JP2021063701A - 通信システム及び時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】時計がその指針を用いて情報を通知する場合において、撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする時計等を提供する。【解決手段】共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備える時計であって、所定の情報の送信指示を検出する検出部と、送信指示を検出したことに応じて、送信情報を取得する取得部と、取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、第1指針と第2指針とがなす角の角度に変換する変換部と、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる駆動制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び時計に関する。
従来、スマートフォン等の情報端末と無線により通信することにより、時計の電池残量等の状態の情報を情報端末に送信することが可能な時計が提供されている。しかしながら、時計に無線通信機能を備える場合、部品点数が増加してデザイン上の制約が生じたり、電力の消費により時計の連続動作時間が短くなったりするという問題があった。特許文献1には、時計の状態に応じて指針を移動させ、電子機器が移動後の指針と文字板とを含む時計表示部を撮像することにより、無線通信を用いずに時計の状態を電子機器に通知することが可能な通信システムが記載されている。
特開2016−50892号公報
しかしながら、時計の文字板に対する指針の位置を撮像して時計の状態等の情報が取得される場合、文字板のデザイン又は撮像画像の解像度等の種々の要因によって、撮像画像上で指針の位置を正確に認識できず、情報が正確に通知されない場合があった。そこで、時計がその指針を用いて情報を通知する場合に、撮像画像からより正確に情報を取得可能とする方法が求められていた。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたものであり、時計がその指針を用いて情報を通知する場合において、撮像画像から正確に情報を取得させることを可能とする通信システム及び時計を提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備える時計と、撮像部を備える情報端末とを有する通信方法であって、時計は、情報端末からの所定の情報の送信指示を検出する検出部と、送信指示を検出したことに応じて、情報端末に送信される送信情報を取得する取得部と、取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、第1指針と第2指針とがなす角の角度に変換する変換部と、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる駆動制御部と、を備え、情報端末は、撮像部を用いて第1指針及び第2指針を撮像することにより撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像に基づいて第1指針と第2指針とがなす角の角度を判定する判定部と、判定された角度に基づいて送信情報を特定する特定部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明に係る時計は、共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備える時計であって、所定の情報の送信指示を検出する検出部と、送信指示を検出したことに応じて、送信情報を取得する取得部と、取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、第1指針と第2指針とがなす角の角度に変換する変換部と、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る時計において、文字板は、情報表示領域を有し、駆動制御部は、情報表示領域と第1指針及び第2指針とが重ならないように第1指針及び第2指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計は、第1指針及び第2指針と共通の回転軸を有する第3指針を備え、駆動制御部は、第3指針が第1指針と第2指針とがなす角の内側に位置しないように第1指針、第2指針及び第3指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計は、第1指針及び第2指針とは異なる回転軸を有する第4指針を備え、駆動制御部は、第4指針の延長線が第1指針及び第2指針の回転軸と交わらないように第4指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計において、駆動制御部は、検出部が送信指示を検出していない場合、現在時刻を表示するように第1指針及び第2指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計において、第1指針及び第2指針は、回転軸から見て指示方向にあたる胴部及び回転軸から見て指示方向の反対方向にあたる尾部を備え、駆動制御部は、第1指針の胴部及び尾部の何れか一方と第2指針の胴部及び尾部の何れか一方とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計は、文字板上の所定領域を指示する指示部材を備え、駆動制御部は、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となり且つ第1指針及び第2指針が所定領域を指示するように第1指針及び第2指針を駆動させる、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計において、第1指針及び第2指針の回転軸は、文字板の中心に位置する、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計において、第1指針及び第2指針は、互いに同一の又は類似する色を有し且つ文字板とは異なる色を有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計は、受光部材を文字板の上面又は下面に備え、検出部は、所定の発光パターンの光を受光部材が検出したことに応じて送信指示を検出する、ことが好ましい。
また、本発明に係る時計において、駆動制御部は、受光部材と第1指針又は第2指針とが重なっている部分の面積が所定値以下となるように第1指針及び第2指針を駆動させる、ことが好ましい。
本発明に係る通信システム及び時計は、時計がその指針を用いて情報を通知する場合において、撮像画像から正確に情報を取得させることを可能とする。
本発明の概要を説明するための模式図である。 通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 時計2の正面図である。 時計2の概略構成の一例を示す図である。 情報端末3の概略構成の一例を示す図である。 発光パターンテーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。 識別情報テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。 変換テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。 通信処理の流れの一例を示すフロー図である。 送信要求処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 情報送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 送信要求処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(本発明の概要)
図1は、本発明の概要を説明するための模式図である。
本発明に係る通信システムは、時計及び情報端末を有する。時計は、共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備えるとともに、受光部を備える。第1指針は、例えば時針であり、第2指針は、例えば分針である。情報端末は、発光部及び撮像部を備える端末であり、例えば、フラッシュ機能を有するカメラ付きの多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)である。
時計は、所定の情報の送信指示を検出する。所定の情報は、時計の状態を示す情報であり、例えば、時計に設定されているタイムゾーンの情報である。送信指示は、例えば、情報端末の発光部が所定の発光パターンで発光したことを時計の受光部が検出したことに応じて検出される。
また、時計は、送信指示を検出したことに応じて、情報端末に送信される送信情報を取得する。送信情報は、時計の状態を示す情報を識別するための識別情報である。図1に示す例では、時計は、時計に設定されているタイムゾーンの情報として「東京」を記憶しているとともに、その識別情報として「0101」を記憶している。したがって、時計は、送信情報として「0101」を取得する。
また、時計は、取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、第1指針と第2指針とがなす角の角度に変換する。変換テーブルは、識別情報を構成する符号と角度とを関連付けて記憶する。図1に示す例では、時計は、識別情報である「0101」を構成する符号である「0」を「30度」に、「1」を「60度」にそれぞれ変換する。
また、時計は、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる。時計は、第1指針及び第2指針を駆動させるためのモータを制御して、第1指針及び第2指針を駆動させる。図1に示す例では、まず、時計は、第1指針と第2指針とがなす角の角度が「30度」となるように第1指針及び第2指針を駆動させ、所定の静止時間(例えば、0.5秒)だけ第1指針及び第2指針を静止させる。続いて、時計は、第1指針と第2指針とがなす角の角度が「60度」となるように第1指針及び第2指針を駆動させ、再び所定の静止時間だけ静止させる。時計は、変換された角度のそれぞれについてこの処理を実行する。
情報端末は、第1指針及び第2指針を撮像することにより撮像画像を取得する。情報端末は、第1指針及び第2指針が駆動又は静止させられている間、動画像として第1指針及び第2指針を撮像することにより、動画像を構成する複数の画像を撮像画像として取得する。
また、情報端末は、撮像画像に基づいて第1指針と第2指針とがなす角の角度を判定する。情報端末は、公知の画像認識技術を用いて、取得された各撮像画像において第1指針及び第2指針を検出する。情報端末は、複数の撮像画像の間の関係に基づいて、第1指針及び第2指針が静止している間に撮像された撮像画像を特定する。情報端末は、特定された撮像画像において検出された第1指針と第2指針とがなす角の角度を判定する。
また、情報端末は、判定された角度に基づいて送信情報を取得する。情報端末は、あらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、角度を送信情報に変換することにより、送信情報を取得する。情報端末は、特定した送信情報に基づいて、時計に設定されているタイムゾーンの情報を表示する。
以上説明したように、本発明に係る通信システムにおいて、時計は、送信情報を第1指針と第2指針とがなす角の角度に変換し、第1指針と第2指針とがなす角の角度が変換された角度となるように第1指針及び第2指針を駆動させる。このようにすることで、通信システムは、時計がその指針を用いて情報を通知する場合において、撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする。すなわち、情報端末は、撮像画像から第1指針及び第2指針のみを検出すれば、指針と文字板との関係を解析することなく送信情報を取得することが可能となるため、より正確に送信情報を取得することが可能となる。
なお、上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
(通信システム1の構成)
図2は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
通信システム1は、時計2と、情報端末3とを備える。時計2は、情報端末3からの送信指示を検出したことに応じて、時針と分針とがなす角の角度が送信情報に基づく角度となるように時針及び分針を駆動させる。情報端末3は、撮像部を備える端末であり、例えば、カメラ付きの多機能携帯電話である。情報端末3は、画像処理機能を備えるデジタルカメラ等でもよい。
図3は、時計2の正面図である。時計2は、外装ケース201、竜頭202、操作部203、ベゼル204、見返しリング205、文字板206を備える。文字板206上には、共通の第1回転軸207を有する時針208、分針209及び秒針210と、第1回転軸207とは異なる第2回転軸211を有する補助針212とが設けられる。第1回転軸207は、文字板206の中心に設けられる。文字板206は、情報表示領域214を有する。文字板206の上側には、平板形状、片面球面形状若しくは両面球面形状を有するガラス、又は、カットガラスによる、風防ガラス(不図示)が設けられる。時針208及び分針209は、互いに同一の又は類似する色を有し且つ文字板206とは異なる色を有する。なお、時針208、分針209、秒針210及び補助針212は、それぞれ第1指針、第2指針、第3指針及び第4指針の一例である。
竜頭202は、外装ケース201の側面に設けられる、時針208、分針209及び秒針210を回転させるための部材である。竜頭202は、外装ケース201に内蔵された、時針208、分針209及び秒針210を駆動させるムーブメントに接続される。ユーザは、竜頭202を外装ケース201から離隔する方向に引き出して、回転させることにより、後述するムーブメントを介して時針208及び分針209を回転させて時刻合わせ等の操作を行うことができる。操作部203は、外装ケース201の側面に設けられるボタンである。ユーザは、操作部203を押下することにより、時計2に対する入力操作を行うことができる。
ベゼル204は、外装ケース201の上面に設けられる環状の部材である。ベゼル204には、文字板206上の所定領域を指示する指示表示213が印刷されている。時計2は、送信指示を検出したことに応じて時針208及び分針209を駆動させた後に、時針208及び分針209が所定領域を指示するように静止させる。図3においては、指示表示213は、文字板206の9時方向(図3の左方向)から12時方向(図3の上方向)にわたって印刷されている。すなわち、指示表示213は、9時方向から12時方向までの領域を示している。したがって、時計2は、情報端末3からの送信指示を検出したことに応じて時針208及び分針209を駆動させた後に、時針208及び分針209を9時方向から12時方向までの何れかの方向を指示した状態で静止させる。なお、指示表示213は、エンボス加工等によりベゼル204に形成されてもよい。また、ベゼル204は指示部材の一例である。
時針208、分針209及び秒針210は、後述する駆動部215により時刻を指示するように駆動される。また、時針208及び分針209は、時計2が送信指示を検出したことに応じて、時針と分針とがなす角の角度が送信情報に基づく角度となるように駆動部215により駆動される。補助針212は、時刻とは異なる、曜日等の情報を指示するように駆動される。なお、以降では、時針208のうち、第1回転軸207から見て指示方向にあたる部分を時針胴部2081と称し、指示方向の反対方向にあたる部分を時針尾部2082と称する。同様に、分針209のうち、第1回転軸207から見て指示方向にあたる部分を分針胴部2091と称し、指示方向の反対方向にあたる部分を分針尾部2092と称する。
情報表示領域214は、日付等の、時針208、分針209又は秒針210によって指示される時刻とは異なる情報を表示する領域である。情報表示領域214は、例えば、時計2又はその製造者の商標(ブランド名又はロゴ)等を表示する。情報表示領域214は、サブダイアル、液晶ディスプレイ若しくは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、装飾部材又は文字列等により情報を表示してもよい。
図4は、時計2の概略構成の一例を示す図である。時計2は、操作部203、駆動部215、受光部216、記憶部217及び処理部218を備える。
操作部203は、ユーザが時計2に対する入力操作を行うための部材であり、ボタンである。操作部203は、ユーザによる入力操作がなされたことに応じて電気信号を発生させ、処理部218に供給する。ユーザによる入力操作は、ボタンを押下する操作である。
駆動部215は、時針208、分針209、秒針210及び補助針212を駆動させるための構成であり、ムーブメントを備える。ムーブメントは、水晶振動子、制御回路、ステップモータ及び輪列を備える。水晶振動子は、圧電体及び電極を備え、高周波信号を出力する。制御回路は、分周回路としての機能を有し、水晶振動子から出力された高周波信号を所定周期のパルス信号(例えば、1秒当たり1パルスの信号)に変換して出力する。ステップモータは、制御回路から出力されたパルス信号に応じて回転子を所定角度だけ回転させる。輪列は、複数の歯車を有し、ステップモータの回転子の回転を、その回転数を変化させながら時針208、分針209、秒針210及び補助針212に伝達する。このようにして、ムーブメントは、時針208、分針209、秒針210及び補助針212をそれらが時刻を指示するように駆動する。
また、制御回路は、ステップモータに出力した信号を監視することで、時針208、分針209、秒針210及び補助針212の指示位置を算出し、処理部218に供給する。また、制御回路は、処理部218から制御信号が入力された場合、その制御信号に応じてステップモータに対する信号出力を中断する。このようにして、ムーブメントは、時針208、分針209及び秒針210を処理部218からの制御信号に応じて静止させる。また、制御回路は、処理部218から制御信号が入力された場合、その制御信号に応じてステップモータの回転子を回転させるための信号を出力する。このようにして、ムーブメントは、時針208、分針209及び秒針210を処理部218からの制御信号に応じて駆動する。なお、ステップモータは、制御回路から出力される信号に応じて、時針208、分針209、秒針210及び補助針212を正転(時刻が進む方向へ回転)させること及び逆転(時刻が戻る方向へ回転)させることができる。
受光部216は、文字板206の下面に設けられ、時計2の各構成に電力を供給する二次電池(不図示)に給電するとともに、所定の発光パターンの光を検出するための構成であり、例えば、ソーラーセル及び検出回路を備える。ソーラーセルは、文字板206を透過して入射された光の強度に応じた電流を出力することにより、二次電池に給電する。検出回路は、ソーラーセルから出力された電流を監視することにより、所定の発光パターンの光を検出し、所定の発光パターンの有無を示す電気信号を処理部218に供給する。例えば、所定の発光パターンが1秒あたり所定回数だけ点滅するというパターンである場合、検出回路は、ソーラーセルから出力された電流から所定回数に対応する周波数成分を抽出する。そして、検出回路は、抽出された周波数成分の大きさが所定値以上である場合に、所定の発光パターンの光を検出したと判定する。なお、受光部216は、文字板206の上面に設けられてもよい。また、ソーラーセルは、受光部材の一例である。
記憶部217は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。記憶部217は、処理部218による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶部217にインストールされる。
処理部218は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部218は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、時計2の動作を統括的に制御する。処理部218は、DSP(Digital Signal Processor)、LSI(Large-Scaled IC)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等でもよい。処理部218は、記憶部217に記憶されているプログラムに基づいて時計2の各種処理が適切な手順で実行されるように、駆動部215の動作を制御する。処理部218は、記憶部217に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、処理部218は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
処理部218は、検出部219と、取得部220と、変換部221と、駆動制御部222とをその機能ブロックとして備える。これらの各部は、処理部218によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして時計2に実装されてもよい。
図5は、情報端末3の概略構成の一例を示す図である。情報端末3は、端末記憶部31、端末操作部32、表示部33、撮像部34、発光部35及び端末処理部36を備える。
端末記憶部31は、プログラム又はデータを記憶するためのデバイスであり、例えば、半導体メモリ装置を備える。端末記憶部31は、端末処理部36による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、例えば、プログラムを記憶するサーバ装置(不図示)から、インターネット又はイントラネット等のネットワークを経由して情報端末3に送信され、端末記憶部31にインストールされる。プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記憶媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて端末記憶部31にインストールされてもよい。
端末操作部32は、ユーザによる情報端末3に対する操作を受付けるためのデバイスであり、例えば、キーパッド等である。端末操作部32は、後述する表示部33と一体化されたタッチパネルであってもよい。端末操作部32は、ユーザによる文字、数字、記号等の入力操作を受付ける。端末操作部32は、ユーザによる操作を受付けた場合、その操作に対応する信号を生成し、端末処理部36に供給する。
表示部33は、情報端末3のユーザに対して画像等を表示するデバイスであり、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。表示部33は、端末処理部36から供給されるデータに応じた画像等を表示する。
撮像部34は、結像光学系、撮像素子及び画像処理部等を備える。結像光学系は、例えば光学レンズであり、被写体からの光束を撮像素子の撮像面上に結像させる。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等であり、撮像面上に結像した被写体像の画像信号を出力する。画像処理部は、撮像素子によって生成された画像信号から所定のファイル形式の画像データを生成して出力する。
発光部35は、発光制御回路及びLED(Light Emitting Diode)を備える。発光制御回路は、端末処理部36から供給された信号に応じて、LEDに電圧を印可して、LEDを発光させる。また、発光制御回路は、端末処理部36から供給された信号に応じて、PWM(Pulse Width Modulation)制御等により、LEDの明るさを制御する。
端末処理部36は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部36は、例えばCPUであり、情報端末3の動作を統括的に制御する。端末処理部36は、DSP、LSI、ASIC、FPGA等でもよい。端末処理部36は、端末記憶部31に記憶されているプログラム又は端末操作部32及び撮像部34からの入力に基づいて情報端末3の各種処理が適切な手順で実行されるように、表示部33及び発光部35の動作を制御する。端末処理部36は、端末記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて処理を実行する。また、端末処理部36は、複数のプログラムを並列に実行することができる。
端末処理部36は、発光制御部361、画像取得部362、判定部363、特定部364及び出力部365をその機能ブロックとして備える。これらの各部は、端末処理部36が実行するプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして情報端末3に実装されてもよい。
(各種データの構造)
図6は、記憶部217及び端末記憶部31に記憶される発光パターンテーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。発光パターンテーブルT1は、コマンドと、データと、発光パターンとを互いに関連付けて記憶する。コマンド及びデータは、情報端末3から発出される、時計2に所定の情報の送信を含む処理を実行させるための命令を示す情報である。発光パターンは、コマンド及びデータに対応する、情報端末3の発光部35による発光パターンである。発光パターンは、例えば、「1秒間に所定回数だけ点滅する」等である。時計2は、発光パターンテーブルT1に記憶された発光パターンの何れかに該当する光を検出した場合、その発光パターンに関連付けられたコマンド及びデータに対応する所定の情報の送信指示を検出する。なお、データは、全てのコマンドに関連付けられなくてもよい。
図6に示す例では、「タイムゾーン修正要求」というコマンドは、時計2に現在のタイムゾーンの修正を要求するための命令である。「タイムゾーン修正要求」というコマンドには、修正後のタイムゾーンの情報がデータとして関連付けられている。また、「タイムゾーン送信要求」というコマンドは、時計2に現在のタイムゾーンの情報の送信を要求する命令である。「タイムゾーン送信要求」というコマンドには、データは関連付けられていない。また、「二次電池残量送信要求」というコマンドは、時計2に現在の二次電池の残量の情報の送信を要求する命令である。また、「所定領域修正要求」というコマンドは、時計2に時針208及び分針209を静止させる所定領域の修正を要求する命令である。
発光パターンテーブルT1に記憶される各種データは、例えば、時計2の製造者又は情報端末3に記憶されるプログラムの提供者等によってあらかじめ設定される。
図7は、記憶部217及び端末記憶部31に記憶される識別情報テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。識別情報テーブルT2は、コマンドと、データと、識別情報とを互いに関連付けて記憶する。コマンド及びデータは、情報端末3から発出されたコマンド及びデータへの応答として時計2から発出される、所定の情報を含む命令である。識別情報は、コマンド及びデータを一意に識別する情報であり、所定長の符号列である。
図7に示す例では、「タイムゾーン修正完了」というコマンドは、「タイムゾーン修正要求」というコマンドに応じて発出される命令である。時計2が「タイムゾーン修正完了」というコマンドを発出するときには、修正後のタイムゾーンの情報が併せてデータとして発出される。したがって、「タイムゾーン修正完了」というコマンドには、時計2に設定され得る各タイムゾーンの情報がデータとして関連付けられている。また、「タイムゾーン送信」というコマンドは、「タイムゾーン送信要求」というコマンドに応じて発出される命令である。時計2が「タイムゾーン送信」というコマンドを発出するときには、現在のタイムゾーンの情報が併せてデータとして発出される。したがって、「タイムゾーン送信」というコマンドには、時計2に設定され得る各タイムゾーンの情報がデータとして関連付けられている。また、「二次電池残量送信」というコマンドは、「二次電池残量送信要求」というコマンドに応じて発出される命令である。また、「所定領域修正完了」というコマンドは、「所定領域修正要求」というコマンドに応じて発出される命令である。
識別情報テーブルT2に記憶される各種データは、例えば、時計2の製造者又は情報端末3に記憶されるプログラムの提供者等によってあらかじめ設定される。
図8は、記憶部217及び端末記憶部31に記憶される変換テーブルT3のデータ構造の一例である。変換テーブルT3は、符号及び角度を互いに関連付けて記憶する。角度は、時計2が指針を用いて情報を通知する場合の、時針208と分針209とがなす角の角度である。角度は、情報端末3による判定が容易となる範囲(例えば、12度から90度の範囲)で設定される。符号及び角度は、それぞれが1対1に対応するように関連付けられる。一つの符号(例えば、「0」又は「1」)に角度が対応付けられてもよく、複数の符号からなる符号列に角度が対応付けられてもよい。図7に示す例では、2つの符号からなる符号列に角度が対応付けられている。
変換テーブルT3に記憶される各種データは、例えば、時計2の製造者又は情報端末3に記憶されるプログラムの提供者等によってあらかじめ設定される。
(処理の流れ)
図9は、通信システム1によって実行される通信処理の流れの一例を示すフロー図である。通信処理は、あらかじめ記憶部217及び端末記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて、処理部218及び端末処理部36が時計2及び情報端末3のそれぞれの各構成要素と協働することにより実現される。
まず、時計2の駆動部215は、時針208、分針209、秒針210及び補助針212をそれらが時刻を指示するように駆動する(S101)。
続いて、通信システム1は、送信要求処理を実行する(S102)。送信要求処理の詳細は後述する。
続いて、通信システム1は、情報送信処理を実行し(S103)、S101に戻る。情報送信処理の詳細は後述する。
図10は、通信システム1によって実行される送信要求処理の流れの一例を示すシーケンス図である。送信要求処理は、あらかじめ記憶部217及び端末記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて、処理部218及び端末処理部36が時計2及び情報端末3のそれぞれの各構成要素と協働することにより実現される。
まず、情報端末3の発光制御部361は、発光指示を取得する(S201)。発光制御部361は、図6の発光パターンテーブルT1に記憶された複数のコマンド及びデータのうちの何れかのコマンド及びデータを指定する、ユーザによる端末操作部32に対する発光指示操作を受付ける。ユーザによる発光指示操作があった場合、発光制御部361は、図6の発光パターンテーブルT1を参照し、その発光指示操作によって指定されるコマンド及びデータに関連付けられた発光パターンを指定する発光指示を取得する。
続いて、発光制御部361は、所定の発光パターンの光を時計2に対して照射する(S202)。発光制御部361は、取得された発光指示によって指定される発光パターンに従って発光部35を制御することにより、所定の発光パターンの光を照射する。
続いて、時計2の検出部219は、情報端末3からの送信指示を検出する(S203)。検出部219は、受光部216が所定の発光パターンの光を検出したことに応じて、検出された発光パターンに対応する送信指示を検出する。
続いて、駆動制御部222は、時針208及び分針209を静止させる(S204)。駆動制御部222は、時針208及び分針209を静止させるための制御信号を駆動部215に対して出力することにより、時針208及び分針209を静止させる。駆動制御部222は、秒針210又は補助針212を静止させてもよい。
続いて、情報端末3の画像取得部362は、撮像部34を起動する(S205)。画像取得部362は、撮像部34を動画像撮像モードで起動して、撮像された動画像を端末記憶部31に記憶する。また、画像取得部362は、撮像対象に時計2が含まれるようにユーザに情報端末3を操作させるための文字情報等を表示部33に表示する。画像取得部362は、撮像部34を連続撮像モードで起動して、連続して撮像された複数の静止画像を記憶してもよい。
S205は、S203及びS204と非同期に実行される。また、S205は、S202の前に実行されてもよく、ユーザによる端末操作部32に対する撮像開始操作があったことに応じて実行されてもよい。
図11は、通信システム1によって実行される情報送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。情報送信処理は、あらかじめ記憶部217及び端末記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて、処理部218及び端末処理部36が時計2及び情報端末3のそれぞれの各構成要素と協働することにより実現される。
まず、時計2の取得部220は、送信指示が検出されたことに応じて、情報端末3に送信される送信情報を取得する(S301)。取得部220は、図6の発光パターンテーブルT1を参照して、検出された送信指示に対応する発光パターンに関連付けられたコマンド及びデータを取得する。取得したコマンド及びデータが情報の送信以外の処理を実行させるための命令である場合、取得部220は、取得したコマンド及びデータに応じた処理を実行する。また、取得部220は、図7の識別情報テーブルT2を参照して、取得したコマンド及びデータに関連付けられた識別情報を情報端末3に送信される送信情報として取得する。
例えば、受光部216によって検出された発光パターンが「発光パターンA」である場合、取得部220は、図6の発光パターンテーブルT1を参照して、「発光パターンA」に関連付けられたコマンド及びデータとして「タイムゾーン修正要求」及び「東京」を取得する。取得部220は、取得したコマンド及びデータに対応する処理として、時計2のタイムゾーンの設定を「東京」に修正する修正処理を実行する。修正処理は、例えば、記憶部217に記憶されたタイムゾーンの設定を書き換えることによってなされる。続いて、取得部220は、図7の識別情報テーブルT2を参照して、「タイムゾーン修正要求」及び「東京」に対応する情報である「タイムゾーン修正完了」及び「東京」に関連付けられた「0110」という識別情報を送信情報として取得する。
続いて、変換部221は、取得された送信情報を変換テーブルT3に基づいて、時針208と分針209とがなす角の角度に変換する(S302)。変換部221は、取得された送信情報を符号又は所定長の符号列に分割する。変換部221は、あらかじめ記憶された図8の変換テーブルT3を参照して、分割された各符号又は各符号列を角度に変換する。
例えば、取得された送信情報が「0110」である場合、変換部221は、取得された「0110」という送信情報を、「01」及び「10」という符号列に分割する。変換部221は、図8の変換テーブルT3を参照して、「01」及び「10」という符号列をそれぞれ「30度」及び「60度」という角度に変換する。
なお、変換部221は、取得された送信情報に8B/10B変換の符号化処理を施してから角度に変換してもよい。このようにすることで、時計2は、同一の角度が連続する回数を制限し、時針208及び分針209が静止している撮像画像を情報端末3が特定することを容易にする。また、取得された送信情報は、連続量であってもよく、この場合、変換部221は、その連続量を対応する角度に変換してもよい。例えば、検出された発光パターンに対応するコマンドが「二次電池残量送信要求」である場合、取得部220は、パーセント値である二次電池の残量比率を送信情報として取得する。そして、変換部221は、送信情報を、二次電池の残量比率の値に対応する角度に変換する。二次電池の残量比率の値に対応する角度は、例えば、時針208及び分針209によって実現可能な角度のうち、二次電池の残量比率の値に最も近い角度である。
また、送信情報が複数の符号又は符号列に分割される場合、変換部221は、取得された送信情報を時針208と分針209とがなす角の角度の変化量に変換してもよい。例えば、送信情報が「01」及び「10」という符号列に分割される場合、変換部221は、「01」及び「10」という符号列をそれぞれ「+30度」及び「+60度」という角度の変化量に変換する。そして、変換部221は、所定の初期値に変化量を順次加算することで、各符号列に対応する角度を算出する。例えば、初期値が「0度」であるとすると、変換部221は、初期値である「0度」に変化量である「+30度」を加算した「30度」を「01」という符号列に対応する角度として算出する。続いて、変換部221は、算出された「30度」に変化量である「+60度」を加算した「90度」を「10」に対応する角度として算出する。このようにすることで、時計2は、符号又は符号列に対応する角度と、その直前の符号又は符号列に対応する角度とが常に異なるようにすることを可能とし、時針208及び分針209が静止している撮像画像を情報端末3が特定することを容易にする。
続いて、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度が変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させる(S303)。駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角が変換された角度となる目標時刻を算出する。また、駆動制御部222は、駆動部215から時針208及び分針209の指示位置を取得することにより、時針208及び分針209が指示している指示時刻を特定する。駆動制御部222は、目標時刻と指示時刻の差に相当する回数だけステッピングモータを回転させるための制御信号を駆動部215に供給することで、時針208及び分針209を駆動させる。なお、時針208と分針209とがなす角は、時針胴部2081と分針胴部2091とによって定まる2つの角のうち、狭い方の角をいう。
変換された角度が複数である場合、駆動制御部222は、時針208及び分針209を駆動させた後、所定の静止時間(例えば、0.5秒)だけ時針208及び分針209を静止させる。そして、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度が次の変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させる。駆動制御部222は、変換された角度のそれぞれについてこの処理を実行する。
例えば、変換された角度が「30度」及び「60度」である場合、まず、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角が「30度」となる目標時刻として、「11時00分」を算出する。また、駆動制御部222は、駆動部215から時針208及び分針209の現在の指示位置を取得し、指示時刻を特定する。例えば、駆動制御部222は、指示時刻として「10時50分」を特定したと仮定する。この場合、駆動制御部222は、目標時刻と指示時刻の差である「10分」に相当する回数だけステップモータを回転させるための制御信号を駆動部215に供給する。駆動部215は、制御信号を供給されたことに応じて、指示時刻が「11時00分」、すなわち、時針208と分針209とがなす角が「30度」となるように、時針208及び分針209を駆動する。この場合、駆動部215は、時刻を指示するように時針208及び分針209を駆動する場合よりも高速に時針208及び分針209を駆動してよい。このようにすることで、時計2は、各指針が時刻を指示しているか否かをユーザが容易に判別することを可能とする。
駆動制御部222は、時針208及び分針209を所定の静止時間だけ静止させた後、同様に、時針208と分針209とがなす角が次の変換された角度である「60度」となるように、時針208及び分針209を駆動させる。
なお、複数の目標時刻が算出され得る場合、駆動制御部222は、算出された複数の目標時刻のうち指示時刻との差が最も小さい時刻を目標時刻として算出してもよい。例えば、変換された角度が「30度」である場合、「11時00分」に加え、「1時00分」が時針208と分針209とがなす角が「30度」となる目標時刻として算出され得る。この場合において、指示時刻が「10時50分」である場合、駆動制御部222は、指示時刻との差が最も小さい「11時00分」を目標時刻として算出する。このようにすることで、時計2は、指針の駆動に要する時間を短縮し、短時間で情報を通知することができる。
また、駆動制御部222は、時針208及び分針209を逆転するように駆動させてもよい。この場合において、時針208及び分針209が正転する速度と逆転する速度が異なる場合、駆動制御部222は、これらの速度差を踏まえて指針の駆動に要する時間が最短となる時刻を目標時刻として算出してよい。例えば、正転する速度が逆転する速度の2倍である場合において、変換された角度が「30度」である場合、「11時00分」に加え、「1時00分」が目標時刻として算出され得る。この場合において、指示時刻が「11時50分」である場合、「11時00分」の方が指示時刻との差が小さい。しかしながら、正転速度と逆転速度の差を考慮すると、「11時00分」を指示するように時針208及び分針209を逆転させる時間よりも、「1時00分」を指示するように時針208及び分針209を正転させる時間の方が短い。したがって、駆動制御部222は、「1時00分」を目標時刻として算出する。
また、駆動制御部222は、文字板206の情報表示領域214と時針208及び分針209とが重ならないように時針208及び分針209を駆動させてもよい。この場合、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角が変換された角度となり且つ時針208又は分針209が情報表示領域214と重ならない時刻を目標時刻として算出する。時針208又は分針209が情報表示領域214と重なるか否かは、例えば、あらかじめ記憶された情報表示領域214の位置に基づいて判定される。このようにすることで、時針208及び分針209が情報表示領域214に重なって静止することがなくなり、時計2は、情報表示領域214の視認性を損なうことなく情報を通知することができる。
また、駆動制御部222は、受光部216のソーラーセルと時針208又は分針209とが重なっている部分の面積が所定値以下(例えば、ソーラーセルの面積の30%)となるように時針208及び分針209を駆動させてもよい。この場合、記憶部217は、ソーラーセルの位置及び時針208及び分針209の面積とソーラーセルの面積との関係を記憶する。例えば、記憶部217は、ソーラーセルの位置として、ソーラーセルが文字板206上の4時方向から6時方向の領域にわたって設けられていることを記憶する。また、記憶部217は、時針208及び分針209の面積とソーラーセルの面積との関係として、時針208の面積のソーラーセルの面積に対する割合が20%であり、分針209の面積のソーラーセルの面積に対する割合が15%であることを記憶する。この場合において、時針208及び分針209の両方が文字板206上の4時方向から6時方向の領域に静止した場合、ソーラーセルと時針208又は分針209とが重なっている部分の面積が最大で35%となり、所定値である30%を超えることとなる。したがって、駆動制御部222は、時針208及び分針209の両方が4時方向から6時方向の領域を指示する時刻を目標時刻として算出しない。このようにすることで、時計2の上部からソーラーセルに入射する光が時針208及び分針209に遮られる程度が抑えられ、時計2は、効率的に二次電池に給電することを可能とする。
なお、受光部216が備えるソーラーセルが文字板206の全面にわたって配置され、且つ、そのうちの一部のソーラーセルが検出用ソーラーセルとして用いられる場合、駆動制御部222は、検出用ソーラーセルと時針208又は分針209とが重なっている部分の面積が所定値以下となるように時針208及び分針209を駆動させてもよい。このようにすることで、時計2は、時針208と分針209とがなす角の角度が変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させている間も、時針208又は分針209に遮られることなく所定の発光パターンの光を検出することを可能とする。
また、駆動制御部222は、時針胴部2081及び時針尾部2082の何れか一方と分針胴部2091及び分針尾部2092の何れか一方とがなす角の角度が変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させてもよい。例えば、変換された角度が「30度」である場合、駆動制御部222は、「11時00分」に加え、時針尾部2082と分針胴部2091とがなす角度が「30度」となる「5時00分」を目標時刻として算出してもよい。このようにすることで、目標時刻として用いることができる時刻が増えるため、時計2は、指針の駆動に要する時間を抑えることができ、短時間で情報を通知することができる。
また、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度が変換された角度となり且つ時針208及び分針209がベゼル204の指示表示213に示される領域を指示するように時針208及び分針209を駆動させてもよい。例えば、変換された角度が「30度」である場合、時針208と分針209とがなす角の角度が「30度」となる時刻として「11時00分」及び「1時00分」が算出される。図3に示す例では、指示表示213は、9時方向から12時方向までの領域を示しているから、駆動制御部222は、時針208及び分針209の両方がその領域に含まれる「11時00分」を算出する。このようにすることで、時計2は、時計2が所定の情報を通知するために指針を駆動しているか否かをユーザに理解させることができる。
また、駆動制御部222は、S303の前に、時針208と分針209とがなす角の角度があらかじめ設定された角度となるように時針208及び分針209を駆動してもよい。あらかじめ設定された角度は、例えば、図8の変換テーブルT3に記憶された角度とは異なる角度である。このようにすることで、時計2は、時計2が所定の情報を通知するために指針を駆動させようとしていることを情報端末3に通知することを可能とする。同様に、駆動制御部222は、S303の後に、時針208と分針209とがなす角の角度があらかじめ設定された角度となるように時針208及び分針209を駆動してもよい。
続いて、情報端末3の画像取得部362は、撮像部34を用いて時針208及び分針209を撮像することにより撮像画像を取得する(S304)。画像取得部362は、撮像部34によって記憶された、駆動され又は静止している時針208及び分針209の動画像を構成する複数の画像を撮像画像として取得する。撮像部34によって時針208及び分針209の連続する複数の静止画像が撮像された場合、画像取得部362は、連続する複数の静止画像を複数の撮像画像として取得してもよい。
続いて、判定部363は、撮像画像に基づいて時針208と分針209とがなす角の角度を判定する(S305)。判定部363は、取得された複数の撮像画像のそれぞれに画像認識技術を適用することにより、各撮像画像における時針208及び分針209の領域を検出する。判定部363は、例えば、各撮像画像において、あらかじめ記憶された時針208及び分針209の形状及び色とのマッチングをとることにより時針208及び分針209の領域を検出する。
判定部363は、連続する複数の撮像画像の間において、検出された時針208及び分針209の領域を比較することにより、時針208及び分針209が静止している間に撮像された撮像画像を特定する。例えば、判定部363は、連続する2つの撮像画像においてそれぞれ検出された時針208及び分針209の領域を比較して、各領域の間の変化量を算出する。変化量は、例えば、平行移動量及び回転量である。判定部363は、算出された変化量が所定値以下である場合に、それらの撮像画像を時針208及び分針209が静止している間に撮像された撮像画像として特定する。
判定部363は、特定した撮像画像のうちから時針208と分針209とがなす角の角度を判定する判定対象画像を抽出する。例えば、所定の静止時間が0.5秒である場合、判定部363は、時針208及び分針209が0.5秒静止するごとに1つの判定対象画像を抽出する。時針208及び分針209が静止している時間は、撮像画像の数と連続する2つの撮像画像の間の撮像時間の間隔とに基づいて算出される。判定部363は、抽出された判定対象画像における時針208及び分針209の領域の形状に基づいて、時針208と分針209とがなす角の角度を判定する。
続いて、特定部364は、判定された角度に基づいて送信情報を特定する(S306)。特定部364は、図8の変換テーブルT3を参照して、判定された角度を識別情報に変換することにより、送信情報としての識別情報を特定する。
続いて、出力部365は、特定された送信情報を出力する(S307)。出力部365は、図7の識別情報テーブルT2を参照して、特定された送信情報としての識別情報に関連付けられたコマンド及びデータの情報を取得する。出力部365は、取得したコマンド及びデータに関する情報を示す文字情報等を表示部33に表示することにより出力する。例えば、取得したコマンドが「タイムゾーン修正完了」であり、取得したデータが「東京」である場合、出力部365は、「タイムゾーンを東京に修正しました。」という文字情報を表示する。
以上説明したように、通信システム1において、時計2は、送信情報を時針208と分針209とがなす角の角度に変換し、時針208と分針209とがなす角の角度が変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させる。このようにすることで、時計が時針208及び分針209を用いて情報を通知する場合において、撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする。
また、時計2は、情報を通知するために時針208及び分針209を用いる。このようにすることで、情報端末3が撮像画像から時針208と分針209とがなす角を判定することを容易にする。すなわち、時計2において、時針208及び分針209は、秒針210又は補助針212よりも上面の面積が大きいのが一般的である。したがって、情報端末3が撮像画像においてそれらの領域を検出することも容易となる。
なお、時計2は、情報を通知するために分針209及び秒針210を用いてもよい。このようにすることで、時計2は、指針の駆動に要する時間を抑えることができ、短時間で情報を通知することができる。すなわち、一般に、秒針210、分針209及び時針208の順に、ステップモータの1回の回転による指針の回転量が大きい。したがって、時計2は、情報を通知するために分針209及び秒針210を用いることで、必要となるステップモータの回転数を抑えることができ、指針の駆動に要する時間を抑えることを可能とする。
また、時計2は、受光部216が備えるソーラーセルが文字板206の全面にわたって配置され、且つ、そのソーラーセルの全部が検出用ソーラーセルとして用いられる場合、時針208及び分針209の上面から見た面積の合計が所定値(例えば、ソーラーセルの面積の30%)以下となるような時針208及び分針209を備えてもよい。このようにすることで、時計2は、時針208と分針209とがなす角の角度が変換された角度となるように時針208及び分針209を駆動させている間も、時針208又は分針209に遮られることなく所定の発光パターンの光を検出することを可能とする。また、情報を通知するために分針209及び秒針210が用いられている場合、同様に、時計2は、分針209及び秒針210の上面から見た面積の合計が所定値以下となるような分針209及び秒針210を備えてもよい。
(変形例1)
上述した説明では、駆動部215のムーブメントにおいて、輪列は、ステップモータの回転をその回転数を変化させながら時針208、分針209、秒針210及び補助針212に伝達するものとしたが、これに限られない。例えば、ムーブメントは、時針208、分針209、秒針210及び補助針212のそれぞれを駆動させる4つのステップモータを備えてもよい。すなわち、駆動部215は、時針208、分針209、秒針210及び補助針212をそれぞれ独立に駆動することが可能であってもよい。
この場合、S303において、駆動制御部222は、秒針210が時針208と分針209とがなす角の内側に位置しないように時針208、分針209及び秒針210を駆動させてもよい。例えば、駆動制御部222は、秒針210が時針208又は分針209の何れか一方と重なるように駆動させてよい。このようにすることで、情報端末3が秒針210を時針208又は分針209と誤って認識することがなくなり、時計2は、情報端末3が撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする。
また、駆動制御部222は、時針208及び分針209と秒針210とがなす角の角度が時針208と分針209とがなす角がとり得る最大の角度よりも大きくなるように時針208、分針209及び秒針210を駆動させてよい。この場合、駆動制御部222は、図7の変換テーブルT2を参照して、時針208と分針209とがなす角がとり得る最大の角度を取得する。駆動制御部222は、時針208と秒針210とがなす角の角度が取得した最大の角度よりも大きく且つ分針209と秒針210とがなす角の角度が取得した最大の角度よりも大きくなるように秒針210を駆動させる。このようにすることで、情報端末3が秒針210を時針208又は分針209と誤って認識することがなくなり、時計2は、情報端末3が撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする。すなわち、情報端末3は、撮像画像において秒針210の領域を時針208又は分針209の領域として検出したとしても、なす角の角度が最大の角度よりも大きいことに基づいてその検出が誤りであると判定することが可能となる。そして、情報端末3は、撮像画像から秒針210の領域を除外した画像から時針208及び分針209の領域を改めて検出することで、時針208及び分針209の領域を正しく検出することが可能となる。
また、S303において、駆動制御部222は、補助針212の延長線が第1回転軸207と交わらないように補助針212を駆動させてもよい。このようにすることで、情報端末3が補助針212を時針208又は分針209と誤って認識することを防ぎ、時計2は、情報端末3が撮像画像からより正確に情報を取得することを可能とする。すなわち、補助針212の延長線が第1回転軸207と交わらない場合、補助針212の延長線はベゼル204と直交しない。情報端末3は、撮像画像において、ベゼル204を検出し、時針208及び分針209の延長線がベゼル204と直交するか否かを判定することにより、補助針212を時針208又は分針209と誤って認識することを防ぐことが可能となる。
また、駆動部215の制御回路は、時針208、分針209、秒針210及び補助針212のうちの複数の指針を同時に駆動させる場合、各パルスモータに対する複数のパルス信号の間でパルス送信時刻が重ならないように各パルス信号を出力してよい。すなわち、制御回路は、ある時刻においてパルスが「ON」であるパルス信号が1つ以下となるように、各パルス信号の送信時刻を制御する。このようにすることで、時計2は、処理部218の消費電力が一時的に増加することを防ぎ、二次電池の電源電圧を安定させる。
(変形例2)
上述した説明では、時計2は、時針208及び分針209が時刻を指示しているときに送信指示を常に検出可能であったが、これに限られない。例えば、通信処理において、時計2は待受指示を取得し、待受指示を取得した場合に限り送信指示を検出するようにしてもよい。このようにすることで、時計2は、情報端末3によらずに所定の発光パターンの光が照射された場合に、ユーザが意図しない情報送信処理の実行を防ぐことを可能とする。
図12は、通信システム1によって実行される送信要求処理の流れの他の一例を示すフロー図である。送信要求処理は、あらかじめ記憶部217及び端末記憶部31に記憶されているプログラムに基づいて、処理部218及び端末処理部36が時計2及び情報端末3のそれぞれの各構成要素と協働することにより実現される。
まず、時計2の検出部219は、待受指示を検出する(S401)。検出部219は、ユーザによる、ボタンである操作部203を押下する操作に応じて、待受指示を検出する。
続いて、駆動制御部222は、待受指示が検出されたことに応じて、時針208及び分針209を静止させる(S402)。
続いて、情報端末3の発光制御部361は、発光指示を取得する(S403)。
続いて、発光制御部361は、所定の発光パターンの光を時計2に対して照射する(S404)。
続いて、時計2の検出部219は、送信指示を検出する(S405)。
続いて、情報端末3の画像取得部362は、撮像部34を起動する(S406)。
なお、検出部219は、待受指示を検出してから所定時間に送信指示を検出しなかった場合、S401に戻ってもよい。
(変形例3)
なお、上述した説明では、時計2の変換部221は、送信情報を時針208と分針209とがなす角の角度に変換するものとしたが、これに限られない。例えば、変換部221は、送信情報を時針208と分針209とが静止する時間に変換してもよい。例えば、送信情報が「01」及び「10」という複数の符号列に分割される場合、変換部221は、これらの送信情報をそれぞれ「0.5秒」及び「1秒」という時間に変換する。
駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度があらかじめ設定された第1の角度(例えば、30度)となるように時針208及び分針209を駆動させた後、変換された時間である「0.5秒」だけ静止させる。続いて、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度があらかじめ設定された第2の角度(例えば、60度)となるように時針208及び分針209を駆動させた後、次の変換された時間である「1秒」だけ静止させる。続いて、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度があらかじめ設定された再び第1の角度となるように時針208及び分針209を駆動させる。このようにして、駆動制御部222は、時針208と分針209とがなす角の角度が交互に第1の角度及び第2の角度となるように駆動するとともに、各駆動の間において変換された時間だけ時針208及び分針209を静止させる。このようにすることで、時計2は、同一の角度が連続することを制限し、時針208及び分針209が静止している撮像画像を情報端末3が特定することを容易にする。
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
1 通信システム
2 時計
203 操作部
215 駆動部
216 受光部
217 記憶部
219 検出部
220 取得部
221 変換部
222 駆動制御部
3 情報端末
31 端末記憶部
32 端末操作部
33 表示部
34 撮像部
35 発光部
361 発光制御部
362 画像取得部
363 判定部
364 特定部
365 出力部

Claims (12)

  1. 共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備える時計と、撮像部を備える情報端末とを有する通信システムであって、
    前記時計は、
    前記情報端末からの所定の情報の送信指示を検出する検出部と、
    前記送信指示を検出したことに応じて、前記情報端末に送信される送信情報を取得する取得部と、
    前記取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度に変換する変換部と、
    前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度が前記変換された角度となるように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる駆動制御部と、を備え、
    前記情報端末は、
    前記撮像部を用いて前記第1指針及び前記第2指針を撮像することにより撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に基づいて前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度を判定する判定部と、
    前記判定された角度に基づいて前記送信情報を特定する特定部と、を備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 共通の回転軸を有する第1指針及び第2指針を文字板上に備える時計であって、
    情報端末からの所定の情報の送信指示を検出する検出部と、
    前記送信指示を検出したことに応じて、送信情報を取得する取得部と、
    前記取得された送信情報をあらかじめ記憶された変換テーブルに基づいて、前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度に変換する変換部と、
    前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度が前記変換された角度となるように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる駆動制御部と、
    を備えることを特徴とする時計。
  3. 前記文字板は、情報表示領域を有し、
    前記駆動制御部は、前記情報表示領域と前記第1指針及び前記第2指針とが重ならないように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる、
    請求項2に記載の時計。
  4. 前記第1指針及び前記第2指針と共通の回転軸を有する第3指針を備え、
    前記駆動制御部は、前記第3指針が前記第1指針と前記第2指針とがなす角の内側に位置しないように前記第1指針、前記第2指針及び前記第3指針を駆動させる、
    請求項2又は3に記載の時計。
  5. 前記第1指針及び前記第2指針とは異なる回転軸を有する第4指針を備え、
    前記駆動制御部は、前記第4指針の延長線が前記第1指針及び前記第2指針の回転軸と交わらないように前記第4指針を駆動させる、
    請求項2−4の何れか一項に記載の時計。
  6. 前記第1指針及び前記第2指針は、前記検出部が前記送信指示を検出していない場合、時刻を指示するように駆動される、
    請求項2−5の何れか一項に記載の時計。
  7. 前記第1指針及び前記第2指針は、前記回転軸から見て指示方向にあたる胴部及び前記回転軸から見て前記指示方向の反対方向にあたる尾部を備え、
    前記駆動制御部は、前記第1指針の胴部及び尾部の何れか一方と前記第2指針の胴部及び尾部の何れか一方とがなす角の角度が前記変換された角度となるように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる、
    請求項2−6の何れか一項に記載の時計。
  8. 前記文字板上の所定領域を指示する指示部材を備え、
    前記駆動制御部は、前記第1指針と前記第2指針とがなす角の角度が前記変換された角度となり且つ前記第1指針及び前記第2指針が前記所定領域を指示するように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる、
    請求項2−7の何れか一項に記載の時計。
  9. 前記第1指針及び前記第2指針の回転軸は、前記文字板の中心に位置する、
    請求項2−8の何れか一項に記載の時計。
  10. 前記第1指針及び前記第2指針は、互いに同一の又は類似する色を有し且つ前記文字板とは異なる色を有する、
    請求項2−9の何れか一項に記載の時計。
  11. 受光部材を前記文字板の上面又は下面に備え、
    前記検出部は、所定の発光パターンの光を前記受光部材が検出したことに応じて送信指示を検出する、
    請求項2−10の何れか一項に記載の時計。
  12. 前記駆動制御部は、前記受光部材と前記第1指針又は前記第2指針とが重なっている部分の面積が所定値以下となるように前記第1指針及び前記第2指針を駆動させる、
    請求項11に記載の時計。
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