JP2021050682A - 車両用制御装置及び車両用制御方法 - Google Patents

車両用制御装置及び車両用制御方法 Download PDF

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直人 村澤
Naoto Murasawa
直人 村澤
昌宏 梶山
Masahiro Kajiyama
昌宏 梶山
佑樹 菅谷
Yuki Sugaya
佑樹 菅谷
和隆 山浦
Kazutaka Yamaura
和隆 山浦
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Abstract

【課題】アクセル開度に加えて他のパラメーターを用いて駆動力源を制御する場合に、よりドライバビリティ及び燃費を向上し得る車両用制御装置及び方法を提供すること。【解決手段】車両用制御装置100は、駆動力源の目標トルクを決定する目標トルク決定部110と、車両が発進初期状態であることを判定する発進初期状態判定部140と、を備え、目標トルク決定部110における目標トルクの決定に用いるパラメーターは、発進初期状態判定部140の判定結果に基づき、車両が発進初期状態の場合とそれ以外の状態の場合とで、切り替えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、アクセル開度(アクセルペダルの踏み込み量)の大きさに基づいて目標トルクを決定する車両用制御装置及び車両用制御方法に関する。
車両においては、ドライバーのアクセルペダルの踏み込み量に基づいて駆動力源(内燃機関や電動機)のトルクが制御されることにより、ドライバーの要求に応じた加速を生じさせるようになっている。
従来、ドライバーの要求に応じた加速を生じさせるために多数の技術が提案されている。
特許文献1には、アクセル開度に加えて、車両の積載状態、走行中の道路の勾配及び車速に基づいて燃料噴射量を制御する技術が開示されている。
特許文献2には、目標加速度増加量に基づいて目標トルク増加量を算出し、燃料噴射量を決定する技術が開示されている。
特許文献3には、路面勾配に基づいてアイドル回転数を増加させる技術が開示されている。
特開2009−156173号公報 特開2017−106378号公報 特開2006−220041号公報
上述したように、近年の車両の制御においては、アクセル開度に加えて、多数のパラメーターが燃料噴射の制御のために用いられている。
本発明の目的は、アクセル開度に加えて他のパラメーターを用いて駆動力源を制御する場合に、よりドライバビリティ及び燃費を向上し得る車両用制御装置及び方法を提供することである。
本発明の車両用制御装置の一つの態様は、
駆動力源の目標トルクを決定する目標トルク決定部と、
車両が発進初期状態であることを判定する発進初期状態判定部と、
を備え、
前記目標トルク決定部における目標トルクの決定に用いるパラメーターは、前記発進初期状態判定部の判定結果に基づき、車両が発進初期状態の場合とそれ以外の状態の場合とで、切り替えられる。
本発明の車両用制御方法の一つの態様は、
車両が発進初期状態か否かを判定する判定ステップと、
駆動力源の目標トルクを決定するステップであって、前記判定ステップでの判定結果に応じて目標トルクの決定に用いるパラメーターを切り替える目標トルク決定ステップと、
を含む。
本発明によれば、アクセル開度に加えて他のパラメーターを用いて駆動力源を制御する場合に、よりドライバビリティ及び燃費を向上し得る。
実施の形態に係る車両用制御装置の構成を示すブロック図 発進時目標トルク決定部の構成例を示す図 発進時目標トルク決定部の別の構成例を示す図 発進時目標トルク決定部の別の構成例を示す図 車両用制御装置の他の構成例を示すブロック図 車両用制御装置の動作の説明に供する図 車両用制御装置の他の構成例を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<1>全体構成
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用制御装置の構成を示すブロック図である。
車両用制御装置100は、アクセル開度情報に基づいて駆動源の目標トルクを決定する目標トルク決定部110を有する。加えて、車両用制御装置100は、アクセル開度情報以外のパラメーターを用いてアシストトルクを決定するアシストトルク決定部120を有する。
アシストトルク決定部120は、発進時目標トルク決定部121、差分算出部122及びフィードバックコントローラー123を有する。
発進時目標トルク決定部121は、クラッチ位置情報、アクセル開度情報、積載荷重検出部132により検出された積載荷重情報、及び、勾配検出部133により検出された路面の勾配情報を入力し、これらに基づいて、発進初期状態における目標トルクである発進時目標トルクを決定する。
差分算出部122は、発進時目標トルク決定部121からの発進時目標トルクを入力するとともにGセンサー(加速度センサー)131からの実加速度をトルク変換部124を介して入力し、発進時目標トルクと実加速度に対応するトルクとの差分値を出力する。
Gセンサー131は自車両の走行方向の加速度を検出して出力する。
積載荷重検出部132は、空荷のときの加速度と荷物を積載したときの加速度の差に基づいて、積載荷重を演算により推定する。ただし、積載荷重検出部132は、これに限らず、例えば積載時の車体の沈み込みをセンサーによって測定することで積載荷重を検出してもよい。勾配検出部133は、例えば加速度センサーを用いて、走行している路面の勾配を検出する。ただし、路面勾配の検出方法はこれに限らない。
トルク変換部124は、Gセンサー131からの実加速度をトルクに換算する。つまり、トルク変換部124は、入力された実加速に相当するトルクを、自車両の重量等のパラメーターを用いて算出する。
差分値算出部122から出力される差分値は、積載荷重や路面勾配を加味した理想的な目標トルクと、実際に車両によって出力されている実トルクとの差分である。つまり、差分値は、トルクの不足分を表す。
差分算出部122から出力された差分値は、フィードバックコントローラー123に入力される。フィードバックコントローラー123は、例えばPIDコントローラー(Proportional Integral Differential Controller)であり、差分算出部122から出力された差分値を目標値として、制御値(つまりアシストトルクS1)を出力する。
このようにして、アシストトルク決定部120からは、積載荷重や路面勾配を加味した理想的な目標トルクと、実際に車両によって出力されている実トルクとの差分である、アシストトルクS1が出力される。
アシストトルクS1は、選択スイッチ150を介して目標トルク決定部110に入力される。選択スイッチ150は、発進初期状態判定部140の判定結果に基づいて、アシストトルクS1を目標トルク決定部110に入力させるか否かを選択する。具体的には、選択スイッチ150は、発進初期状態判定部140によって、自車両が発進初期状態である判定結果が得られた場合には、アシストトルクS1を目標トルク決定部110に入力させる。これに対して、選択スイッチ150は、発進初期状態判定部140によって、自車両が発進初期状態でない判定結果が得られた場合には、アシストトルクS1を目標トルク決定部110に入力させない。
発進初期状態判定部140は、自車両が発進初期状態であるか否かを判定する。発進初期状態判定部140は、例えば車速が0より大きく所定閾値以下の場合に、発進初期状態であると判定する。また、発進初期状態判定部140は、例えばエンジン回転数がアイドリング数近傍でかつギアの段数が1速や2速である場合に、発進初期状態であると判定する。また、発進初期状態判定部140は、クラッチ位置に基づき、例えばクラッチが接続開始してから所定時間以内の場合に、発進初期状態であると判定する。
目標トルク決定部110は、アクセル開度とアシストトルクS1とに基づいて目標トルクを決定する。具体的には、目標トルク決定部110は、入力したアクセル開度からそれに対応するトルク換算値を求め、このトルク換算値とアシストトルクS1を加算することで目標トルクを決定する。なお、図示していないが、目標トルク決定部110には、アクセル開度情報及びアシストトルクS1以外にも、例えばエアコンの稼働情報等も入力される。目標トルク決定部110は、車両で要求される全ての動力を生み出すのに必要な目標トルクを決定する。
目標トルクは、車両が内燃機関を駆動源とするものの場合には燃料噴射量を制御するため等に用いられ、車両がモーターを駆動源とするものの場合にはモーターへの電力供給を制御するため等に用いられる。
<2>発進時目標トルク決定部121
図2は、発進時目標トルク決定部121の構成例を示す図である。図から分かるように、発進時目標トルク決定部121は、クラッチ位置及びアクセル開度に応じた目標トルクを出力するテーブル(マップと言ってもよい)T1と、積載荷重に応じた目標トルクを出力するテーブルT2と、勾配に応じた目標トルクを出力するテーブルT3と、を有する。
テーブルT1は、クラッチ位置及びアクセル開度に応じた目標トルクを出力する2次元テーブルである。例えばアクセル開度が100パーセントの状態において、クラッチ位置が25パーセントでは30[N・m]、クラッチ位置が50パーセントでは50[N・m]、クラッチ位置が75パーセントでは70[N・m]、クラッチ位置が100パーセントでは100[N・m]の目標トルクが出力される。同様に、例えばアクセル開度が25パーセントの状態において、クラッチ位置が25パーセントでは3[N・m]、クラッチ位置が50パーセントでは5[N・m]、クラッチ位置が75パーセントでは7[N・m]、クラッチ位置が100パーセントでは10[N・m]の目標トルクが出力される。
テーブルT2は、積載荷重に応じた目標トルクを出力する1次元テーブルである。図の例では、1[t]までの積載荷重に対応するテーブルの例が示されている。テーブルT2からは、積載荷重が0.5[t]では15[N・m]、積載荷重が1[t]では30[N・m]の目標トルクが出力される。
テーブルT3は、路面勾配に応じた目標トルクを出力する1次元テーブルである。図の例では、15[°]までの勾配に対応するテーブルの例が示されている。テーブルT3からは、勾配が5[°]では15[N・m]、勾配が15[°]では30[N・m]の目標トルクが出力される。
発進時目標トルク決定部121は、テーブルT1を用いて得た目標トルクと、テーブルT2を用いて得た目標トルクと、テーブルT3を用いて得た目標トルクと、を加算することで、発進時目標トルクを得る。
ここで、本実施の形態においては、2次元のテーブルT1を用いて、アクセル開度だけでなくクラッチ位置も加味された目標トルクを得るようにしたことにより、より適切な目標トルクを設定できるようになる。
例えば、クラッチの接続が強くなるほど大きなアシストトルクを得ることができる。これにより、クラッチのミートポイント前後においてアシストトルクが滑らかに変動するので、ドライバーはミートポイント前後において一定の加速感を得ることができるようになる。これにより、クラッチ接続時のドライバーの違和感を低減してドライバビリティを向上できる。
また、クラッチが接続されていないときにはたとえアクセル開度が大きくても不必要にアシストトルクを増加させずにすむ。これにより、不必要にアシストトルクを大きくすることを防止して燃費の悪化を抑制できる。具体的には、クラッチが接続し始めたときにトルクアシストが開始される。ここで、クラッチが接続開始する前に、トルクアシストが開始されると無駄に燃料を噴射させることになり、燃料が無駄に消費されてしまう。本実施の形態では、クラッチが接続し始めたときにトルクアシストを開始するので、無駄な燃料消費を抑制できる。換言すれば、クラッチ位置を加味すると、車両が丁度発進するタイミングでアシスト量を付与できるので、無駄な燃料消費を抑制できる。
このように、本実施の形態の構成によれば、アシストトルク決定部120を設けて発進初期状態のトルクアシストを行う場合におけるドライバビリティ及び燃費を改善できるようになる。
なお、発進時目標トルク決定部121の構成は、図2に示した例に限らない。例えば、テーブルではなく自重と路面勾配から運動方程式を用いてアシストトルクを算出してもよい。
図3は、発進時目標トルク決定部121の別の構成例を示した図である。図3の発進時目標トルク決定部121は、クラッチ位置及びアクセル開度に応じた目標トルクを出力するテーブルT11と、積載荷重に応じた係数1を出力するテーブルT12と、勾配に応じた係数2を出力するテーブルT13と、クラッチ位置及びアクセル開度に応じた目標トルクを出力する参照テーブルT21と、を有する。
ここで、テーブルT11は、図2のテーブルT1と同様の構成である。参照テーブルT21は、テーブルT11と同様の構成でもよく、別の構成でもよい。参照テーブルT21から出力されたトルクに、テーブルT12から出力された積載荷重に応じた係数1、テーブルT13から出力された路面勾配に応じた係数2が乗算される。この乗算結果が、テーブルT11から出力された目標トルクに加算されることで、発進時目標トルクが得られる。
図4は、発進時目標トルク決定部121の別の構成例を示した図である。図3の発進時目標トルク決定部121は、路面勾配に基づく目標トルクと積載荷重に基づく目標トルクとを重み付け加算し、当該重み付け加算値と、アクセル開度及びクラッチ位置により求めた目標トルクと、を加算することで、発進時目標トルクを得るようになっている。
具体的に説明する。図4の発進時目標トルク決定部121は、クラッチ位置及びアクセル開度に応じた目標トルクを出力するテーブルT11と、積載荷重に応じた目標トルクを出力するテーブルT12と、勾配に応じた目標トルクを出力するテーブルT13と、重み係数テーブルT31と、を有する。
図4の構成により、テーブルT12から出力された積載荷重に応じた目標トルクと、テーブルT13から出力された路面勾配に応じた目標トルクと、が相補的な重み付け係数によって重み付け加算される。そして、重み付け加算後の目標トルクが、テーブルT11から出力された目標トルクに加算されることで、発進時目標トルクが得られる。
図4の構成によれば、相補的な重み付け係数によって、積載荷重に応じた目標トルクと、路面勾配に応じた目標トルクと、を重み付け加算したことにより、積載荷重に応じた目標トルクと、路面勾配に応じた目標トルクと、を単純に足し込んだ場合と比較して(例えば図2の構成と比較して)、アシストトルクの過剰な増加を抑制できる。例えば、駆動減の能力を超えるような目標トルクが決定されることを防止できる。
なお、図4の例では、積載荷重に基づいて重み係数が選択される構成としたが、勾配に基づいて重み係数が選択されてもよく、さらには積載荷重、勾配以外のパラメーターに基づいて重み係数が選択されてもよい。
<3>他の構成例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図5は、車両用制御装置の他の構成例を示す。車両用制御装置200は、図1の車両用制御装置100と比較して、発進初期状態判定部140及び選択スイッチ150が省略されている。これらに代えて、車両用制御装置200は、係数テーブルT41及び乗算部201を有する。
係数テーブルT41は、車速の増加に従って1から減少していく係数を出力する。また、係数テーブルT41は、実加速度の増加に従って1から減少していく係数を出力する。これにより、図5のアシストトルク決定部220は、車速が十分に増加しているにもかかわらず、又は、加速度が所定値よりも大きいにもかかわらず、アシストトルク決定部220から大きなアシストトルクが出力されることを抑制する。
図6は、車両用制御装置200の動作の説明に供する図である。図中の「目標トルク」は、目標トルク決定部110から出力される目標トルクである。「アクセルトルク」は、目標トルク決定部110がアクセル開度から求めるトルク換算値である。「アシストトルク」は、フィードバックコントローラー123から出力されるアシストトルクS1である。
もしも、係数テーブルT41及び乗算部201が無ければ、積載重量及び勾配が一定の状況では、図に示したように一定のアシストトルクが得られ、アクセルトルクとアシストトルクを加算した目標トルクも一定となる。これに対して、本実施の形態では、クラッチのミートポイント(接続タイミング)を以降では車速が増加し、係数テーブルT41及び乗算部201によってアシストトルクが減少させられる。その結果、目標トルクは車速の増加に従ってアクセルトルクに近づいていく。また、本実施の形態では、クラッチのミートタイミング(接続タイミング)以降で、実加速度が所定値以上に増加した場合には、係数テーブルT41及び乗算部201によってアシストトルクが減少させられる。その結果、目標トルクは車速の増加に従ってアクセルトルクに近づいていく。
このようにすることで、アシストトルクの介入を必要な状況のみにとどめ、アシストトルクの介入によるドライバビリティの低下を抑制できる。
例えば、勾配検出部133は、加速度センサーを用いて、走行している路面の勾配を検出する。この場合、停車時であればほぼ正確な勾配を検出できるが、車両の走行加速度が大きくなるほど勾配検出の誤差が大きくなる。この結果、アシストトルクの誤差も大きくなってしまう。本実施の形態の構成によれば、実加速度が増加するとアシストトルクを減少させるので、誤差の影響を抑制できる。
図1との対応部分に同一符号を付して示す図7は、車両用制御装置の他の構成例を示す。車両用制御装置300は、図1の車両用制御装置100と比較して、トルク変換部124が省略されている。また、発進時目標トルク決定部121に代えて発進時目標加速度決定部321が設けられている。これにより、図7のアシストトルク決定部320は、加速度ベースでアシストトルクS1を決定する。つまり、上述した実施の形態におけるアシストトルク決定部120での「トルク」は「加速度」と読み替えることができる。なお、実際上、アシストトルク決定部320は、図示していないが、例えばフィードバックコントローラー123又はフィードバックコントローラー123の後段に、加速度をトルクに換算するトルク変換部を有し、最終的にはアシストトルクS1を出力する。
<4>まとめ
以上説明したように、本実施の形態によれば、車両用制御装置100は、駆動力源の目標トルクを決定する目標トルク決定部110と、車両が発進初期状態であることを判定する発進初期状態判定部140と、を備え、目標トルク決定部110における目標トルクの決定に用いるパラメーターは、発進初期状態判定部140の判定結果に基づき、車両が発進初期状態の場合とそれ以外の状態の場合とで、切り替えられる。これにより、車両が発進初期状態の場合とそれ以外の状態の場合とで目標トルクの決定に用いるパラメーターが切り替えられるので、ドライバビリティ及び燃費を向上させることができるようになる。
また、本実施の形態によれば、目標トルク決定部110は、車両が発進初期状態の場合にはそれ以外の場合よりも多くのパラメーターを用いて目標トルクを決定する。具体的には、発進初期状態の場合にはアシストトルクをパラメーターとして用い、それ以外の場合にはアシストトルクを用いない。
また、本実施の形態によれば、目標トルク決定部110は、車両が発進初期状態の場合には、パラメーターとして、アクセル開度情報に加えて、路面勾配、積載重量及び又は実加速度の情報を用いて求められたアシストトルクを用いて目標トルクを決定する。
また、本実施の形態によれば、発進初期状態判定部140は、車速が所定値以下の場合、接続されているギアの段数が所定値以下の場合、及び又は、クラッチが接続されてから所定時間以内の場合に、車両が発進初期状態であると判定する。
また、本実施の形態によれば、目標トルク決定部110は、車両が発進初期状態の場合、クラッチ位置を用いて求められたアシストトルクを用いて目標トルクを決定する。このようにすることで、クラッチ位置にかかわらず常に一定の加速感を得ることができるようになる。これにより、クラッチ接続時のドライバーの違和感を低減してドライバビリティを向上できるとともに、不必要に目標トルクを大きくすることを防止して燃費の悪化を抑制できる。つまり、アシストトルク決定部120を設けて発進初期状態のトルクアシストを行う場合におけるドライバビリティ及び燃費を改善できるようになる。
また、本実施の形態によれば、目標トルク決定部110は、車両が発進初期状態の場合には、実加速度の情報を用いて求められたアシストトルクを用いて目標トルクを決定する。
本実施の形態によれば、車両が発進初期状態か否かを判定する判定ステップと、駆動力源の目標トルクを決定するステップであって、判定ステップでの判定結果に応じて目標トルクの決定に用いるパラメーターを切り替える目標トルク決定ステップと、を含む。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。
本発明は、駆動源の目標トルクを決定する車両用制御装置及び方法として広く適用可能である。
100、200、300 車両用制御装置
110 目標トルク決定部
120、220、320 アシストトルク決定部
121 発進時目標トルク決定部
122 差分算出部
123 フィードバックコントローラー
124 トルク変換部
131 Gセンサー
132 積載荷重検出部
133 勾配検出部
140 発進初期状態判定部
150 選択スイッチ
321 発進時目標加速度決定部
S1 アシストトルク

Claims (7)

  1. 駆動力源の目標トルクを決定する目標トルク決定部と、
    車両が発進初期状態であることを判定する発進初期状態判定部と、
    を備え、
    前記目標トルク決定部における目標トルクの決定に用いるパラメーターは、前記発進初期状態判定部の判定結果に基づき、車両が発進初期状態の場合とそれ以外の状態の場合とで、切り替えられる、
    車両用制御装置。
  2. 前記目標トルク決定部は、
    前記車両が発進初期状態の場合にはそれ以外の場合よりも多くのパラメーターを用いて前記目標トルクを決定する、
    請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記目標トルク決定部は、
    前記車両が発進初期状態の場合には、前記パラメーターとして、アクセル開度情報に加えて、路面勾配、積載重量及び又は実加速度の情報を用いて求められたアシストトルクを用いて前記目標トルクを決定する、
    請求項1又は2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記発進初期状態判定部は、車速が所定値以下の場合、接続されているギアの段数が所定値以下の場合、及び又は、クラッチが接続されてから所定時間以内の場合に、前記車両が発進初期状態であると判定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
  5. 前記目標トルク決定部は、
    前記車両が発進初期状態の場合、クラッチ位置を用いて求められたアシストトルクを用いて前記目標トルクを決定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
  6. 前記目標トルク決定部は、
    前記車両が発進初期状態の場合には、実加速度の情報を用いて求められたアシストトルクを用いて前記目標トルクを決定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用制御装置。
  7. 車両が発進初期状態か否かを判定する判定ステップと、
    駆動力源の目標トルクを決定するステップであって、前記判定ステップでの判定結果に応じて目標トルクの決定に用いるパラメーターを切り替える目標トルク決定ステップと、
    を含む車両用制御方法。
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