しているためイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は0V,1Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
テストTA2において、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする。本例においては、2ビット目に対応するスイッチST2,ST6をオンする。
この場合、上記したようにイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
したがって、同じビットについてイコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのスイッチをオンしてテストする際に、「L」レベルのスタック故障を有している場合には、プルアップ抵抗RAの接続先を切り替えた場合でも比較結果に基づく判定信号は同じままであり、入れ替わらない。
各ビットで1つずつ行うことによりどのビットで「L」レベルのスタック故障があるかを判定することが可能である。
図8(B)を参照して、イコライザ回路EQAの2ビット目が「H」レベルのスタック故障を有している場合について説明する。「H」レベルのスタック故障とは、調整スイッチSWAのスイッチが故障して常に導通となっている状態を指す。
ここでは、故障している側のイコライザ回路EQAの調整スイッチSWAのスイッチを全てオフする。正常な側のイコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチを1つずつオンする。
テストTB1において、イコライザ回路EQAの調整スイッチSWAのスイッチを全てオフする。イコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチST5をオンする。
調整スイッチSWAの2ビット目が「H」レベルのスタック故障を有しているためイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は1V,0.5Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。
これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストTB2において、イコライザ回路EQAの調整スイッチSWAのスイッチを全てオフする。イコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチST6をオンする。
調整スイッチSWAの2ビット目が「H」レベルのスタック故障を有しているためイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は1V,1Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、上記したようにプルアップ抵抗RAにより、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧がイコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「H」レベルを登録する。
テストTB3において、イコライザ回路EQAの調整スイッチSWAのスイッチを全てオフする。イコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチST7をオンする。
調整スイッチSWAの2ビット目が「H」レベルのスタック故障を有しているためイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3の電圧は1V,2Vにそれぞれ設定される。
比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。
この場合、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3の電圧がイコライザ回路EQAの出力ノードNA3の電圧よりも高くなる。これにより、レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号として「L」レベルを登録する。
この時点で比較結果の判定信号が入れ替わったことが判別される。すなわち、1つ前のビットにおいて「H」レベルのスタック故障を有することが判別される。
図9は、実施形態2に従う半導体装置のテスト動作時のフローについて説明する図である。
図9を参照して、半導体装置は、比較器CPとの経路に切り替える(ステップS2)
具体的には、判定回路13は、テスト動作時にスイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、経路切替回路20に指示して、イコライザ回路EQA,EQBと比較器CPと接続する。比較器CPの一方および他方の入力ノードとイコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続する。
次に、半導体装置は、プルアップ抵抗の接続を設定する(ステップS3)。
具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、切替回路SWDに指示して、プルアップ抵抗RAとイコライザ回路EQA,EQBとの接続を切り替える。切替回路SWDは、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3とプルアップ抵抗RAとを接続する。
次に半導体装置は、スイッチを設定する(ステップS4)。
具体的には、判定回路13は、テスト動作時にスイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、実施形態1で説明したのと同様に調整スイッチSWA,SWBのスイッチを設定する。最初は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフに設定する。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS6)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
本例においては、レジスタ14は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせにそれぞれ対応して判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたか否かを判定する(ステップS8)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したか否かを判定する。
ステップS8において、半導体装置は、全ての組み合わせをチックしていないと判断した場合(ステップS8においてNO)には、ステップS4に戻りスイッチを設定する。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示していないと判定した場合には、スイッチ制御コントローラ12に指示する。そして、スイッチ制御コントローラ12は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせを設定する。そして、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS8において、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたと判断した場合(ステップS8においてYES)には、その結果に基づく判定処理を実行する(ステップS10)。具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したと判定した場合には、レジスタ14に登録されている情報に基づいて判定処理を実行する。レジスタ14に登録された比較結果に基づく判定信号にしたがってイコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があることが判別される。
ステップS12において、半導体装置は、異常があるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12において、半導体装置は、イコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常がないと判定された場合(ステップS12においてNO)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS12において、半導体装置は、イコライザ回路EQA,EQBの少なくとも一方に異常があると判定された場合(ステップS12においてYES)には、異常のイコライザ回路を特定する処理を実行する。
半導体装置は、プルアップ抵抗の接続を切り替える(ステップS13)。
具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、切替回路SWDに指示して、プルアップ抵抗RAとイコライザ回路EQA,EQBとの接続を切り替える。切替回路SWDは、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3とプルアップ抵抗RAとを接続する。
次に半導体装置は、スイッチを設定する(ステップS14)。
具体的には、具体的には、判定回路13は、テスト動作時にスイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、実施形態1で説明したのと同様に調整スイッチSWA,SWBのスイッチを設定する。最初は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチを全てオフに設定する。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS16)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
本例においては、レジスタ14は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせにそれぞれ対応して判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたか否かを判定する(ステップS18)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したか否かを判定する。
ステップS18において、半導体装置は、全ての組み合わせをチックしていないと判断した場合(ステップS18においてNO)には、ステップS14に戻りスイッチを設定する。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示していないと判定した場合には、スイッチ制御コントローラ12に指示する。そして、スイッチ制御コントローラ12は、調整スイッチSWA,SWBのスイッチの組み合わせを設定する。そして、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS18において、半導体装置は、全ての組み合わせをチェックしたと判断した場合(ステップS18においてYES)には、その結果に基づく判定処理を実行する(ステップS20)。具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して、全てのスイッチの組み合わせを指示したと判定した場合には、レジスタ14に登録されている情報に基づいて判定処理を実行する。レジスタ14に登録された比較結果に基づく判定信号にしたがってイコライザ回路EQA,EQBのいずれの異常か、そして、「H」レベルのスタック異常なのか、「L」レベルのスタック異常かを判別する。
次に、ステップS22において、半導体装置は、特定された異常に関してどのビットに異常があるか個別に検出する処理を実行する(ステップS24)。異常を個別に検出する処理については後述する。
そして、半導体装置は、処理を終了する(エンド)。
図10は、実施形態2に従う個別検出処理について説明するサブルーチンフローを説明する図である。
図10を参照して、半導体装置は、「H」レベルのスタック故障であるか否かを判定する(ステップS30)。具体的には、判定回路13は、上記の判定結果に基づいてイコライザ回路EQA,EQBの「H」レベルおよび「L」レベルのいずれの異常かを判定する。
半導体装置は、イコライザ回路EQAあるいはEQBの「H」レベルのスタック故障であると判定した場合には、ステップS32に進む。一方、半導体装置は、イコライザ回路EQAあるいはEQBの「L」レベルのスタック故障であると判定した場合には、ステップS50に進む。
半導体装置は、イコライザ回路EQA,EQBの同一ビットのスイッチをオンする(ステップS50)。
具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に対して指示する。スイッチ制御コントローラ12は、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする。本例においては、1ビット目に対応するスイッチST1,ST5をオンする。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS52)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、プルアップ抵抗の接続を設定する(ステップS54)。
具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、切替回路SWDに指示して、プルアップ抵抗RAとイコライザ回路EQA,EQBとの接続を切り替える。切替回路SWDは、イコライザ回路EQAの出力ノードNA3とプルアップ抵抗RAとが接続されていた場合には、イコライザ回路EQBの出力ノードNB3とプルアップ抵抗RBとを接続する。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS56)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが有ったかどうかを判断する(ステップS60)。判定回路13は、レジスタ14に登録されている情報に基づいて比較結果の入れ替わりが生じたか否かを判断する。
ステップS60において、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが有ったと判断した場合(ステップS60においてYES)には、当該ビットは正常であると判定して、ステップS64に進む。
ステップS64において、半導体装置は、イコライザ回路EQA,EQBの次の同一ビットのスイッチをオンする(ステップS64)。
具体的には、判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、イコライザ回路EQA,EQBの調整スイッチSWA,SWBのある1ビットに対応するスイッチをオンする。本例においては、2ビット目に対応するスイッチST2,ST6をオンする。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS56)。
以降の処理は、上記で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
ステップS60において、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが無かったと判断した場合(ステップS60においてNO)には、判定処理を実行する(ステップS62)。
具体的には、判定回路13は、レジスタ14に登録されている情報に基づいて比較結果が無かったビットに関して、「L」レベルのスタック故障があると判定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS30において、半導体装置は、「H」レベルのスタック故障であると判定した場合(ステップS30においてYES)には、故障側のイコライザ回路のスイッチをオフする(ステップS32)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、例えば、故障している側のイコライザ回路EQAの調整スイッチSWAのスイッチを全てオフする。
次に、半導体装置は、正常側のイコライザ回路のスイッチを1つオンする(ステップS34)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、例えば、正常な側のイコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチを1つオンする。イコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチST5をオンする。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS36)。
具体的には、比較器CPは、イコライザ回路EQA,EQBの出力ノードNA3,NB3とそれぞれ接続され、その出力ノードの電圧差を比較して比較結果に基づく判定信号をレジスタ14に出力する。レジスタ14は、比較結果に基づく判定信号を登録する。
次に、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが有ったかどうかを判断する(ステップS38)。判定回路13は、レジスタ14に登録されている情報に基づいて比較結果の入れ替わりが生じたか否かを判断する。
ステップS38において、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが無かったと判断した場合(ステップS38においてNO)には、次に、正常側のイコライザ回路の次のスイッチを1つオンする(ステップS42)。判定回路13は、スイッチ制御コントローラ12に指示する。スイッチ制御コントローラ12は、本例においては、イコライザ回路EQBの調整スイッチSWBのスイッチST6をオンする。
次に、半導体装置は、比較結果を登録する(ステップS36)。
以降の処理は、上記で説明したのと同様であるのでその詳細な説明については繰り返さない。
ステップS38において、半導体装置は、比較結果の入れ替わりが有ったと判断した場合(ステップS38においてYES)には、判定処理を実行する(ステップS40)。
具体的には、判定回路13は、レジスタ14に登録されている情報に基づいて比較結果が入れ替わったビットの1つ前のビットに関して、「H」レベルのスタック故障があると判定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
当該処理により、イコライザ回路EQA,EQBのいずれの異常かを判別するとともに、どのビットの「H」レベルスタックあるいは「L」レベルスタックかの異常も判別することが可能となる。
以上、本開示を実施形態に基づき具体的に説明したが、本開示は、実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。