JP2021062795A - 車両の制御装置及び、制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気密度が低い環境下においても、車両の駆動力を効果的に確保する。【解決手段】エンジン10と、前記駆動輪にトルクを伝達可能なモータ9と、コンプレッサ42、タービン41及び、電動発電機44を有する電動過給機50と、エンジン10に吸入される空気密度の指標を取得する指標取得部93、110と、取得される空気密度の指標が低下するに従い、エンジン10の出力トルクを制限するトルク制限制御を実施するトルク制限制御部130と、トルク制限制御が実施されると、電動発電機44を発電機として駆動して回生電力を発電させる発電制御部140と、トルク制限制御が実施されると、発電される回生電力を用いてモータ9を駆動させ、駆動輪に補助トルクを伝達する補助トルク制御部150とを備えた。【選択図】図3

Description

本開示は、車両の制御装置及び、制御方法に関し、特に、過給機付きエンジンを搭載した車両の制御装置及び、制御方法に関するものである。
一般に、エンジンの過給機は、排気のエネルギを用いて回転するタービンと、タービンと一体回転するコンプレッサとを備えており、コンプレッサにより加圧される吸気を気筒内に供給することにより、エンジンの出力向上が図られるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2004−208420号公報
過給機付きエンジンにおいては、例えば、空気密度の低い高地等を車両が走行する際に、エンジンの燃焼に必要な酸素濃度を確保しづらくなることで、エンジンの出力が低地走行時よりも低下してしまう課題がある。また、空気密度の低い高地等では、タービンやコンプレッサの回転抵抗が減少し、これに伴い過給機が過回転状態となる場合もあり、可変翼等で過給機の回転速度を抑制(目標過給圧を低下)しなければならない課題もある。このため、高地等の低気圧環境下においては、エンジンの燃料噴射量に制限を設ける必要があり、エンジンの出力トルク低下に伴い、車両の駆動力も低下するといった課題がある。
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空気密度が低い環境下においても、車両の駆動力を効果的に確保することを目的とする。
本開示の制御装置は、車両の駆動輪にトルクを伝達可能なエンジンと、前記駆動輪にトルクを伝達可能なモータと、前記エンジンの吸気系に設けられたコンプレッサ、前記エンジンの排気系に設けられたタービン及び、前記コンプレッサと前記タービンとを連結する回転軸に設けられた電動発電機を有する電動過給機と、前記エンジンに吸入される空気密度の指標を取得する指標取得手段と、取得される前記空気密度の指標が低下するに従い、前記エンジンの出力トルクを制限するトルク制限制御を実施するトルク制限制御部と、前記トルク制限制御が実施されると、前記電動発電機を発電機として駆動して回生電力を発電させる発電制御部と、前記トルク制限制御が実施されると、発電される前記回生電力を用いて前記モータを駆動させ、前記駆動輪に補助トルクを伝達する補助トルク制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記指標取得手段は、前記空気密度の指標として大気圧を取得し、前記トルク制限制御部は、取得される前記大気圧に基づいて前記トルク制限制御を実施することが好ましい。
また、前記指標取得手段は、前記空気密度の指標として前記車両の高度を取得し、前記トルク制限制御部は、取得される前記高度に基づいて前記トルク制限制御を実施することが好ましい。
本開示の制御方法は、車両の駆動輪にトルクを伝達可能なエンジンと、前記駆動輪にトルクを伝達可能なモータと、前記エンジンの吸気系に設けられたコンプレッサ、前記エンジンの排気系に設けられたタービン及び、前記コンプレッサと前記タービンとを連結する回転軸に設けられた電動発電機を有する電動過給機と、を搭載した車両の制御方法であって、前記エンジンに吸入される空気密度の指標を取得し、取得される前記空気密度の指標が低下するに従い、前記エンジンの出力トルクを制限するトルク制限制御を実施し、前記トルク制限制御を実施すると、前記電動発電機を発電機として駆動して回生電力を発電させると共に、発電される前記回生電力を用いて前記モータを駆動させ、前記駆動輪に補助トルクを伝達することを特徴とする。
本開示の技術によれば、空気密度が低い環境下においても、車両の駆動力を効果的に確保することができる。
本実施形態に係る車両の動力伝達系を示す模式的な全体構成図である。 本実施形態に係る車両に搭載されたエンジンの吸排気系を示す模式的な全体構成図である。 本実施形態に係る制御装置及び、関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。 本実施形態に係る補助トルク付与制御の処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る車両の制御装置及び、制御方法を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[車両]
図1(A)は、本実施形態に係る車両1の動力伝達系の一例を示す模式的な全体構成図である。
図1(A)に示すように、車両1は、駆動力源としてエンジン10及び、モータジェネレータ9(本開示のモータの一例)を搭載したハイブリッド車両(HEV)である。エンジン10の不図示のクランクシャフトには、クラッチ装置2を介して変速機3が断接可能に接続されている。変速機3の出力軸には、プロペラシャフト4、デファレンシャルギヤ装置5及び、左右の駆動軸6L,6Rを介して左右の駆動輪7L,7Rがそれぞれ接続されている。
すなわち、エンジン10の出力トルクが、クラッチ装置2から変速機3に伝達されて所望のギヤ比で減速又増速された後、プロペラシャフト4、デファレンシャルギヤ装置5及び、左右の駆動軸6L,6Rを介して左右の駆動輪7L,7Rに駆動力として伝達されるようになっている。なお、車両1は、後輪駆動車に限定されず、前輪駆動車、四輪駆動車、或いは、後二軸駆動車等であってもよい。
モータジェネレータ9は、動力取出機構(PTO機構)8を介して変速機3に接続されている。モータジェネレータ9は、インバータ18を介して車載バッテリ16に接続されている。モータジェネレータ9は、車両1の制動時には発電機として駆動する。モータジェネレータ9により発電された回生電力は、バッテリ残容量(SOC)に応じて車載バッテリ16に蓄電されたり、或いは、不図示の電装品等に供給されたりする。
また、モータジェネレータ9は、車両1の加速走行時等には、車載バッテリ16から供給される電力により電動機として力行駆動する。モータジェネレータ9の出力トルクは、PTO機構8から変速機3、プロペラシャフト4等を介して駆動輪7L,7Rに駆動力として伝達される。なお、ハイブリッド車両の構成は、図1(A)に示す例に限定されず、図1(B)に示すような、モータジェネレータ9がクラッチ装置2と自動変速機3との間に設けられた構造、或いは、図示は省略するが、モータジェネレータ9がエンジン10とクラッチ装置2との間に設けられた構造や、変速機3とプロペラシャフト4との間に設けられた構造、或いは、図1(C)に示すような、左右一対のモータジェネレータ9L,9Rが駆動軸6L,6R(又は、駆動輪7L,7R)にそれぞれ設けられた構造等、他の構成のハイブリッド車両であってもよい。
[エンジンの吸排気系]
図2は、本実施形態に係る車両1に搭載されたエンジン10の吸排気系を示す模式的な全体構成図である。
エンジン10は、主としてシリンダヘッドCH及び、何れも不図示のシリンダブロックやクランクケース等で構成されたエンジン本体部を有する。シリンダブロックには、複数の気筒Cが設けられており、各気筒Cには、図示しないピストンが往復移動自在に収容されている。ピストンは、不図示のコネクティングロッドやクランクアーム等を介してクランクシャフト11に連結されており、ピストンの往復運動が回転運動に変換されてクランクシャフト11に伝達されるようになっている。
なお、エンジン10は、図示例の直列多気筒エンジンに限定されず、V型エンジン或は水平対向型エンジン等であってもよい。また、エンジン10は、多気筒エンジンに限定されず、単気筒エンジンであってもよい。
クランクシャフト11には、駆動プーリ12が設けられている。駆動プーリ12には、ベルト13及び、従動プーリ14を介してオルタネータ15が接続されている。オルタネータ15により発電される電力は、SOCに応じて車載バッテリ16に蓄電されたり、或いは、不図示の電装品に供給されたりする。車載バッテリ16の定格電圧は、24V又は12Vの何れであってもよい。なお、オルタネータ15は、車両1の加速時等にエンジン10のトルクをアシストする走行用モータとして機能させることも可能である。
シリンダヘッドCHの吸気側の側部には、不図示の吸気ポートに吸気を分配する吸気マニホールド20が設けられている。吸気マニホールド20には、吸気上流側から順に、エアクリーナ21、上流吸気通路22、電動過給機40のコンプレッサ42、下流吸気通路23等が接続されている。下流吸気通路23には、コンプレッサ42により圧送される吸気を冷却するインタークーラ24が設けられている。インタークーラ24は、水冷式又は空冷式の何れであってもよい。
下流吸気通路23には、吸気スロットルバルブ25が設けられている。吸気スロットルバルブ25の開閉作動は、制御装置100からの指令に応じて制御される。
シリンダヘッドCHの排気側の側部には、各気筒Cから排気ポートを介いて排出される排気を集合させる排気マニホールド30が設けられている。排気マニホールド30には、排気上流側から順に、上流排気通路31、電動過給機40のタービン41、接続排気通路32、後処理装置33、下流排気通路34等が接続されている。下流排気通路34には、何れも不図示の消音器やテールパイプ等が設けられている。なお、過給機40のタービンハウジングを排気マニホールド30に直接接続する場合には、上流排気通路31を省略してもよい。
電動過給機40は、排気により駆動するタービン41と、タービン41にターボ軸43で一体回転可能に連結されたコンプレッサ42と、ターボ軸43に設けられた電動発電機44とを備えている。電動発電機44は、車載バッテリ16から供給される電力により電動機として駆動し、コンプレッサ42を回転させることに吸気を圧送する。また、電動発電機44は、排気によりタービン41が回転することにより発電機として駆動する。電動発電機44により発電される回生電力は、SOCに応じて車載バッテリ16に蓄電されたり、不図示の電装品等に供給されたりする。なお、電動過給機40は、図示例のコンベンショナルタイプに限定されず、可変翼を備える可変容量型タイプであってもよい。
車両1には、各種センサ類が設けられている。エンジン回転数センサ90は、クランクシャフト11からエンジン回転数Neを検出する。アクセル開度センサ91は、不図示のアクセルペダルの踏み込み量に応じたアクセル開度Ac(要求トルク)を検出する。車速センサ92は、プロペラシャフト4(図1に示す)から、車両1の車速Vを検出する。大気圧センサ93(指標取得手段の一例)は、大気圧Pを検出する。ブレーキセンサ94は、不図示のブレーキペダルの踏み込みから不図示のフットブレーキ装置のON/OFFを検出する。これら各センサ90〜94のセンサ値は、電気的に接続された制御装置100に送信される。
[制御装置]
図3は、本実施形態に係る制御装置100及び、関連する周辺構成を示す模式的な機能ブロック図である。
制御装置100は、例えば、コンピュータ等の演算を行う装置であり、互いにバス等で接続されたCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、出力ポート等を備え、プログラムを実行する。
また、制御装置100は、プログラムの実行により、指標取得部110と、燃料噴射制御部120と、トルク制限制御部130と、電動過給機制御部140と、モータジェネレータ制御部150とを備える装置として機能する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアである制御装置100に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
指標取得部110(指標取得手段の一例)は、エンジン10の気筒Cに吸入される空気密度の指標を取得する。具体的には、指標取得部110は、エンジン10に吸入される空気密度の指標として、大気圧センサ93から送信される大気圧Pを取得する。指標取得部110により取得される大気圧Pは、燃料噴射制御部120に送信される。
なお、空気密度の指標としては、車両1の現在位置から高度を取得してもよい。車両1の高度は、例えば、車両1に搭載される不図示のカーナビゲーションシステムの地図情報や、車両1に搭載される不図示のGPS(Global Positioning System)受信機により検知される現在位置情報等に基づいて取得すればよい。
燃料噴射制御部120は、エンジン回転数センサ90やアクセル開度センサ91により取得されるエンジン10の運転状態に基づいて、エンジン10(不図示のインジェクタ)の燃料噴射量や噴射タイミング等を制御する燃焼制御を実施する。
トルク制限制御部130は、指標取得部110から送信される空気密度の指標としての大気圧Pが所定の閾値以下に低下すると、上述の燃料噴射制御部120によるエンジン10の出力トルクを制限するトルク制限制御を実施する。具体的には、トルク制限制御部130は、指標取得部110から送信される大気圧Pが所定の閾値以下に低下すると、該大気圧Pが低くなるに従い、言い換えれば、車両1の高度が高くなるに従い、エンジン10の目標過給圧を低下させ、燃料噴射量を制限(噴射量上限値を低く設定)する。このように、エンジン10の空気密度が低下する低気圧環境下において、燃料噴射量を制限するトルク制限制御を実施することにより、筒内空燃比が過剰なリッチ状態となることを効果的に抑止することが可能になる。
電動過給機制御部140(発電制御部)は、エンジン回転数センサ90やアクセル開度センサ91により取得されるエンジン10の運転状態に基づいて、電動過給機40の駆動を制御する。本実施形態において、電動過給機制御部140は、大気圧Pが所定の閾値以下に低下し、これに伴い、トルク制限制御部130によりトルク制限制御が実施されると、電動過給機40の電動発電機44を排気エネルギにより発電機として駆動させ、電動発電機44に回生電力を発電させる。電動発電機44により発電される回生電力は、SOCに応じてモータジェネレータ9に供給されたり、或いは、車載バッテリ16に蓄電されたりする。このように、大気圧Pが閾値以下となる高地等において、背圧の低下によりエンジン10の高負荷運転領域でタービン41が過回転となる状態を利用し、電動発電機44を発電駆動させることにより、発電しながら回転を効果的に抑制することが可能になる。また、得られる回生電力でモータジェネレータ9を効率的に力行駆動させることも可能になる。
モータジェネレータ制御部150(補助トルク制御部)は、アクセル開度センサ91から送信されるアクセル開度Ac、車速センサ92から送信される車速V、ブレーキセンサ94から送信されるON/OFF信号等に基づいて、モータジェネレータ9の駆動を制御する。
具体的には、モータジェネレータ制御部150は、例えば、車両1が加速走行する際には、アクセル開度Acや車速V等に応じた力行トルクを発生させ、エンジン10の出力トルクをアシストするように、モータジェネレータ9の駆動を制御する。また、モータジェネレータ制御部150は、例えば、車両1が減速走行する際には、車速V等に応じた回生トルクを発生させるようにモータジェネレータ9の駆動を制御する。
さらに、モータジェネレータ制御部150は、トルク制限制御部130によりエンジン10のトルク制限制御が実施されると、アクセル開度センサ91から送信されるアクセル開度Ac(要求トルク)に対して、エンジン10の出力トルクでは不足する分を、モータジェネレータ9の力行トルクによってアシストするように、モータジェネレータ9の駆動を制御する。
このように、エンジン10の空気密度が低下する低気圧環境下等、車両1が高地を走行する際に、電動過給機40の電動発電機44を発電駆動させると共に、得られる回生電力でモータジェネレータ9を力行駆動させ、エンジン10の出力トルクをモータジェネレータ9によりアシストすることで、車載バッテリ16の電力消費を抑えつつ、車両1の駆動力を効果的に確保することが可能になる。
次に、図4に基づいて、本実施形態に係る補助トルク付与制御の処理の流れを説明する。
ステップS100では、車両1が走行中か否かを判定する。車両1が走行中か否かは、車速センサ92により取得される車速Vに基づいて判定すればよい。車速Vが0(ゼロ)よりも大きければ(Yes)、車両1を走行中と判定し、本制御はステップS110の処理に進む。一方、車速Vが0(ゼロ)であれば(No)、車両1を停車中と判定し、本制御はステップS100の判定処理を繰り返す。
ステップS110では、エンジン10の空気密度の指標としての大気圧Pが所定の閾値以下にあるか否かを判定する。大気圧Pが所定の閾値以下の場合(Yes)、本制御はステップS120の処理に進む。一方、大気圧Pが所定の閾値を超えている場合(No)、本制御はリターンされる。
ステップS120では、気圧Pが低くなるほど、言い換えれば、車両1の高度が高くなるほど、エンジン10の目標過給圧を低下させて、エンジン10の燃料噴射量を制限するトルク制限制御を実行する。
次いで、ステップS130では、電動過給機40の電動発電機44を排気エネルギにより発電機として駆動し、電動発電機44によって回生電力を発電する。
次いで、ステップS140では、アクセル開度Ac(要求トルク)に対して、エンジン10の出力トルクが不足する分を、モータジェネレータ9によりアシストする補助トルク付与制御を実行する。この際、モータジェネレータ9を駆動させる電力は、ステップS130で得られる回生電力を用いてもよく、或いは、SOCに応じて車載バッテリ16に蓄電されている電力を用いてもよい。
なお、ステップS120〜S140の各処理は、順不同であり、これら各処理を同時に開始してもよい。
次いで、ステップS150では、エンジン10の空気密度の指標としての大気圧Pが所定の閾値よりも上昇したか否かを判定する。大気圧Pが依然として所定の閾値以下の場合(No)、本制御はステップS120の処理に戻される。一方、大気圧Pが所定の閾値よりも上昇した場合(Yes)、本制御はステップS160の処理に進む。
ステップS160では、トルク制限制御を解除し、エンジン10、電動過給機50及び、モータジェネレータ9の駆動を通常制御に切り替えて、その後、本制御はリターンされる。
以上詳述した本実施形態によると、エンジン10の空気密度が低下する低気圧環境下等、車両1が高地等を走行する際に、エンジン10の燃料噴射量を制限するトルク制限制御が実施されると、電動過給機40を排気エネルギにより発電駆動させる。さらに、電動発電機44により得られる回生電力はモータジェネレータ9に供給され、エンジン10の出力トルクが不足する分をモータジェネレータ9によりアシストする補助トルク付与制御を実施するように構成されている。
これにより、車両1が高地等を走行する際に、背圧の低下によりエンジン10の高負荷運転領域でタービン41が過回転となる状態を利用し、電動発電機44を発電駆動させることにより、発電しながら回転を効果的に抑制することが可能になる。高地等でエンジン10のトルク制限制御が実施されても、電動過給機40の発電駆動により車載バッテリ16の電力消費を効果的に抑えつつ、モータジェネレータ9により車両1の駆動力を効果的に確保することが可能になる。また、車両1が高地を走行する場合においても、低地走行時と同等の駆動力が確保されることで、車両1の加速性を効果的に維持できるようになり、ドライバーフィーリングの向上を図ることも可能になる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することが可能である。
例えば、車両1に搭載されたエンジン10は、電動過給機40を一段のみ備えるものを例示したが、エンジン10は、多段過給システムであってもよい。
1 車両
9 モータジェネレータ(モータ)
10 エンジン
20 吸気マニホールド
21 エアクリーナ
22 上流吸気通路
23 下流吸気通路
30 排気マニホールド
31 上流排気通路
32 接続排気通路
40 電動過給機
41 タービン
42 コンプレッサ
44 電動発電機
90 エンジン回転数センサ
91 アクセル開度
92 車速セン
93 大気圧センサ(指標取得手段)
94 ブレーキセンサ
100 制御装置
110 指標取得部(指標取得手段)
120 燃料噴射制御部
130 トルク制限制御部
140 電動過給機制御部(発電制御部)
150 モータジェネレータ制御部(補助トルク制御部)

Claims (4)

  1. 車両の駆動輪にトルクを伝達可能なエンジンと、
    前記駆動輪にトルクを伝達可能なモータと、
    前記エンジンの吸気系に設けられたコンプレッサ、前記エンジンの排気系に設けられたタービン及び、前記コンプレッサと前記タービンとを連結する回転軸に設けられた電動発電機を有する電動過給機と、
    前記エンジンに吸入される空気密度の指標を取得する指標取得手段と、
    取得される前記空気密度の指標が低下するに従い、前記エンジンの出力トルクを制限するトルク制限制御を実施するトルク制限制御部と、
    前記トルク制限制御が実施されると、前記電動発電機を発電機として駆動して回生電力を発電させる発電制御部と、
    前記トルク制限制御が実施されると、発電される前記回生電力を用いて前記モータを駆動させ、前記駆動輪に補助トルクを伝達する補助トルク制御部と、を備える
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記指標取得手段は、前記空気密度の指標として大気圧を取得し、
    前記トルク制限制御部は、取得される前記大気圧に基づいて前記トルク制限制御を実施する
    請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記指標取得手段は、前記空気密度の指標として前記車両の高度を取得し、
    前記トルク制限制御部は、取得される前記高度に基づいて前記トルク制限制御を実施する
    請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 車両の駆動輪にトルクを伝達可能なエンジンと、前記駆動輪にトルクを伝達可能なモータと、前記エンジンの吸気系に設けられたコンプレッサ、前記エンジンの排気系に設けられたタービン及び、前記コンプレッサと前記タービンとを連結する回転軸に設けられた電動発電機を有する電動過給機と、を搭載した車両の制御方法であって、
    前記エンジンに吸入される空気密度の指標を取得し、取得される前記空気密度の指標が低下するに従い、前記エンジンの出力トルクを制限するトルク制限制御を実施し、前記トルク制限制御を実施すると、前記電動発電機を発電機として駆動して回生電力を発電させると共に、発電される前記回生電力を用いて前記モータを駆動させ、前記駆動輪に補助トルクを伝達する
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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