JP2021055390A - 連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ - Google Patents

連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】離間している一側と他側との間で人員などを効率良く輸送できる連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータを提供する。【解決手段】一側のステージ10と、ステージ10から離間している他側の連絡対象物7とをつなぐ連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70であって、水平回動アクチュエータ70は、ステージ10を水平方向に回動させ、水平回動アクチュエータ70は、2つの水平回動ピストンロッド72,72を有する複動式の水平回動シリンダ71と、ステージ10に対向する基部3に設けられた水平軸支部80に取り付けられたピニオン86と、水平回動シリンダ71の水平回動シリンダチューブ74に設けられるとともにピニオン86と噛合するラック85とを備え、水平回動シリンダ71への液圧の印加でラック85が直線駆動されることによって、ステージ10が回動する。【選択図】図7

Description

この発明は、連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータに関する。
例えば、特許文献1は、風力発電施設を洋上に建設するとき、自己昇降式の作業台船(SEP:Self Elevating Platform:以下、単に作業台船という。)を使用することを開示する。作業台船に搭載されたクレーンを用いて、基礎杭の打設や洋上風力発電施設の組立などの設置作業が行われる。当該設置作業を行う作業員などを、作業台船と風力発電施設との間で輸送するために、例えば、特許文献2のような作業ケージが使用される。特許文献3は、桟橋と、桟橋に着桟した船舶との間を架け渡す可動連絡橋を開示する。
特開2004−001750号公報 特開2015−072013号公報 特開2003−026083号公報
作業ケージは、作業台船に搭載されたクレーンによって、作業台船と風力発電施設との間を往来することになる。クレーンは、洋上風力発電施設に対する設置作業と、作業ケージの運搬作業とに使用されて、その都度、作業に応じたアタッチメントの付け替えが必要になるので、クレーンの作業効率が低下する。可動連絡橋は、桟橋の近くに着桟した船舶に架け渡されるために、架け渡す距離が短い構造になっている。そのため、可動連絡橋を駆動するアクチュエータとして大出力のものを必要としないので、モータが駆動源として使用されている。
そこで、この発明の課題は、離間している一側と他側との間で人員などを効率良く輸送できる連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータを提供することである。
上記課題を解決するため、この発明の一態様に係る連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータは、
一側のステージと、前記ステージから離間している他側の連絡対象物とをつなぐ連絡ブリッジに使用される水平回動アクチュエータであって、
前記水平回動アクチュエータは、前記連絡ブリッジが接続された前記ステージを水平方向に回動させ、
前記水平回動アクチュエータは、2つの水平回動ピストンロッドを有する複動式の水平回動シリンダと、前記ステージに対向する基部に設けられた水平軸支部に取り付けられたピニオンと、前記水平回動シリンダの水平回動シリンダチューブに設けられるとともに前記ピニオンと噛合するラックとを備え、
前記水平回動シリンダへの液圧の印加で前記ラックが直線駆動されることによって、前記ステージが回動することを特徴としている。
この発明によれば、液圧で駆動される水平回動アクチュエータにより、重量があり長尺である連絡ブリッジを、素早く正確に回動させることができるので、離間している一側と他側との間で人員などを効率良く輸送できる。
一実施形態に係る、一側のステージと他側の連絡対象物とをつなぐ連絡ブリッジの模式的平面図である。 図1の模式的側面図である。 図1に示した連絡ブリッジの伸縮と垂直方向の回動とを説明する図である。 図1に示した連絡ブリッジの伸縮と水平方向の回動とを説明する図である。 伸縮シリンダの断面図である。 連絡ブリッジの基端側およびその周辺を拡大した側面図である。 連絡ブリッジの基端側およびその周辺を拡大した平面図である。 水平回動アクチュエータの水平回動ピストンロッドおよびその周辺を拡大した断面図である。
以下、図面を参照しながら、この発明に係る、一側のステージ10と、ステージ10から離間している他側の洋上風力発電施設(連絡対象物)7とをつなぐ連絡ブリッジ1の実施の形態を説明する。
〔全体構造〕
図1は、一実施形態に係る、一側のステージ10と、ステージ10から離間している他側の連絡対象物7とをつなぐ連絡ブリッジ1の模式的平面図である。図2は、図1の模式的側面図である。
一側に位置するステージ10は、作業台船2に設けられて、床部と、手摺および支柱を有する柵部とを備える。作業台船2は、洋上に設置される洋上構造体としてのプラットフォーム3と、上下の駆動手段としてのレグ昇降装置4と、支持柱としてのレグ5とを備える自己昇降式の作業台船(SEP:Self Elevating Platform)である。作業台船2は、船舶を停泊させる停泊施設として、洋上風力発電施設として、船舶を係留するための桟橋として、あるいは、海上ヘリポートとして使用される。プラットフォーム3の上には、船舶リフタやクレーンなどが設置されている。
作業台船2を所定の据え付け地点まで曳航した後に、所定の据え付け地点において、レグ昇降装置4により、レグ5をプラットフォーム3に対して下方に相対移動させる。レグ5のレグ先端が海底SBに押し込まれると、海底SBからの反力を得ることができ、この反力によりプラットフォーム3を海面SLよりも上方に移動させることができる。プラットフォーム3は、波浪の影響を受けない高さ(例えば約10m)まで持ち上げられる。この状態を保持することにより、自己昇降式のプラットフォーム3が海洋に立設される。海面SLよりも高い位置に自己昇降式のプラットフォーム3を立設することにより、プラットフォーム3は、波浪などの影響を受けにくくなり、動揺しにくくなる。
ベース部として働くプラットフォーム3は、図1に示すように、高さが低い略直方体形状をしており、上方から見ると略長方形であり、上板、底板、側板および隔壁板を備える。プラットフォーム3は、例えば、縦120m×横40m×高さ6mである。プラットフォーム3では、例えば、800トンクラスの船舶を係留させることができる。
プラットフォーム3の高さ方向(上下方向)に貫通したガイド穴が、プラットフォーム3の四隅に形成されている。ガイド穴は、例えば角形のレグ5がガイド穴を上下方向に挿通できるように、例えば角形形状をしている。上板と底板と側板とで囲まれる内部空間は、複数の隔壁板によって間仕切りされている。
プラットフォーム3の内部空間は、水密構造になっており、この水密構造によってプラットフォーム3は浮力を得ることができ、作業台船2全体が水に浮くことができる。したがって、作業台船2が海面SLに浮上した状態で、作業台船2を曳航して据え付け地点まで移動させることができる。また、作業台船2は、スクリュープロペラなどの推進装置を備えることによって、自航して据え付け地点まで移動する態様にすることもできる。
図1に示すように、レグ昇降装置4は、レグ昇降ユニットとして、プラットフォーム3の四隅に形成されたガイド穴を取り囲むように、プラットフォーム3に取り付けられている。プラットフォーム3を支持するレグ5は、中空の角形(断面が、例えば略正方形)の鋼管であり、例えば、3m角であり、50mの長さである。
ステージ10が、作業台船2のプラットフォーム3に設けられ、ステージ10から離間している他側の連絡対象物7は、例えば、洋上風力発電施設7である。当該構成によれば、離間しているプラットフォーム3の上に設けられたステージ10と、洋上風力発電施設とを連絡ブリッジ1でつなぐことにより、洋上風力発電施設7で作業する作業員(人員)や工具などを安全に輸送できる。洋上風力発電施設7は、海底SBに着床した基礎支持体8と、基礎支持体の上部に取り付けられたナセル(図示せず)と、ナセルに取り付けられたブレード(図示せず)と、作業用スペース9とを備えている。作業用スペース9は、設置作業などを行う作業員が一時的に利用する踊り場などである。
基礎支持体8の下部では、海底SBの地盤や水深などに応じて、海底SBに対して様々な態様で着床するための基礎構造(例えば、重力式、ジャケット式、トリパイル式など)が用いられる。基礎構造が海中において水平方向に幅広に拡張していることが多いため、作業台船2は、洋上風力発電施設7から離間している必要がある。例えば、作業台船2と洋上風力発電施設7との間の離間距離は、おおよそ、10mから25mである。このように遠く離間している一側の作業台船2と他側の洋上風力発電施設7とをつないで、基礎支持体8の設置や洋上風力発電施設7の組立などの設置作業を行う作業員などを輸送するために、連絡ブリッジ1が使用される。
〔連絡ブリッジ〕
図3に示すように、連絡ブリッジ1は、ブリッジ体20と、垂直軸支部13と、水平軸支部80と、伸縮アクチュエータ30と、垂直回動アクチュエータ17と、水平回動アクチュエータ70とを備える。
連絡ブリッジ1には、連絡ブリッジ1の各種動作を制御する制御装置が、電気的に接続されている。制御装置を電気的に制御するためのボタン類が配置されたリモコンが別途設けられている。作業員は、連絡ブリッジ1(後述する第2可動ブリッジ体23)の先端側に位置した状態で、有線または無線のリモコンを操作することにより、連絡ブリッジ1の各種動作を制御する。
ブリッジ体20は、軽量であり且つ高い強度を有する材質からなり、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの材質からなる。ブリッジ体20は、ステージ10に回動可能に取り付けられた基端ブリッジ体21と、基端ブリッジ体21に対して伸縮自在の可動ブリッジ体22,23とを備える。可動ブリッジ体は、基端側の第1可動ブリッジ体22と、先端側の第2可動ブリッジ体23とを備える。第1可動ブリッジ体22は、基端ブリッジ体21に対して伸縮自在に構成されている。第2可動ブリッジ体23は、第1可動ブリッジ体22に対して伸縮自在に構成されている。基端ブリッジ体21と第1可動ブリッジ体22と第2可動ブリッジ体23とは、それぞれ、作業員などが通行するための歩道部と、通行する作業員などの転落を防止するための柵部とを有する。なお、例示として、基端ブリッジ体21の長さは、約10mであり、第1可動ブリッジ体22および第2可動ブリッジ体23の長さは、それぞれ約7.5mであり、ブリッジ体20は約10mから25mの範囲で伸縮できる。
ステージ10の下部に設けられた垂直軸支部13および垂直回動軸14によって、基端ブリッジ体21の基端部が垂直方向に回動可能に支持されている。基端ブリッジ体21の下部であって基端寄りの部分には、垂直支持部18が設けられている。基端ブリッジ体21の下部であって先端寄りの部分には、伸縮シリンダ支持部25が設けられている。
可動ブリッジ体の最も先端側に位置する第2可動ブリッジ体23の下部であって先端寄りの部分には、シリンダ先端支持部28が設けられている。第2可動ブリッジ体23の下部であって先端側の部分には、先端係合部26が設けられている。先端係合部26は、先端側に突出するとともに引っ掛かり形状をしたフックであり、他側の洋上風力発電施設(連絡対象物)7の作業用スペース(連絡対象ポイント)9などに係合するように構成されている。
ステージ10は、作業台船2のプラットフォーム(ベース部)3に立設されて、ステージ10の下部には、収納ボックス11が連設されている。収納ボックス11の中には、重量物である水平回動アクチュエータ70や液圧発生装置89などが収納されている。液圧発生装置89は、垂直回動アクチュエータ17および伸縮アクチュエータ30を液圧で駆動するための制御弁やポンプやタンクを備える。ステージ10における連絡ブリッジ1の反対側には、重量物である液圧発生装置89が配設されている。当該構成によれば、ブリッジ体20との重量バランスを取ることができ、ブリッジ体20の回動の安定化に寄与する。
ステージ10における連絡ブリッジ1の反対側には、ステージ10の上り下りを行うための階段12が取り付けられている。当該構成によれば、ブリッジ体20との重量バランスを取ることができ、ブリッジ体20の回動の安定化に寄与する。階段12は、ステージ10と一体的に取り付けられているものの、プラットフォーム(ベース部)3からは切り離されている。したがって、ステージ10は、階段12および収納ボックス11と一体的に水平方向に回動する。
収納ボックス11の下部には、垂直回動シリンダ支持部15が設けられている。垂直回動シリンダ支持部15に挿通された垂直回動シリンダ支持軸16によって、垂直回動シリンダ17が、回動自在に支持されている。垂直回動シリンダ17の先端部は、垂直支持部18に接続されている。
垂直回動シリンダ17は、垂直回動アクチュエータとして働き、液圧発生装置89からの液圧(例えば油圧)によって駆動される。垂直回動シリンダ17により、ブリッジ体20は、例えば、水平方向に対して上方に20度の角度で回動するとともに、水平方向に対して下方に20度の角度で回動するように構成されている。
〔連絡ブリッジにおける伸縮アクチュエータ〕
基端ブリッジ体21に対して可動ブリッジ体22,23を伸縮自在にするために、伸縮シリンダ30が設けられている。伸縮シリンダ30は、伸縮アクチュエータとして働き、液圧発生装置89からの液圧(例えば油圧)によって駆動される。伸縮シリンダ30は、伸縮シリンダ支持部25によって支持されている。伸縮シリンダ30の先端部は、シリンダ先端支持部28に接続されている。したがって、伸縮シリンダ30が突出すると、可動ブリッジ体22,23が伸長状態になり、ブリッジ体20の長さが長くなる。他方、伸縮シリンダ30が収縮すると、可動ブリッジ体22,23が没入状態になり、ブリッジ体20の長さが短くなる。
図5に示すように、伸縮シリンダ30は、伸縮シリンダチューブ31と、該伸縮シリンダチューブ31の内部に同心状に設けられた複数のピストンロッド32,33,34とを備えるテレスコ形である。伸縮シリンダ30は、例えば、第1ピストンロッド32と、第2ピストンロッド33と、第3ピストンロッド34とを備える。
伸縮シリンダ30の外殻を形成する円筒状の伸縮シリンダチューブ31のヘッド側(図5の左側)である基端側では、端部カバー31cによって、伸縮シリンダチューブ31の基端が閉塞されている。伸縮シリンダチューブ31のロッド側(図1の右側)である先端側は、開放されている。
伸縮シリンダチューブ31の内側には、二重円筒状の第1ピストンロッド32がシリンダ軸方向に移動可能に挿入されている。第1ピストンロッド32の内側には、二重円筒状の第2ピストンロッド33がシリンダ軸方向に移動可能に挿入されている。第2ピストンロッド33の内側には、円柱状の第3ピストンロッド34がシリンダ軸方向に移動可能に挿入されている。したがって、本実施形態の伸縮シリンダ30は、第1ピストンロッド32、第2ピストンロッド33および第3ピストンロッド34が、伸縮シリンダチューブ31内に同心状に組み込まれたテレスコ形の多段シリンダである。当該構成によれば、伸縮シリンダチューブ31の長さを抑えながらピストンロッド32,33,34の段数を増やすことが容易であり、伸縮シリンダ30を容易に長尺化できる。伸縮シリンダ30は、各ピストンロッド32,33,34の突出により、図3において実線で示す収縮状態から二点鎖線で示す伸長状態になる。
第1ピストンロッド32、第2ピストンロッド33および第3ピストンロッド34の各基端側では、第1ヘッド側圧力室41、第2ヘッド側圧力室42および第3ヘッド側圧力室43が、それぞれ形成されている。
第1ピストンロッド32は、第1ピストン32aと、第1シリンダチューブ32bと、第1端部カバー32cとを有する。第1ピストン32aの外周部には、公知のシール部材が装着されている。
第2ピストンロッド33は、第2ピストン33aと、第2シリンダチューブ33bと、第2端部カバー33cとを有する。第2ピストン33aの外周部には、公知のシール部材が装着されている。
第3ピストンロッド34は、第3ピストン34aと、先端ピストンロッド34bとを有する。第3ピストン34aの外周部には、公知のシール部材が装着されている。
伸縮シリンダチューブ31、第1ピストンロッド32、第2ピストンロッド33および第3ピストンロッド34は、例えば、鋼製である。例示として、第1ピストンロッド32、第2ピストンロッド33および第3ピストンロッド34の各シリンダストロークは、約5mであり、伸縮シリンダ30の伸縮長さは、約15mである。また、例示として、伸縮シリンダチューブ31の内径は約170mmであり、第1ピストンロッド32の外径は約150mmであり、第1シリンダチューブ32bの内径は約100mmであり、第2ピストンロッド33の外径は約85mmであり、第2シリンダチューブ33bの内径は約50mmであり、第3ピストンロッド34の外径は約35mmである。
端部カバー31cの基端側には、ヘッド側ポート35が形成されており、作動液(作動油)の供給および排出が行われる配管(図示しない)が接続される。ヘッド側ポート35は、第1貫通孔45を介して、第1ヘッド側圧力室41に連通している。第1ヘッド側圧力室41は、第2貫通孔46を介して、第2ヘッド側圧力室42に連通している。第2ヘッド側圧力室42は、第3貫通孔47を介して、第3ヘッド側圧力室43に連通している。
したがって、第1ヘッド側圧力室41は、第2貫通孔46、第2ヘッド側圧力室42および第3貫通孔47を介して、第3ヘッド側圧力室43に連通している。なお、第1ヘッド側圧力室41、第2ヘッド側圧力室42および第3ヘッド側圧力室43は、ヘッド側圧力室として働く。
当該構成によれば、簡易な構造で、ヘッド側圧力室41,42,43は、相互に連通することができる。
ピストンロッド32,33,34が没入している状態で、第1ヘッド側圧力室41に液圧を印加すると、第1ヘッド側圧力室41を拡張させるとともに、第2ヘッド側圧力室42および第3ヘッド側圧力室43をも拡張させる。ヘッド側圧力室41,42,43の拡張は、各ピストンロッド32,33,34を伸長させようとするので、伸縮シリンダ30が突出状態になる。
伸縮シリンダチューブ31と第1ピストンロッド32との間には、第1ロッド側圧力室51が形成されている。第1ピストンロッド32と第2ピストンロッド33との間には、第2ロッド側圧力室52が形成されている。第2ピストンロッド33と第3ピストンロッド34との間には、第3ロッド側圧力室53が形成されている。
伸縮シリンダチューブ31の外周部には、ロッド側ポート36を有するロッド側配管が接続されており、ロッド側配管を介して作動液(作動油)の供給および排出が行われる。ロッド側ポート36は、ロッド側配管および外貫通孔48を介して、第1ロッド側圧力室51に連通している。
第1ピストンロッド32は、第1外筒および第1内筒からなる二重円筒構造をしている。当該二重円筒構造においては、第1ロッド側連通路55が形成されている。第1ロッド側連通路55は、基端側の外側に位置する第1ヘッド側貫通孔55bと、先端側の内側に位置する第1ロッド側貫通孔55cと、第1ヘッド側貫通孔55bおよび第1ロッド側貫通孔55cを連通する第1接続通路55aとから構成される。外貫通孔48は、第1ロッド側圧力室51を介して、第1ヘッド側貫通孔55bに連通している。
第2ピストンロッド33は、第2外筒および第2内筒からなる二重円筒構造をしている。当該二重円筒構造においては、第2ロッド側連通路56が形成されている。第2ロッド側連通路56は、基端側の外側に位置する第2ヘッド側貫通孔56bと、先端側の内側に位置する第2ロッド側貫通孔56cと、第2ヘッド側貫通孔56bおよび第2ロッド側貫通孔56cを連通する第2接続通路56aとから構成される。第1ロッド側貫通孔55cは、第2ロッド側圧力室52を介して、第2ヘッド側貫通孔56bに連通している。第2ヘッド側貫通孔56bは、第3ロッド側圧力室53に連通している。
したがって、第1ロッド側圧力室51は、第1ロッド側連通路55、第2ロッド側圧力室52および第2ロッド側連通路56を介して、第3ロッド側圧力室53に連通している。なお、第1ロッド側圧力室51、第2ロッド側圧力室52および第3ロッド側圧力室53は、ロッド側圧力室として働く。
ピストンロッド32,33,34が、伸長している状態では、ロッド側圧力室51,52,53の内容積が小さくなっている。また、第1ロッド側連通路55が、第1ロッド側貫通孔55cと、第1ヘッド側貫通孔55bと、第1ロッド側貫通孔55cおよび第1ヘッド側貫通孔55bを接続する第1接続通路55aとを備えるとともに、第2ロッド側連通路56が、第2ロッド側貫通孔56cと、第2ヘッド側貫通孔56bと、第2ロッド側貫通孔56cおよび第2ヘッド側貫通孔56bを接続する第2接続通路56aとを備える。
第1ロッド側圧力室51に液圧を印加すると、第1ロッド側圧力室51を拡張させるとともに、第1接続通路55aおよび第2接続通路56aを介して、第2ロッド側圧力室52および第3ロッド側圧力室53をそれぞれ拡張させる。ロッド側圧力室51,52,53の拡張は、各ピストンロッド32,33,34を没入させる方向に働くので、伸縮シリンダ30が収縮状態になる。当該構成によれば、伸縮シリンダ30が液圧で収縮動作するので、各ピストンロッド32,33,34の自重で収縮動作するような他の構成よりも、確実に且つ強力に収縮動作を行うことができる。特に、自重による収縮動作が機能しない場合において、すなわち、ブリッジ体20および伸縮シリンダ30が水平方向よりも下向きに延在している場合において、効果的である。
第1ロッド側圧力室51においては、第1突条61が第1シリンダチューブ32bの基端側に設けられているとともに、第1ストッパ62が伸縮シリンダチューブ31の先端側に設けられている。第1突条61が第1ストッパ62に当接すると、第1ピストンロッド32の突出動作が停止する。
第2ロッド側圧力室52においては、第2突条63が第2シリンダチューブ33bの基端側に設けられているとともに、第2ストッパ64が第1シリンダチューブ32bの先端側に設けられている。第2突条63が第2ストッパ64に当接すると、第2ピストンロッド33の突出動作が停止する。
第3ロッド側圧力室53においては、第3突条65が第3ピストン34aの先端側に設けられているとともに、第3ストッパ66が第2ピストンロッド33の基端側に設けられている。第3突条65が第3ストッパ66に当接すると、第3ピストンロッド34の突出動作が停止する。
伸縮シリンダ30には、図示しない液圧回路が接続されている。液圧回路は、ヘッド側配管、ロッド側配管、制御弁としての方向切換弁、ポンプおよびタンクなどを有する。ヘッド側配管の一端は、ヘッド側ポート35に接続され、ロッド側配管の一端は、ロッド側ポート36に接続されている。ヘッド側配管およびロッド側配管の各他端は、方向切換弁に接続されている。方向切換弁にはポンプとタンクとが接続されて、ヘッド側配管とロッド側配管とが方向切換弁を介してポンプまたはタンクに選択的に接続される。すなわち、方向切換弁は、中立位置と、ヘッド側の切換位置と、ロッド側の切換位置とに切り換え可能となっている。中立位置では、ヘッド側配管およびロッド側配管を、ポンプにも接続せず、またタンクにも接続しない。ヘッド側の切換位置では、ヘッド側配管をポンプに接続するとともにロッド側配管をタンクに接続する。ロッド側の切換位置では、ヘッド側配管をタンクに接続するとともにロッド側配管をポンプに接続する。
次に、伸縮シリンダ30の伸縮動作について説明する。
方向切換弁をヘッド側の切換位置にすることにより、各ピストンロッド32,33,34が没入した伸縮シリンダ30の収縮状態において、作動液(例えば作動油)がヘッド側ポート35から供給される。作動液が第1貫通孔45を介して第1ヘッド側圧力室41などに供給され、各ピストンロッド32,33,34が一体的に突出動作を行うが、受圧面積の大きい第1ピストンロッド32の突出動作が主となる。第1突条61が第1ストッパ62に当接することにより、第1ピストンロッド32の突出動作が停止する。
続いて受圧面積の大きい第2ピストンロッド33の突出動作が主となり、第2突条63が第2ストッパ64に当接することにより、第2ピストンロッド33の突出動作が停止する。最後に、受圧面積の小さい第3ピストンロッド34が突出動作を行い、第3突条65が第3ストッパ66に当接することにより、第3ピストンロッド34の突出動作が停止する。その結果、伸縮シリンダ30は、最も伸長した突出状態になる。なお、ロッド側ポート36から排出された作動液は、タンクで回収される。
方向切換弁をロッド側の切換位置にすることにより、各ピストンロッド32,33,34が伸長した伸縮シリンダ30の突出状態において、作動液(例えば作動油)がロッド側ポート36から供給される。作動液が外貫通孔48を介して第1ロッド側圧力室51などに供給され、各ピストンロッド32,33,34が一体的に没入動作を行うが、受圧面積の大きい第1ピストンロッド32の没入動作が主となる。第1ヘッド側圧力室41に貯留された作動液が、ヘッド側ポート35から排出され、第1端部カバー32cが端部カバー31cに当接することにより、第1ピストンロッド32の没入動作が停止する。
続いて受圧面積の大きい第2ピストンロッド33の没入動作が主となり、第2ヘッド側圧力室42に貯留された作動液がヘッド側ポート35から排出され、第2端部カバー33cが第1端部カバー32cに当接することにより、第2ピストンロッド33の没入動作が停止する。最後に、受圧面積の小さい第3ピストンロッド34が没入動作を行い、第3ヘッド側圧力室43に貯留された作動液がヘッド側ポート35から排出され、第3ピストン34aが第2端部カバー33cに当接することにより、第3ピストンロッド34の没入動作が停止する。その結果、伸縮シリンダ30は、最も没入した収縮状態になる。なお、ヘッド側ポート35から排出された作動液は、タンクで回収される。
上記構成によれば、ヘッド側圧力室41,42,43に液圧を印加することにより、ピストンロッド32,33,34が、順次、突出動作を行い、ロッド側圧力室51,52,53に液圧を印加することにより、ピストンロッド32,33,34が、順次、没入動作を行うので、伸縮シリンダ30の伸縮動作を容易に切り替えることができる。
先端係合部26が連絡対象ポイントに係合しているとともに、各ピストンロッド32,33,34が伸長することにより突出状態にあるブリッジ体20が、大きな外力(例えば風力)を受けることによって、揺動したり、ねじれたりすることがある。このようなとき、各ピストンロッド32,33,34への過大な負荷が作用することを防止するため、方向切換弁を中立位置にすることにより、ヘッド側配管およびロッド側配管がポンプ及びタンクから遮断される。これにより、ヘッド側圧力室41,42,43およびロッド側圧力室51,52,53に対する作動液の供給または排出が行われず、液圧の印加されていない状態で、伸縮シリンダ30およびブリッジ体20の位置が維持される。したがって、大きな外力が作用しても、外力が緩衝されることによって、伸縮シリンダ30の破損を防止できる。
〔連絡ブリッジにおける水平回動アクチュエータ〕
図6、図7および図8を参照しながら、連絡ブリッジ1における水平回動アクチュエータ70を説明する。
ブリッジ体20が連結されたステージ10を水平方向に回動させるために、水平回動アクチュエータ70が設けられている。水平回動アクチュエータ70は、複動式の水平回動シリンダ71と、水平軸支部80に取り付けられたピニオン86と、水平回動シリンダ71の水平回動シリンダチューブ74に設けられたラック85とを備える。当該構成によれば、水平回動シリンダ71の大きな駆動力を利用して、大きな負荷である連絡ブリッジ1を回動させることができる。
水平軸支部80は、ステージ10に対向するプラットフォーム(ベース部)3に対して一体的に(固定して)立設されている。水平軸支部80は、ステージ10の下部に取り付けられた収納ボックス11内に収容されているが、収納ボックス11とは別体である。水平軸支部80の軸方向中央部には、ラック85と噛合する小歯車であるピニオン86が、一体的に(固定して)取り付けられている。
ステージ10および収納ボックス11は、上方の軸受部82および下方の軸受部83を介して、水平軸支部80に対して回動可能に支持されている。上方の軸受部82は、例えば、アキシャル荷重を支持するスラスト軸受である。下方の軸受部83は、例えば、ラジアル玉軸受である。液圧発生装置89は、収納ボックス11の内部において収納ボックス11の台部に固定されている。ステージ10の底部すなわち収納ボックス11の下部には、コロ88が設けられている。当該構成によれば、ステージ10および収納ボックス11の水平方向の回動を円滑に行うことができる。コロ88は、水平回動軸81を挟んで、基端ブリッジ体21の側と基端ブリッジ体21の反対側にそれぞれ設けられている。
水平回動シリンダ71は、水平回動シリンダチューブ74と、2つの水平回動ピストンロッド72と、水平回動ピストン78と、ラック85と、水平回動用液圧発生装置73とを備える。水平回動シリンダチューブ74は、その内部において、軸方向の一側および他側の中空円筒状の水平回動シリンダ室76を有する。水平回動ピストン78は、水平回動シリンダチューブ74内で軸方向に往復動自在に設けられている。
水平回動ピストン78の軸方向の一側および他側のそれぞれには、軸方向に延在する水平回動ピストンロッド72が設けられている。一側および他側の水平回動ピストンロッド72の内部には、軸方向に延在する流通通路75が、それぞれ形成されている。流通通路75は、複数の連通部77と、ポート79とをつなぐように構成されている。連通部77は、水平回動ピストン78の側に設けられていて、径方向に延びている。ポート79は、水平回動ピストン78の反対側の端部に設けられている。当該構成によれば、ポート79を水平回動シリンダチューブ74の外周部に設ける場合よりも水平回動シリンダチューブ74の長さを有効利用できるので、水平回動シリンダチューブ74に設けられるラック85の直線移動距離を長くでき、ステージ10の回動角度を大きくできる。
一側および他側の水平回動用液圧発生装置73は、対応する一側および他側のポート79にそれぞれ接続されている。一側および他側の水平回動用液圧発生装置73は、収納ボックス11の内部に設けられた台部に固定されている。一側および他側の水平回動用液圧発生装置73は、対応する、ポート79、流通通路75および複数の連通部77を介して、一側および他側の水平回動シリンダ室76にそれぞれ連通している。一側および他側の水平回動用液圧発生装置73は、水平回動シリンダ71を液圧で駆動するための方向切換弁やポンプやタンクを備える。当該方向切換弁は、中立位置と、開位置と、閉位置とに切り換え可能となっている。
ラック85は、水平回動シリンダチューブ74の側面において、一体的に(固定して)取り付けられている。ラック85は、直線状の歯車であり、ピニオン86と噛合する。
一側の方向切換弁を開位置にして一側のポート79から液圧を印加すると、一側の水平回動シリンダ室76が拡張する。収納ボックス11に固定されている一側および他側の水平回動用液圧発生装置73には、水平回動ピストンロッド72を介して、水平回動ピストン78がつながっている。そのため、一側の水平回動シリンダ室76が拡張しても、水平回動ピストン78の位置は変動しない。逆に、水平回動シリンダチューブ74は、収納ボックス11に固定されておらず、フリーである。したがって、一側の水平回動シリンダ室76が拡張するとき、水平回動シリンダチューブ74が軸方向の一側に向けて相対的に移動する。水平回動シリンダチューブ74の一側への移動に伴って、ラック85が軸方向の一側に移動する。すなわち、ラック85が直線運動を行う。
ステージ10および収納ボックス11の側に設けられているラック85が、水平軸支部80の側に設けられているピニオン86に噛合しているとともに、ステージ10および収納ボックス11が、水平軸支部80で回動可能に支持されている。ラック85の直線運動は、ピニオン86の回転運動に変換されるが、ラック85の側が回動可能であり、ピニオン86の側が回動不可であるので、ラック85の側が回動する。したがって、ラック85の側であるステージ10および収納ボックス11が、水平回動軸81を中心にして回動することになる。
同様に、他側の方向切換弁を開位置にして他側のポート79から液圧を印加すると、他側の水平回動シリンダ室76が拡張するので、水平回動シリンダチューブ74およびラック85が軸方向の他側に移動する。ラック85の直線運動は、ステージ10および収納ボックス11の回動運動に変換される。
水平回動シリンダ71、水平軸支部80、ピニオン86およびラック85は、水平回動アクチュエータ70として働く。ラック85は、水平回動用液圧発生装置73からの液圧(例えば油圧)によって直線駆動される。水平回動アクチュエータ70により、ステージ10およびブリッジ体20は、回動して、例えば、水平方向において140度の角度で回動する。
先端係合部26が連絡対象ポイントに係合しているブリッジ体20が、大きな外力(例えば風力)を受けることによって、揺動したり、ねじれたりすることがある。このようなとき、水平回動シリンダ71への過大な負荷が作用することを防止するため、方向切換弁を中立位置にすることができる。これにより、一側の水平回動シリンダ室76および他側の水平回動シリンダ室76に対する作動液の供給または排出が行われず、液圧の印加されていない状態で、水平回動シリンダ71およびブリッジ体20の位置が維持される。したがって、大きな外力が作用しても、外力が緩衝されることによって、水平回動シリンダ71の破損を防止できる。
上記構成によれば、液圧で駆動される伸縮アクチュエータ30、垂直回動アクチュエータ17および水平回動アクチュエータ70により、重量があり長尺である連絡ブリッジ1を、素早く正確に動かすことができるので、離間している一側と他側との間で人員を効率良く輸送できる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
可動ブリッジ体や伸縮シリンダ30のピストンロッドの段数は、一側のステージ10と他側の連絡対象物7との間の距離に応じて、適宜に決定される。また、垂直回動シリンダ17や水平回動アクチュエータ70によるブリッジ体20の回動角度は、一側のステージ10と他側の連絡対象物7との間の位置関係に応じて、適宜に決定される。
一側のステージ10と、他側の連絡対象物7との関係は、様々なものに適用できる。例えば、一側のステージ10が自己昇降式の作業台船2に設けられ、他側の連絡対象物7が、自己昇降式の作業台船2の周辺に位置するタグボートなどの船舶とすることができる。また、例えば、一側のステージ10が、洋上風力発電施設の上方に設けられるとともに、他側が洋上風力発電施設の下方に設けられる接岸スペースやタグボートなどの船舶(連絡対象物)とすることができる。また、ブリッジ体20は、上下方向への移動を容易にする階段状にすることができる。非使用時にはブリッジ体20を上方に待避させた待避状態にする一方、使用時にはブリッジ体20を降下させた架け渡し状態に切り替え可能にすることにより、関係者以外が不用意に洋上風力発電施設に登ることを防止できる。このような構成は、送電用鉄塔などの高さのある鉄塔にも適用できる。鉄塔の場合、一側のステージ10が、鉄塔の脚部の上方に設けられるとともに、他側が鉄塔の下方に位置する地面や基礎(連絡対象物)とすることができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70は、
一側のステージ10と、前記ステージ10から離間している他側の連絡対象物7とをつなぐ連絡ブリッジ1に使用される水平回動アクチュエータ70であって、
前記水平回動アクチュエータ70は、前記連絡ブリッジ1が接続された前記ステージ10を水平方向に回動させ、
前記水平回動アクチュエータ70は、2つの水平回動ピストンロッド72,72を有する複動式の水平回動シリンダ71と、前記ステージ10に対向する基部3に設けられた水平軸支部80に取り付けられたピニオン86と、前記水平回動シリンダ71の水平回動シリンダチューブ74に設けられるとともに前記ピニオン86と噛合するラック85とを備え、
前記水平回動シリンダ71への液圧の印加で前記ラック85が直線駆動されることによって、前記ステージ10が回動することを特徴とする。
上記構成によれば、液圧で駆動される水平回動アクチュエータ70により、重量があり長尺である連絡ブリッジ1を、素早く正確に回動させることができるので、離間している一側と他側との間で人員などを効率良く輸送できる。
また、一実施形態の連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70では、
前記液圧を発生させる水平回動用液圧発生装置73が、前記水平回動ピストンロッド72における水平回動ピストン78の反対側に設けられており、前記水平回動ピストンロッド72の中を軸方向に延在するように設けられた流通通路75を介して、前記液圧が前記水平回動シリンダ71に印加される。
上記実施形態によれば、ポート79を水平回動シリンダチューブ74の外周部に設ける場合よりも水平回動シリンダチューブ74の長さを有効利用できるので、水平回動シリンダチューブ74に設けられるラック85の直線移動距離を長くでき、ステージ10の回動角度を大きくできる。
また、一実施形態の連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70では、
前記ステージ10の底部には、コロ88が設けられている。
上記実施形態によれば、ステージ10および収納ボックス11の水平方向の回動を円滑に行うことができる。
また、一実施形態の連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70では、
前記ステージ10における前記連絡ブリッジ1の反対側には、前記ステージ10の上り下りを行うための階段12が取り付けられている。
上記実施形態によれば、ブリッジ体20との重量バランスを取ることができ、ブリッジ体20の回動の安定化に寄与する。
また、一実施形態の連絡ブリッジ1用の水平回動アクチュエータ70では、
前記ステージ10が、自己昇降式の作業台船2に設けられ、前記連絡対象物7が、洋上風力発電施設7である。
上記実施形態によれば、離れている自己昇降式の作業台船2のステージ10と、洋上風力発電施設7とを連絡ブリッジ1でつなぐことにより、洋上風力発電施設7で作業する作業員(人員)や工具などを安全に輸送できる。
1…連絡ブリッジ
2…作業台船
3…プラットフォーム(ベース部)
4…レグ昇降装置
5…レグ
7…洋上風力発電施設(連絡対象物)
8…基礎支持体
9…作業用スペース
10…ステージ
11…収納ボックス
12…階段
13…垂直軸支部
14…垂直回動軸
15…垂直回動シリンダ支持部
16…垂直回動シリンダ支持軸
17…垂直回動シリンダ(垂直回動アクチュエータ)
18…垂直支持部
20…ブリッジ体
21…基端ブリッジ体
22…第1可動ブリッジ体(可動ブリッジ体)
23…第2可動ブリッジ体(可動ブリッジ体)
25…伸縮シリンダ支持部
26…先端係合部
28…シリンダ先端支持部
30…伸縮シリンダ(伸縮アクチュエータ)
31…伸縮シリンダチューブ
31c…端部カバー
32…第1ピストンロッド(ピストンロッド)
32a…第1ピストン
32b…第1シリンダチューブ
32c…第1端部カバー
33…第2ピストンロッド(ピストンロッド)
33a…第2ピストン
33b…第2シリンダチューブ
33c…第2端部カバー
34…第3ピストンロッド(ピストンロッド)
34a…第3ピストン
34b…先端ピストンロッド
35…ヘッド側ポート
36…ロッド側ポート
41…第1ヘッド側圧力室(ヘッド側圧力室)
42…第2ヘッド側圧力室(ヘッド側圧力室)
43…第3ヘッド側圧力室(ヘッド側圧力室)
45…第1貫通孔
46…第2貫通孔(ヘッド側連通路)
47…第3貫通孔(ヘッド側連通路)
48…外貫通孔
51…第1ロッド側圧力室(ロッド側圧力室)
52…第2ロッド側圧力室(ロッド側圧力室)
53…第3ロッド側圧力室(ロッド側圧力室)
55…第1ロッド側連通路(ロッド側連通路)
55a…第1接続通路(接続通路)
55b…第1ヘッド側貫通孔(ヘッド側連通孔)
55c…第1ロッド側貫通孔(ロッド側連通孔)
56…第2ロッド側連通路(ロッド側連通路)
56a…第2接続通路(接続通路)
56b…第2ヘッド側貫通孔(ヘッド側連通孔)
56c…第2ロッド側貫通孔(ロッド側連通孔)
61…第1突条
62…第1ストッパ
63…第2突条
64…第2ストッパ
65…第3突条
66…第3ストッパ
70…水平回動アクチュエータ
71…水平回動シリンダ
72…水平回動ピストンロッド
73…水平回動用液圧発生装置
74…水平回動シリンダチューブ
75…流通通路
76…水平回動シリンダ室
77…連通部
78…水平回動ピストン
79…ポート
80…水平軸支部
81…水平回動軸
82…軸受部
83…軸受部
85…ラック
86…ピニオン
88…コロ
89…液圧発生装置
SB…海底
SL…海面

Claims (5)

  1. 一側のステージと、前記ステージから離間している他側の連絡対象物とをつなぐ連絡ブリッジに使用される水平回動アクチュエータであって、
    前記水平回動アクチュエータは、前記連絡ブリッジが接続された前記ステージを水平方向に回動させ、
    前記水平回動アクチュエータは、2つの水平回動ピストンロッドを有する複動式の水平回動シリンダと、前記ステージに対向する基部に設けられた水平軸支部に取り付けられたピニオンと、前記水平回動シリンダの水平回動シリンダチューブに設けられるとともに前記ピニオンと噛合するラックとを備え、
    前記水平回動シリンダへの液圧の印加で前記ラックが直線駆動されることによって、前記ステージが回動することを特徴とする、連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ。
  2. 前記液圧を発生させる水平回動用液圧発生装置が、前記水平回動ピストンロッドにおける水平回動ピストンの反対側に設けられており、前記水平回動ピストンロッドの中を軸方向に延在するように設けられた流通通路を介して、前記液圧が前記水平回動シリンダに印加されることを特徴とする、請求項1に記載の連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ。
  3. 前記ステージの底部には、コロが設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ。
  4. 前記ステージにおける前記連絡ブリッジの反対側には、前記ステージの上り下りを行うための階段が取り付けられていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ。
  5. 前記ステージが、自己昇降式の作業台船に設けられ、前記連絡対象物が、洋上風力発電施設であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の連絡ブリッジ用の水平回動アクチュエータ。
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