JP2021051708A - 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】クラウドサービスと機器とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供する。【解決手段】管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置であって、情報処理装置を識別する識別情報を取得する第1取得部と、取得された識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを管理サーバにおいて関連付ける機器登録を要求する機器登録要求を、管理サーバへ送信する機器登録要求部と、情報処理装置にインストールされるアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得部と、アプリケーションについての第2取得部により取得された設定値を、記憶部に書き込む書込部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
情報処理装置の一例である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)等の状態を管理するクラウドサービスとしての機器管理サービスが知られている。このような機器管理サービスを提供するシステムとして、機器を、ネットワークを介して通信を行うことで遠隔管理する管理手段と、管理手段と機器との、ネットワークを介した通信を仲介し、該機器の契約形態に対応するサービスを提供する仲介手段と、複数の機器から送信された要求を受け付け、複数の仲介手段のうち、該機器の契約形態に応じた仲介手段に振り分ける受付手段とを備えるシステムが開示されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、従来の技術では、機器が機器管理サービス等のクラウドサービスを利用するためには、当該クラウドサービスと機器とを対応付ける作業が発生するため、利用者にとって煩雑であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、クラウドサービスと機器とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置であって、前記情報処理装置を識別する識別情報を取得する第1取得部と、前記第1取得部により取得された前記識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを前記管理サーバにおいて関連付ける前記機器登録を要求する機器登録要求を、前記管理サーバへ送信する機器登録要求部と、前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得部と、前記アプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、記憶部に書き込む書込部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、クラウドサービスと機器とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。
図1は、第1の実施形態に係る機器管理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る共通管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る機器管理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る機器管理システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図6Aは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図6Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図7は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理でのアプリのインストール時の画面遷移の流れを示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理での機器登録時の画面遷移の流れを示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理での一括設定時の画面遷移の流れを示す図である。 図10は、テナントログイン画面の別の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるインストール・一括設定処理後のアプリ起動処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図12は、第1の実施形態に係る機器管理システムの一括設定解除・アンインストール処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図13Aは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の手動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図13Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の手動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図14は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合のインストール・一括設定処理でのアプリのインストールおよび一括設定時の画面遷移の流れを示す図である。 図15Aは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるアンインストール・一括設定解除処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図15Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるアンインストール・一括設定解除処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図16Aは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の自動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図16Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の自動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図17Aは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるリモートからのインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図17Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるリモートからのインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図18は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるリモートからのインストール・一括設定処理の画面遷移の流れを示す図である。 図19Aは、第2の実施形態に係る機器管理システムにおけるインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図19Bは、第2の実施形態に係る機器管理システムにおけるインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図20は、ライセンス選択画面の一例を示す図である。 図21は、ライセンス情報詳細画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリおよびハードディスク等のハードウェアの管理、およびプロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
また、以下では、本発明に係る情報処理装置の一例として、複合機(MFP)を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。なお、複合機とは、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能およびファックス機能のうちの少なくとも2つの機能を有する装置である。画像形成装置には複合機の他に、コピー機、プリンタ、スキャナ、ファックス等、単機能の装置も含む。また、情報処理装置は、電子黒板装置や遠隔ビデオ会議装置等の、オフィス機器や共有端末、企業が所定のアプリケーションをインストールしたPCやスマホ等のユーザ端末、カメラや業務用機器、産業用機器、医療機器等の専用装置であってもよい。
[第1の実施形態]
(機器管理システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る機器管理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、機器管理システム1は、MFP10(情報処理装置の一例)と、デバイス管理サーバ20と、契約管理サーバ30と、共通管理サーバ40(デバイス管理サーバ20、契約管理サーバ30、共通管理サーバ40は管理サーバの一例)と、アプリマーケットサーバ50と、アプリケーション管理サーバ60と、ファームウェア管理サーバ70と、PC(Personal Computer)80(設定用機器の一例)と、を含み、これらはネットワークNを介して互いに通信可能となっている。このうち、デバイス管理サーバ20、契約管理サーバ30、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50、アプリケーション管理サーバ60およびファームウェア管理サーバ70は、それぞれの処理に基づくクラウドサービスを提供する。なお、機器管理システム1には複数の情報処理装置が、クラウドサービスを提供する各サーバに、ネットワークNを介して接続してもよい。ネットワークNは主にインターネットを指すが、情報処理装置や一部のサーバ等がLANを介して接続されてもよい。
MFP10は、印刷データに基づいて印刷出力を行う印刷機能等を有する画像形成装置(情報処理装置の一例)である。また、MFP10は、アプリケーション(以下、単にアプリと称する場合がある)等のインストール対象となる対象機器である情報処理装置の一例である。
デバイス管理サーバ20は、対象機器から出力される機器出力情報(ジョブログ、機器情報等)を記憶し管理するサーバである。デバイス管理サーバ20は以下の情報を保有する。後述するテナント情報および、テナント情報に紐づく機器情報、ユーザ情報、機器出力情報(ジョブログ、設定値等)等である。また、デバイス管理サーバは、1以上のWebアプリケーションを備え、後述するアプリケーションから送信される機器出力情報をテナント情報に対応付けて記憶すると共に、記憶した機器出力情報を、テナントに所属するテナント管理者やユーザにPC80のブラウザ等に閲覧可能に表示することができる。
契約管理サーバ30は、商品となるアプリのパッケージ名やパッケージID、アプリのアプリ名や、ID(プロダクトID)、内容、ならびに、パッケージおよびアプリ毎のユーザライセンスやデバイスライセンスの価格(月額、年額、または単価)等の情報を管理するサーバである。
共通管理サーバ40は、顧客であるテナントの管理、アプリのライセンス管理、アカウント管理、および認証処理等を行うサーバである。共通管理サーバ40の記憶部405は以下の情報を保有する。
(1)テナント情報(テナントID、テナント名、テナントが所属する国・地域、テナントにアプリや情報処理装置を提供する販売会社を示す情報、等)
(2)ユーザ情報(ユーザID、テナント管理者ID、デフォルトのテナント管理者ID、IDに対応するパスワード、ユーザ名、ロール(テナント管理者・ユーザ)、ユーザのメールアドレス、ユーザ毎のアプリの利用権限情報、等)
(3)機器情報(情報処理装置のシリアル番号、種別(複合機、電子黒板装置等)、モデル名、機器名称、設置場所情報、IPアドレス、等)
(4)ライセンス情報(パッケージID、アプリID、アプリのプロダクトID、各アプリのデバイスライセンス数(総数)、アプリのユーザライセンス数(総数)、各総数のうちの割り当て済みライセンス数)
テナント情報に対して、ユーザ情報、機器情報、ライセンス情報が対応付いている構造である。また、共通管理サーバ40は、1以上のWebアプリケーションを備え、Webアプリケーションでは、テナント情報及びユーザ情報を用いた認証管理サービス、テナント管理者等が認証管理サービスでログインした後、テナントへのユーザ追加登録操作等を行うユーザ管理サービス、テナントIDに紐づいた機器情報の閲覧・管理等を提供する機器管理サービス、ライセンス情報の閲覧、ユーザや機器へのライセンスの割り当て等の手動設定が可能なライセンス管理サービス等を提供する。なお、デバイス管理サーバ20、契約管理サーバ30、共通管理サーバ40等は、管理サーバの例である。管理サーバ群は個々にまたは相互に連携して、クラウドサービスにおける1以上の管理サービスを提供する。
アプリマーケットサーバ50は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能な複数のアプリおよびファームウェアに関する情報をMFP10へ提供するアプリマーケットサイトによるクラウドサービスを提供するサーバである。MFP10等の情報処理装置にインストール可能なアプリとしては、ネイティブアプリケーション(以下、「ネイティブアプリ」と称する場合がある)およびWebアプリケーション(ウェブアプリケーション)(以下、「Webアプリ」と称する場合がある)がある。ネイティブアプリは、情報処理装置自体にインストールして利用するアプリである。Webアプリは、Webサーバ上で実行されるプログラムであり、情報処理装置側のブラウザ上で動作するプログラム(スクリプト等)の動作と協調して、当該ブラウザ上で使用するアプリである。そのため、Webアプリの情報処理装置へのインストール(導入)は、情報処理装置へのサーバ接続先(ブラウザの接続先となるURL)の登録という形で実現する。
アプリケーション管理サーバ60は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能なアプリの実体ファイル(以下、アプリオブジェクトと称する場合がある)を保持し、MFP10からの要求に応じて、アプリオブジェクトを配信するサーバである。具体的には、アプリケーション管理サーバ60が保持しているアプリオブジェクトに対応するアプリはネイティブアプリである。
ファームウェア管理サーバ70は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能なファームウェア(OS(Operating System)等を含む)の実体ファイルを保持し、MFP10からの要求に応じて、ファームウェアの実体ファイルを配信するサーバである。
PC80は、リモートからMFP10等の複数の情報処理装置に対して一括でアプリのインストールおよび設定値の設定処理の制御を行う情報処理装置である。
なお、図1では、アプリを管理するアプリケーション管理サーバ60と、ファームウェアを管理するファームウェア管理サーバ70とが、別々のサーバとしているが、これに限定されるものではなく、アプリおよびファームウェアを同一のサーバで管理するものとしてもよい。また、図1では、アプリに関する情報を提供するアプリマーケットサーバ50と、アプリを管理するアプリケーション管理サーバ60とが、別々のサーバとしているが、これに限定されるものではなく、アプリに関する情報とアプリとを同一のサーバで管理するものとしてもよく、これらに加えて、ファームウェア管理サーバ70が管理するファームウェアについても同一のサーバで管理するものとしてもよい。また、図1に示す各サーバの動作の概要を説明したが、各サーバの処理を異なるサーバが担うものとしてもよい。例えば、契約管理サーバ30は、商品となるアプリのアプリ名、内容、および価格等の情報を管理するだけでなく、共通管理サーバ40によるライセンス管理(アプリの契約管理)を担うものとしてもよい。
(MFPのハードウェア構成)
図2は、第1の実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係るMFP10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、MFP10は、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、スキャナ機能およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体部12と、を備える。ここで、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。
操作部11および本体部12は、専用の通信路13を介して、相互に通信可能に接続されている。通信路13は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、これに限定されるものではなく、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。本体部12は、操作部11で受け付けた操作に応じた動作を行う。また、操作部11および本体部12は、外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
<操作部のハードウェア構成>
図2に示すように、操作部11は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、フラッシュメモリ904と、操作パネル905(入力部の一例)と、接続I/F906と、通信I/F907と、バス908と、を備えている。
CPU901は、操作部11の動作を統括的に制御する演算装置である。CPU901は、RAM903をワークエリア(作業領域)としてROM902またはフラッシュメモリ904等に格納されたプログラムを実行することにより、操作部11全体の動作を制御する。例えば、CPU901は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)を操作パネル905に表示させる等の各種機能を実現する。
ROM902は、例えば、操作部11の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM903は、CPU901のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ904は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
操作パネル905は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば、受け付けた操作に応じた情報、MFP10の動作状況を示す情報、および設定情報等)を表示する、入力機能および表示機能を有する装置である。操作パネル905は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)で構成される。なお、操作パネル905は、液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば、タッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro−Luminescence)の表示装置で構成されていてもよい。また、操作パネル905は、タッチパネル機能に加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部、またはランプ等の表示部を設けることもできる。
接続I/F906は、通信路13を介して、本体部12と通信するためのインターフェースである。
通信I/F907は、操作部11をネットワークNに接続し、ネットワークNに接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。通信I/F907は、例えば、Ethernet(登録商標)に対応し、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等に準拠した通信が可能なインターフェースである。
バス908は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
なお、図2に示した操作部11のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。
<本体部のハードウェア構成>
図2に示すように、本体部12は、CPU911と、ROM912と、RA913と、ストレージ914(記憶部の一例)と、スキャナエンジン915と、プリンタエンジン916と、接続I/F917と、通信I/F918と、バス919と、を備えている。
CPU911は、本体部12の動作を統括的に制御する演算装置である。CPU911は、RAM913をワークエリア(作業領域)としてROM912またはストレージ914等に格納されたプログラムを実行することにより、本体部12全体の動作を制御する。例えば、CPU911は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能等の各種機能を実現する。
ROM912は、例えば、本体部12の起動時に実行されるBIOS、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM913は、CPU911のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ914は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ914は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等で構成される。
スキャナエンジン915は、画像形成機能のうち、原稿をスキャンして画像として読み取るスキャナ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。プリンタエンジン916は、画像形成機能のうち、用紙等の印刷媒体への印刷を行うプリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。
接続I/F917は、通信路13を介して、操作部11と通信するためのインターフェースである。
通信I/F918は、本体部12をネットワークNに接続し、ネットワークNに接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。通信I/F918は、例えば、Ethernetに対応し、TCP/IP等に準拠した通信が可能なインターフェースである。
バス919は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
なお、図2に示した本体部12のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。例えば、印刷済みの印刷媒体を仕分けるフィニッシャ、または原稿を自動給送するADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)のような特定のオプションが含まれていてもよい。
(共通管理サーバのハードウェア構成)
図3は、第1の実施形態に係る共通管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る共通管理サーバ40のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、共通管理サーバ40は、CPU951と、ROM952と、RAM953と、補助記憶装置955と、メディアドライブ957と、ディスプレイ958と、ネットワークI/F959と、キーボード961と、マウス962と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ964と、を備えている。
CPU951は、共通管理サーバ40全体の動作を制御する演算装置である。ROM952は、共通管理サーバ40用のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM953は、CPU951のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置955は、テナントの管理情報、ライセンスの管理情報、およびアカウントの管理情報等を記憶しているHDDまたはSSD等の記憶装置である。メディアドライブ957は、CPU951の制御に従って、フラッシュメモリ等の記録メディア956に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
ディスプレイ958は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示する液晶または有機EL等によって構成された表示装置である。
ネットワークI/F959は、ネットワークNを利用して契約管理サーバ30等の外部装置とデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F959は、例えば、Ethernetに対応し、TCP/IP等に準拠した通信が可能なNIC(Network Interface Card)等である。
キーボード961は、文字、数字、各種指示の選択、およびカーソルの移動等を行う入力装置である。マウス962は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択、ならびにカーソルの移動等を行うための入力装置である。
DVDドライブ964は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのDVD−ROMまたはDVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)等のDVD813に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
上述のCPU951、ROM952、RAM953、補助記憶装置955、メディアドライブ957、ディスプレイ958、ネットワークI/F959、キーボード961、マウス962およびDVDドライブ964は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン960によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図3に示した共通管理サーバ40のハードウェア構成は一例を示すものであり、図3に示した構成要素をすべて含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
また、図3に示したハードウェア構成は、共通管理サーバ40のハードウェア構成であるものとして説明したが、デバイス管理サーバ20、契約管理サーバ30、アプリマーケットサーバ50、アプリケーション管理サーバ60、ファームウェア管理サーバ70およびPC80のハードウェア構成についても、図3に示したハードウェア構成に準じる。
(機器管理システムのソフトウェア構成)
図4は、第1の実施形態に係る機器管理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1のソフトウェア構成について説明する。
図4に示すように、MFP10の操作部11は、セットアップWebアプリ14と、セットアップネイティブアプリ15と、ジョブログ送信アプリ16と、機器管理アプリ17と、認証アプリ18と、アプリマーケットアプリ19と、サーバーサービス21と、ブラウザ22と、インストーラ23と、を有する。
セットアップWebアプリ14は、クラウドサービスの提供を受けるために、MFP10等の情報処理装置を共通管理サーバ40のテナント情報に対応付ける機器登録、当該機器登録による導入時に必要なアプリのインストール制御、および当該アプリの主要な処理の実行のために必要な、MFP10等の情報処理装置に対する設定が必要な設定値(アプリの設定値)の設定処理等を、セットアップネイティブアプリ15と協同して実行するWebアプリである。共通管理サーバ40への機器登録による導入時に必要なアプリの設定値の例を以下の(表1)に示す。情報処理装置の機器登録による導入時とは、情報処理装置にクラウドサービスを導入し利用開始する時、等を指す。情報処理装置でのクラウドサービスの導入と利用開始とは、クラウドサービス内の所属テナントへの情報処理装置の機器登録、所属テナントでの契約済みのサービス(パッケージアプリや個々のアプリケーション、およびライセンス情報)の確認、および、クラウドサービスの一部の利用開始等、クラウドと未接続の状態から情報処理装置がクラウドサービスの少なくとも一部を実際に利用開始するまでの、導入時に必要な一連の処理を指す。クラウドサービスの一部とは、例えば、デバイス管理サーバ20の提供する機器管理サービスや共通管理サーバ40での認証管理サービスがあり、後述の導入時アプリと各サーバとの連携により提供されるサービスである。なお、クラウドサービスには、その他にも提供サービスがあり、例えばクラウドプリント(遠隔MFPでのプルプリント)や、スキャンToクラウドストレージ(スキャン画像送信)等、情報処理装置の機能とクラウドの機能の連携によって提供されるサービスもあり、これらのサービスも、テナント情報に対する情報処理装置の機器登録による導入後に、機器で利用可能となる。さらに、クラウドサービスが提供し情報処理装置やPC80で利用するアプリの購入契約の実施や、購入契約したアプリの情報処理装置やPC80での利用もクラウドサービスに含まれる。
Figure 2021051708
セットアップネイティブアプリ15は、クラウドサービスの提供を受けるために、MFP10等の情報処理装置を共通管理サーバ40へ機器登録、当該機器登録による導入時に必要なアプリのインストール制御、および当該アプリの設定値の設定処理等を、セットアップWebアプリ14と協同して実行するネイティブアプリである。なお、以下、共通管理サーバ40へ機器登録、当該機器登録による導入時に必要なアプリのインストール制御、および当該アプリの設定値の設定処理等を担うセットアップWebアプリ14およびセットアップネイティブアプリ15を併せて、「セットアップアプリ」と称する場合がある。セットアップアプリは、本実施例では、ネイティブアプリとWebアプリで構成している。ネイティブアプリのみ、Webアプリのみで構成して導入を実施してもよい。
ジョブログ送信アプリ16は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一例であり、MFP10等の情報処理装置で発生したジョブログを収集して、デバイス管理サーバ20へ送信するアプリである。ジョブログ送信アプリ16の設定値の一例として、上述の(表1)に示す。(表1)に示すように、ジョブログ送信アプリ16の設定値の項目として、「ログ運用モード」、「ログ転送 転送設定タイミング」および「ジョブログ収集」等があり、表1の設定項目と値によって、情報処理装置で実行されるすべてのジョブログを(ログ運用モード:4)、ジョブ実行に伴って自動的に生成し(ジョブログ収集:ON)、生成するたびに所定の外部サーバに送信する(送信タイミング:1)、という設定ができ、ジョブログ送信アプリ16のログ収集や送信の処理の実行にとって必要な設定を、情報処理装置に対して行うことができる。なお、外部サーバは、ジョブログ送信アプリ16では、デバイス管理サーバ20が設定されており、デバイス管理サーバ20で機器管理サービスを提供するWebアプリケーションが、ジョブログを取得して、テナント情報および所属する機器情報と紐づけて記憶する。
機器管理アプリ17は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一例であり、機器情報、およびMFP10の設定値(認証ON、ジョブログ収集ON、機器に設定されたIPアドレスやホスト名、等)や、機器状態(消耗品状態・エラー状態・省エネ遷移状態)等をデバイス管理サーバ20へ送信するアプリである。上記の(表1)には機器管理アプリ17の処理の実行のために必要な設定値は記載されていないが、例えば設定値や機器状態を外部サーバに送信することを可能にするための設定等が、機器管理アプリ17の設定データとしてあってもよい。
認証アプリ18は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一例であり、MFP10等で入力されたユーザ情報を共通管理サーバ40に送信することによって、共通管理サーバ40で管理しているアカウント(クラウドのアカウント)による装置外部での認証結果を用いて、MFP10等の情報処理装置にログイン認証するためのアプリである。認証アプリ18の設定値の一例として、上述の(表1)に示す。(表1)に示すように、認証アプリ18の設定値の項目として、「ユーザー管理者認証」、「ユーザー認証管理」および「ユーザー自動消去」等があり、上記の(表1)の設定項目と値によって、情報処理装置に追加(カスタマイズ)した認証アプリを用い、該認証アプリで設定されている認証先(共通管理サーバ40)に、取得したユーザ情報を送信して、認証先で認証処理し、認証結果を得ることで情報処理装置にログイン認証する(ユーザ認証管理:カスタム認証、及び、ユーザー管理者認証:する)という設定ができる。さらに、ユーザー管理者認証:する、という設定値は、共通管理サーバ40での認証の結果、そのユーザがテナント管理者であった場合は、機器の管理者として情報処理装置にログイン認証し(ユーザー管理者認証:する)、管理者認証に成功した場合は情報処理装置内の管理者機能(アドレス帳編集や設定値の手動変更の許可等)の利用を許可する、という設定であってもよい。また、認証先の共通管理サーバ40で認証されたユーザ情報は自動的に情報処理装置内の記憶領域(アドレス帳等)に逐次記憶されていく機能が情報処理装置にあり、アドレス帳のユーザ情報の記憶量が所定量に達した時に、最も古いユーザ情報(もしくは認証処理が所定期間行われていないユーザ情報)等、使われていないと考えられる情報を消去し、共通管理サーバ40で認証されたユーザ情報を新しく情報処理装置に追加する(ユーザ自動消去:する)という設定も、合わせて行うことが可能である。なお、ユーザ自動消去:する、という設定は、認証先である共通管理サーバ40でのユーザ情報の認証処理後には、認証結果に関わらず、取得したユーザ情報を、情報処理装置(認証アプリでユーザ情報を送信するブラウザ機能のキャッシュ等)から自動消去する設定であってもよい。以上の設定値によって、認証アプリ18の、共通管理サーバ40との連携による認証処理の実行にとって必要な設定を、情報処理装置に対して行うことができる。なお、上記の(表1)の設定の項目名および値は、各導入時アプリ自体が設定データとして持っており、ネイティブアプリの場合はアプリのオブジェクトデータ内の設定ファイルに書き込まれている情報である。また、一括設定解除時には、(表1)の設定解除時に設定する値が参照され、情報処理装置に設定される。各導入時アプリは起動後または処理実行時に情報処理装置に設定された設定値を参照し設定値に基づいて各導入時アプリの処理を実行する。
アプリマーケットアプリ19は、アプリマーケットサーバ50が提供するアプリマーケットサイトと通信して、ユーザの操作に従って、MFP10等の情報処理装置にインストール可能なアプリおよびファームウェアの一覧を取得するアプリである。
サーバーサービス21は、操作部11上で動作するWebサーバの機能を提供し、アプリマーケットアプリ19との情報のやり取りを中継するサービスである。
ブラウザ22は、Webサーバが提供する各種コンテンツ(例えばHTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、各種電子ファイル等)を取得することにより、ウェブアプリとしての機能を実現するソフトウェアである。本実施形態では、ブラウザ22は、アプリマーケットアプリ19からの指令に従って、Webアプリのショートカットアイコンを作成する。
インストーラ23は、アプリマーケットアプリ19からの指令に従って、アプリケーション管理サーバ60またはファームウェア管理サーバ70から、ネイティブアプリまたはファームウェアの実体ファイル(オブジェクトファイル)をダウンロードして、操作部11にインストールするモジュールである。
図4に示すように、MFP10の本体部12は、通信モジュール24と、本体認証モジュール25と、ログ生成モジュール26と、を有する。
通信モジュール24は、操作部11のアプリおよびモジュール等と、本体部12のモジュールとのデータ通信を中継するモジュールである。
本体認証モジュール25は、認証アプリ18と通信モジュール24を介した通信により、本体部12の認証制御を行うモジュールである。
ログ生成モジュール26は、本体部12で動作する機能の動作ログを生成し、通信モジュール24を介して、ジョブログ送信アプリ16へ送るモジュールである。
図4に示すように、PC80は、ユーティリティ81を有する。ユーティリティ81は、リモートからMFP10等の情報処理装置に対して一括でアプリのインストールおよび設定値の設定処理の制御を行うソフトウェアである。
なお、図4に示す各ソフトウェアの構成は、一例を示したものであって、このような構成に限定されるものではない例えば、図4に示す操作部11で独立したソフトウェアとして図示した複数のソフトウェアを、1つのソフトウェアとして構成してもよい。一方、図4に示す操作部11で1つのソフトウェアが有する機能を複数に分割し、複数のソフトウェアとして構成するものとしてもよい。
(機器管理システムの機能ブロックの構成および動作)
図5は、第1の実施形態に係る機器管理システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図5に示すように、MFP10の操作部11は、通信部101と、機器情報取得部102(第1取得部)と、機器登録要求部103と、インストール済みアプリ一覧取得部104と、設定制御部105と、ライセンス確認部110(確認部、第3取得部)と、インストール対象アプリ一覧取得部111(第4取得部)と、インストール制御部112と、インストール部113と、アイコン作成部114(作成部)と、表示制御部115(第1表示制御部、第2表示制御部)と、記憶部116と、を有する。
通信部101は、ネットワークNを介して、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50、アプリケーション管理サーバ60およびファームウェア管理サーバ70とデータ通信を行う機能部である。通信部101は、図2に示す通信I/F907、およびCPU901によりプログラム(サーバーサービス21等)が実行されることによって実現される。
機器情報取得部102は、本体部12の機器情報(MFP10のシリアル番号(識別情報の一例)等を含む)を、本体制御部121から取得する機能部である。機器情報取得部102は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップWebアプリ14およびセットアップネイティブアプリ15等)が実行されることによって実現される。
機器登録要求部103は、操作パネル905から入力されたテナントID(テナント情報の一例)、管理者IDおよびパスワードを含む機器登録要求を、機器情報取得部102により取得された機器情報と共に、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する機能部である。機器登録要求部103は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップWebアプリ14等)が実行されることによって実現される。
インストール済みアプリ一覧取得部104は、ブラウザ22を介してインストーラ23から、操作部11に既にインストールされているアプリの一覧(アプリの識別情報のリスト)を取得する機能部である。インストール済みアプリ一覧取得部104は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップWebアプリ14、セットアップネイティブアプリ15、ブラウザ22およびインストーラ23等)が実行されることによって実現される。
設定制御部105は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストールされたアプリに関する設定値の設定処理を制御する機能部である。設定制御部105は、図5に示すように、対象検索部106と、設定値一覧取得部107(第2取得部)と、設定値読出部108と、設定値書込部109(書込部)と、を有する。設定制御部105は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップネイティブアプリ15等)が実行されることによって実現される。
対象検索部106は、設定値の設定対象となるアプリ、すなわち、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストールされたアプリ(以下、「導入時アプリ」と称する場合がある)のうちライセンス済みであるアプリを検索する機能部である。具体的には、対象検索部106は、設定値の設定対象となるアプリであり、かつ、当該アプリがライセンス済みであるアプリを検索する。設定値一覧取得部107は、導入時アプリ(例えばジョブログ送信アプリ16、機器管理アプリ17および認証アプリ18)が有する、例えばXML(eXtensible Markup Language)形式の設定値の一覧が規定された設定データを取得する機能部である。なお、導入時アプリがWebアプリの場合は、設定データまたは設定値をWebアプリに要求して取得してもよい。設定値読出部108は、導入時アプリについて既に設定されている設定値を、本体部12から読み出す機能部である。設定値書込部109は、設定値一覧取得部107により取得された設定データを、導入時アプリの処理の実行にあたって必要な設定値として本体部12に書き込む機能部である。
ライセンス確認部110は、導入時アプリについて、共通管理サーバ40に対してライセンス契約が行われているか否かを確認する機能部である。ライセンス確認部110は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップネイティブアプリ15等)が実行されることによって実現される。なお、ライセンス確認部110は、CPU901によりセットアップWebアプリ14が実行されることにより実現されるものとしてもよい。
インストール対象アプリ一覧取得部111は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一覧(アプリの識別情報のリスト)をアプリマーケットサーバ50から取得する機能部である。インストール対象アプリ一覧取得部111は、図2に示すCPU901によりプログラム(アプリマーケットアプリ19等)が実行されることによって実現される。
インストール制御部112は、導入時アプリのインストール要求を、インストール部113およびアイコン作成部114へ送る機能部である。インストール制御部112は、図2に示すCPU901によりプログラム(セットアップWebアプリ14、アプリマーケットアプリ19等)が実行されることによって実現される。
インストール部113は、インストール制御部112から導入時アプリのうちネイティブアプリのインストール要求を受けると、アプリケーション管理サーバ60から当該ネイティブアプリの実体ファイル(オブジェクトファイル)を受信して、当該実体ファイルにより当該ネイティブアプリをインストールする機能部である。インストール部113は、図2に示すCPU901によりプログラム(インストーラ23)が実行されることによって実現される。
アイコン作成部114は、インストール制御部112から導入時アプリのうちWebアプリのインストール要求を受けると、当該Webアプリの実行ファイルが存在するパスを指定するショートカットアイコンを作成する機能部である。アイコン作成部114は、図2に示すCPU901によりプログラム(ブラウザ22)が実行されることによって実現される。
表示制御部115は、アプリの一覧画面、アプリのインストール画面、テナントログイン画面、および一括設定画面等の各種画面の表示制御を行う機能部である。表示制御部115は、図2に示すCPU901によりプログラム(ブラウザ22、セットアップWebアプリ14およびセットアップネイティブアプリ15等)が実現されることによって実現される。
記憶部116は、各種アプリの設定値等の各種データを記憶する機能部である。記憶部116は、図2に示すRAM903またはフラッシュメモリ904の少なくとも一方によって実現される。
図5に示すように、MFP10の本体部12は、本体制御部121を有する。
本体制御部121は、MFP10のシリアル番号等を含む機器情報を本体部12から取得する機能部である。本体制御部121は、図2に示すCPU911によりプログラムが実行されることによって実現される。
なお、図5に示すMFP10の機器情報取得部102、機器登録要求部103、インストール済みアプリ一覧取得部104、設定制御部105、ライセンス確認部110、インストール対象アプリ一覧取得部111、インストール制御部112、インストール部113、アイコン作成部114、表示制御部115および本体制御部121の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGA(Field−Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
図5に示すように、共通管理サーバ40は、通信部401と、テナント登録部402と、機器登録部403と、ライセンス情報取得部404と、記憶部405と、を有する。
通信部401は、ネットワークNを介して、MFP10、デバイス管理サーバ20および契約管理サーバ30等とデータ通信を行う機能部である。通信部401は、図3に示すネットワークI/F959、およびCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
テナント登録部402は、MFP10が属するテナントを識別するテナントIDを登録する機能部である。テナント登録部402は、テナントIDを記憶部405に記憶させることによって登録する。テナント登録部402は、図3に示すCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
機器登録部403は、MFP10からの機器登録要求に従って、当該機器登録要求に含まれるテナントを識別するテナントIDと一致するテナントIDを、テナント登録部402により登録されたテナントIDから検索し、検索したテナントIDと、機器情報であるMFP10を識別する情報(シリアル番号)とを関連付けることによって機器登録を行う機能部である。機器登録部403は、テナントIDとシリアル番号とを関連付ける情報を、記憶部405に記憶させる。機器登録部403は、図3に示すCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
ライセンス情報取得部404は、MFP10からのライセンス情報検索要求に従って、導入時アプリについてライセンスされたことを示すライセンス情報を取得する機能部である。ライセンス情報取得部404は、図3に示すCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
記憶部405は、機器登録部403により機器登録された情報等の各種情報を記憶する機能部である。記憶部405は、図3に示す補助記憶装置955によって実現される。
なお、図5に示す共通管理サーバ40のテナント登録部402、機器登録部403およびライセンス情報取得部404の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
図5に示すように、アプリマーケットサーバ50は、通信部501と、アプリ情報送信部502と、記憶部503と、を有する。
通信部501は、ネットワークNを介して、MFP10とデータ通信を行う機能部である。通信部501は、図3に示すネットワークI/F959、およびCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
アプリ情報送信部502は、MFP10からのインストール対象アプリ一覧取得要求に従って、MFP10についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一覧を、通信部501を介してMFP10へ送信する機能部である。アプリ情報送信部502は、図3に示すCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
記憶部503は、MFP10等の情報処理装置に対してインストール可能なアプリおよびファームウェアについての情報等を記憶する機能部である。記憶部503は、図3に示す補助記憶装置955によって実現される。
なお、図5に示すアプリマーケットサーバ50のアプリ情報送信部502は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
図5に示すように、PC80は、通信部801と、対象機器検索部802(機器検索部)と、機器情報取得部803(第5取得部)と、機器登録要求部804と、表示制御部805と、を有する。
通信部801は、ネットワークNを介して、MFP10とデータ通信を行う機能部である。通信部801は、図3に示すネットワークI/F959、およびCPU951によりプログラムが実行されることによって実現される。
対象機器検索部802は、キーボード961およびマウス962への操作入力により指定されたアプリのインストールおよび設定値の設定処理の対象機器のIPアドレス範囲に含まれる情報処理装置を検索する機能部である。対象機器検索部802は、図3に示すCPU951によりプログラム(ユーティリティ81等)が実行されることによって実現される。
機器情報取得部803は、対象機器検索部802により検索された、アプリのインストールおよび設定値の設定処理の対象機器となる情報処理装置から、シリアル番号(識別情報の一例)等を含む機器情報を取得する機能部である。機器情報取得部803は、図3に示すCPU951によりプログラム(ユーティリティ81等)が実行されることによって実現される。
機器登録要求部804は、キーボード961およびマウス962から入力されたテナントID(テナント情報の一例)、管理者IDおよびパスワードを含む機器登録要求を、機器情報取得部803により取得された機器情報と共に、通信部801を介して共通管理サーバ40へ送信する機能部である。機器登録要求部804は、図3に示すCPU951によりプログラム(ユーティリティ81等)が実行されることによって実現される。
表示制御部805は、ディスプレイ958に表示する各種画面の表示制御を行う機能部である。表示制御部805は、図3に示すCPU951によりプログラム(ユーティリティ81等)が実行されることによって実現される。
なお、図5に示すPC80の対象機器検索部802、機器情報取得部803および機器登録要求部804の一部または全部は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図5に示すMFP10、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すMFP10、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。また、図5に示すMFP10、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(セットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理)
図6Aおよび図6Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図7は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理でのアプリのインストール時の画面遷移の流れを示す図である。図8は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理での機器登録時の画面遷移の流れを示す図である。図9は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理での一括設定時の画面遷移の流れを示す図である。図10は、テナントログイン画面の別の一例を示す図である。なお、図6Aおよび図6Bを総称する場合、単に「図6」と称する。図6〜図10を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理の流れについて説明する。
<ステップS11〜S13>
MFP10を利用する組織であるテナントに対して、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスの導入契約を結んだ営業担当者等は、共通管理サーバ40に対して、当該テナントについての登録作業を行う。共通管理サーバ40のテナント登録部402は、営業担当者等の当該テナントについての登録作業に従って、MFP10が属する当該テナントを識別するテナントIDを記憶部405に登録する。テナント登録部402は、テナントIDを登録すると共に、管理者IDおよびパスワードを発行し、所定の方法(メール通知等)により、当該テナントID、管理者IDおよびパスワードを、テナント管理者へ通知する。なお、テナントの登録に伴い、共通管理サーバ40は、テナントのテナント情報(テナントID)に紐づけてユーザ情報、機器情報、ライセンス情報(後述)等、テナントで管理対象となる各種情報を記憶・蓄積していくための記憶領域を、共通管理サーバ40の記憶部405に作成する。さらに、テナントの登録に伴い、共通管理サーバ40は、テナント情報(テナントID)に紐づけて機器情報、および、機器情報毎の機器出力情報(情報処理装置毎のログ情報や設定値情報)を記憶・蓄積していくための記憶領域を、デバイス管理サーバ20の記憶領域にも生成させる。共通管理サーバ40、およびデバイス管理サーバ20は互いに連携・リンクするWebアプリケーションをそれぞれ備える。ユーザやテナント管理者は、PC80等の端末装置のWebブラウザを用いて、各Webアプリケーション(Webサイト)を表示しログインすることで、テナントIDと紐づいた各種情報の閲覧、設定、処理実行要求を行うことができる。テナントとは、クラウドサービスを利用する組織に対して、ある国の販売会社のサービスマンが発行したテナントIDやテナント名に加えて、テナント情報に紐づいた各種情報や、情報の記憶領域、及び情報の閲覧や各種設定(機器登録・ユーザ登録・ライセンス付与等)等を行うためのWebアプリケーションも含む場合がある。
<ステップS14〜S16>
テナント管理者によるMFP10の操作パネル905への操作入力により、表示制御部115は、操作パネル905に図7に示すホーム画面1000を表示させる。テナント管理者によりホーム画面1000のアプリケーションサイトアイコン1001がタッチ操作されると、表示制御部115は、図7に示すように、MFP10にインストール可能な複数のアプリおよびファームウェアの一覧を示す一覧画面1200を、操作パネル905に表示させる。
一覧画面1200は、MFP10にインストール可能な複数のアプリおよびファームウェアの一覧を表示する画面であり、各アプリをインストールするためのボタンアイコン、および各ファームウェアをインストールするためのボタンアイコンとして一覧表示する。なお、ボタンアイコンで表示されるアプリケーションには、1つのボタンアイコンを用いて複数のアプリアプリケーションをまとめて順次インストール可能なグループアプリケーション(インストールパッケージ。1以上のアプリを含むアプリのパッケージ。)も含まれ、この仕組みにより後述する一括インストールが実行される。図7に示すように、一覧画面1200は、MFP10等の情報処理装置についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリ(導入時アプリ)を一括してインストールするための一括インストールパッケージボタン1201を含む。テナント管理者により一括インストールパッケージボタン1201がタッチ操作されると、表示制御部115は、図7に示すように、導入時アプリをインストールするためのインストール画面1300を、操作パネル905に表示させる。
インストール画面1300は、導入時アプリを一括してインストールするための画面であり、導入時アプリのインストールを実行するためのインストールボタン1301を含む。テナント管理者によりインストールボタン1301がタッチ操作されると、MFP10におけるセットアップWebアプリ14およびアプリマーケットアプリ19がCPU901により実行されることにより実現されるインストール制御部112は、導入時アプリのうちWebアプリについてのインストール要求(Webアプリインストール要求)を、アイコン作成部114へ送る。Webアプリインストール要求には、当該Webアプリのアイコン情報、当該Webアプリのタイトル、および当該Webアプリの実行ファイルが保存されている場所を示すURL(Uniform Resource Locator)が含まれる。以下、特定のプログラムがCPUにより実行されることにより実現される機能部を、「特定のプログラムの機能部」のように表現する場合がある。具体的には、テナント管理者によりインストールボタン1301がタッチ操作されると、セットアップWebアプリ14は、インストール通知をアプリマーケットアプリ19へ送る。そして、アプリマーケットアプリ19は、上述のWebアプリインストール要求をブラウザ22へ送る。
<ステップS17>
ブラウザ22のアイコン作成部114は、インストール制御部112からWebアプリインストール要求を受け取ると、当該Webアプリインストール要求に含まれるアイコン情報、タイトルおよびURLに基づいて、当該Webアプリの実行ファイルが存在するパスを指定するショートカットアイコンを作成する。
<ステップS18>
また、インストール制御部112は、導入時アプリのうちネイティブアプリについてのインストール要求(ネイティブアプリインストール要求)を、インストーラ23のインストール部113へ送る。ネイティブアプリインストール要求には、当該ネイティブアプリのプロダクトIDおよびプロダクトキーが含まれる。
<ステップS19〜S21>
インストーラ23のインストール部113は、インストール制御部112からネイティブアプリインストール要求を受けると、当該ネイティブアプリインストール要求に含まれるプロダクトIDおよびプロダクトキーに基づいて、アプリケーション管理サーバ60から当該ネイティブアプリの実体ファイル(オブジェクトファイル)を受信する。インストール部113は、当該実体ファイルにより当該ネイティブアプリをインストールする。
また、インストール部113によるインストール処理中に、表示制御部115は、図7に示すように、当該ネイティブアプリがインストール中であることを示すインストール中ダイアログボックス1400を、操作パネル905に表示させる。そして、インストール部113は、当該ネイティブアプリのインストールの成否を、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112へ返す。当該インストールの成否は、アプリマーケットアプリ19からセットアップWebアプリ14へ送られる。そして、インストール部113によるインストールが完了すると、表示制御部115は、図7に示すように、導入時アプリについての設定値の設定処理を行うためのセットアップアイコン1002が追加されたホーム画面1000を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS22、S23>
テナント管理者によりセットアップアイコン1002がタッチ操作されると、Webアプリ14の表示制御部115は、図8に示すように、テナントID等に基づいてログインするためのテナントログイン画面1500を、操作パネル905に表示させる。
テナントログイン画面1500は、共通管理サーバ40から通知されたテナントID、管理者IDおよびパスワードを用いて、MFP10にログインするための画面である。テナントログイン画面1500は、図8に示すように、テナントIDを入力するためのテナントID入力ボックス1501と、管理者IDを入力するための管理者ID入力ボックス1502と、パスワードを入力するためのパスワード入力ボックス1503と、ログインを実行するためのログインボタン1504と、を含む。
なお、テナントログイン画面1500におけるテナントID、管理者IDおよびパスワードの入力の代わりに、図10に示すテナントログイン画面1500aにおいてメールアドレス入力ボックス1505およびパスワード入力ボックス1503にそれぞれメールアドレスおよびパスワードの入力を行うものとしてもよい。この場合、メールアドレスが、テナントIDおよび管理者IDに対応するものとし、上述のステップS12では、例えばテナント管理者のメールアドレスから、テナントIDに相当する情報が登録されるものとすればよい。
<ステップS24〜S27>
テナント管理者は、テナントログイン画面1500において、操作パネル905を介して、テナントID入力ボックス1501、管理者ID入力ボックス1502およびパスワード入力ボックス1503に、それぞれテナントID、管理者IDおよびパスワードを入力する。そして、テナント管理者は、ログインボタン1504をタッチ操作する。
すると、セットアップWebアプリ14の機器情報取得部102は、本体部12の機器情報(MFP10のシリアル番号等を含む)を、本体制御部121から取得する。具体的には、セットアップWebアプリ14が、機器情報取得要求をセットアップネイティブアプリ15へ送り、セットアップネイティブアプリ15が、本体部12から機器情報を取得すると、当該機器情報をセットアップWebアプリ14へ返す。
<ステップS28>
セットアップWebアプリ14の機器登録要求部103は、操作パネル905から入力されたテナントID、管理者IDおよびパスワードを含む機器登録要求を、機器情報取得部102により取得された機器情報と共に、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。
<ステップS29>
共通管理サーバ40の機器登録部403は、MFP10から機器登録要求を通信部401を介して受信すると、当該機器登録要求に含まれる管理者IDおよびパスワードにより認証を行う。そして、認証が正常に行われた場合、機器登録部403は、機器登録要求に含まれるテナントを識別するテナントIDと一致するテナントIDを、テナント登録部402により登録されたテナントIDから検索し、検索したテナントIDと、機器情報であるMFP10を識別する情報(シリアル番号)とを関連付けることによって機器登録を行う。機器登録部403は、テナントIDとシリアル番号とを関連付ける情報を、記憶部405に記憶させる。
<ステップS30>
そして、機器登録部403は、上述の認証によって発行した認証チケットを、通信部401を介してMFP10へ送信する。
<ステップS31〜S34>
操作部11のインストール済みアプリ一覧取得部104は、共通管理サーバ40から通信部101を介して認証チケットを受信すると、当該認証チケットに基づいて、操作部11に既にインストールされているアプリの一覧(アプリの識別情報のリスト)を取得する。具体的には、セットアップWebアプリ14は、インストール済みアプリ一覧取得要求を、ブラウザ22へ送り、ブラウザ22は、当該インストール済みアプリ一覧取得要求を、インストーラ23へ送る。インストーラ23は、インストール済みアプリ一覧取得要求を受けると、操作部11に既にインストールされているアプリの一覧を取得して、ブラウザ22へ送る。ブラウザ22は、インストーラ23から受け取ったインストール済みのアプリ一覧を、セットアップWebアプリ14へ送る。
<ステップS35、S36>
セットアップWebアプリ14の表示制御部115は、図9に示す一括設定画面1600を操作パネル905に表示させる。
一括設定画面1600は、インストールされた導入時アプリに関する設定値の設定処理を一括で行うための画面である。一括設定画面1600は、設定値の一括設定処理を実行するための一括設定ボタン1601と、設定した設定値を一括で解除するための一括設定解除ボタン1602と、を含む。
<ステップS37、S38>
テナント管理者により操作パネル905を介して一括設定ボタン1601がタッチ操作されると、セットアップWebアプリ14のインストール制御部112は、識別子を「マニュアル」、要求タイプを「セッティング」とする一括設定要求を、セットアップネイティブアプリ15のライセンス確認部110へ送る。
<ステップS39、S40>
セットアップネイティブアプリ15のライセンス確認部110は、一括設定要求を受け取ると、インストールされた導入時アプリのライセンスの有無を確認するライセンス情報検索要求を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。共通管理サーバ40のライセンス情報取得部404は、通信部401を介してライセンス情報検索要求を受信すると、導入時アプリについてライセンス済みであるか否かを示すライセンス情報を取得する。ライセンス情報取得部404は、取得したライセンス情報を、通信部401を介してMFP10へ送信する。なお、ライセンス情報は、テナント管理者等がテナント毎において、アプリケーションの購入や申込・契約をした証明となる情報であり、契約したアプリケーションを、何台の機器および何人のユーザが利用可能かを示す情報を含む。ライセンス情報検索要求は、情報処理装置10から、情報処理装置10に取得済みの共通管理サーバ40で発行された認証チケットや機番情報を共通管理サーバ40に送信することで、要求時点で情報処理装置10に許可されているライセンス情報を確認する。
<ステップS41>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の対象検索部106は、共通管理サーバ40から通信部101を介してライセンス情報を受信すると、当該ライセンス情報に基づいて、インストールされた導入時アプリのうちライセンス済みのアプリを検索する。
<ステップS42>
対象検索部106により検索された導入時アプリのうちライセンス済のアプリがない場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、ライセンス契約中のアプリがない旨を警告するメッセージまたは画面等を操作パネル905に表示させる。
<ステップS43、S44>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値一覧取得部107は、導入時アプリ(例えばジョブログ送信アプリ16、機器管理アプリ17および認証アプリ18)が有する、例えばXML(eXtensible Markup Language)形式の設定値の一覧が規定された設定データ(設定ファイル)を、操作部11のOS(Operating System)である操作部OS11aを介して、導入時アプリが設定データを有するか否か(または導入時アプリの設定データの中に設定すべき設定値が含まれるか否か)を検索し、検索した設定データを検索結果として取得する。この例は導入アプリがネイティブアプリの例であり、ネイティブアプリは設定ファイル等を含めて情報処理装置にダウンロードが可能であるため、有効である。一方、導入アプリがネイティブアプリを含まないWebアプリの場合は、設定値一覧取得部107が、ネットワークを介してWebアプリに対して設定データを要求し取得してもよい。これによって、導入時アプリのそれぞれに、情報処理装置に対して設定すべき設定値が存在したとしても、導入時アプリ側にその情報を持たせることで、情報処理装置に対する設定値の書き換えが可能になり、個別に手作業で設定値を変更する手間を省くことができる。
<ステップS45>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、設定値一覧取得部107により取得された設定データの内容を解析する。
<ステップS46、S47>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値読出部108は、導入時アプリについて現在設定されている設定値を、通信モジュール24を介して本体部12から読み出す。
<ステップS48>
次に、本体部12への設定値の書き込みについて管理者権限を要する場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、図9に示すように、管理者認証画面1610を操作パネル905に表示させる。
管理者認証画面1610は、共通管理サーバ40から通知された上述の管理者IDおよびパスワードとは別個の、本体部12へ設定値を書き込むために必要な、情報処理装置の管理者(テナント管理者とは異なる)による、管理者認証を行うための画面である。管理者認証画面1610は、管理者名を入力するための管理者名入力ボックス1611と、パスワードを入力するためのパスワード入力ボックス1612と、認証設定を実行するための設定ボタン1613と、を含む。
<ステップS49>
テナント管理者は、管理者認証画面1610において、操作パネル905を介して、管理者名入力ボックス1611およびパスワード入力ボックス1612に、管理者認証情報である管理者名およびパスワードをそれぞれ入力し、設定ボタン1613をタッチ操作する。
<ステップS50>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105(認証部の一例)は、入力された管理者名およびパスワードに基づいて管理者認証を行う。管理者認証が成功しなかった場合、以降の処理は行わず停止する。このように、設定値の一括設定処理(書込み処理)の前に、テナント管理者であることの認証を行うことによって、テナント管理者の確認下で設定値の一括設定処理を実行することができる。
<ステップS51>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目が存在する場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、図9に示すように、新たに設定値が書き込まれることにより再起動が行われる可能性があることを警告する再起動警告ダイアログボックス1620を、操作パネル905に表示させる。このように、テナント管理者に対して事前に再起動の可能性を通知することによって、設定値の一括設定処理が行われている最中の意図しない再起動の発生を防止することができる。
<ステップS52、S53>
テナント管理者によって当該警告が確認され再起動警告ダイアログボックス1620のOKボタンがタッチ操作された場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値書込部109は、設定値一覧取得部107により取得された設定データを、導入時アプリについての設定値として書き込むための設定値書込要求を、当該設定データと共に、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12は、設定値書込要求を受けると、設定データのうち未設定項目に対応する設定値をストレージ914に書き込んで更新する。そして、本体部12は、設定値の書き込み結果を、通信モジュール24を介して設定値書込部109へ送る。
<ステップS54>
本体部12から送られた書き込み結果が失敗を示す場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、設定値の書き込みが失敗した旨を示すメッセージまたは画面を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS55>
本体部12に書き込まれた設定値のうち再起動が必要な設定値がある場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、MFP10を再起動させる。
<ステップS56>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目が存在しない場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、導入時アプリについて既に設定値が設定済みである旨を示すメッセージまたは画面を、操作パネル905に表示させる。
以上のステップS11〜S56の流れによって、導入時アプリがインストールされると、MFP10等の情報処理装置をクラウド(共通管理サーバ40)に機器登録し、当該導入時アプリの設定値を一括で設定することが可能となるので、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスとMFP10等の情報処理装置(機器)とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。
(インストール・一括設定処理後のアプリ起動処理)
図11は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるインストール・一括設定処理後のアプリ起動処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図11を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるインストール・一括設定処理後のアプリ起動処理の流れについて説明する。
<ステップS61>
上述した図6に示すインストール・一括設定処理が終了した後、操作部11の操作部OS11aは、導入時アプリを自動起動させるための起動指令を送る。以下では、導入時アプリとしてジョブログ送信アプリ16の動作を説明する。
<ステップS62、S63>
ジョブログ送信アプリ16は、操作部OS11aの起動指令に応じて自動起動する。そして、ジョブログ送信アプリ16は、ログ生成モジュール26により生成される本体部12の動作に関するログについて、通信モジュール24を介した収集を開始する。そして、ジョブログ送信アプリ16は、収集したログを、デバイス管理サーバ20へ送信する。
<ステップS64>
デバイス管理サーバ20は、ジョブログ送信アプリ16からログを受信すると、当該ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリであるか否かを確認する。例えば、デバイス管理サーバ20は、共通管理サーバ40へ問い合わせて、ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリであるか否かを確認する。
<ステップS65、S66>
ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリであることを確認した場合、デバイス管理サーバ20は、自身の補助記憶装置955に、受信したログを保存する。そして、デバイス管理サーバ20は、ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリであり、かつ、ログの保存が完了した旨を示すOK応答を、MFP10のジョブログ送信アプリ16へ返す。
<ステップS67、S68>
ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリであることを確認できない場合、デバイス管理サーバ20は、受信したログを破棄し、ジョブログ送信アプリ16がライセンス済みのアプリではない旨を示すNG応答を、MFP10のジョブログ送信アプリ16へ返す。そして、ジョブログ送信アプリ16は、NG応答を受信すると、ライセンス済みではなく動作を継続することが適当ではないとして、動作を停止する。
なお、他の導入時アプリ(機器管理アプリ17および認証アプリ18等)についても、操作部OS11aの起動指令により自動起動し、それぞれの動作を実行する。
(一括設定解除・アンインストール処理)
図12は、第1の実施形態に係る機器管理システムの一括設定解除・アンインストール処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図12を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1における一括設定解除・アンインストール処理の流れについて説明する。なお、図12に示す一括設定解除・アンインストール処理が実行される前に、上述の図6に示すインストール・一括設定処理が実行されていることを前提とする。
<ステップS81〜S83>
まず、テナント管理者は、図8に示すホーム画面1000において、セットアップアイコン1002をタッチ操作する。すると、セットアップWebアプリ14の表示制御部115は、図9に示す一括設定画面1600を操作パネル905に表示させる。図9に示すように、一括設定画面1600には、設定した設定値を一括で解除するための一括設定解除ボタン1602が含まれている。
<ステップS84、S85>
テナント管理者により操作パネル905を介して一括設定解除ボタン1602がタッチ操作されると、セットアップWebアプリ14のインストール制御部112は、識別子を「マニュアル」、要求タイプを「アンセッティング」とし、導入時アプリのプロダクトIDの列を含めた一括設定解除要求を、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105へ送る。
<ステップS86、S87>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値一覧取得部107は、導入時アプリが有する、例えばXML形式の設定値の一覧が規定された設定データを、操作部11のOSである操作部OS11aを介して検索し、検索した設定データを検索結果として取得する。
<ステップS88>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、設定値一覧取得部107により取得された設定データの内容を解析する。
<ステップS89、S90>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値読出部108は、導入時アプリについて現在設定されている設定値を、通信モジュール24を介して本体部12から読み出す。
<ステップS91>
次に、本体部12への設定値の書き込みについて管理者権限を要する場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、図9に示すように、管理者認証画面1610を操作パネル905に表示させる。
<ステップS92>
テナント管理者は、管理者認証画面1610において、操作パネル905を介して、管理者名入力ボックス1611およびパスワード入力ボックス1612に、管理者認証情報である管理者名およびパスワードをそれぞれ入力し、設定ボタン1613をタッチ操作する。
<ステップS93>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105(認証部の一例)は、入力された管理者名およびパスワードに基づいて管理者認証を行う。管理者認証が成功しなかった場合、以降の処理は行わず停止する。このように、設定値の一括設定解除処理(書込み処理)の前に、テナント管理者であることの認証を行うことによって、テナント管理者の確認下で設定値の一括設定解除処理を実行することができる。
<ステップS94>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未解除設定項目が存在する場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、図9に示すように、新たに設定値が書き込まれることにより再起動が行われる可能性があることを警告する再起動警告ダイアログボックス1620を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS95、S96>
テナント管理者によって当該警告が確認され再起動警告ダイアログボックス1620のOKボタンがタッチ操作された場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値書込部109は、図6に示したステップS47で設定値読出部108により読み出された、導入時に設定されていた設定値を書き込むことによって設定解除を行うための設定値書込要求を、当該設定値と共に、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12は、設定値書込要求を受けると、設定値のうち未解除設定項目に対応する設定値をストレージ914に書き込んで更新する。そして、本体部12は、設定値の書き込み結果を、通信モジュール24を介して設定値書込部109へ送る。
<ステップS97>
本体部12から送られた書き込み結果が失敗を示す場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、設定値の書き込みが失敗した旨を示すメッセージまたは画面を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS98>
本体部12に書き込まれた設定値のうち再起動が必要な設定値がある場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、MFP10を再起動させる。
<ステップS99>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未解除設定項目が存在しない場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、導入時アプリについて既に設定値が設定解除済みである旨を示す設定解除完了画面を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS100>
そして、テナント管理者は、操作パネル905に対する操作によって、図7に示すホーム画面1000および一覧画面1200から、導入時アプリをアンインストールする。
(セットアップアプリがインストールされている場合の手動インストール・一括設定処理)
図13Aおよび図13Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の手動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図14は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合のインストール・一括設定処理でのアプリのインストールおよび一括設定時の画面遷移の流れを示す図である。なお、図13Aおよび図13Bを総称する場合、単に「図13」と称する。図13および図14を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるセットアップアプリがインストールされている場合の手動インストール・一括設定処理の流れについて説明する。
<ステップS111〜S113>
ステップS111〜S113の処理は、それぞれ図6に示すステップS11〜S13の処理と同様である。
<ステップS114、S115>
テナント管理者により図8に示すホーム画面1000のセットアップアイコン1002がタッチ操作されると、Webアプリ14の表示制御部115は、図8に示すように、テナントID等に基づいてログインするためのテナントログイン画面1500を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS116〜S122>
ステップS116〜S122の処理は、それぞれ図6に示すステップS24〜S30の処理と同様である。
<ステップS123>
操作部11のインストール済みアプリ一覧取得部104は、共通管理サーバ40から通信部101を介して認証チケットを受信すると、セットアップWebアプリ14の表示制御部115は、図14に示す一括設定画面1600を操作パネル905に表示させる。
<ステップS124、S125>
テナント管理者により操作パネル905を介して一括設定ボタン1601(インストール・一括設定ボタン)がタッチ操作されると、セットアップWebアプリ14のインストール制御部112は、認証チケットを含むインストール通知を、アプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS126、S127>
アプリマーケットアプリ19のインストール対象アプリ一覧取得部111は、インストール通知を受け取ると、MFP10についての共通管理サーバ40への機器登録による導入時にインストール対象となるアプリの一覧(アプリの識別情報のリスト)をアプリマーケットサーバ50から取得する。この場合、共通管理サーバ40は、導入時アプリについてライセンス済みであるか否かを確認し、ライセンス済みである導入時アプリの一覧を、MFP10へ送信する。具体的には、アプリマーケットアプリ19は、認証チケットを含むインストール対象アプリ一覧取得要求を、アプリマーケットサーバ50へ送信し、アプリマーケットサーバ50は、インストール対象アプリ一覧取得要求を受信すると、導入時アプリの一覧をアプリマーケットアプリ19へ送信する。
<ステップS128>
アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、導入時アプリのうちWebアプリについてのインストール要求(Webアプリインストール要求)を、アイコン作成部114へ送る。Webアプリインストール要求には、当該Webアプリのアイコン情報、当該Webアプリのタイトル、および当該Webアプリの実行ファイルが保存されている場所を示すURLが含まれる。
<ステップS129>
ブラウザ22のアイコン作成部114は、インストール制御部112からWebアプリインストール要求を受け取ると、当該Webアプリインストール要求に含まれるアイコン情報、タイトルおよびURLに基づいて、当該Webアプリの実行ファイルが存在するパスを指定するショートカットアイコンを作成する。
<ステップS130>
また、インストール制御部112は、導入時アプリのうちネイティブアプリについてのインストール要求(ネイティブアプリインストール要求)を、インストーラ23のインストール部113へ送る。ネイティブアプリインストール要求には、当該ネイティブアプリのプロダクトIDおよびプロダクトキーが含まれる。
<ステップS131、S132>
インストーラ23のインストール部113は、インストール制御部112からネイティブアプリインストール要求を受けると、当該ネイティブアプリインストール要求に含まれるプロダクトIDおよびプロダクトキーに基づいて、アプリケーション管理サーバ60から当該ネイティブアプリの実体ファイル(オブジェクトファイル)を受信する。インストール部113は、当該実体ファイルにより当該ネイティブアプリをインストールする。
また、インストール部113によるインストール処理中に、表示制御部115は、図14に示すように、当該ネイティブアプリがインストール中であることを示すインストール中ダイアログボックス1630を、操作パネル905に表示させる。そして、インストール部113は、当該ネイティブアプリのインストールの成否を、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112へ返す。
<ステップS133、S134>
インストール部113によるインストールが失敗した場合、インストーラ23のインストール部113は、インストールが失敗した旨を示す画面を操作パネル905に表示させる。テナント管理者は、操作パネル905に表示された画面の閉じるボタンをタッチ操作して、導入時アプリのインストールが失敗したため、以降の設定値の一括設定処理を実行せずに終了する。
<ステップS135>
インストール部113によるインストールが成功した場合、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、識別子を「マニュアル」、要求タイプを「セッティング」とし、導入時アプリのプロダクトIDの列を含む一括設定要求を、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105へ送る。なお、ステップS126およびS127において、導入時アプリについてライセンス済みであるか否かが確認されているので、上述の図6に示すステップS39およびS40に示す処理はスキップする。
<ステップS136〜S140>
ステップS136〜S140の処理は、それぞれ図6に示すステップS43〜S47の処理と同様である。
<ステップS141〜S146>
ステップS141〜S146の処理は、それぞれ図6に示すステップS51〜S56の処理と同様である。
<ステップS147>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目の存在の有無にかかわらず、ステップS126およびS127で導入時アプリのうちライセンス契約がされていないアプリがある場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、ライセンス契約済みのアプリがないことを警告するメッセージまたは画面を、操作パネル905に表示させる。
以上のステップS111〜S147の流れによって、工場出荷時等に予めセットアップアプリがインストールされている場合において、MFP10等の情報処理装置をクラウド(共通管理サーバ40)に機器登録し、導入時アプリを自動的にインストールし、当該導入時アプリの設定値を一括で設定することが可能となる。これによって、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスとMFP10等の情報処理装置(機器)とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。
(アンインストール・一括設定解除処理)
図15Aおよび図15Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるアンインストール・一括設定解除処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図15を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるアンインストール・一括設定解除処理の流れについて説明する。なお、図15Aおよび図15Bを総称する場合、単に「図15」と称する。なお、図15に示すアンインストール・一括設定解除処理が実行される前に、上述の図13に示すインストール・一括設定処理が実行されていることを前提とする。
<ステップS151〜S153>
ステップS151〜S153の処理は、それぞれ図12に示すステップS81〜S83の処理と同様である。
<ステップS154、S155>
テナント管理者により操作パネル905を介して一括設定画面1600の一括設定解除ボタン1602がタッチ操作されると、セットアップWebアプリ14のインストール制御部112は、一括アンインストール要求をアプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS156>
アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、設定値の設定処理済みのアプリの一覧を要求するための一括設定指示済みアプリリスト一覧取得要求を、セットアップネイティブアプリ15のインストール済みアプリ一覧取得部104へ送る。
<ステップS157>
セットアップネイティブアプリ15のインストール済みアプリ一覧取得部104は、一括設定指示済みアプリリスト一覧取得要求を受け取ると、設定値による設定処理が既に完了している導入時アプリのプロダクトIDの列を、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112へ返す。
<ステップS158>
そして、インストール制御部112は、導入時アプリのうちネイティブアプリについてのアンインストール要求(ネイティブアプリアンインストール要求)を、インストーラ23のインストール部113へ送る。ネイティブアプリアンインストール要求には、当該ネイティブアプリのプロダクトIDの列が含まれる。
<ステップS159、S160>
インストーラ23のインストール部113は、インストール制御部112からネイティブアプリアンインストール要求を受けると、当該ネイティブアプリアンインストール要求に含まれるプロダクトIDの列に基づいて、当該ネイティブアプリをアンインストールする。そして、インストール部113は、当該ネイティブアプリのアンインストールの成否を、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112へ返す。
<ステップS161、S162>
インストール部113によるアンインストールが失敗した場合、インストーラ23のインストール部113は、アンインストールが失敗した旨を示す画面を操作パネル905に表示させる。テナント管理者は、操作パネル905に表示された画面の閉じるボタンをタッチ操作して、導入時アプリのアンインストールが失敗したため、以降の設定値の一括設定解除処理を実行せずに終了する。
<ステップS163>
インストール部113によるアンインストールが成功した場合、セットアップWebアプリ14のインストール制御部112は、識別子を「マニュアル」、要求タイプを「アンセッティング」とし、導入時アプリのプロダクトIDの列を含めた一括設定解除要求を、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105へ送る。
<ステップS164>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、一括設定解除要求を受け取ると、現状の導入時アプリの設定値の内容を解析する。
<ステップS165、S166>
セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値読出部108は、導入時アプリについて現在設定されている設定値を、通信モジュール24を介して本体部12から読み出す。
<ステップS167〜S172>
ステップS167〜S172の処理は、それぞれ図12に示すステップS94〜S99の処理と同様である。
(セットアップアプリがインストールされている場合の自動インストール・一括設定処理)
図16Aおよび図16Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるセットアップアプリがインストールされている場合の自動インストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、図16Aおよび図16Bを総称する場合、単に「図16」と称する。図16を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるセットアップアプリがインストールされている場合の自動インストール・一括設定処理の流れについて説明する。
<ステップS181〜S192>
ステップS181〜S192の処理は、それぞれ図13に示すステップS111〜S122の処理と同様である。なお、自動インストール・一括設定処理であるため、図13に示す手動インストール・一括設定処理におけるステップS123での一括設定画面1600の表示はスキップする。
<ステップS193、S194>
アプリマーケットアプリ19は、セットアップWebアプリ14に対して、認証チケットを要求する認証チケット取得要求を送る。そして、セットアップWebアプリ14は、ステップS192で取得した認証チケットを、アプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS195〜S209>
ステップS195〜S209の処理は、それぞれ図13に示すステップS126〜S140の処理と同様である。ただし、ステップS204において、インストール制御部112により設定制御部105へ送られる一括設定要求は、識別子を「オートマチック」、要求タイプを「セッティング」とし、導入時アプリのプロダクトIDの列を含むものとする。
<ステップS210>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目が存在する場合、セットアップネイティブアプリ15の表示制御部115は、図14に示すように、新たに設定値が書き込まれることにより再起動が行われる可能性があることを警告する再起動警告ダイアログボックス1620を、操作パネル905に表示させる。ただし、自動インストール・一括設定処理であるため、図13に示す手動インストール・一括設定処理におけるステップS141での再起動警告ダイアログボックス1620のように、当該ダイアログボックスを閉じるためのOKボタンは非表示であるものとする。この場合、表示制御部115は、例えば、再起動警告ダイアログボックス1620を表示させてから一定時間経過後、当該再起動警告ダイアログボックス1620を閉じるものとすればよい。
<ステップS211〜S216>
ステップS211〜S216の処理は、それぞれ図13に示すステップS142〜S147の処理と同様である。
以上のステップS181〜S216の流れによって、工場出荷時等に予めセットアップアプリがインストールされている場合において、MFP10等の情報処理装置をクラウド(共通管理サーバ40)に機器登録し、導入時アプリを自動的にインストールし、当該導入時アプリの設定値を一括で設定することが可能となる。これによって、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスとMFP10等の情報処理装置(機器)とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。また、上述の図13に示した手動インストール・一括設定処理と比較して、一部のボタンの押下操作(タッチ操作)がスキップされているので、さらにクラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。
なお、図13に示した手動インストール・一括設定処理、および図16に示した自動インストール・一括設定処理のうち、いずれか一方で動作するものとしてもよく、あるいは、いずれかを切り替える設定値に従って動作を切り替えることが可能であってもよい。
(リモートからのインストール・一括設定処理)
図17Aおよび図17Bは、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるリモートからのインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図18は、第1の実施形態に係る機器管理システムにおけるリモートからのインストール・一括設定処理の画面遷移の流れを示す図である。なお、図17Aおよび図17Bを総称する場合、単に「図17」と称する。図17および図18を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるリモート、すなわちPC80から複数の情報処理装置(MFP10等)に対して行うインストール・一括設定処理の流れについて説明する。
<ステップS221〜S223>
ステップS221〜S223の処理は、それぞれ図13に示すステップS111〜S113の処理と同様である。
<ステップS224、S225>
テナント管理者によるPC80のキーボード961およびマウス962への操作入力に従って、ユーティリティ81の表示制御部805は、図18に示すテナントログイン画面1700をディスプレイ958に表示させる。
テナントログイン画面1700は、共通管理サーバ40から通知されたテナントID、管理者IDおよびパスワードを用いて、PC80にログインするための画面である。テナントログイン画面1700は、図18に示すように、テナントIDを入力するためのテナントID入力ボックス1701と、管理者IDを入力するための管理者ID入力ボックス1702と、パスワードを入力するためのパスワード入力ボックス1703と、ログインを実行するためのログインボタン1704と、を含む。
テナント管理者は、テナントログイン画面1700において、キーボード961およびマウス962を介して、テナントID入力ボックス1701、管理者ID入力ボックス1702およびパスワード入力ボックス1703に、それぞれテナントID、管理者IDおよびパスワードを入力する。そして、テナント管理者は、ログインボタン1704を押下する。
すると、ユーティリティ81の表示制御部805は、図18に示す機器検索画面1710をディスプレイ958に表示させる。
機器検索画面1710は、導入時アプリのインストール、および当該導入時アプリの設定値の一括設定処理の対象とする情報処理装置(機器)を検索するための画面である。機器検索画面1710は、検索対象となる情報処理装置のIPアドレス(またはIPアドレスの範囲)を入力するためのIPアドレス入力ボックス1711と、管理者名を入力するための管理者名入力ボックス1712と、パスワードを入力するためのパスワード入力ボックス1713と、情報処理装置(機器)の検索を実行するためのスタートボタン1714と、を含む。
テナント管理者は、機器検索画面1710において、キーボード961およびマウス962を介して、IPアドレス入力ボックス1711、管理者名入力ボックス1712およびパスワード入力ボックス1713に、それぞれ検索対象のIPアドレス(またはIPアドレス範囲)、管理者名およびパスワードを入力する。そして、テナント管理者は、対象とする情報処理装置(機器)を検索するためにスタートボタン1714を押下する。
すると、ユーティリティ81の表示制御部805は、検索中であることを示すために、図18に示す検索中表示ダイアログボックス1720をディスプレイ958に表示させる。検索中表示ダイアログボックス1720は、検索中であることを示すために、検索処理の進捗具合をプログレスバーで示すダイアログボックスである。そして、ユーティリティ81の対象機器検索部802は、パスワード入力ボックス1713で入力された検索対象のIPアドレス範囲に含まれる情報処理装置(機器)を検索する。そして、ユーティリティ81の機器情報取得部803は、対象機器検索部802により検索された、アプリのインストールおよび設定値の一括設定処理の対象機器となる情報処理装置から、シリアル番号等を含む機器情報を取得する。
対象機器検索部802による検索が完了すると、表示制御部805は、図18に示すように、対象機器検索部802により検索された情報処理装置(機器)の一覧を示す検索機器表示画面1730を、ディスプレイ958に表示させる。検索機器表示画面1730は、検索された情報処理装置(機器)の一覧を示す検索機器一覧表示領域1731と、導入時アプリのインストールおよび設定値の一括設定処理を実行するための「次へ」ボタン1732(インストール・一括設定ボタン)と、を含む。
検索機器一覧表示領域1731は、機器情報取得部803取得した機器情報として、IPアドレス、当該情報処理装置のシリアル番号(シリアルNo.)、およびインストール等が可能であるか否かの成否を示す情報を含む情報の一覧を示す表示領域である。成否を示す情報が「No」である状態とは、例えば、当該情報処理装置でジョブの実行中である等でインストール等が実行できない状態を示す。
<ステップS226>
そして、テナント管理者は、検索機器一覧表示領域1731で一覧として示された情報処理装置のうち、機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理の対象とする情報処理装置を、チェックボックスにチェックを入れることによって選択する。ここでは、対象とする情報処理装置として、MFP10を選択した場合について説明する。なお、チェックボックスには複数の情報処理装置を選択することも可能である。そして、テナント管理者は、機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理を実行するために、「次へ」ボタン1732を押下する。すると、ユーティリティ81の表示制御部805は、処理中であることを示すために、図18に示す処理中表示ダイアログボックス1740をディスプレイ958に表示させる。処理中表示ダイアログボックス1740は、機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理の処理中であることを示すために、当該処理の進捗具合をプログレスバーで示すダイアログボックスである。
<ステップS227>
ユーティリティ81の機器登録要求部804は、テナントログイン画面1700で入力されたテナントID、管理者IDおよびパスワードを含む機器登録要求を、機器情報取得部803により取得された機器情報と共に、通信部801を介して共通管理サーバ40へ送信する。
<ステップS228>
共通管理サーバ40の機器登録部403は、PC80から機器登録要求を通信部401を介して受信すると、当該機器登録要求に含まれる管理者IDおよびパスワードにより認証を行う。そして、認証が正常に行われた場合、機器登録部403は、機器登録要求に含まれるテナントを識別するテナントIDと一致するテナントIDを、テナント登録部402により登録されたテナントIDから検索し、検索したテナントIDと、機器情報であるMFP10を識別する情報(シリアル番号)とを関連付けることによって機器登録を行う。機器登録部403は、テナントIDとシリアル番号とを関連付ける情報を、記憶部405に記憶させる。
<ステップS229>
そして、機器登録部403は、上述の認証によって発行した認証チケットを、通信部401を介してPC80へ送信する。
<ステップS230>
そして、PC80のユーティリティ81は、認証チケットを含むインストール通知を、アプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS231〜S237>
ステップS231〜S237の処理は、それぞれ図13に示すステップS126〜S132の処理と同様である。
<ステップS238、S239>
アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、インストーラ23のインストール部113から受け取ったインストール成否が失敗を示す場合、インストールの失敗理由を含むリモートインストール結果通知を、PC80のユーティリティ81へ送信する。PC80のユーティリティ81は、リモートインストール結果通知を受信すると、当該通知に対する応答を、アプリマーケットアプリ19へ返信する。
<ステップS240〜S245>
ステップS240〜S245の処理は、それぞれ図13に示すステップS135〜S140の処理と同様である。ただし、ステップS240において、インストール制御部112により設定制御部105へ送られる一括設定要求は、識別子を「リモート」、要求タイプを「セッティング」とし、導入時アプリのプロダクトIDの列を含むものとする。
<ステップS246、S247>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目が存在する場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105の設定値書込部109は、設定値一覧取得部107により取得された設定データを、導入時アプリについての設定値として書き込むための設定値書込要求を、当該設定データと共に、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12は、設定値書込要求を受けると、設定データのうち未設定項目に対応する設定値をストレージ914に書き込んで更新する。そして、本体部12は、設定値の書き込み結果を、通信モジュール24を介して設定値書込部109へ送る。
<ステップS248>
本体部12から送られた書き込み結果が失敗を示す場合、セットアップネイティブアプリ15の設定値書込部109は、書き込み失敗の理由を含む設定結果通知を、MFP10のアプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS249、S250>
MFP10のアプリマーケットアプリ19は、セットアップネイティブアプリ15の設定値書込部109から設定結果通知を受け取ると、当該設定結果通知を、PC80のユーティリティ81へ送信する。PC80のユーティリティ81は、設定結果通知を受信すると、当該通知に対する応答を、アプリマーケットアプリ19へ返信する。
<ステップS251>
本体部12に書き込まれた設定値のうち再起動が必要な設定値がある場合、セットアップネイティブアプリ15の設定制御部105は、MFP10を再起動させる。
<ステップS252>
設定値読出部108により読み出された設定値のうち未設定項目が存在しない場合、セットアップネイティブアプリ15の設定値書込部109は、設定が成功した旨を示す設定通知を、MFP10のアプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS253、S254>
MFP10のアプリマーケットアプリ19は、セットアップネイティブアプリ15の設定値書込部109から設定通知を受け取ると、当該設定通知を、PC80のユーティリティ81へ送信する。PC80のユーティリティ81は、設定通知を受信すると、当該設定通知に対する応答を、アプリマーケットアプリ19へ返信する。そして、ユーティリティ81の表示制御部805は、検索機器表示画面1730で処理の対象として選択された情報処理装置について、機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理の結果を表示する処理結果表示画面1750を、ディスプレイ958に表示させる。
処理結果表示画面1750は、処理結果一覧表示領域1751と、終了ボタン1752と、を含む。処理結果一覧表示領域1751は、各情報処理装置について機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理の結果を一覧表示する表示領域である。テナント管理者は、終了ボタン1752を押下することによって、処理を終了する。
以上のステップS221〜S254の流れによって、リモート、すなわちPC80から複数の情報処理装置(MFP10等)に対して検索した情報処理装置をクラウド(共通管理サーバ40)に機器登録し、導入時アプリを自動的にインストールし、当該導入時アプリの設定値を一括で設定することが可能となる。これによって、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスとMFP10等の検索した情報処理装置(機器)とを容易に対応付け、当該クラウドサービスの提供を受けるための準備の手間を低減することができる。また、処理の対象とする複数の情報処理装置を検索し、検索したすべての情報処理装置に対して、機器登録、導入時アプリのインストール、および設定値の一括設定処理を行うことができるので、クラウドサービスを受けるための準備の手間をさらに低減することができる。
なお、本実施形態に係る機器管理システム1は、図6に示したセットアップアプリがインストールされていない場合のインストール・一括設定処理、図13および図16に示したセットアップアプリがインストールされている場合のインストール・一括設定処理、ならびに図17に示したリモートからのインストール・一括設定処理を実行する機能を、すべて備えていてもよく、少なくともいずれかを実行する機能を備えているものとしてもよい。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、ライセンス済みであるアプリを自動的に検索して、当該アプリの設定値を設定する動作を説明した。本実施形態では、契約済みのアプリについてのライセンスの状態を示すライセンス情報を取得し、ライセンスが未割当のアプリをユーザ(管理者)が選択して当該アプリにライセンスを割り当てる動作を中心に詳細に説明する。なお、本実施形態に係る機器管理システム1において、全体構成、MFPおよび各サーバのハードウェア構成、ソフトウェア構成、ならびに機能ブロックの構成は、第1の実施形態で説明した構成と同様である。ただし、図4に示したセットアップWebアプリ14およびセットアップネイティブアプリ15を併せたアプリを本実施形態では「セットアップアプリ15a」と称するものとする。
(インストール・一括設定処理)
図19Aおよび図19Bは、第2の実施形態に係る機器管理システムにおけるインストール・一括設定処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図20は、ライセンス選択画面の一例を示す図である。図21は、ライセンス情報詳細画面の一例を示す図である。なお、図19Aおよび図19Bを総称する場合、単に「図19」と称する。図19〜図21を参照しながら、本実施形態に係る機器管理システム1におけるインストール・一括設定処理の流れについて説明する。なお、図19に示すインストール・一括設定処理に先立って、図13等に示すテナント登録(ステップS112)、および機器登録(ステップS121)は既に行われているものとする。
<ステップS271、S272>
テナント管理者により上述の図8に示したホーム画面1000のセットアップアイコン1002がタッチ操作されると、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、上述に示した図14に示した一括設定画面1600を操作パネル905に表示させる。なお、一括設定画面1600が表示される前に、上述の図13のステップS115、S116に示すように、テナントログイン画面1500における認証動作が行われるものとしてもよい。
<ステップS273、S274>
テナント管理者により操作パネル905を介して一括設定ボタン1601(インストール・一括設定ボタン)がタッチ操作されると、表示制御部115は、上述の図14に示したインストール中ダイアログボックス1630を操作パネル905に表示させる。
<ステップS275、S276>
そして、セットアップアプリ15aのインストール制御部112は、認証チケットを要求する認証チケット要求(機器またはユーザの識別情報を含む)を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。共通管理サーバ40は、認証チケット要求を受信すると、認証チケットを発行し、当該認証チケットをMFP10へ送信する。
<ステップS277、S278>
次に、セットアップアプリ15aのインストール制御部112は、取得した認証チケットを用いて、MFP10に関連付けられた情報(機器情報、および所属するテナントのテナント情報)、および利用可能な契約済みのアプリまたはアプリのパッケージ(以下、単にアプリと称する場合がある)の識別情報の一覧の要求を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。なお、アプリまたはアプリのパッケージは、サービスと呼称される場合もある。識別情報はパッケージID・アプリID等、ここでは購入契約したサービス単位の識別情報であってもよい。共通管理サーバ40は、当該要求を受信すると、機器情報、機器情報と紐づくテナント情報、およびMFP10で利用可能な契約済みのアプリの識別情報の一覧を、MFP10へ送信する。なお、識別情報の一覧の要求の際、MFP10(複合機)や電子黒板装置等、情報処理装置の機器種別やモデル名、他の機器情報を合わせて送信し、その種別やモデル名の機器に対して適切に導入できる契約済みのアプリのみを抽出しておくことで、後述のライセンス選択画面での誤選択や誤った導入に伴う機器の誤作動を防止してもよい。
<ステップS279、S280>
そして、セットアップアプリ15aのライセンス確認部110は、取得したアプリの識別情報を用いて、共通管理サーバ40から受信した、利用可能な契約済みのアプリについてのライセンスの状態を示すライセンス情報を要求するライセンス情報取得要求を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。共通管理サーバ40は、ライセンス情報取得要求を受信すると、MFP10で利用可能な契約済みのアプリのライセンスの状態を確認し、当該ライセンスの状態を含むライセンス情報を、MFP10へ送信する。ここで、ライセンス情報は、ライセンスのうちデバイスライセンスについての情報であり、例えば、契約済みの各アプリに対応するデバイスライセンスの総数、当該デバイスライセンスのうちデバイスに割り当てられた数、および当該デバイスライセンスを割り当てたデバイスの情報等を含む。なお、ライセンスには、デバイスに対してライセンスを割り当てる上述のデバイスライセンスの他、テナントのユーザごとにライセンスを割り当てるユーザライセンスがある。
そして、MFP10により受信されたライセンス情報が、デバイスライセンスが割り当てられていない契約済みのアプリが存在することを示す場合、ステップS281へ移行する。一方、MFP10により受信されたライセンス情報が、デバイスライセンスを割り当てられる契約済みのアプリが存在しないことを示す場合、ステップS294へ移行する。
<ステップS281>
MFP10により受信されたライセンス情報が、デバイスライセンスが割り当てられていない契約済みのアプリが存在することを示す場合、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、例えば図20に示すライセンス選択画面1760を、操作パネル905に表示させる。なお、デバイスライセンスが割り当てられていない契約済みのアプリが存在しない場合であっても、割り当て可能なアプリが存在しないことを示すために、ライセンス選択画面1760を表示してもよい。
図20に示すように、ライセンス選択画面1760は、MFP10により受信されたライセンス情報に従って、契約済みのアプリついてのデバイスライセンスの割当て状態を示し、デバイスライセンスが割り当てられていないアプリについて割当ての選択を可能とする画面である。ライセンス選択画面1760は、アプリ一覧表示領域1761と、詳細ボタン1762a〜1762cと、割当選択チェックボックス1763a〜1763cと、OKボタン1764と、キャンセルボタン1765と、を含む。
アプリ一覧表示領域1761は、契約済みのアプリについての情報を一覧表示する領域であり、当該アプリの名称を表示する「アプリ名称」、当該アプリについてのデバイスライセンスの割当て状態を示す「登録数」、および、当該アプリに対してデバイスライセンスの割当て選択をするための「対象」の欄を含む。なお、契約済みアプリ毎の、アプリの利用が可能になる利用開始日や、契約日・購入日、契約者情報(テナント管理者名・ユーザ名・所属部署)や販売者(メーカー・ディーラー・プロバイダ)の情報等が任意の組み合わせで表示されてもよい。また、利用開始日が一覧表示した日よりも後の日の契約済みアプリとライセンス情報についても一覧表示し、デバイスライセンスの割り当ては可能(利用開始前なのでアプリの実行は不可)にしてもよい。また、すべての契約済みアプリについて利用開始日を古い順に、一覧表示した日よりも後の利用開始日のアプリも含めて表示してもよい。デバイス(情報処理装置)側での、所属するテナントのデバイスライセンス状態の確認および設定したいアプリの選択が容易となる。
「アプリ名称」の欄には、図21の例では、「FollowMeプリントパッケージ」、「デバイス管理パッケージ」および「レポートパッケージ」の各アプリが表示されている。また、アプリ一覧表示領域1761の「アプリ名称」に表示された各アプリの名称の側に当該アプリのデバイスライセンスの詳細情報を表示するためのボタン(詳細ボタン1762a〜1762c)が配置されている。例えば、テナント管理者が詳細ボタン1762bを押下した場合、表示制御部115は、図21に示すような、「デバイス管理パッケージ」のアプリについてのデバイスライセンスの詳細情報を表示するライセンス情報詳細画面1770を、操作パネル905に表示させる。図21に示すように、ライセンス情報詳細画面1770は、ライセンス情報詳細表示領域1771と、閉じるボタン1772と、を含む。ライセンス情報詳細表示領域1771は、例えば、「デバイス管理パッケージ」のアプリに対して契約されたデバイスライセンスのID、当該アプリの名称、および、デバイスライセンスの割当て状態を示す登録数を表示する領域である。なお、ライセンス情報詳細表示領域1771では、上述の表示内容に限られず、例えば、アプリの利用開始時刻、契約の状態、料金プランの名称等のその他の情報が表示されるものとしてもよい。閉じるボタン1772は、ライセンス情報詳細画面1770を閉じるためのボタンである。
「登録数」の欄には、例えば、図20に示すように、各アプリのデバイスライセンスについて契約されたライセンス数を分母とし、そのうち既にデバイス(MFP等)に割り当てられたライセンス数を分子とする数字が表示されている。例えば、「デバイス管理パッケージ」のアプリの場合、「登録数」の欄には、「1/4」と表示されているので、当該アプリについて契約されたデバイスライセンスの数が4であり、そのうち、1つが既にデバイスに割り当てられていることを示す。
「対象」の欄には、対応するアプリに対してデバイスライセンスの割当てを選択するためのチェックボックス(割当選択チェックボックス1763a〜1763c)が配置されている。特定のアプリについて、割り当てられてないデバイスライセンスがあり(すなわちデバイスライセンスに空きがあり)、かつ、既にデバイスライセンスが割り当てられているデバイスにMFP10が含まれていない場合、チェックボックス(図20では割当選択チェックボックス1763a、1763b)によりチェックの有無を選択することができる。一方、特定のアプリについて、すべてのデバイスライセンスがデバイスに割り当てられてあり(すなわちデバイスライセンスに空きがなく)、または、既にデバイスライセンスが割り当てられているデバイスにMFP10が含まれている場合、チェックボックス(図20では割当選択チェックボックス1763c)によりチェックの有無を選択することができない(例えば図20に示すようにグレーアウトされる)。この他、ライセンス情報詳細画面1770にも、アプリの利用開始日や、契約日・購入日、契約者情報(テナント管理者名・ユーザ名・所属部署)や販売者(メーカー・ディーラー・プロバイダ)の情報を表示してもよい。
OKボタン1764は、割当選択チェックボックス1763a〜1763cにおいてチェックされたアプリに対してデバイスライセンスを割り当てるためのボタンである。キャンセルボタン1765は、デバイスライセンスの割当て処理をキャンセルするためのボタンである。なお、ライセンス選択画面1760、ライセンス情報詳細画面1770は、一括設定時に加えて、設定解除(アンインストール)時にも表示させ、選択した契約済みアプリの、画面を表示している情報処理装置についてのみのライセンス割り当て解除要求を、共通管理サーバに対して行ってもよい。例えば、図12等の設定解除時において、ステップS84の一括設定解除ボタン押下後や、ステップS92の管理者認証後であって、ステップS95の設定値書き込み実行までの間において、ライセンス選択画面、およびライセンス情報詳細画面を表示し、選択したアプリのみ、設定値を参照して設定解除時に行う設定の実行とライセンス割り当て解除とを実行してもよい。
<ステップS282〜S285>
テナント管理者により、ライセンス選択画面1760に表示された契約済みのアプリのうちデバイスライセンスを割り当てるアプリが選択され、OKボタン1764がタッチ操作されると、セットアップアプリ15aのライセンス確認部110は、選択されたアプリに対してデバイスライセンスの割当てを要求するライセンス割当て要求を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。共通管理サーバ40は、ライセンス割当て要求を受信すると、当該ライセンス割当て要求に従って、対象となるアプリに対してデバイスライセンスの割当てを行い、当該割当ての結果を、MFP10へ送信する。
共通管理サーバ40から送信された割当て結果が失敗を示す場合、ステップS286へ移行し、当該割当て結果が成功を示す場合、ステップS291へ移行する。
<ステップS286>
共通管理サーバ40から送信された割当て結果が失敗を示す場合、表示制御部115は、デバイスライセンスの割当てが失敗したことを示す画面を、操作パネル905に表示させる。当該画面には、デバイスライセンスの割当てが失敗した旨の表示と共に、デバイスライセンスの割当てを再度実行するためのリトライボタンと、割当てを断念して当該画面を閉じるための閉じるボタンとが含まれる。
<ステップS287、S288>
テナント管理者によりリトライボタンがタッチ操作された場合、セットアップアプリ15aのライセンス確認部110は、再び、割当てに失敗したアプリについてのライセンス割当て要求を、通信部101へ介して共通管理サーバ40へ送信する。以降の動作は、上述のステップS284、S285と同様である。
<ステップS289、S290>
テナント管理者により閉じるボタンがタッチ操作された場合、セットアップアプリ15aは、処理を終了する。
<ステップS291、S292>
上述のステップS285における共通管理サーバ40から送信された割当て結果が成功を示す場合、セットアップアプリ15aのインストール制御部112は、デバイスライセンスが割り当てられたアプリ(または、アプリのパッケージに含まれる1以上のアプリ)のプロダクトIDを要求するプロダクトID要求を、通信部101を介して共通管理サーバ40へ送信する。共通管理サーバ40は、プロダクトID要求を受信すると、当該プロダクトID要求が示すデバイスライセンスが割り当てられたアプリのプロダクトIDを、MFP10へ送信する。
<ステップS293>
MFP10の通信部101によりプロダクトIDが受信されると、表示制御部115は、デバイスライセンスの割当てが成功したことを示す画面を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS294>
上述のステップS280におけるMFP10により受信されたライセンス情報が、デバイスライセンスを割り当てられる契約済みのアプリが存在しないことを示す場合、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、デバイスライセンスを割り当てられる契約済みのアプリが存在せず、すなわちデバイスライセンスの空きがないことを示すライセンス上限画面を、操作パネル905に表示させる。
<ステップS295、S296>
テナント管理者によりライセンス上限画面の閉じるボタンがタッチ操作された場合、セットアップアプリ15aは、処理を終了する。
<ステップS297〜S299>
契約済みのアプリについてデバイスライセンスが割り当てられると、セットアップアプリ15aのインストール制御部112は、デバイスライセンスが割り当てられた契約済みのアプリ(以下、設定対象アプリと称する場合がある)のインストール状態を確認するためのインストール状態要求を、インストーラ23へ送る。インストーラ23のインストール部113は、インストール状態要求を受け取ると、設定対象アプリが既にインストールされているか否かを確認し、当該確認結果を含むインストール状態を、セットアップアプリ15aへ送る。なお、インストールの対象となるアプリは、ユーザライセンスの契約がなされたアプリを含むものとしてもよい。すなわち、上述の設定対象アプリには、デバイスライセンスが割り当てられたアプリの他、ユーザライセンスの契約がなされたアプリを含むものとしてもよい。この場合、ユーザライセンスの契約がなされたアプリとは、ユーザライセンスが特定のユーザ(例えば、MFP10にログインしているテナント管理者等)に割り当てられているか否かは問題としない。したがって、ユーザライセンスの契約がなされたアプリについては、上述のステップS279〜S296に示すライセンス状態の確認、およびライセンスの割当ての処理の対象とはならない。ただし、ステップS281において表示されるライセンス選択画面1760には、デバイスライセンスの契約がなされたアプリの他、ユーザライセンスの契約がなされたアプリの一覧が表示されてもよいが、当該アプリについては、ライセンス(ユーザライセンス)の割当ての選択の対象とはならない。また、特定のユーザが、ユーザライセンスの契約がなされたアプリを起動する場合に、当該起動時に、当該特定のユーザにユーザライセンスが割り当てられているか否かが確認されることになり、その時点で当該特定のユーザにユーザライセンスが割り当てられていない場合、当該アプリを利用することができない。
<ステップS300>
セットアップアプリ15aのインストール制御部112は、インストール部113から受け取ったインストール状態が、設定対象アプリがインストールされていないことを示す場合、当該設定対象アプリをインストールを要求するインストール指示を、上述のステップS276で取得されている認証チケットと共に、アプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS301、S302>
アプリマーケットアプリ19のインストール対象アプリ一覧取得部111は、インストール指示および認証チケットを受け取ると、設定対象アプリの情報を要求するインストールアプリ情報要求を、認証チケット共に、通信部101を介してアプリマーケットサーバ50へ送信する。アプリマーケットサーバ50のアプリ情報送信部502は、通信部501によりインストールアプリ情報要求および認証チケットが受信されると、当該認証チケットを用いて、設定対象アプリのうちネイティブアプリについてのプロダクトIDおよびプロダクトキー、ならびにWebアプリについてのURLを記憶部503から取得する。そして、アプリ情報送信部502は、これらの情報を含むインストールアプリ情報を、通信部501を介してMFP10へ送信する。
<ステップS303>
アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、通信部101により受信されたインストールアプリ情報に含まれる設定対象アプリのうちのWebアプリのURLを用いてショートカットの作成を要求するショートカット登録要求を、ブラウザ22へ送る。
<ステップS304、S305>
ブラウザ22のアイコン作成部114は、ショートカット登録要求を受け取ると、当該ショートカット登録要求に含まれるWebアプリのURLに基づいて、当該Webアプリの実行ファイルが存在するパスを指定するショートカットアイコンを作成する。そして、アイコン作成部114は、ショートカットアイコンの作成結果を、アプリマーケットアプリ19へ送る。
<ステップS306>
アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、通信部101により受信されたインストールアプリ情報に含まれる設定対象アプリのうちネイティブアプリのプロダクトIDおよびプロダクトキーを含むインストール指示を、インストーラ23へ送る。
<ステップS307、S308>
インストーラ23のインストール部113は、インストール指示を受け取ると、プロダクトIDおよびプロダクトキーで示される設定対象アプリ(ネイティブアプリ)の実体ファイル(アプリオブジェクト)のダウンロード要求を、通信部101を介してアプリケーション管理サーバ60へ送信する。そして、アプリケーション管理サーバ60は、ダウンロード要求を受信すると、当該ダウンロード要求が示す設定対象アプリ(ネイティブアプリ)の実体ファイル(アプリオブジェクト)を、MFP10へ送信する。
<ステップS309>
インストーラ23のインストール部113は、通信部101により受信された設定対象アプリ(ネイティブアプリ)の実体ファイル(アプリオブジェクト)により、当該ネイティブアプリをインストールする。
<ステップS310〜S312>
インストーラ23のインストール部113は、インストールを行った設定対象アプリについてのデバイスライセンスのアクティベートを要求するライセンスアクティベート要求を、通信部101を介してアプリケーション管理サーバ60へ送信する。アプリケーション管理サーバ60は、ライセンスアクティベート要求を受け取ると、インストールが行われた設定対象アプリのデバイスライセンスについてのアクティベートを行う。ここで、アクティベートとは、アプリにデバイスライセンスが割り当てられたことを登録して管理することを示す。そして、アプリケーション管理サーバ60は、アクティベートの結果を、MFP10へ送信する。
<ステップS313、S314>
インストーラ23のインストール部113は、通信部101によりアクティベートの結果が受信されると、設定対象アプリについてのインストール結果を、アプリマーケットアプリ19へ送る。そして、アプリマーケットアプリ19のインストール制御部112は、インストーラ23から受け取ったインストール結果を、セットアップアプリ15aへ送る。
<ステップS315、S316>
セットアップアプリ15aの設定制御部105の設定値一覧取得部107は、インストール結果を受け取ると、設定対象アプリが必要とする設定値についての情報(設定情報)の取得を要求する設定情報取得要求を、操作部OS11aを介して当該設定対象アプリに送る。設定対象アプリは、設定情報取得要求を受け取ると、必要な設定値についての設定情報を、操作部OS11aを介してセットアップアプリ15aへ送る。
<ステップS317、S318>
セットアップアプリ15aにより受け取られた設定情報のうち、設定値の書込み(更新)のために管理者権限が必要な設定値が含まれている場合、セットアップアプリ15aの設定制御部105は、デフォルトの管理者アカウント(例えばID「admin」、パスワードなし)について正否の確認を要求する管理者アカウント正否確認要求を、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12の本体制御部121は、管理者アカウント正否確認要求を受け取ると、当該管理者アカウントにより認証を行い、その認証の結果を確認結果として、通信モジュール24を介して、セットアップアプリ15aへ送る。
<ステップS319〜S321>
本体制御部121から送られた確認結果が管理者アカウントが不正であることを示す場合、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、上述の図9に示した管理者認証画面1610と同様の認証画面を、操作パネル905に表示させる。そして、テナント管理者により認証画面において管理者アカウントの情報(管理者認証情報)を入力すると、設定制御部105は、入力された管理者アカウントに基づいて、再び、管理者アカウント正否確認要求を、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。以降の動作は、ステップS318と同様である。
<ステップS322、S323>
セットアップアプリ15aの設定制御部105の設定値読出部108は、設定対象アプリが必要とする設定値について現在設定されている設定値を読み出すことを要求する設定値読出要求を、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12の本体制御部121は、設定値読出要求を受け取ると、設定対象アプリが必要とする設定値の現在の値を、通信モジュール24を介してセットアップアプリ15a送る。
設定対象アプリが必要とする設定値のうち未設定の設定値があり、かつ、当該設定値の書込み後に自動での再起動が必要となる場合、ステップS324へ移行する。設定対象アプリが必要とする設定値のうち未設定の設定値があり、かつ、当該設定値の書込み後に手動での再起動が必要となる場合、ステップS325へ移行する。設定対象アプリが必要とする設定値のうち未設定の設定値があり、かつ、当該設定値の書込み後に再起動の必要がない場合、ステップS326へ移行する。設定対象アプリが必要とする設定値が既に設定されている場合、ステップS333へ移行する。
<ステップS324>
セットアップアプリ15aの表示制御部115は、例えば上述の図9に示した再起動警告ダイアログボックス1620に準ずる画面であって、自動的に再起動がかかることを警告する画面を、操作パネル905に表示させる。テナント管理者は、当該画面の内容を確認し、当該画面のOKボタン等を操作することによって、当該画面を消去し、ステップS326へ移行する。
<ステップS325>
セットアップアプリ15aの表示制御部115は、例えば上述の図9に示した再起動警告ダイアログボックス1620に準ずる画面であって、手動による再起動が必要となることを警告する画面を、操作パネル905に表示させる。テナント管理者は、当該画面の内容を確認し、当該画面のOKボタン等を操作することによって、当該画面を消去し、ステップS326へ移行する。
<ステップS326、S327>
セットアップアプリ15aの設定制御部105の設定値書込部109は、設定対象アプリに必要な設定値を書き込む設定値書込要求を、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。本体部12は、設定値書込要求を受け取ると、未設定項目(未設定の設定値)に対応する設定値をストレージ914に書き込んで更新する。この設定値の書込み処理の際に、ステップS324またはS325の警告の画面が示すように、適宜、MFP10の再起動が実行される。そして、本体部12は、設定値の書込み結果を、通信モジュール24を介してセットアップアプリ15aへ送る。
<ステップS328>
本体部12から送られた設定値の書込み結果が書込みの失敗を示す場合、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、設定が失敗した旨を示す画面を、操作パネル905に表示させる。当該画面には、設定が失敗した旨の表示と共に、設定値の書込みを再度実行するためのリトライボタンと、書込み処理を断念して当該画面を閉じるための閉じるボタンとが含まれる。
<ステップS329、S330>
テナント管理者によりリトライボタンがタッチ操作された場合、セットアップアプリ15aの設定制御部105の設定値書込部109は、再び、設定対象アプリに必要な設定値を書き込む設定値書込要求を、通信モジュール24を介して本体部12へ送る。以降の動作は、上述のステップS327と同様である。
<ステップS331、S332>
テナント管理者により閉じるボタンがタッチ操作された場合、セットアップアプリ15aは、処理を終了する。
<ステップS333>
ステップS323において設定対象アプリが必要とする設定値が既に設定されている場合、セットアップアプリ15aの表示制御部115は、設定対象アプリが必要とする設定値が既に設定れている旨を示す設定済み画面を、操作パネル905に表示させる。
以上のステップS271〜S333の流れによって、デバイス(MFP10等、1以上の情報処理装置)にインストール可能な契約済みのアプリ(パッケージを含む)であって、デバイスライセンスが割り当てられていないアプリを選択可能とし、選択されたアプリについてデバイスライセンスを割り当て、自動的にインストールし、当該アプリに必要な設定値を一括で設定することが可能となる。これによって、共通管理サーバ40等によるクラウドサービスの提供を各情報処理装置で受けるための準備の手間を低減することができる。
なお、上述の第2の実施形態の動作(特に、ライセンス情報の取得およびライセンスの割当ての処理等)は、上述の第1の実施形態に示す動作(特に、図6、図13A、図13B、図16A、図16Bおよび図17に示す処理)にも適用することが可能である。
また、上述の各実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の各実施形態において、MFP10、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の各実施形態に係るMFP10、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、DVDまたはSD(Secure Digital)カード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の各実施形態に係るMFP10、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の各実施形態に係るMFP10、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の各実施形態に係るMFP10、デバイス管理サーバ20、共通管理サーバ40、アプリマーケットサーバ50およびPC80で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 機器管理システム
10 MFP
11 操作部
11a 操作部OS
12 本体部
13 通信路
14 セットアップWebアプリ
15 セットアップネイティブアプリ
15a セットアップアプリ
16 ジョブログ送信アプリ
17 機器管理アプリ
18 認証アプリ
19 アプリマーケットアプリ
20 デバイス管理サーバ
21 サーバーサービス
22 ブラウザ
23 インストーラ
24 通信モジュール
25 本体認証モジュール
26 ログ生成モジュール
30 契約管理サーバ
40 共通管理サーバ
50 アプリマーケットサーバ
60 アプリケーション管理サーバ
70 ファームウェア管理サーバ
80 PC
81 ユーティリティ
101 通信部
102 機器情報取得部
103 機器登録要求部
104 インストール済みアプリ一覧取得部
105 設定制御部
106 対象検索部
107 設定値一覧取得部
108 設定値読出部
109 設定値書込部
110 ライセンス確認部
111 インストール対象アプリ一覧取得部
112 インストール制御部
113 インストール部
114 アイコン作成部
115 表示制御部
116 記憶部
121 本体制御部
401 通信部
402 テナント登録部
403 機器登録部
404 ライセンス情報取得部
405 記憶部
501 通信部
502 アプリ情報送信部
503 記憶部
801 通信部
802 対象機器検索部
803 機器情報取得部
804 機器登録要求部
805 表示制御部
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 フラッシュメモリ
905 操作パネル
906 接続I/F
907 通信I/F
908 バス
911 CPU
912 ROM
913 RAM
914 ストレージ
915 スキャナエンジン
916 プリンタエンジン
917 接続I/F
918 通信I/F
919 バス
951 CPU
952 ROM
953 RAM
955 補助記憶装置
956 記録メディア
957 メディアドライブ
958 ディスプレイ
959 ネットワークI/F
960 バス
961 キーボード
962 マウス
963 DVD
964 DVDドライブ
N ネットワーク
特開2012−203430号公報

Claims (18)

  1. 管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置であって、
    前記情報処理装置を識別する識別情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを前記管理サーバにおいて関連付ける前記機器登録を要求する機器登録要求を、前記管理サーバへ送信する機器登録要求部と、
    前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得部と、
    前記アプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、記憶部に書き込む書込部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 設定値の設定対象となる前記アプリケーションを探索する対象検索部を、さらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記アプリケーションに対するライセンスの割当ての状態を示すライセンス情報を取得する第3取得部と、
    前記アプリケーションに対する前記ライセンス情報を表示する第1表示制御部と、
    を、さらに備え、
    前記第2取得部は、前記ライセンス情報が示すライセンスが割り当てられていない前記アプリケーションのうち、入力に対する操作により選択された該アプリケーションに設定する設定値を取得する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションは、前記情報処理装置の情報を、テナント情報に対応する記憶領域に記憶させるために、該情報を前記管理サーバに送信可能なアプリケーションであり、
    前記アプリケーションの前記情報の送信は、前記設定値の書き込みにより実行可能となる請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションは、前記テナント情報に対応付けられた契約済みアプリケーションである請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記設定値は、前記アプリケーションから取得される請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記機器登録の際にインストールするアプリケーションの一覧を取得する第4取得部と、
    前記機器登録後、前記第4取得部により取得された前記一覧で示されるアプリケーションのインストール処理の制御を行うインストール制御部と、
    をさらに備えた請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記一覧で示されるアプリケーションにネイティブアプリケーションが含まれる場合、前記インストール制御部の要求に従って、該ネイティブアプリケーションをインストールするインストール部を、さらに備えた請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記一覧で示されるアプリケーションにウェブアプリケーションが含まれる場合、前記インストール制御部の要求に従って、該ウェブアプリケーションの実行ファイルが存在するパスを指定するショートカットアイコンを作成する作成部を、さらに備えた請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記書込部は、前記一覧で示されるアプリケーションのインストール後、該アプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、前記記憶部に書き込む請求項7〜9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記書込部により前記設定値を書き込む前に、入力部により入力された認証情報に基づいて認証を行う認証部を、さらに備え、
    前記書込部は、前記認証部による前記認証が成功した場合、前記アプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、前記記憶部に書き込む請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記機器登録時にインストールするアプリケーションがライセンス済みであるか否かを確認する確認部を、さらに備え、
    前記書込部は、前記アプリケーションのうち、前記確認部によってライセンス済みであると確認されたアプリケーションについて、前記第2取得部により取得された設定値を前記記憶部に書き込む請求項1または2に記載の情報処理装置。
  13. 前記書込部によって設定値が書き込まれる前に、該書込部が書き込み設定値に応じて前記情報処理装置の再起動が発生する旨の警告を表示する第2表示制御部を、さらに備えた請求項1〜12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記インストール制御部は、入力部に対する操作に応じて、前記機器登録の際にインストールされたアプリケーションのアンインストール処理の制御を行い、
    前記書込部は、前記アンインストール処理の後、前記機器登録の際にインストールされたアプリケーションについての、前記第2取得部により取得された設定値を書き込む前に設定されていた設定値を、前記記憶部に書き込むことによって設定解除を行う請求項7〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  15. 前記書込部は、入力部に対する操作に応じて、前記機器登録の際にインストールされたアプリケーションについての、前記第2取得部により取得された設定値を書き込む前に設定されていた設定値を、前記記憶部に書き込むことによって設定解除を行う請求項1〜3、11または12に記載の情報処理装置。
  16. 管理サーバと、前記管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置と、を有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置を識別する識別情報を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを前記管理サーバにおいて関連付ける前記機器登録を要求する機器登録要求を、前記管理サーバへ送信する機器登録要求部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記機器登録要求に従って、前記識別情報と、前記テナント情報とを関連付けることによって前記機器登録を行う機器登録部を、備え、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得部と、
    前記アプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、記憶部に書き込む書込部と、
    を備えた情報処理システム。
  17. 管理サーバと、前記管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置と、前記機器登録の対象となる機器を検索する設定用機器と、を有する情報処理システムであって、
    前記設定用機器は、
    前記機器登録の対象となる機器を検索する機器検索部と、
    前記機器検索部により検索された1以上の前記機器を識別する識別情報を取得する第5取得部と、
    前記第5取得部により取得された前記識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを前記管理サーバにおいて関連付ける前記機器登録を要求する機器登録要求を、前記管理サーバへ送信する機器登録要求部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記機器登録要求に従って、前記識別情報と、前記テナント情報とを関連付けることによって前記機器登録を行う機器登録部を、備え、
    前記機器検索部により検索された前記機器である前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションの一覧を取得する第4取得部と、
    前記機器登録後、前記第4取得部により取得された前記一覧で示されるアプリケーションのインストール処理の制御を行うインストール制御部と、
    インストールされたアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得部と、
    インストールされたアプリケーションについての前記第2取得部により取得された設定値を、記憶部に書き込む書込部と、
    を備えた情報処理システム。
  18. 管理サーバへの機器登録の対象となる情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記情報処理装置を識別する識別情報を取得する第1取得ステップと、
    取得した前記識別情報と、テナントを識別するテナント情報とを前記管理サーバにおいて関連付ける前記機器登録を要求する機器登録要求を、前記管理サーバへ送信する機器登録要求ステップと、
    前記情報処理装置にインストールされるアプリケーションの処理の実行のために必要な設定値を取得する第2取得ステップと、
    前記アプリケーションについての、取得した設定値を、記憶部に書き込む書込ステップと、
    を有する情報処理方法。
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