JP2021060200A - 配筋評価システム、配筋評価方法及び配筋評価プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態では、図1に示すように、ユーザ端末10、評価サーバ20を用いる。
図2を用いて、ユーザ端末10、評価サーバ20を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶部H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
次に、図1を用いて、配筋評価システムの各機能を説明する。
ユーザ端末10は、配筋を評価する担当者が用いるコンピュータ端末である。このユーザ端末10は、機械学習に用いる教師データの作成を指示するために用いる。更に、ユーザ端末10は、配筋を被写体とする画像を評価サーバ20にアップロードして、評価の実行を指示するために用いる。
学習部212は、教師データを用いた機械学習によって、撮影画像に含まれる配筋の鉄筋径を予測するための推定モデルを生成する処理を実行する。本実施形態では、機械学習として、入力層、中間層(隠れ層)、出力層に含まれる複数のノードを結合する深層学習(ディープラーニング)を用いる。更に、この深層学習としては、畳み込み層を持つ畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を利用する。
評価部213は、配筋検査対象の鉄筋についての評価処理を実行する。
予測部214は、推定モデルを用いて鉄筋の径領域を予測する。
撮影画像データ領域には、複数の鉄筋が配置された配筋を撮影した画像に関するデータが記録される。この配筋には、柱に埋設される鉄筋篭や、スラブ床に埋設されるスラブ筋等がある。
図3(a)に示すように、この撮影画像50には、鉄筋51だけではなく、撮影現場の背景52が含まれる。
輪郭画像データ領域には、撮影画像に含まれる鉄筋について、フシ、リブを省いて、径領域の輪郭を線書きした画像である。
図3(c)に示すように、このペイント画像70は、撮影画像50と同じ構図で、鉄筋の径領域71が塗りつぶされている。
鉄筋の位置データ領域及び鉄筋の径データ領域には、評価対象画像に含まれる鉄筋の位置及び鉄筋の径に関するデータが含まれる。
(教師データ作成処理)
まず、図4(a)を用いて、教師データ作成処理を説明する。
ここでは、まず、評価サーバ20の制御部21は、撮影画像の記録処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、制御部21の教師データ生成部211は、ユーザ端末10から、配置された鉄筋を撮影した撮影画像を取得する。この撮影画像には、背景も含まれる。この場合、教師データ生成部211は、画像IDを付与し、画像ID及び撮影画像を含む撮影画像管理データを生成して、撮影画像記憶部22に記録する。
次に、図4(b)及び(c)を用いて、学習処理を説明する。ここでは、機械学習によって、輪郭推定モデルとペイント推定モデルとを生成する。
評価サーバ20の制御部21は、撮影画像及び輪郭画像の取得処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21の学習部212は、撮影画像記憶部22から撮影画像管理データを抽出する。更に、学習部212は、この撮影画像管理データの画像IDを有する輪郭画像管理データの輪郭画像を抽出する。
評価サーバ20の制御部21は、撮影画像及びペイント画像の取得処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、制御部21の学習部212は、撮影画像記憶部22から撮影画像管理データを抽出し、この撮影画像管理データの画像IDを有するペイント画像管理データのペイント画像を抽出する。
次に、図5を用いて、配筋検査処理を説明する。
まず、評価サーバ20の制御部21は、評価対象画像の取得処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、建築工事の工事現場において撮影を行なう場合、評価対象の鉄筋の近傍にマーカーを貼付する。このマーカーとしては、特許文献1に記載されているマーカーを利用することができる。このマーカーは、予め大きさが決まっているため、撮影画像に含まれるマーカーのピクセル数を用いて、単位ピクセルあたりの実寸を算出することができる。そして、カメラを用いて、このマーカーを含めて配筋を撮影する。次に、カメラで撮影した撮影画像をユーザ端末10に入力して、ユーザ端末10を介して、評価サーバ20にアップロードする。評価サーバ20の制御部21は、アップロードされた撮影画像をメモリに仮記憶する。
(1)本実施形態では、評価サーバ20の制御部21は、鉄筋領域の推定処理(ステップS4−3)及び鉄筋径の推定処理(ステップS4−4)を実行する。これにより、撮影画像における鉄筋領域を推定するので、撮影画像に背景が含まれる場合にも、効率的に鉄筋領域のみを特定して、鉄筋径を算出することができる。
・上記実施形態では、評価サーバ20の制御部21が、鉄筋領域の推定処理(ステップS4−3)を含む配筋検査処理を実行する。この配筋検査処理を行なうハードウェアは、評価サーバ20に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末10で処理を実行してもよいし、評価サーバ20とユーザ端末とが共同して処理を実行してもよい。
機械学習による学習処理によって生成する場合には、まず、評価サーバ20の制御部21は、撮影画像記憶部22、輪郭画像記憶部23及びペイント画像記憶部24から、同じ画像IDが付与された撮影画像、輪郭画像、ペイント画像を取得する。更に、制御部21は、線描き以外の領域を透明化させた輪郭画像をペイント画像に重畳させた重畳画像を生成する。
Claims (7)
- 推定モデル記憶部に接続され、配筋を評価する制御部を備えた配筋評価システムであって、
前記制御部が、
鉄筋を示した画像と、前記画像において前記鉄筋の少なくとも径領域の輪郭を指定した画像とを教師データとして用いた機械学習を行なって、前記画像に含まれる鉄筋の径領域を前記画像から予測する推定モデルを生成して、前記推定モデル記憶部に記録し、
処理対象の画像を取得した場合、前記推定モデルを用いて、前記処理対象の画像に含まれる鉄筋の径領域を予測し、
前記径領域における前記鉄筋の径を算出することを特徴とする配筋評価システム。 - 前記制御部は、前記画像において、前記鉄筋を示した画素を指定したペイント画像を教師データとして用いて機械学習を行なって前記径領域を予測する推定モデルを生成して、前記推定モデル記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の配筋評価システム。
- 前記制御部は、前記画像を撮影した撮影装置から前記鉄筋までの距離と、前記推定した径領域の大きさとを用いて、前記画像における前記鉄筋の径を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の配筋評価システム。
- 前記制御部は、前記画像において、前記鉄筋に付されたマーカーを検出し、前記マーカーの形状に応じて、前記鉄筋までの距離を算出することを特徴とする請求項3に記載の配筋評価システム。
- 前記制御部は、
異なる視点から撮影した複数の画像群を取得し、
前記画像群を用いて取得した点群配置において、前記推定モデルを用いて予測した径領域から取得した点群配置により、前記鉄筋の径を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の配筋評価システム。 - 推定モデル記憶部に接続され、配筋を評価する制御部を備えた配筋評価システムを用いて配筋を評価する方法であって、
前記制御部が、
鉄筋を示した画像と、前記画像において前記鉄筋の少なくとも径領域の輪郭を指定した画像とを教師データとして用いた機械学習を行なって、前記画像に含まれる鉄筋の径領域を前記画像から予測する推定モデルを生成して、前記推定モデル記憶部に記録し、
処理対象の画像を取得した場合、前記推定モデルを用いて、前記処理対象の画像に含まれる鉄筋の径領域を予測し、
前記径領域における前記鉄筋の径を算出することを特徴とする配筋評価方法。 - 推定モデル記憶部に接続され、配筋を評価する制御部を備えた配筋評価システムを用いて配筋を評価するプログラムであって、
前記制御部を、
鉄筋を示した画像と、前記画像において前記鉄筋の少なくとも径領域の輪郭を指定した画像とを教師データとして用いた機械学習を行なって、前記画像に含まれる鉄筋の径領域を前記画像から予測する推定モデルを生成して、前記推定モデル記憶部に記録し、
処理対象の画像を取得した場合、前記推定モデルを用いて、前記処理対象の画像に含まれる鉄筋の径領域を予測し、
前記径領域における前記鉄筋の径を算出する手段として機能させることを特徴とする配筋評価プログラム。
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