JP2021060639A - 入出力制御システム - Google Patents
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Abstract
Description
フィールドネットワークを制御するマスタカードと、
前記フィールドネットワークに接続されるとともに電圧が入力される入力回路をそれぞれ有する第1PIO及び第2PIOを備えたものであって、
前記第1PIOに前記電圧が入力されると共に前記第2PIOには前記電圧が入力されず前記第2PIOは待機している場合、
前記第1PIOは前記電圧に対応する入力データを前記マスタカードに送信するとともに、前記マスタカードは前記入力データを前記第2PIOに送信することにより前記第2PIOは前記入力データを保持し、
前記第1PIOから前記第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、前記第2PIOは切り替え時から設定時間経過していなければ、前記第2PIOが保持している前記第1PIOの前記入力データを前記マスタカードに送信し、前記設定時間経過していれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信するものである。
第1PIOから第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、保持された前記入力データと前記第2PIOが取得した入力データの差が設定値より大きければ前記第2PIOは再度保持された前記入力データを前記マスタカードに送信し、前記差が前記設定値以下であれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信するものである。
第1PIO及び第2PIOの間で電圧に対応する入力データを互いに送受信することができる送受信部を設け、
前記第1PIOは前記入力データを前記マスタカードに送信する際に、前記送受信部に前記入力データを送信し、
前記第1PIOから前記第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、切り替え時から設定時間経過していなければ前記第2PIOが前記送受信部から入手した前記入力データを前記第2PIOが前記マスタカードに送信し、前記設定時間経過していれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信するものである。
本願は、2重化されたプロセス入出力装置に微小電圧Aiが入力される場合、制御系PIOと待機系PIOの切り替えが発生した時に正しい入力データをアプリに通知することを特徴とするものである。制御系PIOと待機系PIOとの間で切り替えが必要となる場合としては、制御系PIOが壊れた場合が該当する。制御系PIOが重故障となり、この場合制御系PIOに入力できなくなるため、制御系PIOと待機系PIOの切り替えを行う。
以下、実施の形態1について図に基づいて説明する。図1は実施の形態1による入出力制御システムを示す概念図、図2はデータの流れを示す模式図である。
微小電圧Aiが制御系PIO113に入力されている時に、待機系PIO114に微小電圧Aiが入力されると正確に計測できない。そこで待機系PIO114の入力回路121はOPENにして入力不可にしている。微小電圧Aiが入力される場合、図1のPIO113、114の2つに同時に入力電流を流すと、正確に計測できなくなる。従ってこの場合制御系PIO113に対してのみ入力を行う。
又微小電圧Aiが入力されている場合では、この微小電圧Aiに対応する入力データを読み込むのに数10msの時間がかかる。即ち図3に示すように、入力系のPIOにおける入力データがその本来の値(0.1V)になるまで数10msかかる。これはハードウェアの特性によるものである。
一方本方式においては図6に示すように、上記問題点を解消しており、制御系PIOと待機系PIOの切り替え発生時131以降、期間134(設定値115の時間)ではPIO114は自身が保持しているPIO113の入力値をアプリに通知する処理を実施している。これによりアプリ150は正しい入力値を読むことができる。
又上記においては2重化されたプロセス入出力装置(PIO)について説明したが、プロセス入出力装置が3つ以上存在しても良い。
以下、実施の形態2について図に基づいて説明する。図7は実施の形態2による入出力制御システムを示す概念図、図8はデータの流れを示す模式図である。
図7において、入出力制御システムは制御装置101と、制御装置101を制御するCPUカード102と、フィールドネットワークを制御するマスタカード103から構成されている。更に入出力制御システムはフィールドネットワークを構成するケーブル110、フィールドネットワークに接続される機器(PIO)の電源111、PIOを接続するための中継ユニット112を有している。又入出力制御システムは、微小電圧Aiが入力される2重化されたPIO113、114を有している。PIO113、114は初期化時にマスタカード103から設定値301を取得する。
また、制御系PIOと待機系PIOの切り替えが発生した時、保持されている旧制御系PIO(PIO113)の入力データと新制御系PIO(PIO114)の入力データの差を比較することにより、新制御系PIOが入力データを正常に取り込めたかどうかを判断できる。従って実施の形態1に示したように、設定値115の時間が経過するまで待つ処理を実施しなくていいことを特徴としている。
実際、入力機器により、新制御系PIOで入力データを読み込める時間が変わってくる場合があり、このような場合実施の形態2の方が実施の形態1よりも有効となる。
以下、実施の形態3について図に基づいて説明する。図10は実施の形態3による入出力制御システムを示す概念図、図11はデータの流れを示す模式図である。図において、入出力制御システムは制御装置101と、制御装置101を制御するCPUカード102と、フィールドネットワークを制御するマスタカード103から構成されている。更に入出力制御システムはフィールドネットワークを構成するケーブル110、フィールドネットワークに接続される機器(PIO)の電源111、PIOを接続するための中継ユニット112を有している。又入出力制御システムは、微小電圧Aiが入力される2重化されたPIO113、114を有している。PIO113、114は初期化時にマスタカード103から設定値115を取得する。ここで設定値115とは時間(設定時間)であり、単位はmsである。
実施の形態1、2では、マスタカード103が入力データを折り返し、出力していたため、マスタカード103を変更しなければならなかった。複数のシステムがある場合、システムの違いはアプリ150で吸収するのが望ましく、本実施形態ではアプリ150で入力データの折り返しを実施しており、実施の形態1、2より汎用性があることを特徴としている。
尚図10、11では実施の形態1の構成にアプリを適用した場合について説明したが、実施の形態2の入出力制御システムに本実施形態を適用しても良い。
以下、実施の形態4について図に基づいて説明する。図12は実施の形態4による入出力制御システムを示す概念図、図13はデータの流れを示す模式図である。
図において、入出力制御システムは制御装置101と、制御装置101を制御するCPUカード102と、フィールドネットワークを制御するマスタカード103から構成されている。更に入出力制御システムはフィールドネットワークを構成するケーブル110、フィールドネットワークに接続される機器(PIO)の電源111、PIOを接続するための中継ユニット112を有している。又入出力制御システムは、微小電圧Aiが入力される2重化されたPIO113、114を有している。
実施の形態1に示した入出力制御システムと同様に、PIO113、114は入力回路120、121を有している。入力回路120、121には熱電対で発生した微小電圧Aiが入力されている。微小電圧Aiが入力している場合では、制御系PIO113に入力されている時に、待機系PIOに入力されると入力誤差が生じるため、入力回路121はOPENにして入力不可にしている。
尚上記においては、設定時間が経過したか否かに基づいて判断しているが、実施の形態2に示すように旧制御系と新制御系の入力データの差に基づいて判断するようにしても良い。
以下、実施の形態5について図に基づいて説明する。図15は実施の形態5による入出力制御システムを示す概念図、図16はデータの流れを示す模式図である。
図において、入出力制御システムは制御装置101と、制御装置101を制御するCPUカード102と、フィールドネットワークを制御するマスタカード103から構成されている。更に入出力制御システムはフィールドネットワークを構成するケーブル110、フィールドネットワークに接続される機器(PIO)の電源111、PIOを接続するための中継ユニット112を有している。又入出力制御システムは、微小電圧Aiが入力される2重化されたPIO113、114を有している。PIO113、114は初期化時にマスタカード103から設定値115を取得する。
実施の形態1に示した入出力制御システムと同様に、PIO113、114は入力回路120、121を有している。入力回路120、121には熱電対で発生した微小電圧Aiが入力されている。微小電圧Aiが入力している場合では、制御系PIO113に入力されている時に、待機系PIOに入力されると入力誤差が生じるため、入力回路121はOPENにして入力不可にしている。
尚上記においては、設定時間が経過したか否かに基づいて判断しているが、実施の形態2に示すように旧制御系と新制御系の入力データの差に基づいて判断するようにしても良い。
更に本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
120,121 入力回路、130 共有メモリ、150 アプリ、
180 RS232C、301 設定値。
Claims (6)
- フィールドネットワークを制御するマスタカードと、
前記フィールドネットワークに接続されるとともに電圧が入力される入力回路をそれぞれ有する第1PIO及び第2PIOを備えた入出力制御システムにおいて、
前記第1PIOに前記電圧が入力されると共に前記第2PIOには前記電圧が入力されず前記第2PIOは待機している場合、
前記第1PIOは前記電圧に対応する入力データを前記マスタカードに送信するとともに、前記マスタカードは前記入力データを前記第2PIOに送信することにより前記第2PIOは前記入力データを保持し、
前記第1PIOから前記第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、前記第2PIOは切り替え時から設定時間経過していなければ、前記第2PIOが保持している前記第1PIOの前記入力データを前記マスタカードに送信し、前記設定時間経過していれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信する入出力制御システム。 - フィールドネットワークを制御するマスタカードと、
前記フィールドネットワークに接続されるとともに電圧が入力される入力回路をそれぞれ有する第1PIO及び第2PIOを備えた入出力制御システムにおいて、
前記第1PIOに前記電圧が入力されると共に前記第2PIOには前記電圧が入力されず前記第2PIOは待機している場合、
前記第1PIOは前記電圧に対応する入力データを前記マスタカードに送信するとともに、前記マスタカードは前記入力データを前記第2PIOに送信することにより前記第2PIOは前記入力データを保持し、
前記第1PIOから前記第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、保持された前記入力データと前記第2PIOが取得した入力データの差が設定値より大きければ前記第2PIOは再度保持された前記入力データを前記マスタカードに送信し、前記差が前記設定値以下であれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信する入出力制御システム。 - 前記入力データを前記マスタカードから取得するアプリを設け、
前記第1PIOは前記入力データを前記マスタカードに送信するとともに、前記マスタカードは前記入力データを前記アプリに送信し、
前記アプリは前記入力データを前記マスタカードに送信し、前記マスタカードは前記第2PIOに前記入力データを送信することにより、前記第2PIOは前記入力データを保持する請求項1又は請求項2に記載の入出力制御システム。 - フィールドネットワークを制御するマスタカードと、
前記フィールドネットワークに接続されるとともに電圧が入力される入力回路をそれぞれ有する第1PIO及び第2PIOを備えた入出力制御システムにおいて、
前記第1PIOに前記電圧が入力されると共に前記第2PIOには前記電圧が入力されず前記第2PIOは待機している場合、
前記第1PIO及び前記第2PIOの間で前記電圧に対応する入力データを互いに送受信することができる送受信部を設け、
前記第1PIOは前記入力データを前記マスタカードに送信する際に、前記送受信部に前記入力データを送信し、
前記第1PIOから前記第2PIOに入力データの取得の切り替えを行う場合、切り替え時から設定時間経過していなければ前記第2PIOが前記送受信部から入手した前記入力データを前記第2PIOが前記マスタカードに送信し、前記設定時間経過していれば前記第2PIOが取得した入力データを前記マスタカードに送信する入出力制御システム。 - 前記送受信部は前記第1PIO及び前記第2PIOの間で読み込み、及び書き込みができる共有メモリである請求項4に記載の入出力制御システム。
- 前記送受信部は前記第1PIO及び前記第2PIOの間でデータのやり取りを実施できるRS232Cである請求項4に記載の入出力制御システム。
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Applications Claiming Priority (1)
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2019
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