JP2021057858A - 圧電発音部品 - Google Patents

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茂夫 尾島
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Abstract

【課題】簡易な構成を用いて、良好な信頼性を得ることができる圧電発音部品を提供する。【解決手段】基板10と、圧電板23と、圧電板23における対向する主面に設けられた第1電極21及び第2電極22とを有し、第1電極21及び第2電極22に電圧が印加されることによって振動する振動板2と、ケース本体3と、ケース本体3の開口部33を閉じる蓋4とを有するケース6と、蓋4に設けられた第1ピン端子51及び第2ピン端子52と、を備え、第1電極21は、圧電板23に設けられた第1金属層211と、第1金属層211における圧電板23とは反対の面に設けられかつ第1ピン端子51が当接した第2金属層212とを有し、第2金属層212の材料は、第1金属層211の材料よりも硬度が大きく、第1金属層211の材料は、第2金属層212の材料よりも抵抗値が小さい。【選択図】 図2

Description

本発明は、圧電発音部品に関する。
圧電発音部品は、例えば、家庭用電化製品や火災報知設備等の民生用及び業務用電子機器や自動車等において、警報音や動作音を発する電気音響変換器として用いられている。圧電発音部品のうち、いわゆるピンタイプと呼ばれる針状の実装端子を備えた圧電発音部品は、例えば、圧電振動板と、ベースと、ベースの外側に嵌合されてベースと共に圧電振動板を格納するケースとを備えている。このとき、圧電振動板は、ベースとケースとによって外周部が挟持されることで、ベースの底壁部とケースの天壁部との間に形成された内部空間に保持されている。
例えば、特許文献1には、圧電振動板と、開口を有するケース本体及びケース本体の開口を閉成するようにケース本体に固定された裏蓋を有し、かつ内部に圧電振動板が収納されているケースと、裏蓋に固定されており、圧電振動板に電気的に接続されており、かつケース外に引き出されている一対の金属端子とを備え、各金属端子が、裏蓋を貫通してケース外に延ばされた端子引出し部と、端子引出し部の裏蓋内面側の端部において端子引出し部に対して折り曲げられており、かつ裏蓋内面に沿うように配置された端子固定部と、端子固定部の内側端から、曲げられた部分が上方から見て略U字状になるように曲げられており、かつ先端側が裏蓋内面から離れており、さらに圧電振動板に当接されている接続部とを有する、圧電発音部品が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、内部に凹部を有し、凹部の内周に段部が形成された樹脂ケースと、両主面に電極を有する圧電セラミック素子を金属振動板の一方の主面に載置した状態で貼り合わせて形成された発音体とを用いて構成されており、金属振動板の、他方の主面の周縁部を、段部に載置した状態で固定することによって、樹脂ケースの内部が発音体を境として、前気室と後気室とに分割されている圧電発音部品において、樹脂ケースの凹部を形成する壁面には、壁面を貫通し、前気室に通ずる放音孔を形成し、かつ、放音孔の形成面には、後気室に通ずる空気孔を形成するとともに、樹脂ケースの壁面に、圧電セラミック素子及び金属振動板のそれぞれに接続する一対の外部電極を形成した圧電発音部品が開示されている。
特開平7−114383号公報 特開平7−028472号公報
特許文献1及び特許文献2に示されるようなピンタイプの圧電発音部品では、ピン状の金属端子の先端が適正な圧力の作用によって電極と当接し、両者の電気的接続を実現している。一方、このような構成においては、金属端子及び電極のそれぞれを構成する材料の特性(例えば、金属の種類、硬度、寸法、形状等)によって、金属端子と電極とが摩耗し易いことがある。また、このような接触摩耗が生じると、金属端子及び電極のそれぞれの材料が変質(酸化、硫化等)し易くなる。その結果、金属端子と電極との接触抵抗の増大、電気的な接続の不良、圧電発音部品の周波数の変動、又は圧電発音部品の発音障害等、信頼性が損なわれる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、簡易な構成を用いて、良好な信頼性を得ることができる圧電発音部品を提供することである。
本発明の一側面に係る圧電発音部品は、基板と、圧電板と、圧電板における対向する主面に設けられた一対の電極とを有し、一対の電極に電圧が印加されることによって振動する振動板と、開口を有するケース本体と、ケース本体の開口を閉じるように設けられた蓋とを有し、ケース本体及び蓋によって構成される内部空間に、振動板を収容するケースと、蓋に設けられた複数のピン端子と、を備え、一対の電極のうち少なくとも1つの電極は、圧電板に設けられた第1金属層と、第1金属層における圧電板とは反対の面に設けられかつ複数のピン端子の何れか1つが当接した第2金属層とを有し、第2金属層の材料は、第1金属層の材料よりも硬度が大きく、第1金属層の材料は、第2金属層の材料よりも抵抗値が小さい。
本発明によれば、簡易な構成を用いて、良好な信頼性を得ることができる圧電発音部品を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る圧電発音部品の構成を説明するための分解斜視図である。 第1実施形態に係る圧電発音部品の構成を説明するための断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 第1実施形態に係る振動板の一部構成を説明するための図である。 第2実施形態に係るピン端子の構成を説明するための図である。 図5のVI−VI線断面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
[第1実施形態]
<圧電発音部品1>
まず、図1乃至図3を参照しつつ、第1実施形態に係る圧電発音部品1の構成を説明する。図1は、第1実施形態に係る圧電発音部品1の構成を説明するための分解斜視図である。図2は、第1実施形態に係る圧電発音部品1の構成を説明するための断面図である。図3は、図2のIII−III線断面図である。なお、図1乃至図3においては、圧電発音部品1の構造における特徴の少なくとも一部を説明するのに必要な構成を抽出して記載しているが、圧電発音部品1が図示していない構成を備えることを妨げるものではない。
圧電発音部品1は、ピンタイプの発音部品の一例であり、振動板2と、振動板2を収容するケース6と、振動板2と当接することで振動板2に電圧を印加する2つのピン端子5とを備える。
ケース6は、ケース本体3と、蓋4とを有する。蓋4は、ケース本体3の開口を閉じるように、このケース本体3に取り付けられることでケース6を構成する。また、ケース6は、内部空間30を有する。内部空間30は、ケース本体3及び蓋4のそれぞれが互いにケース6の内部側に向かう面によって構成されている。
なお、以下では、説明の便宜のために、振動板2、ケース本体3、蓋4及び2つのピン端子5が組み立てられることで圧電発音部品1を構成した状態を「組立状態」と呼ぶ。圧電発音部品1又は振動板2等の厚み方向に沿って、それらの構成を平面視する場合に係る振動板2等の平面視形状を「平面視形状」と呼ぶ。また、図2に示すように、組立状態において、圧電発音部品1の厚み方向において、ケース本体3から蓋4側に向かう方向を「第1方向」と呼び、蓋4から後述するケース本体3の天壁部31側に向かう方向を「第2方向」と呼ぶ。
第1実施形態では、振動板2、ケース本体3及び蓋4の平面視形状はいずれも、円状である。組立状態において、振動板2、ケース本体3及び蓋4は、それぞれの平面視形状の円心が約一直線状に位置するように、配置されている。
また、第1実施形態では、振動板2がケース本体3の内部に設置(収容)された後に、蓋4がケース本体3の開口(後述する開口部33)を閉じて、ケース本体3(後述する支持面353)とともに振動板2を挟むように固定する。こうして、振動板2が、ケース6の内部空間30に収容される。また、組立状態において、2つのピン端子5は、蓋4に設けられており、内部空間30に位置する先端が振動板2と当接する。
(振動板2)
振動板2は、基板10と、振動素子20とを有する。振動素子20は、導電性接着剤によって、基板10の第1方向に向かう主面(後述する第1基板主面11)の中央に貼りつけられる。基板10及び振動素子20はいずれも、円板状部材である。基板10の直径は、振動素子20の直径よりも大きい。
基板10は、良導電性とバネ弾性(例えば、弾性率が1GPa以上)を有する金属材質によって構成され、具体的には、基板10は、42アロイ、SUS(ステンレス鋼)、黄銅、リン青銅等によって構成されることが好ましい。なお、基板10の材料は、金属以外のもの、例えば弾性率が1GPa以上であればガラスエポキシ基板等の樹脂系材料であってもよく、複数の材料が積層された多層構造であってもよい。
また、基板10は、厚み方向の両側にある、第1基板主面11と、第2基板主面12とを有する。組立状態において、第1基板主面11が第1方向を向いており、第2基板主面12が第2方向を向いている。
振動素子20は、圧電板23と、圧電板23を挟むように圧電板23の両主面に設けられている一対の電極24とを有する。
圧電板23は、PZT等の圧電セラミックスによって構成されている。この圧電板23は、円板状部材であり、厚み方向の両側にある、第1主面231と、第2主面232とを有する。組立状態において、第1主面231が第1方向を向いており、第2主面232が第2方向を向いている。
一対の電極24は、電圧を圧電板23に印加することで振動板2を振動させるためのものである。また、一対の電極24は、第1電極21と、第2電極22とを含む。第1電極21及び第2電極22はいずれも、円状の薄膜である。組立状態において、第1電極21は、圧電板23の第1主面231に設けられており、第2電極22は、圧電板23の第2主面232に設けられている。
言い換えれば、第1電極21は、蓋4の側を向いており、第2電極は、基板10の側を向いている。また、第1電極21は、2つのピン端子5のいずれか1つのピン端子5を当接している。第1実施形態では、第1電極21と、第2電極22とは異なる構成を有する。第1電極21及び第2電極22の構成の詳細については後述する。
(ケース本体3)
ケース本体3は、セラミックや樹脂等の絶縁性材料によって構成されている。また、ケース本体3は、箱状をなしている。このケース本体3は、天壁部31と、天壁部31の周縁から突起している周壁部32と、周壁部32の突起する方向の先端側に開口する開口部33とを有する。
天壁部31は、円板状をなしている。この天壁部31は、厚み方向の両側にある、第1天壁主面311と、第2天壁主面312とを有する。組立状態において、第1天壁主面311が第1方向を向いており、第2天壁主面312が第2方向を向いている。
また、天壁部31の中央に、放音孔313が設けられている。この放音孔313は、厚み方向にて天壁部31を貫通し、ケース本体3の内部と外部とを連通する。こうして、組立状態において、放音孔313は、振動板2が振動するときに生じる音をケース6の外部に放出する。
周壁部32は、円筒状をなしている。また、周壁部32は、内周面35と、外周面36とを有する。以下では、説明の便宜のために、周壁部32が天壁部31から突起する方向を「突起方向」と呼び、突起方向の天壁部31側を「根元側」と呼び、突起方向の開口部33側を「先端側」と呼ぶ。また、周壁部32における根元側の部分を「根元部」と呼び、周壁部32における先端側の部分を「先端部」と呼ぶ。
内周面35は、周壁部32の突起方向の根元側から先端側に向かって順に配置された、第2内周面352と、第1内周面351とを有する。また、内周面35は、第2内周面352及び第1内周面351を連結し、天壁部31と平行するように位置する支持面353を有する。言い換えれば、支持面353は、第2内周面352と第1内周面351との間の段差面である。
支持面353は、振動板2を収容するときに、振動板2の基板10における第2基板主面12と接触する面である。具体的には、支持面353は、後述する蓋4の上面423とともに振動板2をその厚み方向の両側から挟むように支持する。また、支持面353の平面視形状は、リング状をなしており、外周縁の直径が基板10の直径よりも大きく形成され、内周縁の直径が基板10の直径よりも小さく形成されている。
第2内周面352は、根元部が天壁部31と接続しており、先端部が支持面353の内周と接続している。この第2内周面352は、第1天壁主面311とともに、内部空間30の第2方向側に位置する音響空間302を構成する。
第1内周面351は、根元部が支持面353の外周縁と接続しており、先端部が周壁部32の上面37と接続している。この第1内周面351は、組立状態、すなわち蓋4がケース本体3に取り付けられた状態において、蓋4を収容する空間を構成する。また、第1内周面351の先端側に、後述する蓋4の爪部44と係合するための溝部354が設けられている。
(蓋4)
蓋4は、例えば、ケース本体3と同様の材料、すなわちセラミックや樹脂等の絶縁性材料によって構成されている。また、蓋4は、箱状をなしている。この蓋4は、天壁部41と、天壁部41の周縁から突起している周壁部42と、周壁部42の突起する方向の先端側に開口する開口部43とを有する。
以下では、説明の便宜のために、周壁部42が天壁部41から突起する方向を「突起方向」と呼び、突起方向の天壁部41側を「根元側」と呼び、突起方向の開口部43側を「先端側」と呼ぶ。また、周壁部42における根元側の部分を「根元部」と呼び、周壁部42における先端側の部分を「先端部」と呼ぶ。なお、図2に示すように、組立状態において、蓋4に係る「根元側(根元部)」及び「先端側(先端部)」は、上述したケース本体3に係る「根元側(根元部)」及び「先端側(先端部)」と逆である。
天壁部41は、円板状をなしている。この天壁部41は、厚み方向の両側にある、第1天壁主面411と、第2天壁主面412とを有する。組立状態において、第1天壁主面411が第1方向を向いており、第2天壁主面412が第2方向を向いている。
また、天壁部41に、2つのピン端子5を固定するための2つの貫通孔413が設けられている。これらの貫通孔413は、厚み方向において天壁部41を貫通し、蓋4の内部と外部とを連通する。
周壁部42は、円筒状をなしている。また、周壁部42は、内周面45と、外周面46とを有する。組立状態において、周壁部42の内周面45は、第2天壁主面412とともに、内部空間30の第2方向側に位置する音響空間301を構成する。
また、内周面45は、周壁部42の上面423側に、内周面45が2つのピン端子5の設置や、この2つのピン端子5の組立状態における動きを干渉しないための、ニゲ451が設けられている。
外周面46の根元側に、爪部44が設けられている。この爪部44は、組み立てるときに、ケース本体3の溝部354に押し入れることで、ケース本体3の溝部354と係合する。このように、爪部44と溝部354との係合によって、蓋4がケース本体3に取り付けられ、ケース本体3の開口部33を閉じることで、ケース6を構成する。
(ピン端子5)
2つのピン端子5は、第1ピン端子51と、第2ピン端子52とを含む。第1ピン端子51及び第2ピン端子52のそれぞれは、横断面形状がほぼ円形をなしているリード線が折り曲げられることによって構成される。このような折り曲げられた形状によって、第1ピン端子51及び第2ピン端子52は、バネ性を得られている。
また、第1ピン端子51及び第2ピン端子52のそれぞれは、蓋4の天壁部41に設けられた2つの貫通孔413を介して、蓋4に固定される。組立状態において、第1ピン端子51及び第2ピン端子52のそれぞれは、振動板2と当接して、その振動板2と電気的に接続される。
以下では、説明の便宜のために、2つのピン端子5の、開口部43側に位置する端部を「先端」と呼び、ケース6の外部に位置する端部を「後端」と呼ぶ。また、第1実施形態では、第1ピン端子51と第2ピン端子52とほぼ同様の構成(形状及び材質等)を有する。具体的には、第1ピン端子51と第2ピン端子52との相違点は、組立状態における配置位置である。このため、以下では、第1ピン端子51の構成を中心に説明する。なお、第2ピン端子52の構成については第1ピン端子51の説明を適用することができ、以下ではその説明を簡略する。
第1ピン端子51は、略U字状をなしている。この第1ピン端子51の構成をリード線の線方向(リード線の延在方向)に沿って捉えると、図2に示すように、第1ピン端子51は、先端から後端に向かって、端子本体部511と、取付部513と、引出部512とを有する。
組立状態において、端子本体部511は、音響空間301に位置し、振動板2と当接する部分である。取付部513は、蓋4の貫通孔413及び第2天壁主面412を介して、蓋4に固定されている部分である。引出部512は、ケース6の外部に露出し、外部基板(図示せず)に実装される部分である。
また、第1ピン端子51の構成をリード線の線方向(リード線の延材方向)と交差する方向に沿って捉えると、図3に示すように、第1ピン端子51は、内部(芯部)から表面(外周)に向かって、芯部514と、その芯部514の全体を覆うように施されているメッキ層515とを有する。メッキ層515は、第1ピン端子51の表面層の一例である。
芯部514の材質は、例えば、リン青銅である。メッキ層515の材質は、例えば、Snである。組立状態において、第1ピン端子51のメッキ層515、具体的には、端子本体部511の先端に対応するメッキ層515に係る部分は、振動板2の第1電極21と直接かつ電気的に当接する。なお、以下の説明では、「端子本体部511の先端に対応するメッキ層515に係る部分」を単に「第1ピン端子51の先端」又は「端子本体部511の先端」と簡略する。
同様に、第2ピン端子52の構成をリード線の線方向(リード線の延在方向)に沿って捉えると、図2に示すように、第2ピン端子52は、端子本体部521と、取付部523と、引出部522とを有する。また、第2ピン端子52の構成をそのリード線の線方向(リード線の延在方向)と交差する方向に沿って捉えると、第2ピン端子52は、リン青銅である芯部524(図示せず)と、Snであるメッキ層525(図示せず)とを有する。
組立状態において、第2ピン端子52の端子本体部521の先端に対応するメッキ層515に係る部分は、振動板2の基板10の第1基板主面11と直接かつ電気的に当接する。なお、以下の説明では、「端子本体部521の先端に対応するメッキ層525に係る部分」を単に「第2ピン端子52の先端」又は「端子本体部521の先端」と簡略する。こうして、第2ピン端子52の先端は、第1基板主面11を介して、その第1基板主面11と電気的に接続している第2電極22と電気的に接続する。
このように、第1実施形態に係る圧電発音部品1では、第1ピン端子51及び第2ピン端子52を介して、振動板2の第1電極21及び第2電極22に交流電圧が印加されると、振動板2が、音響空間301及び音響空間302において、第1方向及び第2方向にて往復するように振動して発音(鳴動)する。また、発せられる音が主に放音孔313を介してケース6の外側へ放出する。
<第1電極21及び第2電極22の詳細>
ここで、第1電極21及び第2電極22の詳細を説明する前に、第1ピン端子51及び第2ピン端子52のそれぞれと振動板2との組立状態における当接状態について詳細に説明する。また、第1ピン端子51及び第2ピン端子52のそれぞれと振動板2との当接の相違は、当接位置である。そのため、以下では、第1ピン端子51について説明し、第2ピン端子52については第1ピン端子51と異なる内容について説明する。
まず、第1ピン端子51の先端と第1電極21との当接について説明する。組立状態において、第1ピン端子51は、圧縮された状態で取り付けられる。具体的には、蓋4がケース本体3に係合されると、第1ピン端子51の先端が振動板2の第1電極21に当接し、端子本体部511の先端が蓋4に固定された取付部513に対する距離が小さくなる。その結果、弾性的に変形された第1ピン端子51は、第1電極21に継続的な圧力を与える。また、端子本体部511は、可動な部分である。具体的には、振動板2に振動によって、端子本体部511が固定された取付部513を中心に揺動し、端子本体部511の先端が第1電極21の表面(第1方向側の面)にて摺動する。言い換えれば、振動板2の振動に伴って第1ピン端子51の先端が第1電極21の表面における、平面視形状が約リング状をなしている第1可能範囲において摺動する。このように、振動板2の鳴動状態において、第1ピン端子51の先端が第1電極21に対して摺動することによって、両者が当接する第1可動範囲に圧力と機械的なストレスとが発生する。
次に、第2ピン端子52の先端と第1基板主面11との当接について説明する。組立状態において、第2ピン端子52の先端が、第1基板主面11に継続的な圧力を与える。また、振動板2が振動すると、端子本体部521の先端が第1基板主面11において摺動する。言い換えれば、振動板2の振動に伴って第2ピン端子52の先端が、平面視形状が約リング状をなしている第2可能範囲において摺動する。このように、振動板2の鳴動状態において、第2ピン端子52の先端が第1基板主面11に対する摺動によって、両者が当接する第2可動範囲に圧力と機械的なストレスとが発生する可能性がある。なお、本実施形態において示す例では、第2電極22は、第2ピン端子52の先端と直接当接していないため、当接による圧力と機械的なストレスとに係る問題が生じない。
ここで、上述したような当接状態において、当接する双方のうちの、少なくとも一方の材料が、例えば、硬度がビッカース硬度で300以上の、すなわち硬度が大きい材料であれば、当接する双方の接触摩耗をより効果的に抑制することができる。具体的には、第1電極21の硬度がビッカース硬度で300以上であれば、より効果的に接触摩耗を抑制し、圧電発音部品1の信頼性向上を図ることができる。
なお、電極の材料(例えば、Ag等)が、基板10の材料よりも硬度が小さい場合、第1基板主面11と第2ピン端子52との相対的な摺動によって両者間において接触摩耗は生じにくいため、本実施形態に示す構成においては第2ピン端子52における接触摩耗による信頼性を確保することができる。
続いて、図2及び図4を参照しつつ、第1実施形態に係る第1電極21及び第2電極22の詳細を説明する。図4は、第1実施形態に係る振動板2の一部構成を説明するための断面図である。
(第1電極21)
第1実施形態では、上述したように、第1ピン端子51の先端及び第2ピン端子52の先端(メッキ層515)の材料はいずれも、Snを採用している。一般的に、Snはビッカース硬度が100であり、硬度が比較的小さい。したがって、第1電極21は、少なくとも第1ピン端子51と当接する表面側の第1可動範囲における材料が、第1ピン端子51のメッキ層515の材料よりも硬度が大きい材料を採用することができる。
より詳細に説明すると、第1電極21は、例えば、2種類の金属によって構成されることができる。具体的には、第1電極21は、例えば、図4に示すように、圧電板23に設けられた第1金属層211と、第1金属層211における圧電板23とは反対の面に設けられた第2金属層212とを有する。
ここで、第1金属層211は第1ピン端子51と接触しないため、この第1金属層211の材料は、抵抗値が小さい金属を優先的に採用することが好ましい。この場合、第1金属層211の材料は、例えば、抵抗値が小さい、かつ硬度がビッカース硬度で300未満の金属を採用することができる。一方、第2金属層212は第1ピン端子51の先端と当接する第1電極21の表面層であるため、第2金属層212の材料は、第1ピン端子51のメッキ層515及び第1金属層211の材料よりも硬度が大きい金属を採用することができる。
例を挙げて説明すると、例えば、第1金属層211の材料は、硬度がビッカース硬度で300未満の金属である。この場合、第2金属層212の材料は、硬度がビッカース硬度で300以上の金属を採用することができる。また、第1電極21の全体とする抵抗値の増大を抑制するために、第2金属層212の材料の抵抗値が3×10-6Ωcm以上70×10-6Ωcm以下の範囲に属することが好ましい。すなわち、第2金属層212の材料は、硬度がビッカース硬度で300以上、かつ抵抗値が3×10-6Ωcm以上70×10-6Ωcm以下の範囲に属する金属を採用することが好ましい。
第1実施形態では、第1金属層211の材料は、Ag(焼付け銀)である。一方、第2金属層212の材料は、例えば、Agよりも硬度が大きい、Cu、又は、CuとNiの合金である。第2金属層212の材料がCuとNiの合金である場合、例えば、CuとNiとの含有量の比率が3:7のキュプロ、又はCuとNiとの含有量の比率が7:3のモネルを採用することができる。
また、第2金属層212の厚さ(膜厚)は、採用する金属の種類の特性(電気抵抗や摺動摩耗性等)に基づいて選定することができる。ただし、第2金属層212の膜厚が厚くなるほど、接触抵抗値が大きくなる。このため、接触抵抗値の増大を抑制するために、第2金属層212の膜厚、第1金属層211の膜厚よりも薄いことが好ましい。
第1実施形態では、第2金属層212の膜厚は、例えば、3μm以下である。また、この第2金属層212は、例えば、スパッタリング膜である。
(第2電極22)
既に説明したとおり、本実施形態に示す構成においては、第2電極22は、第2ピン端子52の先端と接触しないため、この第2電極22の材料は、抵抗値が小さい金属を優先的に採用することが好ましい。この場合、第1金属層211の材料は、例えば、抵抗値が小さい、かつ硬度がビッカース硬度で300未満の金属を採用することができる。第1実施形態では、生産性の向上を図るために、第2電極22の材料は、第1金属層211の材料と同じAg(焼付け銀)を採用している。
このように、第1電極21及び第2電極22を採用した第1実施形態に係る圧電発音部品1は、簡易な構成を用いて、良好な振動特性を維持するとともに、高い信頼性を得ることを実現している。
具体的には、圧電発音部品1では、表面層Snのメッキ層515を有する第1ピン端子51に対して、その第1ピン端子51の先端と当接する第2金属層212の材料を、第1金属層211及び第2電極22のAg及びメッキ層515のSnよりも硬度が大きい、具体的には、硬度がビッカース硬度で300以上、かつ抵抗値が3×10-6Ωcm以上70×10-6Ωcm以下の範囲に属する金属を採用することで、第1電極21と第1ピン端子51の先端との低硬度材料と低硬度材料との接触摩耗の発生を抑制する。その結果、低硬度材料と低硬度材料との接触摩耗により、第1電極21と第1ピン端子51の先端とのそれぞれの材料の変質(酸化、硫化等)が抑制される。
ここで、第1電極21と第1ピン端子51の先端とのそれぞれの材料の変質(酸化、硫化等)による圧電発音部品1の信頼性に与える影響を説明する。第1ピン端子51の先端のメッキ層515が摩耗されると、芯部514が露出して酸化する。この芯部514の酸化変質によって、第1ピン端子51と第1電極21との接触抵抗が増大される。その結果、第1ピン端子51と第1電極21との電気的な接続が維持できなくなることがある。また、メッキ層515等が摩耗されることによって、HSやSO2等の腐食性ガスが発生する。このような腐食性ガスが発生すると、第1電極21に含まれているAgの硫化が促進される。また、第1電極21に含まれているAgの硫化変質によって、第1電極21の使用寿命が短くなる不具合が生じることがある。さらに、これらの第1電極21及び第1ピン端子51を構成する材料の変質等によって、圧電発音部品1の周波数が変動し、最悪の場合、発音障害等が生じるおそれがあり、圧電発音部品1の信頼性に大きな影響を与えるおそれがある。
本実施形態に示す構成を作用することによって、第1電極21と第1ピン端子51の先端とのそれぞれの材料の変質(酸化、硫化等)が抑制されることで、金属端子と電極との接触抵抗の増大、電気的な接続の不良、圧電発音部品の周波数の変動、又は圧電発音部品の発音障害等の信頼性に係る問題を抑制することができる。言い換えれば、第2金属層212を有する第1電極21を採用すれば、簡易な構成を用いて、高い信頼性を得ることを実現している。
さらに、圧電発音部品1は、圧電板23の両主面にAgを材料とする第1金属層211及び第2電極22を採用することで、接触抵抗値の増大を抑制し、良好な振動特性を維持することができる。
[第2実施形態]
続いて、図5及び図6を参照しつつ、第2実施形態に係る第1ピン端子51の構成について説明する。図5は、第2実施形態に係る第1ピン端子51の構成を説明するための図である。図6は、図5のVI−VI線断面図である。
なお、以下の説明では、第2実施形態の第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点、すなわち第1ピン端子51の構成のみを説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については言及しない。
図5及び図6に示すように、第1実施形態に係る第1ピン端子51に比べて、第2実施形態に係る第1ピン端子51は、少なくとも先端のメッキ層515の外部に、金属層516を有する。また、この金属層516の材料等は、第1実施形態に係る第2金属層212と同じである。
このような金属層516を有する第2実施形態に係る第1ピン端子51を採用することで、第1電極21と第1ピン端子51の先端との接触摩耗の発生を確実に抑制することができ、高い信頼性を得ることが実現できる。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。
本発明の一実施形態に係る圧電発音部品1では、基板10と、圧電板23と、圧電板23における対向する主面に設けられた一対の電極24とを有し、一対の電極24に電圧が印加されることによって振動する振動板2と、開口部33を有するケース本体3と、ケース本体3の開口部33を閉じるように設けられた蓋4とを有し、ケース本体3及び蓋4によって構成される内部空間30に、振動板2を収容するケース6と、蓋4に設けられた複数のピン端子5と、を備え、一対の電極24のうち少なくとも第1電極21は、圧電板23に設けられた第1金属層211と、第1金属層211における圧電板23とは反対の面に設けられかつ第1ピン端子51が当接した第2金属層212とを有し、第2金属層212の材料は、第1金属層211の材料よりも硬度が大きく、第1金属層211の材料は、第2金属層212の材料よりも抵抗値が小さい。
上記構成によれば、簡易な構成を用いて、良好な信頼性を得ることができる。
また、上記構成において、第2金属層212の材料は、硬度がビッカース硬度で300以上、かつ抵抗値が3×10-6Ωcm以上70×10-6Ωcm以下の範囲に属する金属であってもよい。
上記構成によれば、接触摩耗の発生を抑制できるとともに、接触抵抗値の増大を軽減することができる。
また、上記構成において、第1金属層211の材料は、Agであってもよく、第2金属層212の材料は、Cu、又は、CuとNiの合金であってもよい。
上記構成によれば、良好な振動特性を維持するとともに、接触摩耗の発生を抑制することができ、良好な信頼性を得ることができる。
また、上記構成において、第2金属層212の材料は、CuとNiとの含有量の比率が3:7のキュプロ、又はCuとNiとの含有量の比率が7:3のモネルであってもよい。
上記構成によれば、接触抵抗値の増大を軽減することができるとともに、硬度が高い材料を採用することで、確実に接触摩耗の発生を抑制することができる。
また、上記構成において、第2金属層212の膜厚は、第1金属層211よりも薄く形成されてもよい。
上記構成によれば、良好な振動特性を維持するとともに、接触抵抗値の増大を軽減することができる。
また、上記構成において、第2金属層212の膜厚は、3μm以下であってもよい。
上記構成によれば、確実に接触抵抗値の増大を軽減することができる。
また、上記構成において、第2金属層212は、スパッタリング膜であってもよい。
上記構成によれば、構成を簡易化することができる。
また、上記構成において、複数のピン端子5は、Snのメッキ層515を有してもよい。
上記構成によれば、良好な振動特性を維持することができる。
また、上記構成において、第1ピン端子51の表面層の材料は、第2金属層212と同じであってもよい。
上記構成によれば、接触摩耗の発生を抑制することで、良好な信頼性を得ることができる。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。以下では、本発明に係る変形例について説明する。
上記実施形態では、第1金属層211の材料はAgであり、第2金属層212の材料がCu、又は、CuとNiの合金であることとして説明したが、上記構成に限定されるものではない。第1金属層211の材料は、Ag以外の抵抗値が小さい金属であればよい。また、第2金属層212の材料が第1金属層211の材料よりも硬度が高ければよい。
上記実施形態では、ピン端子5は2つを有することとして説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、2つ以外の数を有してもよい。
上記実施形態では、第1電極21は、2層構成として説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、第1電極21は、3層以上の積層体であってもよく、1層構成であってもよい。また、第2電極22も、同様である。
上記実施形態では、振動板2は、第2電極22を有するものとして説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、第2電極22の換わりに、基板10を第2電極22の機能を有するものとして利用してもよい。
上記実施形態では、電極と当接する金属端子は、ピン端子5として説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、薄板状な端子等の別の形状を有する端子であってもよい。
上記実施形態では、圧電発音部品1の各構成の平面視形状が円状をなしているものとして説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、矩形状や正方形状等の任意の形状を採用してもよい。
上記実施形態では、第2金属層212は、スパッタリング膜として説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、その他の種類の膜であってよい。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…圧電発音部品、2…振動板、3…ケース本体、4…蓋、5…ピン端子、6…ケース、10…基板、20…振動素子、21…第1電極、22…第2電極、23…圧電板、51…第1ピン端子、52…第2ピン端子、211…第1金属層、212…第2金属層

Claims (9)

  1. 基板と、圧電板と、前記圧電板における対向する主面に設けられた一対の電極とを有し、前記一対の電極に電圧が印加されることによって振動する振動板と、
    開口を有するケース本体と、前記ケース本体の開口を閉じるように設けられた蓋とを有し、前記ケース本体及び前記蓋によって構成される内部空間に、前記振動板を収容するケースと、
    前記蓋に設けられた複数のピン端子と、
    を備え、
    前記一対の電極のうち少なくとも1つの電極は、前記圧電板に設けられた第1金属層と、前記第1金属層における前記圧電板とは反対の面に設けられかつ前記複数のピン端子の何れか1つが当接した第2金属層とを有し、
    前記第2金属層の材料は、前記第1金属層の材料よりも硬度が大きく、
    前記第1金属層の材料は、前記第2金属層の材料よりも抵抗値が小さい、
    圧電発音部品。
  2. 前記第2金属層の材料は、硬度がビッカース硬度で300以上、かつ抵抗値が3×10-6Ωcm以上70×10-6Ωcm以下の範囲に属する金属である、請求項1に記載の圧電発音部品。
  3. 前記第1金属層の材料は、Agであり、
    前記第2金属層の材料は、Cu、又は、CuとNiの合金である、請求項1又は2に記載の圧電発音部品。
  4. 前記第2金属層の材料は、CuとNiとの含有量の比率が3:7のキュプロ、又はCuとNiとの含有量の比率が7:3のモネルである、請求項3に記載の圧電発音部品。
  5. 前記第2金属層の膜厚は、前記第1金属層よりも薄い、請求項1乃至4の何れか一項に記載の圧電発音部品。
  6. 前記第2金属層の膜厚は、3μm以下である、請求項5に記載の圧電発音部品。
  7. 前記第2金属層は、スパッタリング膜である、請求項1乃至6の何れか一項に記載の圧電発音部品。
  8. 前記複数のピン端子は、Snメッキ層を有する、請求項1乃至7の何れか一項に記載の圧電発音部品。
  9. 前記複数のピン端子の何れか1つのピン端子の表面層の材料は、前記第2金属層と同じである、請求項1乃至8の何れか一項に記載の圧電発音部品。
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