JP2021063456A - ターボ機械の羽根、羽根の設計方法、及び羽根車の製造方法 - Google Patents

ターボ機械の羽根、羽根の設計方法、及び羽根車の製造方法 Download PDF

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卓司 津川
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卓司 津川
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Abstract

【課題】ポンプの効率と吸込性能の両方を向上する。【解決手段】羽根20は、前縁20a、後縁20b、圧力面20c、及び負圧面20dを備え、NACA65系の翼型の翼厚分布を適用して得られる翼厚分布中心線25を有する。直交座標系において、翼厚分布中心線25は、Y軸方向の負側に位置する第2座標点P2(x1,y1)と、Y軸方向の正側に位置する第3座標点P3(x2,y2)とを通過し、X軸と交差する曲線状であり、原点P0側の端には、Y軸に接し、X軸に対して80度以上の勾配の漸近部25aを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ターボ機械の羽根、羽根の設計方法、及び羽根車の製造方法に関する。
ポンプに適用される羽根車の翼列は複数の羽根によって構成されており、羽根の翼型の形状の開発は重要なテーマである。従来の翼型の設計には、NACA65系の翼型の基本キャンバライン及び基本翼厚分布を、それぞれ定数倍したものが用いられる。近年、優れた翼型及び翼列が開発されているが、羽根車のハブ側からチップ側までの全ての翼断面について、最適な翼形状で設計するのには多大な労力を必要とする。
特許文献1には、NACA65系の翼型のキャンバラインの弦長方向の座標値に対して変換関数を適用して得られるキャンバラインを有する羽根が開示されている。
特開2007−71117号公報
特許文献1の羽根では、キャビテーションの発生を防止できるうえ、設計時にNACA65系の翼型に関する多大な実験資料や設計資料を有効利用できる。しかし、特許文献1の羽根には、ポンプの効率と吸込性能の向上について、改良の余地がある。
本発明は、ポンプの効率と吸込性能の両方を向上できる羽根を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、液体の流動方向の上流側に配置される前縁と、前記流動方向の下流側に配置される後縁と、前記前縁から前記後縁にかけて延びる圧力面と、前記前縁から前記後縁にかけて延び、前記圧力面とは反対側に位置する負圧面とを備え、直交座標系において、前記前縁の前記流動方向上流側の端を原点に配置し、前記後縁の前記流動方向下流側の端をX軸上の第1座標点に配置するとともに、前記圧力面をY軸の負側に配置し、前記負圧面をY軸の正側に配置すると、前記圧力面の座標値と前記負圧面の座標値とを平均化した翼厚分布中心線を有し、前記翼厚分布中心線は、Y軸方向の負側に位置する第2座標点(x1,y1)と、Y軸方向の正側に位置する第3座標点(x2,y2)とを通過し、X軸と交差する曲線状であり、前記原点側の端には、Y軸に接し、X軸に対して80度以上の勾配の漸近部を有する、ターボ機械の羽根を提供する。第2座標点(x1,y1)及び第3座標点(x2,y2)は、以下で定義される。
Figure 2021063456
この羽根は、直交座標系において、前縁側の端を原点に配置し、後縁側の端をX軸上の第1座標点に配置するとともに、圧力面をY軸の負側に配置し、負圧面をY軸の正側に配置し、前記圧力面の座標値と前記負圧面の座標値とを平均化した翼厚分布中心線が、Y軸方向の負側に位置する第2座標点(x1,y1)と、Y軸方向の正側に位置する第3座標点(x2,y2)とを通過し、X軸と交差する曲線状をなし、前記原点側の端に、Y軸に接し、X軸に対して80度以上の勾配の漸近部を有するように、前記圧力面の最大翼厚部よりも前記前縁側、前記圧力面の前記最大翼厚部よりも前記後縁側、前記負圧面の最大翼厚部よりも前記前縁側、及び前記負圧面の前記最大翼厚部よりも前記後縁側それぞれの翼厚を設定する。
この羽根は、概ねS字形状に湾曲した非対称の翼厚分布中心線を有する。よって、キャビテーションが発生しやすい前縁付近の圧力低下を緩和し、前縁から後縁にかけての翼面上での境界層の発達を抑制できる。また、羽根の抗力と密接に関連する後縁での出口境界層の発達を抑制できるため、損失水頭を低減できる。よって、ポンプの効率と吸込性能の両方を向上できる。
本発明では、ポンプの効率と吸込性能の両方を向上できる。
本発明の実施形態に係る羽根を適用したターボ機械の断面図。 図1の羽根車の概要を示す斜視図。 反りが無い翼型を示す断面図。 NACA65系の翼型の一例を示す断面図。 NACA65系の翼型の他の例を示す断面図。 本実施形態の反りが無い翼型の一例を示す断面図。 本実施形態の反りを有する翼型の一例を示す断面図。 本実施形態の翼厚分布を適用した翼型とNACA63系の翼厚分布を適用した翼型とを示す断面図。 本実施形態の翼厚分布を適用した翼型とNACA65系の翼厚分布を適用した翼型とを示す断面図。 本実施形態の翼型による羽根とNACA65系の翼型による羽根の迎え角と揚力係数の関係を示すグラフ。 本実施形態の翼型による羽根とNACA65系の翼型による羽根の揚力係数と抗力係数を示すグラフ。 反りが無い翼型の変形例を示す断面図。 本実施形態の翼型による羽根とNACA65系の翼型による羽根の迎え角と揚抗比の関係を示すグラフ。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るターボ機械である軸流ポンプ10を示す。この軸流ポンプ10は、ポンプケーシング12、回転軸16、及び羽根車18を備え、羽根車18によって回転軸16に沿って液体を送出する。
ポンプケーシング12は筒状であり、その内部空間が液体を送出する流路12aを構成する。ポンプケーシング12には、液体の流動方向(液体が流れる向き)Fの下流側に、円筒状のベーンケーシング12bが接続されている。ベーンケーシング12bの内部には、複数(例えば7枚)の後置静翼(ガイドベーン)14を介して軸受ケーシング13が配置されている。後置静翼14は、液体の流動方向Fにおいて、羽根車18の下流側に隣接して配置されている。
回転軸16は、ポンプケーシング12の軸線に沿って同一直線上に延びるように配置されている。回転軸16のうち、ポンプケーシング12内に位置する一端側は、軸受ケーシング13内に配置された水中軸受(図示せず)に軸支されている。回転軸16のうち、ポンプケーシング12外に位置する他端には、原動機(図示せず)が機械的に接続されている。なお、回転軸16が延びる方向は、水平方向に限られず、垂直方向であってもよい。また、原動機として耐水モータを用いる場合、回転軸16全体をポンプケーシング12内に配置してもよい。
羽根車18は、ベーンケーシング12b内に位置するように、軸受ケーシング13を貫通した回転軸16の一端に取り付けられている。羽根車18は、回転軸16に取り付けられる円筒状のハブ19と、回転軸16の軸線Aを中心としてハブ19の外周面から放射状に突出する複数(例えば4枚)の羽根20とを備える。原動機によって回転軸16が回転されることで、羽根車18は、回転軸16と一体に回転し、図1において左側から右側へと液体を送出する。
羽根車18の流動方向F上流側には、複数の前置静翼23を介してハブ22が配置されている。
羽根20は、ハブ19の外周面に周方向へ間隔をあけて複数設けられている。これらの羽根20によって、流入した液体の相対速度を増速させて流出させる増速翼列、又は流入した液体の相対速度を減速させて流出させる減速翼列が構成される。図2を参照すると、全ての羽根20の所定位置の翼型(翼断面)は同一であり、ハブ19に対する全ての羽根20の取付角も同一である。
次に、図3を参照して羽根20の構成について具体的に説明する。なお、図3は、反りが無い翼型である。反りを有する翼型は、NACA65系の翼型の反り線WLに、図3の翼型によって得られる翼厚分布の厚みを付与して設計される。
羽根20は、流動方向Fの上流側に配置される前縁20a、流動方向Fの下流側に配置される後縁20b、羽根車18が回転する向きRと対向するように配置される圧力面20c、及び圧力面20cとは反対側に位置する負圧面20dを備える。
前縁20aと後縁20bはそれぞれ、図2に示すハブ19から径方向外向きに延びている。圧力面20cは前縁20aから後縁20bかけて延び、圧力面20cの一端が前縁20aの一端に連なり、圧力面20cの他端が後縁20bの一端に連なっている。圧力面20cとは反対側において、負圧面20dは前縁20aから後縁20bかけて延び、負圧面20dの一端が前縁20aの他端に連なり、負圧面20dの他端が後縁20bの他端に連なっている。
羽根20は、図2に示すハブ19側に位置する基端からチップ側に位置する先端までの全ての翼型を設計することで、形成されている。次に、羽根20の翼型の設計方法について具体的に説明する。
羽根20において、反りが無い翼型の設計は、直交座標系において、図3に示すように適正な翼厚分布中心線25が形成されるように行われる(第1ステップ)。反りを有する翼型の設計は、上記第1ステップに第2ステップと第3ステップを加えた三段階で行われる。第2ステップでは、翼厚分布中心線25から圧力面20cまでの複数の距離Spと、翼厚分布中心線25から負圧面20dまでの複数の距離Ssとによって、翼厚分布を設定する。第3ステップでは、NACA65系の翼型で規定された反り線WLに対して、設定した翼厚分布の厚みを直角方向に付与して翼型を完成させる。具体的には以下の通りである。
まず、直交座標系において、前縁20aの流動方向F上流側の端を原点(0,0)に配置し、後縁20bの流動方向F下流側の端をX軸上の第1座標点P1(1,0)に配置する。また、圧力面20cをY軸の負側に配置し、負圧面20dをY軸の正側に配置する。
図4に示すように、NACA65系の翼型の翼厚分布は、弦長方向(X軸方向)の座標値に対して、翼弦(前縁20aと後縁20bを結ぶ直線)から圧力面20c及び負圧面20dまで、翼弦に直角方向(Y軸方向)の距離として翼厚分布が定義されている。圧力面20c側と負圧面20d側では翼弦(X軸)から等しい距離で翼厚が定義され、X軸方向の座標値に対して翼厚分布は翼弦に対称に設定されている。翼弦に対する翼厚比10%が基本の翼厚であるが、翼厚比10%以外の翼型については、翼厚比10%の翼厚分布を簡便的に定数倍することで厚翼、薄翼の翼厚分布が得られる。
図5に示すように、NACA65系の翼型は、所要の揚力係数を得るため、キャンバ選定用のカーペット線図を読取ることで、反りを有する翼型となる。反り線WLに対して直角方向に翼厚が付与されることで、圧力面20c及び負圧面20dが形成される。なお、反りが無い場合(キャンバがゼロの場合)は対称翼となる。
これに対して本実施形態では、NACA65系の翼型と同様に、揚力係数がゼロとなるような、反りが無い翼型について定義する。図6に示すように、X軸方向に延びる翼弦に対して直角方向の距離として翼厚を定義するが、X軸方向の座標値に対して、圧力面20c側の翼厚と負圧面20d側の翼厚とは別々に設計する。
翼型における設計主要寸法は、負圧面20d側及び圧力面20c側についてそれぞれ、前縁20aの半径、最大翼厚Tp,Ts、最大翼厚部20e,20fの弦長方向の座標値、最大翼厚部20e,20fよりも前縁20a側の曲率半径r1,r2、最大翼厚部20e,20fよりも後縁20b側の曲率半径r3,r4、及び後縁20bの傾斜角度である。そして、本実施形態では、翼型を以下に示す4種類の関数により設定した。
翼型特性を得るためには翼面の詳細形状が必要であるため、圧力面20c及び負圧面20dそれぞれの前縁20a側及び後縁20b側について、4種類の関数により設計する。なお、以下の式のYpとYsは0≦X≦1の範囲で定義される翼弦に直角方向のY座標である。
圧力面20cの最大翼厚部20eよりも前縁20a側は、0≦X≦0.2693の範囲において以下の式2で設計される。
Figure 2021063456
圧力面20cの最大翼厚部20eよりも後縁20b側は、0.2693<X≦1の範囲において以下の式3で設計される。
Figure 2021063456
負圧面20dの最大翼厚部20fよりも前縁20a側は、0≦X≦0.3902の範囲において以下の式4で設計される。
Figure 2021063456
負圧面20dの最大翼厚部20fよりも後縁20b側は、0.3902<X≦1の範囲において以下の式5で設計される。
Figure 2021063456
このように、4種類の関数により翼型を設計することで、部分的な形状変更が他の部分に影響を及ぼさない利点がある。つまり、従来では、スプラインカーブで形状を規定したため、部分的な形状変更が広範囲に影響を及ぼしていた。これに対して本実施形態では、例えば、負圧面20dの前縁20a側の形状変更は、圧力面20cの前縁20a側、圧力面20cの後縁20b側、及び負圧面20dの後縁20b側には全く影響を及ぼさない。その他の部分の形状変更する場合でも、形状変更を必要としない他の部分には影響を及ぼさない。
このように設計した羽根20は、揚力係数がゼロの翼型である反りが無い翼型において、非対称翼となる。翼厚分布の非対称性を明確にするため、図3に示すように、圧力面20cの座標値と負圧面20dの座標値を平均化した翼厚分布中心線25を定義する。従来では、翼厚は翼弦からの距離によって圧力面及び負圧面の座標値が定義されるが、本実施形態の翼厚分布は、翼厚分布中心線25の形状を指定することで非対称性を明確にしている。
具体的には、翼厚分布中心線25(Ym)は以下の式によって設定される。言い換えれば、翼厚分布中心線25(Ym)は以下の式6を満足するように、圧力面20c及び負圧面20dそれぞれの前縁20a側及び後縁20b側の形状を設計する。
Figure 2021063456
このように設定した翼厚分布中心線25は、X軸方向の一端が原点P0(0,0)に位置し、X軸方向の他端が第1座標点P1(1,0)に位置する。また、翼厚分布中心線25は、Y軸方向の最小部25bは第2座標点P2(x1,y1)を通過し、Y軸方向の最大部25cは第3座標点P3(x2,y2)を通過する。つまり、翼厚分布中心線25は、中間部がX軸と交差するS字形状の曲線状となる。原点P0側の端に位置する漸近部25aは、Y軸に対して近似的に接し、X軸に対して80度以上の勾配(角度α)を有する。圧力面20cから負圧面20dまでの全最大翼厚をt、前縁20aから後縁20bまでの翼弦長をLとすると、第2座標点P2(x1,y1)及び第3座標点P3(x2,y2)は、以下のように定義される。
Figure 2021063456
翼厚分布中心線25は、4種類の関数によって圧力面20cと負圧面20dが設定されているため、翼弦(X軸)に対して非対称な形状であるが、翼厚分布中心線25上の一点からY軸方向における圧力面20cまでの距離Spと負圧面20dまでの距離Ssとは等しい。X軸方向における複数の点の距離Sp,Ssを算出することで、本実施形態の非対称翼の翼厚分布が設定される。
また、本実施形態の特徴の1つである漸近部25a(前縁20a付近の形状)は、X座標の平方根の項の係数が圧力面20cと負圧面20dで異なる値になる。つまり、翼型において、圧力面20cに連なる前縁20aの半径と負圧面20dに連なる前縁20aの半径とは、異なる値となっている。そのため、翼厚分布中心線25はY軸に対して近似的に接する。なお、圧力面20c側の前縁20aの半径と負圧面20d側の前縁20aの半径とが同じ場合、翼厚分布中心線25はX軸に接する。
NACA65系の翼型と同様に、所要の揚力係数を得るためは、キャンバ選定用のカーペット線図を読取り、図7に示すように反りを付加する。これにより、反りを有する翼型となり、NACA65系の反り線WLに対して、前述のように設定した本実施形態の翼厚分布の厚みを直角方向に付与し、圧力面20c及び負圧面20dが形成される。
ここで、従来では、羽根車入口直前の流れが、羽根車入口のキャンバラインに無衝突に流入する、所謂無衝突流入が最も良い流入条件と考えられていた。しかし、少なくともキャビテーション性能に関しては、前縁付近の負圧面上の圧力分布の良否が支配的である。よって、本実施形態のように定義した入口無衝突流入でないS字状の翼厚分布が効果的である。
NACA65系の翼型のキャンバラインの座標は、点列データとして与えられているが、NACA−WR−L−345のレポートには、翼負荷分布を規定する係数a=b=1の場合に、以下の式8のように規定されている。
Figure 2021063456

Figure 2021063456
前縁20aにおけるキャンバラインの勾配を考えるために、X座標がゼロになる極限を考えると、以下の式9のようになる。
Figure 2021063456
前縁20a付近の流れは無衝突を想定しているが、キャンバラインの勾配は非常に大きくなっていると考えられる。NACA65系の翼型は、ガスタービン、特にジェットエンジンの軸流圧縮機が高い圧縮比が要求され、サージ限界でも作動可能である。しかし、軸流ポンプとしてNACA65系の翼型を使用した場合、前述したように、キャビテーション性能に大きな影響を及ぼす前縁20a付近の負圧面20dの圧力低下の原因になっていると考えられる。また、軸流圧縮機では、少流量運転に重点が置かれているのに対して、軸流ポンプが多く用いられる排水ポンプの運転領域は、仕様点である最高効率点流量よりも大流量側である。図13に示すように、式2から式5で表される本実施形態の翼型では、迎え角の小さい領域、即ち仕様点を含めた大流量側の領域の揚抗比が改善されている。
反りが無いNACA65系の翼型の場合は対称翼となり、弦長方向を上流側に延長した方向からの流入条件では、迎え角がゼロになり、揚力もゼロになる。迎え角は、弦長方向と流入方向との成す角度で定義される。
一般的な非対称翼では、弦長方向を上流側に延長した方向からの流入条件では、迎え角はゼロであるが、揚力は一般的にゼロにはならない。本実施形態で定義する非対称翼では、弦長方向を上流側に延長した方向からの流入条件、即ち迎え角ゼロで、揚力ゼロとなる。つまり、揚力ゼロとなるように翼厚分布中心線25の形状を適正に設定する。
また、翼厚分布の中で、重要な値として最大肉厚がある。NACA65系の翼型では、弦長の中間付近において、圧力面側の最大翼厚Tpと負圧面側の最大翼厚Tsとが等しくなる(Tp=Ts)。なお、全最大翼厚Tmaxは、圧力面側の最大翼厚Tpと負圧面側の最大翼厚Tsとを加算した値となる(Tmax=Tp+Ts)。
これに対して本実施形態では、図3に示すように、圧力面20c側の最大翼厚Tpは、負圧面20d側の最大翼厚Tsよりも大きく(Tp>Ts)、圧力面20c側の最大翼厚部20eのX座標値と、負圧面20d側の最大翼厚部20fのX座標値は異なる。具体的には、負圧面20d側の最大翼厚部20eのX座標値は、圧力面20c側の最大翼厚部20fのX座標値よりも大きい。但し、全最大翼厚Tmaxは、NACA65系の翼型と同様に、全最大翼厚Tmaxは、圧力面側の最大翼厚Tpと負圧面側の最大翼厚Tsとを加算した値で定義される(Tmax=Tp+Ts)。本実施形態の翼型の翼厚比は、NACA65系の翼型と同様に、翼弦に対する全最大翼厚の比率で定義する。
NACA65系の翼型では、多大な実験資料や設計資料を有効利用するために、キャンバの値は正値で用いられる。つまり、設計条件において、負圧面20dが凸の状態となり、負圧面20d上の流体の速度が圧力面20c上での流体の速度より早くなる。また、負圧面20dの突出度合いが低いほど、つまり負圧面20dの曲率半径r2,r4が大きい方が、増速による境界層発達を抑制することが可能となる。そして、境界層発達が抑制されることにより、下流側の出口境界層運動量厚さが低減され、ポンプ効率が改善される。また、負圧面20d上の曲率半径r2,r4を大きくすることにより、負圧面20dの圧力低下が抑制され、キャビテーション性能が改善される。さらに、負圧面20d上の突出度合いが低いほど、表面粗さに対する感度を鈍感にすることが知られている。つまり、経年劣化により翼面の表面粗さが悪化しても、ポンプ効率の低下を防止できる。
これらの効果を得るために、負圧面20d側と圧力面20c側と翼厚分布を別々に定義し、NACA65系の翼型よりも負圧面20dの曲率半径r2,r4を大きくし、圧力面20c側の最大翼厚Tpを負圧面20d側の最大翼厚Tsよりも大きくしている。
前述のように、圧力面20cの形状は、非対称翼におけるゼロ迎え角において、揚力がゼロになるための条件により決定している。つまり、圧力面20cの最大翼厚部20eが負圧面20dの最大翼厚部20fよりも大きいため、前縁20a側の揚力への寄与が負になってしまう。圧力面20cの形状だけを変更することで、揚力をゼロにするためには、圧力面20cの後縁20b側にX軸に漸近する凹状部分を作ることが有効である。
一方、翼型の後縁20b近傍を除く負圧面20dの形状は、1階微分値が単調減少、つまり2階微分値が常に負であるが、圧力面20cの後縁20b側の形状は、2階微分値が正から負に転ずる。圧力面20cの最大翼厚部20eよりも後縁20b側では曲率半径が小さい部分が存在するが、境界層の発達を抑制するためには曲率半径をできるだけ大きくする必要がある。そこで、圧力面20cの最大翼厚部20eとなる弦長方向の座標値を小さい値に設定し、圧力面20cの最大翼厚部20eから後縁20b側の領域を大きくする必要があるため、圧力面20cの最大翼厚部20eは前縁20a側となる。つまり、圧力面20cの後縁20b付近で圧力面20cにキャンバを付け、圧力面20cの後縁20b付近の翼面形状の変化が大きくなるため、圧力面20cの最大翼厚部20eは、負圧面20dの最大翼厚部20fよりも前縁20a側になる。
この場合、圧力面20cの最大翼厚Tpが負圧面20dの最大翼厚Tsよりも大きくなる。圧力面20cの最大翼厚部20eよりも前縁20a側の曲率半径r1をできるだけ大きく設定するために、圧力面20c側の前縁20aの半径が、負圧面20d側の前縁20aの半径よりも大きく設定されている。
負圧面20d側の後縁20bの傾斜角度、及び圧力面20c側の後縁20bの傾斜角度は、揚力値、抗力値、揚抗比に大きな影響を及ぼす。前縁20aから後縁20b近傍までの翼面境界層厚さをできるだけ薄く設定しているが、後縁20bの傾斜角度を高揚力発生のために利用することは、出口境界層厚さの急増を招くため、揚抗比の改善には好ましくない。そこで、本実施形態では、出口境界層厚さを抑制し、形状抵抗を低減するために、後縁20bの傾斜角度は高揚力を発生しないように設定した。つまり、後縁20b傾斜角度は揚力を低下させるように設定している。
翼面境界層は、前縁20a側では層流境界層であり、後縁20b側に向かうに従って層流境界層から乱流境界層に遷移する。翼面の表面粗さが十分に滑らかであれば、層流境界層の方が翼面摩擦抵抗は小さくなる。よって、翼面の多くを層流境界層とすること、つまり乱流境界層への遷移を遅らすことで、翼面摩擦抵抗が低減される。負圧面20d側の最大翼厚部20fを後縁20b側に配置することは、乱流境界層への遷移を遅らすことに関連する。但し、最大翼厚部20fを過度に後縁20b側に配置すると、最大翼厚部20fから後縁20bまでの境界層の発達が大きくなり、抗力が増大する。そのため、本実施形態の負圧面20d側の最大翼厚部20fの位置は、NACA65系の翼型と同等である。
次に、乱流境界層をより効果的に抑制するために、翼型の後縁20b側の翼厚を増す方法について説明する。
図12に示すように、圧力面20c及び負圧面20dには、最大翼厚部20e,20fよりも後縁20b側に、増厚部20gが設けられている。増厚部20gは、前述した数式3,5で得られる他の部分の翼厚よりもY軸方向の翼厚を厚くしている。翼厚を加算する値(ΔY)は、以下の式10で算出される。
Figure 2021063456
上記式10のように、増厚開始部20hのX座標をXaとすると、増厚加算値ΔYはXaとの距離(X−Xa)に比例した量に設定され、その比例係数は定められた翼厚増厚係数Yaに設定されている。このように、最大翼厚部20e,20fよりも後縁20b側に増厚部20gを設けることで、翼面上の境界層の発達を抑制できる。なお、図12に示す例は、Xaが0.7で、Yaが0.03の場合を示している。
次に、NACA65系の翼型のカーペット線図を読取った反り線WLに、本実施形態において設定した翼厚分布を適用し、反りを有する翼型を完成させることの妥当性について説明する。
まず、前述のように設計した反りが無い翼型において、翼厚分布中心線25から圧力面20c及び負圧面20dまでの距離Sp,Ss(Sp=Ss)をそれぞれ、X軸からY軸方向にプロットしたものを図8及び図9に実線で示す。また、図8には、最大肉厚が等しくなるようにNACA63系の翼厚分布を重ねて示す。図9には、最大肉厚が等しくなるようにNACA65系の翼厚分布を重ねて示す。
図8及び図9を参照すると、本実施形態の反りが無い翼型の翼厚分布は、NACA63,65の翼厚分布と概ね一致している。つまり、本実施形態の翼厚分布中心線25には、NACA65系で規定された既存翼型の反り線WLを適用できることを示している。よって、NACA65系の翼型に関する多大な設計資料を有効利用できる。但し、NACA65系の反り線WLを用いることなく、他で規定されている反り線WLを設定してもよい。
次に、実際に軸流ポンプ10の設計に適用するために、NACA65系の翼型のカーペット線図を用いて設計された羽根車について考える。NACA65系の翼厚分布が用いられている羽根車を、本実施形態の非対称翼型の翼厚分布が用いられている羽根車18に置換え、再設計する。NACA65系の翼型の設計資料は、迎え角選定線図、キャンバ選定線図にまとめられているが、これらを本発明の翼型についてもそのまま利用する。
羽根車18の翼厚分布のみの変更で効率改善、キャビテーション性能改善が可能になれば、周辺部品の再設計をする必要がないため、開発時間及び開発費用を節約できる。そのためには、同一の迎え角、同一のキャンバ、同様の最大翼厚を有するNACA65系の翼型と前述した方法で設計した翼型について、同等の揚力係数となるかどうかの確認を行う必要がある。
翼列の場合、単独翼の場合とは異なり、設計パラメータには、ソリディティ、転向角が加わり、すべての設計条件で揚力係数の一致を確認する必要がある。しかし、高比速度軸流羽根車においては、ソリディティが小さくなり、翼列ではなく単独翼として扱うことが可能である。
図5は、図10及び図11におけるCl0=1.5のNACA65翼型を示し、図7は、図10及び図11におけるCl0=1.5の本発明品の翼型を示している。即ち、図5はNACA65系の設計揚力係数Cl0=1.5の反り線WLに対して直角方向にNACA65翼厚分布を付与したものであり、図7はNACA65系の設計揚力係数Cl0=1.5の反り線WLに対して直角方向に本実施形態で得られた翼厚分布の厚みを付与したものである。図5の破線と図7の破線とは、NACA65系の設計揚力係数Cl0=1.5の反り線WLを示し、両者は同一形状である。
図10に示すように、適用範囲内の迎え角、キャンバ、最大翼厚について、単独翼のNACA65系の翼型と単独翼の本発明品の翼型の揚力係数を広範囲に比較した結果、一致することを確認できた。
本実施形態では、前縁20a付近及び最大翼厚部20f付近の翼面上の境界層の発達を抑制することで、NACA65系の翼型よりも揚抗比L/Dを大幅に改善することが可能となった。揚抗比L/Dを改善することで、高比速度軸流羽根車のポンプの効率を改善することは以下の式11によって示される。
Figure 2021063456
ηi:羽根車効率
L:翼1枚に働く揚力
D:翼1枚に働く抗力
u:周速
:ベクトル平均速度
β:ベクトル平均流入角
以下のように、揚抗比L/Dに対する羽根車効率ηiの変化を調べるために揚抗比L/Dで微分すると、常に正値となり、揚抗比L/Dが大きくなればなるほど羽根車効率が向上することがわかる。よって、揚抗比L/Dが最大になるような翼面形状を設定する必要がある。
Figure 2021063456
図11に、NACA65系の羽根と本発明品の羽根20の揚力係数と抗力係数の一例を示す。図11中、Cloは、NACA65系翼型カーペット線図にある設計揚力係数Cloに相当し、翼の最大反りに比例する量である。図11の揚力係数CL及び抗力係数CDはそれぞれ、以下の式13で定義される。
Figure 2021063456

Figure 2021063456
U:翼から十分(無限遠方)離れた位置での流速
ρ:流体密度
図11を参照すると、前述のように、揚抗比L/Dは、本発明品の方が優れているのが分かる。つまり、図5のNACA65翼型等を図7の本発明品翼型等に置き換えた本実施形態の羽根20を使用することで、羽根車18の最高効率値を向上することできる。
以上のように、本発明では、4つの部分に分けて翼型を設計しこの翼型に基づいて概ねS字形状をなす翼厚分布中心線25を設定する。そして、必要に応じて翼厚分布中心線25に基づいて設定した翼厚分布を、NACA65系の翼型の反り線WLに適用して反りを有する翼型が設計される。
つまり、反りが無い本発明の羽根の翼型は、圧力面20cの座標値と負圧面20dの座標値とを平均化した翼厚分布中心線25を有する。また、反りが無い翼型及び反りを有する翼型はいずれも、負圧面20dの最大翼厚部20fよりも圧力面20cの最大翼厚部20eが、前縁20aの方に位置している。
よって、キャビテーションが発生しやすい前縁20a付近の圧力低下を緩和し、前縁20aから後縁20bにかけての翼面上での境界層の発達を抑制できる。また、羽根20の抗力と密接に関連する後縁での出口境界層の発達を抑制できるため、損失水頭を低減できる。よって、ポンプ10の効率と吸込性能の両方を向上できる。
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
図12に示す例では、圧力面20cと負圧面20dの両方に増厚部20gを設けたが、増厚部20gは、圧力面20cの方には設けることなく、負圧面20dの方だけに設けてもよい。
10…軸流ポンプ
12…ポンプケーシング
12a…流路
12b…ベーンケーシング
13…軸受ケーシング
14…後置静翼
16…回転軸
18…羽根車
19…ハブ
20…羽根
20a…前縁
20b…後縁
20c…圧力面
20d…負圧面
20e…最大翼厚部
20f…最大翼厚部
20g…増厚部
20h…増厚開始部
22…ハブ
23…前置静翼
25…翼厚分布中心線
25a…漸近部
25b…最小部
25c…最大部
P0…原点
P1…第1座標点
P2…第2座標点
P3…第3座標点

Claims (6)

  1. 液体の流動方向の上流側に配置される前縁と、
    前記流動方向の下流側に配置される後縁と、
    前記前縁から前記後縁にかけて延びる圧力面と、
    前記前縁から前記後縁にかけて延び、前記圧力面とは反対側に位置する負圧面と
    を備え、
    直交座標系において、前記前縁の前記流動方向上流側の端を原点に配置し、前記後縁の前記流動方向下流側の端をX軸上の第1座標点に配置するとともに、前記圧力面をY軸の負側に配置し、前記負圧面をY軸の正側に配置すると、
    前記圧力面の座標値と前記負圧面の座標値とを平均化した翼厚分布中心線を有し、
    前記翼厚分布中心線は、
    Y軸方向の負側に位置する第2座標点(x1,y1)と、Y軸方向の正側に位置する第3座標点(x2,y2)とを通過し、X軸と交差する曲線状であり、
    前記原点側の端には、Y軸に接し、X軸に対して80度以上の勾配の漸近部を有する、ターボ機械の羽根。
    x1=(0.18±0.02)×L
    y1=−(0.13±0.02)×t
    x2=(0.80±0.02)×L
    y2=(0.05±0.02)×t
    t:圧力面から負圧面までの全最大翼厚
    L:前縁から後縁までの翼弦長
  2. 前記後縁側には、以下の式に基づいてY軸方向の翼厚を厚くした増厚部を有する、請求項1に記載のターボ機械の羽根。
    ΔY=Ya(X−Xa)
    Xa≦X≦1
    Xb≦Xa≦1
    0≦Ya≦0.03
    ΔY:加算値
    Ya:後縁の翼厚増厚係数
    Xa:増厚開始部分のX座標
    Xb:最大翼厚部のX座標
  3. 前記増厚部は、少なくとも前記負圧面側に設けられている、請求項2に記載のターボ機械の羽根。
  4. 直交座標系において、前縁側の端を原点に配置し、後縁側の端をX軸上の第1座標点に配置するとともに、圧力面をY軸の負側に配置し、負圧面をY軸の正側に配置し、
    前記圧力面の座標値と前記負圧面の座標値とを平均化した翼厚分布中心線が、Y軸方向の負側に位置する第2座標点(x1,y1)と、Y軸方向の正側に位置する第3座標点(x2,y2)とを通過し、X軸と交差する曲線状をなし、前記原点側の端に、Y軸に接し、X軸に対して80度以上の勾配の漸近部を有するように、
    前記圧力面の最大翼厚部よりも前記前縁側、前記圧力面の前記最大翼厚部よりも前記後縁側、前記負圧面の最大翼厚部よりも前記前縁側、及び前記負圧面の前記最大翼厚部よりも前記後縁側それぞれの翼厚を設定する、ターボ機械の羽根の設計方法。
    x1=(0.18±0.02)×L
    y1=−(0.13±0.02)×t
    x2=(0.80±0.02)×L
    y2=(0.05±0.02)×t
    t:圧力面から負圧面までの全最大翼厚
    L:前縁から後縁までの翼弦長
  5. 前記翼厚分布中心線から前記圧力面までの距離と、前記翼厚分布中心線から前記負圧面までの距離とによって、翼厚分布を設定し、
    NACA65系の翼型の反り線に対して前記翼厚分布の厚みを付与し、反りを有する翼型を設計する、請求項4に記載のターボ機械の羽根の設計方法。
  6. 請求項5に記載の設計方法によって設計した羽根を、円筒状のハブの外周面に周方向へ間隔をあけて複数設け、流入した液体の相対速度を増速させて流出させる増速翼列、又は流入した液体の相対速度を減速させて流出させる減速翼列を形成する、ターボ機械の羽根車の製造方法。
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