JP2021062653A - 軌道生成装置、軌道生成方法及び軌道生成プログラム - Google Patents

軌道生成装置、軌道生成方法及び軌道生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】走行軌道を生成するための演算負荷を軽減する軌道生成装置の提供。
【解決手段】車両3の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道Xを、生成する軌道生成装置1は、将来走行における制約条件を外した走行軌道Xとして、基準の応答パラメータQ,Rに基づく基準軌道Xを、演算する基準演算ブロック100と、制約条件に従って基準軌道Xを時系列に修正する修正量の走行軌道Xとして、基準軌道Xとは異なる応答パラメータQ,Rに基づく修正軌道Xを、演算する修正演算ブロック140と、基準軌道Xに修正軌道Xを重畳した走行軌道Xとして、車両3に追従させる目標軌道Xを、演算する目標演算ブロック160と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、車両の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道を、生成する技術に関する。
従来、将来走行において車両に追従させる走行軌道を生成する技術は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示の技術では、車線情報に基づく規範軌道を制約情報により修正することで、車両に追従させる走行軌道を生成している。
特開2018−140735号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、規範軌道に対して制約情報を一種類ずつ反映させている。そのため、規範軌道上の予測点数をNとすると、最終的な走行軌道を生成するのに必要な最大演算回数は、2以上に達する可能性があった。
本開示の課題は、走行軌道を生成するための演算負荷を軽減する軌道生成装置を、提供することにある。本開示の別の課題は、走行軌道を生成するための演算負荷を軽減する軌道生成方法を、提供することにある。本開示のさらに別の課題は、走行軌道を生成するための演算負荷を軽減する軌道生成プログラムを、提供することにある。
以下、課題を解決するための本開示の技術的手段について、説明する。尚、特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
本開示の第一態様は、
車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成する軌道生成装置(1)であって、
将来走行における制約条件を外した走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算する基準演算部(100)と、
制約条件に従って基準軌道を時系列に修正する修正量の走行軌道として、基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算する修正演算部(140)と、
基準軌道に修正軌道を重畳した走行軌道として、車両に追従させる目標軌道(X)を、演算する目標演算部(160)と、を備える。
本開示の第二態様は、
プロセッサ(12)により実行される方法として、車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成する軌道生成方法であって、
将来走行における制約条件を外した走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算し(S101)、
制約条件に従って基準軌道を時系列に修正する修正量の走行軌道として、基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算し(S103)、
基準軌道に修正軌道を重畳した走行軌道として、車両に追従させる目標軌道(X)を、演算する(S104)、ことを含む。
本開示の第三態様は、
車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成するために記憶媒体(10)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を、含む軌道生成プログラムであって、
命令は、
将来走行における制約条件を外した走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算させ(S101)、
制約条件に従って基準軌道を時系列に修正する修正量の走行軌道として、基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算させ(S103)、
基準軌道に修正軌道を重畳した走行軌道として、車両に追従させる目標軌道(X)を、演算させる(S104)、ことを含む。
これら第一〜第三態様によると、将来走行における制約条件を外した基準軌道を制約条件に従って時系列に修正する修正量の走行軌道として、修正軌道が当該基準軌道とは応答パラメータを異ならせて演算される。これにより制約条件は、その種類によらず一挙に修正軌道の演算へと反映させられ得る。故に、基準軌道に修正軌道を重畳させて目標軌道を生成するまでの演算負荷を、軽減することが可能となる。
一実施形態による軌道生成装置の全体構成を示すブロック図である。 一実施形態による軌道生成装置の詳細構成を示すブロック図である。 一実施形態による走行軌道を説明するための模式図である。 一実施形態による基準軌道を説明するための模式図である。 一実施形態による制約条件を説明するための模式図である。 一実施形態による基準軌道及び修正軌道を対比するためのグラフである。 一実施形態による修正軌道を説明するための模式図である。 一実施形態による目標軌道を説明するための模式図である。 一実施形態による目標軌道に追従した車両制御を説明するための模式図である。 一実施形態による軌道生成方法を示すフローチャートである。 一実施形態(a)による作用効果を比較例(b)と対比するためのグラフである。
以下、一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように一実施形態による軌道生成装置1は、走行制御装置2と共に、車両3に搭載される。軌道生成装置1は、車両3の将来走行において追従させる走行軌道を、生成する。走行制御装置2は、軌道生成装置1の生成した走行軌道に追従する走行制御を、車両3に対して実行する。車両3は、走行制御装置2から走行制御を受けることで定常的若しくは一時的に走行路4を自動走行可能となる、例えば自動運転車両又は高度運転支援車両等である。
車両3には、軌道生成装置1及び走行制御装置2に加えて、センサ系5が搭載される。センサ系5は、軌道生成装置1による軌道生成及び走行制御装置2による走行制御に活用可能な各種情報を、取得する。図2に示すようにセンサ系5は、外界センサ50及び内界センサ52を含んで構成される。
外界センサ50は、車両3の周辺環境となる外界の情報を、生成する。外界センサ50は、車両3の外界に存在する物体を検知することで、外界情報を生成してもよい。この検知タイプの外界センサ50は、例えばカメラ、LIDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダ及びソナー等のうち、少なくとも一種類である。外界センサ50は、車両3の外界に存在するGNSS(Global Navigation Satellite System)の人工衛星又はITS(Intelligent Transport Systems)の路側機から信号受信することで、外界情報を生成してもよい。この受信タイプの外界センサ50は、例えばGNSS受信機、及びテレマティクス受信機等のうち、少なくとも一種類である。
内界センサ52は、車両3の内部環境となる内界の情報を、生成する。内界センサ52は、車両3の内界において特定の運動物理量を検知することで、内界情報を生成してもよい。この検知タイプの内界センサ52は、例えばジャイロ、走行速度センサ、加速度センサ及び舵角センサ等のうち、少なくとも一種類である。
こうしたセンサ系5の取得情報に基づくことで、軌道生成装置1により生成されて走行制御装置2へと出力される走行軌道は、将来走行における車両3の運動物理量を時系列に規定する。具体的に走行軌道は、現在の時系列点から設定数先の時系列点までの領域を将来予測領域として、生成される。即ち、図3に白丸で示す走行軌道上の時系列点は、走行軌道を与える予測点であるともいえる。将来予測領域に含まれる各時系列点がインデックスkにより識別されるとすると、現在のk=0における時系列点及び設定数先のk=Nにおける時系列点は、それぞれ走行軌道の始端位置及び終端位置となる。
走行軌道は、車両3の各種運動物理量のうち特定の運動物理量に関して、所望の応答特性を与えるように、将来予測領域内における各時系列点でのベクトル値又はスカラー値を規定する。走行軌道により規定される車両3の運動物理量は、例えば走行路4に対する相対的な横位置又はヨー角、走行速度、加速度、走行距離、舵角等のうち、少なくとも一種類である。但し、理解を容易にするために本実施形態は、走行路4に対する相対的な横位置の走行軌道を軌道生成装置1により生成する場合を例にとって、以下に説明されるものとする。尚、走行路4に対する相対的な横位置は、走行路4の幅方向において中央位置(図3の破線参照)からの相対位置として定義され、以下の説明では単に横位置と表記される。また、走行路4に対する相対的なヨー角は、走行路4の中央線と、車両3の幅方向において中心線(図3の一点鎖線参照)との相対角度として定義され、以下の説明では単にヨー角と表記される。
時刻kにおける横位置及びヨー角がそれぞれe[k]及びθ[k]と表される場合に、それら横位置及びヨー角の間には、近似的に次の式1が成立する。式1においてκ[k]は、走行路4の曲率である。式1においてκ[k]は、車両3が描くべき曲率である。式1においてΔは、時系列点の時間間隔である。こうした式1の成立下、kが1からNまでの各時系列点での横位置e[k]を用いて当該位置の走行軌道Xは、次の式2により定義される。
Figure 2021062653
車両3の運動状態を表す状態量x[k]及び車両3の運転操作を表す操作量u[k]が、それぞれ次の式3及び式4により定義される場合、次の式5〜式7により式1は線形近似される。この近似下、将来予測領域において横位置e[k]の走行軌道Xに関する評価指標Jは、次の式8により表される。式8においてパラメータ行列Qは、走行路4の幅方向中央位置に走行軌道Xを接近させる作用を調整する、応答パラメータである。式8においてパラメータ係数Rは、走行軌道Xの変化における急峻度合いを調整する、応答パラメータである。こうした式8の表す評価指標Jは、パラメータ行列Q及びパラメータ係数Rの設定に応じて良しとする走行軌道Xの応答特性を、決めることになる。尚、走行路4の幅方向中央位置は、以下の説明では単に中央位置と表記される。
Figure 2021062653
kが0からN―1までの各時系列点における操作量u[k]を用いて、操作量u[k]の走行軌道Uが式9により定義される場合、式5及び式8が整理されることで、次の式10〜式12が得られる。即ち、将来予測領域において横位置e[k]の走行軌道Xに関する評価指標Jは、式11及び式12の代入される式10によっても、表すことができる。
Figure 2021062653
このような評価指標Jを最良(即ち、式8及び式10では最小)とする走行軌道Xを生成するために、図1に示す軌道生成装置1は、少なくとも一つのECU(Electronic Control Unit)から構成される。軌道生成装置1を構成するECUは、車両3の自己位置を推定するロケータのECU、又は車両3と外界との間の通信を制御するECUであってもよい。これらのECUの場合に軌道生成装置1は、例えばLAN(Local Area Network)、ワイヤハーネス及び内部バス等のうち、少なくとも一種類を介して、走行制御装置2及びセンサ系5に接続される。軌道生成装置1を構成するECUは、走行制御装置2としての機能も担うECUであってもよい。このECUの場合に軌道生成装置1は、例えばLAN、ワイヤハーネス及び内部バス等のうち、少なくとも一種類を介して、センサ系5に接続される。
軌道生成装置1は、メモリ10及びプロセッサ12を、少なくとも一つずつ含んで構成される、専用のコンピュータである。メモリ10は、コンピュータにより読み取り可能なプログラム及びデータ等を非一時的に格納又は記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体及び光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。プロセッサ12は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)及びRISC(Reduced Instruction Set Computer)−CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。プロセッサ12は、メモリ10に格納された軌道生成プログラムに含まれる複数の命令を、実行する。これにより軌道生成装置1は、走行軌道Xを生成するための機能ブロックを、複数構築する。このように軌道生成装置1では、走行軌道Xを生成するためにメモリ10に格納された軌道生成プログラムが複数の命令をプロセッサ12に実行させることで、複数の機能ブロックが構築される。
図2に示すように、軌道生成装置1により構築される複数の機能ブロックには、基準演算ブロック100、制約演算ブロック120、修正演算ブロック140及び目標演算ブロック160が含まれる。
基準演算ブロック100は、車両3の将来走行における制約条件(後に詳述)を外した走行軌道Xとして、基準の応答パラメータに基づく基準軌道Xを、演算する。具体的に基準演算ブロック100は、評価指標Jを表す式10のうち応答パラメータであるパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rとして、基準軌道Xを演算するためのパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを、設定する。パラメータ行列Q及びパラメータ係数Rは、例えば実験結果若しくはシミュレーション結果、又はそれらの結果に基づく時刻点毎の演算により、それぞれ式13及び式14を満たす適値に、設定される。尚、式13は、パラメータ行列Qが半正定行列であることを設定要件とするための、条件式である。
Figure 2021062653
パラメータ行列Q及びパラメータ係数Rの設定下にて基準演算ブロック100は、基準軌Xに対する評価指標Jが最良となる操作量u[k]の走行軌道Uを、次の式15により演算する。基準演算ブロック100は、走行軌道Uの演算結果を用いて、基準の評価指標Jが最良となる横位置e[k]の基準軌道Xを、次の式16及び式17により演算する。これら軌道U,Xの演算では、各センサ50,52からの出力情報のうち少なくとも外界情報に基づくことで、式16及び式17の状態量x[0]が求められる。図4は、車両3に対する制約が障害物6の回避(後に詳述)となる場合に、当該制約を無視して演算される基準軌道Xの例を、各時系列点での横位置e[k]と併せて図示している。尚、図4においてドットハッチングの付された領域は、車両3に対して本来、制約の与えられるべき領域を示している。
Figure 2021062653
図2に示す制約演算ブロック120は、車両3の将来走行、即ち将来予測領域での走行において予測される制約を、判断する。このとき制約演算ブロック120は、車両3の将来予測領域での走行に影響する制約として、例えば障害物6の回避、他車両とのインタラクション、及び法律上の走行制限等のうち、少なくとも一種類を判断する。但し、理解を容易にするために本実施形態は、障害物6の回避を制約と判断する場合を例にとって、以下に説明されるものとする。
判断した制約により制約演算ブロック120が走行軌道Xに制限を与える条件として、kが1からNまでの各時系列点での横位置e[k]に関する制約条件は、次の式18により定義される。式18においてe[k]及びe[k]は、それぞれ図5に示す横位置e[k]の上限位置及び下限位置である。こうした式18による定義下、kが1からNまでの各時系列点における上限位置e[k]及び下限位置e[k]を用いて、走行軌道Xの上限軌道X及び下限軌道Xがそれぞれ次の式19及び式20により定義される場合、次の式21〜式24が得られる。そこで制約演算ブロック120は、式17及び式22〜式24の代入される式21により制約条件を与えるように、上限軌道X及び下限軌道Xを演算する。
Figure 2021062653
具体的に制約演算ブロック120は、各センサ50,52からの出力情報のうち少なくとも外界情報に基づくことで、将来予測領域の走行路4における左右両側限界(即ち、左右両側縁)の横位置を演算する。それと共に制約演算ブロック120は、外界センサ50からの外界情報に基づくことで、走行路4における障害物6の有無を判定する。
走行路4の中央位置よりも左側にて障害物6が存在する場合(図5参照)に制約演算ブロック120は、外界センサ50からの外界情報のうち当該左側障害物6の表面情報に基づくことで、将来予測領域の走行路4における障害物6の横位置を演算する。制約演算ブロック120は、演算した障害物6及び左側限界の各横位置のうち、各時系列点において車両3に近い側の横位置を、上限起点位置に設定する。制約演算ブロック120は、この設定した上限起点位置から走行路4の中央位置側へと向かって、車両3の半幅及び安全マージン幅の和を差し引くことで、各時系列点での上限軌道Xを決定する。
一方、走行路4の中央位置よりも左側には障害物6が存在しない場合に制約演算ブロック120は、演算した左側限界の横位置を、上限起点位置に設定する。制約演算ブロック120は、この設定した上限起点位置から走行路4の中央位置側へと向かって、車両3の半幅及び安全マージン幅の和を差し引くことで、各時系列点における横位置の上限軌道Xを決定する。
走行路4の中央位置よりも右側にて障害物6が存在する場合に制約演算ブロック120は、左側障害物6が存在する場合の上記処理において、左側、上限起点位置及び上限軌道Xをそれぞれ右側、下限起点位置及び下限軌道Xと読み替えた処理を、実行する。一方、走行路4の中央位置よりも右側には障害物6が存在しない場合に制約演算ブロック120は、左側障害物6が存在しない場合の上記処理において、左側、上限起点位置及び上限軌道Xをそれぞれ右側、下限起点位置及び下限軌道Xと読み替えた処理を、実行する。
ここで制約条件として、横位置e[k]とは異なる種類の運動物理量が横位置e[k]に追加して考慮される場合、当該運動物理量に応じて式17〜式20及び式22〜式24は変更される。例えば式1のうち、kが1からNまでの各時系列点でのヨー角θ[k]に関する制約条件が追加される場合、当該制約条件は、次の式25により定義される。式25においてθ[k]及びθ[k]は、それぞれヨー角θ[k]の上限角及び下限角である。こうした式25による定義下、kが1からNまでの各時系列点における上限角θ[k]及び下限角θ[k]を用いて、ヨー角θ[k]の上限軌道Θ及び下限軌道Θは、それぞれ次の式26及び式27により定義される。この場合、式22〜式24に代わる次の式28〜式30と、式17に代わる次の式31とが、得られる。そこで制約演算ブロック120は、式28〜式31の代入される式20により横位置e[k]及びヨー角θ[k]に関する制約条件を与えるように、上限軌道X,Θ及び下限軌道X,Θを演算する。尚、上限軌道Θ及び下限軌道Θの具体的演算処理は、上述した上限軌道X及び下限軌道Xの具体的演算処理に準じたものとなるので、割愛する。
Figure 2021062653
図2に示す修正演算ブロック140は、基準演算ブロック100により演算の基準軌道Xを、制約演算ブロック120により演算の制約条件に従って時系列に修正するために、修正軌道Xを演算する。このとき修正演算ブロック140は、基準軌道Xに対する横位置修正量の走行軌道Xとして、基準軌道Xとは異なる応答パラメータに基づく修正軌道Xを、演算する。
具体的に修正演算ブロック140は、評価指標Jを表す式10のうち応答パラメータであるパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rとして、修正軌道Xを演算するためのパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを、基準のパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rとは異ならせる。このとき修正演算ブロック140は、図6に示すように基準軌道Xよりも修正軌道Xを急峻側に変化させる応答特性として、車両3に対する操作量u[k]が基準軌道Xよりも大きくなる修正軌道Xを与えるように、パラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを設定する。これらパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rの設定は、基準軌道Xとは異なる応答特性を最良とするように評価指標Jを設計することを、意味する。
こうした設定において修正演算ブロック140は、Nステップスキーム(後に詳述)の成立条件としてNステップベクトルpが存在する評価指標Jを与えるように、次の式32〜式35を満たすパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを、設定する。このとき、修正行列Mがパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを用いて次の式36により定義される場合、次の式37を成立させるパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rを設定することにより、Nステップベクトルpを存在させる修正行列Mが得られることとなる。式37においてMααは、修正行列Mのうち、インデックス集合αに対応する部分行列である。そこで式37は、この部分行列Mααが正定行列となる全てのインデックス集合αに対して、成立する条件式となる。式37においてpαは、Nステップベクトルpのうち、インデックス集合αに対応する部分ベクトルである。尚、式33は、パラメータ行列Qが半正定行列であることを設定要件とするための、条件式である。
Figure 2021062653
パラメータ行列Q及びパラメータ係数Rの設定下にて修正演算ブロック140は、修正ベクトルλを用いた次の式38により、横位置修正量e[k]の修正軌道Xを演算する。このとき、走行軌道Xとして目標演算ブロックの生成する目標軌道X(後に詳述)が次の式39により定義される場合、修正軌道Xの演算には、次の式40〜式45を満たす修正ベクトルλが必要となる。
Figure 2021062653
そこで修正演算ブロック140は、修正軌道Xにおける時系列点の数Nを将来走行の制約種類毎に最大演算ステップ数とするNステップスキームにより、修正ベクトルλを演算する。このNステップスキームにより、横位置e[k]を含む複数の運動物理量に関して制約条件が考慮される、即ち複数種類の制約が考慮される場合にあっても、修正ベクトルλの演算ステップ数は、一制約種類あたり時系列点数Nに制限される。修正演算ブロック140は、こうした修正ベクトルλの演算結果を用いて、式38の修正軌道Xをさらに演算する。図7は、車両3に対する制約が障害物6の回避となる場合に、当該制約を考慮して演算される修正軌道Xの例を、各時系列点での横位置修正量e[k]と併せて図示している。
図2に示す目標演算ブロック160は、基準演算ブロック100により演算の基準軌道Xに対して、修正演算ブロック140により演算の修正軌道Xを、式46により重畳させる。この重畳により目標演算ブロック160は、走行制御装置2への出力により車両3に追従させる走行軌道Xとして、式46により定義される横位置e[k]の目標軌道Xを、演算する。図8は、車両3に対する制約が障害物6の回避となる場合に、当該制約を考慮した修正軌道Xにより基準軌道Xを修正してなる目標軌道Xの例を、各時系列点での横位置e[k]と併せて図示している。
Figure 2021062653
図1,3に示す走行制御装置2は、目標演算ブロック160から出力の目標軌道Xに含まれる各時系列点のうち少なくとも一点を、制御点として選定する。走行制御装置2は、選定した制御点の横位置e[k]から車両3の幅方向中心線までの距離eを、図9に示すように抽出する。そこで走行制御装置2は、抽出した距離eを追従誤差として減少させるように、車両3へと与える目標舵角δを次の式47により演算する。走行制御装置2は、演算した目標舵角δと共に車両3の実舵角δを用いた次の式48により、目標軌道Xに対して車両3を追従制御するための操舵トルクTを、演算する。式47におけるg及び式48におけるg,g,gは、それぞれ適値に設定される追従制御用の適合パラメータである。
Figure 2021062653
以上より、基準演算ブロック100は「基準演算部」に相当し、修正演算ブロック140は「修正演算部」に相当し,目標演算ブロック160は「目標演算部」に相当する。
ここまで説明した機能ブロック100,120,140,160の共同により、軌道生成装置1が走行軌道Xを生成する軌道生成方法のフローを、図10に従って以下に説明する。尚、本フローは、kを0とする時系列点に車両3が到達する毎に、開始される。また、本フローにおいて「S」とは、軌道生成プログラムに含まれた複数命令によって実行される、フローの複数ステップを意味する。
S101では、将来走行における制約条件を外した走行軌道Xとして、基準の応答パラメータに基づく基準軌道Xを、基準演算ブロック100が演算する。S102では、将来走行において車両3に与えられる制約条件を、制約演算ブロック120が演算する。
S103では、S101により演算の基準軌道Xを、S102により演算の制約条件に従って時系列に修正する修正量の走行軌道Xとして、基準軌道Xとは異なる応答パラメータに基づく修正軌道Xを、修正演算ブロック140が演算する。S104では、S101により演算の基準軌道Xに対して、S103により演算の修正軌道Xを重畳させた走行軌道Xとして、車両3に追従させる目標軌道Xを、目標演算ブロック160が演算する。以上により本フローは終了するが、S104により演算の目標軌道Xが走行制御装置2へと出力されることで、車両3が当該目標軌道Xへの追従制御を受けることとなる。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を、以下に説明する。
本実施形態によると、将来走行における制約条件を外した基準軌道Xを制約条件に従って時系列に修正する修正量の走行軌道Xとして、修正軌道Xが当該基準軌道Xとは応答パラメータを異ならせて演算される。これにより制約条件は、その種類によらず一挙に修正軌道Xの演算へと反映させられ得る。故に、基準軌道Xに修正軌道Xを重畳させて目標軌道Xを生成するまでの演算負荷を、軽減することが可能となる。
本実施形態によると、基準軌道Xよりも応答特性を急峻側へ変化させるように、修正軌道Xが演算される。これにより、基準軌道Xとは応答パラメータの異なる修正軌道Xが、少ない演算回数によっても制約条件を満たすことができる。故に、目標軌道Xを生成するまでの演算負荷軽減に、貢献することが可能となる。
本実施形態によると、車両3に対する操作量u[k]が基準軌道Xよりも大きくなる応答特性を与えるように、修正軌道Xが演算される。これよれば、基準軌道Xよりも急峻な応答特性を有する修正軌道Xを、少ない演算回数によっても適確に演算して、制約条件を満たすことができる。故に、目標軌道Xを生成するまでの演算負荷軽減を、その生成精度の確保と共に、達成することが可能となる。
本実施形態によると、時系列点の数Nが将来走行の制約種類毎に最大演算ステップ数となるNステップスキームの成立条件として、Nステップベクトルpが存在するように、修正軌道Xが演算される。これにより、修正軌道Xのための演算回数を抑制することができる。ここで特に、横位置e[k]及びそれ以外の例えばヨー角θ[k]に関して制約条件が考慮される本実施形態にあっても、演算回数の抑制効果が発揮され得る。これらのことから、目標軌道Xを生成するまでの演算負荷軽減に、貢献することが可能となる。
図11は、本実施形態(a)及び比較例(b)の各々に関して、kが0以上の時系列点のうち、その総数N以下で修正軌道Xを演算可能な時系列点を、黒丸により示している。図11において縦軸の時間間隔Δの値が大きくなるほど、演算可能な時系列点が遠方であることを、意味する。上記特許文献1に準じてパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rをそのままパラメータ行列Q及びパラメータ係数Rに設定した比較例に比べて、当該設定を異ならせた本実施形態では、修正軌道Xを演算可能な時系列点が遠方まで増加している。これは、Nステップスキームでの最大演算ステップ数を時系列点数Nにまで抑えた少ない演算回数であっても、本実施形態では修正軌道Xを演算し得ることを示している。
(他の実施形態)
以上、一実施形態について説明したが、本開示は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例の軌道生成装置1は、デジタル回路及びアナログ回路のうち少なくとも一方をプロセッサとして含んで構成される、専用のコンピュータであってもよい。ここで特にデジタル回路とは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a Chip)、PGA(Programmable Gate Array)、及びCPLD(Complex Programmable Logic Device)等のうち、少なくとも一種類である。またこうしたデジタル回路は、プログラムを格納したメモリを、備えていてもよい。
式1の成立下にて変形例では、式17が式31に置換されることで、ヨー角θ[k]に関する基準軌道、修正軌道及び目標軌道が上記実施形態に準ずる原理によって演算されてもよい。あるいは式1の成立下にて変形例では、式23及び式24がそれぞれ次の式49及び式50(Iは単位行列)に置換されることで、曲率修正量κ[k]−κ[k]に関する基準軌道、修正軌道及び目標軌道が上記実施形態に準ずる原理によって演算されてもよい。さらに後者の変形例では、曲率修正量κ[k]−κ[k]及びその制約条件が舵角に変換されることで、当該舵角に関する基準軌道、修正軌道及び目標軌道が演算されてもよい。
Figure 2021062653
車両3の状態量である走行距離s[k]及び走行速度v[k]と、車両3の操作量である加速度a[k]との間には、次の式51が成立する。そこで式51の成立下にて変形例では、式17が次の式31に置換されることで、走行速度v[k]に関する基準軌道、修正軌道及び目標軌道が上記実施形態に準ずる原理によって演算されてもよい。あるいは式51の成立下にて変形例では、式23及び式24がそれぞれ式49及び式50に置換されることで、加速度a[k]に関する基準軌道、修正軌道及び目標軌道が上記実施形態に準ずる原理によって演算されてもよい。
Figure 2021062653
変形例では、修正軌道Xの応答特性を基準軌道Xとは異ならせるために、修正行列Mを変化させる変化量行列δMが定義される場合、正のパラメータ係数εを用いた次の式52により、式37を成立させる範囲で修正行列Mが摂動されてもよい。この変形例によっても、摂動により応答パラメータを基準とは異ならせる修正行列Mに基づくことで、式40〜式45を満たす修正ベクトルλを演算してから、その結果を用いて式38の修正軌道Xを演算することが可能となる。
Figure 2021062653
1 軌道生成装置、3 車両、4 走行路、10 メモリ、12 プロセッサ、100 基準演算ブロック、120 制約演算ブロック、140 修正演算ブロック、160 目標演算ブロック、J 応答特性、N 数、X基準軌道、X 修正軌道、X 目標軌道、p Nステップベクトル、Q,Q パラメータ行列、R,R パラメータ係数

Claims (15)

  1. 車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成する軌道生成装置(1)であって、
    前記将来走行における制約条件を外した前記走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算する基準演算部(100)と、
    前記制約条件に従って前記基準軌道を時系列に修正する修正量の前記走行軌道として、前記基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算する修正演算部(140)と、
    前記基準軌道に前記修正軌道を重畳した前記走行軌道として、前記車両に追従させる目標軌道(X)を、演算する目標演算部(160)と、を備える軌道生成装置。
  2. 前記修正演算部は、
    前記基準軌道よりも応答特性を急峻側へ変化させるように、前記修正軌道を演算する請求項1に記載の軌道生成装置。
  3. 前記修正演算部は、
    前記車両に対する操作量が前記基準軌道よりも大きくなる応答特性を与えるように、前記修正軌道を演算する請求項2に記載の軌道生成装置。
  4. 前記修正演算部は、
    前記修正軌道における時系列点の数(N)が前記将来走行の制約種類毎に最大演算ステップ数となるNステップスキームの成立条件として、Nステップベクトル(p)が存在するように、前記修正軌道を演算する請求項1〜3のいずれか一項に記載の軌道生成装置。
  5. 前記制約条件は、
    走行路(4)に対する前記車両の相対的な前記運動物理量のうち横位置及びヨー角に対して、制約を与える条件である請求項1〜4のいずれか一項に記載の軌道生成装置。
  6. プロセッサ(12)により実行される方法として、車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成する軌道生成方法であって、
    前記将来走行における制約条件を外した前記走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算し(S101)、
    前記制約条件に従って前記基準軌道を時系列に修正する修正量の前記走行軌道として、前記基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算し(S103)、
    前記基準軌道に前記修正軌道を重畳した前記走行軌道として、前記車両に追従させる目標軌道(X)を、演算する(S104)、ことを含む軌道生成方法。
  7. 前記基準軌道よりも応答特性を急峻側へ変化させるように、前記修正軌道を演算する請求項6に記載の軌道生成方法。
  8. 前記車両に対する操作量が前記基準軌道よりも大きくなる応答特性を与えるように、前記修正軌道を演算する請求項7に記載の軌道生成方法。
  9. 前記修正軌道における時系列点の数(N)が前記将来走行の制約種類毎に最大演算ステップ数となるNステップスキームの成立条件として、Nステップベクトル(p)が存在するように、前記修正軌道を演算する請求項6〜8のいずれか一項に記載の軌道生成方法。
  10. 前記制約条件は、
    走行路(4)に対する前記車両の相対的な前記運動物理量のうち横位置及びヨー角に対して、制約を与える条件である請求項6〜9のいずれか一項に記載の軌道生成方法。
  11. 車両(3)の将来走行における運動物理量を時系列に規定した走行軌道(X)を、生成するために記憶媒体(10)に格納され、プロセッサ(12)に実行させる命令を、含む軌道生成プログラムであって、
    前記命令は、
    前記将来走行における制約条件を外した前記走行軌道として、基準の応答パラメータ(Q,R)に基づく基準軌道(X)を、演算させ(S101)、
    前記制約条件に従って前記基準軌道を時系列に修正する修正量の前記走行軌道として、前記基準軌道とは異なる応答パラメータ(Q,R)に基づく修正軌道(X)を、演算させ(S103)、
    前記基準軌道に前記修正軌道を重畳した前記走行軌道として、前記車両に追従させる目標軌道(X)を、演算させる(S104)、ことを含む軌道生成プログラム。
  12. 前記基準軌道よりも応答特性を急峻側へ変化させるように、前記修正軌道を演算させる請求項11に記載の軌道生成プログラム。
  13. 前記車両に対する操作量が前記基準軌道よりも大きくなる応答特性を与えるように、前記修正軌道を演算させる請求項12に記載の軌道生成プログラム。
  14. 前記修正軌道における時系列点の数(N)が前記将来走行の制約種類毎に最大演算ステップ数となるNステップスキームの成立条件として、Nステップベクトル(p)が存在するように、前記修正軌道を演算させる請求項11〜13のいずれか一項に記載の軌道生成プログラム。
  15. 前記制約条件は、
    走行路(4)に対する前記車両の相対的な前記運動物理量のうち横位置及びヨー角に対して、制約を与える条件である請求項11〜14のいずれか一項に記載の軌道生成プログラム。
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