JP2021060642A - 自走台車 - Google Patents

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多佳之 中畑
takayuki Nakahata
多佳之 中畑
真唯子 盛
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真唯子 盛
学士 尾崎
Takashi Ozaki
学士 尾崎
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Abstract

【課題】走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる自走台車を提供する。【解決手段】後輪28を含む第1本体20と、前輪36を含む第2本体30と、前記第1本体と前記第2本体とを前後方向に連結し、かつ、前記第1本体に対する前記第2本体の前記後輪の車軸に平行な回転軸周りの角度を調整する角度調整機構40と、前記角度調整機構を制御し、前記第1本体の姿勢を水平に近づける制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、自走台車に関する。
荷物等を搭載する自走台車は、走行路に存在する段差、凹凸、傾斜部、階段等の障害物の乗り越え及び昇降を行う技術が求められている。特許文献1には、前輪から斜め上方に設けられる複数の補助輪と駆動輪とが、伝達機構を介して同一のアクチュエータで駆動されることによって、低出力であっても大きな段差を乗り越えることができる自走台車が開示されている。
特開2010−195160号公報
しかしながら、特許文献1の自走台車は、段差を乗り越える際に台車本体が傾くため、搭載した荷物等が落下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる自走台車を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る自走台車は、後輪を含む第1本体と、前輪を含む第2本体と、前記第1本体と前記第2本体とを前後方向に連結し、かつ、前記第1本体に対する前記第2本体の前記後輪の車軸に平行な回転軸周りの角度を調整する角度調整機構と、前記角度調整機構を制御し、前記第1本体の姿勢を水平に近づける制御部と、を備える。
これによれば、前輪を上昇させる又は下降させることによって、第1本体に対して、相対的に前輪を上下に昇降させることができる。前輪又は後輪が障害物を乗り越える際に、障害物の高さに合わせて前輪を上下に昇降させることによって、第1本体の姿勢の変化を抑制することができる。したがって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。また、障害物を乗り越える際の後輪にかかる荷重を低減できるので、後輪の車軸を回転させる回転トルクを低減できる。これにより、省エネ及び小型軽量化に寄与する。
本発明の一態様に係る自走台車において、進行方向の障害物を検出する検出部を備え、前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記角度調整機構を制御する。これによれば、前輪又は後輪が障害物を乗り越える瞬間に、前輪を上昇させる又は下降させるため、障害物に接触する際の衝撃を低減できる。したがって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
本発明の一態様に係る自走台車において、前記検出部は、前記前輪と前記障害物との接触を検出する。これによれば、前輪が障害物を乗り越える瞬間に、前輪の上昇を開始させることができるので、より好適に障害物を乗り越えることができる。したがって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
本発明の一態様に係る自走台車において、前記検出部は、前記前輪が前記障害物に接触するより前に、前記障害物を検出する。これによれば、例えば、障害物を検出してから障害物に接触するまでの間に、自走台車を減速させることによって、障害物に接触する際の衝撃をより低減できる。したがって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
本発明の一態様に係る自走台車は、前記後輪を回転させる後輪駆動部を備える。前記自走台車は、前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記後輪駆動部を制御する。これによれば、例えば、前輪又は後輪が障害物を乗り越えている間に、後輪にかかる回転トルクを増加させることによって、より好適に障害物を乗り越えることができる。したがって、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
本発明によれば、走行路に存在する障害物の乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
図1は、実施形態に係る自走台車の構成を模式的に示す図である。 図2は、自走台車の制御ブロック図である。 図3は、実施形態の自走台車による段差乗り越え動作の一例を示すフローチャート図である。 図4は、実施形態の自走台車による段差乗り越え動作を説明するための説明図である。 図5は、自走台車の変形使用例を模式的に示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
まず、実施形態に係る自走台車10の構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る自走台車の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、自走台車10は、被搭載物を載置し、進行方向TRに搬送する。実施形態において、被搭載物は、荷物200である。自走台車10は、障害物を乗り越える。障害物は、実施形態において、走行路G1と走行路G1より高い走行路G2との間の段差STである。自走台車10は、実施形態において、走行路G1から走行路G2へ、段差STを乗り越えて走行する。走行路G1及び走行路G2は、実施形態において、水平な地面である。図1に示すように、自走台車10は、第1本体20と、第2本体30と、角度調整機構40と、載置部50と、電源60と、制御装置70と、を備える。自走台車10は、外部装置100によって駆動される。
第1本体20は、進行方向TRにおいて、第2本体30より後方側に設けられる。第1本体20は、被搭載物を搭載する。第1本体20は、後述する角度調整機構40によって、姿勢の変化を抑制される。第1本体20は、第1フレーム22と、後輪駆動部24と、車軸26と、後輪28と、を含む。
第1フレーム22には、後輪駆動部24及び車軸26が設けられる。第1フレーム22は、車軸26を介して、後輪28と接続する。第1フレーム22は、角度調整機構40と接続する。第1フレーム22は、角度調整機構40を介して、後述する第2本体30の第2フレーム32に接続する。第1フレーム22は、角度調整機構40によって、姿勢の変化を抑制されるように構成される。第1フレーム22は、載置部50が固定される。第1フレーム22は、載置部50と一体で設けられてもよいし、別体で設けられてもよい。第1フレーム22は、例えば、板材である。第1フレーム22の形状は、特に限定されない。第1フレーム22は、載置部50に荷物200を載置してその荷重に耐える堅牢な材料及び構造であればどのようなものでもよい。
後輪駆動部24は、例えば、駆動源を含む。駆動源は、例えば、第1フレーム22に設けられる。駆動源は、例えば、バッテリを含む電気モータである。後輪駆動部24のバッテリは、電源60と共通であってもよい。後輪駆動部24は、制御装置70によって制御される。
車軸26は、第1フレーム22に対して回転自在に設けられる。車軸26は、後輪駆動部24の駆動源の駆動力によって回転する。第1本体20は、例えば、後輪駆動部24の駆動源と車軸26との間に、駆動源の駆動力による車軸26の回転を減速させる減速機構を含んでもよい。第1本体20は、例えば、後輪駆動部24の駆動源と車軸26との間に、変速機を含んでもよい。変速機は、駆動源の駆動軸の回転速度に対する車軸26の回転速度の比率を変更するように構成される。
後輪28は、駆動輪である。後輪28は、車軸26に固定される。後輪28は、車軸26を介して、後輪駆動部24の駆動力によって回転する。後輪28は、半径が段差STの高さより大きい。
第2本体30は、進行方向TRにおいて、第1本体20より前方側に設けられる。第2本体30は、第1本体20に対して回転軸RA周りに回転可能である。回転軸RAは、後輪28の車軸26に平行である。第2本体30は、第2フレーム32と、車軸34と、前輪36と、を含む。
第2フレーム32には、車軸34が設けられる。第2フレーム32は、車軸34を介して、前輪36と接続する。第2フレーム32は、角度調整機構40と接続する。第2フレーム32は、角度調整機構40を介して、第1本体20の第1フレーム22に接続する。第2フレーム32は、第1フレーム22に対して回転軸RA周りに回転可能である。第2フレーム32は、角度調整機構40によって、第1フレーム22に対して回転軸RA周りに回転するように構成される。第2フレーム32は、例えば、板材である。第2フレーム32の形状は、特に限定されない。
車軸34は、第2フレーム32に対して回転自在に設けられる。車軸34は、後輪28の車軸26と平行に設けられる。
前輪36は、従動輪である。前輪36は、車軸34に固定される。前輪36は、実施形態において、後輪28と同径であるが、半径が段差STの高さより大きければ、後輪28より小さくても大きくてもよい。
角度調整機構40は、第1本体20と第2本体30とを前後方向に連結する。角度調整機構40は、回転軸RA周りにおける第1本体20に対する第2本体30の角度を調整する。角度調整機構40は、回転軸RA周りにおける第1フレーム22に対する第2フレーム32の角度を調整する。第2フレーム32が第1回転方向R1に回転した場合、前輪36は上昇する。第2フレーム32が第2回転方向R2に回転した場合、前輪36は下降する。角度調整機構40は、実施形態において、軸部材42と、回転駆動部44と、を含む。
軸部材42は、実施形態において、第2フレーム32の進行方向TRと反対側の端部に設けられる。軸部材42は、第2フレーム32に固定される。軸部材42の軸心は、実施形態において、回転軸RAと同一である。軸部材42は、第1フレーム22に対して、回転軸RA周りに回転する。軸部材42は、回転駆動部44の駆動力によって回転する。
回転駆動部44は、軸部材42を回転軸RA周りに回転させる。回転駆動部44は、例えば、駆動源を含む。駆動源は、例えば、バッテリを含む電気モータである。回転駆動部44のバッテリは、後輪駆動部24のバッテリ又は電源60と共通であってもよい。回転駆動部44は、軸部材42を直接電気モータで駆動してもよいし、離れた位置に設けた電気モータからベルト等の伝達によって駆動してもよい。回転駆動部44は、軸部材42を回転させることによって、回転軸RA周りにおける第1本体20に対する第2本体30の角度を調整する。回転駆動部44は、制御装置70によって制御される。
角度調整機構40の構成は、実施形態に限定されない。角度調整機構40は、例えば、第1フレーム22と第2フレーム32とを接続するアクチュエータを含んでもよい。角度調整機構40は、回転軸RA周りにおける第1本体20に対する第2本体30の角度を調整し、第1本体20に対する第2本体30の角度を維持することが可能であれば、どのようなものであっても構わない。
載置部50は、第1フレーム22に固定される。載置部50は、上面に荷物200を載置する載置面52を含む。載置面52は、角度調整機構40によって、姿勢の変化を抑制される。好適には、載置面52は、水平姿勢を維持される。載置部50の形状は、特に限定されない。載置部50は、荷物200を載置してその荷重に耐える堅牢な材料及び構造であればどのようなものでもよい。
次に、自走台車10の制御について、図2を参照して説明する。図2は、自走台車の制御ブロック図である。図2に示すように、自走台車10上に設けられた電源60は、自走台車10畳に設けられた制御装置70に電力を供給する。電源60は、配線を介して制御装置70に接続される。電源60は、後輪駆動部24及び回転駆動部44のバッテリと共通であってもよい。電源60は、配線を介して後輪駆動部24及び回転駆動部44に接続されてもよい。
制御装置70は、第1本体20の後輪駆動部24と、角度調整機構40の回転駆動部44と、の制御を行う。制御装置70は、電源60から電力を供給される。制御装置70は、配線を介して電源60に接続される。制御装置70は、外部装置100によって駆動される。制御装置70は、外部装置100と通信可能である。より具体的には、無線通信可能である。制御装置70は、制御部72と、検出部74と、通信部76と、を含む。
制御部72は、演算処理装置及び記憶装置を含む。演算処理装置は、予め定められる制御プログラムを実行する。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等である。記憶装置は、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等である。
制御部72の各機能は、演算処理装置が記憶装置に格納された所定の制御プログラムを実行することで実現される。制御部72は、検出部74及び通信部76と電気的に接続する。制御部72は、検出部74及び通信部76を制御する。制御部72は、検出部74による検出結果及び通信部76が受信した外部装置100からの操作信号Sigに基づいて、所定の制御プログラムを実行する。制御部72は、所定の制御プログラムに基づいて各種の演算を行い、演算結果に従って後輪駆動部24、回転駆動部44、検出部74及び通信部76が各種の制御を行うように駆動信号を出力する。
制御部72は、後輪駆動部24を制御する。制御部72は、外部装置100からの操作信号Sigに基づいて、後輪駆動部24を駆動させる。制御部72は、角度調整機構40を制御する。制御部72は、第1本体20の姿勢を水平に近づけるように回転駆動部44を制御する。具体的には、制御部72は、前輪36が後輪28より上方にある場合、第2本体30が第1本体20に対して第1回転方向R1に屈曲するように回転駆動部44を制御する。制御部72は、前輪36が段差STを上昇する場合、第2本体30が第1本体20に対して第1回転方向R1に回転するように回転駆動部44を制御する(図4(a)〜(c)参照)。制御部72は、後輪28が前輪36に続いて段差STを上昇する場合、第2本体30が第1本体20に対して第2回転方向R2に回転するように回転駆動部44を制御する(図4(d)〜(f)参照、ステップS20)。
検出部74は、制御部72と電気的に接続する。検出部74は、段差STを検出し、検出信号を制御部72に送信する。検出部74は、進行方向TRの段差STを検出する。検出部74は、センサを含む。センサは、実施形態において、接触センサである。センサは、例えば、赤外線センサ等でもよい。検出部74は、撮像装置を含んでもよい。検出部74は、撮像装置が撮影した画像に基づいて段差STを検出してもよい。検出部74は、検出結果を制御部72に送信する。検出部74は、少なくとも前輪36の段差STへの接触を検出する。検出部74は、前輪36が段差STに接触した瞬間を検出してもよいし、前輪36が段差STに接触するより前に、段差STを検出してもよい。
検出部74は、実施形態において、さらに、後輪28の段差STへの接触を検出する。検出部74が後輪28の段差STへの接触を検出しない場合、制御部72は、前輪36の段差STへの接触時刻及び自走台車10の移動速度に基づいて、後輪28が段差STに接触する時刻又は位置を算出してもよい。検出部74は、実施形態において、前輪36及び後輪28が段差STの上に上ったことを検出する。検出部74が前輪36及び後輪28が段差STの上に上ったことを検出しない場合、制御部72は、段差STの高さ及び自走台車10の移動速度に基づいて、前輪36及び後輪28少なくとも一方が乗り上がる時刻又は位置を算出してもよい。
制御部72は、検出部74による検出結果に基づいて、角度調整機構40を制御する。具体的には、制御部72は、検出部74が前輪36と段差STとの接触を検出した場合、第2本体30が第1回転方向R1に回転するように回転駆動部44を制御する。制御部72は、前輪36が走行路G2に乗り上げた後、第1本体20と第2本体30との間の角度を固定するように回転駆動部44を制御する。制御部72は、後輪28が段差STに接触した場合、第2本体30が第2回転方向R2に回転するように回転駆動部44を制御する。制御部72は、後輪28が走行路G2に乗り上げた後、第1本体20と第2本体30との間の角度を固定するように回転駆動部44を制御する。制御部72は、検出部74による検出結果に基づいて、後輪駆動部24を制御してもよい。制御部72は、例えば、前輪36が段差STを上昇する際に、後輪28の回転トルクを増加させるように後輪駆動部24を制御してもよい。制御部72は、検出部74による検出結果に基づいて、後輪駆動部24の駆動源と車軸26との間に設けられる変速機を制御してもよい。例えば、制御部72は、自走台車10の走行速度が所定以上である場合、検出部74が前輪36の段差STへの接触を検出した時に、自走台車10の走行速度を下げるように、変速機を制御してもよい。
通信部76は、制御部72と電気的に接続する。通信部76は、制御部72に制御される。通信部76は、通信インターフェース(I/F)を含む。通信部76は、外部装置100からの操作信号Sigを受信する。制御部72は、通信部76が受信した外部装置100からの操作信号Sigに基づいて、所定の制御プログラムを実行する。通信部76は、例えば、受信完了報告及び操作完了報告等を外部装置100に送信してもよい。
図2に示すように、制御装置70は、外部装置100によって駆動される。外部装置100は、自走台車10の駆動及び停止を操作する。外部装置100は、例えば、コンピュータ、操作ツール等である。外部装置100は、制御装置70の通信部76と通信可能である。より具体的には、有線通信または無線通信可能である。外部装置100は、制御部102と、操作部104と、通信部106と、表示部108と、を含む。
制御部102は、演算処理装置及び記憶装置を含む。演算処理装置は、予め定められる制御プログラムを実行する。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等である。記憶装置は、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等である。
制御部102の各機能は、演算処理装置が記憶装置に格納された所定の制御プログラムを実行することで実現される。制御部102は、操作部104、通信部106及び表示部108と電気的に接続する。制御部102は、操作部104、通信部106及び表示部108を制御する。制御部102は、所定の制御プログラムに基づいて各種の演算を行い、演算結果に従って操作部104、通信部106及び表示部108が各種の制御を行うように駆動信号を出力する。制御部102は、制御装置70を操作する操作信号Sigを生成する。
操作部104は、制御部102と電気的に接続する。操作部104は、ユーザの操作が入力される部材である。操作部104は、ボタン、キーボード、マウス又はタッチパネル等である。制御部102は、操作部104への入力に応じて、制御装置70を操作する操作信号Sigを生成する。
通信部106は、制御部102と電気的に接続する。通信部106は、制御部102に制御される。通信部106は、通信インターフェース(I/F)を含む。通信部106は、制御部102が生成した操作信号Sigを制御装置70の通信部76に送信する。通信部106は、例えば、受信完了報告及び操作完了報告等を通信部76から受信してもよい。
表示部108は、制御部102と電気的に接続する。表示部108は、制御部102に制御される。表示部108は、例えば、モニタである。表示部108は、例えば、自走台車10の走行状況、操作部104が入力した入力情報等を表示する。操作部104として、タッチパネルが用いられる場合には、表示部108の表示画面にタッチパネルを重ねて用い、ユーザが表示部108の表示画面を確認しながら入力操作を行うようにしてもよい。
次に、自走台車10の動作の一例について説明する。自走台車10は、走行路G1に停止しているものとする。この際、自走台車10の前輪36及び後輪28と走行路G1との設置面は、水平である。ユーザは、まず、自走台車10が駆動するように、外部装置100の操作部104を操作する。制御部102は、操作部104への入力に応じて、制御装置70を操作する操作信号Sigを生成する。制御部102は、生成した操作信号Sigを、通信部106によって制御装置70の通信部76に送信させる。通信部76が、操作信号Sigを受信すると、制御装置70の制御部72は、操作信号Sigに基づいて、後輪駆動部24を駆動させる。以上により、自走台車10は、走行路G1において、進行方向TRへの走行を開始する。
図3は、実施形態の自走台車による段差乗り越え動作の一例を示すフローチャート図である。図4は、実施形態の自走台車による段差乗り越え動作を説明するための説明図である。自走台車10は、実施形態において、走行路G1から走行路G1より高い走行路G2へ、段差STを乗り越えて走行する。
ステップS10において、検出部74は、前輪36の段差STへの接触を検出する。検出部74が前輪36の段差STへの接触を検出すると、ステップS12において、制御部72は、検出部74の検出結果に基づいて、角度調整機構40の回転駆動部44を駆動させる。制御部72は、回転駆動部44を制御することによって、第1本体20の姿勢を水平に近づけるように、第2本体30を第1回転方向R1に回転させる。これにより、自走台車10は、前輪36が段差STを上昇するとともに、後輪28が走行路G1を進行方向TRに移動する。
ステップS14において、検出部74は、前輪36が、段差STの上に上ったことを検出する。検出部74が前輪36の段差STへの乗り上げを検出すると、ステップS16において、制御部72は、検出部74の検出結果に基づいて、角度調整機構40の回転駆動部44を駆動させる。制御部72は、回転駆動部44を制御することによって、第1本体20に対する第2本体30の角度を固定する。これにより、自走台車10は、後輪28が走行路G1を進行方向TRに移動するとともに、前輪36が走行路G2を進行方向TRに移動する。
ステップS18において、検出部74は、後輪28の段差STへの接触を検出する。検出部74が後輪28の段差STへの接触を検出すると、ステップS20において、制御部72は、検出部74の検出結果に基づいて、角度調整機構40の回転駆動部44を駆動させる。制御部72は、回転駆動部44を制御することによって、第1本体20の姿勢を水平に近づけるように、第2本体30を第2回転方向R2に回転させる。これにより、自走台車10は、後輪28が段差STを上昇するとともに、前輪36が走行路G2を進行方向TRに移動する。
ステップS22において、検出部74は、後輪28が、段差STの上に上ったことを検出する。検出部74が後輪28の段差STへの乗り上げを検出すると、ステップS24において、制御部72は、検出部74の検出結果に基づいて、角度調整機構40の回転駆動部44を駆動させる。制御部72は、回転駆動部44を制御することによって、第1本体20に対する第2本体30の角度を固定する。これにより、自走台車10は、前輪36及び後輪28が走行路G2を進行方向TRに移動する。
実施形態においては、検出部74による段差STの検出に接触センサを用いるが、例えば、赤外線センサ又は撮像装置等を用いる場合、検出部74は、段差STの有無を断続的に判定することによって段差STを検出することが好ましい。
以上説明したように、実施形態の自走台車10は、第1本体20と、第2本体30と、角度調整機構40と、制御部72と、を備える。第1本体20は、後輪28を含む。第2本体30は、前輪36を含む。角度調整機構40は、第1本体20と第2本体30とを前後方向に連結し、かつ、第1本体20に対する第2本体30の後輪28の車軸26に平行な回転軸RA周りの角度を調整する。制御部72は、角度調整機構40を制御し、第1本体20の姿勢を水平に近づける。
これによれば、前輪36を上昇させる又は下降させることによって、第1本体20に対して、相対的に前輪36を上下に昇降させることができる。前輪36又は後輪28が段差STを乗り越える際に、段差STの高さに合わせて前輪36を上下に昇降させることによって、第1本体20の姿勢の変化を抑制することができる。したがって、走行路G1、G2に存在する段差STの乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。また、段差STを乗り越える際の後輪28にかかる荷重を低減できるので、後輪28の車軸26を回転させる回転トルクを低減できる。これにより、省エネ及び小型軽量化に寄与する。
実施形態の自走台車10は、進行方向TRの段差STを検出する検出部74を備える。制御部72は、検出部74による検出結果に基づいて、角度調整機構40を制御する。このような自走台車10によれば、前輪36又は後輪28が段差STを乗り越える瞬間に、前輪36を上昇させる又は下降させるため、段差STに接触する際の衝撃を低減できる。したがって、走行路G1、G2に存在する段差STの乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
実施形態の自走台車10において、検出部74は、前輪36と段差STとの接触を検出する。このような自走台車10によれば、前輪36が段差STを乗り越える瞬間に、前輪36の上昇を開始させることができるので、より好適に段差STを乗り越えることができる。したがって、走行路G1、G2に存在する段差STの乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
実施形態の自走台車10において、検出部74は、前輪36が段差STに接触するより前に、段差STを検出してもよい。この場合、検出部74は、赤外線センサ、撮像装置等を有する。このような自走台車10によれば、例えば、段差STを検出してから段差STに接触するまでの間に、自走台車10を減速させることによって、段差STに接触する際の衝撃をより低減できる。したがって、走行路G1、G2に存在する段差STの乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
実施形態の自走台車10は、後輪28を回転させる後輪駆動部24を備える。制御部72は、検出部74による検出結果に基づいて、後輪駆動部24を制御する。このような自走台車10によれば、例えば、前輪36又は後輪28が段差STを乗り越えている間に、後輪28にかかる回転トルクを増加させることによって、より好適に段差STを乗り越えることができる。したがって、走行路G1、G2に存在する段差STの乗り越え及び昇降を、安定した姿勢で行うことができる。
実施形態の自走台車10は適宜変更してもよい。例えば、検出部74は、第1本体20の傾きを検出する傾斜センサを備えてもよい。制御部72は、前輪36又は後輪28が段差STを乗り越える際に、検出部74に検出された第1本体20の姿勢に基づいて、角度調整機構40を制御してもよい。また、実施形態においては、自走台車10が、段差STを上る動作について説明したが、自走台車10は、段差STを下ることも可能である。自走台車10は、走行路の凹凸の乗り越え、傾斜する走行路の走行においても、第1本体20の姿勢の変化を抑制することができる。
制御部72は、ステップS10とステップS12との間に、自走台車10の走行速度を下げるように、後輪駆動部24の駆動源と車軸26との間に設けられる変速機を制御してもよい。自走台車10が高速で段差STに突入した場合であっても、段差STの乗り越え時の速度を落とすことによって、安定的に角度調整機構40を制御することが可能になるので、第1本体20の姿勢の変化を抑制することができる。
[変形使用例]
次に、自走台車10の変形使用例について、図5を参照して説明する。図5は、自走台車の変形使用例を模式的に示す図である。変形使用例において、被搭載物は、椅子300である。椅子300は、自走台車10の載置部50に固定される。変形使用例において、椅子300を搭載した自走台車10は、電動車椅子である。椅子300は、座面部302と、背凭れ部304と、肘掛部306と、を含む。
座面部302は、上面にユーザが座る座面を含む。座面部302は、例えば、シートフレームと、シートフレームの少なくとも上面を覆うクッションと、を含む。シートフレームは、載置部50の載置面52に固定される。載置面52は、角度調整機構40によって、姿勢の変化を抑制されるので、座面部302は、姿勢の変化を抑制される。好適には、座面部302は、水平姿勢を維持される。
背凭れ部304は、前面にユーザの背中を受け止める背凭れ面を含む。背凭れ部304は、例えば、シートフレームと、シートフレームの少なくとも前面を覆うクッションと、を含む。背凭れ部304のシートフレームは、座面部302のシートフレームと接続する。
肘掛部306は、ユーザの腕を置くアームレストである。肘掛部306は、載置部50に直接固定されてもよいし、座面部302のフレームに固定されてもよい。
変形使用例において、外部装置100は、椅子300に設けられる。外部装置100は、肘掛部306の前側端部に接続される。ユーザは、椅子300に座った状態において、外部装置100を操作可能である。
10 自走台車
20 第1本体
22 第1フレーム
24 後輪駆動部
26 車軸
28 後輪
30 第2本体
32 第2フレーム
34 車軸
36 前輪
40 角度調整機構
42 軸部材
44 回転駆動部
50 載置部
52 載置面
60 電源
70 制御装置
72 制御部
74 検出部
76 通信部
100 外部装置
102 制御部
104 操作部
106 通信部
108 表示部
200 荷物
300 椅子
302 座面部
304 背凭れ部
306 肘掛部
RA 回転軸
R1 第1回転方向
R2 第2回転方向
TR 進行方向
G1、G2 走行路
ST 段差
Sig 操作信号

Claims (5)

  1. 後輪を含む第1本体と、
    前輪を含む第2本体と、
    前記第1本体と前記第2本体とを前後方向に連結し、かつ、前記第1本体に対する前記第2本体の前記後輪の車軸に平行な回転軸周りの角度を調整する角度調整機構と、
    前記角度調整機構を制御し、前記第1本体の姿勢を水平に近づける制御部と、を備える自走台車。
  2. 進行方向の障害物を検出する検出部を備え、
    前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記角度調整機構を制御する請求項1に記載の自走台車。
  3. 前記検出部は、前記前輪と前記障害物との接触を検出する請求項2に記載の自走台車。
  4. 前記検出部は、前記前輪が前記障害物に接触するより前に、前記障害物を検出する請求項2又は3に記載の自走台車。
  5. 前記後輪を回転させる後輪駆動部を備え、
    前記制御部は、前記検出部による検出結果に基づいて、前記後輪駆動部を制御する請求項2から4のいずれか一項に記載の自走台車。
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