JP2021057733A - 機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔制御する際のユーザの手間を低減可能な機器制御装置を提供すること。【解決手段】機器制御装置として機能するホームサーバ11は、位置取得部13Aによって、住宅Hの内外いずれかに位置する居住者M1〜M3の位置を取得し、属性特定部14によって、居住者M1〜M3の属性を特定し、制御部15によって、居住者M1〜M3の位置と属性との組み合わせに基づいて照明装置2A〜2D、空調装置3A,3B、及び玄関ロック装置5等を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、機器制御装置に関する。
住宅に設けられたエアコン、照明装置又は給湯装置等を、スマートフォン等の通信端末を用いて制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−036250号公報
しかし、従来の構成は、住宅外から住宅内の機器を制御するには、ユーザが通信端末を取り出して通信端末のアプリケーションプログラムを実行し、通信端末を操作する作業が必要になる。例えば帰宅途中のユーザがエアコンと照明装置を遠隔操作する場合、住宅から離れた場所でエアコンを遠隔操作し、玄関直前で照明装置を操作する、といった操作態様が考えられ、操作タイミング等をユーザがいちいち判断しなければならない。
本発明は、遠隔制御する際のユーザの手間を低減可能な機器制御装置を提供することを目 的とする。
上記目的を達成するために、住宅に設けられた機器を制御する機器制御装置において、前記住宅の内外いずれかに位置する対象者の位置を取得する位置取得部と、前記対象者の属性を特定する属性特定部と、前記対象者の位置と前記属性との組合せに基づいて、前記機器を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
上記構成において、前記制御部は、前記対象者の位置に基づいて、前記対象者が外部から前記住宅へ移動する第1状態、又は、前記住宅から外部へ移動する第2状態か否かを判定し、前記第1状態か前記第2状態か否かに応じて、制御対象の前記機器、及び制御内容の少なくともいずれかを変更してもよい。
また、上記構成において、現在の時間情報を取得する時間情報取得部を備え、前記制御部は、前記対象者の位置と前記属性との組合せと、前記時間情報とに基づいて、制御対象の前記機器、及び制御内容を特定してもよい。
また、上記構成において、前記属性特定部は、前記対象者の属性として、前記住宅を利用する家族のいずれに該当するか否かを特定してもよい。
また、上記構成において、前記対象者の生活習慣を取得する生活習慣取得部と、前記生活習慣に基づいて、前記対象者が操作する前記機器及び制御内容を抽出し、抽出結果を、前記対象者の代わりに遠隔制御可能に、前記対象者の位置、及び前記対象者の属性と対応付けたデータを作成するデータ作成部とを備え、前記制御部は、前記データを参照することによって、前記対象者の位置と前記属性との組合せに基づいて前記機器及び制御内容を特定し、特定結果に対応する制御を行ってもよい。
本発明によれば、遠隔制御する際のユーザの手間を低減できる。
本発明の第1実施形態に係る機器制御装置として機能するホームサーバを設置した住宅の一例を示す図である。 ホームサーバを含む住宅用制御システムのブロック図である。 遠隔制御用データの一例を示す図である。 ホームサーバの代理制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るホームサーバを含む住宅用制御システムのブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る機器制御装置として機能するホームサーバを設置した住宅の一例を示す図である。図2は、ホームサーバを含む住宅用制御システムのブロック図である。
図1に示すように、住宅Hは、複数の室(LDKに相当する部屋R1、子供部屋R2、浴室R3、玄関R4、寝室R5等)を有する戸建て住宅である。各室R1〜R5には、居住者(図2に示す父M1、母M2、子M3からなる家族)が利用する機器に相当する住宅設備2A〜5が設置されている。これら住宅設備2A〜5の種類は特に限定されるものではないが、本実施形態では、各室を個別に照明する照明装置2A,2B,2C,2D、各室を個別に空気調和(いわゆる空調)する空調装置3A,3B,3C、浴室R3内の浴槽に給湯する給湯装置4、及び、玄関R4の扉をロック/アンロックする玄関ロック装置5の場合を例示している。
これら住宅設備2A〜5は、電気、ガス及び水道等のエネルギーを消費することで稼働するエネルギー消費機器に相当し、居住者M1〜M3が適宜にON/OFF等の操作を行って利用する装置である。
更に、この住宅Hには、太陽光を利用して発電する発電装置6、及び電力を蓄電可能な蓄電池7が設置されている。発電装置6及び蓄電池7は、各装置2A〜5等に電気エネルギーを供給したり、一時的に蓄えて必要に応じて供給するエネルギー供給機器と言うことができる。
住宅用制御システム1は、住宅Hに設置される上記機器2A〜7と、上記機器2A〜7を制御可能なホームサーバ11とを備えている。ホームサーバ11は、住宅H内に設置された上記機器2A〜7を監視する監視機能や、上記機器2A〜7を遠隔制御する遠隔制御機能を有している。これら機能により、ホームサーバ11は、住宅Hで使用される電気、ガス及び水道等の利用量を監視し、省エネルギー化等の観点で各機器2A〜7を適宜にコントロールする、といったHEMS(Home Energy Management System)に相当する処理を行うことができる。
ホームサーバ11は、居住者M1〜M3と共に移動可能な移動端末30A,30B,30Cを介して居住者M1〜M3からの指示を受け付け、受け付けた指示に基づいて、各機器2A〜7等をコントロールする遠隔制御機能も有している。本実施形態において、移動端末30A〜30Cは、居住者M1〜M3のそれぞれが携帯するスマートフォン等の携帯端末であり、移動体通信網を利用した通信機能、及びGPS等を利用した現在位置検出機能を有している。
なお、移動端末30A〜30Cは、スマートフォン等の携帯端末に限定されず、例えば、居住者M1〜M3のいずれかが運転する車両に搭載されたカーナビゲーション装置でもよい。移動端末30A〜30Cには、居住者M1〜M3と共に移動可能で、かつ、通信機能及び現在位置検出機能を有する装置を広く利用可能である。
また、ホームサーバ11は、HEMSに相当する処理を行う装置に限定されず、住宅Hに設置された住宅設備2A〜5等を遠隔制御する装置であればよい。
次いで、住宅設備2A〜5の制御に関わるホームサーバ11の構成等を説明する。
図2に示すように、ホームサーバ11は、通信部12と、情報取得部13と、属性特定部14と、制御部15と、記憶部16とを備えている。通信部12は、移動体通信用の通信モジュールを有し、この通信モジュールを利用して移動端末30A〜30Cと無線通信可能である。
なお、移動体通信用の通信モジュールに限定されず、住宅Hの内外を含むエリア内に位置する移動端末30A〜30Cと通信可能な通信モジュールであればよく、例えば、近距離通信用モジュール、又は中距離通信用モジュールでもよい。
通信部12は、更に、ハブ21及び通信アダプタ22A〜22H等を介して住宅設備2A〜5と通信するための通信モジュールを有している。これら通信モジュール、ハブ21及び通信アダプタ22A〜22H等には、有線又は無線で通信するための公知のハブ及び通信アダプタを広く適用可能である。
この通信部12等により、ホームサーバ11は、各住宅設備2A〜5の動作を制御する信号、より具体的には、ON/OFF、運転モード(給湯装置41の自動湯張りモード、空調装置の冷房/運転/除湿モード等)、及び、設定値(空調装置の目標温度等)等を指定する信号を各住宅設備2A〜5に送信できる。
情報取得部13は、移動端末30A〜30Cから送信された位置情報といった各種の情報を取得可能である。本実施形態の情報取得部13は、通信部12を介して移動端末30A〜30Cから送信された位置情報(居住者M1〜M3の位置に相当)を取得する位置取得部13Aと、現在時刻を含む現在の時間情報を取得する時間情報取得部13Bとを有している。位置取得部13Aは、移動端末30A〜30Cからの位置情報を時間間隔を空けて取得し、居住者M1〜M3毎の位置の変化、つまり、移動経路(移動方向を含む)を特定することによって、居住者M1〜M3毎に、住宅H外から住宅H内へ移動する帰宅状態に相当する第1状態か否か、及び、住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態に相当する第2状態か否かを特定可能である。
ここで、各移動端末30A,30B,30Cには、住宅用制御システム1に対応する所定のAP(アプリケーションプログラム)31がインストールされると共に、各移動端末30A,30B,30Cとホームサーバ11とが互いに通信可能に登録される。これによって、移動端末30A,30B,30Cとホームサーバ11との間で位置情報の送受信等が可能となっている。
例えば、移動端末30A,30B,30Cは、AP31が実行中の間、現在位置を示す位置情報を時間間隔を空けてホームサーバ11に送信する処理を行う。但し、省電力化等の観点から位置情報の送信処理を適宜に中断することが好ましい。例えば、移動端末30A,30B,30Cが予め登録された住宅Hの位置から所定距離以上離れている場合や、移動端末30A,30B,30Cが住宅H内で所定時間以上移動しておらず、居住者M1〜M3に携帯されていない可能性が高い場合に、送信処理を中断してもよい。
時間情報取得部13Bは、ホームサーバ11に設けられた不図示の計時回路(例えばリアルタイムクロック)で計時された時間情報、又は、通信部12を介して外部で計時された時間情報を取得する。
属性特定部14は、位置取得部13Aによって位置が取得された移動端末30A,30B,30Cを携帯する人物の属性を特定する。これら属性は、住宅Hを利用する人物を特定する情報であり、本実施形態では、居住者M1〜M3のいずれに該当するかを示す情報に相当する。
なお、人物の属性を特定する方法には、移動端末30A〜30Bのユーザを特定可能な公知の方法を広く適用でき、例えば、移動端末30A〜30Bから送信される各端末30A〜30C固有の識別情報に基づいて家族のいずれに該当するかを特定してもよい。他の方法として、住宅Hの内外に設置された不図示の撮影装置によって移動端末30A〜30Bのユーザを撮影し、撮影データを通信部12を介して属性特定部14が取得し、撮影データを画像認識することによって、居住者M1〜M3のいずれに該当するかを特定してもよい。
制御部15は、CPU、ROM及びRAM等からなるコンピュータを有し、記憶部18に記憶された制御プログラムに従ってホームサーバ11の各部を制御すると共に、各機器2A〜7を制御する。この制御部15は、記憶部16に記憶された遠隔制御用データDAを利用することによって、父M1、母M2及び子M3の代わりに、住宅設備2A〜5を制御(以下、代理制御」と言う)する機能も有している。記憶部16は、制御部15が利用する制御用プログラム、及び遠隔制御用データDA等の各種のデータを記憶している。
図3は、遠隔制御用データDAの一例を示す図である。
遠隔制御用データDAは、居住者M1〜M3のそれぞれの生活習慣に合わせた住宅設備2A〜5の制御を規定したデータであり、本実施形態では、居住者M1〜M3のいずれか等によって、遠隔制御用データDAの内容が設定される。なお、遠隔制御用データDAの具体的な設定方法は、ホームサーバ11を利用して直接設定する方法、又は移動端末30A〜30B等の他の装置を利用して設定する方法等を適用すればよい。
遠隔制御用データDAは、対象者である居住者M1〜M3の属性と、居住者M1〜M3の移動状態(帰宅状態に相当する第1状態、外出状態に相当する第2状態)と、制御対象の機器と、制御内容とを記述したデータである。このため、対象者の属性と移動状態の組み合わせが特定されると、制御対象の機器と制御内容とを速やかに特定することが可能になる。
ここで、対象者の属性と移動状態の組み合わせが特定された場合でも、対象者の位置又は時間帯に応じて、制御対象の機器を制御した方が良い場合と、制御しない方が良い場合が考えられる。
例えば、照明装置2A〜2Dは通常、夜間に使用される住宅設備であるので、昼間はON制御しないことが望まれる。また、照明装置2A,2B,2C,2D及び玄関ロック装置5は、居住者M1〜M3が住宅H内に移動する直前にON制御すれば十分な住宅設備であるのに対し、空調装置3A,3B,3C及び給湯装置4は、居住者M1〜M3が住宅H内に移動する直前よりも早いタイミングでON制御することが望まれる住宅設備である。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、制御内容の項目に、制御タイミングを規定する位置又は時間を指定する情報(図3中、所定位置、所定時間)を適宜に含めている。
図4は、ホームサーバ11の代理制御を示すフローチャートである。
ホームサーバ11の制御部15は、位置取得部13Aによって、住宅Hの内外いずれかに位置する居住者M1〜M3の位置を取得する処理と、属性特定部14によって、居住者M1〜M3の属性を特定する処理とを開始する(ステップS11)。例えば、移動端末30A〜30CのいずれかでAP31が実行され、ユーザの移動が検出されて位置情報の送信が開始された場合に、位置情報を受信したホームサーバ11によってステップS11の処理が実行される。
この場合、制御部15は、居住者M1〜M3の属性と対応づけて居住者M1〜M3の位置を記憶部16に順次記憶し、位置取得部13Aに、居住者M1〜M3毎の位置の変化に基づいて、住宅H外から住宅H内へ移動する第1状態(帰宅状態)か、住宅H内から住宅H外へ移動する第2状態(外出状態)か否かを特定させる(ステップS12)。
次に、制御部15は、居住者M1〜M3毎に第1状態又は第2状態か否かを判定し、第1状態又は第2状態と判定した居住者M1〜M3がいた場合、遠隔制御用データDAに基づく制御を行う(ステップS13)。
例えば、父M1が住宅H外から住宅H内へ移動する帰宅状態の場合、位置取得部13Aによって第1状態と特定されるので、制御部15は、図3に示した遠隔制御用データDAを参照することによって、次の制御を行う。
まず、制御部15は、位置取得部13Aが取得した位置に基づいて父M1が所定位置(住宅から10km範囲内)になったことを特定すると、LDKに相当する部屋R1の空調装置3AをON制御する。次に、制御部15は、時間情報取得部13Bが取得した時間情報、及び位置取得部13Aが取得した位置に基づいて、所定時間(夜間に相当する時間)で、所定位置(住宅から1km内)になったことを特定すると、給湯装置4で浴槽に自動湯張りするように給湯装置4をON制御する。
続いて、制御部15は、時間情報取得部13Bが取得した時間情報、及び位置取得部13Aが取得した位置に基づいて、所定時間(夜間)で、所定位置(玄関前に相当する位置)になったことを特定すると、玄関R4と部屋R1の照明装置2D,2AをON制御すると共に玄関ロック装置5のロックを解除する。なお、所定時間(夜間)でない場合、照明装置2D,2AのON制御は実行されないので、昼間に照明装置2D,2Aを点灯する事態を回避できる。
これに対し、父M1が住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態の場合、位置取得部13Aによって第2状態と特定されるので、制御部15は、遠隔制御用データDAに基づいて次の制御を行う。
まず、制御部15は、位置取得部13Aが取得した位置に基づいて父M1が所定位置(玄関前に相当する位置)になったことを特定すると、玄関ロック装置5をロック制御すると共に、玄関R4の照明装置2DをOFF制御する。なお、玄関R4の照明装置2Dが既にOFF状態の場合はOFF状態が維持される。
このように、父M1の生活習慣に合わせた住宅設備2A〜5の制御を規定した遠隔制御用データDAを利用して住宅設備2A〜5を制御するので、父M1の代わりにホームサーバ11が各住宅設備2A〜5を適切に制御することが可能になる。
なお、本実施形態において、母M2が住宅H外から住宅H内へ移動する帰宅状態の場合、給湯装置4の制御を行わない点を除いて父M1の場合と同じ制御が実行される。また、母M2が住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態の場合、全ての照明装置2A〜2Dと空調装置3A〜3CをOFF制御する点を除いて、父M1の場合と同じ制御が実行される。このように、母M2の生活習慣に合わせた遠隔制御用データDAを利用して住宅設備2A〜5を制御するので、母M2の代わりに各住宅設備2A〜5を適切に制御することが可能になる。
また、子M3が住宅H外から住宅H内へ移動する帰宅状態の場合、位置取得部13Aによって第1状態と特定されるので、制御部15は、遠隔制御用データDAに基づいて次の制御を行う。
まず、制御部15は、位置取得部13Aが取得した位置に基づいて子M3が所定位置(住宅から10km範囲内)になったことを特定すると、子供部屋R2の空調装置3BをON制御する。次に、制御部15は、時間情報取得部13Bが取得した時間情報、及び位置取得部13Aが取得した位置に基づいて、所定時間(夜間)で、所定位置(玄関前に相当する位置)になったことを特定すると、玄関R4と子供部屋R2の照明装置2D,2BをON制御すると共に玄関ロック装置5のロックを解除する。
これに対し、子M3が住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態の場合、位置取得部13Aによって第2状態と特定されるので、制御部15は、遠隔制御用データDAに基づいて次の制御を行う。
まず、制御部15は、位置取得部13Aが取得した位置に基づいて子M3が所定位置(玄関前に相当する位置)になったことを特定すると、玄関ロック装置5をロック制御すると共に、玄関R4の照明装置2DをOFF制御する。
このように、子M3の生活習慣に合わせた遠隔制御用データDAを利用して住宅設備2A〜5を制御するので、子M3の代わりに各住宅設備2A〜5を適切に制御することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態に係るホームサーバ11は、位置取得部13Aによって、住宅Hの内外いずれかに位置する対象者である居住者M1〜M3の位置を取得し、属性特定部14によって、居住者M1〜M3の属性を特定し、制御部15によって、居住者M1〜M3の位置と属性との組み合わせに基づいて住宅設備2A〜5を制御する。これにより、住宅設備2A〜5を遠隔制御する際の居住者M1〜M3の手間を低減できる。しかも、居住者M1〜M3の生活習慣に合わせた住宅設備2A〜5の制御を規定した遠隔制御用データDAを利用して住宅設備2A〜5を制御するので、住宅設備2A〜5のより適切な制御が可能になる。
また、制御部15は、居住者M1〜M3の位置に基づいて居住者M1〜M3が外部から住宅Hへ移動する帰宅状態に相当する第1状態、又は、住宅Hから外部へ移動する外出状態に相当する第2状態か否かを判定し、第1状態か第2状態か否かに応じて、制御対象の住宅設備2A〜5、及び制御内容の少なくともいずれかを変更する。これにより、帰宅状態か外出状態かに応じて住宅設備2A〜5の制御を適切に変更できる。
なお、本実施形態では、第1状態か第2状態か否かを判定する場合を説明したが、この判定が必須の構成に限定されない。例えば、遠隔制御用データDAのうちの「移動状態」を「居住者M1〜M3の現在位置」に置き換え、かつ、居住者M1〜M3の生活習慣に合わせた遠隔制御用データDAを作成する。そして、制御部15が遠隔制御用データDAを参照することによって、居住者M1〜M3の現在位置と属性との組み合わせに基づいて住宅設備2A〜5を制御するようにしてもよい。
要するに、居住者M1〜M3の位置(第1状態、第2状態、及び現在位置といった、居住者M1〜M3の位置に関連する任意の情報を含む)と属性との組合せに基づいて住宅設備2A〜5を制御するようにすればよい。
また、本実施形態のホームサーバ11は、現在の時間情報を取得する時間情報取得部13Bを備え、制御部15は、居住者M1〜M3の位置と属性との組合せと、時間情報とに基づいて、制御対象の前記機器、及び制御内容を特定している。現在の時間情報を考慮する分、住宅設備2A〜5をより適切に制御し易くなる。
また、属性特定部14は、住宅設備2A〜5を備えた住宅Hを利用する家族のいずれに該当するか否かを特定するので、家族に合わせて住宅設備2A〜5を適切に制御できる。なお、住宅Hには、居住者以外の人物(例えば親族、友人)が訪問する場合もあるため、訪問する可能性のある者についても、遠隔制御用データDAを事前に作成し、かつ、その者の位置もホームサーバ11側で特定可能にすることによって、その者の位置と属性との組み合わせに基づいて住宅設備2A〜5をホームサーバ11が制御するようにしてもよい。
また、遠隔制御用データDAによって住宅設備2A〜5を制御する場合を例示したが、発電装置6及び蓄電池7についても更に制御してもよい。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係るホームサーバ11を含む住宅用制御システム1のブロック図である。
第2実施形態は、ホームサーバ11が、居住者M1〜M3の生活習慣を取得する生活習慣取得部13Cと、取得した生活習慣に基づいて遠隔制御用データDAを作成するデータ作成部17とを備える点が、第1実施形態と異なっている。以下、異なる部分を説明する。
生活習慣取得部13Cは、居住者M1〜M3毎に、住宅設備2A〜5の操作状況を取得し、取得結果に基づいて、生活習慣として、各居住者M1〜M3の日常の操作状況をそれぞれ特定する処理を行う。例えば、生活習慣取得部13Cは、移動端末30A〜30Cの位置情報、住宅H内の複数箇所に予め設置したカメラから得た撮影画像の画像認識結果を利用して、各居住者M1〜M3の位置及び属性を特定すると共に、操作された住宅設備2A〜5の操作状況(操作された機器、操作内容、操作時期等)を収集する。そして、この収集結果から、各居住者M1〜M3の生活習慣に相当する日常の操作状況を特定する処理を行う。
例えば、生活習慣取得部13Cは、公知の学習処理を利用することによって各居住者M1〜M3の日常の操作状況を特定してもよいし、統計学等を利用して各居住者M1〜M3の日常の操作状況を特定してもよい。また、生活習慣取得部13Cが、各居住者M1〜M3から日常の操作状況を示す情報を直接取得するようにしてもよい。
データ作成部17は、生活習慣取得部13Cが取得した生活習慣に基づいて、各居住者M1〜M3が操作する住宅設備2A〜5、操作内容、及び操作時期等を抽出する。そして、データ作成部17は、抽出結果を、各居住者M1〜M3の代わりに遠隔制御可能に、各居住者M1〜M3の位置と属性とに対応づけたデータに相当する遠隔制御用データDAを作成する。これにより、居住者M1〜M3の生活習慣に適合する遠隔制御用データDAを作成できる。
なお、作成した遠隔制御用データDAを、居住者M1〜M3等のいずれかが修正できるようにしてもよい。この場合、ホームサーバ11を利用して直接修正する方法、又は、移動端末30A〜30B等の他の装置を利用して修正する方法を適用することが考えられる。
このように、第2実施形態のホームサーバ11は、生活習慣取得部13Cによって、住宅設備2A〜5の利用に関する居住者M1〜M3の生活習慣を取得し、データ作成部17によって、居住者M1〜M3の代わりに住宅設備2〜5を遠隔制御するための遠隔制御用データDAを作成する。そして、ホームサーバ11は、制御部15によって、作成した遠隔制御用データDAを利用して住宅設備2A〜5を制御する。これにより、第1実施形態の各種の効果に加え、居住者M1〜M3等が遠隔制御用データDAを設定する手間を低減することが可能になる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態において、制御部15が遠隔制御用データDAに基づいて制御対象の住宅設備2A〜5、及び制御内容を特定した場合に、住宅H内の居住者の有無に応じて、特定結果(制御対象の住宅設備2A〜5、及び制御内容)を変更してもよい。
具体例を挙げると、父M1が住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態の場合に、位置取得部13Aによって住宅H内に母M2又は子M3がいることが検出される場合、玄関ロック装置5のロック制御をしないようにしてもよい。また、母M2が住宅H内から住宅H外へ移動する外出状態の場合に、位置取得部13Aによって住宅H内に父M1がいることが検出される場合、LDKに位置する照明装置2A及び空調装置3AをOFF制御しないようにすると共に、玄関ロック装置5をロック制御しないようにしてもよい。
また、図2に示す住宅用制御システム1内の各構成は、ハードウェアで実現してもよいし、ハードウェアとソフトウェアの協働により実現される構成としてもよい。また、図3に示す遠隔制御用データDAのデータ構造を適宜に変更してもよい。また、図4に示すフローチャートの各ステップに対応する処理を分割してもよいし、併合してもよいし、更に多くの処理を含むようにしてもよい。また、住宅用制御システム1の各構成のうちホームサーバ11等を一又は複数のクラウドコンピュータで構成してもよい。
1 住宅用制御システム
2A〜2D 照明装置
3A〜3C 空調装置
4 給湯装置
5 玄関ロック装置
6 発電装置
7 蓄電池
11 ホームサーバ(機器制御装置)
12 通信部
13A 位置取得部
13B 時間情報取得部
13C 生活習慣取得部
14 属性特定部
15 制御部
16 記憶部
30A〜30C 移動端末
H 住宅
M1〜M3 居住者
R1〜R5 室
DA 遠隔制御用データ

Claims (5)

  1. 住宅に設けられた機器を制御する機器制御装置において、
    前記住宅の内外いずれかに位置する対象者の位置を取得する位置取得部と、
    前記対象者の属性を特定する属性特定部と、
    前記対象者の位置と前記属性との組合せに基づいて、前記機器を制御する制御部とを備えることを特徴とする機器制御装置。
  2. 前記制御部は、前記対象者の位置に基づいて、前記対象者が外部から前記住宅へ移動する第1状態、又は、前記住宅から外部へ移動する第2状態か否かを判定し、前記第1状態か前記第2状態か否かに応じて、制御対象の前記機器、及び制御内容の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項1に記載の機器制御装置。
  3. 現在の時間情報を取得する時間情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記対象者の位置と前記属性との組合せと、前記時間情報とに基づいて、制御対象の前記機器、及び制御内容を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の機器制御装置。
  4. 前記属性特定部は、前記対象者の属性として、前記住宅を利用する家族のいずれに該当するか否かを特定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の機器制御装置。
  5. 前記対象者の生活習慣を取得する生活習慣取得部と、
    前記生活習慣に基づいて、前記対象者が操作する前記機器及び制御内容を抽出し、抽出結果を、前記対象者の代わりに遠隔制御可能に、前記対象者の位置、及び前記対象者の属性と対応付けたデータを作成するデータ作成部とを備え、
    前記制御部は、前記データを参照することによって、前記対象者の位置と前記属性との組合せに基づいて前記機器及び制御内容を特定し、特定結果に対応する制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の機器制御装置。
JP2019178667A 2019-09-30 2019-09-30 機器制御装置 Active JP7427404B2 (ja)

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