JP2021064065A - 提供装置、提供方法及び提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】災害に対する利用者の対応を促進する。【解決手段】本願に係る提供装置は、所定の第1領域において生じた異常(例えば、災害)に関する異常情報(例えば、災害に関する画像、災害に関するコメント)を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する取得部と、取得部により取得された異常情報に基づく情報であって異常を通知するための異常通知情報を、第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、提供装置、提供方法及び提供プログラムに関する。
従来、台風、地震、疫病、病害虫の発生等、各種の災害が生じた際に、災害の発生を通知する技術が知られている。このような技術の一例として、ソーシャルメディアに投稿されるメッセージの地域ごとのバラつきに基づいて、災害の発生を検知する技術が知られている。
特許第6528532号公報
しかしながら、上述した技術では、災害に対する利用者の対応を促進しているとは言えない場合がある。
例えば、単に災害の発生を示す旨の情報を利用者に通知したとしても、災害発生地域が利用者の所在地域から離れている場合は、利用者が避難を開始しようとせず、結果として被災を招く恐れがある。このため、利用者に対してより避難の開始を動機付けるような情報の提供が要請されると考えられる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、災害に対する利用者の対応を促進することを目的とする。
本願にかかる提供装置は、所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する取得部と、前記取得部により取得された異常情報に基づく情報であって前記異常を通知するための異常通知情報を、前記第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、災害に対する利用者の対応を促進することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る異常情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る領域データベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図(1)である。 図7は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図(2)である。 図8は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される提供処理を説明する。図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図1では、本願に係る提供装置の一例である情報提供装置10によって、実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
図1の説明に先立って、図2を用いて、実施形態に係る情報提供システム1について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム1は、情報提供装置10と、端末装置100とを含む。情報提供装置10及び端末装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図2に示した情報提供システム1には、複数台の情報提供装置10及び複数台の端末装置100が含まれていてもよい。
情報提供装置10は、利用者と紐付けられた領域において生じる異常に関する通知を利用者に提供する情報処理装置である。例えば、情報提供装置10は、異常に関する情報として、台風や水害、暴風などといった災害に関する情報を、各種の情報提供元が管理する外部装置から取得する。そして、情報提供装置10は、利用者の位置情報に基づき、利用者が位置する領域において生じる災害に関する通知を提供する。
なお、情報提供装置10は、端末装置100に制御情報を配信する配信装置として機能してもよい。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語により記述される。なお、情報提供装置10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
端末装置100は、利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。なお、図1に示す例において、端末装置100は、利用者によって利用されるスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスである場合を示す。
また、端末装置100は、端末装置100が有する各種センサ(例えば、GPS(Global Positioning System)センサ)が検知した情報に基づく利用者の位置情報を、情報提供装置10に送信する。また、端末装置100は、情報提供装置10によって提供される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、端末装置100は、情報の表示処理を実現する制御情報を情報提供装置10から受け取った場合には、制御情報に従って表示処理を実現する。
以下、図1を用いて、情報提供装置10が行う提供処理について説明する。なお、以下の説明では、端末装置100を利用する利用者であって、第1領域に紐付けられた利用者に応じて、端末装置100を端末装置100−11〜100−1N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置100−11は、利用者ID「U11」により識別される利用者(利用者U11)により利用される端末装置100である。なお、以下では、端末装置100−11〜100−1Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置100−10と記載する。
また、以下の説明では、端末装置100を利用する利用者であって、第1領域とは異なる第2領域に紐付けられた利用者に応じて、端末装置100を端末装置100−21〜100−2N(Nは任意の自然数)として説明する。例えば、端末装置100−21は、利用者ID「U21」により識別される利用者(利用者U21)により利用される端末装置100である。なお、以下では、端末装置100−21〜100−2Nについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置100−20と記載する。
また、以下の説明では、端末装置100−10を第1領域に紐付けられた利用者と同一視し、端末装置100−20を第2領域に紐付けられた利用者と同一視する場合がある。すなわち、以下では、第1領域に紐付けられた利用者を端末装置100−10と読み替えることもできる。また、第2領域に紐付けられた利用者を端末装置100−20と読み替えることもできる。
また、以下の説明において、第1領域及び第2領域とは、例えば、都道府県単位で規定される領域や、市区町村といった行政区画単位で規定される領域、一辺を5キロメートル、10キロメートル等の具体的な距離とするメッシュで分割した領域などを示す。
まず、情報提供装置10は、異常が発生した領域を検知する(ステップS1)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、各種の情報提供元が管理する外部装置から取得した災害に関する情報に基づき、台風による災害が発生した領域A1を第1領域として検知する。
続いて、情報提供装置10は、検知した第1領域と紐付けられる利用者に対し、異常情報の提供を提案する(ステップS2)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、各利用者の位置情報に基づき第1領域に所在する利用者を特定し、特定した利用者に対し、第1領域において発生した台風による災害に関する通知を提供すると共に、台風による災害に関する情報である異常情報の提供を提案する。具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、第1領域において発生した台風による災害の度合い(例えば、利用者が危険を感じる度合い)を示す情報や、台風による災害に関する画像(例えば、倒木の画像や、氾濫した川の画像、避難所の画像など)、台風による災害の内容に関する利用者のコメント、利用者の位置情報などを含む異常情報の提供を提案する。
続いて、情報提供装置10は、異常情報を取得する(ステップS3)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、端末装置100−10から提供される異常情報を取得する。
続いて、情報提供装置10は、異常情報の数が所定の閾値を超えた場合は、所定時間後に異常の遷移先となる第2領域を予測する(ステップS4)。ここで、図1の例において、情報提供装置10は、端末装置100−10から提供された異常情報の数が、第1領域における人口密度に応じた閾値を超えたものとする。この場合、情報提供装置10は、各異常情報が示す位置情報の推移に基づき、所定時間(例えば、利用者が避難するまでに要すると推定される時間)後に台風による災害の遷移先(すなわち、台風の進行方向)となる第2領域を予測する。
続いて、情報提供装置10は、異常情報に基づいて、第2領域の利用者に異常を通知する異常通知情報を生成する(ステップS5)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、端末装置100−10から提供された各異常情報が示す台風による災害の度合いの平均値や、異常情報に含まれる画像及びコメント、避難の要否などを含む異常通知情報を生成する。
続いて、情報提供装置10は、第1領域の利用者により提供された情報として、異常通知情報を提供する(ステップS6)。例えば、図1の例において、情報提供装置10は、ステップS4において台風による災害の遷移先と予測した領域A2(第2領域)に所在する利用者が利用する端末装置100−20に対し、ステップS5において生成した異常通知情報を提供する。
なお、情報提供装置10は、第2領域と紐付けられる利用者に対し、異常情報の提供を提案してもよい。そして、情報提供装置10は、台風による災害の第2領域からの遷移先の領域を予測し、予測した領域に紐付けられる利用者に対し端末装置100−20から提供された異常情報に基づく異常通知情報を提供する。このような処理を繰り返すことにより、情報提供装置10は、台風による災害の遷移先となる各領域に紐付けられる利用者に対し、他の利用者から提供される異常情報に基づく異常通知情報を提供する。
以上のように、実施形態に係る情報提供装置10は、災害が発生した領域に紐付けられた利用者から災害に関する異常情報を取得する。そして、情報提供装置10は、取得した異常情報に基づいて予測した災害の遷移先の領域に紐付けられた利用者に対し当該異常情報に基づく異常通知情報を提供する。
従来、災害の発生を示す旨の情報を利用者に通知した場合でも、利用者に通知される情報は無機質な情報となるため、利用者が避難を開始しようとせず、結果として被災を招く恐れがあった。これに対し、実施形態に係る情報提供装置10は、被災した利用者の実体験に基づく異常通知情報を提供することにより、利用者に提供される情報が無機質なものとならず、災害を身近なものと利用者に実感させることを可能とするため、利用者に対してより避難の開始や防災を動機付けるような情報の提供を可能とする。すなわち、実施形態に係る情報提供装置10は、災害に対する利用者の対応を促進することができる。
〔2.情報提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、情報提供装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部30は、異常情報データベース31と、領域データベース32とを有する。
(異常情報データベース31について)
異常情報データベース31は、異常が生じた領域と紐付けられた利用者から取得した当該異常に関する異常情報を記憶する。ここで、図4を用いて、異常情報データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る異常情報データベースの一例を示す図である。図4の例では、異常情報データベース31は、「異常情報ID」、「検知異常」、「検知領域」、「異常レベル」、「投稿情報」、「投稿利用者」、「取得日時」といった項目を有する。
「異常情報ID」は、利用者から取得した異常情報を識別するための識別情報を示す。「検知異常」は、異常情報が示す異常の種別を示し、例えば、「台風」、「大雨」などといった情報が格納される。「検知領域」は、異常が生じた領域(言い換えると、異常情報を取得した利用者と紐付けられた領域)を示す。「異常レベル」は、利用者が感じた異常の度合い(例えば、利用者が危険を感じた度合い)を示す。
「投稿情報」は、利用者から投稿された異常に関する情報を示す、なお、図4に示す例では、「投稿情報」に「投稿情報#1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、異常を示す画像(静止画像、動画像)や、異常に関するコメント、利用者の位置情報などが格納される。「投稿利用者」は、異常情報の取得元である利用者を識別するための識別情報を示す。「取得日時」は、異常情報を利用者から取得した日時を示す。
すなわち、図4では、異常情報ID「ID#1」によって識別される異常情報を、投稿利用者「利用者#1」によって識別される利用者から取得日時「日時#1」に取得し、当該異常情報が示す検知異常が「台風」、検知領域が「A1」、異常レベルが「4」、投稿情報が「投稿情報#1」である例を示す。
(領域データベース32について)
領域データベース32は、各領域に関する情報を記憶する。ここで、図4を用いて、領域データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る領域データベースの一例を示す図である。図5の例では、領域データベース32は、「領域ID」、「領域情報」、「人口情報」、「地理属性情報」、「ハザードマップ情報」といった項目を有する。
「領域ID」は、領域を識別するための識別情報を示す。「領域情報」は、領域に関する情報を示し、例えば、領域を示す緯度や経度などといった情報が格納される。「人口情報」は、領域の人口や人口密度などといった情報を示す。「地理属性情報」は、領域の地形分類や、構成物質(例えば、土質、地質)などといった地理的な属性を示す。「ハザードマップ情報」は、自治体や利用者などから提供された情報に基づくハザードマップを示す。
すなわち、図4では、領域ID「A1」によって識別される領域の領域情報が「領域情報#1」、人口情報が「人口情報#1」、地理属性情報が「地理属性情報#1」、ハザードマップ情報が「ハザードマップ情報#1」である例を示す。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図4に示すように、検知部41と、提案部42と、取得部43と、予測部44と、提供部45とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(検知部41について)
検知部41は、異常が生じた領域を第1領域として検知する。例えば、図1の例において、検知部41は、各種の情報提供元が管理する外部装置から取得した災害に関する情報に基づき、台風による災害が発生した領域A1を第1領域として検知する。例えば、検知部41は、各地に設置された雨量計の情報を収集する外部装置から雨量計の情報を取得し、所定の時間内における雨量が所定の閾値を超えた領域を第1領域としてもよい。また、検知部41は、各地に設置された風速計の情報を収集し、平均的な風速が所定の閾値を超えた領域を第1領域としてもよい。また、検知部41は、複数の事象に基づいて、災害が発生した領域を検知してもよい。例えば、検知部41は、雨量が所定の閾値を超え、かつ、風速が所定の閾値を超えた領域を第1領域としてもよい。
なお、検知部41は、これら天候に関する情報以外にも、各種の事象に基づいて、異常が生じた領域を検知してもよい。例えば、検知部41は、家屋の倒壊が発生したという情報に基づいて、異常が生じた領域を検知してもよい。また、検知部41は、交通量や人の往来の量、昆虫や鳥の量、人獣あるいは植物に関する疫病の情報等、各種の事象を示す事象情報を収集し、何かしらの異常が生じた領域を第1領域として検知すればよい。例えば、検知部41は、単位時間当たりに発生した各種の事象の数量や増加量が所定の閾値を超えた領域を、異常(すなわち、災害)が生じた領域としてよい。
(提案部42について)
提案部42は、検知部41が検知した第1領域と紐付けられた利用者に対し、異常情報の登録を提案する。例えば、図1の例において、提案部42は、各利用者の位置情報に基づき第1領域に所在する利用者を特定し、特定した利用者に対し、台風による災害に関する情報である異常情報の提供を提案する。
ここで、図6を用いて、異常情報の登録(投稿)を提案する際、提案部42が利用者の利用する端末装置に提供する画面について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図(1)である。なお、図6に示す端末装置は、異常が発生した領域(第1領域)に紐付けられた利用者が利用する端末装置100−10であるものとする。
図6の第1状態おいて、端末装置100−10は、第1領域において発生した災害に関するコンテンツ(プッシュ通知)C1を表示する。例えば、端末装置100−10は、画面をスリープさせた状態でプッシュ通知を受付けると、受付けたプッシュ通知をログイン用の画面上に配置して表示する。そして、端末装置100−10は、コンテンツC1に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、画面を第2状態に遷移させる。
図6の第2状態おいて、端末装置100−10は、第1領域において発生した災害や、災害の危険度を示す情報を含むコンテンツC2を表示する。例えば、端末装置100−10は、第1領域における地図上に、異常が生じた位置を示すアイコンや、雨雲が発生している領域を重畳したコンテンツC2を表示する。また、端末装置100−10は、気象庁により発表された各種の災害情報を示すコンテンツC2を表示する。なお、端末装置100−10は、各利用者が投稿を行った場所を示すアイコンをコンテンツC2として表示してもよい。そして、端末装置100−10は、利用者の周囲の状況を投稿するためのボタンBT1に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、画面を、状況を投稿するための第3状態に遷移させる。
図6の第3状態おいて、端末装置100−10は、通知された災害の度合い(災害に対し利用者が危険を感じる度合い)を入力するためのコンテンツC3を表示する。例えば、端末装置100−10は、「あなたのいる場所の状況を教えてください」といった質問文と共に、「身の危険を感じる(避難したい)」、「いつもと違う(異常を感じる)」、および「いつもと同じ(今のところ安全)」というように、周囲の異常を段階的に示す情報を入力するためのコンテンツC3を表示する。そして、端末装置100−10は、災害の度合いの入力後ボタンBT2に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、画面を第4状態に遷移させる。
図6の第4状態おいて、端末装置100−10は、災害の内容に関する利用者のコメントを入力するためのコンテンツC4を表示する。例えば、端末装置100−10は、利用者が所在する周囲の地域の地図とともに、周囲の地域における降雨量等を示すコンテンツを表示する。また、端末装置100−10は、このような地図上における利用者の位置を表示するとともに、利用者からテキストや異常の種別(例えば、洪水、強風、土砂災害、停電、断水等)の入力を受付けるためのコンテンツを表示する。そして、端末装置100−10は、コメントの入力後ボタンBT3に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、第3状態及び4状態において入力された情報を含む異常情報を情報提供装置10に送信する。
(取得部43について)
図3に戻り、説明を続ける。取得部43は、所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する。例えば、図1の例において、取得部43は、第1領域と紐付けられる利用者が利用する端末装置100−10から異常情報を取得し、異常情報データベース31に格納する。より具体的な例を挙げると、取得部43は、図6に示す各種のコンテンツC1〜C4を表示し、利用者から災害に関する各種の情報の入力を受付けた端末装置100−10から、利用者が入力した異常情報を取得する。
また、取得部43は、異常の度合を示す異常情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部43は、第1領域において発生した台風による災害の度合い(例えば、利用者が危険を感じる度合い)を示す情報を含む異常情報を取得する。
また、取得部43は、さらに、異常に関する画像を第1領域と紐付けられた利用者から取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部43は、第1領域と紐付けられた利用者により撮影された台風による災害に関する画像を取得する。
また、取得部43は、異常情報として、異常の遷移先を示す情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部43は、第1領域において各異常情報が示す位置情報の推移を、台風による災害の遷移先を示す情報として取得する。
また、取得部43は、第1領域と紐付けられた利用者として、第1領域に所在する利用者から異常情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部43は、各利用者の位置情報に基づき第1領域に所在する利用者を特定し、特定した利用者から提供される異常情報を取得する。
また、取得部43は、第1領域に応じて生じた異常として、天候に関する異常に関する異常情報を取得してもよい。例えば、図1の例において、取得部43は、台風による災害に関する異常情報を取得する。
(予測部44について)
予測部44は、第1領域において生じた異常の遷移先となる第2領域を予測する。例えば、予測部44は、各種の情報提供元が管理する外部装置から取得した情報に基づき、第1領域において生じた異常の遷移先となる第2領域を予測する。
また、予測部44は、異常情報に基づいて、第2領域を予測してもよい。例えば、図1の例において、予測部44は、異常情報データベース31を参照し、各異常情報が示す位置情報の推移に基づき、台風による災害の遷移先となる第2領域を予測する。
また、予測部44は、異常が第1領域において生じてから所定時間が経過した際に当該異常が発生すると予測される第2領域を予測してもよい。例えば、予測部44は、異常が第1領域において生じてから、当該異常の内容に応じた時間が経過した際に当該異常が発生すると予測される第2領域を予測する。
また、予測部44は、第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間を所定時間としてもよい。例えば、図1の例において、予測部44は、第2領域と紐付けられた利用者が台風による災害に応じて避難するまでに要すると推定される時間を所定時間とする。具体的な例を挙げると、予測部44は、第2領域と紐付けられた利用者の位置情報が示す位置から、最寄りの避難所(例えば、公共施設)までの移動時間を所定時間とする。
また、予測部44は、第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間であって、異常の内容に応じた時間を所定時間としてもよい。例えば、予測部44は、第1領域に紐付けられた利用者が危険を感じる度合いが所定の閾値以上である場合、避難の困難性などを考慮した時間を所定時間とする。
また、予測部44は、異常通知情報の提供先となる利用者の属性ごとに異なる時間を所定時間としてもよい。例えば、予測部44は、利用者が高齢者である場合、高齢者ではない利用者よりも長い時間を所定時間とする。また、予測部44は、利用者が所定の移動手段(例えば、自動車)を有している場合、当該移動手段を有していない利用者よりも短い時間を所定時間とする。また、予測部44は、領域データベース32を参照し、異常通知情報が示す異常が発生しやすい地点に居住する利用者に対しては、他の利用者よりも長い時間を所定時間とする。
(提供部45について)
提供部45は、取得部43により取得された異常情報に基づく情報であって異常を通知するための異常通知情報を、第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する。例えば、提供部45は、異常情報データベース31を参照し、利用者から取得された異常情報に基づく異常通知情報を、第1領域に紐付けられた他の利用者や、第1領域から所定の範囲内の領域に紐付けられた他の利用者に提供する。具体的な例を挙げると、提供部45は、異常の内容や、避難の要否、避難するまでの猶予、避難所を示す地図情報、避難する際の移動手段、避難経路、用意すべき防災グッズなどといった情報を含む異常通知情報を提供する。
また、提供部45は、取得部43により取得された画像を他の利用者に提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部45は、台風による災害に関する画像を含む異常通知情報を他の利用者に提供する。
また、提供部45は、第1領域と紐付けられた利用者から取得した異常情報の数が所定の閾値を超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供してもよい。例えば、提供部45は、取得した異常情報の数が、異常の内容に応じて設定された閾値を超える場合は、当該異常情報に基づく異常通知情報を他の利用者に提供する。
また、提供部45は、所定の閾値として、第1領域における人口密度に応じた閾値を異常情報の数が超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供してもよい。例えば、提供部45は、第1領域が人口密度の高い領域(例えば、市街地)である場合、人口密度の低い領域(例えば、郊外)よりも高い値を所定の閾値とする。
また、提供部45は、他の利用者として、第1領域とは異なる第2領域と紐付けられた利用者に対して異常通知情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部45は、第1領域とは異なる第2領域に所在する利用者に対し異常通知情報を提供する。
また、提供部45は、予測部44により予測された第2領域と紐付けられた利用者に対し、異常通知情報を提供してもよい。例えば、図1の例において、提供部45は、所定時間後に台風による災害の遷移先となる第2領域に所在する利用者に対し異常通知情報を提供する。
ここで、図7を用いて、利用者が利用する端末装置に提供部45が提供する異常通知情報について説明する。図7は、実施形態に係る端末装置の一例を示す図(2)である。
なお、図7に示す端末装置は、予測部44により予測された第2領域に紐付けられた利用者が利用する端末装置100−20であるものとする。また、図7の例において、第1領域である大阪に所在する利用者から所定の閾値以上の異常情報を取得部43が取得し、取得された情報に基づき、予測部44が、所定時間後の異常の遷移先(第2領域)が東京と予測したものとする。そして、提供部45が、東京に所在する利用者が利用する端末装置100−20に対し、取得部43が取得した異常情報に基づく異常通知情報を示す画面を提供したものとする。
図7の第1状態おいて、端末装置100−20は、第2領域において発生する災害に関するコンテンツ(プッシュ通知)C5を表示する。端末装置100−20は、コンテンツC1に対する利用者の選択操作を受け付けることにより、画面を第2状態に遷移させる。
図7の第2状態おいて、端末装置100−20は、第1領域において発生した災害や、災害の危険度を示す情報を含むコンテンツC6を表示する。ここで、端末装置100−20は、大阪に所在する利用者から取得した異常情報に含まれる画像やコメントなどの情報と、当該情報が利用者から提供された情報である旨の情報とを、利用者の操作に応じて画面に表示する。
〔3.提供処理のフロー〕
ここで、図8を用いて、実施形態に係る情報提供装置10の提供処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、情報提供装置10は、異常の発生を検知したか否かを判定する(ステップS101)。ここで、異常の発生を検知していない場合(ステップS101;No)、情報提供装置10は、異常を検知するまで待機する。一方、異常の発生を検知した場合(ステップS101;Yes)、情報提供装置10は、異常が発生した第1領域に紐付けられた利用者に、異常情報の投稿(提供)を提案する(ステップS102)。
続いて、情報提供装置10は、取得した異常情報(利用者から提供された異常情報)群から算出した値が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS103)。ここで、取得した異常情報の数が所定の閾値を超えない場合(ステップS103;No)、情報提供装置10は、処理を終了する。一方、取得した異常情報の数が所定の閾値を超えた場合(ステップS103;Yes)、情報提供装置10は、異常の遷移先となる第2領域を予測する(ステップS104)。続いて、情報提供装置10は、第2領域の利用者に異常通知情報を提供し(ステップS105)、処理を終了する。
続いて、情報提供装置10は、コンテキストに基づいて、決済の異常性を特定する(ステップS106)。続いて、情報提供装置10は、特定された異常性の累積に基づいて、不正が生じている店舗(決済に異常性が存在する管理者が管理する店舗)を特定する(ステップS107)。続いて、情報提供装置10は、特定した店舗を示す情報を出力し(ステップS108)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
〔4−1.第1領域において生じた異常について〕
上述の実施形態において、取得部43が、第1領域において生じた異常に関する異常情報として、台風による災害に関する情報を取得する例を示したが、取得部43の機能はこのような構成に限定されず、時間の経過と共に発生する領域が遷移する災害に関する情報であれば、任意の異常情報を取得してよい。例えば、取得部43は、各種の自然災害や人災に関する異常情報を取得する。具体的な例を挙げると、取得部43は、火山噴火に起因する災害や、風水害(土砂災害や、洪水など)、火災(自然火災や、人為的な火災)、伝染病、病害虫、軍事侵攻などに関する異常情報を取得する。そして、提供部45は、取得した異常情報が示す異常の遷移先となる第2領域と紐付けられた利用者に対し、当該異常情報に基づく異常通知情報を提供する。
〔4−2.地理的属性に基づく第2領域の予測について〕
予測部44は、異常の内容と、各領域の地理的属性とに基づいて、第2領域を予測してもよい。例えば、取得部43により取得された異常情報が、土砂災害や洪水などといった地形や地質に起因する災害に関するものである場合、予測部44は、領域データベース32を参照し、第1領域と地理的属性(地形分類、地質など)が類似する領域を第2領域と予測する。
なお、予測部44は、異常情報が示す異常の内容と、各領域の地理的属性とに基づいて、当該異常による影響が大きいと推定される地理的属性を有する領域を第2領域と予測してもよい。例えば、異常情報が示す異常の内容が大雨である場合、大雨に起因する災害が発生しやすいと推定される地理的属性を有する領域を第2領域と予測する。
〔4−3.ハザードマップを用いた第2領域の予測について〕
予測部44は、地理的属性として、予め作成されたハザードマップにおいて第1領域と属性が類似する領域を第2領域としてもよい。例えば、領域データベース32を参照し、各領域のうち、ハザードマップにおいて発生が予測された異常が、異常情報が示す異常と対応する領域を第2領域とする。
なお、提供部45は、異常情報が示す異常の内容と、第2領域のハザードマップとに基づく避難経路を含む異常通知情報を、第2領域に紐付けられた利用者に提供してもよい。例えば、提供部45は、ハザードマップのうち、異常情報が示す異常が発生することが予測されている地点を含まない避難経路を第2領域に紐付けられた利用者に提供する。
〔4−4.地理的属性に応じた異常通知情報の提供について〕
提供部45は、所定の閾値として、第1領域における地理的属性に応じた閾値を異常情報の数が超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供してもよい。例えば、提供部45は、領域データベース32を参照し、第1領域における地理的属性と、異常情報が示す異常の内容とに応じた閾値を異常情報の数が超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供する。具体的な例を挙げると、提供部45は、異常情報が示す異常の内容が大雨であり、第1領域における地理的属性が山間部や沿岸部(言い換えると、大雨により引き起こされる災害が生じやすい領域や、大雨により引き起こされる災害をいち早く察知可能である領域)である場合、当該地理的属性を有さない領域よりも低い閾値を異常情報の数が超えた際に他の利用者に異常通知情報を提供する。
〔4−5.利用者に応じた異常通知情報の提供について〕
上述の実施形態では、提供部45が、異常情報の数が所定の閾値を超えた場合に異常通知情報を提供する例を示したが、提供部45の機能はこのような例に限定されない。例えば、提供部45は、利用者により設定された提供条件に基づき異常通知情報を提供してもよい。具体的な例を挙げると、提供部45は、異常情報の数が、第2領域に紐付けられた利用者により設定された閾値を超える場合、当該利用者に対し異常通知情報を提供する。また、提供部45は、異常情報が示す異常の内容が、第2領域に紐付けられた利用者により設定された条件を満たす場合、異常情報の数が所定の閾値を超えない場合であっても当該利用者に対し異常通知情報を提供する。
また、提供部45は、予測部44により予測された第2領域に紐付けられた利用者に対してのみならず、当該利用者と所定の関連性を有する利用者に対し異常通知情報を通知してもよい。例えば、提供部45は、第2領域に紐付けられた利用者の親族や、友人、知人である利用者に対し、異常通知情報を通知してもよい。また、提供部45は、利用者により予め設定された他の利用者が第2領域に紐付けられる場合、当該利用者に対し当該他の利用者が紐付けられた領域において異常が発生する旨の情報を提供してもよい。
〔4−6.異常情報群からのスコア算出について〕
上述の実施形態では、第1領域と紐付けられた利用者から取得した異常情報の数が所定の閾値を超える場合に、予測部44が第2領域を予測し、提供部45が異常通知情報を他の利用者に提供する例を示したが、予測部44及び提供部45の機能はこのような例に限定されない。例えば、予測部44及び提供部45は、取得した異常情報群から算出されるスコアが所定の閾値以上である場合に所定の処理を行ってもよい。具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、人口密度に応じて、第1領域のランクを「A(人口密度が高い)」、「B(人口密度が中程度)」、「C(人口密度が低い)」に分類し、ランクごとに閾値を設定する。そして、予測部44及び提供部45は、取得された異常情報群から算出されるスコアが第1領域のランクに対し設定された閾値を超える場合、所定の処理を行う。
ここで、異常情報群から算出されるスコアは、例えば、異常情報が示す利用者の周囲の異常を段階的に示す情報(例えば、「身の危険を感じる(避難したい)」、「いつもと違う(異常を感じる)」及び「いつもと同じ(今のところ安全)」)や、利用者が入力したコメントに含まれる文字列などに基づき、利用者の感じる異常の度合いが高い程高く算出される。また、人口密度が高い程ノイズとなる異常情報が多く含まれると想定し、第1領域のランクに応じて設定される閾値は、例えば、人口密度が高いほど閾値が高く設定される。なお、異常情報群からスコアを算出する処理は、予測部44、提供部45若しくは他の制御部により行われてよい。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供装置10は、検知部41と、提案部42と、取得部43と、予測部44と、提供部45を有する。検知部41は、異常が生じた領域を第1領域として検知する。提案部42は、検知部41が検知した第1領域と紐付けられた利用者に対し、異常情報の登録を提案する。取得部43は、所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する。また、取得部43は、第1領域に応じて生じた異常として、天候に関する異常に関する異常情報を取得する。また、取得部43は、第1領域と紐付けられた利用者として、第1領域に所在する利用者から異常情報を取得する。予測部44は、第1領域において生じた異常の遷移先となる第2領域を予測する。提供部45は、取得部43により取得された異常情報に基づく情報であって異常を通知するための異常通知情報を、第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する。また、提供部45は、予測部44により予測された第2領域と紐付けられた利用者に対し、異常通知情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者に提供される情報が無機質なものとならず、災害を身近なものと利用者に実感させることを可能とするため、利用者に対してより避難の開始や防災を動機付けるような情報の提供を可能とする。すなわち、実施形態に係る情報提供装置10は、災害に対する利用者の対応を促進することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、取得部43は、異常の度合を示す異常情報を取得する。また、取得部43は、さらに、異常に関する画像を第1領域と紐付けられた利用者から取得する。そして、提供部45は、取得部43により取得された画像を他の利用者に提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、実際に発生した異常の詳細な情報を提供するため、災害に対する利用者の対応を促進することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、提供部45は、第1領域と紐付けられた利用者から取得した異常情報の数が所定の閾値を超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供する。また、提供部45は、所定の閾値として、第1領域における地理的属性に応じた閾値を異常情報の数が超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供する。また、提供部45は、所定の閾値として、第1領域における人口密度に応じた閾値を異常情報の数が超える場合は、異常通知情報を他の利用者に提供する。また、提供部45は、他の利用者として、第1領域とは異なる第2領域と紐付けられた利用者に対して異常通知情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、利用者から提供された情報の数に応じて他の領域の利用者に情報提供するため、災害の規模に応じて情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る情報提供装置10において、例えば、取得部43は、異常情報として、異常の遷移先を示す情報を取得する。そして、予測部44は、異常情報に基づいて、第2領域を予測する。また、予測部44は、異常が第1領域において生じてから所定時間が経過した際に当該異常が発生すると予測される第2領域を予測する。また、予測部44は、第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間を所定時間とする。また、予測部44は、第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間であって、異常の内容に応じた時間を所定時間とする。また、予測部44は、異常通知情報の提供先となる利用者の属性ごとに異なる時間を所定時間とする。また、予測部44は、異常の内容と、各領域の地理的属性とに基づいて、第2領域を予測する。また、予測部44は、地理的属性として、予め作成されたハザードマップにおいて第1領域と属性が類似する領域を第2領域とする。
これにより、実施形態に係る情報提供装置10は、各種の情報に基づいて異常の遷移先を予測できるため、災害に応じて適切な利用者に情報を提供することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報提供装置10は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報提供装置10を例に挙げて説明する。図9は、情報提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、情報提供装置10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検知部は、検知手段や検知回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 異常情報データベース
32 領域データベース
40 制御部
41 検知部
42 提案部
43 取得部
44 予測部
45 提供部
100 端末装置

Claims (20)

  1. 所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する取得部と、
    前記取得部により取得された異常情報に基づく情報であって前記異常を通知するための異常通知情報を、前記第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する提供部と
    を有することを特徴とする提供装置。
  2. 前記異常が生じた領域を第1領域として検知する検知部と、
    前記検知部が検知した第1領域と紐付けられた利用者に対し、前記異常情報の登録を提案する提案部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の提供装置。
  3. 前記取得部は、
    前記異常の度合を示す異常情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の提供装置。
  4. 前記取得部は、
    さらに、前記異常に関する画像を前記第1領域と紐付けられた利用者から取得し、
    前記提供部は、
    前記取得部により取得された画像を前記他の利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  5. 前記提供部は、
    前記第1領域と紐付けられた利用者から取得した異常情報の数が所定の閾値を超える場合は、前記異常通知情報を前記他の利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  6. 前記提供部は、
    前記所定の閾値として、前記第1領域における地理的属性に応じた閾値を前記異常情報の数が超える場合は、前記異常通知情報を前記他の利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項5に記載の提供装置。
  7. 前記提供部は、
    前記所定の閾値として、前記第1領域における人口密度に応じた閾値を前記異常情報の数が超える場合は、前記異常通知情報を前記他の利用者に提供する
    ことを特徴とする請求項6に記載の提供装置。
  8. 前記提供部は、
    前記他の利用者として、前記第1領域とは異なる第2領域と紐付けられた利用者に対して前記異常通知情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  9. 前記第1領域において生じた異常の遷移先となる前記第2領域を予測する予測部
    を有し、
    前記提供部は、
    前記予測部により予測された前記第2領域と紐付けられた利用者に対し、前記異常通知情報を提供する
    ことを特徴とする請求項8に記載の提供装置。
  10. 前記取得部は、
    前記異常情報として、前記異常の遷移先を示す情報を取得し、
    前記予測部は、
    前記異常情報に基づいて、前記第2領域を予測する
    ことを特徴とする請求項9に記載の提供装置。
  11. 前記予測部は、
    前記異常が前記第1領域において生じてから所定時間が経過した際に当該異常が発生すると予測される第2領域を予測する
    ことを特徴とする請求項9に記載の提供装置。
  12. 前記予測部は、
    前記第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間を前記所定時間とする
    ことを特徴とする請求項11に記載の提供装置。
  13. 前記予測部は、
    前記第2領域と紐付けられる利用者が避難するまでに要すると推定される時間であって、前記異常の内容に応じた時間を前記所定時間とする
    ことを特徴とする請求項11に記載の提供装置。
  14. 前記予測部は、
    前記異常通知情報の提供先となる利用者の属性ごとに異なる時間を前記所定時間とする
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の提供装置。
  15. 前記予測部は、
    前記異常の内容と、各領域の地理的属性とに基づいて、前記第2領域を予測する
    ことを特徴とする請求項9〜14のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  16. 前記予測部は、
    前記地理的属性として、予め作成されたハザードマップにおいて前記第1領域と属性が類似する領域を前記第2領域とする
    ことを特徴とする請求項15に記載の提供装置。
  17. 前記取得部は、
    前記第1領域と紐付けられた利用者として、前記第1領域に所在する利用者から前記異常情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜16のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  18. 前記取得部は、
    前記第1領域に応じて生じた異常として、天候に関する異常に関する異常情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜17のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  19. 提供装置が実行する提供方法であって、
    所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された異常情報に基づく情報であって前記異常を通知するための異常通知情報を、前記第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする提供方法。
  20. 所定の第1領域において生じた異常に関する異常情報を、当該第1領域と紐付けられた利用者から取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された異常情報に基づく情報であって前記異常を通知するための異常通知情報を、前記第1領域と紐付けられた利用者からの情報として、他の利用者に提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させるための提供プログラム。
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