JP2021055638A - 補強構造 - Google Patents

補強構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2021055638A
JP2021055638A JP2019180595A JP2019180595A JP2021055638A JP 2021055638 A JP2021055638 A JP 2021055638A JP 2019180595 A JP2019180595 A JP 2019180595A JP 2019180595 A JP2019180595 A JP 2019180595A JP 2021055638 A JP2021055638 A JP 2021055638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration absorbing
pipe
absorbing portion
insulator
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019180595A
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 今峰
Hideki Imamine
秀樹 今峰
俊裕 大沼
Toshihiro Onuma
俊裕 大沼
健次郎 箱本
Kenjiro Hakomoto
健次郎 箱本
裕太朗 高倉
Yutaro Takakura
裕太朗 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2019180595A priority Critical patent/JP2021055638A/ja
Publication of JP2021055638A publication Critical patent/JP2021055638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】簡素な構成で、配管に設けられた振動吸収部の破損を効果的に防止する。【解決手段】配管60の所定部位に設けられており、配管60に伝達される振動を伸縮変形することにより吸収可能な振動吸収部61の補強構造70であって、振動吸収部61の外周の少なくとも一部に接触すると共に、振動吸収部61の伸縮変形に伴い振動吸収部61の外周と摺接することにより摩擦熱を発生させるインシュレータ71を備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、補強構造に関し、特に、過給機に供給される潤滑油をオイルパンに戻すリターン配管に設けられた振動吸収部の補強に好適な技術に関するものである。
従来、エンジンから排出される排気の運動エネルギを利用してタービンを駆動させ、該タービンに回転軸で連結されたコンプレッサにより吸気を圧送する過給機が広く用いられている。この種の過給機においては、回転軸を軸支する軸受部に対してオイルパンから潤滑油を供給し、該潤滑油をオイルパンに戻すことにより循環させるのが一般的である。
例えば、特許文献1には、過給機の軸受部から潤滑油をオイルパンに戻すリターン配管に、伸縮変形することにより振動変位を吸収可能な蛇腹状の振動吸収部を設けた構造が開示されている。
特開2012−012988号公報
上記リターン配管は、一端側を過給機の軸受ハウジングに固定され、他端側をエンジンのシリンダブロック等に固定されている。軸受ハウジング及びシリンダブロックは、互いに異なる固有振動数で振動するため、蛇腹状の振動吸収部には、これら振動の相違を起因とする応力が繰り返し作用することになる。
振動吸収部は、振動変位を吸収するために所望の伸縮性を備える必要があり、剛性を必要以上に高めることはできない。このため、振動吸収部に応力が繰り返し作用すると、振動吸収部の耐久性が不足することで、振動吸収部に破損を引き起こす可能性がある。
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で、配管に設けられた振動吸収部の破損を効果的に防止することができる補強構造を提供することを目的とする。
本開示の技術は、配管の所定部位に設けられており、該配管に伝達される振動を伸縮変形することにより吸収可能な振動吸収部の補強構造であって、前記振動吸収部の外周の少なくとも一部に接触すると共に、前記振動吸収部の伸縮変形に伴い前記外周と摺接することにより摩擦熱を発生させるインシュレータを備えることを特徴とする。
また、前記配管は、エンジンの油貯留部から過給機の軸受部に供給される潤滑油を前記油貯留部に戻すリターン配管であり、該リターン配管は、その一端側を前記過給機の前記軸受部を収容する軸受ハウジングに固定されると共に、その他端側を前記エンジンに固定されてもよい。
また、前記インシュレータは、前記振動吸収部の外周を周方向に覆う筒状に形成されていることが好ましい。
また、前記振動吸収部は、管径方向に窪む凹部と、管径方向に突出する凸部とを、前記配管の軸方向に交互に配置した蛇腹状に形成されており、前記インシュレータは、前記振動吸収部の外周のうち、少なくとも前記凸部の先端側と接触することが好ましい。
また、前記インシュレータは、前記振動吸収部の軸方向長さよりも長く形成されると共に、一端側又は他端側の少なくとも一方を前記振動吸収部よりも突出させており、該突出する部分を前記配管の前記振動吸収部が設けられていない部位に固定手段で固定されていることが好ましい。
本開示の技術によれば、簡素な構成で、配管に設けられた振動吸収部の破損を効果的に防止することができる。
本実施形態に係るエンジンを排気側から視た模式的な側面図である。 本実施形態に係る補強構造を示す模式的な断面図である 本実施形態に係る補強構造を示す模式的な側面図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る補強構造を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るエンジン10を排気側から視た模式的な側面図である。
図1に示すように、エンジン10は、上側から順に、ヘッドカバー11、シリンダヘッド12、シリンダブロック13、クランクケース14及び、オイルパン15(油貯留部)を備えている。
シリンダブロック13とクランクケース14との間には、クランクシャフト16が回転可能に軸支されている。シリンダブロック13には、何れも図示しないピストンを往復移動自在に収容するシリンダが設けられている。ピストンは、コネクティングロッドやクランクアーム等を介してクランクシャフト16に連結されており、ピストンの往復運動が回転運動に変換されてクランクシャフト16に伝達されるようになっている。
シリンダヘッド12には、シリンダ内に燃料を噴射する不図示のインジェクタが設けられている。また、シリンダヘッド12には、吸気ポートを開閉する吸気バルブ、排気ポートを開閉する排気バルブ、これらバルブを作動させる動弁機構等が設けられている。なお、エンジン10は、直噴式エンジンに限定されず、予混合式エンジンであってもよい。
シリンダヘッド12の排気側の側部には、排気ポートから排出される排気を集合する排気マニホールド20が設けられている。排気マニホールド20には、過給機30のタービンハウジング34が接続されている。
過給機30は、排気により駆動するタービン31と、タービン31に回転軸32で連結されて吸気を圧送するコンプレッサ33とを備えている。タービン31は、タービンハウジング34内に収容されている。コンプレッサ33は、コンプレッサハウジング35内に収容されている。これらタービンハウジング34とコンプレッサハウジング35との間には、軸受ハウジング36が設けられている。軸受ハウジング36内には、不図示の軸受部を介して回転軸32が回転自在に軸支されている。なお、過給機30は、コンベンショナルタイプ又は、ノンコンベンショナルタイプの何れであってもよい。
コンプレッサハウジング35の入口部には、上流吸気管40が接続されている。上流吸気管40は、不図示のエアクリーナで異物を除去した新気をコンプレッサハウジング35に導入する。コンプレッサハウジング35の出口部には、下流吸気管41が接続されている。下流吸気管41は、シリンダヘッド12の吸気側の側部(図の背面側)に設けられた不図示の吸気マニホールドにインタークーラ42等を介して接続されている。なお、図中において、符号43は、排気マニホールド20から分岐して吸気マニホールド(又は、下流吸気管41)に合流する排気還流管(EGRダクト)を示している。
タービンハウジング34の出口部には、排気を大気に導く排気管44が接続されている。排気管44には、排気後処理装置45や不図示の消音器等が設けられている。
シリンダブロック13又はクランクケース14の側部には、クランクシャフト16から伝達される動力で駆動するオイルポンプ50が設けられている。なお、オイルポンプ50は、電動式ポンプであってもよい。
オイルパン15は、潤滑油を貯留する。オイルポンプ50が駆動すると、オイルパン15から汲み上げられた潤滑油は、何れも不図示のオイルフィルタやオイルギャラリ等を経由して、動弁機構、オイルジェット、過給機30の軸受部等の各種潤滑要素に供給された後、再びオイルパン15に戻されるように構成されている。
本実施形態において、軸受ハウジング36には、潤滑油をオイルパン15に戻すリターン配管60が設けられている。リターン配管60は、例えばステンレス鋼管等で形成されており、入口側(一端側)を軸受ハウジング36に固定されると共に、出口側(他端側)をシリンダブロック13又はクランクケース14に固定されている。
リターン配管60の所定部位には、軸受ハウジング36とシリンダブロック13(エンジン10)の振動変位や、組み付け誤差を吸収可能な蛇腹状の振動吸収部61が設けられている。振動吸収部61は、好ましくは、リターン配管60に一体的に設けられている。振動吸収部61には、破損を防止する補強構造70が設けられている。以下、本実施形態に係る補強構造70の詳細について説明する。
[補強構造]
図2は、本実施形態に係る補強構造70を示す模式的な断面図であり、図3は、本実施形態に係る補強構造70を示す模式的な側面図である。
振動吸収部61は、管径方向の内側に窪む凹部62と、管径方向の外側に突出する凸部63とを、リターン配管60の管軸方向に交互に複数配列することにより蛇腹状に形成されている。振動吸収部61は、蛇腹が管軸方向に伸縮変形することにより、軸受ハウジング36(図1参照)とエンジン10(図1参照)との振動変位を吸収する。なお、蛇腹を構成する凹部62及び凸部63の個数は、図示例に限定されず、リターン配管60の長さや管径等、具体的な寸法に応じて適宜に設定すればよい。
補強構造70は、例えば、ガラス繊維等の無機繊維を含むインシュレータ71により、振動吸収部61の外周を周方向に接触状態(少なくとも、凸部63の先端側を接触させた状態)で覆うことにより構成されている。
具体的には、インシュレータ71は、振動吸収部61よりも長い略円筒状に形成されている。インシュレータ71は、振動吸収部61よりも突出する上端側及び、下端側の少なくとも2カ所を締結バンド72,73等の固定手段で締め付けることに、リターン配管60の振動吸収部61が設けられていない部位に固定保持されている。インシュレータ71は、シート状のインシュレータ71を振動吸収部61の外周に巻くことにより組み付けてもよく、或いは、予め筒状体に成形したインシュレータ71をリターン配管60の端部側から挿入することにより組み付けてもよい。
すなわち、振動吸収部61の蛇腹が管軸方向に伸縮変形すると、振動吸収部61がリターン配管60に固定されたインシュレータ71に対して相対変位し、これに伴い、振動吸収部61の少なくとも凸部63がインシュレータ71の内周面と摺接することにより、これらの間に摩擦熱を発生させるように構成されている。
なお、インシュレータ71の材質は、ガラス繊維等の無機繊維に限定されず、振動吸収部61との間に摩擦熱を発生し得る所定の摩擦係数を有する部材であれば、他の部材を適用してもよい。また、インシュレータ71をリターン配管60に固定する部分は、上端側及又は下端側の何れか一方のみであってもよい。
このように、インシュレータ71と振動吸収部61との間に摩擦熱を発生させることで、軸受ハウジング36とエンジン10との振動の相違により振動吸収部61に繰り返し作用する応力は熱エネルギに適宜に変換されようになる。これにより、振動吸収部61の応力が確実に低下するようになり、応力を起因とした振動吸収部61の破損を効果的に防止することが可能になる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、インシュレータ71は、振動吸収部61の外周の全体を覆う筒状に形成されるものとして説明したが、振動吸収部61の外周と部分的に接触する他の形状(例えば半筒状等)としてもよい。
また、インシュレータ71は、リターン配管60に固定されるものとしたが、振動吸収部61の伸縮変形に伴い、振動吸収部61の外周面と摺接できる固定方法であれば、シリンダブロック13等にステイ等を介して組み付けてもよい。
また、振動吸収部61の形状は蛇腹状に限定されず、伸縮変形により振動変位を吸収可能な形状であれば、他の形状を適用してもよい。
また、本開示の適用は、過給機30のリターン配管60に限定されず、排気管44やEGRダクト43等、振動吸収部を設けることができる他の配管類にも広く適用することが可能である。
10 エンジン
13 シリンダブロック
14 クランクケース
15 オイルパン
30 過給機
31 タービン
32 回転軸
33 コンプレッサ
34 タービンハウジング
35 コンプレッサハウジング
36 軸受ハウジング
60 リターン配管
61 振動吸収部
62 凹部
63 凸部
70 補強構造
71 インシュレータ

Claims (5)

  1. 配管の所定部位に設けられており、該配管に伝達される振動を伸縮変形することにより吸収可能な振動吸収部の補強構造であって、
    前記振動吸収部の外周の少なくとも一部に接触すると共に、前記振動吸収部の伸縮変形に伴い前記外周と摺接することにより摩擦熱を発生させるインシュレータを備える
    ことを特徴とする補強構造。
  2. 前記配管は、エンジンの油貯留部から過給機の軸受部に供給される潤滑油を前記油貯留部に戻すリターン配管であり、該リターン配管は、その一端側を前記過給機の前記軸受部を収容する軸受ハウジングに固定されると共に、その他端側を前記エンジンに固定されている
    請求項1に記載の補強構造。
  3. 前記インシュレータは、前記振動吸収部の外周を周方向に覆う筒状に形成されている
    請求項1又は2に記載の補強構造。
  4. 前記振動吸収部は、管径方向に窪む凹部と、管径方向に突出する凸部とを、前記配管の軸方向に交互に配置した蛇腹状に形成されており、前記インシュレータは、前記振動吸収部の外周のうち、少なくとも前記凸部の先端側と接触する
    請求項1から3の何れか一項に記載の補強構造。
  5. 前記インシュレータは、前記振動吸収部の軸方向長さよりも長く形成されると共に、一端側又は他端側の少なくとも一方を前記振動吸収部よりも突出させており、該突出する部分を前記配管の前記振動吸収部が設けられていない部位に固定手段で固定されている
    請求項1から4の何れか一項に記載の補強構造。
JP2019180595A 2019-09-30 2019-09-30 補強構造 Pending JP2021055638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019180595A JP2021055638A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019180595A JP2021055638A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021055638A true JP2021055638A (ja) 2021-04-08

Family

ID=75270211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019180595A Pending JP2021055638A (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021055638A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2079910B1 (en) Ring seals for gas sealing and vibration damping
RU2471122C2 (ru) Газотурбинный двигатель с кольцевой камерой сгорания
ATE399929T1 (de) Gehäuseanordnung für den turbolader einer brennkraftmaschine
KR20110025692A (ko) 배기 가스 터보차저의 베어링 하우징 몸체 그룹
TW363109B (en) Improvements in axial piston rotary engines
CN107605604A (zh) 一种可适应内外环机匣非协调热变形的封严及辅助定位结构
RU150807U1 (ru) Подшипник и система предварительного натяжения для двухрядного подшипника
KR101611776B1 (ko) 배기 터빈 과급기
US10458319B2 (en) Wastegate assembly, a turbocharger that utilizes the wastegate assembly and a method
US9482140B2 (en) Mounting system for aftertreatment component
JP2021055638A (ja) 補強構造
US10018164B2 (en) Gas compressor pressure relief noise reduction
JP2021113522A (ja) 補強構造
JP7319636B2 (ja) ブロワ
JP5909112B2 (ja) 過給機用サイレンサ
RU2019141833A (ru) Турбонагнетатель с защитным кожухом и двигатель внутреннего сгорания
JPH03501044A (ja) 振子ピストン機関
EP3751109A1 (en) Supercharger
JP2021148060A (ja) コンプレッサの保護構造
JP3237586U (ja) 伸縮継手
JP6591797B2 (ja) 内燃機関
JP2021076068A (ja) 過給機
JP6480709B2 (ja) ピストンリング及び該ピストンリングを備えるエンジン
JP2021131036A (ja) 内燃機関の管接続構造
JP6591798B2 (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210413