JP2021051387A - 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理装置、情報処理システム及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムにおいて、端末装置(情報処理装置)10a〜10cは、プロセッサを備える。プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する予め定められたグループG内の他の端末装置に格納されている場合、他の端末装置からサムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、グループGに属しない管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基にサムネイルの情報を取得する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、プログラムに関する。
従来、クラウド上に存在するストレージから、電子文書のサムネイルを取得して表示する方法が存在する。
特許文献1には、図面データベースからダウンロードした図面データを、ダウンロードした端末の画面サイズに対応した好適なサイズのサムネイルを生成し、そのサムネイルをその端末で利用すると共に、図面データベースにアップロードすることが記載されている。このとき、図面データベースでは、図面データに関連させて、端末の画面サイズとアップロードされたサムネイルを保存する。
特許文献2には、サーバ装置は画像を外部装置へ移動すると、移動先を示す情報を外部装置から受信しておくことが記載されている。そして、クライアント装置から画像のダウンロード要求があったとき、サーバ装置の記憶装置に要求対象の画像があれば、その保存場所を含むリソースファイルを生成し、無ければ、移動先を示す情報を含むリソースファイルを生成してクライアント装置へ送信する。
特許文献2には、サーバ装置は画像を外部装置へ移動すると、移動先を示す情報を外部装置から受信しておくことが記載されている。そして、クライアント装置から画像のダウンロード要求があったとき、サーバ装置の記憶装置に要求対象の画像があれば、その保存場所を含むリソースファイルを生成し、無ければ、移動先を示す情報を含むリソースファイルを生成してクライアント装置へ送信する。
ところが、クラウド上に存在するストレージから電子文書のサムネイルを取得すると、情報量が大きくなり、通信負荷が大きくなることがある。
本発明は、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理装置等を提供することを目的とする。
本発明は、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する予め定められたグループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、電子文書のバージョンと、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンと、を比較し、比較の結果により、他の装置から当該サムネイルの情報を取得するか、外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得するかを決めることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンである場合は、他の装置に格納されている当該サムネイルの情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンでない場合は、当該サムネイルの情報を外部装置が格納する電子文書の情報を基に取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記サムネイルの情報を取得したときに、他の装置に当該サムネイルの情報を取得した旨の通知を送出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、通知の対象となった前記サムネイルの情報および当該サムネイルの元となった電子文書のバージョンと関連付けて保存することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行い、プロセッサを有する複数の情報処理装置を備え、前記プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、前記グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、電子文書を格納する格納装置と、予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行う複数の情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、前記格納装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、ユーザによる電子文書の選択を受け付ける受付機能と、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属するグループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する取得機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、電子文書のバージョンと、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンと、を比較し、比較の結果により、他の装置から当該サムネイルの情報を取得するか、外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得するかを決めることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンである場合は、他の装置に格納されている当該サムネイルの情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンでない場合は、当該サムネイルの情報を外部装置が格納する電子文書の情報を基に取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記サムネイルの情報を取得したときに、他の装置に当該サムネイルの情報を取得した旨の通知を送出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、通知の対象となった前記サムネイルの情報および当該サムネイルの元となった電子文書のバージョンと関連付けて保存することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行い、プロセッサを有する複数の情報処理装置を備え、前記プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、前記グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、電子文書を格納する格納装置と、予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行う複数の情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザによる電子文書の選択を受け付け、電子文書のサムネイルの情報が、前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、前記格納装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理システムである。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、ユーザによる電子文書の選択を受け付ける受付機能と、電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属するグループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する取得機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、サムネイルの情報が、より正確になる。
請求項3の発明によれば、最新の電子文書を基に、サムネイルを作成することができる。
請求項4の発明によれば、最新でない電子文書を基に、サムネイルを作成することを抑制できる。
請求項5の発明によれば、何れの情報処理装置にどの電子文書のサムネイルの情報が格納されているかを把握することができる。
請求項6の発明によれば、サムネイルの情報の新旧を管理することができる。
請求項7、8の発明によれば、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理システムを提供することができる。
請求項9の発明によれば、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる処理をコンピュータにより実現できる。
請求項2の発明によれば、サムネイルの情報が、より正確になる。
請求項3の発明によれば、最新の電子文書を基に、サムネイルを作成することができる。
請求項4の発明によれば、最新でない電子文書を基に、サムネイルを作成することを抑制できる。
請求項5の発明によれば、何れの情報処理装置にどの電子文書のサムネイルの情報が格納されているかを把握することができる。
請求項6の発明によれば、サムネイルの情報の新旧を管理することができる。
請求項7、8の発明によれば、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる情報処理システムを提供することができる。
請求項9の発明によれば、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させる処理をコンピュータにより実現できる。
<情報処理システム全体の説明>
図1は、本実施の形態における情報処理システム1の構成例を示す図である。
図示する情報処理システム1は、端末装置10a、10b、10cと、管理サーバ20とが、ネットワーク30およびネットワーク40を介して接続されることにより構成されている。なお、端末装置10a、10b、10cのそれぞれを区別しない場合は、以下、単に、端末装置10と言うことがある。
図1は、本実施の形態における情報処理システム1の構成例を示す図である。
図示する情報処理システム1は、端末装置10a、10b、10cと、管理サーバ20とが、ネットワーク30およびネットワーク40を介して接続されることにより構成されている。なお、端末装置10a、10b、10cのそれぞれを区別しない場合は、以下、単に、端末装置10と言うことがある。
端末装置10は、予め定められたグループG内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行う情報処理装置の一例である。
ここで、「電子文書」とは、何らかの情報を電子化したものである。この「電子文書」は、端末装置10および管理サーバ20のそれぞれで扱うことができるものであれば、情報の種類、形式およびデータ構造等について特に限られるものではない。「電子文書」としては、例えば、文字情報、画像情報等の情報、プログラム等のソフトウェア、および設定情報等のソフトウェアに関する情報などを含む。本実施の形態の場合、電子文書は、例えば、ユーザがスキャンした帳票の画像である。この場合、スキャンした帳票の画像を、端末装置10を操作するユーザが、管理サーバ20からダウンロードして、閲覧し、予め定められた処理を行う。
ここで、「電子文書」とは、何らかの情報を電子化したものである。この「電子文書」は、端末装置10および管理サーバ20のそれぞれで扱うことができるものであれば、情報の種類、形式およびデータ構造等について特に限られるものではない。「電子文書」としては、例えば、文字情報、画像情報等の情報、プログラム等のソフトウェア、および設定情報等のソフトウェアに関する情報などを含む。本実施の形態の場合、電子文書は、例えば、ユーザがスキャンした帳票の画像である。この場合、スキャンした帳票の画像を、端末装置10を操作するユーザが、管理サーバ20からダウンロードして、閲覧し、予め定められた処理を行う。
また、「グループ」は、ネットワーク30により相互に接続された複数の端末装置10の集合体を言う。「グループ」の実際の形態としては、特に限られるものではなく、例えば、特定の組織内に設置された複数の端末装置10の集合体が該当する。この組織は、例えば、会社、学校、公共施設、病院等である。また、これら組織内に設けられた部署、部門、セクション等に設置された複数の端末装置10の集合体であってもよい。グループは、例えば、ネットワーク30により構成されるサブネットに属する複数の端末装置10である。
なお、図1では、このようなグループとして、端末装置10が、3つ備えられるグループGを示している。ただし、端末装置10は、複数であれば、いくつであってもよい。また、図1では、グループGは1つだけ図示しているが、グループGの数は、複数でもよい。
なお、図1では、このようなグループとして、端末装置10が、3つ備えられるグループGを示している。ただし、端末装置10は、複数であれば、いくつであってもよい。また、図1では、グループGは1つだけ図示しているが、グループGの数は、複数でもよい。
詳しくは後述するが、それぞれの端末装置10は、自己が扱った電子文書のサムネイルの情報を保存する。そして、サムネイルの情報を保存する端末装置10は、他の端末装置10がサムネイルの情報を必要としたときに、サムネイルの情報を提供する。
端末装置10は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のコンピュータ装置である。そして、端末装置10は、OS(Operating System)による管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させることで、管理サーバ20で管理される電子文書の作成、編集、閲覧等を行う。
管理サーバ20は、電子文書を格納する格納装置の一例であり、情報処理システム1の全体の管理をするサーバコンピュータである。管理サーバ20は、例えば、端末装置10を操作するユーザの認証を行い、電子文書の閲覧のために、電子文書を端末装置10に対し送信する。また、端末装置10から電子文書を受信し、受信した電子文書を保存する。この観点から、管理サーバ20は、電子文書の管理を行うサービスを提供するクラウドサーバであると考えることもできる。
端末装置10および管理サーバ20は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメインメモリ、およびHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージを備える。ここで、CPUは、プロセッサの一例であり、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリは、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、ストレージは、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
さらに、端末装置10および管理サーバ20は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスとを備える。
さらに、端末装置10および管理サーバ20は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスとを備える。
ネットワーク30は、上述したように、複数の端末装置10を相互に接続し、それぞれの端末装置10の間の情報通信に用いられる通信手段である。ネットワーク30は、例えば、LAN(Local Area Network)である。
ネットワーク40は、端末装置10と管理サーバ20との間の情報通信に用いられる通信手段である。ネットワーク40は、例えば、インターネットである。
<従来の情報処理システム1の動作説明>
ここでは、まず情報処理システム1の従来の動作について説明を行う。
なお、ここでは、端末装置10を操作するユーザが、電子文書の閲覧や処理等を行うために、電子文書を管理サーバ20からダウンロードする場合について説明を行う。
まず、端末装置10を操作するユーザが、端末装置10で動作するブラウザ等のソフトウェアを操作し、管理サーバ20に対し、ユーザの認証を行う。このとき、端末装置10aは、管理サーバ20から、登録された電子文書のリストを取得する。
ここでは、まず情報処理システム1の従来の動作について説明を行う。
なお、ここでは、端末装置10を操作するユーザが、電子文書の閲覧や処理等を行うために、電子文書を管理サーバ20からダウンロードする場合について説明を行う。
まず、端末装置10を操作するユーザが、端末装置10で動作するブラウザ等のソフトウェアを操作し、管理サーバ20に対し、ユーザの認証を行う。このとき、端末装置10aは、管理サーバ20から、登録された電子文書のリストを取得する。
図2は、登録された電子文書のリストLについて示した図である。
図示するリストLは、電子文書のファイル名Fnをリスト化したものであり、ファイル名Fnが「名前」の欄に縦一列に表示されている。なお、ここでは、表示されていないが、例えば、業務名、電子文書の作成日時等を併せて表示することもできる。
図示するリストLは、電子文書のファイル名Fnをリスト化したものであり、ファイル名Fnが「名前」の欄に縦一列に表示されている。なお、ここでは、表示されていないが、例えば、業務名、電子文書の作成日時等を併せて表示することもできる。
そして、ユーザは、このリストLを見て、ダウンロードする電子文書の選択を行う。その結果、選択された電子文書が、管理サーバ20からダウンロードされる。
しかしながら、図2に示すリストLだけでは、ユーザが、電子文書の内容を把握することが困難な場合がある。これを解決するために、電子文書の一部の縮小画像であるサムネイルを表示することが考えられる。これにより、ユーザは、電子文書の内容をより把握しやすくなる。ただし、図2に示したリストLを表示した段階では、端末装置10は、電子文書のファイル名FnをリストLの情報として取得しているだけであり、電子文書のの情報は、未だダウンロードされていない。そのため、サムネイルを表示するためには、この本体である電子文書の情報を管理サーバ20からダウンロードし、これからサムネイルの情報を作成する必要がある。なおここで、「電子文書の情報」は、電子文書の具体的内容を含む電子文書の本体の情報である。また、「サムネイルの情報」は、サムネイルを表示するのに必要な情報であり、例えば、電子文書の1頁目を縮小表示するための画像情報である。一方、ファイル名Fnの情報に比較して、電子文書の情報は、より容量が大きい。そのため、電子文書の情報を管理サーバ20からダウンロードするのは、通信負荷が過大になりやすくなる。また、処理速度が低下しやすくなる。
そこで、本実施の形態では、サムネイルの情報を以下の方法で取得し、サムネイルを表示する。そして、通信負荷の軽減を図るとともに、処理速度の向上を図る。
しかしながら、図2に示すリストLだけでは、ユーザが、電子文書の内容を把握することが困難な場合がある。これを解決するために、電子文書の一部の縮小画像であるサムネイルを表示することが考えられる。これにより、ユーザは、電子文書の内容をより把握しやすくなる。ただし、図2に示したリストLを表示した段階では、端末装置10は、電子文書のファイル名FnをリストLの情報として取得しているだけであり、電子文書のの情報は、未だダウンロードされていない。そのため、サムネイルを表示するためには、この本体である電子文書の情報を管理サーバ20からダウンロードし、これからサムネイルの情報を作成する必要がある。なおここで、「電子文書の情報」は、電子文書の具体的内容を含む電子文書の本体の情報である。また、「サムネイルの情報」は、サムネイルを表示するのに必要な情報であり、例えば、電子文書の1頁目を縮小表示するための画像情報である。一方、ファイル名Fnの情報に比較して、電子文書の情報は、より容量が大きい。そのため、電子文書の情報を管理サーバ20からダウンロードするのは、通信負荷が過大になりやすくなる。また、処理速度が低下しやすくなる。
そこで、本実施の形態では、サムネイルの情報を以下の方法で取得し、サムネイルを表示する。そして、通信負荷の軽減を図るとともに、処理速度の向上を図る。
<本実施の形態の情報処理システム1の構成の説明>
図3は、本実施の形態の情報処理システム1の機能構成例について説明したブロック図である。
なお、ここでは、情報処理システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図3は、本実施の形態の情報処理システム1の機能構成例について説明したブロック図である。
なお、ここでは、情報処理システム1が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図示する情報処理システム1において、端末装置10は、外部機器と情報の送受信を行う送受信部11と、ユーザによる指示を受け付ける受付部12と、端末装置10の制御を行う制御部13と、サムネイルの情報を取得するサムネイル取得部14と、サムネイルの情報を記憶する記憶部15と、電子文書のサムネイルを表示する表示部16と、を備える。
送受信部11は、管理サーバ20との間で、電子文書の情報の送受信を行う。また、管理サーバ20から、送受信部11は、リストLの情報を受け取る。送受信部11は、例えば、通信I/Fに対応する。
受付部12は、ユーザの指示として、ユーザによる電子文書の選択を受け付ける。受付部12は、例えば、リストLのような電子文書の一覧から、ユーザが電子文書を選択する指示を受け付ける。受付部12は、例えば、CPUや入力デバイスに対応する。
制御部13は、端末装置10の動作全体の制御を行う。例えば、制御部13は、リストLの情報やサムネイルの情報を取得する制御を行う。また、制御部13は、表示部16で表示する画像を制御する。本実施の形態では、表示部16で表示する画像の画像情報を作成し、表示部16に表示する制御を行う。制御部13は、例えば、CPUに対応する。
サムネイル取得部14は、サムネイルの情報を取得する取得手段の一例である。サムネイル取得部14は、表示部16に表示するサムネイルの情報を取得する。詳しくは後述するが、サムネイルの情報は、自装置である自己の端末装置10、他の装置である他の端末装置10および管理サーバ20の何れかから取得する。また、管理サーバ20から電子文書の情報をダウンロードし、これからサムネイルを作成することで取得することがある。サムネイル取得部14は、例えば、CPUに対応する。
記憶部15は、サムネイルの情報を記憶する。また、記憶部15は、サムネイルの情報の他に、電子文書やサムネイルのバージョンの情報が記載されたテーブルを記憶する。記憶部15は、例えば、メインメモリやストレージに対応する。
表示部16は、サムネイルの表示や電子文書の画像を表示する。また、表示部16は、さらにサムネイル取得部14が取得したサムネイルを表示する。また、表示部16は、画像を表示する機能を有するものであれば、特に限られるものではなく、液晶パネル、ブラウン管、プラズマパネル等を備えたディスプレイや、プロジェクタなどが含まれる。表示部16は、例えば、表示機構に対応する。
また、管理サーバ20は、外部機器と情報の送受信を行う送受信部21と、電子文書を管理する管理部22と、電子文書を格納する格納部23とを備える。
送受信部21は、端末装置10との間で電子文書の情報の送受信を行う。また、送受信部21は、リストLの情報を端末装置10に対し送信する。送受信部21は、例えば、通信I/Fに対応する。
管理部22は、電子文書の管理を行う。管理部22は、例えば、電子文書のファイル名、作成日時、更新日時、バージョン情報、電子文書を作成したユーザのユーザ名、グループ名、業務名などを管理する。また、管理部22は、リストLの情報を作成する。管理部22は、例えば、CPUに対応する。
格納部23は、電子文書の情報およびこれに付随する情報を格納する。つまり、付随する情報としては、上記の電子文書のファイル名、作成日時、更新日時、バージョン情報、電子文書を作成したユーザのユーザ名、グループ名、業務名などが該当する。格納部23は、例えば、ストレージに対応する。
送受信部21は、端末装置10との間で電子文書の情報の送受信を行う。また、送受信部21は、リストLの情報を端末装置10に対し送信する。送受信部21は、例えば、通信I/Fに対応する。
管理部22は、電子文書の管理を行う。管理部22は、例えば、電子文書のファイル名、作成日時、更新日時、バージョン情報、電子文書を作成したユーザのユーザ名、グループ名、業務名などを管理する。また、管理部22は、リストLの情報を作成する。管理部22は、例えば、CPUに対応する。
格納部23は、電子文書の情報およびこれに付随する情報を格納する。つまり、付随する情報としては、上記の電子文書のファイル名、作成日時、更新日時、バージョン情報、電子文書を作成したユーザのユーザ名、グループ名、業務名などが該当する。格納部23は、例えば、ストレージに対応する。
<本実施の形態の情報処理システム1の動作説明>
次に、本実施の形態の情報処理システム1の動作について説明を行う。
図4は、本実施の形態の情報処理システム1の動作について説明したフローチャートである。
ユーザが、電子文書の閲覧等を行う場合、端末装置10の受付部12が、ユーザの指示を受け付け、まず、管理サーバ20に対しユーザの認証を行う(ステップ101)。
次に、本実施の形態の情報処理システム1の動作について説明を行う。
図4は、本実施の形態の情報処理システム1の動作について説明したフローチャートである。
ユーザが、電子文書の閲覧等を行う場合、端末装置10の受付部12が、ユーザの指示を受け付け、まず、管理サーバ20に対しユーザの認証を行う(ステップ101)。
次に、サムネイル取得部14は、サムネイルの情報を無条件に取得するか否かを判断する(ステップ102)。この場合、サムネイルの情報を無条件に取得する場合とは、管理サーバ20から、直ちに電子文書の情報を取得し、これを基に、サムネイル取得部14が、サムネイルの情報を作成する場合を意味する。また、サムネイルの情報を無条件に取得しない場合とは、後述するように、自装置やグループG内の他の端末装置10にサムネイルの情報が存在するか否かを検索する場合を意味する。本実施の形態では、この2通りについて、ユーザや端末装置10の管理者が設定することで、切り換えできるようにしている。
そして、サムネイルの情報を無条件に取得しない場合(ステップ102でNo)、制御部13は、管理サーバ20から、図2に示したようなリストLの情報を取得する(ステップ103)。このとき、管理サーバ20の管理部22は、格納部23に格納された情報から、リストLの情報を選択し、送受信部21を介して、管理サーバ20に送る。端末装置10では、送受信部11を介して、制御部13がリストLの情報を取得する。
次に、サムネイル取得部14は、リストLに含まれる電子文書に対応するサムネイルの情報が、自装置内に存在するか否かを検索する(ステップ104)。
その結果、存在した場合(ステップ105でYes)、リストLに含まれる電子文書のバージョンと、サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンとの比較を行う(ステップ106)。
その結果、存在した場合(ステップ105でYes)、リストLに含まれる電子文書のバージョンと、サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンとの比較を行う(ステップ106)。
図5(a)〜(b)は、リストLに含まれる電子文書のバージョン、およびサムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンのそれぞれの情報が記載されたテーブルについて示した図である。
このうち、図5(a)は、リストLに含まれる電子文書のバージョンの情報についてのテーブルTdである。このテーブルTdの情報は、ステップ103で、管理サーバ20から、リストLの情報を管理サーバ20から取得する際に含まれる。図示するように、テーブルTdでは、電子文書のバージョンDvが、電子文書のファイル名Dmおよび電子文書の作成/更新日時Dtと関連付けられて記載される。よって、これにより、ファイル名Dmから電子文書のバージョンを知ることができる。
このうち、図5(a)は、リストLに含まれる電子文書のバージョンの情報についてのテーブルTdである。このテーブルTdの情報は、ステップ103で、管理サーバ20から、リストLの情報を管理サーバ20から取得する際に含まれる。図示するように、テーブルTdでは、電子文書のバージョンDvが、電子文書のファイル名Dmおよび電子文書の作成/更新日時Dtと関連付けられて記載される。よって、これにより、ファイル名Dmから電子文書のバージョンを知ることができる。
また、図5(b)は、サムネイルのバージョンの情報についてのテーブルTsである。これは、例えば、自装置の記憶部15に記憶される。図5(a)と比較すると、サムネイルの情報としてサムネイルのファイル名Smが加わる点で異なる。つまり、テーブルTsでは、サムネイルのファイル名Sm、電子文書のファイル名Dm、電子文書の作成/更新日時Dt、および電子文書のバージョンDvが関連付けられて記載される。これにより、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンを知ることができる。
図5(a)および図5(b)を比較した場合、1行目に示した電子文書については、電子文書のバージョンは、1.00である。また、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンは、同様に1.00である。即ち、両者のバージョンは、一致する。
対して、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンは、2.10である。そして、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンは、2.00である。即ち、前者のバージョンの方が新しい。この場合、サムネイルの情報は、古いバージョンの電子文書を元に作成したものであることがわかる。
対して、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンは、2.10である。そして、サムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンは、2.00である。即ち、前者のバージョンの方が新しい。この場合、サムネイルの情報は、古いバージョンの電子文書を元に作成したものであることがわかる。
図4に戻り、ステップ106で、両者のバージョンが一致、またはサムネイルの情報を作成する際に元になった電子文書のバージョンの方が新しい場合、即ち、自装置の方のバージョンが新しい場合(ステップ106でYes)、ステップ112に移行する。
一方、ステップ105で存在しない場合(ステップ105でNo)、またはリストLに含まれる電子文書のバージョンの方が新しい場合(ステップ106でNo)、即ち、管理サーバ20に格納された電子文書のバージョンの方が新しい場合、サムネイル取得部14は、リストLに含まれる電子文書のバージョンが、グループG内の他の端末装置10内に存在するか否かを検索する(ステップ107)。この場合、制御部13は、自装置以外の他の端末装置10に記憶されたテーブルTdを検索し、他の端末装置10に記憶されている電子文書を調べる。
一方、ステップ105で存在しない場合(ステップ105でNo)、またはリストLに含まれる電子文書のバージョンの方が新しい場合(ステップ106でNo)、即ち、管理サーバ20に格納された電子文書のバージョンの方が新しい場合、サムネイル取得部14は、リストLに含まれる電子文書のバージョンが、グループG内の他の端末装置10内に存在するか否かを検索する(ステップ107)。この場合、制御部13は、自装置以外の他の端末装置10に記憶されたテーブルTdを検索し、他の端末装置10に記憶されている電子文書を調べる。
その結果、存在した場合(ステップ108でYes)、サムネイル取得部14は、リストLに含まれる電子文書のバージョンと、サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンとの比較を行う(ステップ109)。
そして、両者のバージョンが一致、または元になった電子文書のバージョンの方が新しい場合、即ち、他の端末装置10のバージョンが新しい場合(ステップ109でYes)、この端末装置10から、サムネイルの情報を取得する(ステップ110)。このサムネイルの情報は、記憶部15に記憶される。
そして、両者のバージョンが一致、または元になった電子文書のバージョンの方が新しい場合、即ち、他の端末装置10のバージョンが新しい場合(ステップ109でYes)、この端末装置10から、サムネイルの情報を取得する(ステップ110)。このサムネイルの情報は、記憶部15に記憶される。
さらに、サムネイル取得部14は、自装置について、図5(b)に示したようなテーブルTsを更新する(ステップ111)。
そして、制御部13は、サムネイルを表示部16に表示する(ステップ112)。
そして、制御部13は、サムネイルを表示部16に表示する(ステップ112)。
一方、ステップ102で、サムネイルの情報を無条件に取得する場合(ステップ102でYes)、ステップ108で、リストLに含まれる電子文書のバージョンが、他の端末装置10内に存在しない場合(ステップ108でNo)、およびステップ109で、リストLに含まれる電子文書のバージョンの方が新しい場合(ステップ109でNo)は、サムネイル取得部14は、管理サーバ20から電子文書の情報を取得し、これからサムネイルの情報を作成する(ステップ113)。
さらに、制御部13は、サムネイルの情報を、記憶部15に保存する(ステップ114)。
そして、制御部13は、他の端末装置10に対し、サムネイルの情報を取得した旨を通知する(ステップ115)。これは、例えば、自装置から他の端末装置10に対し、プッシュ通知される。その後、制御部13は、サムネイルを表示部16に表示する(ステップ112)。
以後は、端末装置10を操作するユーザが、サムネイルを見て、閲覧したい電子文書を識別し、選択する。そして、選択された電子文書の情報が、管理サーバ20からダウンロードされ、表示部16に表示される。
そして、制御部13は、他の端末装置10に対し、サムネイルの情報を取得した旨を通知する(ステップ115)。これは、例えば、自装置から他の端末装置10に対し、プッシュ通知される。その後、制御部13は、サムネイルを表示部16に表示する(ステップ112)。
以後は、端末装置10を操作するユーザが、サムネイルを見て、閲覧したい電子文書を識別し、選択する。そして、選択された電子文書の情報が、管理サーバ20からダウンロードされ、表示部16に表示される。
図6は、表示部16にサムネイルを表示した例を示した図である。
図示する例では、表示部16にサムネイルSとともに、電子文書のファイル名Dmが併せて表示される。これにより、図2のようにリストLだけを表示する場合に比較して、各電子文書について、その内容がより把握しやすくなる。
図示する例では、表示部16にサムネイルSとともに、電子文書のファイル名Dmが併せて表示される。これにより、図2のようにリストLだけを表示する場合に比較して、各電子文書について、その内容がより把握しやすくなる。
また、図4のステップ115で、通知を受けた他の端末装置10では、通知を受けたサムネイルの情報についてのテーブルを作成してもよい。
図7は、通知を受けたサムネイルの情報についてのテーブルTpを示した図である。
図示するテーブルTpは、図5(b)に示したテーブルTsに比較して、通知をした端末装置10を特定するための情報として、MacアドレスMaが加わる点で異なる。つまり、テーブルTpでは、通知をした端末装置10のMacアドレスMa、サムネイルのファイル名Sm、電子文書のファイル名Dm、電子文書の作成/更新日時Dt、および電子文書のバージョンDvが関連付けられて記載される。これにより、通知をした端末装置10が格納しているサムネイルを把握することができる。なお、ここでは、通知をした端末装置10を特定するための情報として、MacアドレスMaを使用したが、これに限られるものではない。例えば、通知をした端末装置10のIPアドレス、装置名称などであってもよい。
図7は、通知を受けたサムネイルの情報についてのテーブルTpを示した図である。
図示するテーブルTpは、図5(b)に示したテーブルTsに比較して、通知をした端末装置10を特定するための情報として、MacアドレスMaが加わる点で異なる。つまり、テーブルTpでは、通知をした端末装置10のMacアドレスMa、サムネイルのファイル名Sm、電子文書のファイル名Dm、電子文書の作成/更新日時Dt、および電子文書のバージョンDvが関連付けられて記載される。これにより、通知をした端末装置10が格納しているサムネイルを把握することができる。なお、ここでは、通知をした端末装置10を特定するための情報として、MacアドレスMaを使用したが、これに限られるものではない。例えば、通知をした端末装置10のIPアドレス、装置名称などであってもよい。
以上説明したように、サムネイル取得部14は、電子文書のサムネイルの情報が、自己の端末装置10が属する予め定められたグループG内の他の端末装置10に格納されている場合、他の端末装置からサムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、グループGに属しない管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基にサムネイルの情報を取得する。これにより、電子文書のサムネイルを、その都度、クラウド上に存在するストレージから取得する場合に比較して、通信負荷を低減させることができる。また、情報処理システム1の処理速度が低下しにくくなる。つまり、グループG内の何れかの端末装置10がサムネイルの情報を取得し、これを各端末装置10で共有することができ、通信負荷を低減および処理速度の低下が実現できる。また、管理サーバ20からのダウンロードに課金されるような場合は、課金額を抑制することができる。
また、上述したように、サムネイル取得部14は、自装置である自己の端末装置10、グループ内の他の端末装置10の順でサムネイルの情報が格納されているか否かを探索し、さらに、なかった場合は、管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基にサムネイルの情報を取得する。これにより、通信負荷を低減させることができる。また、情報処理システム1の処理速度が低下しにくくなる。
そして、図4のステップ106およびステップ109で説明したように、サムネイル取得部14は、リストLに含まれる電子文書のバージョンと、自己の端末装置10や他の端末装置10に格納されているサムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンと、を比較する。そして、比較の結果により、他の端末装置10からサムネイルの情報を取得するか、管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基にサムネイルの情報を取得するかを決める。具体的には、サムネイル取得部14は、自己の端末装置10や他の端末装置10に格納されているサムネイルの情報が最新のバージョンである場合は、他の端末装置10に格納されているサムネイルの情報を取得する。一方、サムネイル取得部14は、自己の端末装置10や他の端末装置10に格納されているサムネイルの情報が最新のバージョンでない場合は、サムネイルの情報を管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基に取得する。これにより、最新の電子文書を基に、サムネイルを作成することができ、最新でない電子文書を基に、サムネイルを作成することを抑制できる。
なお、バージョンを比較するときに、メジャーバージョンとマイナーバージョンとを区別するようにしてもよい。つまり、マイナーバージョンでも異なれば、最新のバージョンと判断しない完全比較を行うことが考えられる。一方、マイナーバージョンが異なってもメジャーバージョンが同じであれば、最新のバージョンと判断する簡易比較を行うことが考えられる。また、これらの比較モードを、切り換えることができるようにしてもよい。
また、図4のステップ115で説明したように、制御部13は、サムネイルの情報を取得したときに、他の端末装置10にサムネイルの情報を取得した旨の通知を送出する。そして、制御部13は、通知の対象となったサムネイルの情報およびサムネイルの元となった電子文書のバージョンと関連付けて保存する。即ち、自己の端末装置10のテーブルTsを更新する。これにより、自己の端末装置10が格納するサムネイルの情報を管理することができ、グループG内の各端末装置10は、何れの端末装置10にどの電子文書のサムネイルの情報が格納されているかを把握することができる。
なお、この通知は必ずしも行う必要はなく、通知を行う/行わないを切り換えることができるようにしてもよい。
なお、この通知は必ずしも行う必要はなく、通知を行う/行わないを切り換えることができるようにしてもよい。
なお、上述した例では、サムネイルの情報は、端末装置10にて作成していた。ただし、これに限られるものではなく、管理サーバ20にてサムネイルの情報を作成し、これを端末装置10に送信してもよい。
また、上述した例では、グループG内の複数の端末装置10および管理サーバ20を情報処理システム1として扱ったが、グループGに属する複数の端末装置10を、情報処理システムであると扱うこともできる。
<プログラムの説明>
ここで、以上説明を行った本実施の形態の端末装置10が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、端末装置10が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
ここで、以上説明を行った本実施の形態の端末装置10が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、端末装置10が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
よって、本実施の形態で、端末装置10が行う処理を実行するプログラムは、コンピュータに、ユーザによる電子文書の選択を受け付ける受付機能と、電子文書のサムネイルの情報が、自己の端末装置10が属するグループG内の他の端末装置10に格納されている場合、他の端末装置10からサムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、グループGに属しない管理サーバ20が格納する電子文書の情報を基にサムネイルの情報を取得する取得機能と、を実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…情報処理システム、10…端末装置、11…送受信部、12…受付部、13…制御部、14…サムネイル取得部、15…記憶部、16…表示部、20…管理サーバ、G…グループ
Claims (9)
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザによる電子文書の選択を受け付け、
電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する予め定められたグループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する情報処理装置。 - 前記プロセッサは、電子文書のバージョンと、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報を作成する際に元となった電子文書のバージョンと、を比較し、比較の結果により、他の装置から当該サムネイルの情報を取得するか、外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得するかを決めることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンである場合は、他の装置に格納されている当該サムネイルの情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、他の装置に格納されている前記サムネイルの情報が最新のバージョンでない場合は、当該サムネイルの情報を外部装置が格納する電子文書の情報を基に取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、前記サムネイルの情報を取得したときに、他の装置に当該サムネイルの情報を取得した旨の通知を送出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、通知の対象となった前記サムネイルの情報および当該サムネイルの元となった電子文書のバージョンと関連付けて保存することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行い、プロセッサを有する複数の情報処理装置を備え、
前記プロセッサは、
ユーザによる電子文書の選択を受け付け、
電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属する前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する
情報処理システム。 - 電子文書を格納する格納装置と、
予め定められたグループ内に属し、電子文書のサムネイルの情報の送受信を行う複数の情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザによる電子文書の選択を受け付け、
電子文書のサムネイルの情報が、前記グループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、前記格納装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する
情報処理システム。 - コンピュータに、
ユーザによる電子文書の選択を受け付ける受付機能と、
電子文書のサムネイルの情報が、自装置が属するグループ内の他の装置に格納されている場合、他の装置から当該サムネイルの情報を取得し、格納されていなかった場合、当該グループに属しない外部装置が格納する電子文書の情報を基に当該サムネイルの情報を取得する取得機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019172294A JP2021051387A (ja) | 2019-09-20 | 2019-09-20 | 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019172294A JP2021051387A (ja) | 2019-09-20 | 2019-09-20 | 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021051387A true JP2021051387A (ja) | 2021-04-01 |
Family
ID=75157918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019172294A Pending JP2021051387A (ja) | 2019-09-20 | 2019-09-20 | 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021051387A (ja) |
-
2019
- 2019-09-20 JP JP2019172294A patent/JP2021051387A/ja active Pending
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