JP2021050622A - 推力生成装置 - Google Patents

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JP2021050622A
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cylindrical cam
cam
vibrator
cylindrical
thrust
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小野寺幹夫
Mikio Onodera
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Soldyme Co Ltd
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Soldyme Co Ltd
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Abstract

【課題】空間や水中でも推力機能を有するコンパクトな推力生成装置を提供する。【解決手段】円筒カム300のカム溝310がループされており、円筒カム300のカム溝310をガイドとする円形凸形状250を有する直進往復運動する振動子200が、円筒カム300が円筒部303と同軸を中心軸として回転する時、振動子200が直進する加速度と戻りの加速度に加速度差を設け、前記加速度差に振動子200の質量を乗じることによって推力を生成させる。【選択図】図6

Description

本発明は、推力を生成できる装置として使い勝手の向上に関する。
推進アクチュータとして、古くから車のレシプロエンジンや船舶のスクリューエンジンなどがある。これらは、地面をタイヤ介して進行することや船舶は水を掻き出して推力を生成しているため、推進のために周囲環境の制限があった。また、周囲環境に制限されない推力生成機器として、例えば、以下の方法が提案されている。特許文献1(特開2006−65665号公報)に開示されている方法は、錘の往復運動部と駆動源が連結棒で連結されている。一方、特許文献1(特開2006−150294号公報)は、錘に磁性材料を用いて、その錘に加わる磁界を制御することで擬似力覚生成している。
特開2006−65665号公報 特開2016−150294号公報
特許文献1に開示される方法は、モーターの回転動力から錘の直進往復運動の往路と復路の加速度差で直進運動方向に擬似力覚を生成させている。この方法はサイズが大きく、モーターの回転方向と錘の直線運動、更に、モーター質量及びモーターと錘との力の伝達構造部品との力方向の変移による複雑な振動が大きく、しかもコストが高い欠点がある。
特許文献2に開示されている方法は、ボイスコイルモーターの原理の応用で、人に与える擬似力覚が対象であり、大きい力が出せない欠点がある。
円筒カムのカム溝がループされており、前記円筒カムのカム溝をガイドとする円形凸形状を有し、直進往復運動する振動子であって、前期円筒カムが回転する時、前記振動子の直進する加速度と戻りの加速度の差に前記振動子の質量を乗じて力を生成することを特徴とする推力生成装置。
本発明の推力生成装置によれば、円筒カムに連動する振動子の往復直線運動において、振動子の往路と復路の直線上で加速度差が発生するため、円筒カムの回転数や角速度、更に振動子の質量などで推力の調節ができるため、安定した大きな推力生成ができる。
本発明の外観斜視図。 図1での矢視Aから見た上面図。 図2での断面B-Bを表示。 図2での断面C-Cを表示。 図1でのケースのみが縦断面の図(断面指示表示なし)。 本発明のケースと振動子と円筒カムの関係図。 本発明の振動子と円筒カムの組み合わせた斜視図。 図7での縦方向の断面図。 本発明の円筒カムの斜視図。 本発明の円筒カムのカム溝の展開図。 本発明の振動子の運動方向と円筒カムの回転方向の相関図。 本発明の振動子の往復運動距離と円筒カムの回転方向の相関図。 本発明の振動子の1周期と円筒カムの回転角度を表す相関図。 本発明の2種類のカム溝を有する外観図。 本発明の図10とは軸対称のカム溝の展開図。 本発明の円筒カムの回転の加速度を表す図。 本発明の2種類円筒カムと異なる回転方向の相関図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1乃至図9は、本発明の実施の形態における推力生成装置の構成例を示す図である。具体的には、
図1は、本発明の推力生成装置の構成を示す外観斜視図であり、図2は、図1の上面図で後述する断面位置を説明するための上面図であり、図3は、図2のB-B断面図、図4は、図2のC-C断面図、図5は、図1のケースのみを断面表示の斜視図、さらに図6は、ケースと振動子と円筒カムとの関係を示す斜視図を表し、振動子と円筒カムとの相対位置や組立て構成を表す斜視図であり、図7は、円筒カムと振動子の関係を示す斜視図である。
図8は、図7の縦断面図であり、カム溝と振動子に係合されているカムフォロアとの関係を示す。図9は円筒カムの斜視図である。図10は、円筒カムのカム溝の展開図であり、
図11は、推力生成を説明するための円筒カムのカム溝の展開図、更に図12及び図13図は円筒カムの回転に対するカム溝の変位を曲線で表した相関図である。
次に図14乃至図17は、本発明の実施の形態における振動吸収構造を説明するための図であり、図14は振動吸収構成の外観図であり、図15は、図10のおけるカム溝展開形
状が円筒カム軸を中心に上下対称にした形状である。図16は、図13の同様1周期あたりのカム溝の変位曲線を表し、図17は、回転軸が同一である2種類の円筒カムが異なる回転方向を対比した時、力関係をベクトルで表した図である。
図1に於いて、ケース100が左ガイド長穴104と反対側に右ガイド長穴105(図4参照)とケース穴101を有している。ケース100の上面図を図2に示し、図2の断面
B―Bを図3で説明する。図3で、左右のベアリング500は円筒カム300とケース筒部107連結されていて、円筒カム300が回転する時、カム溝310をガイドにカムフォロア250を具備した振動子200は図1の左ガイド長穴104と右ガイド長穴105(図4参照)をガイドに左右に動く。ここで回転アクチュエーター400と円筒カム300が連結されており、回転アクチュエーター400の駆動力で円筒カム300が回転する。
次に図2の断面C―C表示を図4で説明する。図4で、振動子200が左右に動く時、振動子左凸部203と振動子右凸部204がケース100の左ガイド長穴104と右ガイド
長穴105に沿って動く。
図5図は、本発明のケース100のみを断面にした斜視図であり、振動子200に具備された振動左凸部203を分かりやすくしたものである。一方、図6はケース100と振動
子200と円筒カム300との関係の斜視図である。図7は、円筒カム300が矢印方向に回転するときの円筒カム300のカム溝310の関係の外観図である。図7の縦断面斜視図が図8であり、カム溝310と振動子200に具備されたカムフォロア250との関係を示す。ここでカム溝310は、円筒カム300の1回転あたり2周期を図例にしているため、カム溝310に位置が上下同じになっている。
図9は、円筒カム300が一回転したとき、カム溝310が2周期の例の斜視図である。また図10は、カム溝310の展開形状である。ここでt1はカム溝のセンターラインで且つ円筒カム30
0の中心でもある。ここで0°から180°のカム溝310展開形状と180°から360°の展開形状が同じで、振動子200(図9)の直線運動が2往復または偶数の往復となる。
図11は、図10の展開形状を詳しく説明するためのものである。図11に於いて、横軸は、カム溝310を通る振動子200の運動方向と、縦軸が円筒カム300の回転方向を
表す。ここで少なくてもRア311、Rオ312、Rケ313、Rコ314に於いて、例えば、カム溝316からカム溝317に傾きが変わる時、円筒カム300の回転抵抗軽減、即ち振動子200のなめらかな方向
転換のため、緩やかなRオ312が必要になる。同様にカム溝317、カム溝318、カム溝319と、それぞれの関係もRオ312、Rケ313、Rコ314、Rア311が必要になる。
図12は、図11のカム溝310の幅中心を線で表したものであり、振動子200のカムフォロア250の中心の軌跡でもある。ここで振動子200の動く範囲はt0〜t2の間
でt1は中間線である。円筒カム300の回転角度がEの間に於いて、線シ316aの勾配が角加速度を表し、F間の線ソ317aの勾配も同様に角加速度を表す。従ってt0軸に対してなす角度が大きいほど角加速度が大きくなる。ここでα°よりβ°が大きいため、E間よりF間の角加速度が大きい力となる。316aと317aとでは振動子200の進む方向が異なるため、線シ316aと線ソ317aとの角加速度の差が力となって現れる。ここでは一回転あたり2周期として説明となる。
また図12で、円筒カム300の角速度がwからxよりxからyの範囲で、図3の回転アクチュエータ400からのトルクが大きくなるように設定されたとき、β°の角度が大きくなるため、振動子200の加速度が増してより大きな力となる。この場合、円筒カム300の回転速度が一定ではなく、回転速度が遅い(wからx)、早い(xからy)、遅い(yからz)、早い(zからw)を繰り返す。
図13は振動子の運動方向と回転角度の関係を示す。図13に於いて、回転角が0°からu°に変化する時、即ちカム溝310が一周期である時、円筒カム300が一回転する時
において、360°が0°〜u°の角度で割れきれる数字になることが前提となる。
図14はケース100とケース110とを一体化した推力生成装置である。ケース100とケース110との違いは、ケース110の内部に組み込まれている円筒カム600のカ
ム溝610と、円筒カム600の回転方向の違いである。
図15は、図10のカム溝310を円筒カム300の回転軸(180°)を中心に上下の勝手違い溝形状にしたものである。また図16は、図13のX軸を中心に上下の勝手違い
の図である。
図17は、図13と図16を合わせた図、即ち円筒カム300と円筒カム600との組合せで、カム溝310とカム溝610の溝の方向がX軸を中心に上下勝手違いで、且つ円筒カム300と円筒カム600の回転方向が同じ回転数で逆方向となる。ここで円筒カム300と円筒カム600回転軸が同じである。
また、17図でのJ点を始点とするベクトルでは、力b620の垂直分力b621と水平分力b622が発生する。本発明に必要なのは水平分力b622であるため、垂直分力b6
21は振動などのノイズ要因となる。一方、K点を始点とするベクトルでは、力c630の垂直分力c631と水平分力c632が生成され、垂直分力b621と垂直分力c631が打ち消され、振動などのノイズが少なくなる。ここで点Lは、点mと点nの中間位置で、J点とK点位置は、点Lを軸にしての点対称位置。
船舶などのエンジンとして期待される。小型医療機器としては消化器系の器官をカメラ搭載し、ワイヤレスで診察できるエンジンなど。福祉機器としては白杖の代替。アミューズ
メント市場ではゲームコントローラー、バーチャルリアリティ機器など多岐にわたる。
100 ケース
101 ケース穴
102 右ベアリング当て
103 左ベアリング当て
104 左ガイド長穴
105 右ガイド長穴、
107 ケース芯筒部外径
110 第2ケース
200 振動子
203 振動子左凸部
204 振動子右凸部
250 カムフォロア
251 カムフォロア軸
252 カムフォロア回転部
300 円筒カム
302 円筒カム内径面
310 カム溝
311 Rア
311a Rイ
311b Rウ
311c Rエ
312 Rオ
312a Rカ
312b Rキ
312c Rク
315 Rケ
314 Rコ
315 Rサ
316 線シ
316a 線ス
317 線セ
317a 線ソ
318 線タ
318a 線チ
319 線ツ
319a 線テ
400 回転アクチュエーター
401 ホルダー
500 ベアリング
510 ボール
502 サポート
600 第2円筒カム
610 第2円筒カム溝
力b 620
垂直分力b 621
水平分力b 622
力c 630
垂直分力c 631
水平分力c 632

Claims (6)

  1. 円筒カムのカム溝がループされており、前記円筒カムのカム溝をガイドとする円形凸形状を有し、且つ直進往復運動する振動子であって、前期円筒カムが回転する時、前記振動子
    の直進する加速度と戻りの加速度の差に前記振動子の質量を乗じて力を生成することを特徴とする推力生成装置。
  2. 前記推力生成装置の駆動源が前記円筒カムの円筒部と同軸上に構成されることを特徴とする請求項1の推力生成装置。
  3. 前記振動子が、前期円筒カムが1回転あたり少なくとも1往復以上の周期を有する請求項1の前記円筒カム。
  4. 前記円筒カムの前記カム溝の勾配が変わる時、変化がなめらかなR形状を経ることを特徴とする請求項1の推力生成装置。
  5. 前記円筒カムの前記カム溝の勾配が、前記円筒カムに係合さているアクチュエーターのトルクに連動することを特徴とする請求項1の推力生成装置。
  6. 第1の推力生成装置が請求項1の前期推力生成装置であって、第2の推力生成装置が前期円筒カムのカム溝の展開形状が回転軸を中心に対称形状をなす第2の円筒カムを有する時、前記第2の円筒
    カムが、前記第1の推力生成装置の前記円筒カムの回転方向と反対方向の回転を有し、且つ回転数が同じで、更に回転軸が同一あることを特徴とする第1の推力生成装置と第2の推力生成装置が一体化した複合推力生成装置。
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