JP2021052815A - 顔面筋鍛錬具 - Google Patents
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Abstract
【課題】利便性を高めた顔面筋鍛錬具を提供できる。【解決手段】この顔面筋鍛錬具21は、アーム31と、アーム31の長さ方向の中間位置に設けられ、口唇によって銜えられる銜持部24と、を備える顔面筋鍛錬具21であって、アーム31または銜持部24の一部にユーザの身体または動作に関する情報を検出するセンサを設け、そのセンサによって検出した情報を運動器具制御装置12としての情報端末に送信する。アーム31は、長尺状に形成した弾性変形可能な部材であって、その両端にウェイト30が設けられ、ウェイト30の内部または近傍にセンサが設けられる。【選択図】図1
Description
本発明は、人体の顔面における口輪筋等の顔面筋を鍛錬することに用いられる顔面筋鍛錬具に関する。
従来、顔面筋鍛錬具として、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来構成においては、帯状の弾性板の中央部の表裏両面に、口唇によって銜えられる銜持部が設けられている。弾性板の両端部には、それぞれウェイトが固定されている。そして、この顔面筋鍛錬具の銜持部を口唇により銜えた状態で、全体を上下に振る。このようにすると、両ウェイト部の重量に基づく弾性板の反発力が銜持部に伝達されて、顔面筋が鍛えられるとしている。
顔面筋鍛錬具はその使用状態においてはユーザの身体に接近するため、本発明者は、身体に関する副次的な活用方法とともに、顔面筋鍛錬具そのものの利便性を高める種々の方法に想到するに至った。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、利便性を高めた顔面筋鍛錬具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の顔面筋鍛錬具は、弾性変形部と、その弾性変形部の長さ方向の中間位置に設けられ、口唇によって銜えられる銜持部と、を備える顔面筋鍛錬具であって、弾性変形部または銜持部に、ユーザの身体または動作に関する情報を検出するセンサを設ける。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、利便性を高めた顔面筋鍛錬具を提供できる。
本実施の形態における顔面筋鍛錬具は、弾性変形部と、その弾性変形部の長さ方向の中間位置に設けられ、口唇によって銜えられる銜持部と、を備え、弾性変形部または銜持部に、ユーザの身体または動作に関する情報を検出するセンサが設けられる。顔面筋鍛錬具は、その使用時にユーザの身体に接近するものであるため、ユーザの身体の状態に関する様々な生体情報や顔面筋鍛錬具の動作状態を検出することができる。顔面筋鍛錬具は、様々な生体情報や動作状態を検出することで、身体に関する副次的な活用方法や、顔面筋鍛錬具そのものの利便性を高める種々の方法が考えられる。
「顔面筋鍛錬具」は、「運動器具」の一例である。「ユーザの身体または動作に関する情報」は、バイタルサイン(心拍数、血圧、呼吸、体温など)、水分量や血流量、皮膚ガス(アンモニア、アセトン、二酸化窒素、酢酸など)といった身体に関する情報を含む他、ユーザの身体または顔面筋鍛錬具の動作状態や活動量を示す情報を広く含んでもよい。動作状態や活動量を示す情報は、ユーザの身体または顔面筋鍛錬具の動作状態や活動量を直接的に示す値の他、間接的に推定するための基礎となる情報を含んでもよい。例えば、ユーザの動きを推定するための身体を流れる電流値や電位変化、静電容量、所定部位の圧力、加速度、磁気などである。
弾性変形部は、長尺状に形成した弾性変形可能な部材であって、その両端にウェイト部が設けられ、ウェイト部の内部または近傍にセンサが設けられてもよい。銜持部の内部または近傍にセンサが設けられてもよい。
この態様によると、ユーザの身体または動作に関する情報に基づいて、顔面筋鍛錬具の動作態様をより適切な値になるようユーザにフィードバックしたり、より効果的となるようにユーザに助言となる情報を提供したりすることができ、利便性を高めることができる。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の顔面筋鍛錬具の使用状態を示す斜視図である。第1実施形態の顔面筋鍛錬具21は、ユーザの口唇で銜えられて、ユーザが顔面筋鍛錬具21を上下に揺動させることにより、ユーザの口輪筋及びその口輪筋と繋がる頬筋、笑筋、大頬骨筋、小頬骨筋等の顔面筋が鍛錬されるようにしたものである。顔面筋鍛錬具21は、内部にセンサを備え、運動器具制御装置12との間で所定の通信手段を介して、センサにより検出された情報を運動器具制御装置12に送信する。運動器具制御装置12は、例えば携帯電話等の情報端末である。センサについては後述する。
図1は、第1実施形態の顔面筋鍛錬具の使用状態を示す斜視図である。第1実施形態の顔面筋鍛錬具21は、ユーザの口唇で銜えられて、ユーザが顔面筋鍛錬具21を上下に揺動させることにより、ユーザの口輪筋及びその口輪筋と繋がる頬筋、笑筋、大頬骨筋、小頬骨筋等の顔面筋が鍛錬されるようにしたものである。顔面筋鍛錬具21は、内部にセンサを備え、運動器具制御装置12との間で所定の通信手段を介して、センサにより検出された情報を運動器具制御装置12に送信する。運動器具制御装置12は、例えば携帯電話等の情報端末である。センサについては後述する。
図2は、顔面筋鍛錬具の平面図である。図3は、顔面筋鍛錬具の正面図である。図4は、図2の5−5線断面図である。図5は、図4のブッシュ部分の成形型内における拡大断面図である。図6は、ブッシュを取り付けた状態の弾性板の平面図である。図2、図3および図6に示すように、顔面筋鍛錬具21は、鋼板製の板バネよりなる直線帯板状の弾性板22を備える。
図7は、図3の9−9線断面図である。図8は、コアとマウスピースとの関係を示す分解断面図である。図7及び図8に示すように、弾性板22の長さ方向の中央部にはポリプロピレン等の硬質樹脂よりなるコア27が弾性板22をインサートとした成形によって固定されている。コア27には弾性板22の一方の端縁から突出する突出部272が形成されている。コア27の突出部272には中空状をなすマウスピース28が着脱可能に取付けられ、この取付け状態のマウスピース28により口唇によって銜えられる銜持部24が形成されている。
図2、図5及び図6に示すように、弾性板22の全体とコア27の突出部272を除く部分とはポリウレタン等の合成樹脂よりなる被覆23によってモールドされている。この被覆23はコア27より軟質のものによって構成されている。弾性板22の両端部側にはそれぞれ一対の貫通孔222が形成されている。内側の貫通孔222は被覆23の成形時に合成樹脂の進入を許容して、弾性板22と被覆23との結合を強化するために機能する。図4及び図5に示すように、外側の貫通孔222にはブッシュ26が嵌め込まれ、弾性板22の表裏両面から突出されている。ただし、ブッシュ26は被覆23の表面に露出しない高さに形成されている。弾性板22の両端にはそれぞれ小孔224が透設されている。この小孔224も合成樹脂の進入を許容して、弾性板22と被覆23との結合を強化するために機能する。
そして、コア27の左右両側における弾性板22及び被覆23により左右一対のアーム31が形成されている。アーム31において被覆23の先端部には、それぞれウェイト部25が設けられている。
そして、図1に示すように、銜持部24を口唇によって銜えて顔面筋鍛錬具21全体が上下に揺動されることにより、ウェイト部25の荷重や弾性板22の弾力性等に基づき、両アーム31が揺動に共振して上下に振動される。ここで、共振とは、銜持部24に所定範囲内の振動数の振動が加えられた際に、アーム31が大きく振動することをいう。特に、アーム31の端部が銜持部24の高さより高い位置まで撓むことが好ましい。これによって、銜持部24を銜えているユーザの顔面筋に負荷が作用して、顔面筋が鍛錬される。
図9は、図8の13−13線断面図である。図7〜図9に示すように、コア27の外周面には、マウスピース28を掛止して保持するための凹凸部271が形成されている。マウスピース28は、コア27よりも軟質で滑りにくいポリウレタン等の軟質合成樹脂により形成されている。マウスピース28の内周面には、コア27の凹凸部271に係合可能な凹凸部281が形成されている。マウスピース28の外周面の中央部の上下には、口唇によって銜えられる窪み部282が形成されている。図9に示すように、この窪み部282の部分においてマウスピース28の外周面は長径が左右方向に延びる楕円形に形成されている。従って、窪み部282の上下2位置の曲率は左右2位置の曲率より小さく、平坦であるため、銜えやすい。マウスピース28の先端部の外周面には、凹部283が形成されている。マウスピース28の先端面には、球面状の凸部284が形成されている。
マウスピース28の基端にはアーム31の表裏両側に位置する一対のフランジ285が形成されている。このフランジ285はマウスピース28の他の部分より突出していて、図7に示すように、顔面筋鍛錬具21をテーブルの上面等の設置面100に置いたときに、このフランジ285が設置面100に接して、マウスピース28が斜め上向きになる。従って、マウスピース28の口唇によって銜えられる部分が設置面100に接することを防止して、清潔さを保つことができる。
マウスピース28は外形寸法等の異なった複数種が用意され、ユーザはその口の大きさや形等に応じて適当なマウスピース28を選択して、コア27の外側に対して嵌着することができる。このマウスピース28は、コア27より軟質であって、その硬度は、例えば、JIS(日本工業規格) K6253に準拠したタイプAによるデュロメータにおいて、60度である。なお、ウェイト30を除いた顔面筋鍛錬具21の本体、すなわち、弾性板22、被覆23、コア27及びマウスピース28で構成される本体の重量は、50〜500グラム(g)程度である。また、ウェイト30の重量は、3〜120g程度である。なお、本実施形態における銜持部24は、弾性板22に固定されたコア27にマウスピース28を取り付けることで形成されるとともに、弾性板22の一方の端縁から銜持部24が突出する形で形成される。変形例においては、銜持部24を弾性板22の長さ方向の中央部上、すなわち弾性板22の長さ方向の中央部表面(例えば表裏両面)に載置固定させるように形成してもよい。この場合、ユーザは実質的に弾性板22の中央部を銜えるような形で使用する。
図10は、ウェイト部を示す分解断面図である。図4及び図10に示すように、被覆23の両端位置には保持孔29が形成されている。両ウェイト部25は、この保持孔29に着脱可能に取り付けられたウェイト30により構成されている。そして、重量の異なる複数種のウェイト30が用意され、ユーザが要求する鍛錬度合い等に応じて任意の重さのウェイト30が選択されて保持孔29に着脱可能に取り付けられる。
次に、上記のように構成された顔面筋鍛錬具21の使用方法を説明する。
顔面筋鍛錬具21のユーザが要求する鍛錬度合い等に応じて、あらかじめコア27に所要の外形寸法のマウスピース28が取り付けられるとともに、両端のウェイト部25の保持孔29に必要な重さのウェイト30が取り付けられる。この状態で、銜持部24の窪み部282を口唇に銜えて顔を上下に揺動させる。このようにすると、口唇に対して顔面筋鍛錬具21の重量が作用した状態で板バネよりなる弾性板22を介して両ウェイト部25が上下に共振され、その振動が銜持部24に伝達される。これによって、口唇を介して顔面筋に負荷が与えられ、その顔面筋が鍛えられる。
顔面筋鍛錬具21のユーザが要求する鍛錬度合い等に応じて、あらかじめコア27に所要の外形寸法のマウスピース28が取り付けられるとともに、両端のウェイト部25の保持孔29に必要な重さのウェイト30が取り付けられる。この状態で、銜持部24の窪み部282を口唇に銜えて顔を上下に揺動させる。このようにすると、口唇に対して顔面筋鍛錬具21の重量が作用した状態で板バネよりなる弾性板22を介して両ウェイト部25が上下に共振され、その振動が銜持部24に伝達される。これによって、口唇を介して顔面筋に負荷が与えられ、その顔面筋が鍛えられる。
この場合、銜持部24がアーム31の側縁から突出して、その側縁から外側へ変位した位置に配置されている。このため、顔面筋鍛錬具21が片持ち状態で口唇に銜えられることになって、口唇に対する荷重負担が大きくなる。従って、共振による負荷が顔面筋に対する負荷として効率よく作用して、顔面筋が効果的に鍛えられる。このとき、窪み部282が横長の断面楕円形に形成されているため、口が丸く開いた状態でマウスピース28を保持することができる。口を丸く開いた状態でマウスピース28を保持することにより、口輪筋全体に共振によって生じる負荷を伝えることができる。また、口輪筋には笑筋等の表情筋がつながっているため、口輪筋を介して笑筋等も鍛錬することができて、効率的な鍛錬が可能になる。
顔面筋鍛錬具21は弾性板22が合成樹脂の被覆23によってモールドされているため、アーム31が撓んで共振する際、鍛錬のために得ようとしているアーム31の上下振動以外の動き、例えば弾性板22のねじれや微振動を抑えることができる。従って、ユーザの口唇に対して邪魔な動きが伝えられることを少なくできて、顔面筋鍛錬具21を快適に使用できる。なお、弾性板22の全体をモールドすることに代えて、表裏両面あるいは表裏の一方の面に合成樹脂の板やシートを接着等によって固着してもよい。
マウスピース28は滑りにくく、適度な硬度のゴム性を有している。このため、銜えやすく、しかもアーム31の振動による負荷を口唇に伝えることができる。マウスピース28が硬すぎると、マウスピース28が口唇に馴染まず、銜えにくい。逆に柔らかすぎると、銜えたとしても顔面筋鍛錬具21を安定状態に維持し難く、しかもアーム31の振動が吸収されて、鍛錬のための負荷が減少される。
顔面筋鍛錬具21を異なったユーザが使用する場合には、コア27上のマウスピース28を外形寸法等の異なった別のマウスピース28に交換することにより、口の大きさや形が異なるユーザであっても、1つの顔面筋鍛錬具21を共用することができる。さらに、顔面筋の強さや鍛錬度合いに応じて、ウェイト部25の保持孔29内のウェイト30を重さの異なった別のウェイト30に交換することができる。鍛錬終了後、マウスピース28は必要に応じてコア27から取り外されて、洗浄することができ、洗浄後のマウスピース28は再びコア27に取り付けられる。従って、マウスピース28を清潔に保つことができて、衛生的である。
本実施形態の顔面筋鍛錬具21においては、銜持部24を口唇で銜えて上下に振ると、両側のアーム31が撓みを伴いながら共振される。この場合、本実施形態では、銜持部24が6.50ヘルツ(Hz)未満の振動数で振動したとき、アーム31が共振するように、アーム31の長さ、ウェイト部25の重量、弾性板22を含むアーム31の弾性係数やばね定数等が設定されている。このため、ユーザは、口唇で銜えてアーム31を共振させることができ、その負荷を利用して、有効な鍛錬を行なうことができる。これに対し、6.50Hzを超える振動数では、つまり、銜持部24を小刻みに往復動させた場合は、アーム31が共振されないため、撓まない剛体を振動させる状態と同様になって、口唇にアーム31の共振によって生じる負荷が伝わらず、有効な鍛錬効果を得ることはできない。
図11は、顔面筋鍛錬具の撓み変形を示す線図である。本実施形態の顔面筋鍛錬具21においては、アーム31の静止状態における下方への撓み率、すなわち図11に示すアーム31の長さbに対するアーム31の先端の下方への撓み量aが4.8パーセント(%)を超えるように設定されている。このため、銜持部24を上下に振動させた場合において、アーム31が適切に撓んで振動する。従って、ユーザは有効な鍛錬効果を得ることができる。これに対し、撓み率が4.8%以下の場合、すなわち、アームの剛性が高く撓みにくい場合は、共振し難いため、有効な鍛錬効果を得ることが困難である。
さらに、本実施形態の顔面筋鍛錬具21においては、アーム31に共振が作用した時に銜持部24に与えられる負荷が7.4ニュートン(N)未満となるように設定されている。このため、銜持部24を上下に振ってアーム31を共振させた際にユーザに対して適切な負荷が作用して有効な鍛錬効果を得ることができる。これに対し、負荷が7.4N以上の場合は、負荷が高すぎて、振ることが困難である。
<運動器具制御装置>
図12は、顔面筋鍛錬具21および運動器具制御装置12の機能的構成を示す機能ブロック図である。顔面筋鍛錬具21は、センサ40、通信部41、電源部42を備える。運動器具制御装置12は、制御部70、通信部71、表示部72を備える。センサ40は、顔面筋鍛錬具21におけるいずれかの部位、例えば銜持部24、アーム31、ウェイト30などの部位に、ユーザの身体または動作に関する情報を検出するものとして設けられる。銜持部24にセンサを設ける場合、コア27の内部に組み込んでもよいし、マウスピース28の内部に組み込んでもよい。顔面筋鍛錬具21に何らかの情報を検出するセンサ40を設けることにより、ユーザの生体情報を取得したり、ユーザによる動作状態や顔面筋鍛錬具21の動作状態を検出したりすることができる。これら取得または検出した情報は、ユーザによる使用履歴として記録したり、顔面筋鍛錬具21の使用を最適化するための助言の情報としてユーザにフィードバックされたりする。ユーザの生体情報を検出するセンサとして、遠赤外線センサ、皮膚ガスセンサ、圧力センサ、温度計等がある。ユーザや顔面筋鍛錬具21の動作状態や活動量を検出するセンサとして、近赤外線センサ、筋電位センサ、圧力センサ、加速度センサ、カメラ、磁気センサ等がある。
図12は、顔面筋鍛錬具21および運動器具制御装置12の機能的構成を示す機能ブロック図である。顔面筋鍛錬具21は、センサ40、通信部41、電源部42を備える。運動器具制御装置12は、制御部70、通信部71、表示部72を備える。センサ40は、顔面筋鍛錬具21におけるいずれかの部位、例えば銜持部24、アーム31、ウェイト30などの部位に、ユーザの身体または動作に関する情報を検出するものとして設けられる。銜持部24にセンサを設ける場合、コア27の内部に組み込んでもよいし、マウスピース28の内部に組み込んでもよい。顔面筋鍛錬具21に何らかの情報を検出するセンサ40を設けることにより、ユーザの生体情報を取得したり、ユーザによる動作状態や顔面筋鍛錬具21の動作状態を検出したりすることができる。これら取得または検出した情報は、ユーザによる使用履歴として記録したり、顔面筋鍛錬具21の使用を最適化するための助言の情報としてユーザにフィードバックされたりする。ユーザの生体情報を検出するセンサとして、遠赤外線センサ、皮膚ガスセンサ、圧力センサ、温度計等がある。ユーザや顔面筋鍛錬具21の動作状態や活動量を検出するセンサとして、近赤外線センサ、筋電位センサ、圧力センサ、加速度センサ、カメラ、磁気センサ等がある。
電源部42は、センサ40および通信部41に電力を供給する。なお、後述するように、顔面筋鍛錬具21の使用によって発生した運動エネルギーを所定手段で電気エネルギーに変換する仕様の場合、電源部42は蓄電池として機能する。通信部41は、センサ40によって検出された情報を運動器具制御装置12へ送信する。通信部71は、顔面筋鍛錬具21のセンサ40によって検出された情報を通信部41から受信する。通信部41および通信部71は、例えばBluetooth(商標)などの近距離無線通信を用いて通信する。制御部70は、顔面筋鍛錬具21から受信した情報を記憶するとともに、その情報に基づいて所定のプログラムにより割り出したユーザへのフィードバック情報を表示部72に表示させる。以下、センサ40の具体例と、ユーザにフィードバックする内容の例を説明する。
<センサ>
(1)近赤外線センサ
近赤外線センサは、可視光に近い電磁波である近赤外線を対象物に照射したときの反射、吸収、透過の量の違いを検出する。例えば、アーム31の先端近傍に設置した近赤外線センサによりアーム31の先端と地面との間の距離を測定してアーム31の先端の変位量を検出でき、アーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。アーム31の揺れ状況から、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断して、その診断結果をユーザにフィードバックできる。
(1)近赤外線センサ
近赤外線センサは、可視光に近い電磁波である近赤外線を対象物に照射したときの反射、吸収、透過の量の違いを検出する。例えば、アーム31の先端近傍に設置した近赤外線センサによりアーム31の先端と地面との間の距離を測定してアーム31の先端の変位量を検出でき、アーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。アーム31の揺れ状況から、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断して、その診断結果をユーザにフィードバックできる。
(2)遠赤外線センサ
遠赤外線センサは、物体から放射される遠赤外線を検知して微少な温度差を検出する。例えば、銜持部24に設置した遠赤外線センサによりユーザの口唇付近の体温変化や体温分布を検出して、トレーニングの効果を測定し、その測定結果をユーザにフィードバックすることができる。
遠赤外線センサは、物体から放射される遠赤外線を検知して微少な温度差を検出する。例えば、銜持部24に設置した遠赤外線センサによりユーザの口唇付近の体温変化や体温分布を検出して、トレーニングの効果を測定し、その測定結果をユーザにフィードバックすることができる。
(3)筋電位センサ
筋電位センサは、顔面筋の活動電位を測定し、筋肉の動作時の電位変化を検出する。例えば、銜持部24に設置した筋電位センサによりユーザの顔面筋の活動電位を検出し、その電位変化に基づいて周波数、振幅、銜える力、角度を割り出す。これにより、筋疲労度や運動負荷、活動量等を推定し、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断して、その診断結果をユーザにフィードバックすることができる。
筋電位センサは、顔面筋の活動電位を測定し、筋肉の動作時の電位変化を検出する。例えば、銜持部24に設置した筋電位センサによりユーザの顔面筋の活動電位を検出し、その電位変化に基づいて周波数、振幅、銜える力、角度を割り出す。これにより、筋疲労度や運動負荷、活動量等を推定し、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断して、その診断結果をユーザにフィードバックすることができる。
(4)皮膚ガスセンサ
皮膚ガスセンサは、皮膚表面から放出されるガスを検出するセンサであり、例えばアンモニア(NH3)、アセトン、二酸化窒素(NO2)、酢酸などの皮膚ガスを検出し得る。例えば、銜持部24に設置した皮膚ガスセンサによってアンモニアを検出する場合、ユーザの疲労を測定できる。皮膚ガスセンサによってアセトンを検出する場合、ユーザの脂肪燃焼量を測定できる。皮膚ガスセンサによって二酸化窒素を検出する場合、ユーザの血流量を測定できる。皮膚ガスセンサによって酢酸を検出する場合、ユーザの疲労を測定できる。これらの測定値やその変化に応じてユーザが適度な態様で顔面筋鍛錬具21を使用しているかや運動効果を推定し、ユーザにフィードバックすることができる。
皮膚ガスセンサは、皮膚表面から放出されるガスを検出するセンサであり、例えばアンモニア(NH3)、アセトン、二酸化窒素(NO2)、酢酸などの皮膚ガスを検出し得る。例えば、銜持部24に設置した皮膚ガスセンサによってアンモニアを検出する場合、ユーザの疲労を測定できる。皮膚ガスセンサによってアセトンを検出する場合、ユーザの脂肪燃焼量を測定できる。皮膚ガスセンサによって二酸化窒素を検出する場合、ユーザの血流量を測定できる。皮膚ガスセンサによって酢酸を検出する場合、ユーザの疲労を測定できる。これらの測定値やその変化に応じてユーザが適度な態様で顔面筋鍛錬具21を使用しているかや運動効果を推定し、ユーザにフィードバックすることができる。
(5)圧力センサ
圧力センサは、圧力による変形で生じる静電容量の変化や歪みゲージの電気抵抗値の変化を検出する。例えば、アーム31に設置した圧力センサによりアーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。また例えば、銜持部24に設置した圧力センサによりユーザの口唇付近の力を測定し、ユーザによる銜える力を推定する。また例えば心拍や呼吸による体動を検出することによって心拍数や呼吸数などのバイタルサインを得ることができる。これら測定した値により、ユーザが適切な振り方や銜え方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
圧力センサは、圧力による変形で生じる静電容量の変化や歪みゲージの電気抵抗値の変化を検出する。例えば、アーム31に設置した圧力センサによりアーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。また例えば、銜持部24に設置した圧力センサによりユーザの口唇付近の力を測定し、ユーザによる銜える力を推定する。また例えば心拍や呼吸による体動を検出することによって心拍数や呼吸数などのバイタルサインを得ることができる。これら測定した値により、ユーザが適切な振り方や銜え方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
(6)加速度センサ
加速度センサは、対象物の加速度を検知することにより、ユーザの筋肉の動きの速さを検出する。例えば、アーム31に設置した加速度センサによりアーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。また例えば、銜持部24に設置した加速度センサによりユーザの口唇付近の力を測定することができる。これら測定した値により、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
加速度センサは、対象物の加速度を検知することにより、ユーザの筋肉の動きの速さを検出する。例えば、アーム31に設置した加速度センサによりアーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。また例えば、銜持部24に設置した加速度センサによりユーザの口唇付近の力を測定することができる。これら測定した値により、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
(7)温度計
温度計は、対象物の温度を検知する。例えば、銜持部24に設置した温度計によってユーザの口唇温度や環境の温度を検出する。また、湿度計も設けて環境の湿度をさらに検出してもよい。ユーザの口唇温度や環境の温度の変化に応じてユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
温度計は、対象物の温度を検知する。例えば、銜持部24に設置した温度計によってユーザの口唇温度や環境の温度を検出する。また、湿度計も設けて環境の湿度をさらに検出してもよい。ユーザの口唇温度や環境の温度の変化に応じてユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
(8)画像センサ
画像センサは、被写体の画像を取得する撮像素子である。画像センサにより、ユーザの顔の形状変化や歪み、表情や振り幅を検出してもよいし、アーム31の形状変化や歪み、振り幅を検出してもよい。顔面筋鍛錬具21の動作状態を画像や映像で記録してもよい。画像センサとしては、運動器具制御装置12としての携帯電話等の情報端末に内蔵されるカメラを用いてもよい。これらの検出した変化や値に応じてユーザが適切な周波数、振幅、銜える力、角度による顔面筋鍛錬具21の振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
画像センサは、被写体の画像を取得する撮像素子である。画像センサにより、ユーザの顔の形状変化や歪み、表情や振り幅を検出してもよいし、アーム31の形状変化や歪み、振り幅を検出してもよい。顔面筋鍛錬具21の動作状態を画像や映像で記録してもよい。画像センサとしては、運動器具制御装置12としての携帯電話等の情報端末に内蔵されるカメラを用いてもよい。これらの検出した変化や値に応じてユーザが適切な周波数、振幅、銜える力、角度による顔面筋鍛錬具21の振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
(9)磁気センサ
磁気センサは、磁気を検知する。例えば、アーム31の先端近傍に設置した磁気センサによりアーム31の変位量を検出でき、アーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。アーム31の揺れ状況から、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
磁気センサは、磁気を検知する。例えば、アーム31の先端近傍に設置した磁気センサによりアーム31の変位量を検出でき、アーム31の揺れ状況(周波数、振幅、角度など)を測定できる。アーム31の揺れ状況から、ユーザが適切な振り方をしているかどうかを診断し、その診断結果や適切なトレーニングの提案をユーザにフィードバックすることができる。
各種センサによる検出値を用いることにより、例えば以下の機能が実現可能となる。
(1)アームへのセンサ設置
センサ40は、例えば、ウェイト30の内部に組み込まれる。ウェイト30がセンサ40を兼ねることによって省スペースが実現でき、またアーム31の振動における重心位置にあるため振動の妨げにもならない構造となり、センサ40の組込場所として適している。また、アーム31の振動において振幅が大きい部位であり、振動を検出する場所としても適している。ウェイト30は、重量の異なる複数種が用意されて、ユーザが選択するいずれかが着脱可能に取り付けられるのと同じように、センサの種類が異なる複数のウェイト30が用意されて、ユーザの好みでいずれかが選択されて着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。これにより、容易に機能の拡張や選択が可能となる。その他、アーム31におけるウェイト30以外の部位にセンサ40が組み込まれてもよい。
(1)アームへのセンサ設置
センサ40は、例えば、ウェイト30の内部に組み込まれる。ウェイト30がセンサ40を兼ねることによって省スペースが実現でき、またアーム31の振動における重心位置にあるため振動の妨げにもならない構造となり、センサ40の組込場所として適している。また、アーム31の振動において振幅が大きい部位であり、振動を検出する場所としても適している。ウェイト30は、重量の異なる複数種が用意されて、ユーザが選択するいずれかが着脱可能に取り付けられるのと同じように、センサの種類が異なる複数のウェイト30が用意されて、ユーザの好みでいずれかが選択されて着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。これにより、容易に機能の拡張や選択が可能となる。その他、アーム31におけるウェイト30以外の部位にセンサ40が組み込まれてもよい。
(2)電源の設置
センサ40をウェイト30に組み込む仕様の場合、センサ40によって検出された情報を運動器具制御装置12へ送信する通信モジュールである通信部41や、センサ40および通信部41に電力を供給する電源部42がさらにウェイト30に組み込まれてもよい。ウェイト30が通信部41や電源部42を兼ねることによって省スペースが実現でき、またアーム31の振動における重心位置にあるため振動の妨げにもならない構造となり、通信モジュールや電源の組込場所として適している。
センサ40をウェイト30に組み込む仕様の場合、センサ40によって検出された情報を運動器具制御装置12へ送信する通信モジュールである通信部41や、センサ40および通信部41に電力を供給する電源部42がさらにウェイト30に組み込まれてもよい。ウェイト30が通信部41や電源部42を兼ねることによって省スペースが実現でき、またアーム31の振動における重心位置にあるため振動の妨げにもならない構造となり、通信モジュールや電源の組込場所として適している。
変形例として、ウェイト30に電源を組み込む代わりに、アーム31の変形を電気エネルギーに変換する構成を組み込んでもよい。例えば、アーム31の内部の弾性板22に圧電素子と蓄電池等を設け、弾性板22の変形量に応じて圧電素子で電圧を生じさせ、蓄電池に蓄電する構成であってもよい。これにより、顔面筋鍛錬具21の使用によって発生した運動エネルギーを無駄なく利用できる。なお、マウスピース28を介することによって銜持部24を銜えるユーザと顔面筋鍛錬具21とは絶縁される。
(3)適切な使用か否かの確認
アーム31の一部にセンサ40とLEDを組み込み、センサ40によって検出されたアーム31の振動状況に応じてLEDを明滅させたり点灯色を変化させたりしてもよい。LEDの明滅態様や点灯色は、アーム31の振動が適切な周波数の範囲内か否かで変えてもよい。これにより、ユーザはLEDの明滅や点灯色を見て、振動が正しいかどうかを確認できる。LEDは、ウェイト30に組み込んでもよいし、アーム31の先端近傍に組み込んでもよい。これにより、ユーザは適切な運動状況であるかどうかを視覚的に把握することができる。
アーム31の一部にセンサ40とLEDを組み込み、センサ40によって検出されたアーム31の振動状況に応じてLEDを明滅させたり点灯色を変化させたりしてもよい。LEDの明滅態様や点灯色は、アーム31の振動が適切な周波数の範囲内か否かで変えてもよい。これにより、ユーザはLEDの明滅や点灯色を見て、振動が正しいかどうかを確認できる。LEDは、ウェイト30に組み込んでもよいし、アーム31の先端近傍に組み込んでもよい。これにより、ユーザは適切な運動状況であるかどうかを視覚的に把握することができる。
アーム31の一部に音発生器を組み込み、アーム31の振動が適切な範囲にあるときに音が鳴るような仕様としてもよい。例えば、アーム31の先端近傍に笛を構成する所定の大きさの孔を設け、アーム31を適切な周波数範囲で振動させたときにその孔を通る空気が振動して音が鳴るようにしてもよい。あるいは、アーム31の一部にセンサ40とスピーカーを組み込み、センサ40によって検出された振動の周波数が適切な範囲であった場合にスピーカーから音を出力してもよい。これにより、ユーザは適切な運動状況であるかどうかを音で把握することができる。
(4)運動以外の付加機能
ウェイト30に液体タンクを設け、その液体タンクに水や美容液を溜めておき、アーム31の振動の反動で液体タンクから液体が噴霧されるように構成してもよい。これにより、顔面筋鍛錬具21に運動以外の付加価値を与えることができ、美容効果だけでなく、ユーザに冷感を与えることもできる。
ウェイト30に液体タンクを設け、その液体タンクに水や美容液を溜めておき、アーム31の振動の反動で液体タンクから液体が噴霧されるように構成してもよい。これにより、顔面筋鍛錬具21に運動以外の付加価値を与えることができ、美容効果だけでなく、ユーザに冷感を与えることもできる。
また、マウスピース28の一部に味覚・嗅覚を刺激する成分を練り込んでおくことにより、マウスピース28に味や香りを付加してもよい。この場合、ユーザはマウスピース28を銜えるたびに味や香りを楽しむことができ、顔面筋鍛錬具21の使用に付加価値が与えられ、顔面筋鍛錬具21を使った運動の意欲を駆り立てることができる。
また、顔面筋鍛錬具21のアーム31を、銜持部24を基点として2つに折り曲げられるように構成してもよい。あるいは、2つのアーム31を左右からスライドして収納できるように構成してもよい。このように、コンパクトに構成することで、収納性や携帯性を向上させる。
(5)マウスピースの取付
マウスピース28の開口部に触りしろを設けてもよい。触りしろは、例えば帯状または紐状の部材で形成されてもよい。その場合、触りしろの一端がマウスピース28の内部に接着され、他端はマウスピース28の装着時にもマウスピース28の内部に収まらずに外部へはみ出る形となり、その触りしろを引っ張ることによりマウスピース28を外すことができるように構成されてもよい。その触りしろの一端は、マウスピース28の内部ではなくコア27の表面に接着されてもよい。これにより、銜える部分に手を触れないようにでき、マウスピース28の付け外しにおいて開口部に直接手で触る必要がなくなり、不衛生となりにくくすることができる。
マウスピース28の開口部に触りしろを設けてもよい。触りしろは、例えば帯状または紐状の部材で形成されてもよい。その場合、触りしろの一端がマウスピース28の内部に接着され、他端はマウスピース28の装着時にもマウスピース28の内部に収まらずに外部へはみ出る形となり、その触りしろを引っ張ることによりマウスピース28を外すことができるように構成されてもよい。その触りしろの一端は、マウスピース28の内部ではなくコア27の表面に接着されてもよい。これにより、銜える部分に手を触れないようにでき、マウスピース28の付け外しにおいて開口部に直接手で触る必要がなくなり、不衛生となりにくくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図13は、第2実施形態の顔面筋鍛錬具を示す平面図である。本実施形態の顔面筋鍛錬具21は、第1実施形態における顔面筋鍛錬具21からウェイト30を省略したものに相当する。弾性板22の両端部には大面積部122が形成され、この大面積部122によりウェイト30に代えた荷重機能が持たせられている。この構成の場合、図示はしないが弾性板22に貫通孔222やブッシュ26が設けられ、ブッシュ26は大面積部122の先端部に設けることが好ましい。本実施形態においては、部品点数が少なくなって、構成が簡易化される。本実施形態においては、大面積部122の内部にセンサ40や通信部41、電源部42が組み込まれてもよい。
次に、本発明の第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図13は、第2実施形態の顔面筋鍛錬具を示す平面図である。本実施形態の顔面筋鍛錬具21は、第1実施形態における顔面筋鍛錬具21からウェイト30を省略したものに相当する。弾性板22の両端部には大面積部122が形成され、この大面積部122によりウェイト30に代えた荷重機能が持たせられている。この構成の場合、図示はしないが弾性板22に貫通孔222やブッシュ26が設けられ、ブッシュ26は大面積部122の先端部に設けることが好ましい。本実施形態においては、部品点数が少なくなって、構成が簡易化される。本実施形態においては、大面積部122の内部にセンサ40や通信部41、電源部42が組み込まれてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、各実施形態との相違点を中心に、図14から図19に従って説明する。図14は、第3実施形態の顔面筋鍛錬具を示す平面図である。図15は、顔面筋鍛錬具を厚さ方向のほぼ中央部で切断した断面図である。図14及び図15に示すように、被覆23の両端部には同被覆23よりなる大面積部122が形成されている。弾性板22は、大面積部122の中央部に達する長さに形成されている。弾性板22は、その厚さ寸法及び幅寸法が長さ方向中央部から先端に行くほど漸減するように形成されている。
次に、本発明の第3実施形態を、各実施形態との相違点を中心に、図14から図19に従って説明する。図14は、第3実施形態の顔面筋鍛錬具を示す平面図である。図15は、顔面筋鍛錬具を厚さ方向のほぼ中央部で切断した断面図である。図14及び図15に示すように、被覆23の両端部には同被覆23よりなる大面積部122が形成されている。弾性板22は、大面積部122の中央部に達する長さに形成されている。弾性板22は、その厚さ寸法及び幅寸法が長さ方向中央部から先端に行くほど漸減するように形成されている。
図16は、ウェイト片の平面図である。図15及び図16に示すように、顔面鍛錬具の大面積部122の両端には、金属板よりなるウェイト片330が埋設されている。ウェイト片330にはひとつの第1透孔331と、一対の第2透孔332とが形成され、第2透孔332は被覆23内に位置している。この第2透孔332には被覆23を構成する合成樹脂が進入して、ウェイト片330と被覆23との結合強度が確保されている。ウェイト片330の表裏両面において、被覆23の両端には切欠333が形成され、第1透孔331がこの切欠333内に位置している。切欠333内には合成樹脂製の飾りクリップ334が嵌められており、この飾りクリップ334は被覆23とは異なる色に着色されるとともに、その外表面が被覆23の外表面と連続している。
図17は、飾りクリップの斜視図である。図18は、飾りクリップの側面図である。図19は、飾りクリップ及びウェイト片を示す正面図である。図17〜図19に示すように、飾りクリップ334では、一対の挟持片335が連結部338を介して連結されており、挟持片335は全体として側面鋭角状に形成されている。両挟持片335の付け根部には挟持突起336が形成され、これらの挟持突起336によってウェイト片330が挟持されている。両挟持片335の先端内面には嵌合突起337それぞれ形成されている。この嵌合突起337はウェイト片330の第1透孔331内に嵌合されている。この嵌合により飾りクリップ334がウェイト片330に固定されている。
(センサ)
本実施形態においても、第1実施形態と同様のセンサ40がアーム31の一部に組み込まれる。例えば、本実施形態のセンサ40は、飾りクリップ334の内部に組み込まれる。飾りクリップ334がセンサ40を兼ねることによっても省スペースが実現でき、またアーム31の先端にあるため振動の妨げにもならない構造となり、センサ40の組込場所として適している。また、アーム31の振動において振幅が大きい部位であり、振動を検出する場所としても適している。飾りクリップ334は、センサの種類が異なる複数の飾りクリップ334が用意されて、ユーザの好みでいずれかが選択されて着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。これにより、容易に機能の拡張や選択が可能となる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様のセンサ40がアーム31の一部に組み込まれる。例えば、本実施形態のセンサ40は、飾りクリップ334の内部に組み込まれる。飾りクリップ334がセンサ40を兼ねることによっても省スペースが実現でき、またアーム31の先端にあるため振動の妨げにもならない構造となり、センサ40の組込場所として適している。また、アーム31の振動において振幅が大きい部位であり、振動を検出する場所としても適している。飾りクリップ334は、センサの種類が異なる複数の飾りクリップ334が用意されて、ユーザの好みでいずれかが選択されて着脱可能に取り付けられるようにしてもよい。これにより、容易に機能の拡張や選択が可能となる。
通信部41や、センサ40および通信部41に電力を供給する電源部42がさらに飾りクリップ334に組み込まれる。飾りクリップ334が通信部41や電源部42を兼ねることによって省スペースが実現でき、またアーム31の先端にあるため振動の妨げにもならない構造となり、通信部41や電源部42の組込場所として適している。変形例として、飾りクリップ334に電源を組み込む代わりに、アーム31の変形を電気エネルギーに変換する構成を組み込んでもよい。例えば、アーム31の内部の弾性板22に圧電素子と蓄電池等を設け、弾性板22の変形量に応じて圧電素子で電圧を生じさせ、蓄電池に蓄電してもよい。これにより、顔面筋鍛錬具21の使用によって発生した運動エネルギーを無駄なく利用できる。
第1実施形態における、顔面筋鍛錬具21の適切な使用か否かを確認するためのLEDとセンサ40を飾りクリップ334に組み込んでもよい。あるいは、第1実施形態における音発生器を飾りクリップ334に組み込んでもよい。これにより、ユーザは適切な運動状況であるかどうかを視覚または音により把握することができる。
第1実施形態における液体タンクを飾りクリップ334に組み込んでその液体タンクに水や美容液を溜めておき、アーム31の振動の反動で液体タンクから液体が噴霧されるように構成してもよい。これにより、顔面筋鍛錬具21に運動以外の付加価値を与えることができ、美容効果だけでなく、ユーザに冷感を与えることもできる。
以上のように構成された顔面筋鍛錬具21は第1および第2実施形態の顔面筋鍛錬具21と同様に使用される。本実施形態では以下の効果がある。
(1)第1実施形態のような本体と別体のウェイトが設けられていないため、部品点数が少なくなる分、製造コストを安く抑えることができる。
(2)アーム31の両端にウェイト片330が埋設されている。従って、このウェイト片330の重量を利用してアーム31の両端部を大きく振動させることができて、鍛練を有効に行うことができる。
(3)アーム31の両端とウェイト片330との間に間隔が設けられている。このため、この間隔部分の合成樹脂が撓みやすく、この撓みを利用してアーム31の両端部が振動しやすくなり、この特性を利用して鍛錬を有効に行うことができる。また、アーム31の両端とウェイト片330との間に間隔が設けられているため、ウェイト片330の動きによってウェイト片330やその周囲の被覆23において鍛錬にあまり関与しない小さな振動が発生しても、その振動の一部または大部分が上記の間隔の部分の被覆23によって吸収される。従って、アーム31の撓み運動がしなやかになって、使いやすいものとなる。
(4)弾性板22の厚さ寸法及び幅寸法が長さ方向中央部から先端に行くほど漸減するように形成されているため、弾性板22の両端部が撓み易くなる。従って、アーム31の両端部を大きく振動させることができて、弾性板22の両端部の弾性を有効利用して鍛錬を行うことができる。
(5)被覆23の成形に際しては、ウェイト片330が図示しない成形型内において中子クリップにより中空状態で把持される。そして、成形終了にともなう脱型により、弾性板22の両端にウェイト片330が露出した切欠333が形成される。従って、この切欠333を利用してデザイン上のアクセントとなる飾りクリップ334を簡単に装着できる。
(1)第1実施形態のような本体と別体のウェイトが設けられていないため、部品点数が少なくなる分、製造コストを安く抑えることができる。
(2)アーム31の両端にウェイト片330が埋設されている。従って、このウェイト片330の重量を利用してアーム31の両端部を大きく振動させることができて、鍛練を有効に行うことができる。
(3)アーム31の両端とウェイト片330との間に間隔が設けられている。このため、この間隔部分の合成樹脂が撓みやすく、この撓みを利用してアーム31の両端部が振動しやすくなり、この特性を利用して鍛錬を有効に行うことができる。また、アーム31の両端とウェイト片330との間に間隔が設けられているため、ウェイト片330の動きによってウェイト片330やその周囲の被覆23において鍛錬にあまり関与しない小さな振動が発生しても、その振動の一部または大部分が上記の間隔の部分の被覆23によって吸収される。従って、アーム31の撓み運動がしなやかになって、使いやすいものとなる。
(4)弾性板22の厚さ寸法及び幅寸法が長さ方向中央部から先端に行くほど漸減するように形成されているため、弾性板22の両端部が撓み易くなる。従って、アーム31の両端部を大きく振動させることができて、弾性板22の両端部の弾性を有効利用して鍛錬を行うことができる。
(5)被覆23の成形に際しては、ウェイト片330が図示しない成形型内において中子クリップにより中空状態で把持される。そして、成形終了にともなう脱型により、弾性板22の両端にウェイト片330が露出した切欠333が形成される。従って、この切欠333を利用してデザイン上のアクセントとなる飾りクリップ334を簡単に装着できる。
以上、本発明について実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下変形例を示す。
変形例においては、弾性板22を被覆する被覆23を設けることなく、弾性板22をむき出し状態にするとともに、ウェイト部25を構成するウェイト30を弾性板22に直接固定してもよい。この場合、ウェイト30の固定は、ネジを用いたり、ウェイト30に形成した突起を弾性板22の孔に嵌合したりすることによって行なわれる。また、ウェイト30は、ウェイト30を弾性板22の端部を所要重量となるように巻回したり、折り曲げたり、あるいは大面積にしたりすることによって構成してもよい。
変形例における弾性板22の材質は、鋼板に代えて、カーボンファイバ、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)等の他の材質を用いてもよいし、さらに、被覆23を省略してもよい。
変形例においては、図1に2点鎖線で示すように、保持孔29の近傍における弾性板22の両端位置に緩和部材32を設けてもよい。この緩和部材32は被覆23より硬質の合成樹脂よりなり、被覆23の表面と連続する表面を有するように被覆23に埋設されている。また、この緩和部材32の内側面に突出された図示しないピンが弾性板22の両端の小孔224に嵌合されて緩和部材32が固定される。緩和部材32は、弾性板22の両端に作用する集中応力を緩和して、被覆23の亀裂等を防止する。
変形例においては、弾性板22の被覆23として、弾性板22の表裏の片面あるいは両面に合成樹脂板を貼着したり、表裏の片面あるいは両面に合成樹脂をシート状に射出したり、あるいは弾性板22にテープを巻き回したりしてもよい。
上述した実施の形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
12 運動器具制御装置、 21 顔面筋鍛錬具、 24 銜持部、 25 ウェイト部、 28 マウスピース、 30 ウェイト、 31 アーム、 40 センサ、 334 飾りクリップ。
Claims (3)
- 弾性変形部と、その弾性変形部の長さ方向の中間位置に設けられ、銜えられる銜持部と、を備える顔面筋鍛錬具であって、
前記弾性変形部または前記銜持部に、ユーザの身体または動作に関する情報を検出するセンサを設けたことを特徴とする顔面筋鍛錬具。 - 前記弾性変形部は、長尺状に形成した弾性変形可能な部材であって、その両端にウェイト部が設けられ、前記ウェイト部の内部または近傍に前記センサが設けられることを特徴とする請求項1に記載の顔面筋鍛錬具。
- 前記銜持部の内部または近傍に前記センサが設けられることを特徴とする請求項1に記載の顔面筋鍛錬具。
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